JP6619442B2 - 結石片を捕捉するための医療デバイス - Google Patents

Description

（関連出願の相互参照）
本出願は、２０１５年３月４日に出願された米国特許出願第１４／６３８，６３９号に対する優先権を主張し、その内容全体が、参照により本明細書に援用される。

（発明の分野）
本開示は、医療デバイスに関する。より具体的には、本開示は、１つ又は２つ以上の結石片を捕捉するための医療デバイスに関する。

この欄における記述は、単に、本開示に関する背景情報を提供し、先行技術を構成する場合もしない場合もある。

尿管鏡法又は経皮腎石摘出（ＰＣＮＬ）処置の間、バスケットが、患者の解剖学的構造から結石片を捕捉して回収するために採用されることが多い。結石片が患者から除去され、バスケットから解放された後、バスケットは、患者の解剖学的構造の中に１回又は２回以上再挿入され、残りの結石片の全て又は大部分が取り除かれる。しかしながら、一部の場合では、大きすぎる結石片がバスケット内に捕捉され、それは、バスケットが、尿管又アクセスシース内で詰まることをもたらし得る。バスケットが押し戻され得る場合、いくらかの断片が、解放され得、次いで、バスケットが、患者から引き出され得る。バスケットが完全に詰まった場合、バスケットは、バスケットハンドル及びシースから断ち切られ得るか、又はレーザアブレーションを利用して結石片を分解し得るように、小型レーザファイバーが患者に挿入され得る。いずれにせよ、バスケットがダメージを受けた場合、新しいバスケットが、医療処置を完了するために採用される必要があり、それは、手術時間及び費用を増大させ得る。

本技術に関連し得る文献の中には、以下の特許文書及び公開された特許出願、ＵＳ ７，６４５，２８３、ＵＳ ８，１０５，３３４、ＵＳ ７，６７８，１１９、ＵＳ ２００５／０２６１７０５、ＵＳ ２０１０／０２８６７０９、ＤＥ３９１３９３６、ＥＰ１１６４９４５、及びＥＰ９９１３６１が含まれ、それらの内容全体が、全ての目的のために参照により本明細書に援用される。

したがって、手術費用及び時間を削減するために、結石片の回収の間に結石片のサイズ決定をして、バスケットが、尿管又はアクセスシース内に詰まることを防止することができるバスケットのニーズが存在する。

本発明は、１つ又は２つ以上の結石片を捕捉するための改善された医療デバイス、及びかかるデバイスを使用する方法を提供する。

一態様では、１つ又は２つ以上の結石片を捕捉するための医療デバイスは、近位端及び遠位端を有するシースと、シースの近位端におけるハンドルと、ハンドルを用いて操作可能なバスケットと、を含む。バスケットは、結石片を捕捉し、かつバスケットがシース内に位置付けられたときに畳み込まれた構成、及びバスケットがシースの遠位端を越えて位置付けられたときに拡張された構成を有する、複数のワイヤを含む。医療デバイスは、結石片のサイズが所定の限界を超えていることを医療デバイスの操作者に伝える指標と、結石片のサイズが所定の限界を超えているときに複数のワイヤから結石片を解放する解放機構と、を更に含む。複数のワイヤは、結石片の解放後に操作可能な位置にリセットすることができる。

医療デバイスは、本明細書に説明される特徴のうちの１つ又は任意の組み合わせによって更に特徴付けられてもよく、例えば、以下のようなものである：指標が複数のワイヤの遠位端上の視覚指標である。視覚指標は、結石片のサイズが所定の限界を超えているときにデバイスの操作者によって見られる色差である。視覚指標は、結石片のサイズが所定の限界を超えているときにデバイスの操作者によって見られる１つ又は２つ以上のレーザマークである。ハンドルは、可動部分及び固定部分を含み、固定部分に対する可動部分の位置が、指標である。指標は、シースの遠位端に位置付けられた拡張可能な錐体であり、結石片がバスケットを用いて錐体に引き込まれる際に拡張可能な錐体が拡張するように構成され、拡張可能な錐体は、結石片のサイズが所定の限界を超えていることを操作者に示す最大径を有する。指標は、バスケットによって捕捉された結石片に押し被せられるように構成された拡張可能な編組スリーブであり、スリーブは、結石片のサイズが所定の限界を超えていることを操作者に示す最大径を有する。解放機構は、複数のワイヤの第１の部分と、シースの長軸を中心として複数のワイヤの第１の部分に対して回転可能な複数のワイヤの第２の部分とを含み、複数のワイヤの第２の部分は、結石片のサイズが所定の限界を超えているときに複数のワイヤの第１の部分に対して回転される。複数のワイヤは、複数の不織予備成形花弁状部であり、複数の不織予備成形花弁状部は、結石片のサイズが所定の限界を超えているときにそれらが拡張して結石片を解放する場合に、解放機構として機能する。複数のワイヤは、形状記憶合金でできており、花弁状部は、バスケットの閉じた構成に予備成形されている。各花弁状部は、係合フックを有し、隣接する花弁状部のフックは、結石片がバスケットによって捕捉されたときに係合され、隣接する花弁状部のフックは、結石片のサイズが所定の限界を超えているときに結石片を解放するように係脱される。バスケットは、遠位開口部が取得可能な結石片サイズを制限するようにサイズ決定された、展開されたバスケット構成を有する。

別の態様では、本開示は、以下の工程のうちの１つ又は２つ以上を含む、１つ又は２つ以上の結石片をサイズ決定する方法を提供する：結石捕捉デバイスを用いて結石を少なくとも部分的に取り囲む工程、指標を利用して、結石片のサイズが所定の限界を超えているかどうかを判定する工程、及び結石片のサイズが所定の限界を超えている場合に結石片を解放する工程。本方法は、本明細書に説明される特徴のうちの１つ又は任意の組み合わせによって更に特徴付けられてもよく、例えば、以下のようなものである：指標が、視覚指標である。指標が、触角指標である。

更なる特徴、利点、及び適用分野は、本明細書に提供される説明から明らかになるであろう。説明及び具体的な例は、単に例示目的のために意図され、本開示の範囲を限定することを意図されないことを理解されたい。

本明細書に説明される図面は、単に例示目的のためであり、決して本開示の範囲を制限することを意図されない。図面における構成要素は、必ずしも一定の縮尺ではなく、本発明の原理を例示することに重点を置かれる。その上、図面中、同じ参照番号は、図面全体を通して対応する部分を示す。
本発明の原理に従って結石片を捕捉するためのデバイスの概略図である。 図１Ａに示されるデバイスの部分断面図である。 本発明の原理に従って結石片を捕捉するための別のデバイスの概略図である。 本発明の原理に従って結石片を捕捉するための別のデバイスの概略図である。 本発明の原理に従って結石片を捕捉するための別のデバイスの概略図である。 本発明の原理に従って結石片を捕捉するための更に別のデバイスの概略図である。 本発明の原理に従って結石片を捕捉するための更に別のデバイスの概略図である。 本発明の原理に従って結石片を捕捉するための更に別のデバイスの概略図である。 本発明の原理に従って結石片を捕捉するための更に別のデバイスの概略図である。 図４Ａに示されるデバイスの部分拡大図である。 本発明の原理に従って結石片を捕捉するための更に別のデバイスの概略図である。 図５Ａに示されるデバイスのためのバスケットの部分拡大図である。 図５Ａに示されるバスケットの係合された花弁状部の概略図である。 本発明の原理に従って開いた構成にあるときの結石片を捕捉するための更に別のデバイスの概略図である。 閉じた構成にある図６Ａに示されるデバイスの概略図である。 本発明の原理に従って結石片を捕捉するための別のデバイスの概略図である。 本発明の原理に従って結石片を捕捉するための別のデバイスの概略図である。 本発明の原理に従って結石片を捕捉するための更に別のデバイスのハンドル部分の概略図である。 本発明の原理に従って結石片を捕捉するための更に別のデバイスのハンドル部分の概略図である。 本発明の原理に従って結石片を捕捉するための更に別のデバイスのハンドル部分の概略図である。

以下の説明は、本質的に単に例示的なものであり、本開示、出願、又は使用法を制限することを意図されない。

次に、図面を参照すると、１つ又は２つ以上の結石片を捕捉するための医療デバイスが、図１Ａ及び１Ｂに例示され、１０で指定される。捕捉デバイス１０は、遠位端１１及び近位端１３を有する外部シース１２を含む。拡張可能な錐体１４は、シース１２の遠位端１１に取り付けられる。一定の配置構成では、錐体１４は、１つ又は２つ以上の結石片３０が錐体１４に引き込まれる際に錐体１４が拡張することを可能にする複数の折ひだ１４を含む。

捕捉デバイス１０は、シース１２内に位置付けられた捕捉バスケット１６及び拡張可能な錐体１４を更に含む。捕捉バスケット１６は、遠位端２６及び近位端２８を有する棒又はハンドル２４を含む。一対のワイヤ１８及び２０は、ハンドル２４の遠位端２６に取り付けられる。具体的には、ワイヤ１８及び２０の中央領域が捕捉バスケット１６の最遠位端に交差するように、ワイヤ１８及び２０のそれぞれの末端が、遠位端２６に取り付けられる。図１Ａ及び１Ｂに示されるように、ワイヤ１８及び２０は、交差の遠位点において互いに概ね直交する。

捕捉デバイス１０が使用中であるとき、捕捉バスケット１６は、最初に錐体１４内に畳み込まれている。その後、ワイヤ１８及び２０並びに錐体１４が、結石片を含有する患者の解剖学的領域内に位置付けられて、捕捉デバイス１０のユーザ、例えば、医師などは、ワイヤ１８及び２０が拡張可能な錐体１４の遠位端２２を出るように、ハンドル２４の近位端２８を押し込む。結石片３０がワイヤ１８及び２０によって捕捉された後、医師は、近位端２８を引っ張り、結石片３０を錐体１４の中に引き寄せ、それは、錐体１４を拡張させる。錐体１４の遠位端２２は、最大の所定のサイズまで拡張するように構成される。捕捉された結石片３０のサイズがこの限界を超えている場合、医師は、結石片を錐体１４の中に更に引くことができない。医師は、次いで、近位端２８を押し、それは、結石片の一部が解放され得るように、ワイヤ１８及び２０が錐体１４から遠ざかることをもたらす。最初に又は後続の試みにおいて、結石片３０のサイズが錐体１４の所定のサイズ限界を超えない場合、医師は、患者の解剖学的構造から結石片を回収することを進める。

次に図２Ａ、２Ｂ、及び２Ｃを参照すると、捕捉デバイス１００が示されている。捕捉デバイス１００は、近位端１１３及び遠位端１１５を有するシース１１２内に位置付けられた前述の捕捉バスケット１６を含む。捕捉デバイス１００は、シース１１２及び捕捉バスケット１６上を摺動する編組スリーブ又はメッシュ１１４を更に含む。

捕捉デバイス１００が使用中であるとき、ワイヤ１８及び２０は、最初にシース１１２内に畳み込まれており、メッシュ１１４は、シース１１２上を摺動させられる。捕捉デバイス１００のユーザ、例えば、医師などは、次いで、図２Ｂに示されるようにワイヤ１８及び２０が、拡張された構成へとシース１１２の遠位端１１５から押し出されるように、ハンドル２４の近位端２８を押し込む。１つ又は２つ以上の結石片３０が、捕捉デバイス１００を用いて捕捉された後、医師は、ハンドル２４の近位端２８を引っ張る。その結果として、結石片３０は、メッシュ１１４の遠位端１２２に引き込まれ、それは、遠位端１２２を錐体形状構成１１７に拡張させる（図２Ｃ）。メッシュを通して結石片３０の蓄積物を引くことができる場合には、医師は、棒２４の近位端２８を引っ張り続けて、患者の解剖学的構造から結石片３０を回収する。メッシュ１１４の遠位端１２２が最大限界まで拡張し、かつ結石片のサイズがこの限界を超えている場合には、医師は、結石片がメッシュ１１４を通して引かれることを可能にするサイズまで結石片３０のサイズが低減されるように、ハンドル２４の近位端２８を押し込み、結石片３０の一部を解放する。

次に、図３Ａ及び３Ｂを参照すると、更に別の捕捉デバイス２００が示されている。捕捉デバイス２００は、近位端２１１及び遠位端２１５を有する、シース２１２内に位置する一対の棒２３０及び２３２を含む。捕捉デバイス２００は、それぞれ、棒２３０及び２３２の遠位端２２６及び２２８に取り付けられた捕捉バスケット２１６を更に含む。具体的には、ワイヤ２１８の端部が、棒２３２の遠位端２２８に取り付けられ、ワイヤ２２０の端部が、棒２３０の遠位端２２６に取り付けられる。棒２３２は、２つの矢印２４０によって示されるように、例えば、棒２３２に連結され、かつシース２１２の近位端２１１の近位に位置付けられたノブ２１３を回すことによって、棒２３０に対して回転するように構成される。

捕捉デバイス２００が使用中であるとき、ワイヤ２１８及び２２０は、最初にシース２１２内に畳み込まれている。次いで、医師は、ワイヤ２１８及び２２０がシース２１２の遠位端２１５から出現するようにノブ２１３を押し込み、ワイヤ２１８及び２２０が、拡張された構成へと開くことをもたらす。次いで、医師は、ノブ２１３を回し、棒２３２を回転させる。それゆえ、棒２３２に取り付けられたワイヤ２１８が、棒２３０に取り付けられたワイヤ２２０に対して回転する。したがって、医師は、ワイヤ２１８を回転させることができ、かかるワイヤ２１８は、結石片を捕捉するように捕捉構成（図３Ｂ）においてワイヤ２２０に直交する。あるいは、ワイヤ２１８は、結石片が捕捉バスケット２１６から解放されることを可能にするように解放構成（図３Ｃ）へとワイヤ２２０に対して回転されてもよい。バスケット２１６が捕捉構成にあるとき、ワイヤ２１８及び２２０は、互いに直交に方向付けられ、最大の所定のサイズ限界を有する内部領域を画定することに留意する。それゆえ、この所定のサイズ限界を超えないサイズを有する結石片は、捕捉デバイス２００を用いて回収することができる。

次に図４Ａ及び４Ｂを参照すると、棒又はハンドル３１２及びハンドル３１２の遠位端３１５に取り付けられたバスケット３１４を有する捕捉デバイス３００が示されている。バスケットは、複数の花弁状部、例えば、１組の４つの不織花弁状部３１６、３１８、３２０、及び３２２などを含む。花弁状部３１６、３１８、３２０、及び３２２は、蓄積された結石片のサイズが所定のサイズ限界を超えているときにそれらが拡張して結石片を解放する場合に、解放機構として機能する。特定の配置構成において、花弁状部３１６、３１８、３２０、及び３２２は、形状記憶合金、例えば、ニチノールなどでできている。結石片の解放後、花弁状部３１６、３１８、３２０、及び３２２が閉じた構成に再び畳み込まれるように、花弁状部３１６、３１８、３２０、及び３２２は、閉じた構成に予備成形されてもよい。

図５Ａ、５Ｂ及び５Ｃを参照すると、捕捉デバイス３００の修正版である捕捉デバイス４００が示されている。捕捉デバイス４００は、棒又はハンドル４１２、及びハンドル４１２の遠位端４１５に取り付けられたバスケット４１４を含む。バスケット４１４は、複数の花弁状部、例えば、１組の４つの花弁状部４１６、４１８、４２０、及び４２２などを含む。

各花弁状部４１６、４１８、４２０、及び４２２の側部は、隣接する花弁状部の側部に係合するように構成される。より詳細には、花弁状部の側部は、隣接する係合フックと係合するように構成された係合フック４１６Ａ、４１６Ａ’、４１８Ａ、４１８Ａ’、４２０Ａ、４２０Ａ’、４２２Ａ、及び４２２Ａ’を有する。例えば、図５Ｃに示されるように、係合フック４１６Ａ’は、係合フック４１８Ａと係合され、係合フック４１８Ａ’は、係合フック４２０Ａと係合され、係合フック４２０Ａ’は、係合フック４２２Ａと係合される。係合フック４２２Ａ’は、係合フック４１６Ａと係合され、バスケット構造を完成させる。それゆえ、捕捉デバイス４００が使用中であるとき、隣接する花弁状部のフック４１６Ａ、４１６Ａ’、４１８Ａ、４１８Ａ’、４２０Ａ、４２０Ａ’、４２２Ａ、及び４２２Ａ’は、結石片がバスケット４１４によって捕捉されたときに係合される。フック４１６Ａ、４１６Ａ’、４１８Ａ、４１８Ａ’、４２０Ａ、４２０Ａ’、４２２Ａ、及び４２２Ａ’は、結石片のサイズが所定のサイズ限界を超えているときには結石片を解放するように係脱されることになる。特定の配置構成において、花弁状部４１６、４１８、４２０、及び４２２は、形状記憶合金、例えば、ニチノールなどでできている。結石片の解放後、花弁状部４１６、４１８、４２０、及び４２２が閉じた構成に再び畳み込まれるように花弁状部４１６、４１８、４２０、及び４２２は、閉じた構成に予備成形されてもよい。

次に、図６Ａ及び６Ｂを参照すると、更に別の捕捉デバイス５００が示される。捕捉デバイス５００は、ハンドル又は棒５１２及びハンドル５１２の遠位端５１５に取り付けられたバスケット５１４を含む。バスケット５１４は、複数の脚部、例えば、図６Ａに示される１組の４つの脚部５１６などを含む。各脚部５１６は、２つの異なるマーキング５１８及び５２０を有する。マーキング５１８及び５２０は、例えばレーザエッチングによって、脚部上に形成された２つの異なる色又は２つの異なるパターンであってもよい。（そのような差異化されたマーキングは、前に説明した捕捉デバイス３００及び４００と関連付けられた花弁状部と共に使用され得ることに留意する。）

したがって、捕捉デバイス５００が使用中であるとき、医師は、ハンドル５１２の長さに至るまでバスケット５１４を見ることができる。それゆえ、結石片が、閉じた構成（図６Ｂ）又は部分的に閉じた構成においてバスケット５１４内に捕捉されたとき、マーキング５１８は、より小さな視野を取るか又はマーキングの一部がバスケットのシース５１２の内側に引かれて、もはや見えないのに対して、バスケット５１４が、より拡張された構成（図６Ａ）にあるとき、マーカーは、より大きな視野を取るか又はマーカーのより多くが見え、それは、捕捉された結石片のサイズが所定のサイズ限界を超えているときに生じる。

図７Ａ及び７Ｂを参照すると、結石片のサイズが所定のサイズ限界を超えているときに情報を医師に提供する別の種類の視覚指標を例示する、捕捉デバイス６００が示されている。捕捉デバイス６００は、メッシュ又はバスケット６１０及びバスケット６１０の遠位端６１３に取り付けられた指標６１２を含む。指標６１２は、概ね湾曲し、かつ部分的に中空な部分６１４と、湾曲した単線ワイヤ又は棒６１６と、を含む。ワイヤ６１６は、湾曲した部分６１４に取り付けられた末端部分６１８及びマーキング６２０を有する別の末端部分を含む。ワイヤ６１６は、部分６１４の中空内部領域内に摺動することができる。それゆえ、医師が、結石片の捕捉及び回収の間にマーキング６２０を見ることができない（図７Ａ）場合には、バスケット６１０によって捕捉された結石片は、所定の限界を超えていない。しかしながら、マーキング６２０が医師に見えるようにマーキング６２０が部分６１４の末端６２２を越えて延在する場合には、結石片のサイズが所定のサイズ限界を超えている。捕捉デバイス６００の一部の配置構成では、マーキング６２０は、ワイヤ６１６及び部分６１４の残りとは異なる色である。他の配置構成では、マーキング６２０が、レーザエッチングによって形成される。

次に、図８Ａ、８Ｂ、及び８Ｃを参照すると、捕捉デバイス７００のハンドル部分が示されている。ハンドルは、固定部分７１２と、固定部分７１２に対して動くか又は摺動する可動部分７１４と、を含む。様々な配置構成において、前述のバスケット構成のうちのいずれか１つが、固定部分７１２内に完全に又は部分的に位置付けられ得、可動部分７１４に連結され得る。したがって、可動部分７１４が、固定部分７１２に対して（この頁の平面において見られる際に）上向きに摺動させられるか又は動かされる際、バスケットは、開いた構成へと拡張し、可動部分７１４が下向きに摺動させられる際、バスケットは、閉じた構成へと閉じて、例えば、結石片を捕捉する。医師が、矢印７２０の方向に可動部分７１４上の引き手を引っ張り、ただし、可動部分７１４の末端７１８が視覚指標７１６（図８Ｂ）を過ぎて動かされることができない場合には、捕捉された結石片のサイズは所定のサイズ限界を超えている。その一方で、末端７１８が矢印７２０の方向において指標７１６と整列する（図８Ｃ）か又は指標７１６を過ぎて動く場合には、結石片のサイズは所定のサイズ限界を超えていない。

本発明の説明は、本質的に単に例示的なものであり、本発明の主旨から逸脱しない変形が、本発明の範囲内にあることを意図される。かかる変形は、本発明の趣旨及び範囲から逸脱するものとしてみなされない。

１０ 捕捉デバイス
１１ 遠位端
１２ 外部シース
１３ 近位端
１４ 錐体
１６ 捕捉バスケット
１８ ワイヤ
２０ ワイヤ
２２ 遠位端
２４ 棒、ハンドル
２６ 遠位端
２８ 近位端
３０ 結石片
１００ 捕捉デバイス
１１２ シース
１１３ 近位端
１１４ メッシュ
１１５ 遠位端
１１７ 錐体形状構成
１２２ 遠位端
２００ 捕捉デバイス
２１１ 近位端
２１２ シース
２１３ ノブ
２１５ 遠位端
２１６ 捕捉バスケット
２１８ ワイヤ
２２０ ワイヤ
２２６ 遠位端
２２８ 遠位端
２３０ 棒
２３２ 棒
３００ 捕捉デバイス
３１２ ハンドル
３１４ バスケット
３１５ 遠位端
３１６ 不織花弁状部
３１８ 不織花弁状部
３２０ 不織花弁状部
４００ 捕捉デバイス
４１２ ハンドル
４１４ バスケット
４１５ 遠位端
４１６ 花弁状部
４１６Ａ 係合フック
４１６Ａ’ 係合フック
４１８ 花弁状部
４１８Ａ 係合フック
４１８Ａ’ 係合フック
４２０ 花弁状部
４２０Ａ 係合フック
４２０Ａ’ 係合フック
４２２Ａ 係合フック
４２２Ａ’ 係合フック
５００ 捕捉デバイス
５１２ 棒、ハンドル、シース
５１４ バスケット
５１５ 遠位端
５１６ 脚部
５１８ マーキング
５２０ マーキング
６００ 捕捉デバイス
６１０ バスケット
６１２ 指標
６１３ 遠位端
６１４ 部分
６１６ 棒、ワイヤ
６１８ 末端部分
６２０ マーキング
６２２ 末端
７００ 捕捉デバイス
７１２ 固定部分
７１４ 可動部分
７１６ 視覚指標
７１８ 末端

Claims (12)

1. １つ又は２つ以上の結石片を捕捉するための医療デバイスであって、
   近位端及び遠位端を有するシースと、
   前記シースの前記近位端におけるハンドルと、
   前記ハンドルを用いて操作可能なバスケットであって、前記バスケットは、前記バスケットが前記シース内に位置付けられたときに畳み込まれた構成を有し、前記バスケットが前記シースの前記遠位端を越えて位置付けられたときに拡張された構成を有し、前記バスケットが、前記結石片を捕捉する複数のワイヤを含む、バスケットと、
   前記結石片のサイズが所定の限界を超えていることを前記医療デバイスの操作者に伝える指標であって、前記バスケットの上に配置できるように構成された拡張可能なスリーブを含む指標と、
   前記結石片の前記サイズが前記所定の限界を超えているとき、前記複数のワイヤから前記結石片を解放する解放機構であって、前記複数のワイヤは、前記結石片の解放後、操作可能な位置にリセットすることができる、解放機構と、を備える、医療デバイス。
2. 前記指標が、前記複数のワイヤの遠位端上の視覚指標をさらに含む、請求項１に記載の医療デバイス。
3. 前記視覚指標は、前記結石片の前記サイズが前記所定の限界を超えているときに前記医療デバイスの前記操作者によって見られる色差である、請求項２に記載の医療デバイス。
4. 前記視覚指標は、前記結石片の前記サイズが前記所定の限界を超えているときに前記医療デバイスの前記操作者によって見られる１つ又は２つ以上のレーザマークである、請求項２に記載の医療デバイス。
5. 前記ハンドルが、可動部分及び固定部分を含む、請求項１に記載の医療デバイス。
6. 前記拡張可能なスリーブが、前記シースの前記遠位端において錐体状構造を有し、前記錐体状構造は、前記結石片が前記バスケットを用いて前記錐体状構造に引き込まれる際に拡張するように構成され、前記錐体状構造は、前記結石片の前記サイズが前記所定の限界を超えていることを前記操作者に示す最大径を有する、請求項１に記載の医療デバイス。
7. 前記拡張可能なスリーブが、前記バスケットによって捕捉された前記結石片に押し被せられるように構成された拡張可能な編組スリーブであり、前記編組スリーブは、前記結石片の前記サイズが前記所定の限界を超えていることを前記操作者に示す最大径を有する、請求項１に記載の医療デバイス。
8. 前記解放機構が、前記複数のワイヤの第１の部分と、前記シースの長軸を中心として前記複数のワイヤの前記第１の部分に対して回転可能な前記複数のワイヤの第２の部分と、を含み、前記複数のワイヤの前記第２の部分が、前記結石片の前記サイズが前記所定の限界を超えているときに前記複数のワイヤの前記第１の部分に対して回転される、請求項１に記載の医療デバイス。
9. 前記複数のワイヤが、複数の不織予備成形の花弁状部であり、前記複数の不織予備成形の花弁状部は、前記結石片の前記サイズが前記所定の限界を超えているとき、それらが拡張して前記結石片を解放するときには前記解放機構として機能する、請求項１に記載の医療デバイス。
10. 前記複数のワイヤが、形状記憶合金でできており、前記花弁状部が、前記バスケットの
    閉じた構成に予備成形されている、請求項９に記載の医療デバイス。
11. 各花弁状部は、係合フックを有し、隣接する花弁状部の前記係合フックは、前記結石片が前記バスケットによって捕捉されたときに係合され、前記隣接する花弁状部のフックは、前記結石片の前記サイズが前記所定の限界を超えているときに前記結石片を解放するように係脱される、請求項９に記載の医療デバイス。
12. 前記バスケットは、遠位開口部が取得可能な結石片サイズを制限するようにサイズ決定された、展開されたバスケット構成を有する、請求項９に記載の医療デバイス。

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