以下、図面を参照し、この発明の実施形態について説明する。
<第1実施形態>
図1は、この発明の第1実施形態であるメモリの構成を示す回路図である。なお、この図1において、前掲図11に示されたものと同じ要素には同一の符号が付されている。
図1において、セクタ102−0〜102−3、センス回路103−0〜103−3の構成は、図11に示されたものと同じである。図1において、センス回路103−0および103−1の各出力信号はグローバルデータ線GDL1(0)およびGDL1(1)を各々介して最下位階層のOR回路106(0,1)に入力される。また、センス回路103−2および103−3の各出力信号はグローバルデータ線GDL1(2)およびGDL1(3)を各々介して最下位階層のOR回路106(2,3)に入力される。OR回路106(0,1)およびOR回路106(2,3)の各出力信号は、グローバルデータ線GDL2(0,1)およびGDL2(2,3)を各々介して最下位階層の1つ上の階層(この例では最上位階層)のOR回路107に入力される。そして、OR回路107の出力信号は、出力端子OUTに出力される。
また、センス回路103−0にはセンス回路選択信号SAS0が入力され、センス回路103−1にはセンス回路選択信号SAS1が入力され、センス回路103−2にはセンス回路選択信号SAS2が入力され、センス回路103−3にはセンス回路選択信号SAS3が入力される。
ここで、センス回路選択信号の役割を説明する。セクタ102−0が選択された時は、センス回路選択信号SAS0がHighレベルとなる。この場合、セクタ102−0のメモリセルの読出しデータがセンス回路103−0からグローバルデータ線GDL1(0)に出力される。一方、センス回路選択信号SAS0がLowレベルの時は、センス回路103−0が非選択となり、メモリセルの読み出しデータ如何によらず、図示しない設定手段によりグローバルデータ線GDL1(0)が強制的にLowレベルとされる。同様に、センス回路103−1にはセンス回路選択信号SAS1が入力され、センス回路103−1が選択された時は、センス回路選択信号SAS1がHighレベルとなり、セクタ102−1のメモリセルの読み出しデータがセンス回路103−1からグローバルデータ線GDL1(1)に出力される。一方、センス回路選択信号SAS1がLowレベルの時は、センス回路103−1が非選択となり、グローバルデータ線GDL1(1)は強制的にLowレベルとされる。同様に、センス回路103−2はセンス回路選択信号SAS2により制御され、センス回路103−3は、センス選択信号SAS3により制御される。
次に、本実施形態の動作を説明する。図示しない行アドレスと列アドレスにより、セクタ102−0の1つのメモリセルが選択されて、センス回路選択信号SAS0がHighになると、センス回路103−0が選択され、メモリセルの読み出しデータがグローバルデータ線GDL1(0)に出力される。一方、セクタ102−1〜102−3は非選択となり、センス回路選択信号SAS1〜SAS3はLowレベルとなってセンス回路103−1〜103−3の出力信号は全てLowレベルとなる。この状態では、セクタ102−0のメモリセルの読み出しデータは、センス回路103−0、最下位階層のOR回路106(0,1)、最下位階層の1つ上の階層のOR回路107を経由して出力端子OUTに出力される。ここで、センス回路103−0の出力端子から出力端子OUTまでOR回路が2段挿入されるが、このOR回路は、微細化されて高速動作が可能なロジック用トランジスタで構成されている。さらにOR回路は、入出力間が絶縁された構成または入出力間を結合するインピーダンスが非常に高い構成を有している。本実施形態では、このOR回路を2段化して、グローバルデータ線を2本のグローバルデータ線GDL1およびGDL2に分割するので、図11のグローバルデータ線に比べて、それぞれの配線容量を削減することができ、高速化を達成することができる。
以上のように、本実施形態によれば、センス回路の出力信号を、選択スイッチを介さないで、直接高速動作が可能なOR回路に入力することで、高速動作を実現することができる。さらに、複数のセンス回路の出力信号の伝達経路に複数段のOR回路を挿入することにより、グローバルデータ線の配線容量(寄生容量)を削減でき、さらなる高速化を達成することができる。
<第2実施形態>
図2はこの発明の第2実施形態であるメモリの構成を示す回路図である。本実施形態では、上記第1実施形態(図1)におけるセンス回路103−0および103−1を共有化してセンス回路103(0,1)とし、センス回路を削減している。ここで、センス回路103(0,1)は、図1のセンス回路103−1あるいは103−1と同一の構成を有している。本実施形態では、センス回路103−0および103−1をセンス回路103(0,1)の1つにすることにより、センス回路の面積を半分にしている。同様に、図1におけるセンス回路103−2および103−3が図2ではセンス回路103(2,3)となっている。
次に、本実施形態を詳細に説明する。上記第1実施形態と同様、本実施形態におけるセクタ102−0〜102−3の各々は前掲図10の構成を有している。そして、セクタ102−0および102−1の各グローバルビット線GBLはセンス回路103(0,1)の入力端子に共通接続されている。また、セクタ102−2および102−3の各グローバルビット線GBLはセンス回路103(2,3)の入力端子に共通接続されている。そして、センス回路103(0,1)の出力信号はグローバルデータ線GDL(0,1)を介してOR回路106に入力され、センス回路103(2,3)の出力信号はグローバルデータ線GDL(2,3)を介してOR回路106に入力される。そして、OR回路106の出力信号は出力端子OUTに出力される。センス回路103(0,1)およびセンス回路103(2,3)には、それぞれセンス回路選択信号SAS(0,1)、SAS(2,3)が入力される。ここで、センス回路選択信号SAS(0,1)およびSAS(2,3)は、一方がHighである時、他方はLowとされる。
次に、本実施形態の動作を説明する。図示しない行アドレスと列アドレスにより、セクタ102−0の1つのメモリセルが選択されると、選択セクタ102−0のメモリセルの読み出しデータがグローバルビット線GBLを介してセンス回路103(0,1)に入力される。一方、非選択セクタ102−1では、図10に示す列選択アドレス信号CA0〜CA7、CB0〜CB7の全てが非選択となるので、列選択回路101が非選択となり、グローバルビット線GBLにメモリセルのデータが出力されない。従って、センス回路103(0,1)にはセクタ0(102−0)のデータのみが入力される。また、セクタ102−0が選択されると、センス回路選択信号SAS(0,1)がHighになり、センス回路103(0,1)が選択されるので、センス回路103(0,1)からグローバルデータ線GDL(0,1)にセクタ102−0のメモリセルのデータが出力される。一方、セクタ102−0が選択されると、センス回路選択信号SAS(2,3)はLowレベルとなり、センス回路103(2,3)は非選択となるので、図示しない設定手段により、センス回路103(2,3)の出力信号は強制的にLowレベルとされ、グローバルデータ線GDL(2,3)はLowレベルとなる。従って、OR回路106は、セクタ102−0のメモリセルの読み出しデータを出力端子OUTに出力する。
本実施形態においても上記第1実施形態と同様な効果が得られる。また、本実施形態によれば、センス回路103(0,1)を、セクタ0とセクタ1の共有のセンス回路とし、センス回路103(2,3)を、セクタ2とセクタ3の共有のセンス回路とするので、センス回路の数を削減することができ、面積の縮小化を達成することができる。
<第3実施形態>
図3はこの発明の第3実施形態であるメモリの構成を示す回路図である。本実施形態では、上記第1実施形態(図1)におけるOR回路106(0,1)、106(2,3)、107がAND回路206(0,1)、206(2,3)、207に置き換えられている。さらに、本実施形態では、センス回路を選択あるいは非選択に制御するセンス回路選択信号SAS0〜SAS3の制御論理を変更している。
次に、本実施形態の動作を説明する。図示しない行アドレスと列アドレスにより、セクタ102−0の1つのメモリセルが選択されると、センス回路選択信号SAS0がHighレベルになってセンス回路103−0が選択され、グローバルデータ線GDL1(0)にメモリセルのデータが出力される。一方、センス回路制御信号SAS1、SAS2、SAS3はすべてLowレベルとなり、センス回路103−1、103−2および103−3は、すべて非選択となり、それらの非選択のセンス回路の出力信号が全て強制的にHighレベルとされる。
従って、セクタ102−0のメモリセルのデータは、センス回路103−0、最下位階層のAND回路206(0,1)、最下位階層の1つ上の階層のAND回路207を経由して出力端子OUTに出力される。
本実施形態によれば、センス回路の出力端子から最終の出力端子OUTまで配線の途中にAND回路が2段挿入されるが、このAND回路は、微細化されて高速動作が可能なロジック用トランジスタで構成されている。さらに、AND回路は、入出力間が絶縁された構成または入出力間を結合するインピーダンスが非常に高い構成を有している。本実施形態では、このAND回路を2段化して、センス回路の出力端子から最終の出力端子OUTまで配線をグローバルデータ線GDL1およびGDL2に分割するので、図11のグローバルデータ線に比べて、グローバルデータ線GDL1およびGDL2のそれぞれの配線容量を削減することができ、高速化を達成することができる。
<第4実施形態>
図4はこの発明の第4実施形態であるメモリの構成を示す回路図である。本実施形態では、上記第2実施形態(図2)におけるOR回路106がAND回路206に置き換えられている。さらに、本実施形態では、センス回路を選択あるいは非選択に制御するセンス回路選択信号SAS(0,1)およびSAS(2,3)の制御論理を変更している。
次に本実施形態の動作を説明する。図示しない行アドレスと列アドレスにより、セクタ102−0の1つのメモリセルが選択されて、セクタ102−0が選択されて、センス回路選択信号SAS(0,1)がHighレベルとなる。選択セクタ102−0では、メモリセルのデータが読み出されてグローバルビット線GBLに出力される。一方、非選択セクタ102−1では、図10に示す列選択アドレス信号CA0〜CA7、CB0〜CB7の全てが非選択となるので、列選択回路101が非選択となり、グローバルビット線GBLには、メモリセルのデータが出力されない。従って、センス回路103(0,1)には、セクタ102−0のメモリセルのデータが入力される。そして、センス回路選択信号SAS(0,1)がHighになると、センス回路103(0,1)が選択され、センス回路103(0,1)からグローバルデータ線GDL(0,1)にセクタ102−0のメモリセルのデータが出力される。一方、セクタ102−0が選択されると、セクタ102−2および102−3が非選択となる。このため、センス回路選択信号SAS(2,3)がLowレベルとなり、センス回路103(2,3)が非選択となり、図示しない設定手段により、センス回路103(2,3)の出力信号が強制的にHighレベルとされ、グローバルデータ線GDL(2,3)がHighレベルとされる。従って、セクタ102−0のメモリセルのデータがAND回路206を介して出力端子OUTに出力される。
本実施形態によれば、センス回路の出力信号を、選択スイッチを介さないで、直接高速動作が可能なAND回路に入力することで、高速動作を実現することができる。さらに、センス回路103(0,1)を、セクタ102−0とセクタ102−1の共有のセンス回路とし、センス回路103(2,3)を、セクタ102−2とセクタ102−3の共有のセンス回路とすることにより、センス回路の数を削減することができ、メモリの面積の縮小化を達成することができる。
<第5実施形態>
図5はこの発明の第5実施形態であるメモリの構成を示す回路図である。本実施形態は、上記第1実施形態(図1)におけるセクタ102−0〜102−3のチップ内レイアウトに関するものである。本実施形態では、図5に示すように、チップ内にセクタ102−0〜102−3が縦一列に配置されている。また、上記第1実施形態(図1)では、グローバルデータ線GDL2(0,1)およびGDL2(2,3)がセクタ領域外(メモリアレイの外)に配置されるのに対して、本実施形態(図5)では、グローバルデータ線GDL2(0,1)およびGDL2(2,3)は、セクタ領域の上に配置される。このように、セクタ領域の上に配置することにより、図1における配線領域を削減することができ、面積の縮小されたメモリを提供することができる。
次に、本実施形態の構成の詳細について説明する。本実施形態では、図5に示すように、セクタ102−0〜102−3が、縦方向に順番に配置される。セクタ102−0の出力信号はグローバルビット線GBLを介してセンス回路103−0に入力され、センス回路103−0の出力信号はグローバルデータ線GDL1(0)を介してOR回路106(0,1)に入力される。セクタ102−1の出力信号はグローバルビット線GBLを介してセンス回路103−1に入力され、センス回路103−1の出力信号はグローバルデータ線GDL1(1)を介してOR回路106(0,1)に入力される。ここで、OR回路106(0,1)は、セクタ102−0とセクタ102−1の間に配置される。
同様にして、セクタ102−2の出力信号はグローバルビット線GBLを介してセンス回路103−2に入力され、センス回路103−2の出力信号はグローバルデータ線GDL1(2)を介してOR回路106(2,3)に入力される。セクタ102−3の出力信号はグローバルビット線GBLを介してセンス回路103−3に入力され、センス回路103−3の出力信号はグローバルデータ線GDL1(3)を介してOR回路106(2,3)に入力される。ここで、OR回路106(2,3)は、セクタ102−2とセクタ102−3の間に配置される。
OR回路106(0,1)の出力信号はグローバルデータ線GDL2(0,1)を介してOR回路107に入力され、OR回路106(2,3)の出力信号はグローバルデータ線GDL2(2,3)を介してOR回路107に入力される。ここで、OR回路107はセクタ102−1とセクタ102−2の間に配置される。
従って、グローバルデータ線GDL2(0,1)は、セクタ102−0とセクタ102−1の間に配置されたOR回路106(0,1)から、セクタ102−1とセクタ102−2の間に配置されたOR回路107まで、セクタ102−1の上を通って最短の距離にて配線される。同様に、グローバルデータ線GDL2(2,3)は、セクタ102−2とセクタ102−3の間に配置されたOR回路106(2,3)から、セクタ102−1とセクタ102−2の間に配置されたOR回路107まで、セクタ2の上を通って最短の距離にて配線される。OR回路107の出力信号はグローバルデータ線GDL3を介して、図示しない次の段に入力される。センス回路103−0〜103−3には、センス回路選択信号SAS0〜SAS3が入力される。
ここで、各回路を接続する配線層について言及しておく。メモリセルのドレインを接続するローカルビット線は、通常、最下層である第1メタル配線層により構成される。図5におけるグローバルビット線GBL、センス回路の出力信号線であるグローバルデータ線GDL1(0),GDL1(1)、GDL1(2)、GDL3(3)も、第1メタル配線層により構成される。グローバルデータ線GDL2(0,1)およびGDL2(2,3)は、セクタ102−1あるいはセクタ102−2の上層に配置されるので、第1メタル配線層の上層にある第2メタル配線層により構成される。また、OR回路107の出力信号線であるグローバルデータ線GDL3は、配線の自由度を得るために、第2メタル層よりさらに上層である第3メタル配線層により構成する。
本実施形態の動作については、基本動作は図1の第1実施形態と同一である。なお、最下位階層OR回路106(0,1)、106(2,3)あるいは最下位階層の1つ上の階層のOR回路107の特性を最適化するために、最下位階層のグローバルデータ線GDL1(0)とGDL1(1)、あるいはGDL1(2)とGDL1(3)、あるいは最下位階層の1つ上の階層のGDL2(0,1)とGDL2(2,3)の配線長(配線容量)を出来るだけ合わせることが好ましい。
本実施形態によれば、センス回路の出力信号を、選択スイッチを介さないで、直接高速動作が可能なOR回路に入力することで、高速動作を実現することができる。さらに、複数のセンス回路の出力信号を、順次、複数段数のOR回路で分割することにより、グローバルデータ線の配線容量(寄生容量)を削減でき、さらなる高速化を達成することができる。さらに、セクタを構成するローカルビット線(第1メタル配線層)の上層部にグローバルデータ線(第2メタル配線層)を配線することで、面積が縮小されたメモリを提供することができる。
<第6実施形態>
図6はこの発明の第6実施形態であるメモリの構成を示す回路図である。本実施形態(図6)は、上述した第2実施形態(図2)と第5実施形態(図5)の特徴を組み合わせて、より具体的なメモリ構成を実現したものである。
第2実施形態(図2)あるいは第5実施形態(図5)と異なるところは、セクタ数を、セクタ102−0〜102−15の16セクタ構成に増やしたこと、1セクタ内のメモリ構成を、32ビットの出力ビット端子(×32)構成としたことである。すなわち、本実施形態では、1つのセクタの中に、図10に記載されているメモリセルアレイが32個含まれており、出力ビット線として、32本のグローバルビット線GBL0〜GBL31が設けられている。なお、図6において、図2あるいは図5と同一の機能を有するブロックには同一の符号が付されている。
本実施形態において、複数のセンス回路の後段には、階層化された論理回路群が設けられている。図6において、OR回路106−0(0,1,2,3)〜106−31(0,1,2,3)、106−0(4,5,6,7)〜106−31(4,5,6,7)、106−0(8,9,10,11)〜106−31(8,9,10,11)、106−0(12,13,14,15)〜106−31(12,13,14,15)は、最下位階層の論理回路であり、各々グローバルデータ線を各々介してセンス回路に接続されている。そして、この論理回路群では、各階層間がグローバルデータ線を介して接続されており、最下位以上の各階層の論理回路は、1つ下の階層の複数の論理回路の論理演算結果を使用した論理演算を行う。そして、図6では、OR回路108−0〜108−31が最上位階層の論理回路である。
図6において、セクタ102−0〜102−15は、各々が、図10に記載されたセクタ102と同様な構成を有している。ただし、前述したように、各セクタには、32本のグローバルビット線が設けられている。例えばセクタ102−0にはグローバルビット線GBL0(0,1)〜GBL31(0,1)が設けられている。一方、セクタ102−1にもグローバルビット線GBL0(0,1)〜GBL31(0,1)が設けられている。
セクタ102−0のグローバルビット線GBL0(0,1)〜GBL31(0,1)とセクタ102−1のグローバルビット線GBL0(0,1)〜GBL31(0,1)は、32個のセンス回路103の入力端子にそれぞれ共通接続されている。32個のセンス回路103の出力信号は、グローバルデータ線GDL0(0,1)〜GDL31(0,1)を各々介して、32個の最下位階層のOR回路106−0(0,1,2,3)〜106−31(0,1,2,3)に入力される。
セクタ102−2のグローバルビット線GBL0(2,3)〜GBL31(2,3)とセクタ102−3のグローバルビット線GBL0(2,3)〜GBL31(2,3)は32個のセンス回路103の入力端子にそれぞれ共通接続されている。各センス回路103の出力信号は、グローバルデータ線GDL0(2,3)〜GDL31(2,3)を各々介して、32個の最下位階層のOR回路106−0(0,1,2,3)〜106−31(0,1,2,3)に入力される。
同様に、セクタ102−4のグローバルビット線GBL0(4,5)〜GBL31(4,5)と、セクタ102−5のグローバルビット線GBL0(4,5)〜GBL31(4,5)が32個のセンス回路103の入力端子にそれぞれ共通接続されている。各センス回路103の出力信号は、グローバルデータ線GDL0(4,5)〜GDL31(4,5)を各々介して32個の最下位階層のOR回路106−0(4,5,6,7)〜106−31(4,5,6,7)に入力される。
セクタ102−6のグローバルビット線GBL0(6,7)〜GBL31(6,7)とセクタ102−7のグローバルビット線GBL0(6,7)〜GBL31(6,7)は、32個のセンス回路103の入力端子にそれぞれ共通接続されている。各センス回路103の出力信号は、グローバルデータ線GDL0(6,7)〜GDL31(6,7)を各々介して32個の最下位階層のOR回路106−0(4,5,6,7)〜106−31(4,5,6,7)に入力される。
最下位階層のOR回路106−0(0,1,2,3)〜106−31(0,1,2,3)の出力先となるグローバルデータ線GDL0(0,1,2,3)と、最下位階層のOR回路106−0(4,5,6,7)〜106−31(4,5,6,7)の出力先となるグローバルデータ線GDL0(4,5,6,7)は、それぞれ、最下位階層の1つ上の階層のOR回路107L0〜107L31に入力される。さらに、OR回路107L0〜107L31の出力となるグローバルデータ線GDL0L〜GDL31Lは、それぞれ最上位階層のOR回路108−0〜108−31に入力される。
セクタ102−8のグローバルビット線GBL0(8,9)〜GBL31(8,9)とセクタ102−9のグローバルビット線GBL0(8,9)〜GBL31(8,9)は、それぞれ32個のセンス回路103の入力端子にそれぞれ共通接続されている。各センス回路103の出力信号は、グローバルデータ線GDL0(8,9)〜GDL31(8,9)を各々介して32個の最下位階層のOR回路106−0(8,9,10,11)〜106−31(8,9,10,11)に入力される。
セクタ102−10のグローバルビット線GBL0(10,11)〜GBL31(10,11)とセクタ102−11のグローバルビット線GBL0(10,11)〜GBL31(10,11)は32個のセンス回路103の入力端子にそれぞれ共通接続されている。各センス回路103の出力信号は、グローバルデータ線GDL0(8,9)〜GDL31(8,9)を各々介して、32個の最下位階層のOR回路106−0(8,9,10,11)〜106−31(8,9,10,11)に入力される。
同様に、セクタ102−12のグローバルビット線GBL0(12、13)〜GBL31(12,13)とセクタ102−13のグローバルビット線GBL0(12、13)〜GBL31(12,13)は、32個のセンス回路103に入力端子にそれぞれ共通接続されている。各センス回路103の出力信号は、グローバルデータ線GDL0(12,13)〜GDL31(12,13)を各々介して、32個の最下位階層のOR回路106−0(12,13,14,15)〜106−31(12,13,14,15)に入力される。
セクタ102−14のグローバルビット線GBL0(14,15)〜GBL31(14,15)とセクタ102−15のグローバルビット線GBL0(14,15)〜GBL31(14,15)は、32個のセンス回路103の入力端子にそれぞれ共通接続されている。各センス回路103の出力信号は、グローバルデータ線GDL0(14,15)〜GDL31(14,15)を各々介して、32個の最下位階層のOR回路106−0(12,13,14,15)〜106−31(12,13,14,15)に入力される。
最下位階層のOR回路106−0(8,9,10,11)〜106−31(8,9,10,11)の出力信号は、グローバルデータ線GDL0(8,9,10,11)〜GDL31(8,9,10,11)を各々介して32個の最下位階層の1つ上の階層のOR回路107R0〜107R31に各々入力される。また、32個の最下位階層のOR回路106−0(12,13,14,15)〜106−31(12,13,14,15)の出力信号は、グローバルデータ線GDL0(12,13,14,15)〜GDL31(12,13,14,15)を各々介して、32個の最下位階層の1つ上の階層のOR回路107R0〜107R31に各々入力される。さらに、OR回路107R0〜107R31の出力信号は、グローバルデータ線GDL0R〜GDL31Rを各々介して、32個の最上位階層のOR回路108−0〜108−31に各々入力される。最上位階層のOR回路108−0〜108−31の出力信号は、それぞれ出力端子OUT0〜OUT31に出力される。
セクタ102−0とセクタ102−1が共有しているセンス回路103には、センス回路選択信号SAS(0,1)が入力され、セクタ102−2とセクタ102−3が共有しているセンス回路103には、センス回路選択信号SAS(2,3)が入力され、セクタ102−4とセクタ102−5が共有しているセンス回路103には、センス回路選択信号SAS(4,5)が入力され、セクタ102−6とセクタ102−7が共有しているセンス回路103には、センス回路選択信号SAS(6,7)が入力され、セクタ102−8とセクタ102−9が共有しているセンス回路103には、センス回路選択信号SAS(8,9)が入力され、セクタ102−10とセクタ102−11が共有しているセンス回路103には、センス回路選択信号SAS(10,11)が入力され、セクタ102−12とセクタ102−13が共有しているセンス回路103には、センス回路選択信号SAS(12,13)が入力され、セクタ102−14とセクタ102−15が共有しているセンス回路103には、センス回路選択信号SAS(14,15)が入力される。
ここで、グローバルデータ線GDL0(0,1)〜GDL31(0,1)は、セクタ102−1の上層部に配線されている。グローバルデータ線GDL0(2,3)〜GDL31(2,3)は、セクタ102−2の上層部に配線されている。また、グローバルデータ線GDL0(0,1,2,3)〜GDL31(0,1,2,3)は、セクタ102−2と102−3の上層部に配線されている。他のグローバルデータ線も、同様に、それぞれのセクタの上層部に配線されている。
次に、本実施形態の詳細な動作を説明する。図示しない行アドレスと列アドレスにより、セクタ102−0内の32個のメモリセルが選択されて、この32個のメモリセルのデータがグローバルビット線GBL0(0,1)〜GBL31(0,1)を介して32個のセンス回路103に入力される。一方、非選択セクタ102−1〜102−15では、図10に示す列選択アドレス信号CA0〜CA7、CB0〜CB7の全てが非選択となるので、列選択回路101が非選択となり、図6のグローバルビット線GBL0(0,1)には、メモリセルのデータが出力されない。従って、32個のセンス回路103には、セクタ102−0の32個のメモリセルのデータが各々入力される。この状態で、センス回路選択信号SAS(0,1)がHighになると、32個のセンス回路103が選択されるので、この32個のセンス回路103からグローバルデータ線GDL0(0,1)〜GDL31(0,1)にセクタ102−0の32個のメモリセルのデータが出力される。
一方、非選択セクタ102−1〜102−15でも、図10に示す列選択アドレス信号CA0〜CA7、CB0〜CB7の全てが非選択となるので、列選択回路101が非選択となり、図6の他のグローバルビット線には、メモリセルのデータが出力されない。また、センス回路選択信号SAS(2,3)、SAS(4,5),SAS(6,7),SAS(8,9)、SAS(10,11)、SAS(12,13)およびSAS(14,15)は全てLowレベルとなり、該当するセンス回路103は非選択となるので、図示しない設定手段により、非選択のセンス回路103の出力先であるグローバルデータ線GDL0(4,5)〜GDL31(4,5)、GDL0(6,7)〜GDL31(6,7)、GDL0(8,9)〜GDL31(8,9)、GDL0(10,11)〜GDL31(10,11)、GDL0(12,13)〜GDL31(12,13)およびGDL0(14,15)〜GDL31(14,15)は、全て強制的にLowレベルとされる。従って、セクタ102−0の32個のメモリセルのデータが最下位階層のOR回路106−0(0,1,2,3)〜106−31(0,1,2,3)を介してグローバルデータ線GDL0(0,1,2,3)〜GDL31(0,1,2,3)に出力される。
一方、他のOR回路106−0(4,5,6,7)〜106−31(4,5,6,7)、106−0(8,9,10,11)〜106−31(8,9,10,11)、106−0(12,13,14,15)〜106−31(12,13,14,15)の出力先であるグローバルデータ線GDL0(4,5,6,7)〜GDL31(4,5,6,7)、GDL0(8,9,10,11)〜GDL31(8,9,10,11)、GDL0(12,13,14,15)〜GDL31(12,13,14,15)は、全てLowレベルとなる。
従って、最下位階層の1つ上の階層のOR回路107L0〜107L31の出力先であるグローバルデータ線GDL0L〜GDL31Lには、セクタ102−0のメモリセルのデータが読みだされ、他のOR回路107R0〜107R31の出力先であるグローバルデータ線GDL0R〜GDL31Rは全てLowレベルとなる。
最上位階層のOR回路108−0〜108−31には、グローバルデータ線GDL0L〜GDL31LおよびGDL0R〜GDL31Rがそれぞれ入力されているので、結局、OR回路108−0〜108−31には、セクタ102−0のメモリセルのデータが読み出され、出力端子OUTに出力される。他のセクタのメモリセルにおいても、同様にして、指定されたアドレスに対応して、センス回路103、最下位階層のOR回路、その1つ上の階層のOR回路および最上位階層のOR回路を介して、出力端子OUT0〜OUT31にデータが読み出される。
なお、本実施形態では、出力ビット0〜31の配置の順番を、図6の左側のセクタと右側のセクタでは逆にしている。すなわち、左側のセクタでは、出力ビットは、左から出力ビット0、出力ビット1、・・・、出力ビット31としており、右側のセクタでは、左から出力ビット31、出力ビット30、・・・、出力ビット0としている。この理由としては、最下位階層の1つ上の階層のOR回路108−0〜108−31の入力信号であるグローバルデータ線において、GDL0LとGDL0R、GDL1LとGDL1R、・・・、GDL31LとGDL31Rの2入力信号の配線長(寄生容量)を出来るだけ等価にするためである。
本実施形態によれば、センス回路の出力信号を、選択スイッチを介さないで、直接高速動作が可能なOR回路に入力することで、高速動作を実現することができる。さらに、センス回路103(0,1)を、セクタ102−0とセクタ102−1の共有のセンス回路とし、センス回路103(2,3)を、セクタ102−2とセクタ102−3の共有のセンス回路とすることにより、センス回路の数を削減することができ、面積の縮小化を達成することができる。さらに、グローバルデータ線をセクタの上に配置することにより、配線容量および配線領域を削減することができ、高速で、かつ面積の縮小された大容量メモリを提供することができる。
<第7実施形態>
図7はこの発明の第7実施形態であるメモリの構成を示す回路図である。本実施形態(
図7)が第6実施形態(図6)と異なるところは、第6実施形態(図6)の最下位階層のOR回路106−0(0,1,2,3)〜106−31(0,1,2,3)、106−0(4,5,6,7)〜106−31(4,5,6,7)、106−0(8,9,10,11)〜106−31(8,9,10,11)、106−0(12,13,14,15)〜106−31(112,13,14,15)を削除して、それぞれのセンス回路103の出力側にCMOS構成による選択スイッチ104を設け、センス回路103の出力端子を、選択スイッチ104を介して、グローバルデータ線に接続したことである。さらに、非選択のグローバルデータ線を強制的にLowレベルにする手段として、NMOS型(N−Channel Metal−Oxide−Semiconductor)であるグローバルデータ線選択スイッチ105と、このグローバルデータ線選択スイッチ105を選択するグローバルデータ線選択反転信号SELB0〜SELB3を設けているところである。なお、図7において、図6と同じ構成の要素には同一の符号が付されている。
次に、本実施形態の構成の詳細を説明する。図7において、セクタ102−0〜102−15は、図10に記載されたセクタ102と同様な構成のセクタである。ただし、前述したように、各セクタには、32本のグローバルビット線が設けられている。例えばセクタ102−0にはグローバルビット線GBL0(0,1)〜GBL31(0,1)が設けられている。一方、セクタ102−1にもグローバルビット線GBL0(0,1)〜GBL31(0,1)が設けられている。
セクタ102−0のグローバルビット線GBL0(0,1)〜GBL31(0,1)とセクタ102−1のグローバルビット線GBL0(0,1)〜GBL31(0,1)は、32個のセンス回路103の入力端子にそれぞれ共通接続されている。各センス回路103の出力信号は、32個の選択スイッチ104を各々介してグローバルデータ線GDL0(0,1,2,3)〜GDL31(0,1,2,3)に出力される。
同様に、セクタ102−2のグローバルビット線GBL0(2,3)〜GBL31(2,3)とセクタ102−3のグローバルビット線GBL0(2,3)〜GBL31(2,3)は、32個のセンス回路103の入力端子にそれぞれ共通接続されている。各センス回路103の出力信号は、32個の選択スイッチ104を各々介してグローバルデータ線GDL0(0,1,2,3)〜GDL31(0,1,2,3)に各々出力される。
セクタ102−4のグローバルビット線GBL0(4,5)〜GBL31(4,5)とセクタ102−5のグローバルビット線GBL0(4,5)〜GBL31(4,5)は、32個のセンス回路103の入力端子にそれぞれ共通接続されている。各センス回路103の出力信号は、32個の選択スイッチ104を各々介してグローバルデータ線GDL0(4,5,6,7)〜GDL31(4,5,6,7)に出力される。
同様に、セクタ102−6のグローバルビット線GBL0(6,7)〜GBL31(6,7)とセクタ102−7のグローバルビット線GBL0(6,7)〜GBL31(6,7)は、32個のセンス回路103の入力端子にそれぞれ共通接続されている。各センス回路103の出力信号は、32個の選択スイッチ104を各々介してグローバルデータ線GDL0(4,5,6,7)〜GDL31(4,5,6,7)に各々出力される。
グローバルデータ線GDL0(0,1,2,3)〜GDL31(0,1,2,3)およびGDL0(4,5,6,7)〜GDL31(4,5,6,7)と基準電圧(GND)の間には64個のグローバルデータ線選択トランジスタ105が各々設けられている。グローバルデータ線GDL0(0,1,2,3)〜GDL31(0,1,2,3)に設けられた32個のグローバルデータ線選択トランジスタ105のゲートには、それぞれ、グローバルデータ線選択反転信号SELB0が入力される。また、グローバルデータ線GDL0(4,5,6,7)〜GDL31(4,5,6,7)に設けられた32個のグローバルデータ線選択トランジスタ105のゲートには、それぞれ、グローバルデータ線選択反転信号SELB1が入力される。
グローバルデータ線GDL0(0,1,2,3)〜GDL31(0,1,2,3)とGDL0(4,5,6,7)〜GDL31(4,5,6,7)の各信号は、それぞれ最下位階層のOR回路106L0〜106L31に入力される。さらに、最下位階層のOR回路106L0〜106L31の出力信号は、グローバルデータ線GDL0L〜GDL31Lを各々介して、最下位階層の1つ上の階層のOR回路107−0〜107−31に各々入力される。
セクタ102−8のグローバルビット線GBL0(8,9)〜GBL31(8,9)とセクタ102−9のグローバルビット線GBL0(8,9)〜GBL31(8,9)は、32個のセンス回路103の入力端子にそれぞれ共通接続されている。各センス回路103の出力信号は、32個の選択スイッチ104を各々介してグローバルデータ線GDL0(8,9,10,11)〜GDL31(8,9,10,11)に各々出力される。
同様に、セクタ102−10のグローバルビット線GBL0(10,11)〜GBL31(10,11)とセクタ102−11のグローバルビット線GBL0(10,11)〜GBL31(10,11)は、32個のセンス回路103の入力端子にそれぞれ共通接続されている。各センス回路103の出力信号は、32個の選択スイッチ104を各々介してグローバルデータ線GDL0(8,9,10,11)〜GDL31(8,9,10,11)に各々出力される。
セクタ102−12のグローバルビット線GBL0(12,13)〜GBL31(12,13)とセクタ102−13のグローバルビット線GBL0(12,13)〜GBL31(12,13)は、32個のセンス回路103の入力端子にそれぞれ共通接続されている。各センス回路103の出力信号は、32個の選択スイッチ104を各々介してグローバルデータ線GDL0(12,13,14,15)〜GDL31(12,13,14,15)に各々出力される。
同様に、セクタ102−14のグローバルビット線GBL0(14,15)〜GBL31(14,15)とセクタ102−15のグローバルビット線GBL0(14,15)〜GBL31(14,15)は、32個のセンス回路103の入力端子にそれぞれ共通接続されている。各センス回路103の出力信号は、32個の選択スイッチ104を各々介してグローバルデータ線GDL0(12,13,14,15)〜GDL31(12,13,14,15)に各々出力される。
グローバルデータ線GDL0(0,1,2,3)〜GDL31(0,1,2,3)およびGDL0(4,5,6,7)〜GDL31(4,5,6,7)と基準電圧(GND)の間には64個のグローバルデータ線選択トランジスタ105が各々設けられている。グローバルデータ線GDL0(0,1,2,3)〜GDL31(0,1,2,3)に設けられた32個のグローバルデータ線選択トランジスタ105のゲートには、それぞれ、グローバルデータ線選択反転信号SELB0が入力される。また、グローバルデータ線GDL0(4,5,6,7)〜GDL31(4,5,6,7)に設けられた32個のグローバルデータ線選択トランジスタ105のゲートには、それぞれ、グローバルデータ線選択反転信号SELB1が入力される。
グローバルデータ線GDL0(8,9,10,11)〜GDL31(8,9,10,11)とGDL0(12,13,14,15)〜GDL31(12,13,14,15)の各信号は、それぞれ最下位階層のOR回路106R0〜106R31に入力される。さらに、最下位階層のOR回路106R0〜106R31の出力先であるグローバルデータ線GDL0R〜GDL31Rの各信号は、それぞれ最下位階層の1つ上の階層のOR回路107−0〜107−31に入力される。
OR回路107−0〜107−31は、それぞれグローバルデータ線GDL0L〜GDL31Lとグローバルデータ線GDL0R〜GDL31Rの各信号が入力され、それぞれ出力信号が出力端子OUT0〜OUT31に出力される。
各センス回路の出力を制御する選択スイッチには、各セクタに対応して、センス回路選択信号が入力される。すなわち、セクタ102−0とセクタ102−1を選択する選択スイッチ104には、選択信号SAS(0,1)が入力される。セクタ102−2とセクタ102−3を選択する選択スイッチ104には、選択信号SAS(2,3)が入力される。セクタ102−4とセクタ102−5を選択する選択スイッチ104には、選択信号SAS(4,5)が入力される。セクタ102−6とセクタ102−7を選択する選択スイッチ104には、選択信号SAS(6,7)が入力される。セクタ102−8とセクタ102−9を選択する選択スイッチ104には、選択信号SAS(8,9)が入力される。セクタ102−10とセクタ102−11を選択する選択スイッチ104には、選択信号SAS(10,11)が入力される。セクタ102−12とセクタ102−13を選択する選択スイッチ104には、選択信号SAS(12,13)が入力される。セクタ102−14とセクタ102−15を選択する選択スイッチ104には、選択信号SAS(14,15)が入力される。
ここで、グローバルデータ線GDL0(0,1,2,3)〜GDL31(0,1,2,3)は、セクタ102−1〜セクタ102−3の上に配線され、グローバルデータ線GDL0(4,5,6,7)〜GDL31(4,5,6,7)は、セクタ102−4〜セクタ102−7の上に配線され、グローバルデータ線GDL0(8,9,10,11)〜GDL31(8,9,10,11)は、セクタ102−9〜セクタ102−11の上に配線され、グローバルデータ線GDL0(12,13,14,15)〜GDL31(12,13,14,15)は、セクタ102−12〜セクタ102−14の上に配線される。
次に、本実施形態の動作を説明する。図示しない行アドレスと列アドレスによりセクタ102−0内の32個のメモリセルが選択されると、この32個のメモリセルのデータがグローバルビット線GBL0(0,1)〜GBL31(0,1)各々を介して32個のセンス回路103に各々入力される。一方、非選択セクタ102−1〜102−15では、図10に示す列選択アドレス信号CA0〜CA7、CB0〜CB7の全てが非選択となるので、列選択回路101が非選択となり、図7のグローバルビット線GBL0(0,1)〜GBL31(0,1)には、メモリセルのデータが出力されない。このため、32個のセンス回路103には、セクタ102−0の32個のメモリセルのデータが入力される。この状態で、センス回路選択信号SAS(0,1)がHighになると、32個の選択スイッチ104がオンとなり、グローバルデータ線GDL0(0,1,2,3)〜GDL31(0,1,2,3)にセクタ102−0の32個のメモリセルのデータが出力される。
一方、非選択セクタ102−1〜102−15においても、図10に示す列選択アドレス信号CA0〜CA7、CB0〜CB7の全てが非選択となるので、列選択回路101が非選択となり、図7の他のグローバルビット線には、メモリセルのデータが出力されない。
また、センス回路選択信号SAS(2,3)、SAS(4,5),SAS(6,7),SAS(8,9)、SAS(10,11)、SAS(12,13)およびSAS(14,15)は全てLowレベルとなり、該当する選択スイッチ104がオフとなるので、グローバルデータ線GDL0(0,1,2,3)〜GDL31(0,1,2,3)、GDL0(4,5,6,7)〜GDL31(4,5,6,7)、GDL0(8,9,10,11)〜GDL31(8,9,10,11)、GDL0(12,13,14,15)〜GDL31(12,13,14,15)は、セクタ102−2〜102−15のセンス回路から切り離される。
ここで、グローバルデータ線選択反転信号SELB0がLowレベル(選択)、他のグローバルデータ線選択反転信号SELB1、SELB2、SELB3はHigh(非選択)となるので、グローバルデータ線GDL0(0,1,2,3)〜GDL31(0,1,2,3)にセクタ0(102−0)のメモリセルのデータが出力され、他のグローバルデータ線GDL0(4,5,6,7)〜GDL31(4,5,6,7)、グローバルデータ線GDL0(8,9,10,11)〜GDL31(8,9,10,11)、グローバルデータ線GDL0(12,13,14,15)〜GDL31(12,13,14,15)は全て強制的にLowレベルとなる。従って、セクタ102−0の32個のメモリセルのデータが最下位階層のOR回路106L0〜106L31を介してグローバルデータ線GDL0L〜GDL31Lに出力される。この時、他のグローバルデータ線GDL0R〜GDL31Rは、OR回路106R0〜106R31を介してLowレベルが出力されており、セクタ102−0の32個のメモリセルのデータが最下位階層の1つ上の階層のOR回路107−0〜107−31を各々介して出力端子OUT0〜OUT31に各々出力される。
なお、本実施形態では、出力ビット0〜31の配置の順番を、図6の左側のセクタと右側のセクタでは逆にしている。すなわち、左側のセクタでは、出力ビットは、左から出力ビット0、出力ビット1、・・・、出力ビット31としており、右側のセクタでは、左から出力ビット31、出力ビット30、・・・、出力ビット0としている。この理由としては、最下位階層の1つ上の階層のOR回路108−0〜108−31の入力信号であるグローバルデータ線において、GDL0LとGDL0R、GDL1LとGDL1R、・・・、GDL31LとGDL31Rの2入力信号の配線長(寄生容量)を出来るだけ等価にするためである。
本実施形態によれば、センス回路の出力を制御する選択スイッチに接続されるグローバルデータ線を分割して配線容量等の寄生容量を削減し、さらに、このグローバルデータ線の信号を高速動作が可能なOR回路に入力することで、高速動作を実現することができる。さらに、センス回路103(0,1)を、セクタ102−0とセクタ102−1の共有のセンス回路とし、センス回路103(2,3)を、セクタ102−2とセクタ102−3の共有のセンス回路とすることにより、センス回路の数を削減でき、メモリの面積の縮小化を達成することができる。さらに、グローバルデータ線をセクタの上に配置することにより、配線容量および配線領域を削減することができ、高速で、かつ面積の縮小された大容量メモリを提供することができる。
<第8実施形態>
図8はこの発明の第8実施形態であるメモリの構成を示す回路図である。本実施形態(図8)が上記第7実施形態(図7)と異なるところは、図7において、最下位階層のOR回路106L0〜106L31および106R0〜106R31を削除して、簡略化された構成としたことである。なお、図8において、図7と同じ構成の要素には、同一の符号が付されている。
図8において、セクタ102−0〜102−15は、図7と同じ構成のセクタである。セクタ102−0のグローバルビット線GBL0(0,1)〜GBL31(0,1)とセクタ102−1のグローバルビット線GBL0(0,1)〜GBL31(0,1)は、32個のセンス回路103の入力端子にそれぞれ共通接続されている。各センス回路103の出力信号は、32個の選択スイッチ104を各々介してグローバルデータ線GDL0L〜GDL31Lに各々出力される。
セクタ102−2のグローバルビット線GBL0(2,3)〜GBL31(2,3)とセクタ102−3のグローバルビット線GBL0(2,3)〜GBL31(2,3)は、32個のセンス回路103の入力端子にそれぞれ共通接続されている。各センス回路103の出力信号は、32個の選択スイッチ104を各々介してグローバルデータ線GDL0L〜GDL31Lに各々出力される。
同様にして、セクタ102−6のグローバルビット線GBL0(6,7)〜GBL31(6,7)とセクタ102−7のグローバルビット線GBL0(6,7)〜GBL31(6,7)は、32個のセンス回路103の入力端子にそれぞれ共通接続されている。各センス回路103の出力信号は、32個の選択スイッチ104を各々介してグローバルデータ線GDL0L〜GDL31Lに各々出力される。
グローバルデータ線GDL0L〜GDL31Lと基準電圧(GND)の間には32個のグローバルデータ線選択トランジスタ105が各々設けられている。グローバルデータ線GDL0L〜GDL31Lに設けられた32個のグローバルデータ線選択トランジスタ105のゲートには、それぞれ、グローバルデータ線選択反転信号SELBLが入力される。
グローバルデータ線GDL0L〜GDL31Lの各信号は、OR回路107−0〜107−31に入力される。
セクタ102−8のグローバルビット線GBL0(8,9)〜GBL31(8,9)とセクタ102−9のグローバルビット線GBL0(8,9)〜GBL31(8,9)は、32個のセンス回路103の入力端子にそれぞれ共通接続されている。各センス回路103の出力信号は、32個の選択スイッチ104を各々介してグローバルデータ線GDL0R〜GDL31Rに各々出力される。
セクタ102−10のグローバルビット線GBL0(10,11)〜GBL31(10,11)とセクタ102−11のグローバルビット線GBL0(10,11)〜GBL31(10,11)は、32個のセンス回路103の入力端子にそれぞれ共通接続されている。各センス回路103の出力信号は、32個の選択スイッチ104を各々介してグローバルデータ線GDL0R〜GDL31Rに各々出力される。
同様にして、セクタ102−14のグローバルビット線GBL0(14,15)〜GBL31(14,15)とセクタ102−15のグローバルビット線GBL0(14,15)〜GBL31(14,15)は、32個のセンス回路103の入力端子にそれぞれ共通接続されている。各センス回路103の出力信号は、32個の選択スイッチ104を各々介してグローバルデータ線GDL0R〜GDL31Rに各々出力される。
グローバルデータ線GDL0R〜GDL31Rと基準電圧(GND)の間には32個のグローバルデータ線選択トランジスタ105が各々設けられている。この32個のグローバルデータ線選択トランジスタ105のゲートには、それぞれ、グローバルデータ線選択反転信号SELBRが入力される。
OR回路107−0〜107−31は、グローバルデータ線GDL0L〜GDL31Lの各信号とグローバルデータ線GDL0R〜GDL31Rの各信号の各論理和を示す各信号を出力端子OUT0〜OUT31に各々出力する。
各センス回路の出力を制御する選択スイッチ104には、各セクタに対応して、センス回路選択信号が入力される。すなわち、セクタ102−0とセクタ102−1を選択する選択スイッチ104には、選択信号SAS(0,1)が入力される。セクタ102−2とセクタ102−3を選択する選択スイッチ104には、選択信号SAS(2,3)が入力される。セクタ102−4とセクタ102−5を選択する選択スイッチ104には、選択信号SAS(4,5)が入力される。セクタ102−6とセクタ102−7を選択する選択スイッチ104には、選択信号SAS(6,7)が入力される。セクタ102−8とセクタ102−9を選択する選択スイッチ104には、選択信号SAS(8,9)が入力される。セクタ102−10とセクタ102−11を選択する選択スイッチ104には、選択信号SAS(10,11)が入力される。セクタ102−12とセクタ102−13を選択する選択スイッチ104には、選択信号SAS(12,13)が入力される。セクタ102−14とセクタ102−15を選択する選択スイッチ104には、選択信号SAS(14,15)が入力される。
ここで、グローバルデータ線GDL0L〜GDL31Lは、セクタ102−1〜セクタ102−7の上に配置され、グローバルデータ線GDL0R〜GDL31Rは、セクタ102−9〜セクタ102−15の上に配置される。
次に、本実施形態の動作を説明する。基本動作は、上記第7実施形態(図7)と同様である。図示しない行アドレスと列アドレスにより、セクタ102−0内の32個のメモリセルが選択されると、この32個のメモリセルのデータがグローバルビット線GBL0(0,1)〜GBL31(0,1)を各々介して32個のセンス回路103に入力される。一方、非選択セクタ102−1〜非選択セクタ102−15では、図10に示す列選択アドレス信号CA0〜CA7、CB0〜CB7の全てが非選択となるので、列選択回路101が非選択となり、図8のグローバルビット線GBL0(0,1)〜GBL31(0,1)には、メモリセルのデータが出力されない。このため、32個のセンス回路103には、セクタ102−0の32個のメモリセルのデータが入力される。この状態で、センス回路選択信号SAS(0,1)がHighになり32個の選択スイッチ104がオンとなると、グローバルデータ線GDL0L〜GDL31Lにセクタ102−0の32個のメモリセルのデータが出力される。
一方、非選択セクタ102−1〜非選択セクタ102−15においても、図10に示す列選択アドレス信号CA0〜CA7、CB0〜CB7の全てが非選択となるので、列選択回路101が非選択となり、図8の他のグローバルビット線には、メモリセルのデータが出力されない。
また、センス回路選択信号SAS(2,3)、SAS(4,5),SAS(6,7),SAS(8,9)、SAS(10,11)、SAS(12,13)およびSAS(14,15)は全てLowレベルとなり、該当する選択スイッチ104がオフとなるので、グローバルデータ線GDL0L〜GDL31L、GDL0R〜GDL31Rは、セクタ102−2〜102−15のセンス回路から切り離される。
ここで、図示しないアドレス回路により、グローバルデータ線選択反転信号SELBLがLowレベル(選択)、SELBRがHighレベル(非選択)とされるので、グローバルデータ線GDL0L〜GDL31Lにセクタ102−0の32個のメモリセルのデータが読み出され、グローバルデータ線GDL0R〜GDL31Rは全て強制的にLowレベルとなる。従って、OR回路107−0〜107−31を介してセクタ102−0の32個のメモリセルのデータが出力端子OUT0〜OUT31に出力される。
なお、本実施形態では、出力ビット0〜31の配置の順番は、図7の配置とは異なり、左側のセクタと、右側のセクタとで、同じ順番にしている。このように配置することで、配置の容易性が増す。デメリットとしては、OR回路107−0〜107−31へ入力される組の配線、グローバルデータ線GDL0LとGDL0R、GDL1LとGDL1R、・・・・、GDL31LとGDL31Rの配線長(寄生容量)に差が生じる懸念があるが、OR回路107−0〜107−31の配置場所を最適化することにより、等価に近づけることが可能である。
本実施形態によれば、センス回路の出力を制御する選択スイッチに接続されるグローバルデータ線を分割して配線容量等の寄生容量を削減し、さらに、このグローバルデータ線の信号を高速動作が可能なOR回路に入力することで、高速動作を実現することができる。さらに、センス回路103(0,1)を、セクタ0とセクタ1の共有のセンス回路とし、センス回路103(2,3)を、セクタ2とセクタ3の共有のセンス回路とすることにより、センス回路の数を削減することができ、面積の縮小化を達成することができる。さらに、グローバルデータ線をセクタの上に配置することにより、配線容量および配線領域を削減することができ、高速で、かつ面積の縮小された大容量メモリを提供することができる。
<第9実施形態>
図9はこの発明の第9実施形態であるメモリの構成を示す回路図である。本実施形態(図9)は、上記第2実施形態(図2)を2セット設けたものである。本実施形態では、セクタ102−0とセクタ102−1の出力先を共有のセンス回路103(0,1)とし、セクタ102−2とセクタ102−3の出力先を共有のセンス回路103(2,3)とし、セクタ102−4とセクタ102−5の出力先を共有のセンス回路103(4,5)とし、セクタ102−6とセクタ102−7の出力先を共有のセンス回路103(6,7)としている。センス回路103(0,1)、センス回路103(2,3)、センス回路103(4,5)、センス回路103(6,7)の出力先であるグローバルデータ線GDL(0,1)、GDL(2,3)、GDL(4,5)、GDL(6,7)の各信号は、OR回路106に入力され、OR回路106の出力信号が出力端子OUTに出力される。
第2実施形態では、OR回路として2入力のOR回路を用いたが、本実施形態のように、4入力のOR回路106を用いると、OR回路の削減が可能となる。すなわち、センス回路の削減およびOR回路の削減が達成できる。
次に、本実施形態の動作を説明する。図示しない行アドレスと列アドレスにより、セクタ102−0の1つのメモリセルが選択されて、セクタ102−0のメモリセルのデータがグローバルビット線GBLを介してセンス回路103(0,1)に入力される。一方、非選択セクタ102−1は、図10に示す列選択アドレス信号CA0〜CA7、CB0〜CB7の全てが非選択となるので、列選択回路101が非選択となり、グローバルビット線GBLには、メモリセルのデータが出力されない。このため、センス回路103(0,1)には、セクタ102−0のデータが入力される。また、センス回路選択信号SAS(0,1)がHighになりセンス回路103(0,1)が選択されるので、グローバルデータ線GDL(0,1)にセクタ102−0のメモリセルのデータが読み出される。一方、センス回路選択信号SAS(2,3)、SAS(4,5)、SAS(6,7)はLowレベルとなり、センス回路103(2,3)、センス回路103(4,5)、センス回路103(6,7)は非選択となるので、図示しない設定手段により、センス回路103(2,3)、センス回路103(4,5)、センス回路103(6,7)の各出力信号は強制的にLowレベルとされ、グローバルデータ線GDL(2,3)、グローバルデータ線GDL(4,5)、グローバルデータ線GDL(6,7)は全てLowレベルとなる。従って、OR回路106は、セクタ102−0のメモリセルのデータを出力する。
本実施形態によれば、センス回路の出力信号を、選択スイッチを介さないで、直接高速動作が可能なOR回路に入力することで、高速動作を実現することができる。さらに、センス回路103(0,1)を、セクタ102−0とセクタ102−1の共有のセンス回路とし、センス回路103(2,3)を、セクタ102−2とセクタ102−3の共有のセンス回路とし、センス回路103(4,5)を、セクタ102−4とセクタ102−5の共有のセンス回路とし、センス回路103(6,7)を、セクタ102−6とセクタ102−7の共有のセンス回路とすることにより、センス回路の数を削減することができ、面積の縮小化を達成することができる。さらに、センス回路103(0,1)、センス回路103(2,3)、センス回路103(4,5)、センス回路103(6,7)の各出力信号を、4入力のOR回路に入力することで、OR回路の削減とともに、OR回路の段数も削減することができ、さらなる面積削減と高速化を達成することができる。
<他の実施形態>
以上、この発明の第1〜第9実施形態を説明したが、この発明には他の実施形態が考えられる。例えば次の通りである。
(1)上記第5〜第8実施形態(図5〜図8)では、論理回路としてOR回路を使用したが、第3〜第4実施形態(図3〜図4)のように、論理回路としてAND回路を使用してもよい。
(2)上記第6〜第8実施形態(図6〜図8)において、読み出し対象であるメモリセルを含まないセクタを非選択セクタとし、この非選択セクタでは、図10に示す列選択アドレス信号CA0〜CA7、CB0〜CB7の全てを非選択とした。しかし、これは、一例であり、読み出し対象であるメモリセルを含まないセクタを非選択とせずに、当該セクタからセンス回路に何等かのメモリセルのデータを読み出すようにしてもよい。この場合、当該セクタのために設けられたセンス回路のセンス回路選択スイッチ104がオフしているので、データがグローバルデータ線に読み出されることはない。この場合には、センス回路選択信号にアドレスを割り付けることで、センス回路に読み出されたメモリセルのデータを、順次センス回路選択信号を切り替えて読み出す、いわゆるページモード読出しが可能となる。
(3)上記第2、第4、第6〜第8実施形態(図2、図4、図6〜図8)では、2つのセクタ毎に1つのセンス回路を設けたが、この実施形態に限らず、複数のセクタ毎に1つのセンス回路を設けてもよい。たとえば、4つのセクタのグローバルビット線を1つのセンス回路の入力端子に共通接続すれば、4つのセクタに1つのセンス回路を設けることとなり、センス回路の面積を削減することができる。この場合において、4つのセクタを共通接続するグローバルビット線をセクタの上部に配置すると、配線領域を削減することができ、面積縮小に効果的である。
(4)上記第2、第4および第8実施形態(図2、図4および図8)では、論理回路(OR回路あるいはAND回路)が1段にて構成された。また、上記第1、第3、第5および第7実施形態(図1、図3、図5および図7)では、論理回路(OR回路あるいはAND回路)が1段目と2段目の2段にて構成された。また、上記第6実施形態(図6)では、論理回路(OR回路あるいはAND回路)が1段目、2段目および3段目の3段にて構成された。しかし、論理回路の段数を3段以上としてもよい。
(5)上記各実施形態では、ローカルビット線は第1層目のメタル配線層、グローバルデータ線GDLは第2層目のメタル配線層とした。しかし、重要なのは、グローバルデータ線GDLがローカルビット線の上層部に配置されることであり、グローバルデータ線GDLがローカルビット線の間に他の層の配線があっても問題ない。例えば、適用されるプロセスに応じて、ローカルビット線を第2層目のメタル配線層、グローバルデータ線GDLを第4層目のメタル配線層としてもよい。
(6)上記各実施形態において、メモリセルは、1トランジスタ/セルで構成されるフラッシュメモリセルであった。しかし、他のメモリセル、例えば、2トランジスタ/セルで構成されるEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、あるいは、ビット線と反転ビット線を有するSRAM(Static Randoam Access Memory )でも同様の構成が可能である。