JP6618725B2 - 複合材 - Google Patents

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Description

この発明は、複合材に関する。
従来より、基材の上に樹脂を被覆した金属−樹脂の複合材(以下、複合材)に関する発明が、多くなされている。
基材にはアルミニウム合金や鉄鋼等の金属が用いられ、樹脂には熱可塑性樹脂等が用いられる。
熱可塑性樹脂としては、環境負荷等の面から、特にポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)などのポリオレフィンが用いられる。PEやPP等は包装材等に用いられており、これらの廃材を再利用することも可能である。
更に、被覆した樹脂に木目調を出す目的で、樹脂に木粉を充填したWPC(Wood-Plastic Composite)を使用する場合もある。
この木粉もまた、間伐材や、廃材となった木片等を原料とするなど、環境への影響を配慮したリサイクル原料が用いられる。
複合材の成形について、例えば、特許文献1(特許第3130479号公報)にはアルミニウム合金、鉄鋼等の板材に耐熱性接着剤を用いて木質プラスチックを接着する方法が記載されている。成形方法として押出成形/射出成形が記載されている。
別の方法として、特許文献2(特開2008−080753号公報)では、一体押出成形によって複合材を成形している。
この文献には、芯材のアルミニウムに封孔処理を伴わないアルマイト処理を施すことで芯と被覆材の接着性が改善すると記載されている。
また、特許文献3(特開2012−066403号公報)でも一体押出成形によって複合材を成形しているが、この文献は、α−オレフィン及びエポキシ基含有不飽和モノマーの共重合体を中間層として一体押出成形を行い、芯とWPC接着性を改善することを目的としている。
複合材は主な用途として、外装等の建築部材として用いられる。
複合材の被覆材には樹脂や木粉が用いられ、耐候剤、防腐剤等の添加剤が含まれることがある。
この樹脂や木粉は外気温変化や吸水によって膨張することがあり、膨張すると金属芯から剥がれることがある。
剥がれてしまうと、建築部材として使用する場合、外観を損なう、金属の腐食が起こりやすくなる、といった問題がある。
上記先行文献では、芯と樹脂を接着剤で強固に接着・固定している。これは上記の問題を解消するために行なわれている。
しかし、これらの複合材の問題点として下記の2点が考えられる。
(1)接着剤は高価なため、成形した建築部材も高価となりうる。
(2)複合材が廃棄される際に、複合材の金属と被覆材とが強固に接着されているため、分離が困難であり、廃棄時に環境に影響を与える恐れがある。
接着剤を用いない複合材の例として、例えば、特許文献4(特開2002−120333号公報)がある。
特許文献4では木粉の配合量を設定し、被覆層の成形後の収縮を抑制し、剥離を予防している。
また特許文献5(特開2014−234913号公報)にも接着剤を使用しない複合材が開示されている。
特許文献5の複合材は、給水・給湯・排水用の配管に用いられるもので、本件発明と同様に、樹脂層の金属芯との剥離を防止することを目的としている。
特許文献5では、金属の内周面から樹脂で被覆し、外周へと漏出させている。この文献では外周面へ漏出させた後、圧延ローラを使用して0.5mm〜10mm程度の薄い樹脂層を被覆している。
特許第3130479号公報 特開2008−080753号公報 特開2012−066403号公報 特開2002−120333号公報 特開2014−234913号公報
従来の複合材では、いずれも製造コストが高いという問題があった。
そこで、この発明は上記の問題を解決するためになされたものであり、製造コストが低い複合材を提供することを目的とするものである。
この発明の1つの局面に従った複合材は、帯板を折り曲げることで形成された基材と、基材の外周面に設けられた樹脂材とを備える。
このように構成された複合材では、帯板を折り曲げることで基材を形成するため、低コストで複合材を製造することができる。さらに、様々な形状の基材を容易に製造することができる。
この発明の別の局面に従った複合材は、中空形状であり、孔が設けられた基材と、基材の外周面に設けられた樹脂材とを備え、樹脂材は孔を封止し、かつ、基材の中空空間内に入り込んでおり、基材の内周面の少なくとも一部分は樹脂材から露出している。
このように構成された複合材では、基材の内周面の少なくとも一部分は樹脂材から露出しているため、内周面のすべての部分が樹脂材で覆われた複合材よりも樹脂材の量が少ない。その結果低コストで複合材を製造することができ軽量化も図ることができる。さらに、基材と樹脂材との間に熱膨張差が存在しても、その差を吸収することができる。基材が高温となってもその熱を露出した内周面から放出することができる。
好ましくは、孔はスリット形状である。
この発明のさらに別の局面に従った複合材は、中空形状であり、外表面には長手方向に延びる凹部が設けられた基材と、基材の外周面を覆い、かつ、凹部を充填する樹脂材とを備える。
このように構成された複合材は簡単な製造方法で製造することができるため、製造コストを低下させることができる。
好ましくは、基材は鉄、アルミニウムおよびメッキ鋼板の少なくともいずれかを含む。
好ましくは、樹脂材は木粉を含む。
実施の形態1に従った複合材の断面図である。 実施の形態1に従った複合材で用いられる基材の斜視図である。 実施の形態2に従った複合材の断面図である。 実施の形態2に従った複合材で用いられる基材の斜視図である。 実施の形態2に従った複合材で用いられる別の基材の斜視図である。 実施の形態3に従った複合材の断面図である。 実施の形態3に従った複合材で用いられる基材の斜視図である。 実施の形態3に従った複合材で用いられる別の基材の斜視図である。 実施の形態3に従った複合材で用いられる別の基材の斜視図である。 実施の形態3に従った複合材の製造のために用いられる治具の断面図である。 実施の形態4に従った複合材の断面図である。 実施の形態5に従った複合材の断面図である。 実施の形態6に従った複合材の断面図である。 実施の形態7に従った複合材の断面図である。 実施の形態8に従った複合材の断面図である。 実施の形態9に従った複合材の断面図である。 実施の形態10に従った複合材の断面図である。 実施の形態11に従った複合材の断面図である。 実施の形態12に従った複合材の断面図である。 (A)は実施の形態13に従った複合材で用いられる基材の斜視図であり、(B)は図20の(A)におけるXXB−XXB線に沿った断面図であって、基材ならびにその内側および外側の樹脂を示す断面図である。 実施の形態2に従った複合材の製造装置の斜視図である。 実施の形態2に従った複合材の製造装置の斜視図である。 実施の形態1に従った複合材の製造装置の斜視図である。 実施の形態1に従った複合材の製造装置の斜視図である。 実施の形態1に従った複合材の製造装置の斜視図である。 実施の形態1に従った複合材の製造装置の斜視図である。 実施の形態1に従った複合材の製造装置の斜視図である。 実施の形態1に従った複合材の製造装置の斜視図である。 実施の形態3に従った複合材の製造装置の斜視図である。 実施の形態14に従った複合材の断面図である。 実施の形態14従った複合材で用いられる基材の斜視図である。 実施の形態15に従った複合材の断面図である。
実施の形態では、押出成形によって金属の表面に樹脂を被覆した複合成形建築部材を示す。実施の形態では、金属と被覆材の剥がれを防止する技術を提供する。
接着剤は高価であり、廃棄時に環境に影響を与えうるため、接着剤を用いずに、金属芯と被覆層との密着性を強固にする。そのための構造として、例えば、下記の3タイプ(A)、(B)、(C)の構造を採用することができる。
(A):金属芯材にスリットを設ける。金属芯材の断面は不連続形状となる。被覆する樹脂の一部が金属芯内周面側に入り込む押出成形体とする。
(B):上記(A)のようなスリット状金属あるいは、連続する金属芯材に所定間隔に貫通孔を設け、孔を被覆樹脂が通過し、金属内に設置される金型によって孔を塞ぐように樹脂が固着される。
スリットタイプのものは、押出成形金型内に所定の形状となるような金具を設置することで、上記の複合材が成形できる。連続芯タイプのものは、芯の内部に例えば、棒を挿入した状態で押出成形する。貫通孔の位置に合せて挿入棒の凹みの形状・位置を変更する。
(C)帯材を曲げることで芯材を形成する。
(作成方法)
金属芯は長尺定寸のものでも良い。
板状のコイルを押出方向にスリット状に形成しながら樹脂を被覆しても良い。
貫通孔を設けるタイミングについては、事前成形でも、押出成形機前で成形してもよい。
事前に貫通孔を設けた板コイルを用い、スリット状に成形しながら被覆をしても良い。
この金属芯を押出成形機に導入し、WPCを押出成形により被覆する。
接着剤を用いないため、成形部材が安価になる。
WPC自体が貫通孔を通じて芯内部へ導入され、芯材に引っかかるような状態となり、接着剤なしで被覆層と芯との剥離が改善される。
すなわち、複合材は、金属芯材と被覆材からなる。金属芯材は断面が略角管型であり、かつ、1つの面にスリットを有する。被覆材が熱可塑性樹脂と木粉からなる木質系樹脂である。木質系樹脂が、金属の外面全周と、内面のうち、スリットがある側の面のみを被覆する。上記金属管のスリットのある面には更に貫通孔があり、貫通孔を通じて金属管の外面と内面を一体的に被覆する。
(実施の形態1)
図1で示すように、複合材1は、金属芯材としての基材10と、基材10の外周に基材10に接触するように設けられた樹脂材20とを備える。
基材10は内部空間19を有する。基材10は中空形状である。基材10には、長手方向に延在するスリット13が設けられている。基材10は内部空間19を取り囲む。基材10は、内周面11と、内周面11と反対側に設けられた外周面12とを有する。内周面11の一部分に樹脂材21が接触している。樹脂材21は、スリット13から内部空間19に入り込んだ樹脂である。内周面11の一部分は樹脂材21に覆われておらず、樹脂材21から露出している。基材10として、鉄、アルミニウムおよびメッキ鋼板の少なくともいずれかが用いられる。
樹脂材20は、たとえば、アクリロニトリルブタジエンスチレン共重合体、アクリル酸エステルゴム、アクリロニトリルエチレンプロピレンゴムスチレン共重合体、非晶性ポリアルファオレフィン、アタクチックポリプロピレン、アクリロニトリルスチレン共重合体、アクリロニトリルスチレンアクリレート、二軸延伸ポリプロピレン、シス1・4ポリブタジエン合成ゴム、ビスマレイミドトリアジン、セルロースアセテート(酢酸繊維素)、セルロースアセテートブチレート、セルロースアセテートプロピオネート、カルボキシメチルセルロース、ニトロセルロース、ヒドリンゴム、セルロースプロピオネート、プロピオン酸セルロース、塩素化塩化ビニル、クロロプレンゴム(ネオプレン)、カゼイン、セルローストリアセテート、ジアリルフタレート(フタル酸ジアリル)、エチレンクロロトリフルオロエチレン共重合体、エチレンジアミン四酢酸、エチレンエチルアクリレート、エチレンメタクリル酸、エポキシ樹脂、エチレンプロピレンジエン三元共重合体、エチレンテトラフルオロエチレン共重合体、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチルビニルエーテル、エチレンビニルアルコール共重合体、パーフロロゴム、フッ化エチレンプロピレンテトラフルオロエチレン-ヘキサフルオロプロピレン共重合体、フラン樹脂、軟質ウレタンフォーム、ガラス繊維強化熱可塑性樹脂、ガラス繊維強化プラスチック、高密度ポリエチレン、耐衝撃性ポリスチレン、高分子量高密度ポリエチレン、ブチルゴム、アイオノマー、イソホロンジイソシアネート、イソプレンゴム、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、ジフェニルメタンジイソシアネート、メラミンホルムアルデヒド、メチルメタクリレート、メラミンフェノールホルムアルデヒド、変成シリコーン、ニトリルゴム、天然ゴム、延伸ポリプロピレン、ポリアミド(ナイロン)、ポリアクリル酸、ポリアリルエーテルケトン、ポリアミドイミド、ポリエステルアルキド樹脂、ポリアクリロニトリル、ポリアリレート、ポリアリルスルホン、ポリブテン-1、ポリブタジエンアクリルニトリル、ポリベンゾイミダゾール、ポリ-n-ブチルメタクリレート、ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾール、ポリブタジエンスチレン、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリ三フッ化塩化エチレンポリクロロトリフルオロエチレン、ジリアルテレフタレート、ポリジシクロペンタジエン、ポリエチレン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルイミド、ポリエーテルニトリル、ポリエチレンナフタレート、ポリエチレンオキシド、ポリエーテルスルホン、ポリエチレンテレフタレート、フェノールホルムアルデヒド、テトラフルオロエチレンパーフルオロアルキルビニルエーテルコポリマー、ポリイミド、ポリイソブチレン、ポリメトキシアセタール、ポリメタクリロニトリル、ポリメタクリル酸メチル(アクリル)、ポリメチルペンテン、ポリオキシメチレン(アセタール)、ポリプロピレン、ポリフタルアミド、ポリプロピレン共重合体、ポリフェニレンエーテル、ポリフェニレンオキシド、ポリフェニレンスルフィド、ポリスルホン、ポリスチレン、ポリスルホン、ポリサルフォン、ポリ三フッ化塩化エチレン、ポリテトラフルオロエチレンポリ四フッ化エチレン、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブチラール、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル酢酸ビニルコポリマー、ポリ二塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリフッ化ビニリデンポリビニリデンフルオロエチレン、ポリフッ化ビニル、ポリビニルホルマール、ポリビニルイソブチルエーテル、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、アクリロニトリルスチレン共重合体、スチレンブタジエン、スチレンブロック共重合体、スチレンブタジエンゴム、スチレンブタジエンスチレンブロック共重合体、スチレンエチレンブチレンスチレンブロック共重合体、スチレンエチレンプロピレンスチレンブロック共重合体、シリコーン、スチレンイソプレンスチレンブロック共重合体、シートモールディングコンパウンド、シンジオタクチックポリスチレン、トルエンジイソシアナート、トリス(ノニルフェニル)ホスファイト、熱可塑性ポリアミド系エラストマー、熱可塑性エラストマー、熱可塑性ポリエステル系エラストマー、ポリイミド、サーモポリオレフィン、リン酸トリフェニル、熱可塑性ポリウレタン、熱可塑性加硫エラストマー、ポリメチルペンテン、ユリアホルムアルデヒド樹脂、超高分子量ポリエチレン、不飽和ポリエステル、塩化ビニル、塩化ビニルエチレン、塩化ビニルアクリル酸オクチル、塩化ビニル酢酸ビニル、バルカンファイバー、および架橋ポリエチレンのいずれかを含む。
樹脂材20は、木粉を含んでいてもよい。樹脂材20は木粉を含んでいなくてもよい。樹脂材20の一部分がスリット13を封止している。樹脂材20の一部分が内部空間19内に入り込んで樹脂材21を構成している。
樹脂材20は、外周面12の全面を覆う。
図2で示すように、基材10は、長手方向に延びている。基材10は、矩形の断面を有している。基材10は、例えば帯板を曲げることにより形成される。基材10は、たとえば金属により構成される。低コストで基材を製造するためには、基材10はたとえば鉄合金により構成される。基材10を軽量にするためには、基材10はたとえばアルミニウム合金により構成される。基材10は、冷間または熱間押出加工、引き抜き加工、鋳造または鍛造などの方法により製造されてもよい。
複合材1は、帯板を折り曲げることで形成された基材10と、基材10の外周面12に設けられた樹脂材20とを備える。
複合材1は、中空形状であり、孔が設けられた基材10と、基材10の外周面12に設けられた樹脂材20とを備え、樹脂材20は孔を封止し、かつ、基材10の内部空間19内に入り込んでおり、基材10の内周面11の少なくとも一部分は樹脂材21から露出している。
このように構成された複合材1では、以下の効果がある。
(1)基材10と樹脂材20との間に接着剤が介在していない。その結果低コストで複合材1を形成することができる。
(2)樹脂材20の一部分がスリット13を封止している。すなわち、樹脂材20は基材10に係合している。その結果、接着剤を用いなくても、樹脂材20を基材10に確実に固定することができる。
(3)複合材1を高温環境、たとえば日光に照射される環境で使用した場合には、基材10も高温となる。樹脂材21は内部空間19に入り込み、内周面11の一部分を覆う。内周面11の他の部分は樹脂材21から露出している。その結果、内周面11は内部空間19の空気に接触する。内周面11から内部空間19に熱が放散される。これにより、基材10の温度上昇を抑制することができる。内周面11のすべての部分が樹脂材21で覆われている場合には、内周面11が空気と接触しない。その結果、基材11の温度が上昇しやすくなる。
(4)複合材1が高温環境と低温環境で使用される場合、たとえば、屋外で夏と冬に使用される場合、基材10および樹脂材20はともに膨張および収縮する。しかしながら、基材10の熱膨張係数は、樹脂材20の熱膨張係数と異なる。その結果、基材10の膨張量と樹脂材20の膨張量との間に差が生じる。内周面11のすべての部分が樹脂材21で覆われている場合には、上記の差を内周面11側の樹脂材21が吸収することが困難である。図1で示すように、樹脂材21が内周面11の一部分を覆う場合には、樹脂材21が内周面11に対して自由に膨張および収縮することができる。
(5)内周面11の一部分が樹脂材21で覆われていない。内周面11の全面が樹脂材21で覆われる複合材と比較して、樹脂材21の量を減らすことができる。その結果、複合材1の軽量化することができる。さらに、複合材1を低コストで製造することができる。
(6)帯板を曲げることで基材10を形成する場合には、基材10の製造コストを低下させることができる。その結果、複合材1を低コストで製造することができる。
(実施の形態2)
図3から図5で示すように、実施の形態2に従った複合材1では、基材10にスリット13が設けられ、かつ孔14が設けられている。スリット13および孔14から内部空間19に樹脂が入り込んでいる。
図5で示す基材10では、図4で示す基材10よりも多くの孔14が設けられている。孔14は直線状に配置されていてもよく、千鳥状に配置されていてもよい。
(実施の形態3)
図6から図9で示すように、実施の形態3に従った複合材1では、基材10にスリット13が設けられていない。基材10に孔14が設けられている。孔14から内部空間19に樹脂が入り込んでいる。
図8で示す基材10では、図7および図9で示す基材10よりも多くの孔14が設けられている。孔14は直線状に配置されていてもよく、千鳥状に配置されていてもよい。
図6で示す複合材1を製造する場合には、基材10の内部空間19に図10で示す治具30を用いる。治具30には凹部31,32が設けられている。金型に基材10を挿入する。基材10内に治具30を挿入する。外周面12と金型の間に樹脂を注入する。樹脂は外周面12を覆う。樹脂は孔14から内部空間19に入る。樹脂が凹部31,32を充填する。これにより、図6で示す複合材1を製造することができる。
(実施の形態4)
図11で示すように、実施の形態4に従った複合材1の断面は三角形状を有する。基材10は三角形状の断面を有している。基材10および複合材1は、長手方向に延びている。三角形状の頂点にスリット13が設けられている。
(実施の形態5)
図12で示すように、実施の形態5に従った複合材1の断面は円形状を有する。基材10は円形状の断面を有している。基材10および複合材1は、長手方向に延びている。円形状の一部分にスリット13が設けられている。
(実施の形態6)
図13で示すように、実施の形態6に従った複合材1の断面は三角形状を有する。基材10は三角形状の断面を有している。基材10および複合材1は、長手方向に延びている。三角形状の辺にスリット13が設けられている。辺の中央にスリット13設けられているが、中央からずれた位置にスリット13が設けられていてもよい。
(実施の形態7)
図14で示すように、実施の形態7に従った複合材1の断面は四角形状を有する。内部空間19へ外部から連なる経路に樹脂が充填されている。この経路がスリット13を構成している。この実施の形態では断面が四角形状であるが、断面が三角形状、丸形状であってもよい。
(実施の形態8)
図15で示すように、実施の形態8に従った複合材1の断面は五角形状を有する。基材10は五角形状の断面を有している。基材10および複合材1は、長手方向に延びている。五角形状の頂点にスリット13が設けられている。
(実施の形態9)
図16で示すように、実施の形態9に従った複合材1の断面は五角形状を有する。基材10は五角形状の断面を有している。基材10および複合材1は、長手方向に延びている。五角形状の辺にスリット13が設けられている。辺の中央にスリット13設けられているが、中央からずれた位置にスリット13が設けられていてもよい。
(実施の形態10)
図17で示すように、実施の形態10に従った複合材1の断面は四角形状を有する。基材10は四角形状の断面を有している。基材10および複合材1は、長手方向に延びている。四角形状の頂点にスリット13が設けられている。
(実施の形態11)
図18で示すように、実施の形態11に従った複合材1の断面は縦長のひし形の四角形状を有する。基材10は四角形状の断面を有している。基材10および複合材1は、長手方向に延びている。四角形状の辺にスリット13が設けられている。辺の中央にスリット13設けられているが、中央からずれた位置にスリット13が設けられていてもよい。
(実施の形態12)
図19で示すように、実施の形態12に従った複合材1の断面は横長のひし形の四角形状を有する。基材10は四角形状の断面を有している。基材10および複合材1は、長手方向に延びている。四角形状の辺にスリット13が設けられている。辺の中央にスリット13設けられているが、中央からずれた位置にスリット13が設けられていてもよい。
(実施の形態13)
図20で示すように、基材10が角筒形状であり長手方向に延びる。長尺部の両端部または中央の一部分が中空形状となっている。スリット13の長さは基材の長手方向の長さよりも短い。基材10の両端(図20の(A))または、基材10の両端以外の少なくとも一箇所でスリット13が設けられていない。これにより基材10の強度を確保することができる。実施の形態13に従った複合材1の断面は四角形状を有する(図20の(B))。2つのスリット13が対向している。
(製造方法)
(スリット13と孔14を有する基材10)
スリット13と孔14が設けられた基材10を有する複合材1の製造方法について説明する。
図21および図22で示すように、スリット13および孔14が設けられた基材10に樹脂材20を形成する場合には、治具100と、金型200を用いる。治具100は、本体101と、本体101上に設けられた頂部102とを有する。本体101には有底の凹部111,112,113が設けられている。凹部111,112,113は本体101の端部101aから頂部102まで延びている。
本体101には冷却孔116が設けられている。冷却孔116は本体101の端部101a付近で栓115により封止されている。
頂部102から冷却水が供給される。冷却水は冷却孔116へ導入されて本体101を冷却する。本体101の熱を奪った冷却水は頂部102から排出される。
金型200は、治具100を保持する保持部220と、樹脂が注入される成形部210とを有する。
保持部220に頂部102が挿入される。保持部220は頂部102を保持する。保持部220には冷媒入口201と冷媒出口202が設けられている。治具100の冷媒入口201と保持部の冷媒入口201が接続されている。治具100の冷媒出口202と保持部の冷媒出口202が接続されている。
冷媒入口201から保持部220に注入された冷却水は治具100に導入される。冷却水は治具100の熱を奪い、冷媒出口202から排出される。
成形部210は保持部220に隣接している。成形部210には治具100の前部分が挿入されている。治具100前部分には凹部111,112,113が存在する。
成形部210には樹脂注入孔211が設けられている。樹脂注入孔211は、開口205と連なっている。開口205は成形部210を貫通している。
複合材を製造するときには、図22で示すように金型200の開口205に治具100を挿入する。治具100の頂部102が保持部220に係合する。凹部111,112,113は成形部210に配置される。治具100と開口205との間には隙間が形成されている。
治具100と開口205との間に基材10を挿入する。頂部102の最も幅の狭いネック部102aにスリットが嵌りあう。基材10を成形部210側へ移動させると、凹部111はスリットに対向する。凹部112,113は孔14に対向する。
樹脂注入孔211に樹脂が注入される。樹脂は成形部210において開口205を規定する成形部210の内表面と、基材10との間に注入される。樹脂には高圧が付与されているため樹脂は基材10を覆うように成形部210内の空間に広がる。樹脂はスリット13および孔14を通過する。樹脂は凹部111,112,113を充填する。樹脂が冷却されて樹脂材20,21を形成することで実施の形態2に従った複合材1を製造することができる。
なお、上記の例では水を用いて治具100を冷却する例を示したが、エアを用いて治具100を冷却してもよい。図21においてエアを用いる場合には冷媒入口201からエアを導入し、栓115を解放して冷却孔116からエアを大気へ解放する。
(スリット13を有し孔14を有さない基材10)
スリット13が設けられ孔14が設けられていない基材10を有する複合材1の製造方法について説明する。
図23から図28で示すように、スリット13が設けられた基材10に樹脂材20を形成する場合には、治具100と、金型200を用いる。治具100は、本体101と、本体101上に設けられた頂部102とを有する。本体101には有底の凹部111が設けられている。凹部111は本体101の端部101aから頂部102まで延びている。
冷媒入口201から冷却水が供給される。冷却水は本体101を冷却する。本体101の熱を奪った冷却水は頂部102から排出される。
金型200は、治具100を保持する保持部220と、樹脂が注入される成形部210とを有する。
保持部220に頂部102が挿入される。保持部220は頂部102を保持する。保持部220には冷媒入口201が設けられている。治具100の冷媒入口201と保持部の冷媒入口201が接続されている。
冷媒入口201から保持部220に注入された冷却水は治具100に導入される。冷却水は治具100の熱を奪う。冷媒として冷却水が用いられる場合には、図21おより図22で示したように保持部220に冷媒出口が設けられて、この冷媒出口から冷却水が排出される。冷媒として空気が用いられる場合には、治具の冷媒出口202から空気が大気に解放される。
成形部210は保持部220に隣接している。成形部210には治具100の前部分が挿入されている。治具100前部分には凹部111が存在する。
成形部210には樹脂注入孔211が設けられている。樹脂注入孔211は、開口205と連なっている。開口205は成形部210を貫通している。なお、基材10が挿入される側の開口205(図26および図27)と、基材10が排出される側の開口205(図23から図25)は、大きさが異なる。図26および図27の開口205の大きさは基材10の大きさに対応し、図23から図25の開口205は基材10と樹脂材20との合計の大きさに対応する。
金型200の前面210aから後面220aまで治具100が延びている。後面220a側では、図27および図28で示すように、軸方向に延びる孔225に頂部102が嵌りあう。これにより、治具100は保持部220により保持される。
保持部220に治具100を固定するために、ボルト204およびボルト孔203が用いられる。頂部102を孔225に嵌め合わせた状態で頂部102および保持部220に設けられたボルト孔203にボルト204を挿入する。これにより、保持部220に治具100を固定することができる。
複合材を製造するときには、図24で示すように金型200の開口205に治具100を挿入する。治具100の頂部102が保持部220に係合する。凹部111は成形部210に配置される。治具100と開口205との間には隙間が形成されている。
治具100と開口205との間に基材10を挿入する。頂部102の最も幅の狭いネック部102aにスリットが嵌りあう。基材10を成形部210側へ移動させると、凹部111はスリットに対向する。
樹脂注入孔211に樹脂が注入される。樹脂は成形部210において開口205を規定する成形部210の内表面と、基材10との間に注入される。樹脂には高圧が付与されているため樹脂は基材10を覆うように成形部210内の空間に広がる。樹脂はスリット13を通過する。樹脂は凹部111を充填する。樹脂が冷却されて樹脂材20,21を形成することで実施の形態1に従った複合材1を製造することができる。
中空形状であり、スリット13が設けられた基材10と、基材10の外周面12に設けられた樹脂材20とを備え、樹脂材20はスリット13を封止し、かつ、基材10の内部空間19内に入り込んでおり、基材10の内周面の少なくとも一部分は樹脂材21から露出している複合材1の製造装置は、一端から他端まで延びる開口205が設けられた金型200と、金型200の開口205内に固定され、スリット13に嵌合可能な治具100とを備える。治具100には、スリットに対応した凹部が設けられる。開口205に基材10が挿入され、治具100にスリット13が嵌合し、凹部111が内部空間19に配置されてスリット13と対向する状態で開口を規定する金型内周面と基材との間に樹脂材20が注入される。樹脂材20は基材10の外周面12を覆う。樹脂材20は、スリット13から内部空間に注入される。樹脂材21が凹部111を充填する。
(スリット13を有さず、孔14を有する基材10)
図29で示すように、基材10にはスリットが設けられていない。治具100は、基材10の内部空間19に挿入可能な寸法である。基材10および治具100は、ともに長さLを有する。
基材10の内部空間19に治具100を挿入した状態で基材10の外周面12を樹脂で覆う。樹脂を加圧することにより孔14から内部空間19側へ樹脂が注入される。樹脂は凹部111を充填する。樹脂が冷却されて樹脂材20,21を形成することで実施の形態3に従った複合材1を製造することができる。
(実施の形態14)
図30および図31で示すように、実施の形態14に従った複合材1は、中空形状であり、外周面12は長手方向に延びる凹部17,18が設けられた基材10と、基材10の外周面12を覆い、かつ、凹部17,18を充填する樹脂材20,25とを備える。
基材10の表面に凹部17,18が設けられている。凹部17,18は内部空間19に到達していない。凹部17,18は長手方向に延びている。凹部17,18には樹脂材25が充填されている。樹脂材25は、外周面12を覆う樹脂材20と同じ組成を有する。
凹部17,18の形状は図31および図31のものに限定されない。さらに、図30および図31では、基材10の4辺に凹部17,18が設けられているが、少なくとも1つの辺に凹部が設けられていればよい。
さらに、基材10の断面形状も図30で示す四角形だけでなく、円形状、多角形状などの様々な形状であってもよい。
(実施の形態15)
図32で示すように、基材10が扁平形状でスリット13を有していてもよい。このような複合材1は、たとえば天井用建材として用いることができる。この複合材1は、図29で示す製造装置で製造することが可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、複合材の分野において用いることができる。
1 複合材、10 基材、11 内周面、12 外周面、13 スリット、14 孔、17,18,31,32,111,112,113 凹部、19 内部空間、20,21,25 樹脂材、30,100 治具、101 本体、101a 端部、102 頂部、102a ネック部、115 栓、116 冷却孔、200 金型、201 冷媒入口、202 冷媒出口、203 ボルト孔、204 ボルト、205 開口、210 成形部、210a 前面、211 樹脂注入孔、220 保持部、220a 後面。

Claims (3)

  1. 帯板を曲げることでスリットを有する中空形状に形成された、長手方向を有する基材と、
    前記基材の外周面に設けられた樹脂材とを備え、
    前記樹脂材は、前記スリットを封止し、かつ、前記基材の中空空間内に入り込んでおり、前記基材の内周面の少なくとも一部分を露出させており、
    前記基材は多角形の断面形状を有し、前記スリットは、前記基材の平坦な一つの面に、該一つの面の幅方向中央に、前記長手方向に延びるように形成されており、
    前記樹脂材は、前記基材の内周面のうち前記スリットが形成されている前記一つの面の内面の全面を被覆している、複合材。
  2. 前記基材は鉄、アルミニウムおよびメッキ鋼板の少なくともいずれかを含む、請求項1に記載の複合材。
  3. 前記樹脂材は木粉を含む、請求項1または2に記載の複合材。
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