JP2012500054A - 体内管から物体を回収するための器具と方法 - Google Patents

体内管から物体を回収するための器具と方法 Download PDF

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Abstract

本発明は身体管から物体を回収するための装置と方法を提供している。一実施形態では、器具は第1のチューブ部材と、随意的に第2のチューブ部材を備えている。アームの近位領域は適所に固定され、アームの遠位領域はスネアのループ部材と結合される。使用中に、ループ部材に結合された制御部材の近位及び遠位への前進により該ループ部材が折畳状態及び拡張状態のそれぞれの間で移動する。折畳状態では、好ましくはアームが第1のチューブ部材の外径を越えて半径方向に延在せず、その結果、例えば内視鏡を通しての回収装置の目標部位への前進を容易にしている。拡張状態では、アームは、第1と第2のチューブ部材から離れて、ループ部材の位置決めを容易にし、身体管からの物体の捕捉を容易にすることができる。

Description

(優先権の主張)
本発明は2008年8月14日に出願された、「異物回収装置」と題する米国仮出願第61/088,848の優先権の利益を主張し、この開示全体を参照により本明細書に援用する。
食道、胃、結腸、肺、または総胆管を含むがこれらに限定されない患者体内の管から、物体を摘出することが望ましいか必要である多くの事例がある。様々な物体が、様々な病態から様々な管内に現れることがある。
1つの例として、尿管や腎臓の腎臓結石や、胆管や胆嚢の胆石などの様々な結石、すなわち「石」が身体管内で形成される可能性がある。例えば十二指腸を通り抜ける胆石や、尿道を通過する腎臓結石など、石の中には無害であるものがあり、自然に身体を通り抜けることもある。しかしながら、他の多くの石は閉じ込められ、腹痛、発熱、吐き気、黄疸など深刻な内科的疾患を引き起こす可能性がある。そのような石の迅速で効果的な摘出が必要となることがある。
別の例では、結腸直腸ポリープの摘出が必要となるか、あるいは望ましくなることがある。結腸鏡検査またはS状結腸鏡検査がポリープの存在を見つけるために実施される。医師は腸検査の間に発見されたすべてのポリープを摘出しようとし、摘出すると、ポリープが癌であるかどうか決定するために、病理学者が顕微鏡でポリープを調べる。ポリープを摘出するための現在の1つのテクニックは、ループ状のスネアを使用することである。このテクニックでは、ワイヤーループがポリープの基部を切除し、該基部が出血しないように焼灼する。これは、ポリープの頭部にスネアを輪にして、焼灼する前にポリープの基部にループを位置決めする必要がある。ポリープが切除された後に、鉗子などの回収装置が、ポリープを捕捉し摘出するために使用される。
上記の事例は、身体管から物体を摘出することが必要であるか望ましい様々な事例のうちの単なる2つの事例にすぎない。どの事例においても、物体が管から回収されている間に逸脱する可能性を低減するか無くすように、摘出中の物体を該物体の大きさあるいは特性に関係なく拘束することが重要である。
本発明は、身体管から物体を回収するための器具と方法を提供している。一実施形態では、当該器具は、近位領域および遠位領域と、その間に延在するルーメンとを有する第1のチューブ部材と、随意的に第1のチューブ部材から遠位方向に延在する第2のチューブ部材と、を備えている。該器具はさらに近位領域と遠位領域を有するアームを備えている。該アームの近位領域は所定の位置に固定され、アームの遠位領域はスネアのループ部材と結合されており、該ループ部材は制御部材に結合されている。
使用中に、ループ部材に結合された制御部材の近位への前記及び遠位への前進により、該ループ部材が折畳状態及び拡張状態のそれぞれの間で移動する。折畳状態では、好ましくはアームが第1のチューブ部材の外径を越えて半径方向に延在せず、その結果、例えば内視鏡を通しての回収装置の目標部位への前進を容易にしている。拡張状態では、アームは、第1と第2のチューブ部材から離れて、ループ部材の位置決めを容易にし、身体管からの物体の捕捉を容易にすることができる。
該アームは実質的に長方形の断面形状を有してもよいし、代わりに、凹形の湾曲を有することもできる。一実施形態では、アームの幅は、第1または第2のチューブ部材の外径の約0.2から約0.95倍であってもよい。比較的幅の広いアームを設けることによって、身体管からの物体の捕捉と摘出を容易にすることができる。
いくつかの別の実施形態では、第1のチューブ部材または第2のチューブ部材が折畳状態においてアームを受け入れることができる寸法である溝を有し、その結果、該アームは該チューブ部材と実質的に面一となり、送達外形を増大することはない。代わりに、どちらかのチューブ部材の遠位端に2本の長手方向のスリットを設けることにより、アームを第1のチューブ部材か第2のチューブ部材と一体的に形成することができる。さらに別の実施形態では、第1と第2のアームを複数の位置でループ部材と結合させることができる。
当業者には、以下の図及び詳細な説明を参照することにより、本発明の他のシステム、方法、特徴、及び利点が明らかになるであろう。全てのその様な追加のシステム、方法、特徴、及び利点は、本発明の範囲に含まれるものとし、以下の特許請求の範囲に網羅されるものとする。
本願発明は、以下に示す図及び記載を参照することにより、より良く理解できるであろう。当該図における構成は、必ずしも正確な縮尺ではなく、本願発明の原理を説明するために強調されて示されている。また当該図中において、対応する構成要素には異なる図面間で同様な符号を付してある。
回収装置の第1の実施形態の折畳状態の側面図である。 回収装置の第1の実施形態の拡張状態の側面図である。 図1Aの回収装置遠位領域の、折畳状態の側面断面図である。 図1Bの回収装置遠位領域の、拡張状態の側面断面図である。 図1と図2の回収装置の、拡張状態の端面図である。 図2Bの線A−Aに沿った第1の断面図である。 図2Bの線A−Aに沿った別の断面図である。 図1〜5の回収装置を使用して物体を捕捉する代表的な方法の斜視図である。 図1〜5の回収装置を使用して物体を捕捉する代表的な方法の斜視図である。 回収装置の遠位領域の、折畳状態の側面断面図である。 図7の線B−Bに沿った断面図である。 代わりの回収装置の折畳状態の斜視図である。 さらなる代わりの回収装置の、拡張状態の斜視図である。 さらなる代わりの回収装置の、開いた状態の概略図である。 さらなる代わりの回収装置の、閉じた状態の概略図である。
本出願では、「近位」という用語は、一般的に医療処置中に医師に向かう方向を指し、「遠位」という用語は、一般的に医療処置中に患者の生体構造内の目標部位に向かう方向を指す。
図1〜図6において、回収装置20の第1の実施形態を示す。本実施形態では、回収装置20は第1のチューブ部材30、第2のチューブ部材40、スネア50およびアーム60を備えている。しかしながら、以下の別の実施形態でさらに説明されるように、第2のチューブ部材40が随意的に省略されてもよい。
以下でさらに詳細を説明するように、回収装置20のアーム60は、いくつかの重要な臨床的利点を提供する。アーム60は糸状の部材とは異なって、把持および挟持を著しく強化する拡大した幅(以下のwあるいはw’として示す)を有しており、物体の確実な回収を容易にしている。アーム60はまた所定のあるいは付勢された形状へ展開するように傾斜して、ループ部材55を確実に拡張形態にすることができる。さらに、アーム60は、拡張状態にあるとき、回収装置20が物体を越えて管内に進む、および/または、押すことができるようになる強化されたカラム強度を有して、拡張状態でのアーム60とスネア50の崩壊の危険性を減少させることができる。したがって、拡張状態においては、スネアと結合された糸状の部材と比較して、スネア50とアーム60には著しく強化された前進能力がある。
第1のチューブ部材30は、近位領域32と遠位領域34、およびその間に中央領域33を有している。さらに、ルーメン35が近位領域32と遠位領域34の間に延在している。第1のチューブ部材30は、1つ以上の半硬質ポリマーで形成される比較的柔軟性のあるチューブ状の部材から構成されていてもよい。例えば、第1のチューブ部材30は、ポリウレタン、ポリエチレン、テトラフルオロエチレン、ポリテトラフルオロエチレン、ペルフルオアルコキシル(perfluoalkoxl)、フッ素化エチレンプロピレン、または同様のものから製造することができる。第1のチューブ部材30は、従来の内視鏡90の作業ルーメン91を貫通して延在するのに十分な長さと外径dを有してもよい。また、第1のチューブ部材30は、その外表面を覆う親水性塗膜を有することもできる。該親水性塗膜は、第1のチューブ部材30の外表面に塗布すると、チューブ部材に柔軟性と捩じれ耐性を与える。該親水性塗膜はまた、内視鏡90の作業ルーメン91を通して移動しやすいように潤滑面を備えることができる。
図1〜図6の実施形態では、第2のチューブ部材40は、近位領域42と遠位領域44、およびその間に延在しているルーメン45を有している。第2のチューブ部材40は、第1のチューブ部材30に比べて比較的硬いステンレス鋼などの材料から成ってもよい。有利なことには、比較的硬い第2のチューブ部材40の提供により、第1のチューブ部材と比較して軸方向の柔軟性を減じて、対象物の捕捉を容易にし、および/または、回収装置20の遠位部に沿う圧潰の可能性を低くすることができる。
図4〜図6に最も分かり易く示されている様に、第2のチューブ部材40は、第1のチューブ部材30のルーメン35内に少なくとも部分的に収容することができる大きさの外径dを有している。したがって、第1のチューブ部材30の内径d(図2Aに示す)は、第2のチューブ部材40の外径dより大きい。
図1〜図6の実施形態では、第2のチューブ部材40の近位領域42は第1のチューブ部材30のルーメン35内に配置されており、一方、図1と図2に示すように、第2のチューブ部材40の遠位領域44は第1のチューブ部材30を越えて遠位方向に延在している。第2のチューブ部材40の全長は、第1のチューブ部材30の全長に比べて比較的短くすることができる。以下により詳しく説明するように、第2のチューブ部材40の近位領域42は、アーム60の近位領域62とともに第1のチューブ部材30の遠位領域34内に固定することができる。
スネア50は制御部材51に結合されているループ部材55を有している。制御部材51の遠位領域54は、例えば、接着剤、はんだ、溶接、器械的結合、または他の適切な手段を使用して、ループ部材55の近位領域56に結合される。
図1Aと図1Bに示すように、ハンドル部分70は、回収装置20に連結して使用することができる。図1Aと図1Bに示すように、使用中に、制御部材51の近位端52は摺動可能な作動装置76に動作可能に結合され、該作動装置は親指用の輪75に対して動かすことができる。本実施形態では、ハンドル部分70は、そこにスロット78を形成させて摺動可能な作動装置76の長手方向の移動を可能にするガイド77を有している。図1Aと図1Bに示すように、制御部材51は、第1のチューブ部材30のルーメン35内からスロット78の中に向かって近位方向に延在し、摺動可能な作動装置76に結合されている。使用中に、摺動可能な作動装置76によって長手方向の移動を制御部材51に伝えることができ、以下でさらに説明するように、該長手方向の移動は次にループ部材55に伝えられる。
アーム60は近位領域62と遠位領域64を有している。図2Aと図2Bに示すように、近位領域62は第1のチューブ部材30と第2のチューブ部材40それぞれの間に固定することができる。例えば、摩擦嵌合を用いて、アーム60の近位領域62が第1のチューブ部材30と第2のチューブ部材40との間で固定されるようにすることができる。摩擦嵌合に加えて、あるいはその代わりに、接着剤、はんだまたは溶接、縛り付けバンド、熱収縮チューブ、機械的結合、若しくは同様のものを使用して、アーム60を第1のチューブ部材30と第2のチューブ部材40との間に固定することもできる。
アーム60の遠位領域64は、図1と図2に示すように、第2のチューブ部材40の遠位領域44を超えて遠位方向に延在して、ループ部材55の遠位領域57と結合することができる。図2Aに示すように、アーム60の遠位領域64は、第2のチューブ部材40の外表面に折畳状態で実質的に隣接して延在してもよいが、第2のチューブ部材40に固定されることはない。むしろ、アーム60の遠位領域64は、そこに溝または穴を形成するフックかリング65などの結合構造であって、ループ部材55の遠位領域57を受け入れてアーム60をループ部材55に結合するための結合構造を有している。したがって、本実施形態では、ループ部材55はフックかリング65に対して動くことができる。しかしながら、別の実施形態では、ループ部材55は、例えば接着剤またははんだを使用してアーム60に固着してもよい。
とりわけ、アーム60を設けることにより、回収装置20の全体的な外形を大きくはしない。特に、図1Aと図2Aに示す折畳状態では、アーム60は第1のチューブ部材30の周囲より半径方向外側に延在することはない。好都合なことに、第1のチューブ部材30より半径方向に延在することがないアーム60の折畳形状により、回収装置20は内視鏡90などの送達装置を通してより容易に前進させることができる。
好ましい一実施形態では、アーム60は、ニチノールなどの形状記憶合金で作られ、図1B、図2Bおよび図3に示す展開形態に付勢されるように構成されている。より具体的には、形状記憶材料は、それが「記憶」して以前の形状または形態に戻ることを可能にする、実質的に可逆の相変態を受ける。例えば、ニッケル-チタン合金の場合では、オーステナイト相とマルテンサイト相の間の変態は、冷却および/または加熱によって(形状記憶効果)、あるいは、等温的に応力を加える、および/または取り除くことによって(超弾性効果)生じる。オーステナイトは特徴として比較的強い相であり、マルテンサイトは比較的容易に変形可能な相である。
形状記憶効果の例において、オーステナイト相で初期の形態を有しているニッケル-チタン合金は、マルテンサイト相への変態温度(Mf)より下まで冷やされて、第2の形態に変形する。別の変態温度(Af)まで加熱すると、材料は自発的に初期の形態に戻る。一般に、記憶効果は一方向性であって、一方の形態から別の形態への自発変化が加熱のときにだけ起こる。しかしながら、二方向形状記憶効果を得ることも可能であり、該効果では、形状記憶材料が、加熱するときとともに冷却するときにも自発的に形状を変化する。
図1Aと図2Aに示すように、これらの形状記憶の特性をアーム60に付加して、スネア50を近位に配置することで、送達する間、半径方向内側にアーム60を拘束することが可能となり、アーム60の遠位領域64を第2のチューブ部材40に向かって引っ張ることができるようになる。ループ部材55を展開したいときには、制御部材51を遠位方向に前進させて、アーム60を、図1Bと図2Bに示す形態をとるように付勢することができる。アーム60の付勢された形状は、有利なことには、ループ部材55の確実な拡張形態を促進することができる。
あるいは、アーム60は、拘束されないときに図1Bと図2Bの形態に付勢することができる他の金属および合金で製作することができる。単に一例として、アーム60はステンレス鋼、コバルト・クロム合金、アモルファス金属、タンタル、プラチナ、金、およびチタニウムなどのその他の材料から構成されてもよい。アーム60はまた、熱可塑性重合体や他の重合体などの非金属材料で製作することもできる。
アーム60は、図4に示すように、長方形の断面形状を有することも、図5に示すように、第2のチューブ部材40に対応して凹形の湾曲を有することもできる。あるいは、アーム60は、丸、正方形、三角形、パイ形状、円すい台形の断面形状、および本明細書に述べたそれぞれの機能を適切に実行することできる同じような断面形状を有することができる。
図4の実施形態では、該アームは長方形の断面形状を有しており、該アーム60は第2のチューブ部材40の外径dの約0.2から約0.95倍の幅wを備える。同様に、図5の実施形態では、アーム60’の評価幅w’は、第2のチューブ部材40の外径dの約0.2から約0.95倍である。以下で説明され、詳細には図7〜図9に示す実施形態では、チューブ部材40が省略され、幅wまたはw’は第1のチューブ部材30の外径dの約0.2から約0.95倍である。
幅wまたはw’は、有利なことには、糸状の部材よりかなり幅の広い大きさである。比較的幅の広い長方形または凹形のアーム60または60’を設けることによって、いくつかの重要な臨床上の利点を実現することができる。例えば、アーム60で物体を確保するとき、著しく強化された把持および挟持を実現できる。さらに、比較的幅が広くかつ強固なアーム60または60’は、拡張状態にあるときに、回収装置20が物体を越えて管内に進めること、および/または、押すことができるようになる強化されたカラム強度を有し、拡張状態でのアーム60とスネア50の崩壊の危険性を減少させることができる。
操作中、回収装置20を内視鏡90とともに使用すると、該内視鏡は所望の身体管88までうまく操作することができる。内視鏡90は、当技術分野において既知のどのような従来型内視鏡であってもよい。例えば、内視鏡90は光学部材93と94を備え、該光学要素は、内視鏡より遠位の姿を照らしてとらえるための光ファイバー部品を使用することができる。任意に、前述した作業ルーメン91に加えて、図6Aと図6Bに示すように内視鏡90は補助ルーメン92を備えてもよい。
内視鏡90は、図1Aと図2Aに示す折畳状態で、光学部材93と94による視覚化状態のもとに、回収装置20とともに身体管88の中に巧みに操作される。この形態では、摺動可能な作動装置76はスロット78内で近位方向に配置され、その結果、制御部材51も近位方向に配置される。図2Aに最も分かり易く示されている様に、アーム60の遠位領域64において張力が維持されることにより、アーム60を第2のチューブ部材40の外周面に隣接して保持することができる。この状態では、回収装置20は内視鏡90の作業ルーメン91を通して送達される。
図6Aに示すように、内視鏡90が所望の位置、例えば物体99に近接して配置された位置にある場合、第2のチューブ部材40が内視鏡90の遠位側に位置するように、回収装置20を前進させることができる。次に、図1Bに示すように、摺動可能な作動装置76を遠位方向に前進させ、それにより、制御部材51を遠位方向に押して、ループ部材55を第2のチューブ部材40より遠位に拡張させる。このとき、図1B、図2Bおよび図6Aに示すように、アーム60の遠位領域64が、第1のチューブ部材30と第2のチューブ部材40に対して半径方向外側の方向に動くことができるように、引張力を減じるまたは除くことができる。拡張状態では、ループ部材55は実質的に円形、または楕円形の形状を形成することができる。
次のステップでは、回収装置20を内視鏡により可視化した状態で巧みに操作して、物体99をループ部材55内に、および/またはアーム60と第2のチューブ部材40の間に位置するようにする。その後、摺動可能な作動装置76を近位方向に動かし、それにより、ループ部材55を第2のチューブ部材40に向かって戻し、および/または第2のチューブ部材40に部分的に入れるようにする。このとき、ループ部材55は、サイズを縮小されて、物体99を把持する。特に、アーム60の遠位領域64は、同時に第2のチューブ部材40に向かった方向に動かされ、その結果、さらに物体99を把持して捕捉する。したがって、物体99は、複数の方向から、すなわちループ部材55、アーム60、および第2のチューブ部材40の組み合わせを使用することで拘束され、固定される。以上に述べたように、比較的幅の広い長方形または凹形のアーム60または60’を設けることによって、物体99を確保するとき、著しく強化された把持および挟持を実現できる。
行われる手術に応じて、物体99を捕捉して身体から摘出するか、別の管に移動させる。例えば、物体99がポリープであり、管88が結腸である場合、回収装置20は身体からポリープを摘出することができる。あるいは、物体99が石であり管88が胆管である場合、該石は回収装置20により十二指腸の近位方向に移動させることができ、その後、回収装置20を図6Aに示す拡張状態にして、該石が十二指腸に放出され自然に身体を通過するようにすることができる。
別の実施形態では、図7と図8を参照すると、第2のチューブ部材40が省略されている。代わりの回収装置120は、(図1Aの近位領域32と類似の)近位領域、中央領域133、および遠位領域134を有する第1のチューブ部材130を備えている。遠位領域134は溝136有しており、該溝は、遠位領域134に形成された、軸方向に向いて徐々に下がる部分であってもよい。溝136は、折畳状態のアーム160を受け入れることができる寸法であり、その結果、図7と図8に示すように、アーム160は第1のチューブ部材130の中央領域133と実質的に面一とされている。本実施形態では、アーム160の近位領域162は、中央領域133と遠位領域134の移行部で、あるいは移行部の近傍で、第1のチューブ部材130に固定することができる。例えば、傾斜した穴137を第1のチューブ部材130に形成して、アーム160の近位領域162を、摩擦嵌合、接着剤、はんだ、溶接、器械的結合、または同様のものを使用して傾斜した穴137に固定することができる。アーム160の遠位領域164は、スネア50と、図7に具体的には示していない他の構成要素とともに、図1〜図6に示すそれぞれの対応する部分と実質的に同一であることが望ましい。さらに、ループ部材55と、アーム160と、および第2のチューブ部材40を省略したことによる第1のチューブ部材130の遠位領域134との組み合わせを使用することで、回収装置120の操作は、主に複数の方向から物体99を拘束し、固定することができるということを除外して、前述したように、概ね回収装置20の操作と同様である。
図7と図8に対する別の実施形態では、図1〜図6の第2のチューブ部材40を概ね前述したように設けて、溝136を第2のチューブ部材40に形成してもよい。この別の実施形態では、第1のチューブ部材は図1〜図6の第1のチューブ部材30と同じように、すなわち、その中に溝が形成されない状態で設けられ、アーム160は折畳状態で第2のチューブ部材の外表面と実質的に面一とされる。したがって、第2のチューブ部材40が使用されているかどうかにもよるが、溝136は第1のチューブ部材か第2のチューブ部材のどちらかで形成することができる。
別の実施形態では、図9を参照すると、第2のチューブ部材が省略されており、第1のチューブ部材の遠位領域234に2つの長手方向のスリット238、239を設けることにより、アーム260は第1のチューブ部材230と一体的に形成することができる。アーム260は、スリット238、239の末端の近傍に近位領域262を有し、さらに第1のチューブ部材230の端部の近傍に遠位領域264を有している。アーム260の遠位領域264は折畳状態で第1のチューブ部材230の残りの部分と実質的に同一の外延を持つか、あるいは、図9に示すように遠位領域264は第1のチューブ部材230を越えて遠位方向に延在することができる。後者の実施形態では、スリット238と239を第1のチューブ部材230の遠位端に形成し、次に、第1のチューブ部材230の遠位部分を、アーム260を囲むのではなく、アーム260の細長い遠位領域264を離すように切断することができて、それは使用中の効果と他の利点をもたらすことができる。
前述したように、アーム260の遠位領域264はフックかリング65を通してスネア50のループ部材55と結合することができる。さらに、回収装置220の操作は、前述したように、回収装置20と120の操作と概ね同様である。
図9に対する別の実施形態では、図1〜図6の第2のチューブ部材40を概ね前述したように設けて、スリット238と239を第2のチューブ部材40に形成してもよい。この別の実施形態では、第1のチューブ部材が図1〜図6の第1のチューブ部材30と同様に、すなわち、その中に溝が形成されない状態で設けられ、またアーム260は第2のチューブ部材40と一体的に形成することができる。したがって、第2のチューブ部材が使用されているかどうかにもよるが、一体的に形成されるアーム260は、第1のチューブ部材か第2のチューブ部材のどちらかで形成することができる。
ここで図10を参照すると、さらなる代替の回収装置320は、複数のアーム60Aと60Bが設けられ、主に第1の位置56Aと第2の位置56Bでループ部材55に結合されているということを以外は、図1〜図6の回収装置と同様である。第1のアーム60Aと第2のアーム60Bは、第1のチューブ部材30と第2のチューブ部材40の間で、周方向に離間した位置に固定することができる。前述の図7と図8に概ね示しているように、複数のアーム60Aと60Bを、第1のチューブ部材か第2のチューブ部材のどちらかに形成された対応する溝の中に、随意的に配置することができる。あるいは、前述の図9に概ね示しているように、複数のアーム60Aと60Bを、第1のチューブ部材か第2のチューブ部材のどちらかと共に一体的に形成することができる。したがって、回収装置320の操作は、どの特定の形態が使用されるかにもよるが、前述したように、概ね回収装置の操作と同様である。有利なことには、複数のアーム60Aと60Bを設けると、装置20の円周の表面積が増加して身体からの物体の捕捉と回収を容易にできる。必要に応じて、3本以上のアームが使用されてもよい。
ここで、図11Aと図11Bを参照すると、さらなる別の回収装置420が示されている。回収装置420のアセンブリ全体は、前述した回収装置と同様であってもよく、第1のチューブ部材430、第2のチューブ部材440、および複数のアーム460a〜460cを含むことができる。複数のアーム460a〜460cは前述のアームと同様であってもよい。この実施形態では、第1の制御部材451と第2の制御部材452を設けている。第1の制御部材451は、第1のチューブ部材430と第2のチューブ部材440のルーメンを通って延在し、複数のアーム460a〜460cの近位領域に結合しており、それにより、アームの近位および遠位の移動を可能にしている。第2の制御部材452は第1のチューブ部材430に隣接したチューブ453内に延在する。図11Aと図11Bに示すように、第2の制御部材452は閉鎖リング458に結合されており、該閉鎖リングは複数のアーム460a〜460cの遠位端に結合されたループ要素463を通って円周方向に延在している。
図11Aに示すように、使用時、複数のアーム460a〜460cは物体99を取り囲むように展開し配置することができる。次のステップでは、第2の制御部材452が閉鎖リング458の寸法を減少させるように近位方向に引き寄せられ、それにより、複数のアーム460a〜460cの遠位領域を効果的に閉鎖することができる。このとき、図11Bに示すように、物体99が複数のアーム460a〜460cの間に捕捉される。
本発明の種々の実施形態を説明してきたが、本発明の範囲内でさらに多くの実施形態及び具体化が可能であることは当業者には明らかであろう。従って、本発明は、付随の特許請求の範囲及びそれらの等価物に照らして見た場合を除いて、限定されるものではない。
20、120、220、320、420 回収装置
30、130、230、430 第1のチューブ部材
32、42、56、62、162 近位領域
34、44、54、57、64、134、164、234、264 遠位領域
35、45 ルーメン
40、440 第2のチューブ部材
50 スネア
51 制御部材
52 近位端
55 ループ部材
56A 第1の位置
56B 第2の位置
60、160、260、460a、460b、460c アーム
60A 第1のアーム
60B 第2のアーム
65 リング
70 ハンドル部分
75 親指用の輪
76 摺動可能な作動装置
77 ガイド
78 スロット
88 身体管
90 内視鏡
91 作業ルーメン
92 補助ルーメン
93、94 光学部材
99 物体
133 中央領域
136 溝
137 傾斜した穴
238、239 長手方向のスリット
451 第1の制御部材
452 第2の制御部材
453 チューブ
458 閉鎖リング
463 ループ要素
d 内径
d1、d2 外径

Claims (20)

  1. 近位領域および遠位領域と、その間に延在するルーメンと、第1の外径を有する中央領域とを有する第1のチューブ部材と、
    ループ部材を有するスネアであって、前記ループ部材の近位領域が制御部材に結合されているスネアと、
    近位領域及び遠位領域を有するアームであって、前記アームの前記近位領域は前記第1のチューブ部材に固定され、前記アームの前記遠位領域は前記ループ部材に結合されるアームと、を備え、
    前記制御部材の近位及び遠位への前進により前記ループ部材が、それぞれ、折畳状態及び拡張状態のとなるようにされ、
    前記アームは、前記ループ部材が前記拡張状態にあるときに、所定の形態とされるように付勢される、身体管から物体を回収するための器具。
  2. 前記アームが前記折畳状態において前記第1のチューブ部材の前記中央領域と実質的に面一とされるように、前記第1のチューブ部材の前記遠位領域が、前記折畳状態において前記アームを受け入れることができる寸法である溝を有している、請求項1に記載の器具。
  3. 前記アームは前記第1のチューブ部材の外径の約0.2から約0.95倍の幅を備えている、請求項1に記載の器具。
  4. 近位領域及び遠位領域と、その間に延在するルーメンとを有する第2のチューブ部材をさらに備え、前記第2のチューブ部材は前記第1のチューブ部材の前記ルーメン内に少なくともその一部が配置されており、前記第2のチューブ部材の少なくとも前記遠位領域が前記第1のチューブ部材より遠位に延在する、請求項1に記載の器具。
  5. 前記アームが前記折畳状態において前記第2のチューブ部材の外表面と実質的に面一とされるように、前記第2のチューブ部材が前記折畳状態において前記アームを受け入れることができる寸法である溝を有している、請求項4に記載の器具。
  6. 第1及び第2のアームがそれぞれ第1及び第2の位置で前記スネアの前記ループ部材に結合されている、請求項1に記載の器具。
  7. 近位領域及び遠位領域と、その間に延在するルーメンと、第1の外径を有する中央領域とを有する第1のチューブ部材と、
    ループ部材を有するスネアであって、前記ループ部材の近位領域が制御部材に結合されているスネアと、
    近位領域及び遠位領域を有するアームであって、前記アームの前記近位領域は前記第1のチューブ部材に固定され、前記アームの前記遠位領域は前記ループ部材に結合されるアームとを備え、
    前記制御部材の近位及び遠位への前進により前記ループ部材が、それぞれ、折畳状態及び拡張状態に動かされ、前記折畳状態において前記アームが前記第1のチューブ部材の前記第1の外径を越えて半径方向に延在しない、身体管から物体を回収するための器具。
  8. 前記アームが前記折畳状態において前記第1のチューブ部材の前記中央領域と実質的に面一となるように、前記第1のチューブ部材の前記遠位領域が前記折畳状態において前記アームを受け入れることができる寸法である溝を有している、請求項7に記載の器具。
  9. 前記第1のチューブ部材の前記遠位領域に2本の長手方向のスリットを設けることにより、前記アームが前記第1のチューブ部材と一体的に形成されている、請求項7に記載の器具。
  10. 前記アームは、前記第1のチューブ部材の外径の約0.2から約0.95倍の幅を備えている、請求項7に記載の器具。
  11. 近位領域及び遠位領域と、その間に延在するルーメンとを有する第2のチューブ部材をさらに備え、前記第2のチューブ部材は前記第1のチューブ部材の前記ルーメン内に少なくともその一部が配置されており、前記第2のチューブ部材の少なくとも前記遠位領域が前記第1のチューブ部材より遠位に延在する、請求項7に記載の器具。
  12. 前記第2のチューブ部材の前記遠位領域に2本の長手方向のスリットを設けることにより、前記アームが前記第2のチューブ部材と一体的に形成されている、請求項11に記載の器具。
  13. 前記アームが前記折畳状態において前記第2のチューブ部材の外表面と実質的に面一になるように、前記第2のチューブ部材が前記折畳状態において前記アームを受け入れることができる寸法である溝を有している、請求項11に記載の器具。
  14. 第1及び第2のアームがそれぞれ第1及び第2の位置で前記スネアの前記ループ部材に結合されている、請求項7に記載の器具。
  15. 近位領域及び遠位領域と、その間に延在するルーメンとを有する第1のチューブ部材と、
    近位領域及び遠位領域と、その間に延在するルーメンとを有する第2のチューブ部材であって、前記第2のチューブ部材の少なくとも前記遠位領域が前記第1のチューブ部材より遠位に延在しており、前記第1及び第2のチューブ部材の外径または軸方向柔軟性の少なくとも一方が互いに異なるようになっている、第2のチューブ部材と、
    ループ部材を有するスネアであって、前記ループ部材の近位領域が制御部材に結合されているスネアと、
    近位領域及び遠位領域を有するアームであって、前記アームの前記近位領域は前記第1及び第2のチューブ部材の間に固定され、前記アームの前記遠位領域は前記ループ部材に結合されているアームとを備え、
    前記制御部材の近位及び遠位への前進により前記ループ部材が、それぞれ、折畳状態及び拡張状態に動かされるようになっている、身体管から物体を回収するための器具。
  16. 前記第2のチューブ部材が前記第1のチューブ部材より硬い、請求項15に記載の器具。
  17. 前記アームは、前記ループ部材が前記拡張状態にあるときに、所定の形態に付勢されるように構成される、請求項15に記載の器具。
  18. 前記アームが実質的に長方形の断面形状を有している、請求項15に記載の器具。
  19. 前記アームが第2のチューブ部材に応じた凹形の湾曲を有する、請求項15に記載の器具。
  20. 前記第2のチューブ部材は前記第1のチューブ部材の前記ルーメン内に少なくともその一部が配置されており、前記アームの前記近位領域は、摩擦嵌合によって前記第1と第2のチューブ部材の間に固定されている、請求項15に記載の器具。
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