JP6622859B1 - 燃料供給システム - Google Patents
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Abstract
【課題】燃圧センサの故障が確定する前に、故障可能性を検知することで、エンストや失火を防止することが可能な燃料供給システムを提供する。【解決手段】燃圧センサ53を備える燃料供給システム1であって、燃圧センサ53の故障を検知する故障検知部101を備え、故障検知部101は、目標燃圧に対して第1の所定値だけ乖離した第1閾値と、目標燃圧に対して第1の所定値よりも大きい第2の所定値だけ乖離した第2閾値とを設定する閾値設定部102と、燃圧センサの出力値と目標燃圧との差分の絶対値が、第2閾値と目標燃圧との差分の絶対値を超えた場合に、直ちに故障可能性の検知を行う故障可能性検知部103と、燃圧センサの出力値と目標燃圧との差分の絶対値が、第1閾値と目標燃圧との差分の絶対値を所定時間以上超えた場合に、燃圧センサの故障の確定を行う故障確定部104とを備える。【選択図】図1
Description
本発明は、燃料供給システムに関する。より詳しくは、当該燃料供給システムで用いられる燃圧センサの故障可能性を検知したり故障を確定したりする燃料供給システムに関する。
従来、内燃機関において、燃圧センサにより検出した燃圧の測定値に応じて燃料ポンプをフィードバック制御することがある。このようなフィードバック制御において、燃圧センサが故障したために、燃圧センサの出力値が実際の燃圧(実燃圧)よりも低くなると、実際の燃圧が目標燃圧よりも高く制御されてしまい、燃圧センサの出力値が実際の燃圧(実燃圧)よりも高くなると、実際の燃圧が目標燃圧よりも低く制御されてしまう。
そこで、燃圧センサの故障を検知する技術として、特許文献1は、燃圧フィードバック補正制御量に基づいて燃圧センサの故障判定タイミングを設定し、この故障判定タイミングにおける燃圧センサの出力値と実燃圧値との偏差が所定値以上のときに燃圧センサを異常であると判定する技術を開示している。
しかし、高圧で燃料を供給する燃料供給システムにおいて燃圧センサが用いられる場合、燃圧センサの設定範囲が従来のシステムよりも拡大されるため、燃圧センサが断線・短絡した場合、燃料噴射量の演算に用いられる補正値が過大又は過小となり、故障が確定する前にエンストや失火が発生し、燃料供給システムで用いられる触媒にダメージを与えてしまう恐れがある。
本発明は、燃圧センサの故障が確定する前に、故障可能性を検知することで、エンストや失火を防止することが可能な燃料供給システムを提供することを目的とする。
(1) 本発明に係る燃圧センサ(例えば、後述の「燃圧センサ53」)を備える燃料供給システム(例えば、後述の「燃料供給システム1」)は、燃圧センサの故障を検知する故障検知部(例えば、後述の「故障検知部101」)を備え、前記故障検知部は、目標燃圧に対して第1の所定値だけ乖離した第1閾値と、前記目標燃圧に対して前記第1の所定値よりも大きい第2の所定値だけ乖離した第2閾値とを設定する閾値設定部(例えば、後述の「閾値設定部102」)と、前記燃圧センサの出力値と前記目標燃圧との差分の絶対値が、前記第2閾値と前記目標燃圧との差分の絶対値を超えた場合に、直ちに故障可能性の検知を行う故障可能性検知部(例えば、後述の「故障可能性検知部103」)と、前記燃圧センサの出力値と前記目標燃圧との差分の絶対値が、前記第1閾値と前記目標燃圧との差分の絶対値を所定時間以上超えた場合に、前記燃圧センサの故障の確定を行う故障確定部(例えば、後述の「故障確定部104」)とを備えることを特徴とする。
上記(1)によれば、燃圧センサの設定範囲が、従来よりも拡大される燃料供給システムにおいて燃圧センサが断線・短絡した場合に、燃圧センサの故障が確定する前に、燃圧センサの故障可能性を検知することができ、エンスト・失火が発生することを防止することができる。また、燃圧センサの故障可能性を検知した場合には、第2閾値を目標燃圧に対して設定することにより、過剰な補正を抑制することが可能となる。
(2) (1)に記載の燃料供給システムは、前記故障可能性検知部が故障可能性の検知を行った場合に、燃料演算用の燃圧値を前記第2閾値に変更する燃圧値変更部(例えば、後述の「燃圧値変更部105」)を更に備えてもよい。
上記(2)によれば、燃圧センサの出力値と目標燃圧との差分の絶対値が、第2閾値と目標燃圧との差分の絶対値の差分を超えても、第1閾値と目標燃圧との差分の絶対値を所定時間以上超過しない場合には、燃圧センサの故障を確定させず、フィードバック制御を継続するので、エンスト・失火を防止しながら高圧な燃料ポンプのフィードバック制御をより適切に行うことができる。
本発明によれば、燃圧センサの故障が確定する前に故障可能性を検知することで、エンストや失火を防止することが可能な燃料供給システムを提供することができる。
図1〜図3を参照することにより本実施形態に係る燃料供給システムの構成と動作について説明する。図1は、本実施形態に係る燃料供給システムの全体構成図である。図2は、本実施形態に係る燃料供給システムの動作を示すフローチャートである。図3は、本実施形態に係る燃料供給システムの動作例を示すタイムチャートである。
〔1 発明の構成〕
例えば、従来のシステムである20MPaシステムにおいて、センサフルスケールが0−24MPaの燃圧センサが用いられている一方で、高圧で燃料を供給する燃料供給システムである35MPaシステムにおいて、リリーフ弁が内圧を逃がす基準となるリリーフ圧の高燃圧化に伴いセンサレンジが変更され、センサフルスケールが0−60MPaの燃圧センサが用いられている場合を仮定する。この場合、従来のシステムにおいては、正常時の燃圧センサの出力値が4MPaの所、燃圧センサが断線したために故障した際の燃圧センサの出力値は24MPaとなる可能性があり、燃料補正係数は正常時と比べて最も偏差が大きい場合でも0.4倍にしかならないため、エンストは発生しない。一方、燃料供給システムにおいて、正常時の燃圧センサの出力値が同じく4MPaの所、故障時の燃圧センサの出力値は60MPaとなる可能性があり、燃料補正係数が正常時と比べて最も偏差が大きい場合には0.25倍となるため、燃料値が足りなくなりエンストに至るケースが発生する。
すなわち、高圧で燃料を供給する燃料供給システムにおいては、従来のシステムに比較して、センサフルスケールの広い燃圧センサを用いるために、燃料補正係数が過大又は過小となりエンストが発生することがある。
例えば、従来のシステムである20MPaシステムにおいて、センサフルスケールが0−24MPaの燃圧センサが用いられている一方で、高圧で燃料を供給する燃料供給システムである35MPaシステムにおいて、リリーフ弁が内圧を逃がす基準となるリリーフ圧の高燃圧化に伴いセンサレンジが変更され、センサフルスケールが0−60MPaの燃圧センサが用いられている場合を仮定する。この場合、従来のシステムにおいては、正常時の燃圧センサの出力値が4MPaの所、燃圧センサが断線したために故障した際の燃圧センサの出力値は24MPaとなる可能性があり、燃料補正係数は正常時と比べて最も偏差が大きい場合でも0.4倍にしかならないため、エンストは発生しない。一方、燃料供給システムにおいて、正常時の燃圧センサの出力値が同じく4MPaの所、故障時の燃圧センサの出力値は60MPaとなる可能性があり、燃料補正係数が正常時と比べて最も偏差が大きい場合には0.25倍となるため、燃料値が足りなくなりエンストに至るケースが発生する。
すなわち、高圧で燃料を供給する燃料供給システムにおいては、従来のシステムに比較して、センサフルスケールの広い燃圧センサを用いるために、燃料補正係数が過大又は過小となりエンストが発生することがある。
そこで、本実施形態に係る燃料供給システム1は、図1に示すように、主として、燃料タンク10、フィードポンプ11、高圧燃料ポンプ30、デリバリパイプ51、燃圧センサ53、ECU(電子制御ユニット)100を備え、ECU100は故障検知部101を備える。以下、基本的には、燃料タンク10に貯蔵される燃料の流れに従って燃料供給システム1の構成について説明する。
フィードポンプ11は、燃料タンク10に貯蔵された燃料を高圧燃料ポンプ30に送り出すためのポンプである。フィードポンプ11によって燃料タンク10から導出される燃料は、プレッシャレギュレータ12及び低圧燃料通路21を経由して、高圧燃料ポンプ30に送出される。ここで、プレッシャレギュレータ12とは、低圧燃料通路21を通過する燃料の燃圧を一定に保つための装置である。
高圧燃料ポンプ30は、加圧室31、プランジャ32、カム33、スピル弁34、ソレノイド35、ソレノイドバルブ36を備える。カム33が回転してプランジャ32が加圧室31内を往復運動することにより、加圧室31の容積は増減する。プランジャ32が加圧室31の容積を小さくする方向へ移動することにより、加圧室31内の燃料は高圧に加圧される。
また、低圧燃料通路21と加圧室31との間に設置されたソレノイド35への印加電圧により、ソレノイドバルブ36はスピル弁34を開閉する。プランジャ32が加圧室31の容積を大きくする方向に移動する際に、ソレノイド35への電圧の印加が停止されることにより、スピル弁34は開かれ、低圧燃料通路21と加圧室31とは連通する。一方、プランジャ32が加圧室31の容積を小さくする方向に移動する際に、ソレノイド35に電圧が印加されることにより、スピル弁34は閉じ、低圧燃料通路21と加圧室31とは遮断される。
すなわち、ソレノイド35に電圧を印加したり電圧の印加を停止したりすることで、スピル弁34を開閉することにより、加圧室31内の燃料の圧力を制御することが可能となる。
すなわち、ソレノイド35に電圧を印加したり電圧の印加を停止したりすることで、スピル弁34を開閉することにより、加圧室31内の燃料の圧力を制御することが可能となる。
高圧燃料ポンプ30により高圧化された燃料は、プレッシャレギュレータ37及び高圧燃料通路41を経由して、デリバリパイプ51に送出される。ここで、プレッシャレギュレータ37とは、高圧燃料通路41を通過する燃料の燃圧を一定に保つための装置である。
デリバリパイプ51は、主として、燃料噴射装置52、燃圧センサ53、リリーフバルブ54を備える。燃料噴射装置52は、高圧燃料をエンジン70内に噴射する装置である。燃圧センサ53は、デリバリパイプ51内の燃圧を検知するセンサであり、燃圧センサ53の出力値はECU100に出力される。リリーフバルブ54は、デリバリパイプ51内の圧力が所定値を超えた場合に開かれることで、デリバリパイプ51内の圧力を下げるバルブである。リリーフバルブ54が開かれることにより、燃料通路55に排出された燃料は、燃料通路55を通過するに従い圧力を下げ、燃料タンク10に戻される。
ECU100は、燃圧センサ53等のセンサの検出信号をA/D変換するI/Oインターフェース、各種制御プログラムやデータ等を記憶するRAMやROM、上記プログラムに従って各種演算処理を実行するCPU等で構成されるコンピュータである。ECU100には、以上のようなハードウェア構成によって実現される制御モジュールとして、故障検知部101に含まれる閾値設定部102、故障可能性検知部103、故障確定部104と、燃圧値変更部105とが構成されている。
故障検知部101は、燃圧センサ53の故障を検知する箇所であり、閾値設定部102、故障可能性検知部103、及び故障確定部104を含む。
閾値設定部102は、後述の故障可能性検知部103が故障可能性を検知し、故障確定部104が故障を確定する際に判断基準となる閾値を設定する。より詳細には、閾値設定部102は、目標燃圧に対して第1の所定値だけ乖離した第1閾値と、目標燃圧に対して第1の所定値よりも大きい第2の所定値だけ乖離した第2閾値とを設定する。
なお、第1閾値は目標燃圧に対して第1の所定値を加算した値でもよく、目標燃圧から第1の所定値を減算した値でもよい。同様に、第2閾値は目標燃圧に対して第2の所定値を加算した値でもよく、目標燃圧から第2の所定値を減算した値でもよい。
なお、第1閾値は目標燃圧に対して第1の所定値を加算した値でもよく、目標燃圧から第1の所定値を減算した値でもよい。同様に、第2閾値は目標燃圧に対して第2の所定値を加算した値でもよく、目標燃圧から第2の所定値を減算した値でもよい。
故障可能性検知部103は、燃圧センサ53の出力値と目標燃圧との差分の絶対値が、第2閾値と目標燃圧との差分の絶対値を超えた場合に、直ちに故障可能性の検知を行う。より詳細には、第2閾値が目標燃圧よりも高い値である場合には、故障可能性検知部103は、燃圧センサ53の出力値が第2閾値を超えた時点で、直ちに燃圧センサ53の故障可能性の検知を行う。一方、第2閾値が目標燃圧よりも低い値である場合には、故障可能性検知部103は、燃圧センサ53の出力値が第2閾値を下回った時点で、直ちに燃圧センサ53の故障可能性の検知を行う。
故障確定部104は、燃圧センサ53の出力値と目標燃圧との差分の絶対値が、第1閾値と目標燃圧との差分の絶対値を所定時間以上超えた場合に、燃圧センサ53の故障の確定を行う。より詳細には、第1閾値が目標燃圧よりも高い値である場合には、故障確定部104は、燃圧センサ53の出力値が第1閾値を超えた状態が所定時間以上続いた時点で、燃圧センサ53の故障を確定する。一方、第1閾値が目標燃圧よりも低い値である場合には、故障確定部104は、燃圧センサ53の出力値が第1閾値を下回った状態が所定時間以上続いた時点で、燃圧センサ53の故障を確定する。
燃圧値変更部105は、故障可能性検知部103によって燃圧センサ53の故障可能性の検知がされた場合に、燃料演算用の燃圧値を第2閾値に変更する。これにより、燃料演算のための補正値が過大又は過小となることが防止される。また、燃圧値変更部105は、故障確定部104によって燃圧センサ53の故障が確定された場合に、燃料演算用の燃圧値を固定値に変更する。
燃料供給システム1は、上記の構成を有することにより、燃圧センサ53の故障が確定する前に、燃圧センサ53の故障可能性を検知することができ、エンスト・失火が発生することを防止することができる。また、燃料供給システム1は、燃圧センサ53の故障可能性を検知した場合には、第2閾値を目標燃圧に対して設定することにより、過剰な補正を抑制することが可能となる。
〔2 燃料供給システムの動作〕
図2は、本実施形態に係る燃料供給システム1の動作を示すフローチャートである。以下、図2を参照することにより燃料供給システム1の動作について説明する。
図2は、本実施形態に係る燃料供給システム1の動作を示すフローチャートである。以下、図2を参照することにより燃料供給システム1の動作について説明する。
ステップS1において、出力値と目標差圧との差分の絶対値が、第1閾値と目標差圧との差分の絶対値よりも大きい場合(S1:YES)には、処理はステップS2に移行する。一方、出力値と目標差圧の差分の絶対値が、第1閾値と目標差圧との差分の絶対値以下の場合(S1:NO)には、処理はステップS1に移行する。
ステップS2において、燃圧センサ53の故障を確定するために用いられるオンボードのタイマがカウントを開始する。
ステップS3において、タイマによって所定時間が経過したことがカウントされた場合(S3:YES)には、処理はステップS4に移行する。タイマによって未だ所定時間が経過したことがカウントされていない場合(S3:NO)には、処理はステップS7に移行する。
ステップS4において、故障確定部104は、燃圧センサ53の故障を確定する。
ステップS5において、ECU100は、高圧燃料ポンプ30へのフィードバック制御を停止する。
ステップS5において、ECU100は、高圧燃料ポンプ30へのフィードバック制御を停止する。
ステップS6において、燃圧値変更部105は、燃料噴射量の補正等で用いられる燃圧値を固定値に変更する。
ステップS7において、出力値と目標差圧との差分の絶対値が、第2閾値と目標差圧との差分の絶対値よりも大きい場合(S7:YES)には、処理はステップS8に移行する。一方、出力値と目標差圧との差分の絶対値が、第2閾値と目標差圧との差分の絶対値以下の場合(S7:NO)には、処理はステップS3に移行する。
ステップS8において、故障可能性検知部103は、燃圧センサ53の故障可能性を検知する。
ステップS9において、燃圧値変更部105は、燃料噴射量の補正等で用いられる燃圧値を第2閾値に変更する。
図3は、本実施形態に係る燃料供給システム1の各制御値の変遷を示すタイムチャートである。以下、図3を参照することにより、燃料供給システム1における各々の値の変化について説明する。なお、図3においては、簡略化のため、第1閾値及び第2閾値が共に目標燃圧よりも高い場合を図示するが、本発明の実施形態はこれには限定されない。
図3に示す例においては、オンボードで故障を検知するクライテリアとしての第1閾値は、目標燃圧に5MPaを加算した値とする。また燃圧センサ53の故障確定に先行するアクションに用いる第2閾値は、目標燃圧に20MPaを加算した値とする。なお、これらの値はあくまで一例であって、これらには限定されない。
時刻t1までは、燃圧センサ53は壊れておらず、高圧燃料ポンプ30のフィードバック制御をすることにより、燃圧センサ53の出力値(実燃圧)と目標燃圧とは一致している。
時刻t1において、燃圧センサ53に故障が発生したことにより、燃圧センサ53の出力値は、目標燃圧から乖離し、目標燃圧の変化の勾配よりも高い勾配で上昇する。
時刻t2において、出力値は第1閾値を超える。これと同時に、オンボードの故障確定タイマはカウントをスタートする。
時刻t3において、出力値は第2閾値を超える。これと同時に、燃圧値変更部105は、燃料噴射量の補正等に用いられる燃圧値を第2閾値に変更する。第2閾値は時間経過に伴って目標燃圧と共に変化するため、ここでの燃圧値もそれに伴って変化する。
時刻t4において、タイマがカウントをスタートしてから所定時間(t4−t2)経過したことをもって、故障確定部104は燃圧センサ53の故障を確定する。それと共に、ECT100は高圧燃料ポンプ30のフィードバック制御を停止し、燃圧値変更部105は、燃料噴射量の補正等に用いられる燃圧値を固定値、例えば0.4MPaに変更する。なお、この値はあくまで一例であって、これには限定されない。
本実施形態に係る燃料供給システム1によれば、以下の効果を奏する。
(1) 燃圧センサ53の設定範囲が従来よりも拡大される燃料供給システム1において、燃圧センサ53が断線・短絡した場合に、燃圧センサ53の故障が確定する前に燃圧センサ53の故障可能性を検知することができ、エンスト・失火が発生することを防止することができる。また、故障可能性を検知した場合には、第2閾値を目標燃圧に対して設定することにより、過剰な補正を抑制することが可能となる。
(1) 燃圧センサ53の設定範囲が従来よりも拡大される燃料供給システム1において、燃圧センサ53が断線・短絡した場合に、燃圧センサ53の故障が確定する前に燃圧センサ53の故障可能性を検知することができ、エンスト・失火が発生することを防止することができる。また、故障可能性を検知した場合には、第2閾値を目標燃圧に対して設定することにより、過剰な補正を抑制することが可能となる。
(2) 燃圧センサ53の出力値が第2閾値を超えても第1閾値を所定時間以上超過しない場合には、燃圧センサ53の故障を確定させず、フィードバック制御を継続するので、エンスト・失火を防止しながら高圧燃料ポンプ30のフィードバック制御をより適切に行うことができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限らない。本発明の趣旨の範囲内で、細部の構成を適宜変更してもよい。
1 燃料供給システム
10 燃料タンク
11 フィードポンプ
30 高圧燃料ポンプ
51 デリバリパイプ
53 燃圧センサ
54 リリーフバルブ
70 エンジン
100 ECU
101 故障検知部
102 閾値設定部
103 故障可能性検知部
104 故障確定部
105 燃圧値変更部
10 燃料タンク
11 フィードポンプ
30 高圧燃料ポンプ
51 デリバリパイプ
53 燃圧センサ
54 リリーフバルブ
70 エンジン
100 ECU
101 故障検知部
102 閾値設定部
103 故障可能性検知部
104 故障確定部
105 燃圧値変更部
Claims (2)
- 燃圧センサを備える燃料供給システムであって、
燃圧センサの故障を検知する故障検知部を備え、
前記故障検知部は、
目標燃圧に対して第1の所定値だけ乖離した第1閾値と、前記目標燃圧に対して前記第1の所定値よりも大きい第2の所定値だけ乖離した第2閾値とを設定する閾値設定部と、
前記燃圧センサの出力値と前記目標燃圧との差分の絶対値が、前記第2閾値と前記目標燃圧との差分の絶対値を超えた場合に、直ちに故障可能性の検知を行う故障可能性検知部と、
前記燃圧センサの出力値と前記目標燃圧との差分の絶対値が、前記第1閾値と前記目標燃圧との差分の絶対値を所定時間以上超えた場合に、前記燃圧センサの故障の確定を行う故障確定部とを備える、燃料供給システム。 - 前記故障可能性検知部が故障可能性の検知を行った場合に、燃料演算用の燃圧値を前記第2閾値に変更する燃圧値変更部を更に備える、請求項1に記載の燃料供給システム。
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