JP6619803B2 - デンタルウェッジ - Google Patents

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Description

(関連出願の相互参照)
本出願は、2014年6月4日に申請された米国特許出願第62/007,661号の優先権を主張する。
(連邦系調査に関する記述)
該当なし
本発明は、修復歯科学で使用されることのできるデンタルウェッジに関する。
修復歯科学ではデンタルウェッジが何十年の間実施されている。最初のウェッジは、断面および上面が三角形である三角形の固体ウェッジであった。木製ウェッジの欠点は、上面から見て、三角形状が、ウェッジが挿入されたのと反対の方向にウェッジをはじき出す結果となる方向力を作り出してしまうということである。このことは、ウェッジが定期的に緩むにつれてそれを定期的に歯間にまた押し込まなければならないという問題を歯科医にもたらすことになる。歯科医が、ウェッジが部分的に滑り出していることに気が付かなければ、その結果生じる接触は、歯の隣接表面への不充分な横圧力のために不充分となる可能性がある。固体木製ウェッジの他の欠点は、それらがしばしば歯間の柔らかい組織(乳頭)を傷つけてしまうということである。
その後導入された軟性プラスチックウェッジは、頬から舌へ、または舌から頬への挿入経路を有する。例えば、米国特許出願公報第2011/0171596号、米国特許出願公報第2007/0254263号、および米国特許第6,074,210号を参照されたい。上面図で見て、砂時計形状の軟性ウェッジもあり、それらは本質的に2つの近似した丸みである接触区域のより良い解剖学的適応をもたらす。砂時計形状は、ウェッジを接触区域から後退しないようにしておく助けとなる。これらのウェッジはしばしば、乳頭への傷つけを軽減してウェッジの容易な挿入をできるようにすることが可能な中空の歯肉面を有する。これらのほとんどのウェッジの欠点は、それらが極めて軟性であって、歯同士を隔てるため、かつ余分な充填物を解消するためにマトリックスの歯肉局面を密閉するべく作り出される横力を欠くということである。米国特許出願公報第2011/0171596号のデンタルウェッジの場合には、より硬質の側壁とより誇張された、よりフィットした砂時計形状とが、より充分な楔入圧とマトリックスのより充分なフィット性および密閉性とを作り出したが、先端部の隅棟のより広い張り出しと先端部のより強靭な側壁とが、米国特許出願公報第2011/0171596号のデンタルウェッジを、医師が2つの丸み同士の最も接近する接触区域の中心で先端部を狭窄部(最大狭窄ゾーン)に押し通そうとする際に、より配置し難くしている。
咬合面歯肉の挿入経路を利用して定位置内に嵌り込む、砂時計形状の弾性ストリップも導入されている。これらの弾性ウェッジ装置は、配置の難しさと、歯肉組織から立ち上がり離れ、接触区域に干渉してしまう傾向とを含むいくつかの要因のために、従来型ウェッジほどは一般的ではない。
現在のウェッジは、特定の解剖学的な多様性を考慮しない場合がある。時として存在する解剖学的な一変化形態に、最大狭窄ゾーンが通常位置決めされる歯中央の凹部がある。この解剖学的変化形態は、上顎第1小臼歯の近心で一般的である。これはなだらかで滑らかな窪みとして現れる。
上述の溝とは異なった状況で、異なった歯中央の凹部、即ち根の分岐部が存在する。これは一部の加齢過程にある成人にも存在する。それは歯および歯肉の後退が根の深い区域を露出させている歯の場合である。そこでは、歯が複数の根に分離し始める後方歯の多くで歯中央の凹部が存在する。これは根の分岐部と呼ばれ、一般的には著しい窪みを備えたカモメの翼状の凹部である。
このように、挿入し易く、挿入後に定位置に留まり、解剖学的多様性を考慮する改良型デンタルウェッジが求められている。
本発明は上述の必要を満たすデンタルウェッジを提供する。
一形態では、本デンタルウェッジはウェッジの上隆起区域内に1つのスロットまたは一連のスロットを含んで、充填するべき1本または複数の歯の隣接面間区域の最も狭い部位を通過するのに必要となるウェッジの対向壁の一時的な倒壊をできるようにする。
他の形態では、本デンタルウェッジは、ウェッジの上隆起区域内、ウェッジの先端部位内で、隆起区域の薄化を伴う材質の脆弱さを含むことができ(はっきりとしたスロットの代わりに)、そこではウェッジの厚みが唐突または次第に周囲の壁厚の1%から99%分の範囲で縮小される。
他の形態では、本デンタルウェッジは、ウェッジの第1、第2、第3、第4、第5、および第6突出領域のうちの1つまたは複数の外側壁セクション内の多数の側方切込み(2〜100など)を含むことができて、より良い適合と隣接歯間の最大狭窄ゾーンを通したより容易な挿入とができるようにする。
他の形態では、本デンタルウェッジは上述の特徴のうちの1つまたは複数(最大で全て)を含むことができて、隣接歯間の最大狭窄ゾーンを通した通常の頬から舌または舌から頬への挿入の間、通常のそうでない場合の実際よりも硬質かつ/または厚い隆起部および側壁区域ができるようにする。
一態様では、本発明は外端から反対側の内端に延在する細長い本体を有するデンタルウェッジを提供する。本体は長手方向中間壁と、中間壁に連結された長手方向第1側壁と、中間壁に連結された長手方向第2側壁とを含む。第1側壁と第2側壁はそれぞれ中間壁から向こうに張り出して、第1側壁の第1遠位端と第2側壁の第2遠位端とが離隔して、逆さの全体的にV字形状の横断面を本体に作り出す。本体は中間壁、第1側壁、および第2側壁によって形成された上面と底面を有する。中間壁は、第1側壁と第2側壁それぞれと比較して柔軟性の高い領域を含む。
柔軟性の高い領域は中間壁内の貫通孔であることができる。柔軟性の高い領域は第1側壁と第2側壁との間の材質の脆弱な部位であることができる。材質の脆弱な部位は、第1側壁と第2側壁のいずれの厚みよりも小さな中間壁の第1厚みを備えることができる。材質の脆弱な部位は、第1側壁と第2側壁の周囲セクションを備える第2材料と比較して、柔軟性の高い第1材料を備えることができる。
第1側壁は第1外方突出領域を含むことができ、第2側壁は第2外方突出領域を含むことができ、柔軟性の高い領域は、第1外方突出領域と第2外方突出領域との間の中間壁内に位置決めされることができる。第1外方突出領域および第2外方突出領域は本体の内端に隣接して位置付けられることができる。第1側壁は、本体の外端に隣接して位置付けられた第3外方突出域を含むことができ、第1外方突出領域と第3外方突出領域とは、第1側壁の第1凹形セクションを画定することができる。第2側壁は、本体の外端に隣接して位置付けられた第4外方突出領域を含むことができ、第2外方突出領域と第4外方突出領域とは、第2側壁の第2凹形セクションを画定することができる。第1側壁の第3外方突出領域は、第1側壁内に少なくとも1つの可動タブを画定する切込みを含むことができ、第2側壁の第4外方突出領域は、第2側壁内に少なくとも1つの可動タブを画定する切込みを含むことができる。
中間壁は、第1側壁と第2側壁それぞれと比較して柔軟性の高い第2領域を含むことができる。柔軟性の高い第2領域は、中間壁内に第2貫通孔を備えることができる。柔軟性の高い第2領域は、第1側壁と第2側壁との間に材質の脆弱な第2部位を備えることができる。
他の態様では、本デンタルウェッジは外端から反対側の内端に延在する細長い本体を有する。本体は、長手方向中間壁と、中間壁に連結された長手方向第1側壁と、中間壁に連結された長手方向第2側壁とを含む。第1側壁と第2側壁はそれぞれ中間壁から向こうに張り出して、第1側壁の第1遠端と第2側壁の第2遠端とが離隔されて本体に対して逆さの全体的にV字形状の横断面を作り出す。本体は中間壁、第1側壁、および第2側壁によって形成された上面と底面を有する。第1側壁は、第1側壁内に少なくとも1つの可動タブを画定する切込みを有する第1外方突出領域を含む。第2側壁は、第2側壁内に少なくとも1つの可動タブを画定する切込みを有する第2外方突出領域を含むことができる。第1側壁の第1外方突出領域は本体の外端に隣接して位置付けられることができ、第2側壁の第2外方突出領域は本体の外端に隣接して位置付けられることができる。中間壁は、第1側壁と第2側壁それぞれと比較して柔軟性の高い領域を含むことができる。柔軟性の高い領域は中間壁内に貫通孔を備えることができる。柔軟性の高い領域は、第1側壁と第2側壁との間に材質の脆弱な部位を備えることができる。
他の態様では、本デンタルウェッジは外端から反対側の内端に延在する細長い本体を有する。本体は長手方向中間壁と、中間壁に連結された長手方向第1側壁と、中間壁に連結された長手方向第2側壁とを含む。第1側壁と第2側壁はそれぞれ中間壁から向こうに張り出して、第1側壁の第1遠端と第2側壁の第2遠端とが離隔されて本体に対して逆さの全体的にV字形状の横断面を作り出す。本体は中間壁、第1側壁、および第2側壁によって形成された上面と底面を有する。第1側壁は、本体の内端に隣接して位置付けられた第1外方突出領域を含み、第1側壁は、本体の外端に隣接して位置付けられた第2外方突出領域を含み、第1側壁は、第1外方突出領域と第2外方突出領域との間に位置付けられた第3外方突出領域を含む。第2側壁は、本体の内端に隣接して位置付けられた第4外方突出領域を含むことができ、第2側壁は、本体の外端に隣接して位置付けられた第5外方突出領域を含むことができる。第2側壁は、第1外方突出領域と第2外方突出領域との間に位置付けられた第6外方突出領域を含むことができる。
したがって、本発明の1つの利点は、隣接歯間に挿入し易いデンタルウェッジを提供することである。
本発明の他の利点は、隣接歯間に挿入した後、定位置に留まるデンタルウェッジを提供することである。
本発明の他の利点は、歯の解剖学的多様性を考慮するデンタルウェッジを提供することである。
以下の詳しい説明、図面、および添付請求項を考察すれば、本発明のこれらおよび他の特徴、態様、および利点がより充分に理解される。
本発明によるデンタルウェッジの第1実施形態の上平面図である。 図1aのデンタルウェッジの側面図であり、反対側はその鏡像となっている。 図1aのデンタルウェッジの底面斜視図である。 隣接歯間に挿入する前の図1a〜1cのデンタルウェッジの上平面図である。 隣接歯間に挿入している間の図1a〜1cのデンタルウェッジの上平面図である。 隣接歯間に挿入した後の図1a〜1cのデンタルウェッジの上平面図である。 本発明によるデンタルウェッジの第2実施形態の上平面図である。 図3aのデンタルウェッジの側面図であり、反対側はその鏡像となっている。 図3aのデンタルウェッジの底面斜視図である。 図3bの線3d〜3dによる図3aのデンタルウェッジの断面図である。 本発明によるデンタルウェッジの第3実施形態の上平面図である。 図4aのデンタルウェッジの底面斜視図である。 本発明によるデンタルウェッジの第4実施形態の上平面図である。 図4cのデンタルウェッジの底面斜視図である。 本発明によるデンタルウェッジの第5実施形態の上平面図である。 図5aのデンタルウェッジの底面斜視図である。 本発明によるデンタルウェッジの第6実施形態の上平面図である。 図5cのデンタルウェッジの底面斜視図である。
図面についての以下の説明では、同様の部品を指すために図から図へ同様の参照番号が使用される。
本発明のデンタルウェッジについて説明する際の「上」、「底」、「前」、「後」、「内」、「左」、「外」、「右」などの相対用語の使用は、デンタルウェッジが使用されることのできる配向を制限することを目的とするものではない。そのような相対用語は単に本発明についてより便利に説明する役目を果たすに過ぎない。文脈によって明らかに反対の意味が示されていない限り、「上」はデンタルウェッジの閉鎖端の方向を指し、「底」はデンタルウェッジの開放端の方向を指し、「内」または「左」は隣接歯間に最初に挿入されるデンタルウェッジの端の方向を指し、「外」または「右」は、デンタルウェッジが隣接歯間に挿入されるとき把持されるデンタルウェッジの端の方向を指し、「前」は、見られる際にデンタルウェッジの外端が右側にあるときの見る人の方向を指し、「後」は、見られる際にデンタルウェッジの外端が右側にあるときの見る人から離れた方向を指す。
図1aから2cを見ると、本発明によるデンタルウェッジの第1実施形態110が示される。デンタルウェッジ110は、ランド区域123に隣接した外端から内側遠位先端部138まで延在する長手方向本体120を含む。第1垂直ランド区域123から向こうに延在するのは基部126を有する第1把持セクション124と、基部126から外方に延在するスプライン128とである。スプライン128は一般的に板状であるが、他の形状を有することも可能である。第1垂直ランド区域123の反対側で第1把持セクション124から向こうに延在するのは幾分か楕円形の第2ランド130である。ウェッジ110は一般的に弓形の底面149および下方縁部111を有する。
ウェッジ110の上面119は上隆起部121の両側に単一のピッチを含むことが可能である。ウェッジ110は、上面119の長手方向中間壁145と、中間壁145に連結された長手方向第1側壁147と、中間壁145に連結された反対側の長手方向第2側壁148とを有する。第1側壁147は第1突出領域112および第2突出領域113を含む。第2側壁148は第3突出領域114および第4突出領域115を含む。中間壁145内で、第1突出領域112と第3突出領域114との間にスロット141が位置付けられる。スロット141は第1側壁147と第2側壁148との間に貫通孔を画定する。スロット141は涙滴形、ダイアモンド形、円形、楕円形、または任意の適切な形状から選択された形状を有することができる。
第2突出領域113に隣接して、第1側壁147に複数の切込み151が形成されて、第1側壁147の第1群の可動タブ152を作り出す。第4突出領域115に隣接して、第2側壁148に複数の切込み163が形成されて、第2側壁148の第2群の可動タブ164を作り出す。
ウェッジ110をより精確に前歯と小臼歯との間に着座させるために、ウェッジ110は第1突出領域112と第2突出領域113との間に第1凹形セクション131を、第3突出領域114と第4突出領域115との間に第2凹形セクション132を有する。第1凹形セクション131および第2凹形セクション132は約2から約8ミリメートル、約3から約7ミリメートル、約4から約6ミリメートル、または約5ミリメートルの長さを有する。それとは対照的に、この寸法は臼歯間に使用されるウェッジでは約7.5〜8.0ミリメートルであることが可能である。
デンタルウェッジ110の第1把持セクション124のスプライン128に綿鉗子の内端鋸歯が係合することが可能である。デンタルウェッジ110は透明の歯科用部分マトリックスを歯肉に押し付けることが可能であり、歯が修復されて、ウェッジ110が隣接する歯同士を分離した状態でマトリックスが歯を密閉し、所望の空間の内側に充填材料を保持するようになることによって、充填材料を配置および硬化した後にマトリックスが取り外されるとき、歯T1、T2が一緒に「跳ね」戻り、マトリックスが取り外された際に存在した隙間を閉鎖するにつれて、マトリックスが取り外される際に形成される隙間が軽減される。
ウェッジ110は、図2a〜2cで示すように第1把持セクション124が綿鉗子で把持されながら、最初に遠位先端部138が倒壊しつつ挿入されながら、歯T1、T2の間に挿入される。図2bでは、どのようにしてスロット141によって、先端部138が歯T1、T2間の隣接面間空間を通過するにつれて第1側壁147と第2側壁148が内方に撓むことができるようになるかが分かる。第1群のタブ152と第2群のタブ164とは、ウェッジ110が歯T1、T2間の隣接面間空間を通ってさらに進むにつれて、それぞれ歯T1、T2に係合する。
図3a〜3dを見ると、本発明によるデンタルウェッジの第2実施形態210が示される。デンタルウェッジ210は、ランド区域223に隣接した外端から内側遠位先端部238まで延在する長手方向本体220を含む。第1垂直ランド区域223から向こうに延在するのは基部226を有する第1把持セクション224と、基部226から外方に延在するスプライン228とである。スプライン228は一般的に板状であるが、他の形状を有することも可能である。第1垂直ランド区域223の反対側で第1把持セクション224から向こうに延在するのは幾分か楕円形の第2ランド230である。ウェッジ210は一般的に弓形の底面249および下縁部211を有する。
ウェッジ210の上面219は、上隆起部221の両側に単一のピッチを含むことが可能である。ウェッジ210は、上面219の長手方向中間壁245と、中間壁245に連結された長手方向第1側壁247と、中間壁245に連結された長手方向第2側壁248とを有する。第1側壁247は、第1突出領域212および第2突出領域213を含む。第2側壁248は、第3突出領域214および第4突出領域215を含む。
第1側壁247と第2側壁248との間に材質の脆弱な部位を画定するように、第1突出領域212と第3突出領域214との間に中間壁245の部位241が設けられる。部位241は、涙滴形、円形、楕円形、または適切な形状から選択された上面図の周囲形状を有することができる。材質の脆弱さは、第1側壁247と第2側壁248の囲壁厚さと比較して1%から99%、5%から95%、10%から90%、20%から80%、30%から70%、または40%から60%の範囲で急激また徐々に縮小されるウェッジ210の中間壁245の部位241の厚みを使用することによって実現されることが可能である。材質の脆弱さは、第1側壁247と第2側壁248の周囲セクションを備える第2材料と比較して柔軟性の高い第1材料を、中間壁245の部位241内に使用することによっても実現されることが可能である。
第2突出領域213に隣接して、第1側壁247に複数の切込み251が形成されて、第1側壁247の第1群の可動タブ252を作り出す。第4突出領域215に隣接して、第2側壁248に複数の切込み263が形成されて、第2側壁248の第2群の可動タブ264を作り出す。
ウェッジ210をより精確に歯間に着座させるために、ウェッジ210は、第1突出領域212と第2突出領域213との間に第1凹形セクション231を、第3突出領域214と第4突出領域215との間に第2凹形セクション232を有する。第1凹形セクション231と第2凹形セクション232とは約2から約8ミリメートル、約3から約7ミリメートル、約4から約6ミリメートル、または約5ミリメートルの長さを有する。それとは対照的に、この寸法は臼歯間に使用されるウェッジでは約7.5〜8.0ミリメートルであることが可能である。デンタルウェッジ210の第1把持セクション224のスプライン228に綿鉗子の内端鋸歯が係合することが可能である。
デンタルウェッジ210は透明の歯科用部分マトリックスを歯肉に押し付けることが可能であり、歯が修復されて、ウェッジ210が隣接する歯同士を分離した状態でマトリックスが歯を密閉し、所望の空間の内側に充填材料を保持するようになることによって、充填材料を配置および硬化した後にマトリックスが取り外されるとき、歯T1、T2が一緒に「跳ね」戻り、マトリックスが取り外された際に存在した隙間を閉鎖するにつれて、マトリックスが取り外される際に形成される隙間が軽減される。ウェッジ210は、図2a〜2cで示すのと同様の方法で第1把持セクション224が綿鉗子で把持されながら、最初に遠位先端部238が倒壊しつつ挿入されながら、歯T1、T2の間に挿入される。材質の脆弱な部位241によって、先端部238が歯T1、T2間の隣接面間空間を通過するにつれて、第1側壁247と第2側壁248が内方に撓むことができるようになる。第1群のタブ252と第2群のタブ264は、ウェッジ210が歯T1、T2間の隣接面間空間を通ってさらに進むにつれて、それぞれ歯T1、T2に係合する。
図4a〜4bを見ると、本発明によるデンタルウェッジの第3実施形態310が示される。デンタルウェッジ310は、ランド区域323に隣接した外端から内側遠位先端部338まで延在する長手方向本体320を含む。第1垂直ランド区域323から向こうに延在するのは基部326を有する第1把持セクション324と、基部326から外方に延在するスプライン328とである。スプライン328は一般的に板状であるが、他の形状を有することも可能である。第1垂直ランド区域323の反対側で第1把持セクション324から向こうに延在するのは幾分か楕円形の第2ランド330である。ウェッジ310は一般的に弓形の底面349および下縁部311を有する。
ウェッジ310の上面319は上隆起部321の両側に単一のピッチを含むことが可能である。ウェッジ310は、上面319の長手方向中間壁345と、中間壁345に連結された長手方向第1側壁347と、中間壁345に連結された長手方向第2側壁348とを有する。第1側壁347は第1突出領域312、第2突出領域313、および第5突出領域370を含む。第2側壁348は、第3突出領域314および第4突出領域315を含む。中間壁345内で、第1突出領域312と第3突出領域314との間にスロット341が位置付けられて、第1側壁347と第2側壁348との間に貫通孔を画定する。スロット341は涙滴形、ダイアモンド形、円形、楕円形、または任意の適切な形状から選択された形状を有することができる。
ウェッジ310の第5突出領域370は利点を有する。従前のウェッジは上面図で、ウェッジが歯に係合する区域でしばしば凹形または平坦のいずれかであった(ウェッジ形状)。歯、特に小臼歯および臼歯の頸区域または歯茎区域は、溝または根の分岐部のいずれかと呼ばれる僅かなまたは著しい凹部を有する可能性がある。これらの場合に、歯科用マトリックスが、2つの突起部をわたる最短距離を直行して平坦のままであろうとしながら、マトリックスが凹部をわたって弧状をなすにつれて、余分な充填材料が、存在する隙間から噴出することが極めて一般的である。これは充填材料のオーバーハングまたは余剰と呼ばれ、フロスが引っ掛かり、破砕されるにつれてしばしば患者に対して歯肉組織の慢性的な炎症、潜在的歯肉疾患、および重症化をもたらす結果となる。分岐部とは歯根が分かれる区域である。分岐凹部は、歯根分岐区域内に自然に存在する窪みである。分岐凹部の内方寸法は、歯根尖端部に近いほど大きい。しかし凹部はクラウン付近にも存在する。分岐凹部の内方寸法は、患者の年齢に起因する内方の腐朽によっても大きくなっている場合がある。
ウェッジ310の第5突出領域370は、ウェッジ310がより精確に歯根分岐区域内に着座できるようにする。第5突出領域370の凸性は、患者の年齢に起因する腐朽による内方の根の分岐部および/または溝を有する場合のある歯表面との接触をもたらす。第5突出領域370は本体320の中心点に、または中心点に隣接した本体320の中間セクション内に位置付けられることが可能である。
第2突出領域313に隣接して、第1側壁347に複数の切込み351が形成されて、第1側壁347の第1群の可動タブ352を作り出す。第4突出領域315に隣接して、第2側壁348に複数の切込み363が形成されて、第2側壁348の第2群の可動タブ364を作り出す。第1突出領域312、第3突出領域314、および第5突出領域370のうちの1つまたは複数に隣接してウェッジ310に切込みを設けることも可能である。
ウェッジ310をより精確に歯間に着座させるために、ウェッジ310は第1突出領域312と第5突出領域370との間に第1凹形セクション331を、第2突出領域313と第5突出領域370との間に第2凹形セクション371を、第3突出領域314と第4突出領域315との間に第3凹形セクション332を有する。第1凹形セクション331および第2凹形セクション371は約1から約4ミリメートル、約1.5から約3.5ミリメートル、約2から約3ミリメートル、または約2.5ミリメートルの長さを有する。第3凹形セクション332は約2から約8ミリメートル、約3から約7ミリメートル、約4から約6ミリメートル、または約5ミリメートルの長さを有する。
デンタルウェッジ310の第1把持セクション324のスプライン328に綿鉗子の内端鋸歯が係合することが可能である。デンタルウェッジ310は透明の歯科用部分マトリックスを歯肉に押し付けることが可能であり、歯が修復されて、ウェッジ310が隣接する歯同士を分離した状態でマトリックスが歯を密閉し、所望の空間の内側に充填材料を保持するようになることによって、充填材料を配置および硬化した後にマトリックスが取り外されるとき、歯T1、T2が一緒に「跳ね」戻り、マトリックスが取り外された際に存在した隙間を閉鎖するにつれて、マトリックスが取り外される際に形成される隙間が軽減される。ウェッジ310は、図2a〜2cで示すような方法で第1把持セクション324が綿鉗子で把持されながら、最初に遠位先端部338が倒壊しつつ挿入されながら、歯T1、T2の間に挿入される。スロット341によって、先端部338が歯T1、T2間の隣接面間空間を通過するにつれて第1側壁347と第2側壁348が内方に撓むことができるようになる。第1群のタブ352と第2群のタブ364とは、ウェッジ310が歯T1、T2間の隣接面間空間を通ってさらに進むにつれて、それぞれ歯T1、T2に係合する。
図4cから4dを見ると、本発明によるデンタルウェッジの第4実施形態410が示される。デンタルウェッジ410は、ランド区域423に隣接した外端から内側遠位先端部438まで延在する長手方向本体420を含む。第1垂直ランド区域423から向こうに延在するのは基部426を有する第1把持セクション424と、基部426から外方に延在するスプライン428とである。スプライン428は一般的に板状であるが、他の形状を有することも可能である。第1垂直ランド区域423の反対側で第1把持セクション424から向こうに延在するのは幾分か楕円形の第2ランド430である。ウェッジ410は一般的に弓形の底面449および下縁部411を有する。
ウェッジ410の上面419は、上隆起部421の両側に単一のピッチを含むことが可能である。ウェッジ410は、上面419の長手方向中間壁445と、中間壁445に連結された長手方向第1側壁447と、中間壁445に連結された長手方向第2側壁448とを有する。第1側壁447は、第1突出領域412、第2突出領域413、および第5突出領域470を含む。ウェッジ410の第5突出領域470は、ウェッジ410がより精確に歯根分岐区域内に着座できるようにする。第5突出領域470の凸性は、患者の年齢に起因する腐朽による内方の根の分岐部および/または溝を有する場合のある歯表面との接触をもたらす。第5突出領域470は本体420の中心点に、または中心点に隣接した本体420の中間セクション内に位置付けられることが可能である。
ウェッジ410の第2側壁448は第3突出領域414および第4突出領域415を含む。第1突出領域412と第3突出領域414との間の中間壁445内に第1スロット441が位置付けられて、第1側壁447と第2側壁448との間に貫通孔を画定する。第1スロット441は涙滴形、ダイアモンド形、円形、楕円形、または任意の適切な形状から選択された形状を有することができる。第5突出領域470と隆起部421との間の中間壁445内に第2スロット481が位置付けられて、第1側壁447と第2側壁448との間に貫通孔を画定する。第2スロット481は涙滴形、ダイアモンド形、円形、楕円形、または任意の適切な形状から選択された形状を有することができる。
第2突出領域413に隣接して、第1側壁447に複数の切込み451が形成されて、第1側壁447の第1群の可動タブ452を作り出す。第4突出領域415に隣接して、複数の切込み463が第2側壁448に形成されて、第2側壁448の第2群の可動タブ464を作り出す。第1突出領域412、第3突出領域414、および第5突出領域470のうちの1つまたは複数に隣接してウェッジ410に切込みを設けることも可能である。
ウェッジ410をより精確に歯間に着座させるために、ウェッジ410は第1突出領域412と第5突出領域470との間に第1凹形セクション431を、第2突出領域413と第5突出領域470との間に第2凹形セクション471を、第3突出領域414と第4突出領域415との間に第3凹形セクション432を有する。第1凹形セクション431および第2凹形セクション471は約1から約4ミリメートル、約1.5から約3.5ミリメートル、約2から約3ミリメートル、または約2.5ミリメートルの長さを有する。第3凹形セクション432は約2から約8ミリメートル、約3から約7ミリメートル、約4から約6ミリメートル、または約5ミリメートルの長さを有する。
デンタルウェッジ410の第1把持セクション424のスプライン428に綿鉗子の内端鋸歯が係合することが可能である。デンタルウェッジ410は透明の歯科用部分マトリックスを歯肉に押し付けることが可能であり、歯が修復されて、ウェッジ410が隣接する歯同士を分離した状態でマトリックスが歯を密閉し、所望の空間の内側に充填材料を保持するようになることによって、充填材料を配置および硬化した後にマトリックスが取り外されるとき、歯T1、T2が一緒に「跳ね」戻り、マトリックスが取り外された際に存在した隙間を閉鎖するにつれて、マトリックスが取り外される際に形成される隙間が軽減される。ウェッジ410は、図2a〜2cで示すような方法で第1把持セクション424が綿鉗子で把持されながら、最初に遠位先端部438が倒壊しつつ挿入されながら、歯T1、T2間に挿入される。第1スロット441および第2スロット481によって、ウェッジ410が歯T1、T2間の隣接面間空間を通過するにつれて第1側壁447と第2側壁448が内方に撓むことができるようになる。第1群のタブ452と第2群のタブ464とは、ウェッジ410が歯T1、T2間の隣接面間空間を通ってさらに進むにつれて、それぞれ歯T1、T2に係合する。
図5aから5bを見ると、本発明によるデンタルウェッジの第5実施形態510が示される。デンタルウェッジ510は、ランド区域523に隣接した外端から内側遠位先端部538まで延在する長手方向本体520を含む。第1垂直ランド区域523から向こうに延在するのは基部526を有する第1把持セクション524と、基部526から外方に延在するスプライン528とである。スプライン528は一般的に板状であるが、他の形状を有することも可能である。第1垂直ランド区域523の反対側で第1把持セクション524から向こうに延在するのは幾分か楕円形の第2ランド530である。ウェッジ510は一般的に弓形の底面549および下方縁部511を有する。
ウェッジ510の上面519は上隆起部521の両側に単一のピッチを含むことが可能である。ウェッジ510は、上面519の長手方向中間壁545と、中間壁545に連結された長手方向第1側壁547と、中間壁545に連結された長手方向第2側壁548とを有する。第1側壁547は第1突出領域512、第2突出領域513、および第5突出領域570を含む。ウェッジ510の第5突出領域570は、ウェッジ510がより精確に歯根分岐区域内に着座できるようにする。第5突出領域570の凸性は、患者の年齢に起因する腐朽による内方の根の分岐部および/または溝を有する場合のある歯表面との接触をもたらす。第5突出領域570は本体520の中心点に、または中心点に隣接した本体520の中間セクション内に位置付けられることが可能である。
ウェッジ510の第2側壁548は、第3突出領域514、第4突出領域515、および第6突出領域590を含む。ウェッジ510の第6突出領域590は、ウェッジ510がより精確に歯根分岐区域内に着座できるようにする。第6突出領域590の凸性は、患者の年齢に起因する腐朽による内方の根の分岐部および/または溝を有する場合のある歯表面との接触をもたらす。第6突出領域590は本体520の中心点に、または中心点に隣接した本体520の中間セクション内に位置付けられることが可能である。
第1突出領域512と第3突出領域514との間の中間壁545内に第1スロット541が位置付けられて、第1側壁547と第2側壁548との間に貫通孔を画定する。第1スロット541は涙滴形、ダイアモンド形、円形、楕円形、または任意の適切な形状から選択された形状を有することができる。第5突出領域470と第6突出領域590との間の中間壁545内に第2スロット581が位置付けられて、第1側壁547と第2側壁548との間に貫通孔を画定する。第2スロット581は涙滴形、ダイアモンド形、円形、楕円形、または任意の適切な形状から選択された形状を有することができる。
第2突出領域513に隣接して、第1側壁547に複数の切込み551が形成されて、第1側壁547の第1群の可動タブ552を作り出す。第4突出領域515に隣接して、複数の切込み563が第2側壁548内に形成されて、第2側壁548の第2群の可動タブ564を作り出す。第1突出領域512、第3突出領域514、第4突出領域515、および第6突出領域590のうちの1つまたは複数に隣接してウェッジ510に切込みを設けることも可能である。
ウェッジ510をより精確に歯間に着座させるために、ウェッジ510は第1突出領域512と第5突出領域570との間に第1凹形セクション531を、第2突出領域513と第5突出領域570との間に第2凹形セクション571を、第3突出領域514と第6突出領域590との間に第3凹形セクション532を、第4突出領域515と第6突出領域590との間に第4凹形セクション579を有する。第1凹形セクション531、第2凹形セクション571、第3凹形セクション532、および第4凹形セクション579は約1から約4ミリメートル、約1.5から約3.5ミリメートル、約2から約3ミリメートル、または約2.5ミリメートルの長さを有することが可能である。
デンタルウェッジ510の第1把持セクション524のスプライン528に綿鉗子の内端鋸歯が係合することが可能である。デンタルウェッジ510は透明の歯科用部分マトリックスを歯肉に押し付けることが可能であり、歯が修復されて、ウェッジ510が隣接する歯同士を分離した状態でマトリックスが歯を密閉し、所望の空間の内側に充填材料を保持するようになることによって、充填材料を配置および硬化した後にマトリックスが取り外されるとき、歯T1、T2が一緒に「跳ね」戻り、マトリックスが取り外された際に存在した隙間を閉鎖するにつれて、マトリックスが取り外される際に形成される隙間が軽減される。ウェッジ510は、図2a〜2cで示すような方法で第1把持セクション524が綿鉗子で把持されながら、最初に遠位先端部538が倒壊しつつ挿入されながら、歯T1、T2間に挿入される。第1スロット541および第2スロット581によって、ウェッジ510が歯T1、T2間の隣接面間空間を通過するにつれて第1側壁547と第2側壁548が内方に撓むことができるようになる。第1群のタブ552と第2群のタブ564とは、ウェッジ510が歯T1、T2間の隣接面間空間を通ってさらに進むにつれて、それぞれ歯T1、T2に係合する。
図5cから5dを見ると、本発明によるデンタルウェッジの第6実施形態610が示される。デンタルウェッジ610は、ランド区域623に隣接した外側端から内側遠位先端部638まで延在する長手方向本体620を含む。第1垂直ランド区域623から向こうに延在するのは基部626を有する第1把持セクション624と、基部626から外方に延在するスプライン628とである。スプライン628は一般的に板状であるが、他の形状を有することも可能である。第1垂直ランド区域623の反対側で第1把持セクション624から向こうに延在するのは幾分か楕円形の第2ランド630である。ウェッジ610は一般的に弓形の底面649および下方縁部611を有する。
ウェッジ610の上面619は上隆起部621の両側に単一のピッチを含むことが可能である。ウェッジ610は、上面619の長手方向中間壁645と、中間壁645に連結された長手方向第1側壁647と、中間壁645に連結された長手方向第2側壁648とを有する。第1側壁647は第1突出領域612、第2突出領域613、および第5突出領域670を含む。ウェッジ610の第5突出領域670は、ウェッジ610がより精確に歯根分岐区域内に着座できるようにする。第5突出領域670の凸性は、患者の年齢に起因する腐朽による内方の根の分岐部および/または溝を有する場合のある歯表面との接触をもたらす。第5突出領域670は本体620の中心点に、または中心点に隣接した本体620の中間セクション内に位置付けられることが可能である。
ウェッジ610の第2側壁648は、第3突出領域614、第4突出領域615、および第6突出領域690を含む。ウェッジ610の第6突出領域690は、ウェッジ610がより精確に歯根分岐区域内に着座できるようにする。第6突出領域690の凸性は、患者の年齢に起因する腐朽による内方の根の分岐部および/または溝を有する場合のある歯表面との接触をもたらす。第6突出領域690は本体620の中心点に、または中心点に隣接した本体620の中間セクション内に位置付けられることが可能である。
第1突出領域612と第3突出領域614との間の中間壁645内にスロット641が位置付けられて、第1側壁647と第2側壁648との間に貫通孔を画定する。スロット641は涙滴形、ダイアモンド形、円形、楕円形、または任意の適切な形状から選択された形状を有することができる。
第2突出領域613に隣接して、第1側壁647に複数の切込み651が形成されて、第1側壁647の第1群のタブ652を作り出す。第4突出領域615に隣接して、第2側壁648に複数の切込み663が形成されて、第2側壁648の第2群のタブ664を作り出す。第1突出領域612、第3突出領域614、第4突出領域615、および第6突出領域690のうちの1つまたは複数に隣接してウェッジ610に切込みを設けることも可能である。
ウェッジ610をより精確に歯間に着座させるために、ウェッジ610は第1突出領域612と第5突出領域670との間に第1凹形セクション631を、第2突出領域613と第5突出領域670との間に第2凹形セクション671を、第3突出領域614と第6突出領域690との間に第3凹形セクション632を、第4突出領域615と第6突出領域690との間に第4凹形セクション679を有する。第1凹形セクション631、第2凹形セクション671、第3凹形セクション632、および第4凹形セクション679は約1から約4ミリメートル、約1.5から約3.5ミリメートル、約2から約3ミリメートル、または約2.5ミリメートルの長さを有する。
デンタルウェッジ610の第1把持セクション624のスプライン628に綿鉗子の内端鋸歯が係合することが可能である。デンタルウェッジ610は透明の歯科用部分マトリックスを歯肉に押し付けることが可能であり、歯が修復されて、ウェッジ610が隣接する歯同士を分離した状態でマトリックスが歯を密閉し、所望の空間の内側に充填材料を保持するようになることによって、充填材料を配置および硬化した後にマトリックスが取り外されるとき、歯T1、T2が一緒に「跳ね」戻り、マトリックスが取り外された際に存在した隙間を閉鎖するにつれて、マトリックスが取り外される際に形成される隙間が軽減される。ウェッジ610は、図2a〜2cで示すような方法で第1把持セクション624が綿鉗子で把持されながら、最初に遠位先端部638が倒壊しつつ挿入されながら、歯T1、T2間に挿入される。スロット641によって、ウェッジ610が歯T1、T2間の隣接面間空間を通過するにつれて第1側壁647と第2側壁648が内方に撓むことができるようになる。第1群のタブ652と第2群のタブ664とは、ウェッジ610が歯T1、T2間の隣接面間空間を通ってさらに進むにつれて、それぞれ歯T1、T2に係合する。
デンタルウェッジ110、210、310、410、510、610を成形するのに、様々なポリマー材料を使用することが可能である。ウェッジ110、210、310、410、510、610は不透明体を形成するポリマー材料から成形することが可能である。「不透明」とは、ほとんど光を透過しない、したがって光のほとんどを反射、散乱、または吸収するポリマー材料を意味する。ウェッジ110、210、310、410、510、610を形成するポリマー材料の非制限的な例には、ポリカーボネート(Lexan(登録商標)ポリカーボネートなど)、アクリル(ポリメチルメタクリレートなど)、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレートなど)、ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレンなど)、およびポリオキシメチレン(約3,000MPaの弾性率を備えたDelrin(登録商標)など)が含まれる。
このように、本発明は歯の腐朽部位を修復するのに使用することのできる改良型のデンタルウェッジを提供する。
本発明を、特定の実施形態を参照してかなり詳しく説明したが、当業者であれば、本発明を、限定ではなく例証する目的でここに提示された上述の実施形態とは異なるものによって実践することが可能であることを理解するであろう。したがって、ここに添付された請求項の範囲は本明細書に含まれる実施形態についての説明に限定されるべきではない。

Claims (12)

  1. 隣接歯間に空間を作り出すデンタルウェッジにおいて、
    外端から反対側の内端に延在する細長い本体を備えており、
    前記本体は、長手方向中間壁と、前記中間壁に連結された長手方向第1側壁と、前記中間壁に連結された長手方向第2側壁と、を備え、
    前記第1側壁と前記第2側壁はそれぞれ前記中間壁から張り出して、前記第1側壁の第1遠位端と前記第2側壁の第2遠位端とが離隔して、逆さの全体的にV字形状の横断面を前記本体に作り出し、
    前記本体は前記中間壁、前記第1側壁、および前記第2側壁によって形成された上面を有し、
    前記本体は前記中間壁、前記第1側壁、および前記第2側壁によって形成された底面を有し、
    前記中間壁は、前記第1側壁と前記第2側壁それぞれと比較して柔軟性の高い領域を含み、前記柔軟性の高い領域は前記中間壁内に貫通孔を備える、デンタルウェッジ。
  2. 前記第1側壁は第1外方突出領域を含み、
    前記第2側壁は第2外方突出領域を含み、
    前記柔軟性の高い領域は、前記第1外方突出領域と前記第2外方突出領域との間の前記中間壁内に位置決めされる、請求項1に記載のデンタルウェッジ。
  3. 前記第1外方突出領域と前記第2外方突出領域は前記本体の前記内端に隣接して位置付けられる、請求項に記載のデンタルウェッジ。
  4. 前記第1側壁は前記本体の前記外端に隣接して位置付けられた第3外方突出領域を含み、前記第1外方突出領域と前記第3外方突出領域は前記第1側壁の第1凹形セクションを画定し、
    前記第2側壁は前記本体の前記外端に隣接して位置付けられた第4外方突出領域を含み、前記第2外方突出領域と前記第4外方突出領域は前記第2側壁の第2凹形セクションを画定する、請求項に記載のデンタルウェッジ。
  5. 前記第1側壁の前記第3外方突出領域は、前記第1側壁内に少なくとも1つの可動タブを画定する切込みを含み、
    前記第2側壁の前記第4外方突出領域は、前記第2側壁内に少なくとも1つの可動タブを画定する切込みを含む、請求項に記載のデンタルウェッジ。
  6. 前記中間壁は、前記第1側壁と前記第2側壁それぞれと比較して柔軟性の高い第2領域
    を含む、請求項1に記載のデンタルウェッジ。
  7. 前記柔軟性の高い第2領域は前記中間壁内に第2通り穴を備える、請求項に記載のデンタルウェッジ。
  8. 隣接歯間に空間を作り出すデンタルウェッジにおいて、
    外端から反対側の内端に延在する細長い本体を備えており、
    前記本体は、長手方向中間壁と、前記中間壁に連結された長手方向第1側壁と、前記中間壁に連結された長手方向第2側壁と、を備え、
    前記第1側壁と前記第2側壁はそれぞれ前記中間壁から張り出して、前記第1側壁の第1遠位端と前記第2側壁の第2遠位端とが離隔して、逆さの全体的にV字形状の横断面を前記本体に作り出し、
    前記本体は前記中間壁、前記第1側壁、および前記第2側壁によって形成された上面を有し、
    前記本体は前記中間壁、前記第1側壁、および前記第2側壁によって形成された底面を有し、
    前記第1側壁は、前記第1側壁内に少なくとも1つの可動タブを画定する切込みを有する第1外方突出領域を含み、
    前記中間壁は、前記第1側壁と前記第2側壁それぞれと比較して柔軟性の高い領域を含み、
    前記柔軟性の高い領域は前記中間壁内に貫通孔を備える、デンタルウェッジ。
  9. 前記第2側壁は、前記第2側壁内に少なくとも1つの可動タブを画定する切込みを有する第2外方突出領域を含む、請求項に記載のデンタルウェッジ。
  10. 前記第1側壁の前記第1外方突出領域は前記本体の前記外端に隣接して位置付けられ、
    前記第2側壁の前記第2外方突出領域は前記本体の前記外端に隣接して位置付けられる、請求項に記載のデンタルウェッジ。
  11. 隣接歯間に空間を作り出すデンタルウェッジにおいて、
    外端から反対側の内端に延在する細長い本体を備えており、
    前記本体は、長手方向中間壁と、前記中間壁に連結された長手方向第1側壁と、前記中間壁に連結された長手方向第2側壁と、を備え、
    前記第1側壁と前記第2側壁はそれぞれ前記中間壁から張り出して、前記第1側壁の第1遠位端と前記第2側壁の第2遠位端とが離隔して、逆さの全体的にV字形状の横断面を前記本体に作り出し、
    前記本体は前記中間壁、前記第1側壁、および前記第2側壁によって形成された上面を有し、
    前記本体は前記中間壁、前記第1側壁、および前記第2側壁によって形成された底面を有し、
    前記第1側壁は前記本体の前記内端に隣接して位置付けられた第1外方突出領域を含み、
    前記第1側壁は前記本体の前記内端に隣接して位置付けられた第2外方突出領域を含み、
    前記第1側壁は前記第1外方突出領域と前記第2外方突出領域との間に位置付けられた第3外方突出領域を含み、
    前記中間壁は、前記第1側壁と前記第2側壁それぞれと比較して柔軟性の高い領域を含み、
    前記柔軟性の高い領域は前記中間壁内に貫通孔を備える、デンタルウェッジ。
  12. 前記第2側壁は前記本体の前記内端に隣接して位置付けられた第4外方突出領域を含み、
    前記第2側壁は前記本体の前記外端に隣接して位置付けられた第5外方突出領域を含み、
    前記第2側壁は前記第1外方突出領域と前記第2外方突出領域との間に位置付けられた第6外方突出領域を含む、請求項11に記載のデンタルウェッジ。
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