JP6618520B2 - 乾燥予測システム及び乾燥予測プログラム - Google Patents

乾燥予測システム及び乾燥予測プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6618520B2
JP6618520B2 JP2017233140A JP2017233140A JP6618520B2 JP 6618520 B2 JP6618520 B2 JP 6618520B2 JP 2017233140 A JP2017233140 A JP 2017233140A JP 2017233140 A JP2017233140 A JP 2017233140A JP 6618520 B2 JP6618520 B2 JP 6618520B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
time
drying
prediction
moisture
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017233140A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019097954A (ja
Inventor
亜由美 中山
亜由美 中山
近藤 信一
信一 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Information Systems Japan Corp
Original Assignee
Toshiba Information Systems Japan Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Information Systems Japan Corp filed Critical Toshiba Information Systems Japan Corp
Priority to JP2017233140A priority Critical patent/JP6618520B2/ja
Publication of JP2019097954A publication Critical patent/JP2019097954A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6618520B2 publication Critical patent/JP6618520B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Description

この発明は、洗濯物や干物等の乾燥対象の乾燥予約を行う乾燥予測システム及び乾燥予測プログラムに関するものである。
特許文献1には、衣類が接触し得る箇所に、含水量に応じた抵抗値を検出するための電極を備え、伝導率変化度合を検知手段からの検知結果に基づいて乾燥運転所用時間についての予測をする乾燥機が開示されている。また、特許文献2には、ネットワークを介して時間帯ごとの天気予報を取得し、衣類の属性と取得した時間帯ごとの天気予報とに基づいて洗濯した衣類の乾燥状態を予測する、衣類の乾燥状態予測プログラムおよび洗濯機が開示されている。
また、特許文献3には、屋外の複数の情報を検出する検知手段が設けられ室外機あるいは室内機に、検知手段により検出された屋外の複数の情報を分析する制御手段が設けられた屋外情報報知装置が開示されている。この検知手段としては、温度センサ、湿度センサ、日射センサ、風量センサがあり、洗濯指数はそれらから算出されるというものである。
また、特許文献4には、気象予報を取得し、気象予報を参照して、洗濯物の外干しに適した洗濯推奨日を通知する洗濯日推奨システムが開示されている。更に、特許文献5には、洗濯物の水分量データ10と洗濯物データ18と環境データ17から予め定められたアルゴリズムで洗濯物の乾燥時間を計算する乾燥時間データ作成装置1と、データの入出力を行うユーザインターフェイス装置2を備えた洗濯物乾燥時間推測システムが開示されている。この洗濯物乾燥時間推測システムの記乾燥時間データ作成装置1は、水分量データを受信するデータ受信手段11と、水分量データ10と洗濯物データ18と環境データ17から洗濯物の乾燥時間を計算する乾燥時間演算手段12を備える、更に、上記ユーザインターフェイス装置2は、洗濯物データベース15を備え、洗濯物データ18と環境データ17をユーザに入力してもらうデータ入力手段14と、乾燥時間を表示する乾燥時間表示手段19と、ディスプレイ20を備えるものである。洗濯物データとしては、表面積データ、素材による乾燥係数データ、厚さによる乾燥係数データが用いられる。
特開平1−85699号公報 特開2008−194153号公報 特開2002−350558号公報 特開2016−64077号公報 特開2016−49421号公報
特許文献1のものは、乾燥機における乾燥時間の予測であって、選択対象物を屋外や屋内において乾燥させる場合に適用できるものでない。また、特許文献2のものは、衣類の属性を用いるものであり、その属性が不明なものや経時変化により属性が変化するものには対応することができないという問題がある。
また、特許文献3に記載の発明は、洗濯指数などを知らせるものではあるが、乾燥対象物が乾燥完了となる時間を知ることができないという問題があった。また、特許文献4に記載のものは、洗濯物の外干しに適した洗濯推奨日を通知する洗濯日推奨システムであり、乾燥対象物が乾燥完了となる時間を知ることができないという問題があった。
更に、特許文献5に記載のものは、洗濯物データとしては、表面積データ、素材による乾燥係数データ、厚さによる乾燥係数データを用いるものであり、これらの情報を正確に得ることが困難であり、計算も複雑となるという問題を含んでいた。
本発明は上記のような乾燥予測の分野における問題に鑑みなされたもので、その目的は、乾燥対象の素材などについて分類しなくとも良く、従って乾燥対象物がどのようなものであろうと乾燥時間の予測を可能とする乾燥予測システム及び乾燥予測プログラムを提供することである。
本発明に係る乾燥予測システムは、乾燥対象物の水分量データを所定サンプリング間隔でサンプリングして測定する水分センサと、予測時に得られた水分量データが乾燥完了水分閾値を超えているか否かを検出する第1の検出手段と、予測時以前のサンプリングにより得られた比較対象水分量データから予測時に得られた水分量データの変化量を検出する第2の検出手段と、前記第2の検出手段による検出結果に基づき近似法を用いて水分量データ変化の近似曲線であって水分量Iと時間tによる近似曲線を予測時毎に作成し、この近似曲線において水分量変化が当初の所定分の1となるまでの時間である乾燥予測時間を求めると共に前記第1の検出手段による検出結果を用いて乾燥予測時間を得る乾燥時間予測手段と、前記乾燥時間予測手段による乾燥予測時間を出力する予測時間出力制御手段と、を具備することを特徴とする。
本発明に係る乾燥予測システムでは、前記水分センサの設置場所における予測時の気象データをシステム外部から取得する気象データ取得手段と、水分センサから水分量データが得られる毎に水分量データを、取得したときに気象データを、データ蓄積部へ蓄積するデータ蓄積手段と、前記データ蓄積部に蓄積されている予測時以前の気象データから予測時の気象データの変化を検出する第3の検出手段と、を具備し、前記乾燥時間予測手段は、前記第1の検出手段と前記第2の検出手段と前記第3の検出手段による検出結果に基づき、乾燥予測時間を予測することを特徴とする。
本発明に係る乾燥予測システムでは、気象データには、少なくとも気温、湿度、風速のデータが含まれていることを特徴とする。
本発明に係る乾燥予測システムでは、室内環境データを測定する室内環境センサを具備し、データ蓄積手段は、水分センサから水分量データが得られる毎に水分量データと室内環境データを、取得したときに気象データを、データ蓄積部へ蓄積し、前記データ蓄積部に蓄積されている予測時以前の室内環境データから予測時の室内環境データの変化を検出する第4の検出手段を具備し、前記乾燥時間予測手段は、前記第1の検出手段と前記第2の検出手段と前記第3の検出手段による検出結果に基づき、室外乾燥時間を予測すると共に、前記第1の検出手段と前記第2の検出手段と前記第4の検出手段による検出結果に基づき、室内乾燥時間を予測する、ことを特徴とする。
本発明に係る乾燥予測システムでは、室外環境データを測定する室外環境センサと、水分センサから水分量データが得られる毎に水分量データと前記室外環境センサにより得られた室外環境データとを、取得したときに気象データを、データ蓄積部へ蓄積するデータ蓄積手段と、前記データ蓄積部に蓄積されている予測時以前の室外環境データから予測時の室外環境データの変化を検出する第5検出手段と、を具備し、前記乾燥時間予測手段は、前記第1の検出手段と前記第2の検出手段と前記第5の検出手段による検出結果に基づき、乾燥予測時間を予測することを特徴とする。
本発明に係る乾燥予測システムでは、環境データには、少なくとも気温、湿度、風速、照度のデータが含まれていることを特徴とする。
本発明に係る乾燥予測システムでは、室内環境データを測定する室内環境センサを具備し、データ蓄積手段は、水分センサから水分量データが得られる毎に、水分量データと室外環境データと室内環境データをデータ蓄積部へ蓄積し、前記データ蓄積部に蓄積されている予測時以前の室内環境データから予測時の室内環境データの変化を検出する第4の検出手段を具備し、前記乾燥時間予測手段は、前記第1の検出手段と前記第2の検出手段と前記第5の検出手段による検出結果に基づき、室外乾燥時間を予測すると共に、前記第1の検出手段と前記第2の検出手段と前記第4の検出手段による検出結果に基づき、室内乾燥時間を予測することを特徴とする。
本発明に係る乾燥予測システムでは、予測時に得られた水分量データが乾燥完了水分閾値より低い八分乾燥閾値を超えているか否かを検出する第6の検出手段を備え、
前記乾燥時間予測手段は、備えられている検出手段の検出結果に基づき、八分乾燥時間を予測することを特徴とする。
本発明に係る乾燥予測システムでは、各センサ中の少なくとも水分センサを備え、乾燥対象物に取り付けられる取付器具と、各検出手段と、乾燥時間予測手段とを備えるコンピュータ機器と、を具備することを特徴とする。
本発明に係る乾燥予測プログラムは、コンピュータを、乾燥対象物の水分量データを所定サンプリング間隔でサンプリングして測定する水分センサから予測時に得られた水分量データが乾燥完了水分閾値を超えているか否かを検出する第1の検出手段、予測時以前のサンプリングにより得られた比較対象水分量データから予測時に得られた水分量データの変化量を検出する第2の検出手段、前記第2の検出手段による検出結果に基づき近似法を用いて水分量データ変化の近似曲線であって水分量Iと時間tによる近似曲線を予測時毎に作成し、この近似曲線において水分量変化が当初の所定分の1となるまでの時間である乾燥予測時間を求めると共に前記第1の検出手段による検出結果を用いて乾燥予測時間を得る乾燥時間予測手段、前記乾燥時間予測手段による乾燥予測時間を出力する予測時間出力制御手段、として機能させることを特徴とする。
本発明に係る乾燥予測プログラムでは、前記コンピュータを、前記水分センサの設置場所における予測時の気象データをシステム外部から取得する気象データ取得手段、水分センサから水分量データが得られる毎に水分量データと室内環境データを、取得したときに気象データを、データ蓄積部へ蓄積するデータ蓄積手段、前記データ蓄積部に蓄積されている予測時以前の気象データから予測時の気象データの変化を検出する第3の検出手段、として機能させ、前記コンピュータを、前記乾燥時間予測手段として、前記第1の検出手段と前記第2の検出手段と前記第3の検出手段による検出結果に基づき、乾燥予測時間を予測するように機能させることを特徴とする。
本発明に係る乾燥予測プログラムでは、気象データには、少なくとも気温、湿度、風速のデータが含まれていることを特徴とする。
本発明に係る乾燥予測プログラムでは、前記コンピュータを、データ蓄積手段として、水分センサから水分量データが得られる毎に水分量データと前記室外環境センサにより得られた室外環境データとを、取得したときに気象データを、データ蓄積部へ蓄積するように機能させ、前記コンピュータを、前記データ蓄積部に蓄積されている予測時以前の室内環境データから予測時の室内環境データの変化を検出する第4の検出手段として機能させ、前記コンピュータを、前記乾燥時間予測手段として、前記第1の検出手段と前記第2の検出手段と前記第3の検出手段による検出結果に基づき、室外乾燥時間を予測すると共に、前記第1の検出手段と前記第2の検出手段と前記第4の検出手段による検出結果に基づき、室内乾燥時間を予測するように機能させる、ことを特徴とする。
本発明に係る乾燥予測プログラムでは、前記コンピュータを、水分センサから水分量データが得られる毎に、水分量データと室外環境センサにより得られた室外環境データとを、データ蓄積部へ蓄積するデータ蓄積手段として機能させ、前記コンピュータを、前記データ蓄積部に蓄積されている予測時以前の室外環境データから予測時の室外環境データの変化を検出する第5検出手段として機能させ、前記コンピュータを、前記乾燥時間予測手段として、前記第1の検出手段と前記第2の検出手段と前記第5の検出手段による検出結果に基づき、乾燥予測時間を予測するように機能させることを特徴とする。




本発明に係る乾燥予測プログラムでは、環境データには、少なくとも気温、湿度、風速、照度のデータが含まれていることを特徴とする。
本発明に係る乾燥予測プログラムでは、前記コンピュータを、データ蓄積手段として、水分センサから水分量データが得られる毎に、水分量データと室外環境データと室内環境センサにより測定された室内環境データをデータ蓄積部へ蓄積するように機能させ、前記コンピュータを、前記データ蓄積部に蓄積されている予測時以前の室内環境データから予測時の室内環境データの変化を検出する第4の検出手段として機能させ、前記コンピュータを、前記乾燥時間予測手段として、前記第1の検出手段と前記第2の検出手段と前記第5の検出手段による検出結果に基づき、室外乾燥時間を予測すると共に、前記第1の検出手段と前記第2の検出手段と前記第4の検出手段による検出結果に基づき、室内乾燥時間を予測するように機能させることを特徴とする。
本発明に係る乾燥予測プログラムでは、前記コンピュータを、予測時に得られた水分量データが乾燥完了水分閾値より低い八分乾燥閾値を超えているか否かを検出する第6の検出手段として機能させ、前記コンピュータを、前記乾燥時間予測手段として、備えられている検出手段の検出結果に基づき、八分乾燥時間を予測するように機能させることを特徴とする。
本発明によれば、乾燥対象物の水分量データを測定する水分センサにより、予測時に得られた水分量データが乾燥完了水分閾値を超えているか否かを検出する第1の検出手段による検出結果と、予測時以前の比較対象水分量データから予測時に得られた水分量データの変化量を検出する第2の検出手段による検出結果に基づき、乾燥時間を予測するので、乾燥対象の素材などについて分類しなくとも良く、従って乾燥対象物がどのようなものであろうと乾燥時間の予測を可能とする。
本発明に係る乾燥予測システムの第1の実施形態の構成図。 本発明に係る乾燥予測システムの実施形態において用いられるセンサクリップの構成を示す斜視図。 本発明に係る乾燥予測システムの実施形態において用いられる近似曲線と乾燥完了水分閾値を説明するための図。 本発明に係る乾燥予測システムの第1の実施形態の動作を示すフローチャート。 本発明に係る乾燥予測システムの第2の実施形態の構成図。 本発明に係る乾燥予測システムの第2の実施形態の動作を示すための水分量データと気象データの一例を示す図 本発明に係る乾燥予測システムの第3の実施形態の構成図。 本発明に係る乾燥予測システムの第4の実施形態の構成図。 本発明に係る乾燥予測システムの第5の実施形態の構成図。 本発明に係る乾燥予測システムの第6の実施形態の構成図。 本発明に係る乾燥予測システムの第6の実施形態の動作を示すフローチャート。
以下添付図面を参照して、本発明に係る乾燥予測システム及び乾燥予測プログラムの実施形態を説明する。各図において、同一の構成要素には同一の符号を付して重複する説明を省略する。図1には、本発明に係る乾燥予測システムの第1の実施形態の構成図が示されている。本実施形態に係る乾燥予測システムでは、乾燥対象物の水分量データ(実際には、水分量に対応する例えばインピーダンス)を測定する水分センサ10等を備え、乾燥対象物に取り付けられる取付器具としてのセンサクリップ1が用いられる。
センサクリップ1は、図2に示されるように例えば3タイプのものとすることができ、必要に応じて3タイプのいずれかが用いられる。図2(a)に示す第1のタイプのセンサクリップ1は、基部101から2本の電極102、103が互に平行に延びるように設けられたものである。この第1のタイプのものは、図示しないが例えば絶縁樹脂によりモールドされた磁石と組み合わせて使用することができる。つまり、乾燥対象物の一面にセンサクリップ1を載置し、センサクリップ1が載置された乾燥対象物の反対側の面に上記磁石を載置し、センサクリップ1が乾燥対象物に取り付けられた状態とすることができる。
図2(b)に示す第2のタイプのセンサクリップ1は、基部101から2本の電極102、103が互に向かい合うように設けられたものであり、基部101において電極102と電極103とが接触する方向へ付勢された構造とすることができる。この第2のタイプのセンサクリップ1は、電極102と電極103との間に乾燥対象物を挟んで使用することができる。この第2のタイプのセンサクリップ1は、洗濯バサミの如き形状を有していることを許容する。
図2(c)に示す第3のタイプのセンサクリップ1は、基部101から2本の針状の電極102、103が設けられたもので、乾燥対象物に対して2本の針状の電極102、103を刺して使用する。このタイプのセンサクリップ1は、布団などのような厚いものに適用することが可能である。
上記センサクリップ1は、図1に示されるように、水分センサ10の他に、アンプ11、A/D変換部12、コンピュータ部13、データ送信部14、電池部15を備えている。これらの各部は、図2のタイプのセンサクリップ1では、基部101に設けられるようにすることができる。
上記アンプ11は、水分センサ10から得られた水分量データに対応するアナログ信号の電流もしくは電圧を増幅するものである。A/D変換部12は、アンプ11からアナログ信号を受け取り、これをディジタル変換するものである。コンピュータ部13は、所謂マイコン程度の構成を有しており、水分検出タイミングやデータ送信部14などの制御を行う。データ送信部14は、A/D変換部12からディジタル信号を得て、これを例えば無線によりサーバ2へ送信するものである。電池部15は、ボタン電池もしくは太陽電池などにより構成することができ、その電力はセンサクリップ1に設けられている全ての部位に供給される。電池部15には、電源スイッチが設けられていても良く、このスイッチをONとすると、センサクリップ1が動作を開始するものとすることができる。
この実施形態に係るシステムでは、センサクリップ1以外に、サーバ2、通知端末3が設けられる。サーバ2は、スマートフォン、PDA(パーソナルディジタルアシスタント)、パーソナルコンピュータ等のコンピュータ機器により構成することができる。サーバ2には、データ受信部21、コンピュータ部22、データ蓄積部20、データ送信部23が備えられている。
データ受信部21は、センサクリップ1から送られる水分量データに対応するディジタルデータを受信するものである。コンピュータ部22は、CPUと、CPUが使用するプログラムやデータ等が記憶されたプログラム等メモリ、処理中のデータを一時保持するために用いる一時保持メモリなどを有し、乾燥予測に関する処理を行うものである。
データ蓄積部20は、センサクリップ1から送られる水分量データに対応するディジタルデータを蓄積するために用いられる。データ送信部23は、コンピュータ部22により得られた乾燥予測に係る情報を通知端末3へ送信するものである。
コンピュータ部22には、第1の検出手段27−1、第2の検出手段27−2、乾燥時間予測手段28、予測時間出力制御手段29が備えられている。第1の検出手段27−1は、予測時に得られた水分量データが乾燥完了水分閾値THを超えているか否かを検出するものである。乾燥完了水分閾値THは、乾燥対象物の材質によらずに乾燥完了とするための値で、初期設定では、A/D変換値がピークを迎える直前に設定する。例えば、水分量データ変化が当初の10分の1となったときの水分量データ値として設定することができる。第2の検出手段27−2は予測時以前の比較対象水分量データから予測時に得られた水分量データの変化量を検出するものである。予測時以前の比較対象水分量データは、水分量データのサンプリング間隔を例えば1分とすると、予測時のデータの直前のデータの値、或いは、所定数(例えば3回)前までの平均データの値とすることができる。
乾燥時間予測手段28は、上記第1の検出手段27−1による検出結果と上記第2の検出手段27−2による検出結果に基づき、乾燥時間を予測するものである。乾燥時間予測手段28は、具体的には、第2の検出手段27−2の検出結果に基づき、最小二乗法や多項式近似法等の近似法を用いて水分量データ変化の近似曲線を作成し、水分量データ変化が例えば当初の20分の1となるまでの時間を乾燥予測時間とする。水分量データ変化が例えば当初の20分の1以下の値となった状態を通知時乾燥状態という。図3には、当初に得られる近似曲線C1と乾燥完了に近づいてから得られる近似曲線C2と乾燥完了閾値TH及予測時間T1、T2が示されている。この例では、当初の近似曲線C1の傾きが小さいために水分量データ変化が当初の20分の1となるまでの時間が長く、予測時間T1がその後の予測時間T2より大きな値となる例を示す。予測時間出力制御手段29は、上記乾燥時間予測手段28による予測時間を出力するものである。この予測時間は、予測時の時刻に基づく乾燥予測時刻を含むものであっても良い。また、水分量(インピーダンス)Iと時間tによる上記近似曲線C2に近い式を設定しておき、この式の係数を予測時のデータと予測時以前の比較対象水分量データとにより変形させて、予測時の近似曲線を得るようにしても良い。
乾燥時間予測手段28により出力された予測時間は、コンピュータ部22からデータ送信部23へ与えられる。データ送信部23は、この予測時間を通知端末3へ送信する。通知端末3は、表示装置を備えるものであり、本システムのために特別に設けても良いが、例えば、家庭内にある他の装置の表示装置(たとえば、テレビの表示装置等)を転用しても良い。通知端末3には、データ受信部31と、データ表示部32とが設けられ、データ受信部31は上記乾燥予測時間を受け取り、データ表示部32へ送る。データ表示部32はLCDなどの表示器と表示制御部が設けられており、表示制御部が上記乾燥予測時間を表示器へ表示する。
以上のように構成された乾燥予測システムでは、上記各手段がプログラムにより実現されるので、その動作を図4に示すフローチャートを参照して説明する。前述の電源スイッチのONなどにより図4に示すフローチャートに対応する動作がスタートされる。センサクリップ1の水分センサ10において水分量に対応する水分量データが測定され、サーバ2へ送られる(S11)。サーバ2では、上記水分量データを受け取ると共にデータ蓄積部20へ蓄積し、予測時の水分量データ値及びデータ蓄積部20に蓄積された予測時より前の水分量データ値により水分量データ変化の近似曲線を作成し、乾燥完了水分閾値を求める(S12)。
次に、データの変化量を求めると共に、近似曲線から乾燥完了水分閾値を超え且つ変化量が所定範囲となる乾燥完了時を予測し、乾燥予測時間を求める(S13)。予測時の水分量データが乾燥完了水分閾値を超え、且つデータ変化量が所定範囲となったかを検出する(S14)。このステップS14においてNOとなると、乾燥前と判断し、乾燥予測時間を出力して(S15)ステップS11へ戻って処理を続ける。
また、ステップS14においてYESへ分岐すると、乾燥完了と判断し、その旨のメッセージを通知端末へ送信して(S16)エンドとなる。
図5に、第2の実施形態に係る乾燥予測システムの構成図を示す。本実施形態に係る乾燥予測システムでは、コンピュータ部22Aに気象データ取得手段26が備えられている。気象データ取得手段26は、水分センサ10の設置場所における予測時の気象データをシステム外部から取得するものである。具体的には、サーバ2Aが有線または無線の回線を介してネットワーク80に接続されている。ネットワーク80には、気象データを提供する気象データサーバ90が接続されている。そこで、気象データ取得手段26は、気象データサーバ90にアクセスして水分センサ10の設置場所における予測時の気象データの提供要求を送る。気象データサーバ90は、これに応えて該当の気象データを送るので、気象データ取得手段26はデータ受信部21を介してこの気象データを受け取る。気象データには、少なくとも気温、湿度、風速のデータが含まれている。
更に、コンピュータ部22Aには、データ蓄積手段25が備えられており、このデータ蓄積手段25は、水分センサ10から水分量データが得られる毎に水分量データを、取得したときに気象データを、データ蓄積部20Aへ蓄積する。このため、データ蓄積部20Aには、水分量データのデータベースである水分量データDBと、気象データのデータベースである気象DBとが作成される。
更に、コンピュータ部22Aには、第3の検出手段27−3が備えられている。第3の検出手段27−3は、蓄積部に蓄積されている予測時以前の気象データから予測時の気象データの変化を検出するものである。コンピュータ部22Aに備えられている、本実施形態の乾燥時間予測手段28Aは、第1の検出手段27−1と第2の検出手段27−2と第3の検出手段27−3による検出結果に基づき、乾燥時間を予測する。
以上の通りに構成されたシステムでは、具体的には、例えば次のように乾燥時間を予測する。例えば、図6の8/1 9:00〜9:15に示される時間帯では、気象データである気温、湿度、風速の変化がないために、第1の実施形態と同様にして近似曲線を作成し、予測時間を求める。一方、図6の8/1 14:50〜15:00に示される時間帯では、気象データである気温、湿度、風速の変化が生じている。例えば、8/1 14:55が予測時とすると、1つ前の8/1 14:50に比べて湿度が2%上昇している。湿度が1%上昇すると近似曲線の傾きを所定角度小さくし、湿度が1%低下すると近似曲線の傾きを所定角度大きくするなどの湿度ルールを決めておき、第1の実施形態と同じようにして得た近似曲線を変更し、この変更後の近似曲線に基づき乾燥予測時間を求める。
更に、8/1 15:00が予測時とすると、1つ前の8/1 14:55に比べて湿度が2%上昇し、風速が1M上昇している。湿度については前述の通りの処理を行う。また、風速については、1M上昇すると近似曲線の傾きを所定角度大きくし、1M低下すると近似曲線の傾きを所定角度小さくするなどの風速ルールを決めておき、湿度ルールと共に第1の実施形態と同じようにして得た近似曲線を変更し、この変更後の近似曲線に基づき乾燥予測時間を求める。温度についても湿度ルールや風速ルールと同様に温度ルールを設定しておき、この温度ルールも含めたルールに基づき第1の実施形態と同じようにして得た近似曲線を変更し、この変更後の近似曲線に基づき乾燥予測時間を求める。通知端末3への通知までの処理は、図4に示されたフローチャートの処理を採用することができる。
図7に、第3の実施形態に係る乾燥予測システムの構成図を示す。本実施形態に係る乾燥予測システムでは、室内環境センサS1が備えられている。室内環境センサS1は、第1の実施形態や第2の実施形態のセンサクリップ1に設けられ、全体ではセンサクリップ1Aとされている。
室内環境センサS1は、センサクリップ1Aが室内に置かれているために室内の環境を検出する。室内環境センサS1は、少なくとも温度(室温)、湿度、風速、照度のデータを検出するために、温度検出部(温度センサ)16、湿度検出部(湿度センサ)17、風速検出部(風速センサ)18、照度検出部(照度センサ)19を備えている。
室内環境センサS1において得られた室温、湿度、風速、照度のデータは、データ送信部14からサーバ2Bのデータ受信部21を介してコンピュータ部22Bへ送られる。コンピュータ部22Bのデータ蓄積手段25Bは、水分センサ10から水分量データが得られる毎に水分量データと室内環境データを、取得したときに気象データを、データ蓄積部20Bへ蓄積する。この結果、データ蓄積部20Bには、水分量データDBと、気象DBの他、室内環境DBが作成される。
更に、コンピュータ部22Bには、第4の検出手段27−4が備えられている。第4の検出手段27−4は、データ蓄積部に蓄積されている予測時以前の室内環境データから予測時の室内環境データの変化を検出するものである。また、コンピュータ部22Bに備えられている乾燥時間予測手段28Bは、上記第1の検出手段27−1と上記第2の検出手段27−2と上記第3の検出手段27−3による検出結果に基づき、室外乾燥時間を予測すると共に、上記第1の検出手段27−1と上記第2の検出手段27−2と上記第4の検出手段27−4による検出結果に基づき、室内乾燥時間を予測する。
以上のように構成されたシステムでは、乾燥時間予測手段28Bが第2の実施形態の乾燥時間予測手段28Aと同様にして気象データを用いて室外乾燥時間を予測する。また、乾燥時間予測手段28Bが第2の実施形態の乾燥時間予測手段28Aが気象データを用いたのと同様にして室内環境データを用いて室外乾燥時間を予測する。
例えば、室内環境データである気温、湿度、風速、照度の変化がない場合には、第1の実施形態と同様にして近似曲線を作成し、予測時間を求める。室内環境データである気温、湿度、風速、照度の変化に対しては、第2の実施形態と同様に予め設定されている気温ルール、湿度ルール、風速ルール、照度ルールに基づき、第1の実施形態と同様にして求めた近似曲線の傾きを変更するなどして室内環境データを反映した近似曲線を作成し、これに基づき、室内乾燥時間を予測する。
上記のようにして作成された室外乾燥時間(予測時間)と室内乾燥時間(予測時間)とは、図4に示されたフローチャートの処理によって通知端末3へ通知される。また、乾燥完了の通知も図4に示されたフローチャートの処理によってなされる。本実施形態によれば、室外乾燥時間(予測時間)と室内乾燥時間(予測時間)とを知ることができ、外出してから戻るまでの時間を考慮して外干し状態のまま外出するか、室内に干して外出するなど、便利に使うことができる。
図8に、第4の実施形態に係る乾燥予測システムの構成図を示す。本実施形態に係る乾燥予測システムでは、室外環境センサS2が室外に備えられている。室外環境センサS2は、室内環境センサS1と同じ構成を有するものである。室外環境センサS2には、センサクリップ1Aのアンプ11、A/D変換部12に相当する構成が備えられる。室外環境センサS2に設けられた温度検出部(温度センサ)16、湿度検出部(湿度センサ)17、風速検出部(風速センサ)18、照度検出部(照度センサ)19から得られるデータは、第2の実施形態の気象データに代えて用いる。なお、センサクリップ1Aを2つ用意し、1つを室内に設け室内環境センサS1として機能させ、他の1つを室外に設置して室外環境センサとして用いることもできる。
本実施形態のサーバ2Cに備えられるコンピュータ部22Cのデータ蓄積手段25Cは、水分センサ10から水分量データが得られる毎に水分量データと室内環境データと室外環境データを、データ蓄積部20Cへ蓄積する。この結果、データ蓄積部20Cには、水分量データDBと、室外環境DB、室内環境DBが作成される。コンピュータ部22Cには、第5検出手段27−5が備えられる。第5検出手段27−5は、データ蓄積部20Cに蓄積されている予測時以前の室外環境データから予測時の室外環境データの変化を検出する。
コンピュータ部22Cには、第1の検出手段27−1、第2の検出手段27−2、第4の検出手段27−4、第5の検出手段27−5、乾燥時間予測手段28Cが備えられている。上記乾燥時間予測手段28Cは、上記第1の検出手段27−1と上記第2の検出手段27−2と上記第5の検出手段27−5による検出結果に基づき、室外乾燥時間を予測すると共に、上記第1の検出手段27−1と上記第2の検出手段27−2と上記第4の検出手段27−4による検出結果に基づき、室内乾燥時間を予測する。
乾燥時間予測手段28Cが、上記第1の検出手段27−1と上記第2の検出手段27−2と上記第4の検出手段27−4による検出結果に基づき、室内乾燥時間を予測する手法は、上記第3の実施形態において述べたものと同様である。乾燥時間予測手段28Cが、上記第1の検出手段27−1と上記第2の検出手段27−2と上記第5の検出手段27−5による検出結果に基づき、室外乾燥時間を予測する手法は、上記室内乾燥時間を予測する手法と同様にして室外乾燥時間を予測するものである。
例えば、室外環境データである気温、湿度、風速、照度の変化がない場合には、第1の実施形態と同様にして近似曲線を作成し、予測時間を求める。室外環境データである気温、湿度、風速、照度の変化に対しては、第2の実施形態と同様に予め設定されている気温ルール、湿度ルール、風速ルール、照度ルールに基づき、第1の実施形態と同様にして求めた近似曲線の傾きを変更するなどして室外環境データを反映した近似曲線を作成し、これに基づき、室外乾燥時間を予測する。
上記のようにして作成された室外乾燥時間(予測時間)と室内乾燥時間(予測時間)とは、図4に示されたフローチャートの処理によって通知端末3へ通知される。また、乾燥完了の通知も図4に示されたフローチャートの処理によってなされる。本実施形態によれば、室外乾燥時間(予測時間)と室内乾燥時間(予測時間)とを知ることができ、外出してから戻るまでの時間を考慮して外干し状態のまま外出するか、室内に干して外出するなど、便利に使うことができる。
なお、本実施形態では、乾燥対象物にセンサクリップ1Aを設けているが、センサクリップ1Aを2つ用意し、1つを室内に設け室内環境センサS1として機能させ、他の1つを室外に設置して室外環境センサS2として用いる場合には、室内に設けたセンサクリップ1Aが設けられた乾燥対象物に関する第1の近似曲線と、室外に設けたセンサクリップ1Aが設けられた乾燥対象物に関する第2の近似曲線を用いて2通りの室外乾燥時間(予測時間)と室内乾燥時間(予測時間)とのペアを得るようにしても良い。この場合に、それぞれの乾燥対象物が乾燥完了まで上記センサクリップ1Aに設けられている場合には、室内に干された乾燥対象物の乾燥完了と、室外に干された乾燥対象物の乾燥完了とが独立して通知されるようにしても良い。
図9には、第5の実施形態に係る乾燥予測システムの構成図を示す。本実施形態に係る乾燥予測システムでは、室外環境センサS2を備えるセンサクリップ1Aが室外に備えられている。実施形態のサーバ2Dに備えられるコンピュータ部22Dのデータ蓄積手段25Dは、水分センサ10から水分量データが得られる毎に水分量データと室外環境データを、データ蓄積部20Dへ蓄積する。この結果、データ蓄積部20Dには、水分量データDBと、室外環境DBが作成される。
コンピュータ部22Dには、第1の検出手段27−1、第2の検出手段27−2、第5の検出手段27−5、乾燥時間予測手段28Dが備えられている。この実施形態では、第4の検出手段27−4が設けられていないので、室内乾燥時間を予測することはない。乾燥時間予測手段28Dは、上記第1の検出手段27−1と上記第2の検出手段27−2と上記第5の検出手段27−5による検出結果に基づき、乾燥時間を予測する。乾燥時間予測手段28Dが、上記第1の検出手段27−1と上記第2の検出手段27−2と上記第5の検出手段27−5による検出結果に基づき、室外乾燥時間を予測する手法は、第4の実施形態と同様である。
上記のようにして作成された室外乾燥時間(予測時間)は、図4に示されたフローチャートの処理によって通知端末3へ通知される。また、乾燥完了の通知も図4に示されたフローチャートの処理によってなされる。本実施形態によれば、室外乾燥時間(予測時間)が室外環境センサS2により得られたデータにより得ることができ、気象データよりも実際に近いデータに基づく乾燥時間予測を行うことができる。
図10に、第6の実施形態に係る乾燥予測システムの構成図を示す。本実施形態に係る乾燥予測システムでは、第1の実施形態に係る乾燥予測システムの構成に対し、コンピュータ部22Eが第6の検出手段27-6を備えると共に、乾燥時間予測手段28Eは、第1の実施形態の乾燥時間予測機能の他に、この実施形態において特有の八分乾燥予測機能を備えている。この機能は、第1の検出手段27−1と第2の検出手段27−2の検出結果に基づき、八分乾燥時間を予測する機能である。
第6の検出手段27-6は、予測時に得られた水分量データが乾燥完了水分閾値THより低い八分乾燥閾値を超えているか否かを検出する。ここで、八分乾燥閾値とは、乾燥完了水分閾値THの80%であっても良いが、生乾きであり、アイロンをかけて乾燥完了となる程度の乾燥状態の閾値の意味であり、例えば、乾燥完了水分閾値THの80〜100%の間で選択することができるものとする。選択のために、サーバ2Eに選択用のスイッチを設けることができる。或いは、通知時乾燥状態が、「水分量データ変化が例えば当初の20分の1以下の値となった状態」である場合に、「水分量データ変化が例えば当初の16分の1以下の値となった状態」を八分乾燥閾値としても良く、更に、乾燥完了水分閾値THの80〜100%の間の値で且つ「水分量データ変化が例えば当初の16分の1以下の値となった状態」を八分乾燥閾値としても良い。また、乾燥対象物が「干物」などのように一夜干しとなるときを八分乾燥閾値としても良い。
乾燥時間予測手段28Eの機能中、この実施形態において備えられている第1の検出手段27−1と第2の検出手段27−2の検出結果に基づき、八分乾燥時間を予測する機能による動作を図11のフローチャートを参照して説明する。乾燥予測機能により得られた近似曲線に基づき、前述の通りの八分乾燥閾値を求め(S21)、得られた水分量データの変化量を求めると共に、近似曲線から八分乾燥閾値を超える時を予測し、八分乾燥予測時間を求める(S22)。
予測時の水分量データが八分乾燥閾値を超えたのかを検出する(S23)。このステップS23においてNOとなると、八分乾燥前と判断し、八分乾燥予測時間を出力して(S24)ステップS21へ戻って処理を続ける。
また、ステップS23においてYESへ分岐すると、八分乾燥完了と判断し、その旨のメッセージを通知端末へ送信して(S25)エンドとなる。本実施形態によれば、乾燥完了以外に、八分乾燥完了と八分乾燥予測時間が通知されるので、ユーザが所望する乾燥状態で乾燥対象物を取り込むことができる。
本実施形態が有する、第6の検出手段27-6と乾燥時間予測手段28Eによる八分乾燥予測機能は、第2〜第5の実施形態に備えさせても良い。
1、1A センサクリップ
2、2A、2B、2C、2D、2E サーバ
3 通知端末
10 水分センサ
11 アンプ
12 A/D変換部
13 コンピュータ部
14 データ送信部
15 電池部
20、20A、20B、20C、20D データ蓄積部
21 データ受信部
22、22A、22B、22C、22D、22E コンピュータ部
23 データ送信部
25、25B、25C、25D データ蓄積手段
26 気象データ取得手段
27−1 第1の検出手段
27−2 第2の検出手段
27−3 第3の検出手段
27−4 第4の検出手段
27−5 第5の検出手段
27−6 第6の検出手段
28、28A、28B、28C、28D、28E 乾燥時間予測手段
29、29A、29B、29C、29D、29E 予測時間出力制御手段
31 データ受信部
32 データ表示部

Claims (17)

  1. 乾燥対象物の水分量データを所定サンプリング間隔でサンプリングして測定する水分センサと、
    予測時に得られた水分量データが乾燥完了水分閾値を超えているか否かを検出する第1の検出手段と、
    予測時以前のサンプリングにより得られた比較対象水分量データから予測時に得られた水分量データの変化量を検出する第2の検出手段と、
    前記第2の検出手段による検出結果に基づき近似法を用いて水分量データ変化の近似曲線であって水分量Iと時間tによる近似曲線を予測時毎に作成し、この近似曲線において水分量変化が当初の所定分の1となるまでの時間である乾燥予測時間を求めると共に前記第1の検出手段による検出結果を用いて乾燥予測時間を得る乾燥時間予測手段と、
    前記乾燥時間予測手段による乾燥予測時間を出力する予測時間出力制御手段と、
    を具備することを特徴とする乾燥予測システム。
  2. 前記水分センサの設置場所における予測時の気象データをシステム外部から取得する気象データ取得手段と、
    水分センサから水分量データが得られる毎に水分量データを、取得したときに気象データを、データ蓄積部へ蓄積するデータ蓄積手段と、
    前記データ蓄積部に蓄積されている予測時以前の気象データから予測時の気象データの変化を検出する第3の検出手段と、
    を具備し、
    前記乾燥時間予測手段は、前記第1の検出手段と前記第2の検出手段と前記第3の検出手段による検出結果に基づき、乾燥予測時間を予測することを特徴とする請求項1に記載の乾燥予測システム。
  3. 気象データには、少なくとも気温、湿度、風速のデータが含まれていることを特徴とする請求項2に記載の乾燥予測システム。
  4. 室内環境データを測定する室内環境センサを具備し、
    データ蓄積手段は、水分センサから水分量データが得られる毎に水分量データと室内環境データを、取得したときに気象データを、データ蓄積部へ蓄積し、
    前記データ蓄積部に蓄積されている予測時以前の室内環境データから予測時の室内環境データの変化を検出する第4の検出手段を具備し、
    前記乾燥時間予測手段は、前記第1の検出手段と前記第2の検出手段と前記第3の検出手段による検出結果に基づき、室外乾燥時間を予測すると共に、前記第1の検出手段と前記第2の検出手段と前記第4の検出手段による検出結果に基づき、室内乾燥時間を予測する、
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の乾燥予測システム。
  5. 室外環境データを測定する室外環境センサと、
    水分センサから水分量データが得られる毎に水分量データと前記室外環境センサにより得られた室外環境データとを、取得したときに気象データを、データ蓄積部へ蓄積するデータ蓄積手段と、
    前記データ蓄積部に蓄積されている予測時以前の室外環境データから予測時の室外環境データの変化を検出する第5検出手段と、
    を具備し、
    前記乾燥時間予測手段は、前記第1の検出手段と前記第2の検出手段と前記第5の検出手段による検出結果に基づき、乾燥予測時間を予測することを特徴とする請求項1に記載の乾燥予測システム。
  6. 環境データには、少なくとも気温、湿度、風速、照度のデータが含まれていることを特徴とする請求項5に記載の乾燥予測システム。
  7. 室内環境データを測定する室内環境センサを具備し、
    データ蓄積手段は、水分センサから水分量データが得られる毎に、水分量データと室外環境データと室内環境データをデータ蓄積部へ蓄積し、
    前記データ蓄積部に蓄積されている予測時以前の室内環境データから予測時の室内環境データの変化を検出する第4の検出手段を具備し、
    前記乾燥時間予測手段は、前記第1の検出手段と前記第2の検出手段と前記第5の検出手段による検出結果に基づき、室外乾燥時間を予測すると共に、前記第1の検出手段と前記第2の検出手段と前記第4の検出手段による検出結果に基づき、室内乾燥時間を予測することを特徴とする請求項5または6に記載の乾燥予測システム。
  8. 予測時に得られた水分量データが乾燥完了水分閾値より低い八分乾燥閾値を超えているか否かを検出する第6の検出手段を備え、
    前記乾燥時間予測手段は、備えられている検出手段の検出結果に基づき、八分乾燥時間を予測することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の乾燥予測システム。
  9. 各センサ中の少なくとも水分センサを備え、乾燥対象物に取り付けられる取付器具と、
    各検出手段と、乾燥時間予測手段とを備えるコンピュータ機器と、
    を具備することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の乾燥予測システム。
  10. コンピュータを、
    乾燥対象物の水分量データを所定サンプリング間隔でサンプリングして測定する水分センサから予測時に得られた水分量データが乾燥完了水分閾値を超えているか否かを検出する第1の検出手段、
    予測時以前のサンプリングにより得られた比較対象水分量データから予測時に得られた水分量データの変化量を検出する第2の検出手段、
    前記第2の検出手段による検出結果に基づき近似法を用いて水分量データ変化の近似曲線であって水分量Iと時間tによる近似曲線を予測時毎に作成し、この近似曲線において水分量変化が当初の所定分の1となるまでの時間である乾燥予測時間を求めると共に前記第1の検出手段による検出結果を用いて乾燥予測時間を得る乾燥時間予測手段、
    前記乾燥時間予測手段による乾燥予測時間を出力する予測時間出力制御手段、
    として機能させることを特徴とする乾燥予測プログラム。
  11. 前記コンピュータを、
    前記水分センサの設置場所における予測時の気象データをシステム外部から取得する気象データ取得手段、
    水分センサから水分量データが得られる毎に水分量データを、取得したときに気象データを、データ蓄積部へ蓄積するデータ蓄積手段、
    前記データ蓄積部に蓄積されている予測時以前の気象データから予測時の気象データの変化を検出する第3の検出手段、
    として機能させ、
    前記コンピュータを、前記乾燥時間予測手段として、前記第1の検出手段と前記第2の検出手段と前記第3の検出手段による検出結果に基づき、乾燥予測時間を予測するように機能させることを特徴とする請求項10に記載の乾燥予測プログラム。
  12. 気象データには、少なくとも気温、湿度、風速のデータが含まれていることを特徴とする請求項11に記載の乾燥予測プログラム。
  13. 前記コンピュータを、データ蓄積手段として、水分センサから水分量データが得られる毎に水分量データと室内環境データを、取得したときに気象データを、データ蓄積部へ蓄積するように機能させ、
    前記コンピュータを、前記データ蓄積部に蓄積されている予測時以前の室内環境データから予測時の室内環境データの変化を検出する第4の検出手段として機能させ、
    前記コンピュータを、前記乾燥時間予測手段として、前記第1の検出手段と前記第2の検出手段と前記第3の検出手段による検出結果に基づき、室外乾燥時間を予測すると共に、前記第1の検出手段と前記第2の検出手段と前記第4の検出手段による検出結果に基づき、室内乾燥時間を予測するように機能させる、
    ことを特徴とする請求項11または12に記載の乾燥予測プログラム。
  14. 前記コンピュータを、水分センサから水分量データが得られる毎に水分量データと前記室外環境センサにより得られた室外環境データとを、データ蓄積部へ蓄積するデータ蓄積手段として機能させ、
    前記コンピュータを、前記データ蓄積部に蓄積されている予測時以前の室外環境データから予測時の室外環境データの変化を検出する第5検出手段として機能させ、
    前記コンピュータを、前記乾燥時間予測手段として、前記第1の検出手段と前記第2の検出手段と前記第5の検出手段による検出結果に基づき、乾燥予測時間を予測するように機能させることを特徴とする請求項10に記載の乾燥予測プログラム。
  15. 環境データには、少なくとも気温、湿度、風速、照度のデータが含まれていることを特徴とする請求項14に記載の乾燥予測プログラム。
  16. 前記コンピュータを、データ蓄積手段として、水分センサから水分量データが得られる毎に、水分量データと室外環境データと室内環境センサにより測定された室内環境データをデータ蓄積部へ蓄積するように機能させ、
    前記コンピュータを、前記データ蓄積部に蓄積されている予測時以前の室内環境データから予測時の室内環境データの変化を検出する第4の検出手段として機能させ、
    前記コンピュータを、前記乾燥時間予測手段として、前記第1の検出手段と前記第2の検出手段と前記第5の検出手段による検出結果に基づき、室外乾燥時間を予測すると共に、前記第1の検出手段と前記第2の検出手段と前記第4の検出手段による検出結果に基づき、室内乾燥時間を予測するように機能させることを特徴とする請求項14または15に記載の乾燥予測プログラム。
  17. 前記コンピュータを、予測時に得られた水分量データが乾燥完了水分閾値より低い八分乾燥閾値を超えているか否かを検出する第6の検出手段として機能させ、
    前記コンピュータを、前記乾燥時間予測手段として、備えられている検出手段の検出結果に基づき、八分乾燥時間を予測するように機能させることを特徴とする請求項10乃至16のいずれか1項に記載の乾燥予測プログラム。
JP2017233140A 2017-12-05 2017-12-05 乾燥予測システム及び乾燥予測プログラム Active JP6618520B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017233140A JP6618520B2 (ja) 2017-12-05 2017-12-05 乾燥予測システム及び乾燥予測プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017233140A JP6618520B2 (ja) 2017-12-05 2017-12-05 乾燥予測システム及び乾燥予測プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019097954A JP2019097954A (ja) 2019-06-24
JP6618520B2 true JP6618520B2 (ja) 2019-12-11

Family

ID=66974789

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017233140A Active JP6618520B2 (ja) 2017-12-05 2017-12-05 乾燥予測システム及び乾燥予測プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6618520B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3990689A1 (en) * 2019-06-28 2022-05-04 Electrolux Appliances Aktiebolag Laundry drying machine and control method thereof
JP7477781B2 (ja) 2022-03-03 2024-05-02 東芝情報システム株式会社 乾燥予測装置及び乾燥予測プログラム
CN117318054B (zh) * 2023-11-28 2024-03-15 深圳安培时代数字能源科技有限公司 光伏电能处理方法及相关装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS44299Y1 (ja) * 1966-10-14 1969-01-08
JPH06347428A (ja) * 1993-06-07 1994-12-22 Oaks:Kk 洗濯物の乾き具合測定システム
JPH08200755A (ja) * 1995-01-30 1996-08-06 Matsushita Seiko Co Ltd 換気乾燥機
JPH11319394A (ja) * 1998-03-19 1999-11-24 Toto Ltd 浴室衣類乾燥装置
JP2003130436A (ja) * 2001-10-23 2003-05-08 Funai Electric Co Ltd 空気調和機
KR101253624B1 (ko) * 2006-03-14 2013-04-10 엘지전자 주식회사 건조기 및 그 건조시간 제어방법
JP2008167889A (ja) * 2007-01-11 2008-07-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 衣類乾燥機
JP6567360B2 (ja) * 2015-08-07 2019-08-28 株式会社ガスター 浴室乾燥機制御装置給湯暖房機プログラム
JP2018134143A (ja) * 2017-02-20 2018-08-30 日本電気株式会社 乾燥予測装置、吊り具、監視システム、制御方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019097954A (ja) 2019-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6618520B2 (ja) 乾燥予測システム及び乾燥予測プログラム
US10049555B2 (en) Water heater leak detection system
US6230980B1 (en) Ventilation controlling apparatus
JP6537719B2 (ja) 空調制御装置、空気調和機、及び空調システム
US8949051B2 (en) Apparatus and method for sub-metering of household devices
JP2016064077A (ja) 洗濯日推奨システム,洗濯日推奨装置および物干し器具
CN109323366B (zh) 空调器的控制方法、装置及空调器
CN112834067A (zh) 移动终端获取环境温度的方法、装置、移动终端及介质
JP2019020034A (ja) 空気調和機
US10330330B2 (en) System and method for climate control in a building
CN109478154A (zh) 网关装置、固件更新方法以及固件更新程序
JP6865443B2 (ja) 洗濯乾燥予測装置、洗濯乾燥予測方法、洗濯乾燥予測用プログラム
JP6765772B2 (ja) 住環境報知装置、住環境報知用プログラム、住環境報知システム
WO2016075877A1 (ja) 断熱性能推定装置、および、プログラム
JP5988217B2 (ja) 部屋の熱特性推定装置、プログラム
CN115097687B (zh) 扫描终端、加热控制方法、装置及存储介质
US9335353B2 (en) Electric power consumption measuring mechanism
CN107490124B (zh) 取暖设备及室内通风检测方法和检测装置
CN114046560A (zh) 一种温度调节方法、装置、供暖设备及供暖系统
JP6513231B2 (ja) 消費電力予測装置、消費電力予測システム、消費電力予測方法、及び、プログラム
JP2018160758A (ja) 斜面監視装置、斜面監視方法、および、斜面監視プログラム
CN113822476A (zh) 晾晒物的收取方法、系统、装置、设备及存储介质
US11268233B2 (en) System for monitoring a drying process and method for the operation thereof
KR101127966B1 (ko) 전기기기의 동작에 따른 소비 전력 수집 방법 및 시스템
KR20070098170A (ko) 홈 네트워크를 이용한 댁내 환경 관리 시스템 및 그 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180808

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190528

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190618

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190808

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191112

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191112

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6618520

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250