JP6621393B2 - デオドラントスプレー - Google Patents

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Description

本発明は、エアゾール容器内に充填されたデオドラント組成物を噴射するデオドラントスプレーに関する。
一般に、人体の腋の汗臭等の臭いケアをするために、デオドラント組成物を塗布するものが汎用されている。
デオドラント組成物は、エアゾールスプレー(霧状)、ミスト(微細な水滴状)、ロールオン(液状)、スティック(固形状)、クリーム状等の様々な剤型で提供されている。様々な剤型のうち、手を汚すことが無いため衛生的で、簡単な操作で塗布できるので簡便性に優れ、しかもべたつきが少ない等の様々な利点を有するエアゾールスプレー剤型が最も普及している(例えば、特許文献1−3参照。)。
また、エアゾールスプレー剤型において、制汗効果、殺菌効果等の様々なデオドラント効果を持続させる様々なデオドラント組成物が特許文献4−7に開示されている。
特開平11−228943号公報 特開平11−236083号公報 特開2004−331517号公報 特開平10−158138号公報 特開2004−292446号公報 特開2014−129258号公報 特開2016−000719号公報
しかしながら、上記特許文献1では、人体の腋にデオドラント組成物を噴射するときに、腕を下ろし、腋をやや開いた状態で使用する際は、エアゾール容器を横倒し姿勢にして使用する必要がある。このような使用方法では、使い難く、しかも、横倒し姿勢にすることによってエアゾール容器内のデオドラント組成物が噴出されにくくなるという問題がある。一方、エアゾール容器を正立状態で使用する際には、腕を肩より上に持ち上げて腋を大きく開く必要があり、人前での使用が恥ずかしくなることが懸念される。
また、上記特許文献2では、デオドラント組成物を噴射するノズルそのものを傾動させるように押圧操作する必要があり、しかも、前記ノズルが傾くためにデオドラント組成物の噴射先を使用者が把握しにくいという問題がある。このため、例えば人体の腋にデオドラント組成物を噴射するときに、腋の狙った位置にデオドラント組成物を吹き付けにくいことが懸念される。
また、上記特許文献3では、デオドラント組成物を噴射するときに、片方の手でガイド容器を支えたままで当該片方の手でエアゾール容器の底を押圧操作する必要があるために、噴霧時に無理な体勢となるという問題がある。
更に、上記特許文献4〜7に係るデオドラント組成物をエアゾールスプレー剤型で噴射させる場合、噴射物の舞い散りが多いことが懸念される。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、デオドラント組成物を上方へ噴射する定量バルブを備え、噴射の際の使用に関する諸問題を解消するデオドラントスプレーの提供を主たる目的とする。
また、本発明は噴射するデオドラント組成物中に含まれる噴射剤の質量割合を調整することにより、舞い散りを抑制することが可能なデオドラントスプレーの提供を他の目的とする。
上記課題を解決するため、本願記載のデオドラントスプレーは、エアゾール容器内に充填されたデオドラント組成物を噴射するデオドラントスプレーであって、上記エアゾール容器は、操作を受け付ける操作部と、上記操作部が受け付けた1回の操作に応答して、所定量の上記デオドラント組成物を噴射する定量バルブと、上記定量バルブから噴射された上記デオドラント組成物を上方へ向けて噴射するノズルとを備え、上記デオドラント組成物は、(A)制汗剤、(B)殺菌剤、(C)分岐型脂肪酸エステル油及び(D)エタノールを含有する(X)液状組成物と、液化石油ガスからなる(Y)噴射剤とを含み、上記(X)液状組成物と、上記(Y)噴射剤との質量比(X/Y)が、1を超え、2.5未満であることを特徴とする。
また、上記デオドラントスプレーにおいて、上記(C)分岐型脂肪酸エステル油は、分岐脂肪酸と多価アルコールとのエステル油、及び直鎖脂肪酸と分岐アルコールとのエステル油のうち少なくとも一方のエステル油を含むことを特徴とする。
また、上記デオドラントスプレーにおいて、上記(C)分岐型脂肪酸エステル油は、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル及びパルミチン酸2−エチルヘキシルのうち少なくとも一方を含むことを特徴とする。
また、上記デオドラントスプレーにおいて、上記(C)分岐型脂肪酸エステル油の含有量は、上記(X)液状組成物100質量%中で、0.5〜15質量%であることを特徴とする。
また、上記デオドラントスプレーにおいて、上記定量バルブが1回の操作に応答して噴射する所定量は、0.05〜1mLであることを特徴とする。
また、上記デオドラントスプレーにおいて、腋用であることを特徴とする。
本願記載のデオドラントスプレーは、上方へデオドラント組成物を噴射することで使用性を向上させ、しかも液状組成物と噴射剤との質量比が1を超え2.5未満であるので舞い散りがなく噴射性を安定させることができる。
本願記載のデオドラントスプレーは、上方へデオドラント組成物を噴射する。これにより、エアゾール容器を必ずしも横倒し姿勢にする必要が無い、腋に使用する場合は腋を少し開くだけで噴射塗布することが可能、腋の狙った位置に容易に噴射塗布することが可能、操作が容易、無理な姿勢を取る必要が無い等の使用性を向上させることが可能である。また、本願記載のデオドラントスプレーは、携帯性に優れることから、外出先で容易に汗臭等の臭いケアを行うことが可能である。
さらに、本願記載のデオドラントスプレーは、液状組成物と噴射剤との質量比が1を超え2.5未満であるので、上方へデオドラント組成物を噴射する場合にデオドラント組成物の舞い散りを抑制することができ、目的とする塗布部位に的確に適量を噴射塗布することができる。加えて、噴射塗布後のヌルつき感がなく、優れたデオドラント効果を持続させることができるという効果を奏する。
本発明に係るデオドラントスプレーの一例を示す外観斜視図である。 本発明に係るデオドラントスプレーの一例を示す外観斜視図である。 本発明に係るデオドラントスプレーが備えるアクチュエータの一例を示す概略外観図である。 本発明に係るデオドラントスプレーの一例を示す概略側断面図である。 本発明に係るデオドラントスプレーの一例を示す概略側断面図である。 本発明に係るデオドラントスプレーの一例を示す概略側断面図である。 本発明に係るデオドラントスプレーの一例を示す概略側断面図である。 本発明に係るデオドラントスプレーが備えるエアゾール容器の定量バルブの一例を示す概略側断面図である。 本発明に係るデオドラントスプレーが備えるエアゾール容器の定量バルブの一例を示す概略側断面図である。 本発明に係るデオドラントスプレーの使用時の持ち方の一例を示す説明図である。 本発明に係るデオドラントスプレーの使用時の持ち方の一例を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具現化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
<デオドラントスプレー>
図1及び図2は、本発明に係るデオドラントスプレーの一例を示す外観斜視図である。図1及び図2は、本発明の実施形態の一例として、携帯型のデオドラントスプレー1の全体を示している。デオドラントスプレー1は、エアゾール容器2及びアクチュエータ3を備えている。
エアゾール容器2は、有底円筒状に形成されており、上底側が開口部となっており、開口部には後述する定量バルブ21(図4〜図9等参照)が装着されている。定量バルブ21は、1回の開弁によりエアゾール容器2内のデオドラント組成物を一定量だけ噴射し、定量バルブ21から噴射されたデオドラント組成物は、ノズル31からデオドラントスプレー1の上方へ向けて噴射される。また、エアゾール容器2の内部には、デオドラント組成物及び噴射剤(LPG:液化石油ガス)が収容されている。エアゾール容器2の上端にはアクチュエータ3が取り付けられている。
図3は、本発明に係るデオドラントスプレー1が備えるアクチュエータ3の一例を示す概略外観図である。図3(a)は、正面図、図3(b)は、背面図、図3(c)は、右側面図、図3(d)は、平面図、図3(e)は、底面図である。アクチュエータ3は、ノズル31、操作レバー32及び保護カバー33を備えている。
ノズル31は、上方へ向けて突出した円筒状をなし、上端には噴射口31aが穿設されている。
操作レバー32は、ノズル31の下方に配設され、平面視偏円形状(鶏卵状)をなし、ノズル31が挿通される平面視長円形状の挿通孔32aが開設されている。また、操作レバー32の前後方向の側断面は、直角三角形状をなしており、操作しない状態において、直角を構成する一辺が水平方向、他辺が垂直方向となるように配設されており、挿通孔32aは、斜辺に係る面に穿設されている。更に、操作レバー32の斜辺に係る面、即ち上面は、前述のように平面視偏円形状をなし、挿通孔32aが開設された中心近傍より周縁側となる高い位置は、使用者の操作を受け付ける指掛け操作部32bとして機能する操作面となっている。
保護カバー33は、円環状の枠部33aと、枠部33aから突出する保護壁33bとを一体成形して構成されている。円環状の枠部33aは、ノズル31及び操作レバー32の周囲を囲うようにエアゾール容器2の上端に装着されている。保護壁33bは、エアゾール容器2の円周に沿って突出しており、ノズル31及び操作レバー32の両側部を保護している。
なお、操作レバー32は、斜辺に係る面(上面)の上端側が自由端となり、下端側が固定端となるように、下端側が保護カバー33の内周に揺動自在に連結されている。操作レバー32と保護カバー33との連結部分は、例えば、インテグラルヒンジとして形成された支持部32cとなっており、操作レバー32は、支持部32cを支点として下方へ傾動(揺動)可能に保護カバー33に支持されている。
そして、使用者が操作レバー32の上面に位置する指掛け操作部32bに指を当接し、下方へ向けて押下操作することにより、操作レバー32は、支持部32cを揺動軸として、下方へ傾動(揺動)する。操作レバー32の傾動により、エアゾール容器2内のデオドラント組成物がノズル31から上方へ向けて噴射される。
図4乃至図7は、本発明に係るデオドラントスプレー1の一例を示す概略側断面図である。図4及び図5は、デオドラントスプレー1上部のアクチュエータ3が備える操作レバー32に対して押下操作をしていない状態を示しており、図6及び図7は、押下操作した状態について示している。また、図4及び図6は、図3(a)の正面図に示すA−A方向についてのエアゾール容器2及びアクチュエータ3の側断面を示しており、図5及び図7は、B−B方向についてのエアゾール容器2及びアクチュエータ3の側断面を示している。
アクチュエータ3等の機構について更に詳述する。ノズル31は、エアゾール容器2内のデオドラント組成物を当該エアゾール容器2の中心軸線に沿わせて上方へ噴射するものであって、定量バルブ21のステム21dに取り付けられている。ステム21dから噴射されたエアゾール容器2の内容物は、ノズル31を通って、噴射口31aから上方へ向けて噴射される。
ノズル31は、台座部31bに、先端に噴射口31aが穿設された円筒状の突出管31cを設けた構成である。台座部31bは、押下された操作レバー32からの押圧を受ける被圧片31dを両側部に備え、下方には、バルブのステム21dを差し込む差込孔31eが設けられている。差込孔31e、突出管31c及び噴射口31aは連通しており、エアゾール容器2内のデオドラント組成物は、ステム21dから差込孔31e及び突出管31cを通って、噴射口31aから外部上方へ向けて噴射される。
操作レバー32の下部は、ノズル31の台座部31bを覆うような形状に形成されており、被圧片31dに当接する当接体32dが形成されている。当接体32dには、下方に向かって二股に分かれた一対の係合片32eが形成されており、ノズル31の台座部31bの被圧片31dが一対の係合片32eの間に挟まれるようにして、当接体32dは被圧片31dと係合する。なお、当接体32dは、ノズル31の台座部31bの両側部に設けられた被圧片31dの双方に係合するように2箇所形成されている。
以上のように構成された操作レバー32において、指掛け操作部32bが押下操作を受けた場合、操作レバー32が支持部32cを軸として下方へ傾動する。操作レバー32が下方へ傾動することにより、当接体32dがノズル31の被圧片31dに当接し、更に当接体32dが被圧片31dに係合しながらノズル31の台座部31bを下方へ押圧する。ノズル31の台座部31bが押圧により下方へ変位することにより、台座部31bの下方のステム21dがエアゾール容器2の底側へ押し下げられる。これにより、ステム21dがエアゾール容器2の底側へ変位する。
このように、指掛け操作部32bを押下操作することにより、ステム21dが押し下げられるので、定量バルブ21が開弁状態になる。
定量バルブ21が開弁状態となることにより、エアゾール容器2内に充填されている噴射剤の圧力でもってデオドラント組成物がステム21dの内部流路を経て外側に一定量噴射されるようになる。このデオドラント組成物の噴射方向は、エアゾール容器2の中心軸線と平行となる上方向となる。
エアゾール容器2が備える定量バルブ21自体は、公知の構成であり様々な形態で実現可能であるので詳細な説明を割愛するが、その一形態について簡単に説明する。図8及び図9は、本発明に係るデオドラントスプレー1が備えるエアゾール容器2の定量バルブ21の一例を示す概略側断面図である。図8は、操作レバー32が押下操作されていない状態を示しており、図9は、操作レバー32が押下操作されステム21dが押し下げられた状態を示している。
定量バルブ21は、マウンテンカップ21a、ハウジング21b、シールドスリーブ21c、ステム21d、付勢部材としてのコイルスプリング21e、チューブ21f、ステムシール21g、ガスケット21hを備えている。
定量バルブ21は、マウンテンカップ21aをエアゾール容器2の開口部側に嵌合することによって、エアゾール容器2に装着される。
ステム21dが押し下げられていない自然状態では、ステム21dが圧縮状態とされているコイルスプリング21eの弾性復元力(弾性伸張力)により上方に配置されることにより閉弁状態になっている。
このステム21dがコイルスプリング21eの弾性伸張力に抗して押し下げられると、ハウジング21b内の定量室21iとステム21dの内部流路(径方向孔21j及び軸方向孔21k)とが連通することになって定量室21i内の噴射剤の圧力によりデオドラント組成物がステム21dの内部流路(径方向孔21j及び軸方向孔21k)を経て上向きに外側へ噴射される開弁状態になる。チューブ21fの先端開口は、エアゾール容器2の底面付近に配置されている。
そして、前記ステム21dの押し下げが解除されると、コイルスプリング21eの弾性伸張力とエアゾール容器2内の噴射剤の圧力とでもってエアゾール容器2内のデオドラント組成物及び噴射剤が定量室21iに充填されるようになる。
<デオドラントスプレーの使用方法>
次に、デオドラントスプレー1の使用方法について説明する。
前述のように、操作レバー32の上面に形成された指掛け操作部32bを、使用者が親指で押下操作すると、操作レバー32がノズル31を下方へ押圧し、ステム21dが押し下げられる。このとき、指掛け操作部32bによる押し下げ力は、指掛け操作部32bによる梃子の原理により比較的小さくて済むようになっている。つまり、操作レバー32は、指掛け操作部32bを力点とし、支持部32cを支点とし、台座部31bを作用点とする梃子として機能する。
そして、操作レバー32が下方の停止位置まで押下されると、操作レバー32の押下が停止位置で停止し、この時、定量バルブ21が全開状態になる。
これにより、ステム21dがコイルスプリング21eの弾性伸張力に抗して押し下げられるので、定量室21iとステム21dの内部流路(径方向孔21j及び軸方向孔21k)とが連通することになって開弁状態になる。
これにより、定量室21i内に充填されている噴射剤の圧力でもってデオドラント組成物がステム21dの内部流路(径方向孔21j及び軸方向孔21k)を経て上方へ噴射されるようになる。このデオドラント組成物の噴射方向は、エアゾール容器2の中心軸線と平行となるような向きになる。
このような特徴構成を有するデオドラントスプレー1において、エアゾール容器2の外径寸法はφ20mm〜φ45mm、好ましくはφ20mm〜φ35mmに設定される。また、エアゾール容器2の全長寸法は、45mm〜150mm、好ましくは60mm〜140mm、より好ましくは75mm〜130mmに設定される。さらに、エアゾール容器2の容量については、5mL〜150mL、好ましくは10mL〜100mL、より好ましくは10mL〜60mLに設定される。
図10は、本発明に係るデオドラントスプレー1の使用時の持ち方の一例を示す説明図である。図11は、本発明に係るデオドラントスプレー1の使用方法の一例を示す説明図である。前述のように、エアゾール容器2の外径寸法及び全長寸法を特定した場合には、例えば図10に示すように、当該エアゾール容器2の外周面に使用者が一方の手の親指以外の4本指(人差し指、中指、薬指、小指)または親指と小指以外の3本指(人差し指、中指、薬指)を巻き付けるようにしたうえで、前記一方の手の親指を指掛け操作部32bに対して上方から当接させる動作が比較的容易に行えるようになる。
特に、この実施形態では、指掛け操作部32bの上面が斜め上向きに傾斜していることから、エアゾール容器2を親指以外の4本の指で握った状態で指掛け操作部32bに親指を当接しやすくなるとともに、当該指掛け操作部32bを押し下げやすくなる。これにより、使用者の握力が比較的弱い場合であっても、デオドラントスプレー1の噴射操作が比較的容易に行えるようになる。
このようにエアゾール容器2を持つ場合の使用者の手の動きは無理な動きにならずに自然な動きになるので、エアゾール容器2の取り扱いが比較的容易に行えるようになる。
デオドラントスプレー1を使用してデオドラント組成物を人体の腋に吹き付ける場合においては、エアゾール容器2のノズル31を上向きにしてから人体の他方の腕側の腋の下に差し入れる。そして、ノズル31を腋の下に差し入れた状態で指掛け操作部32bを押し下げることにより、当該ノズル31から上方へ噴射されるデオドラント組成物が前記腋に向けて吹き付けられる。
具体的に、まず、図10に示すように、ノズル31の突出管31cを上向きにした姿勢のエアゾール容器2を前記使用者の一方の腕の親指以外の4本指または親指と小指以外の3本指で握って肘から下を胴体に対して横切らせるように曲げる一方で、図11に示すように、使用者の他方の腕を下げたまま胴体から離して腋の下を開くことにより、当該胴体の一側と前記他方の腕とを正面視で逆さV字形に形付けるようにし、前記他方の腕側の腋の下にノズル31の突出管31cを差し入れるようにする。
このようにしてから、前記一方の腕の親指で指掛け操作部32bを押し下げ操作することにより、定量バルブ21を開いてエアゾール容器2内のデオドラント組成物を前記腋に向けて噴射させるようにする。
このように、デオドラントスプレー1を使用するにあたって、使用者の前記他方の腕を下げたまま、つまり肩より上に持ち上げずに腋を少し開いた状態にしておいて、当該使用者の前記一方腕の手でエアゾール容器2を握って、ノズル31の突出管31cを前記他方の腕側の腋の下から差し入れるようにして、指掛け操作部32bを前記一方の手の親指で押し下げ操作するようにしている。
このような使用の過程では、使用者が両方の腕及び手を無理に動かすことなく自然な状態で動かすことにより、エアゾール容器2を前記他方の手の前記4本指または前記3本指で包むように握ることが可能になるとともに、デオドラント組成物の噴射先を使用者の一方腕側の腋へ向けやすくなる。
このようなことから、一方腕を肩より上に持ち上げてデオドラントスプレー1を使用する場合に比べると、デオドラントスプレー1を使用する行為を容易に行えるようになるとともに、恥ずかしくなりにくいので、人目を気にすることなく使用しやすくなる。
また、定量バルブ21を用いているため、1回の操作(プッシュ)による噴射時間が限られているため、デオドラント組成物を噴射する際に発生する音を短時間で、かつ小さくなるように抑制することができる。従って、他人に気付かれ難く、また、あまり恥ずかしさを感じることなく使用することができる。
<デオドラント組成物>
次に、エアゾール容器内に充填されるデオドラント組成物について説明する。デオドラント組成物は、液状組成物及び噴射剤の混合物が用いられる。液状組成物と噴射剤との質量比(液状組成物/噴射剤)は、1を超え、2.5未満である。液状組成物は、制汗剤、殺菌剤、分岐型脂肪酸エステル油及びエタノールを含有する。また、噴射剤は、液化石油ガス(LPG)からなる。
なお、本明細書において、上記制汗剤を「成分(A)」、上記殺菌剤を「成分(B)」、上記分岐型脂肪酸エステル油を「成分(C)」、上記エタノールを「成分(D)」と称する場合がある。
以下、液状組成物に用いられる各成分の詳細を説明する。
[成分(A):制汗剤]
上記成分(A)は、制汗剤である。本発明では、成分(A)を用いることにより、優れた制汗効果を発揮させ、デオドラント効果を持続させることが可能となる。
具体的な成分(A)としては、例えば、塩化アルミニウム、硫酸アルミニウムカリウム、硫酸アルミニウム、酢酸アルミニウム、クロルヒドロキシアルミニウム、アラントインクロルヒドロキシアルミニウム、フェノールスルホン酸アルミニウム、アクリル樹脂被覆アルミニウム末、アラントインジヒドロキシアルミニウム、アルミニウム末、イソステアリン酸アルミニウム、オクテニルコハク酸トウモロコシデンプンアルミニウム、含硫ケイ酸アルミニウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、酸化アルミニウム、ジミリスチン酸アルミニウム、水酸化アルミニウム、ステアリン酸アルミニウム、ケイ酸アルミニウム、ミリスチン酸アルミニウム、硫酸アルミニウムアンモニウム、リン酸ジセチルアルミニウム等のアルミニウム化合物;パラフェノールスルホン酸亜鉛、硫酸亜鉛、酸化亜鉛、塩化亜鉛、炭酸亜鉛、グルコン酸亜鉛、ステアリン酸亜鉛、ウンデシレン酸亜鉛、パルミチン酸亜鉛、ピリチオン亜鉛、ミリスチン酸亜鉛、ラウリン酸亜鉛等の亜鉛化合物;クロルヒドロキシジルコニウム、酸化ジルコニウム等のジルコニウム化合物などが挙げられる。成分(A)は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を適宜組み合わせて用いてもよい。
上記成分(A)の含有量は、所望の効果が十分に発揮されるのであれば特に限定されないが、優れた制汗効果を発揮させ、デオドラント効果を持続させる観点から、液状組成物100質量%中、0.01〜3質量%であることが好ましく、0.05〜2質量%であることがより好ましい。なお、上記成分(A)の含有量は、液状組成物中に配合される全ての成分(A)の含有量の合計量である。
[成分(B):殺菌剤]
上記成分(B)は、殺菌剤である。本発明では、成分(B)を用いることにより、優れた殺菌効果を発揮させ、デオドラント効果を持続させることが可能となる。
具体的な成分(B)としては、例えば、イソプロピルメチルフェノール、グルコン酸クロルヘキシジン、トリクロサン、トリクロロカルバニリド、ハロカルバン、フェノキシエタノール、サリチル酸、サリチル酸ナトリウム、サリチル酸メチル、サリチル酸グリコール、アセチルサリチル酸等のフェノール誘導体;塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化セチルピリジニウム等の4級アンモニウム塩;感光素101号、感光素201号、感光素401号等の感光素;ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、塩化アルキルジアミノエチルグリシン液、茶エキス、ヒノキチオールなどが挙げられる。成分(B)は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を適宜組み合わせて用いてもよい。
上記成分(B)の含有量は、所望の効果が十分に発揮されるのであれば特に限定されないが、優れた殺菌効果を発揮させ、デオドラント効果を持続させる観点から、液状組成物100質量%中、0.005〜3質量%であることが好ましく、0.01〜1.5質量%であることがより好ましい。なお、上記成分(B)の含有量は、液状組成物中に配合される全ての成分(B)の含有量の合計量である。
[成分(C):分岐型脂肪酸エステル油]
上記成分(C)は、分岐型脂肪酸エステル油である。本発明では、成分(C)を用いることにより、噴射時の舞い散りを抑制し、目的とする塗布部位に的確に適量を塗布できることから、優れたデオドラント効果を持続させることが可能となる。
上記成分(C)としては、例えば、分岐脂肪酸と多価アルコールとのエステル油、分岐脂肪酸と直鎖アルコールとのエステル油、直鎖脂肪酸と分岐アルコールとのエステル油、分岐脂肪酸と分岐アルコールとのエステル油などが挙げられる。成分(C)は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を適宜組み合わせて用いてもよい。
具体的な分岐脂肪酸と多価アルコールとのエステル油としては、例えば、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、トリイソパルミチン酸グリセリル、トリ2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトールなどが挙げられる。
具体的な分岐脂肪酸と直鎖アルコールとのエステル油としては、例えば、2−エチルヘキサン酸セチル、2−エチルヘキサン酸セトステアリル、2−エチルヘキサン酸ステアリルなどが挙げられる。
具体的な直鎖脂肪酸と分岐アルコールとのエステル油としては、例えば、ミリスチン酸イソセチル、ミリスチン酸イソステアリル、ミリスチン酸2−オクチルドデシル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、パルミチン酸イソセチル、パルミチン酸イソステアリル、ステアリン酸2−エチルヘキシル、ステアリン酸イソセチルなどが挙げられる。
本発明においては、上記した成分(C)の中でも、噴射時の舞い散りを更に抑制し、格段に優れたデオドラント効果を持続させる観点から、分岐脂肪酸と多価アルコールとのエステル油、及び直鎖脂肪酸と分岐アルコールとのエステル油のうち少なくとも1方のエステル油を含むことが好ましく、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル及びパルミチン酸2−エチルヘキシルのうち少なくとも1方を含むことがより好ましい。
上記成分(C)の含有量は、所望の効果が十分に発揮されるのであれば特に限定されないが、噴射時の舞い散りを抑制する観点、及び優れたデオドラント効果を持続させる観点から、液状組成物100質量%中、0.5〜15質量%であることが好ましく、0.7〜10質量%であることがより好ましい。なお、上記成分(C)の含有量は、液状組成物中に配合される全ての成分(C)の含有量の合計量である。
[成分(D):エタノール]
上記成分(D)は、エタノールである。本発明では、成分(D)を用いることにより、ヌルつき感のない、優れたデオドラント効果を付与することが可能となる。
上記成分(D)の含有量は、所望の効果が十分に発揮されるのであれば特に限定されないが、ヌルつき感のない、優れたデオドラント効果を付与する観点から、液状組成物100質量%中、50〜99.7質量%であることが好ましく、70〜99.5質量%であることがより好ましい。
また、上記液状組成物には、必要に応じて冷感剤を含有していても良い。具体的な冷感剤としては、例えば、l−メントール、メンチルグリセリルエーテル、メンチルラクテート、1−メンチル−3−ヒドロキシブチレート、dl−カンファ、オイゲノール、メントン、ミント、サリチル酸メンチル、ユーカリ油などが挙げられる。
また、上記液状組成物には、上記した成分の他に通常化粧料に用いられる公知の成分を配合することもできる。例えば、シリコーン油、不溶性紛体、各種植物抽出物、香料、エタノール、精製水等を目的に応じて適宜配合することができる。
一方、本発明のデオドラントスプレーにおいて、上記デオドラント組成物を上方へ噴射するために用いられる噴射剤としては、前述のように、液化石油ガス(LPG)が用いられる。
なお、上記液状組成物と上記噴射剤とを含む場合、液状組成物中に噴射剤の一部が溶け込み完全に相溶し均一になっていてもよいし、噴射剤が液状組成物中に溶け込まずに両者が不均一の状態で存在していてもよい。
本発明のデオドラントスプレーでは、デオドラント組成物中に含まれる液状組成物と噴射剤との質量比(液状組成物/噴射剤)は、1を超え、2.5未満となる範囲内で調製される。該質量比を満たすことにより、噴射時のデオドラント組成物の舞い散りを抑制し、目的とする塗布部位に的確に適量を噴射塗布することができ、優れたデオドラント効果を持続させることができる。
次に、上述した本発明に係るデオドラントスプレーに係る実施例について説明する。先ず、デオドラント組成物の内容物の処方例を示す。なお、配合量は特記しない限り「質量%」を表し、配合成分は全て純分に換算した。また、評価は全て23℃、湿度60%の恒温恒湿の一定条件下で実施した。
Figure 0006621393
表1は、デオドラント組成物の処方1〜12を処方例として示している。表1は、処方例として、(X)液状組成物と、(Y)噴射剤との内容量を質量%で示している。(X)液状組成物は、(A)制汗剤、(B)殺菌剤、(C)分岐型脂肪酸エステル油及び(D)エタノールを含有している。なお、処方7及び8は、(C)分岐型脂肪酸エステル油に代えて直鎖型脂肪酸エステル油を用いており、処方9は、エステル油を用いていない。また、処方1〜9は、(X)液状組成物と、(Y)噴射剤との質量比(X/Y)が、1を超え、2.5未満であるのに対し、処方10及び12は、(X)噴射剤の含有量が多く、処方11は、(X)液状組成物の含有量が多い。なお、(C)分岐型脂肪酸エステル油としては、分岐脂肪酸と多価アルコールとのエステル油であるトリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、直鎖脂肪酸と分岐アルコールとのエステル油であるパルミチン酸2−エチルヘキシル等のエステル油を用いた。
次に、上述した処方例を用いた実施例及び比較例について説明する。
Figure 0006621393
Figure 0006621393
表2は、実施例1〜6を示しており、表3は、比較例1〜9を示している。実施例1〜6は、定量バルブ及び上方噴射型のアクチュエータを有するエアゾール容器を用いている。また、処方1〜6を用いており、(A)制汗剤、(B)殺菌剤、(C)分岐型脂肪酸エステル油及び(D)エタノールを含有する(X)液状組成物と、液化石油ガスからなる(Y)噴射剤とを、質量比(X/Y)が、1を超え、2.5未満となるように配合している。比較例1〜5は、定量バルブ及び上方噴射型のアクチュエータを有するエアゾール容器に、処方7〜11を用いている。比較例6〜9は、非定量バルブ及び横方向噴射型のアクチュエータを有するエアゾール容器に、処方1、3、10、12を用いている。
評価は、「噴射時の手首のねじれ」、「舞い散り」、「噴射塗布時の的確性」、「ヌルつき感」及び「デオドラント効果」について行った。それぞれの評価基準を以下に示す。
「噴射時の手首のねじれ」は、腕を下した状態で、腋を約45℃の角度に開き噴射塗布行為を行ってもらい、噴射時のエアゾール容器を持った手の手首のねじれを以下の評価基準に基づいて官能評価した。
○(良好):噴射時の手首のねじれなし(エアゾール容器を正立姿勢で使用)
×(不良):噴射時の手首のねじれあり(エアゾール容器を横倒し姿勢で使用)
「舞い散り」は、直径15cmの円形濾紙を用い、当該濾紙に対して10cm離れた距離から前記濾紙に噴射塗布し、付着率(濾紙に付着した液状組成物の量/噴射された液状組成物の量)を算出し、舞い散りの有無について以下の評価基準に基づいて評価した。なお、定量バルブと、上方噴射型のアクチュエータとを備えたエアゾール容器からの噴射については、1プッシュした時の付着率を評価した。他方、非定量バルブと、横方向噴射型アクチュエータとを備えたエアゾール容器からの噴射については、1秒間噴射した時の付着率を評価した。
〇(良好):付着率が70%以上(舞い散りがない)
×(不良):付着率が70%未満(舞い散りがある)
「噴射塗布時の的確性」は、官能評価パネル10名により、腕を下した状態で、腋を約45℃の角度に開き噴射塗布行為を行ってもらい、以下の評価基準に従って官能評価した。なお、定量バルブと、上方噴射型アクチュエータとを備えたエアゾール容器からの噴射については、1プッシュした時の的確性を評価した。他方、非定量バルブと、横方向噴射型アクチュエータを備えたエアゾール容器からの噴射については、1秒間噴射した時の的確性を評価した。
〇(良好):10名中8名以上が望む箇所に噴射塗布できると回答
△(不十分):10名中5〜7名が望む箇所に噴射塗布できると回答
×(不良):10名中4名以下が望む箇所に噴射塗布できると回答
「ヌルつき感」は、上記同パネル10名により、「噴射塗布時の的確性」の評価直後の塗布部位のヌルつき感について以下の評価基準に従って官能評価した。
〇(良好):10名中8名以上がヌルつき感がないと回答
△(不十分):10名中5〜7名がヌルつき感がないと回答
×(不良):10名中4名以下がヌルつき感がないと回答
「デオドラント効果(防臭効果)」は、上記同パネル10名により、「ヌルつき感」の評価6時間後のデオドラント効果(防臭効果)について以下の評価基準に従って官能評価した。
〇(良好):10名中8名以上がデオドラント効果(防臭効果)が持続していると回答
△(不十分):10名中5〜7名がデオドラント効果(防臭効果)が持続していると回答
×(不良):10名中4名以下がデオドラント効果(防臭効果)が持続していると回答
表2〜3の結果から、各実施例のデオドラントスプレーは、各比較例のデオドラントスプレーと対比して、無理な姿勢を取る必要がなく、使用性に優れていることが分かる。また、塗布時のデオドラント組成物の舞い散りがなく、目的とする塗布部位に的確に適量を噴射塗布できていることが分かる。さらに、噴射塗布後のヌルつき感がなく、優れたデオドラント効果が持続していることが分かる。
一方、本発明の必須構成要件を充足しない比較例1〜9では、本発明の効果を十分に発揮し得ないものであることが分かる。このことからも、上方へデオドラント組成物を噴射するデオドラントスプレーにおいて、本発明の必須構成要件を満たすことが必要不可欠であることが理解できる。
なお、本発明は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内及び当該範囲と均等の範囲内で適宜に変更することが可能である。
本発明は、エアゾール容器内に充填されたデオドラント組成物を噴射するためのデオドラントスプレー及びデオドラントスプレーの使用方法に好適に利用することが可能である。
1 デオドラントスプレー
2 エアゾール容器
21 定量バルブ
3 アクチュエータ
31 ノズル
31a 噴射口
32 操作レバー
32b 指掛け操作部(操作部)
33 保護カバー

Claims (6)

  1. エアゾール容器内に充填されたデオドラント組成物を噴射するデオドラントスプレーであって、
    前記エアゾール容器は、
    操作を受け付ける操作部と、
    前記操作部が受け付けた1回の操作に応答して、所定量の前記デオドラント組成物を噴射する定量バルブと、
    前記定量バルブから噴射された前記デオドラント組成物を上方へ向けて噴射するノズルと
    を備え、
    前記デオドラント組成物は、
    (A)制汗剤、(B)殺菌剤、(C)分岐型脂肪酸エステル油及び(D)エタノールを含有する(X)液状組成物と、
    液化石油ガスからなる(Y)噴射剤と
    を含み、
    前記(X)液状組成物と、前記(Y)噴射剤との質量比(X/Y)が、1を超え、2.5未満である
    ことを特徴とするデオドラントスプレー。
  2. 請求項1に記載のデオドラントスプレーであって、
    前記(C)分岐型脂肪酸エステル油は、分岐脂肪酸と多価アルコールとのエステル油、及び直鎖脂肪酸と分岐アルコールとのエステル油のうち少なくとも一方のエステル油を含む
    ことを特徴とするデオドラントスプレー。
  3. 請求項1に記載のデオドラントスプレーであって、
    前記(C)分岐型脂肪酸エステル油は、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル及びパルミチン酸2−エチルヘキシルのうち少なくとも一方を含む
    ことを特徴とするデオドラントスプレー。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のデオドラントスプレーであって、
    前記(C)分岐型脂肪酸エステル油の含有量は、前記(X)液状組成物100質量%中で、0.5〜15質量%である
    ことを特徴とするデオドラントスプレー。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のデオドラントスプレーであって、
    前記定量バルブが1回の操作に応答して噴射する所定量は、0.05〜1mLである
    ことを特徴とするデオドラントスプレー。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のデオドラントスプレーであって、
    腋用である
    ことを特徴とするデオドラントスプレー。
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