JP5023027B2 - デルタシグマ変調回路 - Google Patents

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本発明は、デルタシグマ変調回路に関する。
ADコンバータに用いられる回路として、デルタシグマ変調回路が一般的に知られている。そして、デルタシグマ変調回路においては、無信号時に信号帯域内に発生するアイドルトーンを除去するために、ディザ信号が用いられることが多い。ADコンバータに使用されるデジタルシグマ変調回路はアナログ回路の構成となり、デルタシグマ変調回路に挿入されるディザ信号はアナログ値である必要がある。そして、このようなディザ信号は、例えば、デジタル回路で生成された数ビットの擬似ランダム信号をアナログ信号に変換することにより生成することができる。擬似ランダム信号に応じたレベルのアナログ信号を生成する回路としては、例えば、出力段にオペアンプを用いたサンプルホールドDAコンバータが知られている(特許文献1)。
特開2007−81567号公報
しかしながら、出力段にオペアンプを用いたサンプルホールドDAコンバータを用いる場合、特に高い周波数で動作させようとすると、オペアンプの応答特性を向上させるために消費電流が増加してしまうことがある。また、チップ面積も増加傾向にある。
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、消費電流とチップ面積を削減可能なデルタシグマ変調回路を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のデルタシグマ変調回路は、入力信号を積分した積分信号を出力する積分器と、直列に接続され、複数レベルの電圧を生成する複数の抵抗と、ディザ信号のレベルを選択するための選択信号に基づいて、前記複数レベルの電圧のうち、少なくとも何れか一つのレベルの電圧を前記ディザ信号として出力するディザ信号選択回路と、前記積分信号及び前記ディザ信号に基づいて量子化を行う量子化器と、前記ディザ信号の最大レベルを調整するための制御信号に基づいて、前記複数の抵抗の両端に印加される電圧を調整する調整回路と、を備える。
消費電流を削減可能なデルタシグマ変調回路を提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態であるデルタシグマ変調回路の全体構成を示す図である。デルタシグマ変調回路10は、積分器11、ディザ回路12、量子化器13、及びディザクロック生成回路14を備えている。積分器11は、入力信号を積分した積分信号を出力する。ディザ回路12は、ディザクロックDCLKに応じてディザ信号を生成して出力する。量子化器13は、クロック信号CLKに基づいて、積分器11から出力される積分信号にディザ回路12から出力されるディザ信号を加算した上で量子化を行い、デルタシグマ変調回路10の出力信号として出力する。ディザクロック生成回路14は、量子化器13における量子化の結果を示す量子化信号に基づいて、ディザクロックDCLKを生成する。
図2は、量子化器13の構成例を示す図である。図に示すように、本実施形態においては、積分器11の出力は差動出力VP,VNとなっており、ディザ回路12の出力も差動出力VDP,VDNとなっている。そして、量子化器13は、これらの差動入力信号を受けて、差動出力VOP,VONを出力する構成となっている。
量子化器13は、コンパレータ31及びラッチ回路32を備えている。コンパレータ31には、積分器11からの差動出力VP,VNと、ディザ回路12からの差動出力VDP,VDNが入力されている。そして、コンパレータ31は、クロック信号CLKが一方の論理値(例えばLレベル)の間に、積分信号VPにディザ信号VDPを加算した信号と、積分信号VNにディザ信号VDNを加算した信号とを比較し、比較結果を示す信号を差動出力する。そして、コンパレータ31からの差動出力はラッチ回路32でラッチされ、量子化器13の差動出力VOP,VONとして出力される。また、ラッチ回路32からは、量子化の結果を示す差動の量子化信号VD1,VD2が出力される。
図3は、コンパレータ31の構成例を示す図である。コンパレータ31は、PチャネルMOSFET41〜43及びNチャネルMOSFET44〜53を備えている。PチャネルMOSFET41は、ソースに電源電圧VDDが印加され、ゲートにクロック信号CLKが入力されている。そして、PチャネルMOSFET42,43は、ソースがPチャネルMOSFET41のドレインと接続されている。
NチャネルMOSFET45は、ドレインがPチャネルMOSFET42のドレインと接続され、ソースが接地されている。また、NチャネルMOSFET46は、ドレインがPチャネルMOSFET43のドレインと接続され、ソースが接地されている。そして、PチャネルMOSFET42とNチャネルMOSFET45との接続点の電圧が、PチャネルMOSFET43及びNチャネルMOSFET46のゲートに印加されている。また、PチャネルMOSFET43とNチャネルMOSFET46の接続点の電圧が、PチャネルMOSFET42及びNチャネルMOSFET45のゲートに印加されている。
NチャネルMOSFET44は、ドレインがPチャネルMOSFET42とNチャネルMOSFET45との接続点に接続され、ソースが接地され、ゲートにクロック信号CLKが入力されている。また、NチャネルMOSFET47は、ドレインがPチャネルMOSFET43とNチャネルMOSFET46との接続点に接続され、ソースが接地され、ゲートにクロック信号CLKが入力されている。
NチャネルMOSFET48は、ドレインがPチャネルMOSFET42とNチャネルMOSFET45との接続点に接続され、ゲートに積分信号VPが入力されている。また、NチャネルMOSFET49は、NチャネルMOSFET48と並列に接続され、ゲートにディザ信号VDPが入力されている。そして、NチャネルMOSFET50は、ドレインがPチャネルMOSFET43とNチャネルMOSFET46との接続点に接続され、ゲートに積分信号VNが入力されている。また、NチャネルMOSFET51は、NチャネルMOSFET50と並列に接続され、ゲートにディザ信号VDNが入力されている。
NチャネルMOSFET52は、ドレインがNチャネルMOSFET48のソースと接続され、ソースが接地され、ゲートがNチャネルMOSFET50のドレインと接続されている。また、NチャネルMOSFET53は、ドレインがNチャネルMOSFET50のソースと接続され、ソースが接地され、ゲートがNチャネルMOSFET48のドレインと接続されている。
そして、PチャネルMOSFET42とNチャネルMOSFET45との接続点の電圧が、コンパレータ31の差動出力の一方である出力信号VCNとなっており、PチャネルMOSFET43とNチャネルMOSFET46との接続点の電圧が、コンパレータ31の差動出力の他方である出力信号VCPとなっている。
このようなコンパレータ31において、クロック信号CLKがHレベルの場合、NチャネルMOSFET44,47がオンとなり、出力信号VCN,VCPはLレベルとなる。
一方、クロック信号CLKがLレベルの場合、NチャネルMOSFET44,47がオフになるとともに、電流源となるPチャネルMOSFET41がオンとなる。そして、NチャネルMOSFET48〜51により構成される差動回路の動作により、出力信号VCN,VCPが変化することとなる。
つまり、積分信号VPにディザ信号VDPを加算した信号が積分信号VNにディザ信号VDNを加算した信号より大きい場合は、NチャネルMOSFET48,49がオンとなり、NチャネルMOSFET50,51がオフとなる。そして、出力信号VCNがLレベルとなり、出力信号VCPがHレベルとなる。逆に、積分信号VPにディザ信号VDPを加算した信号が積分信号VNにディザ信号VDNを加算した信号より小さい場合は、NチャネルMOSFET48,49がオフとなり、NチャネルMOSFET50,51がオンとなる。そして、出力信号VCNがHレベルとなり、出力信号VCPがLレベルとなる。
図4は、ラッチ回路32及びディザクロック生成回路14の構成例を示す図である。ラッチ回路32は、インバータ回路61,62及びNAND回路63,64を備えている。コンパレータ31からの一方の出力信号VCPは、インバータ回路61を介してNAND回路63に入力されている。また、コンパレータ31からの他方の出力信号VCNは、インバータ回路62を介してNAND回路64に入力されている。そして、NAND回路63の出力がNAND回路64に入力され、NAND回路64の出力がNAND回路63に入力されており、NAND回路63の出力が量子化器13の一方の出力信号VOP、NAND回路64の出力が量子化器13の他方の出力信号VONとなっている。なお、インバータ回路61,62からの出力が、差動の量子化信号VD1,VD2としてディザクロック生成回路14を構成するEXOR回路66に入力される。
このようなラッチ回路32においては、積分信号VCN,VCPがLレベルのときは出力信号VOP,VONは変化せず、前の状態を保持する。そして、積分信号VCPがHレベル、積分信号VCNがLレベルのときは、出力信号VOPがHレベル、出力信号VONがLレベルとなる。また、積分信号VCPがLレベル、積分信号VCNがHレベルのときは、出力信号VOPがLレベル、出力信号VONがHレベルとなる。また、ディザクロック生成回路14から出力されるディザクロックDCLKは、量子化信号VD1,VD2の論理レベルが同じ場合はLレベル、異なる場合はHレベルとなる。
図5は、ディザ回路12の構成例を示す図である。ディザ回路12は、擬似ランダム信号生成回路70、デコーダ72、及びディザ信号出力回路74を含んで構成されている。擬似ランダム信号生成回路70は、ディザクロックDCLKが例えばLレベルからHレベルに変化するごとに、例えば3ビットの三角分布の擬似ランダム信号TPDF1〜TPDF3を生成して出力する。デコーダ72は、擬似ランダム信号TPDF1〜TPDF3をデコードし、デコード済みの選択信号CODE1〜CODE5,CODE1B〜CODE5Bを出力する。なお、デコーダ72は、擬似ランダム信号TPDF1〜TPDF3に基づいて、選択信号CODE1〜CODE5のうち何れか一つのみをHレベルとする。また、選択信号CODE1B〜CODE5Bは、選択信号CODE1〜CODE5を反転した信号となっている。ディザ信号出力回路74には、選択信号CODE1〜CODE5,CODE1B〜CODE5Bと、調整信号SEL1〜SEL3とが入力されている。ディザ信号出力回路74は、選択信号CODE1〜CODE5,CODE1B〜CODE5Bに応じたレベルのディザ信号VDP,VDNを出力する。なお、ディザ信号出力回路74では、調整信号SEL1〜SEL3に基づいて、ディザ信号VDP,VDNの最大レベルの調整が行われる。
図6は、ディザ信号出力回路74の構成例を示す図である。ディザ信号出力回路74は、抵抗R1〜R4,RA1〜RA3,RB1〜RB3、トランスファゲートTP1〜TP5,TN1〜TN5(ディザ信号選択回路)、PチャネルMOSFET80〜82、インバータ回路84〜86、及びNチャネルMOSFET88〜90を含んで構成されている。
抵抗R1〜R4は直列に接続されており、両端に印加される電圧を分圧して得られる複数のレベルの電圧V1〜V5を生成する。トランスファゲートTP1〜TP5は、それぞれ、選択信号CODE1〜CODE5がHレベルのときにオンとなる。同様に、トランスファゲートTN1〜TN5は、それぞれ、選択信号CODE1〜CODE5がHレベルのときにオンとなる。したがって、例えば、選択信号CODE1〜CODE5のうち選択信号CODE1のみがHレベルの場合は、トランスファゲートTP1,TN1がオン、トランスファゲートTP2〜TP5,TN2〜TN5がオフとなり、電圧V1がディザ信号VDPとして出力され、電圧V5がディザ信号VDNとして出力される。また、例えば、選択信号CODE2のみがHレベルの場合は、トランスファゲートTP2,TN2がオンとなり、電圧V2がディザ信号VDPとして出力され、電圧V4がディザ信号VDNとして出力される。つまり、トランスファゲートTP1〜TP5,TN1〜TN5は、電圧V1〜V5の中から、選択信号CODE1〜CODE5,CODE1B〜CODE5Bに応じたレベルの電圧を選択し、ディザ信号VDP,VDNとして出力する。
抵抗RA1〜RA3は、抵抗R1〜R4の電源側に直列に接続されている。また、抵抗RB1〜RB3は、抵抗R1〜R4の接地側に直列に接続されている。これらの抵抗RA1〜RA3,RB1〜RB3は、ディザ信号VDP,VDNの最大レベルを調整するための調整用抵抗として用いられている。具体的には、何れか一つのみがHレベルとなる調整信号SEL1〜SEL3に基づいて、PチャネルMOSFET80〜82及びNチャネルMOSFET88〜90のオンオフが制御されることにより、電圧V1,V5が調整される。例えば、選択信号SEL1がHレベルの場合は、PチャネルMOSFET80及びNチャネルMOSFET88がオンとなり、抵抗RA1,R1〜R4,RB1によって電源電圧VDDが分圧され、電圧V1〜V5が生成される。また、例えば、選択信号SEL3がHレベルの場合は、PチャネルMOSFET82及びNチャネルMOSFET90がオンとなり、抵抗RA1〜RA3,R1〜R4,RB1〜RB3によって電源電圧VDDが分圧され、電圧V1〜V5が生成される。すなわち、ディザ信号VDP,VDNの最大レベルは、調整信号SEL1がHレベルのときに最大となり、調整信号SEL3がHレベルのときに最小となる。なお、抵抗RA1〜RA3,RB1〜RB3、PチャネルMOSFET80〜82、インバータ回路84〜86、及びNチャネルMOSFET88〜90により構成される回路が本発明の調整回路に相当し、PチャネルMOSFET80〜82、インバータ回路84〜86、及びNチャネルMOSFET88〜90により構成される回路が本発明の印加制御回路に相当する。
図7は、デルタシグマ変調回路10の動作の一例を示すタイミングチャートである。時刻t1に、クロック信号CLKがLレベルからHレベルに変化したとする。すると、コンパレータ31のNチャネルMOSFET44,47がオンとなり、時刻t2に、コンパレータ31の出力信号VCN,VCPがLレベルとなり、量子化信号VD1,VD2がHレベルとなる。したがって、ラッチ回路32の出力信号VOP,VONは変化しない。一方、量子化信号VD1,VD2がともにHレベルとなることにより、ディザクロック生成回路14を構成するEXOR回路66から出力されるディザクロックDCLKがLレベルとなる。
そして、時刻t3に、クロック信号CLKがHレベルからLレベルに変化したとする。このとき、例えば、積分信号VPにディザ信号VDPを加算した信号が積分信号VNにディザ信号VDNを加算した信号より大きいとすると、時刻t4に、コンパレータ31の出力信号VCNがLレベル、出力信号VCPがHレベルとなり、量子化信号VD1がHレベル、量子化信号VD2がLレベルとなる。したがって、ラッチ回路32の出力は、出力信号VOPがHレベル、出力信号VONがLレベルに変化する。このように、クロック信号CLKがHレベルからLレベルに変化する際に、コンパレータ31における量子化が行われ、量子化の結果がラッチ回路32によりラッチされ、量子化器13の出力信号VOP,VONとして出力される。
また、時刻t4に、コンパレータ31の出力信号VCN,VCPの論理レベルが異なる状態となることにより、ディザクロック生成回路14から出力されるディザクロックDCLKがHレベルとなる。ディザクロックDCLKがHレベルになると、擬似ランダム信号生成回路70から出力される擬似ランダム信号TPDF1〜TPDF3が変化する。そして、擬似ランダム信号TPDF1〜TPDF3に応じて、デコーダ72から出力される選択信号CODE1〜CODE5,CODE1B〜CODE5Bも変化する。さらに、選択信号CODE1〜CODE5,CODE1B〜CODE5Bが変化すると、トランスファゲートTP1〜TP5,TN1〜TN5のうち、オンとなるものが変化し、ディザ信号VDP,VDNの信号レベルが変化する。すなわち、量子化の結果がラッチ回路32によりラッチされて量子化が完了した後に、ディザ信号VDP,VDNの信号レベルが変化する。なお、ディザ信号出力回路74においては、複数のレベルの電圧V1〜V5は抵抗R1〜R4の両端に印加された電圧を分圧することにより生成されているため、トランスファゲートTP1〜TP5,TN1〜TN5のオン状態が変化すると、ディザ信号VDP,VDNの信号レベルは即座に変化する。
以上、本実施形態のデルタシグマ変調回路10について説明した。前述したように、デルタシグマ変調回路10においては、直列に接続された抵抗R1〜R4により生成される複数のレベルの電圧V1〜V5のうち、擬似ランダム信号TPDF1〜TPDF3に応じて選択される電圧をディザ信号VPD,VDNとして出力している。したがって、オペアンプを用いる場合のように消費電流及びチップ面積を増加させることなく、応答特性の良いディザ信号を得ることができる。特に、抵抗R1〜R4の抵抗値を大きくすると、ディザ信号出力回路74に流れる電流が小さくなり、消費電流を削減することが可能となる。
また、デルタシグマ変調回路10では、抵抗R1〜R4の両端に印加される電圧を制御信号SEL1〜SEL3に基づいて調整することができる。これにより、デルタシグマ変調回路10を適用する装置におけるアイドルトーンの特性等に応じて、ディザ信号VDP,VDNの最大レベルを調整することができる。
特に、デルタシグマ変調回路10では、抵抗RA1〜RA3,RB1〜RB3を用いてディザ信号VDP,VDNの最大レベルを調整している。つまり、抵抗R1〜R4の両端に設けられる調整用抵抗の抵抗値や数を変更することにより、ディザ信号VDP,VDNの最大レベルの調整範囲を容易に変更することができる。
また、デルタシグマ変調回路10では、量子化の完了に応じて、ディザクロックDCLKを変化させ、ディザ信号VDP,VDNの信号レベルを変化させている。つまり、あるレベルのディザ信号VDP,VDNを用いた量子化が完了した後に、ディザ信号VDP,VDNが次のレベルへと変化するため、ディザ信号VDP,VDNが確実に量子化器13に伝達され、アイドルトーンの発生を抑制することができる。
なお、上記実施形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。例えば、擬似ランダム信号の出力ビット数を変更した場合でも、抵抗R1〜R4の抵抗を更に分割し、デコード信号及び制御スイッチを追加することで、チップ面積を大幅に増加させることなく、容易に変更することができる。
本発明の一実施形態であるデルタシグマ変調回路の全体構成を示す図である。 量子化器の構成例を示す図である。 コンパレータの構成例を示す図である。 ラッチ回路及びディザクロック生成回路の構成例を示す図である。 ディザ回路の構成例を示す図である。 ディザ信号出力回路の構成例を示す図である。 デルタシグマ変調回路の動作の一例を示す図である。
符号の説明
10 デルタシグマ変調回路
11 積分器
12 ディザ回路
13 量子化器
14 ディザクロック生成回路
31 コンパレータ
32 ラッチ回路
70 擬似ランダム信号生成回路
72 デコーダ
74 ディザ信号出力回路

Claims (3)

  1. 入力信号を積分した積分信号を出力する積分器と、
    直列に接続され、複数レベルの電圧を生成する複数の抵抗と、
    ディザ信号のレベルを選択するための選択信号に基づいて、前記複数レベルの電圧のうち、少なくとも何れか一つのレベルの電圧を前記ディザ信号として出力するディザ信号選択回路と、
    前記積分信号及び前記ディザ信号に基づいて量子化を行う量子化器と、
    前記ディザ信号の最大レベルを調整するための制御信号に基づいて、前記複数の抵抗の両端に印加される電圧を調整する調整回路と、
    を備えることを特徴とするデルタシグマ変調回路。
  2. 請求項1に記載のデルタシグマ変調回路であって、
    前記調整回路は、
    前記複数の抵抗の一端に直列に接続される複数の調整用抵抗と、
    前記制御信号に基づいて、前記複数の調整用抵抗の何れか一つの一端に所定レベルの電圧を印加する印加制御回路と、
    を含んで構成されることを特徴とするデルタシグマ変調回路。
  3. 請求項1または請求項2に記載のデルタシグマ変調回路であって、
    前記量子化器から出力される量子化信号に基づいて、量子化が完了した後に前記選択信号を変化させる選択信号制御回路を更に備えること、
    を特徴とするデルタシグマ変調回路。
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