JP4687512B2 - Δς型ad変換器 - Google Patents

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Description

本発明は、低コストでありながら分解能を上げることができるΔΣ型AD変換器に関する。
従来から、従来から、中〜高精度A−D変換器としてΔΣ変調型ADC(Analog to Digital Converter)が知られている。
ΔΣ変調型ADCの基本的構成は、例えば概略的に図15に示すブロック図のように表され、前段にアナログ回路としてΔΣ変調器101を配置し、後段にデジタルデシメーションフィルタ102を配置した構成となっている。
このΔΣ変調型ADCでは、前記ΔΣ変調器101におけるコンパレータ出力となるデジタルデータ列(通常1ビットのデータ列となる)に対して、前記デジタルデシメーションフィルタ102によるフィルタ処理を行って高周波量子化雑音成分を取り除くことにより、A−D変換されたデジタルデータを得ることができる。
この場合、サンプリング周波数は、アナログ入力のもつ信号周波数成分よりも十分速くとるオーバーサンプリングを行うようにしており、例えばオーバーサンリングレシオ(信号周波数とサンプリング周波数の半分との比の値)が100〜200となるように設定される。
一般的に、ΔΣ変調器を1次ΔΣ変調器に構成した場合、10ビット以下の分解能しか得られない。これをより高分解能するためには、多次(2次以上)のΔΣ変調器を用いることが考えられる。
また、オーバーサンプリングレシオを上げたり、ΔΣ変調器を1ビット出力ではなくマルチビット出力化したりすることによっても、中〜高精度A−D変換器を構成することが可能である。
ΔΣ変調型ADCをマルチビット出力化した例としては、例えば特許文献1に示されるようなマルチビットΔΣAD変換器が挙げられる。
特開2002−76902号公報
前述の如く、ΔΣ変調型ADCにおいて高分解能を得るためには、1.多次のΔΣ変調器を用いる、2.オーバーサンプリングレシオを上げる、3.ΔΣ変調器をマルチビット化する、といった方策が考えられるが、これらの方策では、次のような問題が生じる。
つまり、「1.多次のΔΣ変調器を用いた場合」は、多次のΔΣ変調器を用いると、積分器が多数必要となるためアナログ回路が大きくなり、コスト高となってしまう。例えば3次ΔΣ変調器に構成すると、3個の積分器、つまりOPアンプが3個必要となる。このように、一般的に、n次のΔΣ変調器はn個の積分器が必要となるためコスト高となる。
また、ΔΣ変調器を3次以上の高次に構成した場合は、系の安定性が低下しがちであるため設計が煩雑になるといった問題がある。
また、多次のΔΣ変調型ADCでは、ノイズシェイピングにより量子化雑音の高周波成分が増加するため、これを十分減衰させるために、後段に配置するデジタルデシメーションフィルタとして急峻なカットオフ特性をもつ高次のデジタルフィルタを用いることが必要となる。これにより、処理能力が増してデジタル回路が大規模となりコストアップとなる。またフィルタ群遅延が大きくなるため、高速な応答性が求められる場合はデジタルフィルタの設計が煩雑になってしまう。
さらに、多次のΔΣ変調器では、いわゆるレイル・トゥ・レイル入力を行うことができない。つまり、一般的に、2次以上のΔΣ変調器は、入力電圧が基準電圧(Vref+またはVref−)の近傍になると、積分器出力の振幅が大きくなってOPアンプの出力電圧範囲を超えてしまい、積分演算が正しく行えなくなる。
このため、例えばGND電位やVDD電位の入力をA−D変換することができず、例えばダイアグ(自己診断)を目的として特定端子のGNDショート検出に使用しようとした場合に、A−D変換を正常に行うことができなくなる。
なお、これに対して一次ΔΣ変調器の場合は、積分器出力は入力電圧によって決まるため、サンプリングキャパシタと積分キャパシタの比を適切に小さくしておけば、電源電圧のフルレンジを入力電圧範囲とするレイル・トゥ・レイル入力のΔΣ変調型ADCを実現することが可能となる。
次に、「2.オーバーサンプリングレシオを上げる」ように構成すると、例えばクロック周波数が一定である場合には、オーバーサンプリングレシオの増加に比例したデジ夕ル回路の処理能力が必要となるため、回路規模が大きくなってしまうという問題がある。
次に、「3.ΔΣ変調器をマルチビット化する」ことによりΔΣ変調型ADCを高精度化するためには、十分に高精度なマルチビットD−A変換器(DAC)が必要となるが、一般的に高精度なマルチビットD−A変換器を構成することは設計的に難しい場合が多いため、D−A変換器の精度によりΔΣ変調型ADCの精度が制限されてしまい、結果的に高精度のΔΣ変調型ADCを構成することができない場合がある。
上記課題を解決するΔΣ型AD変換器は、以下の特徴を有する。
即ち、請求項1記載のごとく、ΔΣ型AD変換器であって、ΔΣ変調器と、前記ΔΣ変調器の出力をカウントするカウンタと、前記カウンタの後段に配置され、該カウンタの出力のフィルタ処理を行うデシメーションフィルタとを備え、前記カウンタは、前記ΔΣ変調器が備えるコンパレータの出力を一定期間カウントし、そのカウント結果をマルチビットデータとして一定期間ごとに出力し、前記デシメーションフィルタにより、前記カウンタから一定期間ごとに出力されるマルチビットデータに対してデジタルフィルタ処理を行うことで最終デジタルデータを得るように構成し、前記ΔΣ変調器はディザー電圧印加回路を有しており、前記ディザー電圧印加回路は、2組の入力トランジスタ差動対を有する前記コンパレータと、前記一方の入力トランジスタ差動対の制御端子に接続される抵抗分圧回路とを備える。
これにより、ΔΣ変調器を低次化して、ΔΣ型AD変換器の低コスト化を図ることが可能になるとともに、小規模なアナログ回路にて、より高精度なA−D変換器を実現することが可能となる。
また、各素子のサイズを小さくして、ΔΣ変調器全体のチップ面積を小さくすることができるとともに、回路設計を容易化することができる。
また、請求項2記載のごとく、前記ΔΣ変調器は、1次ΔΣ変調器に構成される。
このように、ΔΣ変調器を1次ΔΣ変調器に構成することで、いわゆるレイル・トゥ・レイル入力が可能となって、入力電圧範囲が広くすることができる。
また、ΔΣ変調器を1個の積分器で構成することができるるとともに、量子化雑音の高周波成分が減少するため、後段のデシメーションフィルタの設計が容易となり、ΔΣ型AD変換器を小規模な回路で構成することができる。
また、請求項3記載のごとく、前記ディザー電圧印加回路により印加されるディザーパターンは、正電圧期間と負電圧期間とを周期的に繰り返す周期パターンであり、前記正電圧期間および負電圧期間の途中部に、それぞれ電圧が変位する変位点を有し、前記各変位点における変位前後での電圧の極性は同じであり、前記変位点における電圧の変位方向が、正電圧期間と負電圧期間とで異なる。
印加するディザー電圧波形を、このような周期パターンの波形とすることで、本ΔΣ変調型AD変換器の高精度化を図ることが可能となる。
本発明によれば、ΔΣ変調器を低次化して、ΔΣ型AD変換器の低コスト化を図ること、および小規模なアナログ回路にて、より高精度なA−D変換器を実現することが可能となる。
また、各素子のサイズを小さくして、ΔΣ変調器全体のチップ面積を小さくすることができるとともに、回路設計を容易化することができる。
本発明を実施するための形態を、添付の図面を用いて説明する。
図1には、本実施形態にかかるΔΣ変調型AD変換器(Analog to Digital Converter)を示している。
該ΔΣ変調型ADCは、アナログデータが入力されマルチビットデータを出力するオーバーサンプリング擬似マルチビットΔΣ変調器(以降、「OSPMBΔΣ変調器」と記載する)1と、出力されたマルチビットデータに対してデジタルフィルタ処理を施すデシメーションフィルタ2とを備えた、オーバーサンプリング擬似マルチビットΔΣ変調型A−D変換器(Oversampled Pseudo−Multi−bit Delta−Sigma Analog−to−Digital Converter:以降、「OSPMBΔΣADC」と記載する)に構成されている。
OSPMBΔΣ変調器1は、ΔΣ変調器10、および該ΔΣ変調器10の後段に配置されるマルチビット(例えば4〜10ビット)カウンタ20を備えており、入力されたアナログデータをΔΣ変調器10により1ビットデータ列として出力し、出力された1ビットデータを前記マルチビットカウンタ20により一定期間(例えば16〜1024クロック分)カウントして、そのカウント結果をマルチビットデータとして一定間隔毎に出力する。
また、OSPMBΔΣ変調器1の後段に配置されるデシメーションフィルタ2は、この一定間隔毎に出力されるマルチビットデータに対してデジタルフィルタ処理を行い、そのフィルタ処理の結果、A−D変換された最終的なデジタルデータが得られる。
つまり、前記カウンタ20が、前記ΔΣ変調器10が備える量子化器の出力を一定期間カウントし、そのカウント結果をマルチビットデータとして一定期間ごとに出力し、前記デシメーションフィルタ2により、前記カウンタ20から一定期間ごとに出力されるマルチビットデータに対してデジタルフィルタ処理を行うことで最終デジタルデータを得るようにしている。
このように、前記ΔΣ変調器10とマルチビットカウンタ20とを備えるOSPMBΔΣ変調器1は、入力されたアナログデータに対して一定間隔毎にマルチビットデータを出力する擬似的にマルチビットΔΣ変調器として動作し、このビット数分だけ分解能を上げることが可能となっている。
従って、OSPMBΔΣADCに要求される精度が同じであれば、ΔΣ変調器10を低次化(例えば2次→1次のΔΣ変調器に)することができる。つまり、積分器の個数を減らして、低コスト化を図ることができる。
また一般的に、ΔΣ変調器をマルチビット化する場合、十分に高精度なマルチビットD−A変換器が必要となるが、本OSPMBΔΣ変調器1の場合は、ΔΣ変調器10を1ビットD−A変調器に構成したままでマルチビット化を実現することができるため、設計が容易でありながら高精度に構成することができる。
これにより、本OSPMBΔΣADCにおいては、小規模なアナログ回路にて、より高精度なA−D変換器を実現することが可能となる。
また、本OSPMBΔΣADCでは、マルチビットカウンタ20によるカウント期間の間、入力信号を複数回サンプリング(例えば16〜1024回)するため、kT/Cノイズを含む熱雑音が平均化されて相対的に小さくなり、サンプリングキャパシタやこの積分計算を行うオペアンプやスイッチ素子のサイズを小さくして、ひいてはΔΣ変調器10全体のチップ面積を小さくすることができる。
また、ΔΣ変調器10におけるオペアンプのオフセットやフリッカノイズが問題となる場合は、CDS(Correlated Double Sampling)などのオフセットキャンセル技術を用いてこれを除去すれば、アナログ回路内の個々の素子を、熱雑音限界まで小さくすることができる。
また、本OSPMBΔΣADCにおけるA−D変換フローは、オーバーサンプリングされたΔΣ変調器とカウンタと(擬似マルチビット化)によって、まずデジタルデータの上位ビットを決定し、次にデシメーションフィルタ2の処理によって残りの下位ビットを求めるもの、と考えることができる。
従って、デジタルフィルタとしては下位ビットの分解能向上分のみを演算処理すればよいこととなり、デシメーションフィルタ2に対する性能要求を大幅に緩和することができる。
例えば、前記マルチビットカウンタ20を8ビットに構成し、OSPMBΔΣADCにおける最終的なA−D変換分解能として14ビットを得ようとした場合、デシメーションフィルタ2としては残りの(14ビット−8ビット=)6ビット分の分解能アップの処理をすればよいこととなり、1ビット出力から14ビット分解能まで量子化雑音を取り除く場合に比べて、デシメーションフィルタ2ヘの負荷を大幅に低減することができる。
さらに、本OSPMBΔΣADCでは、ΔΣ変調器10を低次化できるため、多次のΔΣ変調器を使用した場合に比べて量子化雑音の高周波成分を減少する(ノイズシェイピング効果が下がる)ことができ、デシメーションフィルタ2に対する特性要求(例えば次数やカットオフ特性)をさらに緩和することができ、デジタルフィルタの設計をさらに容易に行うことが可能となる。
その結果、演算処理量を大幅に低減することができ、デシメーションフィルタ2を小ロジック規模で低コスト、かつ高速応答なものにすることができる。
特にシステムの電源電圧が比較的高い、または耐圧・信頼性等の制約で微細なCMOS素子を使用することができない場合でも、デシメーションフィルタ2の演算量を低減して回路規模を大幅に減少させることができる。
また、OSPMBΔΣADCにおいては、ΔΣ変調器10からの出力がマルチビットカウンタ20でカウントされた後、一定間隔おきにカウント結果のみがデシメーションフィルタ2に送られることとなるため、ΔΣ変調器10とデシメーションフィルタ2間の通信情報量を減少させることができる。
以上のように、OSPMBΔΣADCでは、前記ΔΣ変調器10と、前記ΔΣ変調器10の出力をカウントするマルチビットカウンタ20と、前記マルチビットカウンタ20の出力のフィルタ処理を行うデシメーションフィルタ2とを備え、該マルチビットカウンタ20が、前記ΔΣ変調器10から出力される1ビットデータを所定の期間毎にカウントして、マルチビットデータとして出力するように構成することで、ΔΣ変調器10を低次化して、OSPMBΔΣADCの低コスト化を図ることが可能になるとともに、小規模なアナログ回路にて、より高精度なA−D変換器を実現することが可能となっている。また、各素子のサイズを小さくして、ΔΣ変調器10全体のチップ面積を小さくすることができるとともに、回路設計を容易化することができる。
なお、OSPMBΔΣADCにおいては、ΔΣ変調器10を、マルチビットカウンタ20からデータが出力される間隔よりもさらに速いクロック(例えば16〜1024倍)で動作させるため、このスピードで入力アナログ電圧をサンプリングおよび積分演算できるだけの応答速度を有するΔΣ変調器が必要となる。または、回路の応答速度がΔΣ変調器10で制限されている場合は、入力可能な周波数帯域が狭くなる。
従って、本OSPMBΔΣADCは、入力信号が比較的低速であり、ΔΣ変調器10が入力信号に比べて十分高速な応答速度を有しているときに、そのスピードよりも回路の高精度化を優先したい場合や、より回路規模を小さくして低コスト化を図りたい場合等に、特に有効である。
図2には、ΔΣ変調器10として、1次ΔΣ変調器を用いた例を示す。
本OSPMBΔΣADCでは、ΔΣ変調器10を低次化することができるが、究極に低次化した形態が1次ΔΣ変調器を用いた場合となる。
ΔΣ変調器10を1次ΔΣ変調器に構成すると、該ΔΣ変調器10を1個の積分器で構成することができる。さらに、量子化雑音の高周波成分が減少するため、後段のデシメーションフィルタ2の設計が容易となり、アナログ回路・デジタル回路共に最小規模で構成することができる。
また、1次ΔΣ変調器は、いわゆるレイル・トゥ・レイル入力が可能(Vref−〜Vref+まで入力が可能)で入力電圧範囲が広いという特徴を有しているため、例えばΔΣ変調器10として2次のΔΣ変調器を使用していたものを、1次ΔΣ変調器に置き換えることで、OSPMBΔΣADCを単に低コスト化できるだけでなく、レイル・トゥ・レイル入力を可能として、より広い範囲に応用できるようになる。
例えば、ダイアグ(端子のオープン・ショート検出)用にも用いることが可能となる。
また、一般的に、低次(特に1次)のΔΣ変調器10は、低周波量子化雑音である低周波トーン(Idle Tone)が大きく分解能を下げることがある。
これを低減するためにΔΣ変調器10に適当なディザー(Dither)を重畳することができる。
図3には、OSPMBΔΣ変調器1のブロック線図によるモデルを示している。なお、ここで、N=2n回のサンプリンクタイミング差は無視している。
このOSPMBΔΣ変調器1をデジタル出力特性だけで見れば、さらに簡単化して図4示す簡易モデルのように表すこともできる。
ここで、図3、図4におけるマルチビット量子化器(Multi−bit Quantizer)11は、例えば図5に示すような入出力特性(入力電圧Vinに対する出力電圧Doutの関係)を有している。
結果として、図3、図4に示したOSPMBΔΣ変調器1は、サンプリングタイミング差を考慮しなければ、マルチビット量子化器11を使った1次のΔΣ変調器と同等の動作をすることとなる。
さらに、図6には、全差動型に構成したOSPMBΔΣ変調器1の例の回路図を示している。ここでは、低周波トーン(Idle Tone)の低減のために、コンパレータ12にディザー電圧を印加している。
図7には、ディザー電圧を発生して前記コンパレータ12に印加するためのディザー電圧印加回路13を示している。
ディザー電圧印加回路13は、2組の入力トランジスタ差動対を有するコンパレータ12と、該一方の入力トランジスタ差動対の制御端子に接続される抵抗分圧回路となるディザー電圧発生部13aとで構成されており、該ディザー電圧発生部13aにおいて、各抵抗R1〜R6による抵抗分圧と各スイッチS0〜S4とによりディザー電圧を発生している。
図8に示すように、コンパレータ12は、Vin1+、Vin1−が入力される入力トランジスタ差動対(M1・M2)と、Vin2+、Vin2−が入力される入力トランジスタ差動対(M3・M4)との、2つの入力トランジスタ差動対を備えている。
これらの入力トランジスタ差動対(M1・M2)・(M3・M4)の共通ソースは、それぞれ定電流源I01・I02でバイアスされており、コンパレータ12は、この2つの入力トランジスタ差動対(M1・M2)・(M3・M4)の電流の和に対して比較処理を行うように構成されている。
そして、前記ディザー電圧発生部13aにて発生させたディザー電圧を、コンパレータ12の一方の入力トランジスタ差動対(M1・M2)に入力し、別の入力トランジスタ差動対(M3・M4)にΔΣ変調器10の積分器出力を入力するようにしている。
このように、積分器出力に所定のディザー電圧を印加するように構成している。
この場合、ディザー電圧が印加される、I01によってバイアスされた前記入力トランジスタ差動対(M1・M2)は、そのディザー電圧の最大印加電圧(例えば250mV)において、入力トランジスタM1・M2の一方がカットオフしないよう、該入力トランジスタM1・M2のオーバドライブ電圧Vovを十分高くとっておく。
また、コンパレータ2の比較動作時は、各入力トランジスタは飽和領域で動作する。
ここで、入力トランジスタ差動対(M1・M2)・(M3・M4)の素子形状を同一とし、前記定電流源をI01=I02に設定してマッチングをとっておけば、コンパレータ12は差動入力電圧Vin1=(Vinl+)−(Vin1−)と、−Vin2=(Vin2−)−(Vin2+)との比較器となり、Vin1側にディザー電圧を入力するようにすれば、所定の電圧パターンのディザー電圧を印加したコンパレータ12を実現することができる。
また、ΔΣ変調器10に周期的にディザー電圧を印加する場合、該ΔΣ変調器10を高分解能化するためには、安定した正確なディザー電圧を印加する必要があるが、図7に示したように、抵抗R1〜R6およびとスイッチS0〜S4にて構成されるディザー電圧発生部13aは、シンプルな構成で抵抗分圧を発生しているので、数%程度の誤差、もしくはそれ以下の小さい誤差でディザー電圧を発生することが可能となっている。
一方、ディザー電圧が印加される前記コンパレータ12は、2つの入力トランジスタ差動対(M1・M2)・(M3・M4)を、それぞれ定電流源I0l・I02でバイアスしており、コモンモードの変化に対しても安定した正確なディザー電圧を重畳できることとなっている。
また、コンパレータ12をCMOS素子にて構成した場合、該コンパレータ12に発生する誤差要因として、オフセットや1/fノイズがあるが、コンパレータ12のオフセットはΔΣ変調器10では問題とはならず、1/fノイズは、オーバーサンプリング比が十分大きい場合はΔΣ変調器10への入力換算ではその影響は十分に小さくなるため、ほとんど誤差要因とならない。
従って、前記ディザー電圧印加回路13では、極めて正確なディザー電圧パターンを印加することが可能となる。
また、図9にはコンパレータ12の回路の具体的な例を示しており、該コンパレータ12は、例えばプリアンプ15とラッチ16とを用いた例である。
ここでは各入力トランジスタ差動対(M1・M2)・(M3・M4)としてNMOSトランジスタを使っているが、図10に示すように、PMOSトランジスタを用いても同様に構成することができる。
また、前記ディザー電圧印加回路13にて発生されるディザー電圧の波形パターンとしては、例えば図11(a)に示すような周期パターンを示すものが用いられる。
図11(a)に示すパターンは、正電圧期間Raと負電圧期間Rbとを周期的に繰り返す周期パターンであり、該正電圧期間Raおよび負電圧期間Rbの途中部に、それぞれ電圧が変位する変位点Caおよび変位点Cbを有している。
正電圧期間Raにおける変位点Caでは、電圧S1から電圧S2へ低下しており、負電圧期間Rbにおける変位点Cbでは、電圧S4から電圧S3へ上昇している。
この場合、変位点Caの前後における電圧S1と電圧S2との極性は同じ(電圧S1、電圧S2ともに正)となっており、変位点Cbの前後における電圧S4と電圧S3との極性は同じ(電圧S4、電圧S3ともに負)となっている。
つまり、変位点Ca・Cbでの電圧変化は、変位点Ca・Cb前後で電圧の極性が変わる程の大きな変化ではなく、変位点Ca・Cb前後で電圧の極性が変化しない程度の小さな変化となっている。
また、正電圧期間Raでは変位点Ca前後で電圧S1から電圧S2へ低下し、負電圧期間Rbでは変位点Cb前後で電圧S4から電圧S3へ上昇しているといったように、各変位点Ca・Cbにおける電圧の変位方向(低下または上昇)が、正電圧期間Raと負電圧期間Rbとで異なっている。
また、ディザー電圧の周期パターンとしては、図11(b)に示すようなパターンを用いることもできる。
図11(b)に示すパターンは、正電圧期間Raと負電圧期間Rbとを周期的に繰り返す周期パターンであり、該正電圧期間Raおよび負電圧期間Rbの途中部に、それぞれ電圧が変位する変位点Caおよび変位点Cbを有している。
正電圧期間Raにおける変位点Caでは、電圧S2から電圧S1へ上昇しており、負電圧期間Rbにおける変位点Cbでは、電圧S3から電圧S4へ低下している。
この場合も、変位点Caの前後における電圧S2と電圧S1との極性は同じ(電圧S2、電圧S1ともに正)となっており、変位点Cbの前後における電圧S3と電圧S4との極性は同じ(電圧S3、電圧S4ともに負)となっている。
つまり、変位点Ca・Cbでの電圧変化は、変位点Ca・Cb前後で電圧の極性が変わる程の大きな変化ではなく、変位点Ca・Cb前後で電圧の極性が変化しない程度の小さな変化となっている。
また、正電圧期間Raでは変位点Ca前後で電圧S2から電圧S1へ上昇し、負電圧期間Rbでは変位点Cb前後で電圧S3から電圧S4へ低下しているといったように、各変位点Ca・Cbにおける電圧の変位方向(低下または上昇)が、正電圧期間Raと負電圧期間Rbとで異なっている。
前記正電圧期間Raにおける電圧S1および電圧S2、ならびに負電圧期間Rbにおける電圧S3および電圧S4は、具体的には、例えば図12に示すように、
S1=(3/8)・(Cs/Cf)・Vref
S2=(1/4)・(Cs/Cf)・Vref
S3=−(1/4)・(Cs/Cf)・Vref
S4=−(3/8)・(Cs/Cf)・Vref
となる電圧に設定される。
また、各電圧S1・S2・S3・S4は、
S1=(5/8)・(Cs/Cf)・Vref
S2=(1/4)・(Cs/Cf)・Vref
S3=−(1/4)・(Cs/Cf)・Vref
S4=−(5/8)・(Cs/Cf)・Vref
となる電圧に設定することもできる。
従来、ΔΣ型A−D変換器においては、印加するディザー電圧波形として方形波や擬似ランダムパターンが用いられてきたが、本OSPMBΔΣADCにおいては、例えば後段のデシメーションフィルタ2の移動平均フィルタとしてタップ数4〜8の比較的小規模なものを使用する場合は、従来のような方形波や擬似ランダムパターンよりも、前述の図11(a)および図11(b)に示したような周期パターンが適していることが、実験やシミュレーションシの結果、見出された。
印加するディザー電圧波形を、このような周期パターンの波形とすることで、本OSPMBΔΣADCの高精度化を図ることが可能となっている。
また、図13に示すように、本OSPMBΔΣADCにおいては、デシメーションフィルタ2として、マイコンやDSP(Digital Signal Processor)などのプログラマブルなデジタルプロセッサを用い、該デシメーションフィルタ2の特性をソフトウェアによって変更可能とすることもできる。
これにより、前記ソフトウェアのプログラムの変更によりA−D変換の精度や速度等の特性を容易に変更することができ、システムの要求仕様によって信号処理の特性を容易に変えられるという自由度を有した、リコンフィギュラブルな(再構成可能な)A−D変換器を構成することができる。
また、高速応答性が必要な信号過渡時にはデジタルデシメーションフィルタのカットオフ周波数を上げて遅延時間を少なくし、逆に高速応答性が必要でない信号安定時にはカットオフ周波数を下げて分解能を上げるなどといったように、信号状態によってフィルタ特性を適宜変更することも、ソフトウェアのプログラム変更により容易に実現することができる。
また、図13に示したOSPMBΔΣADCにおいては、カウント開始直前にマルチビットカウンタ20をリセットして、その後該マルチビットカウンタ20のカウント動作を開始させるように構成することもできる。
また、マルチビットカウンタ20側ではリセット動作を行わず、デジタルプロセッサにより構成されるデシメーションフィルタ2側で、直前のマルチビットカウンタ20からのカウンタ出力との差をとることにより、所定期間中のカウント値を求めるといったように、マルチビットカウンタ20をリセットしなくても、リセットしたのと同様の動作を実現することができる。
このように、デシメーションフィルタ2側で所定期間中のカウント値を求めるように構成することで、マルチビットカウンタ20にリセット機能を設ける必要がなくなり、該マルチビットカウンタ20を簡単な構成のアップカウンタにて構成することができ、OSPMBΔΣADCの回路規模をシンプルで低コストなものにすることができる。
図14には、本OSPMBΔΣADCを、ヨーレートセンサ等のセンサ信号処理に適用した場合の例を示している。
この例では、ΔΣ変調器10とマルチビットカウンタ20とを有するOSPMBΔΣ変調器1を一つのセンサ信号処理IC内に組み込み、デシメーションフィルタ20としてマイコンを用いている。また、マルチビットカウンタ20としては8ビットカウンタを用いている。
本例のOSPMBΔΣADCにおいては、センサ信号処理された信号が入力アナログ信号としてΔΣ変調器10に入力される。該ΔΣ変調器10とマルチビットカウンタ20とはクロックに同期して動作し、256クロック毎に8ビットのカウンタ値をマイコンにて構成されるデシメーションフィルタ2に出力する。
デシメーションフィルタ2は、マルチビットカウンタ20からの256クロック毎に出力される8ビットデータに対してデジタルデシメーションフィルタ処理を施し、A−D変換された最終デジタル値を演算する。
また、本例のマルチビットカウンタ20は、8ビットと小さい回路規模に構成されているため、センサ信号処理IC内(ΔΣ変調器10側)に組み込んでいる。
なお、マルチビットカウンタ20としては、256クロック毎にリセットして再カウントする構成のものでも良いし、リセット無しのアップカウンタとして、マイコン側にて直前のカウンタ出力との差をとることによって所定期間中のカウント値を求める構成のものであってもよい。
また、マルチビットカウンタ20は、ΔΣ変調器10と同一のチップ側に設けてもよいし、逆にOSPMBΔΣ変調器1側から、1ビットデジタルデータをデシメーションフィルタ2が構成されるマイコン側へ送り、マイコン側でこれをカウントして該マイコンに構成されるデシメーションフィルタ2に出力するように構成してもよい。
さらに、デシメーションフィルタ20としてプログラマブルなプロセッサを用いることにより、システムの要求に応じて精度や速度を任意に変えられるフレキシブルで低コストなA−D変換器を構成することができる。
このように構成することで、ΔΣ変調器10を、前段のアナログ回路としては極めて小さな面積の1次ΔΣ変調器に構成するとともに(256回オーバーサンプリングの平均化効果によりS/N比が向上するため、ΔΣ変調器10の個々の構成素子(サンプリングキャパシタ、スイッチ、およびオペアンプを構成するトランジスタ等)のサイズを小さくできる)、デシメーションフィルタ2を、1〜2次移動平均フィルタおよび2〜3次のIIRフィルタというシンプルなもので構成しつつ、12〜14ビットの分解能を備えたOSPMBΔΣADCを実現することができる。
さらに、OSPMBΔΣADCの分解能を上げる場合には、マルチビットカウンタ20のビット数を増したり、デシメーションフィルタ2のカットオフ周波数を低くしたり(オーバーサンプリングレシオを大きくする)すれば、14ビット以上のOSPMBΔΣADCを構成することも可能となる。
なお、本例のOSPMBΔΣADCは、入力信号に対してΔΣ変調器10の演算速度に十分な余裕がある場合に特に有効であり、多次の1ビットΔΣADCを使用した場合に比べて、ΔΣ変調器10とデシメーションフィルタ2の回路規模や面積を数分の一程度に低減することができるため、システムコストを大きく削減することが可能となる。
また、本OSPMBΔΣADCでは、アナログ回路は1次ΔΣ変調器に構成されるΔΣ変調器10のみであり、デジタル回路はマルチビットカウンタ20のみであって、残りのデシメーションフィルタ2はマイコンで処理するためソフトウェアで容易に変更可能となっている。
これにより、回路は複雑なスイッチコントロールロジック等を必要とせず、極めてシンプルに構成することができ、新規に回路開発を行う場合も短期間・低リスクで開発することができる。
このように、新規ICを設計するにあたって、回路がシンプルであるということは、回路占有面積が小さく低量産コストである、ということに加えて、試作回数や開発コストの低減が可能、開発期間短縮が可能、および低リスクである、という開発過程における大きなメリットを有している。
オーバーサンプリング擬似マルチビットΔΣ変調型A−D変換器(OSPMBΔΣADC)を示すブロック図である。 ΔΣ変調器として1次ΔΣ変調器を用いたOSPMBΔΣADCを示すブロック図である。 OSPMBΔΣ変調器のモデルを示すブロック図である。 図3におけるOSPMBΔΣ変調器の簡易モデルを示すブロック図である。 図3、図4に示すOSPMBΔΣ変調器が備えるマルチビット量子化器の出力特性を示す図である。 全差動型に構成したOSPMBΔΣ変調器を示す回路図である。 ディザー電圧印加回路を示す回路図である。 ディザー電圧印加回路のコンパレータを示す回路図である。 図8におけるコンパレータの具体的な構成を示す回路図である。 図8におけるコンパレータにおいて、入力トランジスタ差動対としてPMOSトランジスタを用いた例を示す回路図である。 ディザー電圧印加回路にて発生されるディザー電圧の波形パターンを示す図である。 図11に示すディザー電圧の波形パターンの具体例を示す図である。 デシメーションフィルタをプログラマブルなデジタルプロセッサを用いて構成したOSPMBΔΣADCを示すブロック図である。 センサ信号処理に適用したOSPMBΔΣADCを示すブロック図である。 従来のΔΣ変調型ADCを示すブロック図である。
1 オーバーサンプリング擬似マルチビットΔΣ変調器(OSPMBΔΣ変調器)
2 デシメーションフィルタ
10 ΔΣ変調器
13 ディザー電圧印加回路
20 マルチビットカウンタ

Claims (3)

  1. ΔΣ型AD変換器であって、
    ΔΣ変調器と、
    前記ΔΣ変調器の出力をカウントするカウンタと、
    前記カウンタの後段に配置され、該カウンタの出力のフィルタ処理を行うデシメーションフィルタとを備え、
    前記カウンタは、前記ΔΣ変調器が備えるコンパレータの出力を一定期間カウントし、そのカウント結果をマルチビットデータとして一定期間ごとに出力し、
    前記デシメーションフィルタにより、前記カウンタから一定期間ごとに出力されるマルチビットデータに対してデジタルフィルタ処理を行うことで最終デジタルデータを得るように構成し、
    前記ΔΣ変調器はディザー電圧印加回路を有しており、
    前記ディザー電圧印加回路は、
    2組の入力トランジスタ差動対を有する前記コンパレータと、
    前記一方の入力トランジスタ差動対の制御端子に接続される抵抗分圧回路とを備える、
    ことを特徴とするΔΣ型AD変換器。
  2. 前記ΔΣ変調器は、1次ΔΣ変調器に構成される、
    ことを特徴とする請求項1に記載のΔΣ型AD変換器。
  3. 前記ディザー電圧印加回路により印加されるディザーパターンは、
    正電圧期間と負電圧期間とを周期的に繰り返す周期パターンであり、
    前記正電圧期間および負電圧期間の途中部に、それぞれ電圧が変位する変位点を有し、
    前記各変位点における変位前後での電圧の極性は同じであり、
    前記変位点における電圧の変位方向が、正電圧期間と負電圧期間とで異なる、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のΔΣ型AD変換器。
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