JP6620643B2 - 圧粉成形磁性体、磁芯およびコイル型電子部品 - Google Patents

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Description

本発明は、圧粉成形磁性体、磁芯およびコイル型電子部品に関する。
一般的に、従来の軟磁性合金粒子を有する圧粉成形磁性体から成る磁心では、絶縁特性が劣ると言う課題を有している。そこで、合金粒子の表面を、たとえばリン酸系化成皮膜などのコーティングを行うことが検討されている(たとえば特許文献1)。
しかしながら、合金粒子の表面を、リン酸系化成皮膜などでコーティングを行う技術では、製造工数が増大するなどの課題を有している。また、合金粒子の表面にコーティングを行うことで、μなどの磁気特性が劣化するという課題もある。
そこで、粒径の異なる合金粒子を混合するなど様々な対策が併用されているが、そのために、磁性体の品質が不安定になるおそれがあると共に、製造工程が煩雑になる。
特開2008−63651号公報
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、その目的は、製造が容易で品質の安定化が図れ、しかも絶縁特性に優れ、磁気特性の劣化も少ない圧粉成形磁性体と、その磁性体から成る磁芯、その磁芯を有するコイル型電子部品を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点に係る圧粉成形磁性体は、
Fe−Si−Cr系軟磁性合金で構成される合金粒子を含む圧粉成形磁性体であって、
リンが40〜100ppm含まれ、
前記合金粒子の表面には、リンを含むCr酸化膜が形成してあることを特徴とする。
本発明の第1の観点に係る圧粉成形磁性体によれば、合金粒子の表面にリンを含むCr酸化膜が形成してあるため、リンを含まない圧粉成形磁性体に比較して、絶縁性が格別に向上する。また、本発明の第1の観点に係る圧粉成形磁性体によれば、μなどの磁気特性の劣化が少ないことが本発明者等により見出された。
さらに、本発明の第1の観点に係る圧粉成形磁性体は、原料となる軟磁性合金粉末にリンを所定量で含ませ、熱処理条件を適切に選択するのみで製造することができる。そのため、製造が容易で品質の安定化を図ることができる。
上記目的を達成するために、本発明の第2の観点に係る圧粉成形磁性体は、
Fe−Si−Cr系軟磁性合金で構成される合金粒子を含む圧粉成形磁性体であって、
リンが40〜100ppm含まれ、
前記合金粒子相互間の粒界には、リンが含まれていることを特徴とする圧粉成形磁性体。
本発明の第2の観点に係る圧粉成形磁性体によれば、合金粒子の粒界にリンが含まれるため、リンを含まない圧粉成形磁性体に比較して、絶縁性が格別に向上する。また、本発明の第2の観点に係る圧粉成形磁性体によれば、μなどの磁気特性の劣化が少ないことが本発明者等により見出された。
さらに、本発明の第2の観点に係る圧粉成形磁性体は、原料となる軟磁性合金粉末にリンを所定量で含ませ、熱処理条件を適切に選択するのみで製造することができる。そのため、製造が容易で品質の安定化を図ることができる。
本発明に係る磁芯は、上記に記載の圧粉成形磁性体から構成されることを特徴とする。
本発明に係るコイル型電子部品は、上記に記載の磁芯を有することを特徴とする。
図1は本発明の一実施形態に係る圧粉成形磁性体の断面におけるSTEM画像である。 図2は本発明の実施例および比較例に係る圧粉成形磁性体のリン含有量と絶縁特性およびμi特性の変化を示すグラフである。
以下、本発明を、実施形態に基づき説明する。
本実施形態に係るコイル型電子部品用の磁芯は、圧粉成形により成形される圧粉成形磁性体から成る磁芯である。圧粉成形は、プレス機械の金型内に、軟磁性合金粉末を含む材料を充填し、所定の圧力で加圧して圧縮成形を施すことにより成形体を得る方法である。
本実施形態に係る磁芯の形状としては、トロイダル型のほか、FT型、ET型、EI型、UU型、EE型、EER型、UI型、ドラム型、ポット型、カップ型等を例示することができる。この磁芯の周囲に巻き線を所定巻数だけ巻回することにより所望のコイル型電子部品を得ることができる。
本実施形態に係るコイル型電子部品用の磁心は、本実施形態に係る圧粉成形磁性体で構成してある。
本実施形態に係る圧粉成形磁性体は、図1に示すように、複数の軟磁性合金粒子2と、前記軟磁性合金粒子間に存在する粒界6と、を有する。軟磁性合金粒子2は、Fe−Si−Cr系軟磁性合金で構成される。
Fe−Si−Cr系軟磁性合金において、ケイ素をSi換算で0.1〜9質量%、クロムをCr換算で0.1〜15質量%含有し、残部が鉄(Fe)で構成されていることが好ましい。さらに好ましくは、ケイ素をSi換算で1.4〜9質量%、特に好ましくは4.5〜8.5質量%、また、クロムをCr換算で1.5〜8質量%、特に好ましくは3〜7質量%含有し、残部が鉄(Fe)で構成されていることが好ましい。
Fe−Ni−Si−Cr系軟磁性合金において、ニッケルをNi換算で3〜15質量%、ケイ素をSi換算で0.1〜9質量%、クロムをCr換算で0.1〜15質量%含有し、残部が鉄(Fe)で構成されていることが好ましい。さらに好ましくは、ニッケルをNi換算で3〜10質量%、ケイ素をSi換算で1.4〜9質量%、特に好ましくは4.5〜8.5質量%、また、クロムをCr換算で1.5〜8質量%、特に好ましくは3〜7質量%含有し、残部が鉄(Fe)で構成されていることが好ましい。
本実施形態に係る軟磁性合金粒子2の平均結晶粒子径は、好ましくは30〜60μmである。平均結晶粒子径を上記の範囲とすることで、磁芯の薄層化を容易に実現することができる。
軟磁性合金粒子2の表面には、Cr酸化膜4が形成してある。Cr酸化膜4は、酸素とCrを含む相であって、Crおよび酸素以外の元素、たとえばSiを含む複合酸化物であってもよい。Cr酸化膜4は、合金粒子2の粒内よりもCrが多いSi−Cr複合酸化物相であってもよい。Si−Cr複合酸化物相は、特に限定されるものではないが、SiとCrを含有するアモルファス相等が挙げられる。
また、本実施形態に係る圧粉成形磁性体において、上記酸化物相は、さらにBiおよびVのいずれか一方、または両方を含有していてもよい。このようなBiおよびVを含有する酸化物相としては、たとえば、Bi酸化物やV酸化物等が分散している酸化物相や、BiやVが軟磁性合金粒子を構成する成分の一部と化学的に結合して形成される複合酸化物相等が挙げられる。
Cr酸化膜4は、粒子2の表面全体を覆っていることが好ましいが、断続的に形成してあっても良い。Cr酸化膜4の膜厚は、特に限定されないが、好ましくは0.05〜0.2μm、さらに好ましくは0.1〜0.2μmである。Cr酸化膜4の膜厚は、均一でなくてもよく、該組成も均質でなくてもよい。
本実施形態では、Cr酸化膜4にリンが含まれる。また本実施形態では、粒界6にもリンが含まれる。Cr酸化膜4にリンが含まれることと、粒界6にリンが含まれることを検出する方法としては、特に制限されず、たとえば、リン(P)のマッピング画像を解析することで判断してもよい。
また、合金粒子2および粒界6の区別は、走査透過型電子顕微鏡(STEM)を用いて磁芯を観察することにより行うことができる。具体的には、磁芯の断面をSTEMにより撮影し、明視野(BF)像を得る。この明視野像において軟磁性合金粒子と軟磁性合金粒子との間に存在し、該軟磁性合金粒子とは異なるコントラストを有する領域を粒界とする。異なるコントラストを有するか否かの判断は、目視により行ってもよいし、画像処理を行うソフトウェア等により判断してもよい。
さらに、Cr酸化膜4が、合金粒子2の表面に存在しているか否かは、EDSまたはEPMAにより検出することができる。また、合金粒子2の表面に形成してある膜が、Cr酸化膜4であることは、EDSまたはEPMAのマッピングによって、CrとOをそれぞれマッピングし、CrとOが重なっているかどうかにより検出することができる。
たとえば磁芯の任意の断面から観測点を定めて、EDS解析若しくはEPMA解析を行うことによって、Pの存在する箇所を観察することができる。具体的には、これらの解析の定性分析機能を用いてマッピング画像を得られる。マッピング画像では、観察する元素が多い箇所が色によって判別できる。目視もしくは解析ソフトによってPがCr酸化膜4または粒界6に存在するか否かを判断できる。
さらに、これらの解析によれば、合金粒子2の内部やその表面における各種成分の濃度分布等も確認できる。また、STEM解析によれば、合金粒子2の表面に形成されたCr酸化膜4が、アモルファスか結晶質かなどに関しても特定することが可能である。本実施形態では、Cr酸化膜4は、アモルファスでも結晶質であっても良い。
なお、本実施形態に係る圧粉成形磁性体において、P以外の元素(Fe、Si、CrおよびO等)についても、上記Pの場合と同様の方法により、軟磁性合金粒子の表面および粒界に各種元素が存在しているか否かを判断することができる。
本実施形態に係る圧粉成形磁性体において、リン(P)の含有量は、圧粉成形磁性体100質量%に対して、40〜100ppmであり、より好ましくは60〜100ppmである。上記のような範囲を満足させることにより、本実施形態に係る磁芯において、磁気特性(特に、初期透磁率μi)を劣化させること無く、絶縁性が格別に向上する。圧粉成形磁性体において、リン(P)の含有量の測定は、ICPにより行うことができる。
本実施形態に係る圧粉成形磁性体によれば、合金粒子2の表面にリンを含むCr酸化膜4が形成してあると共に、粒界6にPが含まれているため、絶縁性が格別に向上する。また、本実施形態に係る圧粉成形磁性体によれば、μなどの磁気特性の劣化が少ない。
さらに、本実施形態に係る圧粉成形磁性体は、後述するように、原料となる軟磁性合金粉末にリンを所定量で含ませ、熱処理条件を適切に選択するのみで製造することができる。そのため、製造が容易で品質の安定化を図ることができる。
本実施形態に係る圧粉成形磁性体は、上記軟磁性体合金粒子の構成成分以外にも、炭素(C)および亜鉛(Zn)等の成分が含まれることがある。
なお、Cは、圧粉成形磁性体の製造過程で用いられる有機化合物成分に由来すると考えられる。また、Znは、圧粉成形磁性体を圧粉成形により得る際に、装置の抜き圧を低減させるために金型に添加するステアリン酸亜鉛に由来すると考えられる。
本実施形態に係る圧粉成形磁性体における、炭素(C)の含有量は、好ましくは0.25質量%未満であり、より好ましくは0.10〜0.20質量%である。
本実施形態に係る圧粉成形磁性体における、亜鉛(Zn)の含有量は、好ましくは0.004〜0.2質量%であり、より好ましくは0.01〜0.2質量%である。
なお、本実施形態に係る圧粉成形磁性体には、上記成分以外にも、不可避的不純物が含まれていてもよい。
さらに別の実施形態としては、圧粉成形磁性体の粒界には、さらにSiが存在してもよい。これにより、高い磁気特性を維持しつつ、さらに強度を向上させることができる。特に、比較的低い成形圧で成形された場合であっても、磁芯として十分な強度を得ることができるため、金型への負担も低減され、生産性が向上する。
本実施形態に係る圧粉成形磁性体において、Siは、2つの粒子間に形成される粒界6または3つ以上の粒子の間に存在する粒界(3重点など)に、Siを含有する相として存在していてもよい。
このようにSiを含有する相が粒界に存在することにより、本実施形態に係る磁芯は、比較的低い成形圧で成形された場合であっても、磁芯として十分な強度を得ることができる。さらに、このようなSiを含有する相は、粒界に存在することで絶縁体の役割を果たす。
本実施形態に係るSiを含有する相は、好ましくは、Si酸化物相あるいはSi複合酸化物相である。Si酸化物相およびSi複合酸化物相としては、特に限定されるものではないが、たとえばSiを含有するアモルファス相、アモルファスシリコン、シリカ、Si−Cr複合酸化物等が挙げられる。
また、本実施形態に係る圧粉成形磁性体において、Siを含有する相は、さらに軟磁性合金粒子2の表面(粒界6との界面)にも存在しても良い。たとえば、Cr酸化膜4は、Si―Cr複合酸化物相で構成してあっても良い。本実施形態に係るSiを含有する相は、好ましくは、アモルファス質で構成されている。なお、一部が結晶質で構成されていてもよい。
次に、本実施形態に係る磁芯の製造方法の一例を説明する。
本実施形態の圧粉成形磁性体から成る磁心は、軟磁性体合金粉末と、結合材(バインダ樹脂)とを含む成形体を熱処理することにより、作製することができる。以下、好ましい製造方法につき、詳述する。
本実施形態に係る圧粉成形磁性体の製造方法は、好ましくは、
軟磁性体合金粉末と、結合材とを混合し、混合物を得る工程と、
混合物を乾燥させて塊状の乾燥体を得た後、この乾燥体を粉砕することにより、造粒粉を形成する工程と、
混合物または造粒粉を、作製すべき圧粉成形磁性体の形状に成形し、成形体を得る工程と、
得られた成形体を加熱することにより、圧粉磁心を得る工程と、を有する。
軟磁性合金粉末の形状は特に制限はないが、高い磁界域までインダクタンスを維持する観点から、球状または楕円体状とすることが好ましい。これらの中では、圧粉磁芯の強度をより大きくする観点から、楕円体状が望ましい。また、軟磁性合金粉末の平均粒径は、好ましくは10〜80μm、より好ましくは30〜60μmである。
軟磁性合金粉末は、公知の軟磁性合金粉末の調製方法と同様の方法により得ることができる。この際、ガスアトマイズ法、水アトマイズ法、回転ディスク法等を用いて調製することができる。これらの中では、所望の磁気特性を有する軟磁性合金粉末を作製しやすくするため、水アトマイズ法が好ましい。
軟磁性合金粉末にリンを含ませる方法としては、特に限定されないが、たとえば次に示すいくつかの方法が考えられる。
軟磁性合金粉末の作製時に、原料を溶融、混合する際に、鉄単体の原料に含まれるリン以外に、リンを単体で混合することにより、軟磁性合金粉末にリンを含ませることができる。なお、リン(P)の添加量は、成形体の熱処理後に40〜100ppmとなるように調整される。熱処理の前後において、リン(P)の含有量は、変化しないと考えられる。
軟磁性体合金粉末と結合材とを混合して混合物を得る際には、低融点酸化物を含ませても良い。低融点酸化物は、BiおよびVの少なくとも一方を含んでもよい。これにより、粒界にBiおよびVの少なくとも一方を効率よく形成することができる。このような低融点酸化物としては、たとえば酸化ビスマス、酸化バナジウム等が挙げられる。
このような低融点酸化物の添加量は、軟磁性体合金粉末100重量部に対して、Bi2 O3 またはV2 O5 換算で、好ましくは0.1〜5.0質量部である。上記範囲を満たすことにより、軟磁性組成物の粒界に効率よくBiやVを形成でき、磁芯の強度を向上させることができる。
また、より好ましくは、上記低融点酸化物は、少なくともBiを含有する。このようなビスマス(Bi)の含有する低融点酸化物の添加量は、軟磁性体合金100質量%に対して、Bi2 O3 換算で、好ましくは0.1〜5.0質量%、より好ましくは0.1〜1.0質量%ある。上記範囲を満足することにより、強度を向上しつつ、磁気特性(特に、初期透磁率μi)を高く維持できる。
結合材としては、公知の樹脂を用いることができ、たとえば各種有機高分子樹脂、シリコーン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂および水ガラス等が挙げられる。
中でも、本実施形態においては、好ましくは、結合材としてシリコーン樹脂を含むものを用いる。結合剤としてシリコーンを用いることにより、軟磁性組成物の粒界に、Siを含有する相が効果的に形成される。このような圧粉成形磁性体により構成された磁芯は、比較的低い成形圧で成形した場合であっても、十分な強度を発揮する。
結合材の添加量は、必要とされる磁芯の特性に応じては異なるが、好ましくは軟磁性体合金粉末100重量部に対して、1〜10重量部添加することができ、より好ましくは軟磁性体合金粉末100重量部に対して、2〜5重量部である。
また、前記混合物または造粒粉には、本発明の効果を妨げない範囲で、必要に応じて有機溶媒を添加してもよい。
有機溶媒としては、結合材を溶解し得るものであれば特に限定されないが、たとえば、トルエン、イソプロピルアルコール、アセトン、メチルエチルケトン、クロロホルム、酢酸エチル等の各種溶媒が挙げられる。
また、前記混合物または造粒粉には、本発明の効果を妨げない範囲で、必要に応じて各種添加剤、潤滑剤、可塑剤、チキソ剤等を添加してもよい。
潤滑剤としては、たとえば、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛およびステアリン酸ストロンチウム等が挙げられる。これらは1種を単独でまたは2種以上を組み合わせて用いられる。これらの中では、いわゆるスプリングバックが小さいという観点から、潤滑剤としてステアリン酸亜鉛を用いることが好ましい。
潤滑剤を用いる場合には、その添加量は、好ましくは軟磁性体合金粉末100重量部に対して、0.1〜0.9重量部であり、より好ましくは軟磁性体合金粉末100重量部に対して、0.3〜0.7重量部である。潤滑剤が少なすぎると、成形後の脱型が困難となり、成形クラックが生じやすい傾向にある。一方、潤滑剤が多すぎると、成形密度の低下を招き、透磁率が減少してしまう。
特に、潤滑剤としてステアリン酸亜鉛を用いる場合には、得られる圧粉成形磁性体中の、亜鉛(Zn)の含有量が、0.004〜0.2質量%の範囲内となる、添加量を調整することが好ましい。
混合物を得る方法としては、特に限定されるものではないが、従来公知の方法により、軟磁性体合金粉末と結合材と有機溶媒とを混合して得られる。なお、必要に応じて各種添加材を添加してもよい。
混合に際しては、たとえば、加圧ニーダ、アタライタ、振動ミル、ボールミル、Vミキサー等の混合機や、流動造粒機、転動造粒機等の造粒機を用いることができる。
また、混合処理の温度および時間としては、好ましくは室温で1〜30分間程度である。
造粒粉を得る方法としては、特に限定されるものではないが、従来公知の方法により、混合物を乾燥した後、乾燥した混合物を解砕して得られる。
乾燥処理の温度および時間としては、好ましくは室温〜200℃程度で、5〜60分間である。
必要に応じて、造粒粉には、潤滑剤を添加することができる。造粒粉に潤滑剤を添加した後、5〜60分間混合することが望ましい。
成形体を得る方法としては、特に限定されるものではないが、従来公知の方法により、所望する形状のキャビティを有する成形金型を用い、そのキャビティ内に混合物または造粒粉を充填し、所定の成形温度および所定の成形圧力でその混合物を圧縮成形することが好ましい。
圧縮成形における成形条件は特に限定されず、軟磁性合金粉末の形状および寸法や、圧粉磁芯の形状、寸法および密度などに応じて適宜決定すればよい。たとえば、通常、最大圧力は100〜1000MPa程度、好ましくは400〜800MPa程度とし、最大圧力に保持する時間は0.5秒間〜1分間程度とする。
なお、成形圧力が低すぎると、成形による高密度化および高透磁率化を図り難くなる共に、十分な機械的強度が得られにくい傾向にある。一方、成形時の成形圧が高すぎると、圧力印加効果が飽和する傾向にあるとともに、製造コストが増加して生産性および経済性が損なわれ得る傾向にあり、また、成形金型が劣化し易くなり耐久性が低下する傾向にある。
成形温度は、特に限定されないが、通常、室温〜200℃程度が好ましい。なお、成形時の成形温度を上げるほど成形体の密度は上がる傾向にあるが、高すぎると軟磁性合金粒子の酸化が促進されて、得られる圧粉磁芯の性能が劣化する傾向にあり、また、製造コストが増加して生産性および経済性が損なわれ得る。
成形後に得られる成形体を熱処理する方法は、特に限定されないが、成形により任意の形状に成形された成形体を、アニール炉を用いて所定の温度で熱処理することにより行うことが好ましい。
熱処理時の処理温度は、特に限定されないが、700〜1000℃程度が好ましく、より好ましくは800°C〜1000°C、特に好ましくは800〜900℃である。熱処理時の処理温度が低すぎると、Pを含むCr酸化膜4が形成されにくくなると共に、Pを含む粒界6を形成することが困難になり、絶縁性の向上を図ることが困難になる。また、熱処理温度が高すぎると、合金粒子2が酸化し、絶縁性が低下する傾向にある。
熱処理工程は、酸素含有雰囲気下にて行うことが好ましい。ここで、酸素含有雰囲気とは、特に限定されるものではないが、大気雰囲気(通常、20.95%の酸素を含む)、または、アルゴンや窒素等の不活性ガスとの混合雰囲気等が挙げられる。好ましくは大気雰囲気下である。酸素含有雰囲気下で熱処理することで、Pを含むCr酸化膜4を形成しやすくなると共に、Pを含む粒界6を形成しやすくなる。
また、このようにして得られた圧粉磁芯は、成形密度が5.50g/cm以上であることが好ましい。成形密度が5.50g/cm以上に、高密度化された圧粉磁芯は、高透磁率、高強度、高コア抵抗、低コアロスといった各種性能においても優れる傾向にある。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明はこうした実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の範囲内において種々なる態様で改変しても良い。
たとえば、上述した実施形態では、混合物または造粒粉を圧粉成形することで磁芯(圧粉磁芯)を製造しているが、上記混合物をシート状成形して積層することにより磁芯を製造してもよい。また、乾式成形の他、湿式成形、押出成形などにより成形体を得てもよい。
また、上述した実施形態では、本実施形態に係る磁芯を、コイル型電子部品として用いるが、特に制限されることはなく、モーター、スイッチング電源、DC−DCコンバーター、トランス、チョークコイル等の各種電子部品の磁心としても好適に用いることができる。中でも、携帯用DC−DCコンバーターとしてより好適である。
さらに、上述した実施形態では、磁芯を本発明に係る圧粉成形磁性体で構成しているが、磁芯以外にも、電子部品の素体本体や、その他の成形体を、本発明に係る圧粉成形磁性体で構成してもよい。
以下、実施例により発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
[軟磁性合金粉末の調製]
まず、Fe単体、Cr単体およびSi単体のインゴット、チャンク(塊)、またはショット(粒子)を準備した。次にそれらをFe89.5質量%、Si6.5質量%およびCr4.0質量%の組成となるように混合して、水アトマイズ装置内に配置されたルツボに収容した。次いで、不活性雰囲気中、ルツボ外部に設けたワークコイルを用いて、ルツボを高周波誘導により1600℃以上まで加熱し、ルツボ中のインゴット、チャンクまたはショットを溶融、混合して融液を得た。
次いで、ルツボに設けられたノズルから、ルツボ内の融液を噴出すると同時に、噴出した融液に高圧(50MPa)水流を衝突させて急冷することにより、Fe−Si−Cr系粒子からなる軟磁性合金粉末(平均粒径;50μm)を作製した。
得られた軟磁性合金粉末を、蛍光X線分析法により組成分析した結果、仕込み組成と一致していることが確認できた。また、軟磁性合金粉末に含まれるリンの含有量の調整は、軟磁性合金粉末の作製時に、原料を溶融、混合する際に、鉄単体の原料に含まれるリンの量を調整することで行った。
[圧粉磁芯の作製]
得られた軟磁性合金粉末100重量部に対し、シリコーン樹脂(東レダウコーニングシリコン(株)製:SR2414LV)6重量部を添加し、これらを加圧ニーダにより室温で30分間混合した。次いで、混合物を空気中において150℃で20分間乾燥した。乾燥後の磁性粉末に、それらの軟磁性合金粉末100重量部に対し、潤滑剤としてステアリン酸亜鉛(日東化成製:ジンクステアレート)0.5重量部を添加し、Vミキサーにより10分間混合した。
続いて、得られた混合物を、5mm×5mm×10mmの角形サンプルに成形し、成形体を作製した。なお、成形圧は600MPaとした。加圧後の成形体を800°Cで60分間、大気中で熱処理することにより、圧粉成形磁性体から成る磁芯(圧粉磁心)を得た。
[各種評価]
<粒界の観察>
まず、圧粉磁芯を切断した。この切断面について、走査透過型電子顕微鏡(STEM)により観察し、軟磁性体合金粒子2と粒界6との判別を行った。また、Cr,O,P,SiについてはEDS解析で、それぞれ粒子2の表面および粒界6における存在を確認した。
<初期透磁率(μi)>
圧粉磁芯サンプルに、銅線ワイヤを10ターン巻きつけ、LCRメーター(ヒューレットパッカード 4284A)を使用して、初期透磁率μiを測定した。測定条件としては、測定周波数1MHz、測定温度23℃、測定レベル0.4A/mとした。
<絶縁抵抗(IR)>
圧粉磁芯サンプルに、High Resistance Meter (Agilent 4339B)を使用して、50Vの条件で絶縁抵抗IRを求めた。
<評価>
圧粉磁心に含まれるリン(P)の含有量を、0.003質量%(30ppm)から0.011質量%(110ppm)まで変化させて、初期透磁率と絶縁抵抗の変化を調べた結果を図2に示す。
図2に示すように、リン(P)の含有量を、0.004質量%(40ppm)から0.010質量%(100ppm)とすることで、IRが格別に向上し、しかも、μiの劣化が少ないことが確認できた。リン(P)の含有量が、0.004質量%(40ppm)未満では、絶縁抵抗が低すぎて好ましくなく、リン(P)の含有量が、0.010質量%(100ppm)よりも多いと、μiの低下率が20%以上となり好ましくない。
また、リン(P)の含有量が、0.004質量%(40ppm)から0.010質量%(100ppm)である圧粉磁芯サンプルを切断し、この切断面について、走査透過型電子顕微鏡(STEM)により観察し、Cr,O,P,SiについてはEDS解析を行った結果、STEM画像である図1に示すように、合金粒子2の表面には、リンを含むCr酸化膜4が形成してあり、粒界6にもリンが含まれていることを確認した。
(比較例1)
熱処理温度を500°Cとした以外は、実施例1と同様にして、圧粉磁芯サンプルを作成し、同様な測定を行った。合金粒子の表面には、リンを含むCr酸化膜が観察されず、また、粒界にも、リンは観察されなかった。また、リンの含有量が40〜100ppmでも、図2に示すように、絶縁抵抗の増加は観察されなかった。熱処理温度が低いために、合金粒子の表面には、リンを含むCr酸化膜が観察されず、また、粒界にも、リンは観察されず、絶縁抵抗の増大が観察されなかったと考えられる。
(実施例2)
バインダ樹脂として、非シリコーン系樹脂である(ナガセケムテックス(株)製造:DENATITE XNR 4338)を用いた以外は、実施例1と同様な圧粉磁芯サンプルを作成し、同様な測定を行った。実施例1と同様な結果が得られた。
2… 軟磁性合金粒子
4… Cr酸化膜
6… 粒界

Claims (4)

  1. Fe−Si−Cr系軟磁性合金で構成される合金粒子を含む圧粉成形磁性体であって、
    リンが、圧粉成形磁性体100質量%に対して、40〜100ppm含まれ、
    前記合金粒子の表面には、リンを含むCr酸化膜が形成してあることを特徴とする圧粉成形磁性体。
  2. Fe−Si−Cr系軟磁性合金で構成される合金粒子を含む圧粉成形磁性体であって、
    リンが、圧粉成形磁性体100質量%に対して、40〜100ppm含まれ、
    前記合金粒子相互間の粒界には、リンが含まれていることを特徴とする圧粉成形磁性体。
  3. 請求項1または2に記載の圧粉成形磁性体から構成されることを特徴とする磁芯。
  4. 請求項3に記載の磁芯を有することを特徴とするコイル型電子部品。
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