JP6619668B2 - 比較器およびデルタシグマ変調回路 - Google Patents

比較器およびデルタシグマ変調回路 Download PDF

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Description

本発明は、デルタシグマ型AD変換器等に好適な比較器、およびこの比較器を用いるデルタシグマ変調回路に関するものである。
デルタシグマ型AD変換器において、直流入力信号を変換する際に特定の入力信号のときに「トーンノイズ」と呼ばれる特定の周波数をもつノイズが発生することで変換精度が劣化する現象があることは良く知られている。この現象は、入力信号と参照信号とのレベル比が整数比になるときに生じる現象である。
一般的にAD変換器は、入力信号と、比較対象となる参照信号との比をデジタル信号で表現する回路ブロックである。デルタシグマ型AD変換器は、この入力信号と参照信号との比をデジタル信号の粗密波として出力する変調回路、いわゆるデルタシグマ変調回路を持つ。デルタシグマ変調回路の後段にデジタルフィルタを配置し、平均処理を行うことで複数ビットのデジタル値を得る。
例えば、デルタシグマ変調回路を1bit出力で構成したとき、その出力はHigh,Lowの2値で表現される。入力信号と参照信号とのレベル比が整数比1/3になる場合、粗密波の平均も1/3になるようなパターンをデルタシグマ変調回路が生成する。しかし、粗密波が1/3になるようなパターンでは、High→Low→Low→High→・・・・といったように3回に1回の割合でデルタシグマ変調回路がHighの出力になるため、この特定の周波数が強く出てしまう。特定の周波数が入力信号の周波数と近い場合、つまり低周期の周波数である場合、この特定の周波数を後段のデジタルフィルタで取り除くことができない。その結果、この特定の周波数は変換結果に対してノイズのように振る舞う。これがトーンノイズと呼ばれるものである。
入力信号が時間的に変化する場合は、デルタシグマ変調回路の粗密波が固定パターンになる確率が低く、固定パターンの出現時間が短いため、トーンノイズの影響が少ない。しかしながら、温度センサの出力など、ほとんど変化しない直流入力信号をデルタシグマAD変換器の入力信号にする場合は、トーンノイズがAD変換器の変換結果などの性能を左右することが多い。
従来から、このトーンノイズを取り除くために、「ディザ信号」を注入することが効果的であることは知られている。ディザ信号とは、入力信号に対して擬似的にノイズを重畳させる信号のことである。具体的には、ディザ信号として擬似ランダム信号をデジタル回路で発生させ、AD変換器の入力信号に加算させる方法がとられる。擬似ランダム信号の平均値は極めてゼロに近いため、入力信号に与える影響は少ない。このような擬似ランダム信号を入力信号に加算すると、入力信号が一定値であっても、AD変換器に加わる信号が時間的に変化することになるので、トーンノイズの発生を抑えることができる。
ディザ信号となる擬似ランダム信号をアナログ回路で生成することは、再現性や安定性の点で非常に難しい。そこで、複数のフリップフロップと帰還回路とを用いたPN(Pseudo Number)符号発生回路というデジタル回路で擬似ランダム信号を生成する方法が知られている。しかし、デジタル信号は、AD変換器に入力されるアナログ入力信号に対して信号レベル(たとえば電圧レベル)が極めて大きい。このため、デジタル回路で生成したデジタルディザ信号である擬似ランダム信号をそのままAD変換器の入力信号と加算してしまうと、本来のAD変換器の入力信号を正しく変換することができない。そこで、従来技術では、デジタル回路で生成したデジタルディザ信号を、信号レベルを減衰させるなどしたアナログ信号に一旦置き換えてアナログディザ信号を生成した後に、AD変換器の入力信号に加算する方法を採っている。
しかしながら、従来技術では、デジタルディザ信号をアナログ信号に変換する際の減衰率、つまりアナログディザ信号の信号レベルを手探りで決める必要があった。また、デジタルディザ信号からアナログディザ信号に変換する変換回路そのものを用意する必要があり、回路規模やコストの点で問題があった。
デジタルディザ信号からアナログディザ信号に変換する変換回路の例として、特許文献1に開示されたアナログディザ信号生成回路の構成を図6に示す。このアナログディザ信号生成回路は、抵抗R1〜R6による抵抗分圧とスイッチS0〜S4とにより、図7(A)または図7(B)に示すような波形パターンのアナログディザ信号を生成している。特許文献1に開示された技術では、デジタルディザ信号に基づいてスイッチS0〜S4を制御してアナログディザ信号を生成し、AD変換器の入力信号とアナログディザ信号とをコンパレータ12で加算している。
デジタルディザ信号の生成回路としては、図8のようなPN符号の疑似乱数信号発生回路を利用することが良く知られている(非特許文献1参照)。この回路は、複数段縦続接続されたシフトレジスタ100と、排他的論理和回路101とから構成される。
特許第4687512号公報
R.C.Dixon,"最新スペクトラム拡散通信方式",JATEC出版,p.91,1978年
上記のように、特許文献1に開示された技術では、デジタルディザ信号からアナログディザ信号を生成するための抵抗分割回路を必要とする。この抵抗分割回路は、いわばDA変換器であり、回路規模としては無視できない。AD変換器を集積回路で実現する場合、抵抗素子は面積を大きく必要とするため、集積回路内に抵抗分割回路を搭載すると、チップ面積の増大につながりやすい。チップ面積が大きいと集積回路の歩留まりやウェハ一枚当たりのチップ数にも影響するため、経済的な影響が大きい。
さらに、特許文献1に開示された技術のように複数のアナログ値を持つアナログディザ信号生成回路では、アナログディザ信号の平均値がゼロにならないことも容易に予想できるため、このようなアナログディザ信号をAD変換器の入力信号に加算した場合、AD変換結果に誤差が生じる懸念もある。この誤差を少なくするためには、集積回路内の抵抗分割回路で用いる抵抗のサイズを大きくするなどして、相対精度を向上させる必要がある。しかし、このような抵抗サイズの増大は回路面積の更なる増大につながるので、経済的影響がさらに大きくなる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、デルタシグマ型AD変換器等に用いる比較器の回路規模を低減することを目的とする。
本発明の比較器は、差動入力信号の差に応じた信号を出力する差動増幅器と、デジタルディザ信号に応じて前記差動増幅器のオフセット電圧を増減させるオフセット発生器とを備え、前記差動増幅器は、第1の差動対トランジスタと、この第1の差動対トランジスタと同一の差動入力信号を入力とし、前記第1の差動対トランジスタと並列に配置された第2の差動対トランジスタとから構成され、前記オフセット発生器は、前記第2の差動対トランジスタとカスコード接続され、前記デジタルディザ信号に応じてON/OFFする第3の差動対トランジスタとから構成されることを特徴とするものである。
また、本発明の比較器の1構成例において、前記デジタルディザ信号は、疑似乱数信号である。
また、本発明のデルタシグマ変調回路は、差動入力信号を積分する積分器と、この積分器から出力された差動出力信号を入力とする比較器とを備えることを特徴とするものである。
本発明によれば、デジタルディザ信号に応じて差動増幅器のオフセット電圧を増減させるオフセット発生器を設けることにより、アナログディザ信号生成回路を用いることなく、比較器の入力信号にディザ信号を重畳させることができるので、比較器およびデルタシグマ変調回路の回路規模を小さくすることができる。また、本発明では、アナログディザ信号生成回路を使用せずに、デジタルディザ信号を比較器に直接入力するので、アナログディザ信号による性能劣化を回避することができる。
本発明の実施の形態に係る比較器の構成を示す回路図である。 本発明の実施の形態に係る比較器における出力信号のオフセット電圧の増減の様子を示す図である。 本発明の実施の形態に係る比較器をデルタシグマ変調回路に適用したときの構成を示す回路図である。 本発明の実施の形態に係る比較器の他の構成を示す回路図である。 本発明の実施の形態に係る比較器の他の構成を示す回路図である。 デジタルディザ信号からアナログディザ信号に変換する従来の変換回路の構成例を示す回路図である。 図6の構成で生成されるアナログディザ信号の波形を示す図である。 デジタルディザ信号生成回路の構成例を示す回路図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態に係る比較器の構成を示す回路図である。本実施の形態の比較器1は、差動アナログ入力信号vp,vnと差動デジタルディザ信号d0,d1とを入力とする。
この比較器1は、ゲートに逆相入力信号vnが入力されるPチャネルMOSトランジスタX1と、ゲートに正相入力信号vpが入力されるPチャネルMOSトランジスタX2と、ゲートに逆相入力信号vnが入力され、ソースがPチャネルMOSトランジスタX1のソースと接続されたPチャネルMOSトランジスタX3と、ゲートに正相入力信号vpが入力され、ソースがPチャネルMOSトランジスタX2のソースと接続されたPチャネルMOSトランジスタX4と、ゲートおよびドレインがPチャネルMOSトランジスタX1のドレインと接続され、ソースが接地されたNチャネルMOSトランジスタX5と、ゲートがNチャネルMOSトランジスタX5のゲートおよびドレインと接続され、ドレインがPチャネルMOSトランジスタX2のドレインと接続され、ソースが接地されたNチャネルMOSトランジスタX6と、ゲートがPチャネルMOSトランジスタX2のドレインおよびNチャネルMOSトランジスタX6のドレインと接続され、ドレインが比較器1の出力端子と接続され、ソースが接地されたNチャネルMOSトランジスタX7と、ソースが電源電圧VDDと接続され、ドレインがPチャネルMOSトランジスタX1〜X4のソースと接続されたPチャネルMOSトランジスタX8と、ゲートがPチャネルMOSトランジスタX8のゲートと接続され、ソースが電源電圧VDDと接続され、ドレインが比較器1の出力端子と接続されたPチャネルMOSトランジスタX9と、ゲートおよびドレインがPチャネルMOSトランジスタX8,X9のゲートと接続され、ソースが電源電圧VDDと接続されたPチャネルMOSトランジスタX10と、ゲートにデジタルディザ信号d1が入力され、ソースがPチャネルMOSトランジスタX3のドレインと接続され、ドレインがNチャネルMOSトランジスタX5のゲートおよびドレインと接続されたPチャネルMOSトランジスタX11と、ゲートにデジタルディザ信号d0が入力され、ソースがPチャネルMOSトランジスタX4のドレインと接続され、ドレインがNチャネルMOSトランジスタX6のドレインと接続されたPチャネルMOSトランジスタX12と、一端がPチャネルMOSトランジスタX10のゲートおよびドレインと接続され、他端が接地され、PチャネルMOSトランジスタX10に定電流を供給する電流源I1とから構成される。
トランジスタX1〜X4は、差動増幅器10を構成している。トランジスタX11,X12は、差動増幅器10のオフセットを制御するオフセット発生器11を構成している。
このオフセット発生器11に供給される差動デジタルディザ信号d0,d1を生成するデジタルディザ信号生成回路としては、例えば図8に示したような疑似乱数信号発生回路を利用すればよい。ここでは、差動信号を用いるので、疑似乱数信号発生回路のシングルエンド出力信号を差動信号に変換する変換回路を用いて差動デジタルディザ信号d0,d1を生成すればよい。
図1に示した比較器1では、トランジスタX1,X3は、共通の信号vnを入力とする。しかし、トランジスタX3のドレイン電流は、トランジスタX11がON状態でないと流れない。このトランジスタX11のON/OFFはデジタルディザ信号d1によって制御される。
同様に、トランジスタX2,X4は、共通の信号vpを入力とするが、トランジスタX4のドレイン電流は、トランジスタX12がON状態でないと流れない。このトランジスタX12のON/OFFはデジタルディザ信号d0によって制御される。
このように差動増幅器10を構成する1組の差動対トランジスタX1,X2ともう1組の差動対トランジスタX3,X4のうち、一方の差動対トランジスタX2,X4に差動対トランジスタX11,X12をカスコード接続し、このトランジスタX11,X12のON/OFF(トランジスタX3,X4のON/OFF)を差動デジタルディザ信号d0,d1によって制御する。デジタルディザ信号d0に応じてトランジスタX12がON状態となるときは、デジタルディザ信号d1に応じてトランジスタX11がOFF状態となり、デジタルディザ信号d0に応じてトランジスタX12がOFF状態となるときは、デジタルディザ信号d1に応じてトランジスタX11がON状態となる。
したがって、トランジスタX11,X12のON/OFFによって差動増幅器10の正相側のトランジスタX2,X4と逆相側のトランジスタX1,X3のトランジスタサイズ比が見かけ上増減することになる。トランジスタX1〜X4のサイズが全て同一となるように作製されているとすれば、トランジスタX12がON状態でトランジスタX11がOFF状態のとき、正相側のトランジスタX2,X4と逆相側のトランジスタX1,X3のトランジスタサイズ比は2:1となる。反対に、トランジスタX12がOFF状態でトランジスタX11がON状態のとき、正相側のトランジスタX2,X4と逆相側のトランジスタX1,X3のトランジスタサイズ比は1:2となる。
このようなトランジスタサイズ比の見かけ上の増減によって、差動増幅器10のオフセット電圧が増減し、比較器1の出力信号outのオフセット電圧が増減する。このオフセット電圧の増減はデジタルディザ信号d0,d1によって制御されるため、デジタルディザ信号d0,d1を比較器1に直接印加することで、入力信号vp,vnにディザ信号を加算することができる。
図2は本実施の形態の比較器1における出力信号outのオフセット電圧の増減の様子を示す図である。ここでは、逆相側の入力信号vnを2.5Vに固定している。図2の横軸は入力信号vpの電圧、縦続は出力信号outの電圧である。図2の200はトランジスタX11,X12が共にONのときの出力信号outのオフセット電圧を示し、201はトランジスタX12がONでトランジスタX11がOFF(ディザ信号d0がLowでディザ信号d1がHigh)のときの出力信号outのオフセット電圧を示し、202はトランジスタX12がOFFでトランジスタX11がON(ディザ信号d0がHighでディザ信号d1がLow)のときの出力信号outのオフセット電圧を示している。
図3は本実施の形態の比較器1をデルタシグマ変調回路に適用したときの構成を示す回路図である。デルタシグマ変調回路は、差動アナログ入力信号vp,vnを1ビットで量子化する比較器1と、差動アナログ入力信号inp,innから1サンプリング周期前のデルタシグマ変調回路の出力信号outに応じた電圧を減算する減算器2と、減算器2の差動アナログ出力信号を積分して比較器1への差動アナログ入力信号vp,vnを出力する積分器3と、差動デジタルディザ信号d0,d1を出力するデジタルディザ信号生成回路4とから構成される。
1サンプリング周期前のデルタシグマ変調回路の出力信号outがHighのとき、減算器2は、入力信号inpから例えば所定の電圧VREFを減算し、入力信号innに電圧VREFを加算する。反対に、1サンプリング周期前のデルタシグマ変調回路の出力信号outがLowのとき、減算器2は、入力信号inpに電圧VREFを加算し、入力信号innから電圧VREFを減算する。
図3に示すデルタシグマ変調回路の後段にデジタルフィルタを接続すればデルタシグマ型AD変換器を実現することができる。
以上のように、本実施の形態では、デジタルディザ信号を使って比較器内の差動増幅器のトラントランジスタサイズ比を増減させることで、アナログディザ信号生成回路を用いることなく、比較器の入力信号にディザ信号を重畳させることができるので、比較器の回路規模を小さくすることができ、この比較器を用いるデルタシグマ変調回路の回路規模を小さくすることができる。なお、本実施の形態では、デジタルディザ信号生成回路を必要とするが、このデジタルディザ信号生成回路は特許文献1に開示された技術においても必要なものである。
また、特許文献1に開示された技術では、アナログディザ信号生成回路に誤差要因があるため、アナログディザ信号の平均値がゼロとはならず、オフセット電圧の偏りによりデルタシグマ変調回路に性能劣化が生じる。これに対して、本実施の形態では、アナログディザ信号生成回路を使用せずに、デジタルディザ信号を比較器に直接入力するので、アナログディザ信号による性能劣化を回避することができる。
なお、オフセット発生器11を構成するトランジスタX11,X12と相補な動作のトランジスタX13,X14を図4のように追加してもよい。PチャネルMOSトランジスタX13のゲートにはデジタルディザ信号d0が入力され、ソースはトランジスタX8のドレインと接続され、ドレインはトランジスタX3のドレインおよびトランジスタX11のソースと接続されている。PチャネルMOSトランジスタX14のゲートにはデジタルディザ信号d1が入力され、ソースはトランジスタX8のドレインと接続され、ドレインはトランジスタX4のドレインおよびトランジスタX12のソースと接続されている。
トランジスタX13は、トランジスタX11がON状態のときにOFFとなり、トランジスタX11がOFF状態のときにONとなる。同様に、トランジスタX14は、トランジスタX12がON状態のときにOFFとなり、トランジスタX12がOFF状態のときにONとなる。こうして、トランジスタX11がOFF状態のときに、トランジスタX3のソースとドレインを短絡させ、またトランジスタX12がOFF状態のときに、トランジスタX4のソースとドレインを短絡させることで、確実に電流を流さないようなリセット機能を実現することができる。
また、本実施の形態では、差動増幅器10を構成するトランジスタX1〜X4のサイズを全て同一として説明したが、これに限るものではなく、個々のトランジスタのサイズを適宜設定することで、ディザ信号の量、つまりオフセット電圧量を調整するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、差動対トランジスタX1,X2に並列に接続する増幅器用トランジスタX3,X4とオフセット発生器用のトランジスタX11,X12とを正相側、逆相側共に1つずつとしているが、これらのトランジスタX3,X4,X11,X12を図5に示すように複数個接続してもよい。
また、個々のトランジスタX3のドレインとトランジスタX11のソースとの間にスイッチS10を設け、トランジスタX4のドレインとトランジスタX12のソースとの間にスイッチS11を設けるようにしてもよい。スイッチS10,S11をOFFにすれば、そのスイッチS10,S11と接続されているトランジスタX11,X12はオフセット発生器として動作しないので、差動対トランジスタX1,X2に接続する並列トランジスタの個数を切り替えることができ、ディザ信号の量、つまりオフセット電圧量を調整することができる。
また、そもそもd0,d1はロジック信号であるため、スイッチS10、S11を用いる代わりに、図には示していないがd0,d1それぞれと、必要な個数に対応する数に応じた論理積(AND)を取ることで並列トランジスタの個数を切り替える信号を用意し、X11,X12のゲートに印可しても良い。
なお、本実施の形態では、デルタシグマ変調回路およびデルタシグマ型AD変換器を例に挙げて説明しているが、これに限るものではなく、他のAD変換器、例えばフラッシュ型AD変換器の比較器として本発明の比較器を使用することも可能である。
本発明は、デルタシグマ型AD変換器等に使用される比較器に適用することができる。
1…比較器、2…減算器、3…積分器、4…デジタルディザ信号生成回路、10…差動増幅器、11…オフセット発生器、X1〜X4,X8〜X14…PチャネルMOSトランジスタ、X5〜X7…NチャネルMOSトランジスタ、I1…電流源,S10,S11…スイッチ。

Claims (3)

  1. 差動入力信号の差に応じた信号を出力する差動増幅器と、
    デジタルディザ信号に応じて前記差動増幅器のオフセット電圧を増減させるオフセット発生器とを備え
    前記差動増幅器は、
    第1の差動対トランジスタと、
    この第1の差動対トランジスタと同一の差動入力信号を入力とし、前記第1の差動対トランジスタと並列に配置された第2の差動対トランジスタとから構成され、
    前記オフセット発生器は、前記第2の差動対トランジスタとカスコード接続され、前記デジタルディザ信号に応じてON/OFFする第3の差動対トランジスタとから構成されることを特徴とする比較器。
  2. 請求項記載の比較器において、
    前記デジタルディザ信号は、疑似乱数信号であることを特徴とする比較器。
  3. 差動入力信号を積分する積分器と、
    この積分器から出力された差動出力信号を入力とする、請求項1または2記載の比較器とを備えることを特徴とするデルタシグマ変調回路。
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