JP6865443B2 - 洗濯乾燥予測装置、洗濯乾燥予測方法、洗濯乾燥予測用プログラム - Google Patents

洗濯乾燥予測装置、洗濯乾燥予測方法、洗濯乾燥予測用プログラム Download PDF

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Description

この発明は、洗濯乾燥予測装置、洗濯乾燥予測方法、洗濯乾燥予測用プログラムに関するものである。
従来の洗濯乾燥に関する予測やスケジュールを得ることができるものとして、使用可能な複数の乾燥手段の単位時間当たりの消費エネルギー、各乾燥手段乾燥能力情報を有する乾燥能力テーブルと、入出力手段を用いて取得した乾燥開始時刻及び乾燥完了時刻を記憶する記憶部と、時刻情報を取得するタイマと、乾燥能力情報と前記乾燥開始時刻と前記乾燥完了時刻とに基づいて洗濯乾燥のスケジュールを生成するスケジュール決定部とを備えたシステムが特許文献1に記載されている。
この特許文献1に記載のシステムは、更に、天候情報取得部と、各乾燥手段の乾燥能力を取得する乾燥能力取得部とを備えており、上記スケジュール決定部は、乾燥完了時刻までに最も少ないエネルギーで洗濯物を乾燥できるように乾燥手段を組み合わせてスケジュールを作成するものである。
特許文献2には、衣類に付されたRFIDタグから情報を取り出して洗濯物データベースに格納すると共にネットワークを介して時間帯ごとの天気予報を取得する衣類の乾燥状態予測プログラムが開示されている。このプログラムでは、洗濯物データベースに格納した衣類の属性と、取得した時間帯ごとの天気予報とに基づいて、洗濯した衣類の乾燥状態を予測する。
特許文献3には、洗濯物の水分量データと洗濯物データと環境データから予め定められたアルゴリズムで洗濯物の乾燥時間を計算する乾燥時間データ作成装置が開示されている。この乾燥時間データ作成装置は、データの入出力を行うユーザーインターフェイス装置と共に洗濯物乾燥時間推測システムを構成する。上記乾燥時間データ作成装置は、水分量データを受信するデータ受信手段と、水分量データと洗濯物データと環境データから洗濯物の乾燥時間を計算する乾燥時間演算手段を備えている。また、上記ユーザーインターフェイス装置は、洗濯物データベースを備え、ユーザーが洗濯物データと環境データを入力するためのデータ入力手段と、乾燥時間を表示するための乾燥時間表示手段と、ディスプレイを備えている。
特許文献4には、洗濯物等の乾燥対象物の乾燥タイミングを高精度に予測、報知することができる乾燥予測装置が開示されている。この乾燥予測装置は、乾燥対象物の重量と上記乾燥対象物を干している場所の気象情報とに基づいて、上記乾燥対象物の乾燥タイミングを予測する予測部と、前記予測の結果を通知する通知部と、を備える。
乾燥予測部は、洗濯物を干す際に洗濯物を掛けるための器具であり、例えば、衣服を掛けるハンガーの形状である吊り具を備える。吊り具は、電源、給電部、衛星受信部、検出部、制御部、通信部、アンテナを備える。吊り具の位置情報と、QZSS(Global Navigation Satellite System)受信部から取得した吊り具の位置における気象情報と、外部環境情報及び洗濯物状態情報と、吊り具の位置における天気の変化の予測情報とに基づいて、吊り具に掛けられている洗濯物の洗濯物乾燥時刻txを予測する。なお、乾燥予測部は、洗濯物乾燥時刻txを予測する際に、より正確に洗濯物乾燥時刻txを予測するために補正を行う。
特許文献5には、従来の構成のものは、静止している被検知物の水分絶対量を一時点の計測だけで水分量の計測する原理のものであるから、衣類乾燥機の乾燥終了検知などに用いるには、構成が複雑で高価なものになるという課題を有しているとして、これらを解決する衣類乾燥機が提案されている。この衣類乾燥機は、受光手段を用いて衣類の水分量を判別する。即ち、水分を含むことにより反射光が減衰するため、乾燥率が低いほど山が低くなったヒストグラムが得られる。従って、ヒストグラムの形状を判別すれば、衣類の水分量が判別できる。ヒストグラムを判別する信号処理方法の一例として、ヒストグラムの面積または、面積を総頻度数で割った平均値を算出する方法があるとしている。つまり、乾燥率の高い乾燥した衣類では平均値が大きくなり、乾燥率の低い濡れた衣類では平均値が大きくなる。サンプリングした受光出力値の分散値を算出すれば、衣類の乾燥率の高低が判別できる。受光手段の受光出力の時間変化を使って検出を行うことで、1つの受光手段だけの構成で、乾燥終了や規定の乾燥率までの所要時間や布量判定ができるとしている。
特開2006−296993号公報 特開2008−194153号公報 特開2016−49421号公報 特開2018−134143号公報 特開平10−290898号公報
本発明は、洗濯物の材質や厚みなどの条件によらずに、乾燥時間を予測することができる洗濯乾燥予測装置、洗濯乾燥予測方法、洗濯乾燥予測用プログラムを提供することを目的とする。
実施形態に係る洗濯乾燥予測装置は、洗濯物の乾燥度合値を検出する乾燥度合値センサにより得られた洗濯物に関する乾燥度合値の時系列データにより構成される乾燥度合曲線についての所定の変化量を示す基準変化量閾値M、前記変化量を検出する時間間隔を示す基準時間間隔N、洗濯の開始から前記乾燥度合曲線が前記所定変化量となる時点である基準変化点までの時間を示す基準乾燥前半時間X、前記基準変化点から前記乾燥度合曲線の値が乾燥完了を示す乾燥完了閾値となるまでの時間を示す基準乾燥後半時間Yを含む洗濯乾燥予測に用いる基準値情報が記憶されたデータ記憶部を備え、前記乾燥度合値センサから乾燥予測すべき洗濯物に関する乾燥度合値の時系列データが得られると、現時点の乾燥度合値が前記乾燥完了閾値以上であるかに基づき乾燥完了を検出する乾燥完了検出手段と、前記基準値情報と、前記乾燥予測すべき洗濯物に関する乾燥度合値の時系列データとに基づき、前記洗濯物に関する乾燥度合値の時系列データにより構成される乾燥度合曲線について、前記基準変化量閾値M以上となる時点である変化点を検出して、前記乾燥予測すべき洗濯物の洗濯開始時から前記変化点までの時刻を示す変化点通過時間chgを求める変化点通過時間検出手段と、前記乾燥完了検出手段による検出結果と、前記変化点通過時間検出手段による検出結果とに基づき、前記乾燥予測すべき洗濯物の乾燥予測時間を算出する乾燥予測時間算出手段とを具備することを特徴とする。
本発明の第1の実施形態に係る洗濯乾燥予測装置を用いて構成した洗濯支援システムの構成図。 本発明の実施形態に係る洗濯乾燥予測装置による洗濯乾燥予測に用いる乾燥度合曲線を示す図。 本発明の実施形態に係る洗濯乾燥予測装置を構成するコンピュータの構成を示す図。 本発明の実施形態に係る洗濯乾燥予測装置による基準値情報算出の処理を示すフローチャート。 本発明の実施形態に係る洗濯乾燥予測装置による基準値情報算出の処理を示すフローチャート。 本発明の実施形態に係る洗濯乾燥予測装置による乾燥予測処理を示すフローチャート。 本発明の第2の実施形態に係る洗濯乾燥予測装置を用いて構成した洗濯支援システムの構成図。 本発明の第2の実施形態に係る洗濯乾燥予測装置が用いる基準値情報が区分されて格納されたテーブル内容を示す図。
以下添付図面を参照して、本発明に係る洗濯乾燥予測装置、洗濯乾燥予測方法、洗濯乾燥予測用プログラムの実施形態を説明する。各図において、同一の構成要素には同一の符号を付して重複する説明を省略する。図1には、本発明の実施形態に係る洗濯乾燥予測装置を用いて構成した洗濯支援システムの構成図が示されている。この洗濯支援システムは、洗濯物を乾燥する場所として例えば乾燥室100を備える。この乾燥室100は一例に過ぎず、屋外やベランダ等などでも良いことは勿論である。この洗濯支援システムは、乾燥室100以外に、サーバ300、洗濯支援デバイス400、中継デバイス200を備える。
乾燥室100には、換気装置101、温風装置102を備えていることが洗濯乾燥の環境を一定化させる観点から望ましいが、特にこれらは備えられていなくとも良い。乾燥室100には、乾燥度合値センサ103が付設されている。乾燥度合値センサ103は、洗濯物104の乾燥度合値を検出するものであり、洗濯物104に接触し或いは洗濯物104を挟むなどしてそのインピーダンスなどを乾燥度合値とするものなどを採用することができる。乾燥度合値センサ103は、洗濯物104の乾燥度合値を検出できれば、光や画像を用いるものであっても良い。また、乾燥度合値センサ103は、1つの洗濯物104に関する乾燥度合値を検出するものとする。乾燥度合値センサ103には送信器105が接続され、送信器105は乾燥度合値センサ103により得られた乾燥度合値データを送信する。乾燥度合値センサ103と送信器105は、セットで設けられ、1セット以上設けることができる。
中継デバイス200は、乾燥度合値センサ103から送られた乾燥度合値データをサーバ300まで送る中継施設である。従って、中継デバイス200は物理的に1個でなくとも良い。中継デバイス200には、受信部201と、受信部201に接続される送信部202が備えられている。受信部201において乾燥度合値センサ103から送られた乾燥度合値データを受信し、増幅するなどして送信部202へ送出し、送信部202からサーバ300へ送信する。
サーバ300は、1台以上のサーバにより構成されるクラウドと称される構成を採用することができる。サーバ300には、送受信部301、乾燥予測管理部302、データ記憶部303、洗濯乾燥予測装置310を備える。送受信部301は、中継デバイス200及び洗濯支援デバイス400との間でデータ等の送受を行うものである。乾燥予測管理部302は、中継デバイス200から到来する乾燥度合値データをデータ記憶部303へ記憶し、乾燥度合値データの到来を洗濯乾燥予測装置310へ通知し、洗濯乾燥予測装置310から送られたデータ等を送受信部301から洗濯支援デバイス400へ送信する。
データ記憶部303は、乾燥予測管理部302によって格納された乾燥度合値データや洗濯乾燥予測に用いる基準値情報を記憶する。この基準値情報はシステムが起動される前にデータ記憶部303に記憶されていても良く、或いは、洗濯支援デバイス400がシステム起動後に算出して記憶するようにしても良い。洗濯支援デバイス400は、サーバなどにより構成されるコンピュータであることができる。洗濯乾燥予測装置310は、データ記憶部303に記憶されている洗濯乾燥予測に用いる基準値情報を用いて乾燥予測すべき洗濯物の乾燥予測時間を算出して乾燥予測管理部302へ送り、洗濯支援デバイス400へ送信させるものである。
また、本実施形態では洗濯支援デバイス400は、乾燥予測管理部302によってデータ記憶部303に記憶された中継デバイス200を経由して到来する乾燥度合値データを用いて、洗濯乾燥予測に用いる基準値情報を算出し、これをデータ記憶部303に記憶するものとする。
次に、本実施形態における洗濯乾燥予測の原理について説明する。洗濯物104の乾燥度合値を検出する乾燥度合値センサ103により得られた洗濯物に関する乾燥度合値の時系列データにより構成される乾燥度合曲線は、概ね図2に示されるように変化する。この図では、縦軸に乾燥度合値AD(t)をとり、横軸を時間軸としている。乾燥度合曲線は、洗濯物104の乾燥開始から暫くは概ねフラットであり、急に傾きが生じる点である変化点を経て、乾燥度合値AD(t)が大きくなりながら時間経過して、ある時点から再び概ねフラットとなる。
洗濯物104の乾燥開始から上記変化点までを乾燥前半時間xと称し、上記変化点から乾燥度合値AD(t)が大きくなりながら時間経過して、再び概ねフラットとなるときの乾燥度合値AD(t)を乾燥完了閾値dry_ADと称する。上記変化点から乾燥完了値dry_ADとなるまでの時間を乾燥後半時間yと称する。乾燥度合値AD(t)が最初に乾燥完了閾値dry_AD以上となるまでの時間を乾燥完了時間dry_tと称する。
以上の情報を得ることができれば、乾燥時間予測は可能である。しかしながら、洗濯物104は材質や厚みが異なり、温度や湿度などの環境データが異なる。そこで、洗濯乾燥予測に用いる基準値情報を求めて、基準値情報を用いて乾燥予測を行う。
基準値情報は、洗濯物の乾燥度合値を検出する乾燥度合値センサにより得られた洗濯物に関する乾燥度合値の時系列データにより構成される乾燥度合曲線についての所定の変化量を示す基準変化量閾値Mである。また、基準値情報は、上記変化量を検出する時間間隔を示す基準時間間隔Nである。また、基準値情報は、洗濯の開始から上記乾燥度合曲線が上記所定変化量となる時点である基準変化点までの時間を示す基準乾燥前半時間Xである。また、基準値情報は、上記基準変化点から前記乾燥度合曲線の値が乾燥完了を示す乾燥完了閾値となるまでの時間を示す基準乾燥後半時間Yである。基準値情報は、上記を含むものである。
本実施形態に係る洗濯乾燥予測装置310を構成するコンピュータ80は、図3に示すように、基準値情報算出手段31を備える。基準値情報算出手段31は、上記基準値情報を、上記乾燥度合値センサ103により得られた複数の過去の洗濯物に関する乾燥度合値の時系列データにより構成される乾燥度合曲線を用いて算出するものである。即ち、この基準値情報算出手段31による処理は、データ記憶部303に乾燥度合値データが所定程度蓄積された以降に行うものである。
基準値情報算出手段31は、変化量算出手段32、候補変化点検出手段33、候補乾燥前半時間算出手段34、候補乾燥後半時間算出手段35を備えている。変化量算出手段32は、複数(i=1,2,・・・,k)の過去の洗濯物に関する乾燥度合値の時系列データから一の時系列データを一つずつ順次取り出し、この取り出された時系列データにより構成される乾燥度合曲線について変化量を、検出する時間間隔を複数の候補時間間隔nを適用して求めるものである。ここに、nは、自然数1、2、3、・・・であり、最大値は適宜決定されるもので例示に過ぎず、本実施形態では、10とする。即ち、n=1、2、3、・・・、10である。
候補変化点検出手段33は、上記で求めた変化量を複数の変化量閾値mで評価してそれぞれの変化量閾値m以上となる候補変化点を全て求めるものである。mは、自然数1、2、3、・・・であり、最大値は適宜決定されるもので例示に過ぎず、本実施形態では、10とする。即ち、m=1、2、3、・・・、10である。
候補乾燥前半時間算出手段34は、上記全ての候補変化点について、洗濯開始からの時間である候補乾燥前半時間xi(n,m)を求めるものである。候補乾燥後半時間算出手段35は、上記候補変化点を全て用いて、上記候補変化点から上記乾燥度合曲線の値が乾燥完了を示す乾燥完了閾値となるまでの時間を示す候補乾燥後半時間yi(n,m)を求めるものである。
上記変化量算出手段32、候補変化点検出手段33、候補乾燥前半時間算出手段34、候補乾燥後半時間算出手段35による処理動作を図4に示すフローチャートを参照して説明する。データ記憶部303に蓄積された複数(i=1,2,・・・,k)の過去の洗濯物に関する乾燥度合値の時系列データから一の時系列データ(1洗濯物ごと)を取り出し(S11)、乾燥度合値AD(t)が最初に乾燥完了値dry_AD以上となるまでの時間を乾燥完了時間dry_tを求める(S12)。
以上の処理により、データ記憶部303に蓄積された全ての洗濯物の乾燥度合値の時系列データ(i個のデータ)から、それぞれの乾燥完了時間dry_tが求まる。次に、候補変化点を求める(S13)。処理を行っている乾燥度合値の時系列データにおける処理位置(処理時点)における乾燥度合値をAD(t)とする。
データ記憶部303に蓄積された過去の乾燥度合値AD(t)の測定結果のi件目の乾燥度合値AD(t)の測定結果の経過時間tにおける乾燥度合値AD(t)をADi(t)とする(i=1,2,・・・,k)。
データ記憶部303に蓄積された過去の乾燥度合値AD(t)の測定結果のi件目のADi(t)が乾燥終了とみなす乾燥度合値AD(t)である乾燥完了値dry_AD(規定値1000など)以上となる最初(最小)の経過時間である乾燥完了時間dry_tiを次式により求める。
Figure 0006865443


ADi(t)とそのn分前の乾燥度合値ADi(t−n)における平均変化量gi(t,n)を、次式により求める。
Figure 0006865443

このgi(t,n)の点が候補変化点である。
ここで、n=1、2、3、・・・、10であり、m=1、2、3、・・・、10であるから、候補変化点はnとmの組合せだけ得られる。次に、候補乾燥前半時間xと候補乾燥後半時間yを求める(S14)。
また、gi(t,n)がm以上となる最初の経過時間である候補変化点については、洗濯開始時から候補変化点までの候補乾燥前半時間xi(n,m)は、
Figure 0006865443

から求められる。
i(n,m)からdry_tiまでの経過時間である候補乾燥前半時間yi(n,m)を次式により求める。
Figure 0006865443

以上の処理により、(n,m)の組み合わせごとのxi(n,m)とyi(n,m)が求まる。
これをk件目まで繰り返す。
基準値情報算出手段31は、上記候補時間間隔nと上記変化量閾値mと上記候補乾燥前半時間xと上記候補乾燥後半時間yとを用いて、上記基準変化量閾値M、上記基準時間間隔N、上記基準乾燥前半時間X、上記基準乾燥後半時間Yを求める。上記を実現するため、基準値情報算出手段31は更に、図3に示すように、選択手段36を具備している。
選択手段36は、(n,m)の組み合わせ毎に、候補乾燥前半時間xi(n,m)と候補乾燥後半時間yi(n,m)の最大値MAX(xi(n,m))とMAX(yi(n,m))を求めると共に、乾燥完了までの最大値WORST(n,m)を
Figure 0006865443
として求める。このように選択手段36は、候補乾燥前半時間xi(n,m)と候補乾燥後半時間yi(n,m)の最大値MAX(xi(n,m))とMAX(yi(n,m))から、乾燥完了までの最大値であるWORST(n,m)を選択する。
上記において求められる乾燥完了までの最大値WORST(n,m)はi個あるので、i個の乾燥完了までの最大値WORST(n,m)の中で最小のWORST(n,m)をMIN(WORST(n,m))として求める。
ただし、MIN(WORST(n,M))が複数ある場合、最小のMAX(xi(n,m))である、MIN(MAX(xi(n,m)))を求め、更に、MIN(MAX(xi(n,m)))が複数ある場合、最小のnであるMIN(n)を求め、更に、MIN(n)が複数ある場合、最小のmであるMIN(m)を求める。
基準値情報算出手段31は、このようにして求めた、WORST(n,m)、MAX(xi(n,m))とMAX(yi(n,m))とから、洗濯物に関する乾燥度合値の時系列データにより構成される乾燥度合曲線についての所定の変化量を示す基準変化量閾値M、前記変化量を検出する時間間隔を示す基準時間間隔N、洗濯の開始から前記乾燥度合曲線が前記所定変化量となる時点である基準変化点までの時間を示す基準乾燥前半時間X、前記基準変化点から前記乾燥度合曲線の値が乾燥完了を示す乾燥完了閾値となるまでの時間を示す基準乾燥後半時間Yを、
N:WORST(n,m)のn
M:WORST(n,m)のm
X:WORST(n,m)のMAX(xi(n,m))
Y:WORST(n,m)のMAX(yi(n,m))
として決定する。
上記選択手段36と、上記選択手段36の処理を受けた基準値情報算出手段31による処理動作を図5に示すフローチャートを参照して説明する。まず、(n,m)の組み合わせ毎に、候補乾燥前半時間xi(n,m)と候補乾燥後半時間yi(n,m)の最大値MAX(xi(n,m))とMAX(yi(n,m))を求める(S21)。
次に、ステップS21において求めた最大値MAX(xi(n,m))とMAX(yi(n,m))とから、乾燥完了までの最大値WORST(n,m)を求める(S22)。この最大値WORST(n,m)を求める式は、上記の式5である。
次に、このようにして求めた、WORST(n,m)と、MAX(xi(n,m))とMAX(yi(n,m))とから、WORST(n,m)のnをNとし、WORST(n,m)のmをMとし、WORST(n,m)を構成するMAX(xi(n,m))をXとし、WORST(n,m)を構成するMAX(yi(n,m))をYとし、これらを基準値情報としてデータ記憶部303へ記憶する(S23)。これら基準値情報は、乾燥予測に用いられる。なお、データ記憶部303に記憶されている洗濯物の時系列データ数が所定数(例えば、5件)より少ない場合には、上記のように基準値情報を求めることはせずに、デフォルトの基準値情報をデータ記憶部303に記憶しておき、乾燥予測に用いることもできる。
コンピュータ80は、図3に示されるように、乾燥完了検出手段81、変化点通過時間検出手段82、乾燥予測時間算出手段83を有している。乾燥完了検出手段81は、上記乾燥度合値センサ103から乾燥予測すべき洗濯物に関する乾燥度合値の時系列データが得られると、現時点の乾燥度合値が上記乾燥完了閾値以上であるかに基づき乾燥完了を検出するものである。
変化点通過時間検出手段82は、上記基準値情報と、上記乾燥予測すべき洗濯物に関する乾燥度合値の時系列データとに基づき、上記洗濯物に関する乾燥度合値の時系列データにより構成される乾燥度合曲線について、上記基準変化量閾値M以上となる時点である変化点を検出して、上記乾燥予測すべき洗濯物の洗濯開始時から前記変化点までの時刻を示す変化点通過時間chgを求めるものである。
乾燥予測時間算出手段83は、上記乾燥完了検出手段81による検出結果と、上記変化点通過時間検出手段82による検出結果とに基づき、上記乾燥予測すべき洗濯物の乾燥予測時間を算出するものである。
以下に、上記乾燥完了検出手段81、変化点通過時間検出手段82、乾燥予測時間算出手段83による乾燥予測処理動作を図6に示すフローチャートを参照して説明する。このフローチャートは、1つの洗濯物に関する処理を示している。動作がスタートとなり、乾燥完了フラグと変化点検出フラグをリセットし(S31)、乾燥度合値センサから乾燥予測すべき洗濯物の乾燥度合値の時系列データが到来したかを検出する(S32)。時系列データが到来すると、乾燥完了フラグの状態を検出する(S33)と共に変化点検出フラグの状態を検出する(S34)。当初においては、乾燥完了フラグも変化点検出フラグもリセット状態であろうことから、ステップS35へ進むこととなる。
ステップS35においては、乾燥完了の検出を行う。つまり、現時点の乾燥度合値が乾燥完了閾値dry_AD以上となったかを検出し(S35)、乾燥完了状態であるか否か判定する(S36)。この結果、乾燥完了状態であると判定されると、乾燥完了フラグをセット状態とし、乾燥予測時間をゼロとして報知する(S37)。このステップS37を終了した後には、ステップS32へ戻って処理を続ける。
ステップS36において、乾燥完了状態ではないと判定されると、変化点の検出処理を行う(S38)。具体的には、現時点の時刻をtとし、現時点の乾燥度合値をAD(t)とし、基準値情報として変化量を検出する時間間隔を示す基準時間間隔Nを用いることにより変化量g(t)は、
g(t)=(AD(t)−AD(t−N))/N・・・・(式6)
となる。
変化点は、上記式6の値を基準変化量閾値Mで評価し、g(t)≧Mとなっているか否かにより変化点を検出できたか否かを判定する(S39)。g(t)≧Mとなっていなければ、NOへ分岐し、基準乾燥前半時間Xと基準乾燥後半時間Yを用いて、乾燥時間として(X+Y−t)を作成し、この(X+Y−t)を乾燥予測時間として報知する(S41)。この(X+Y−t)が0以下であれば、0を乾燥予測時間とする。このステップS41を終了した後には、ステップS32へ戻って処理を続ける。
また、ステップS39において変化点を検出できたと判定されると、変化点検出フラグをセット状態に遷移させて、変化点を検出できた時点を変化点通過時点chgとして検出し、この変化点通過時点chgを保持する(S42)。次に、この変化点通過時点chgと基準乾燥後半時間Yとを用いて乾燥時間として(Y−(t−chg))を作成し、この(Y−(t−chg))を乾燥予測時間として報知する(S43)。この(Y−(t−chg))が0以下であれば、0を乾燥予測時間とする。このステップS43を終了した後には、ステップS32へ戻って処理を続ける。
上記ステップS37、ステップS41、ステップS43における報知により洗濯支援デバイス400が報知を受けて表示部402へ乾燥予測時間を表示する。洗濯支援デバイス400は、例えばスマートフォン、携帯電話機、PDA(パーソナルディジタルアシスタント)、パーソナルコンピュータなどによって構成することができる。この洗濯支援デバイス400は、入力送受信部401、表示部402、コントロール部403を備える。
入力送受信部401から入力を行って洗濯乾燥予測のサービスをサーバ300へ要求することができる。この洗濯乾燥予測のサービスを最初に行う場合には、洗濯支援デバイス400のアドレスと、乾燥度合値センサ103の識別情報(乾燥度合値センサ103が複数であるときには、それらの識別情報)などを入力してサービスの申し込みをすることができ、これらの情報はサーバ300において記憶される。
乾燥度合値センサ103から乾燥予測すべき洗濯物に関する乾燥度合値の時系列データがサーバ300へ到来したときに、サーバ300は上記の如く予測を行って、予測時間を報知する。この場合に、上記において記憶されているサービスの申し込み情報が活用され、複数の乾燥度合値センサ103から乾燥予測すべき洗濯物に関する乾燥度合値の時系列データが到来しているときには、これら複数の洗濯物に関する乾燥時間を予測して、一括して或いは離散的に報知を行うことができる。報知の形態は、電子メールによるサービスの形態を採っても良い。また、1つの洗濯物に関する乾燥時間を予測は、乾燥度合値センサ103の識別情報と共に報知するようにし、何れの洗濯物がどれくらいで乾燥するかユーが知り得るようにすることができる。
以上の通り、本実施形態によれば、洗濯物の乾燥度合値を検出する数多くの乾燥度合値センサにより得られた洗濯物に関する乾燥度合値の時系列データにより構成される乾燥度合曲線を用いて洗濯乾燥予測に用いる基準値情報を求め、これを用いて洗濯乾燥予測を行うので、洗濯物の材質や厚みなどの条件によらずに、乾燥時間を予測することができる。
なお、本実施形態においては、洗濯乾燥予測に用いる基準値情報を求めて、その後に保持して予測に用いるものとしたが、洗濯乾燥予測に用いる基準値情報を他のシステムにおいて算出し、これをデータ記憶部303へ記憶して用いるようにしても良い。
次に、第2の実施形態に係る洗濯乾燥予測装置を説明する。図7には、本実施形態に係る洗濯乾燥予測装置を用いて構成した洗濯支援システムの構成図が示されている。この洗濯支援システムの構成は、基本的に図1に示した洗濯支援システムの構成と同一である。外形上で異なっているのは、洗濯乾燥場所の環境センサ501が乾燥室100に設けられている点を挙げることができる。環境センサ501は、温度センサ、湿度センサ、風量(或いは風速)センサ、気圧センサの内、少なくとも温度センサと湿度センサから構成される。環境センサ501には、送信器502が接続されており、送信器502は環境センサ501により得られた温度、湿度、風量(或いは風速)、気圧などの場所環境情報を中継デバイス200を経由してサーバ300へ送る。
また、洗濯乾燥場所の周辺の環境情報を収集する周辺環境情報取得装置600からサーバ300が周辺環境情報を送受信部301にて受信するように構成されている。洗濯乾燥場所の周辺とは、洗濯乾燥場所を中心とする例えば半径1Kmのエリアの範囲とし、周辺環境情報取得装置600は気象情報等を提供してくれる業者の端末などとすることができる。周辺環境情報取得装置600からは、湿度や温度、風量(或いは風速)、気圧などやその時の天気(晴れ、雨、曇り等)の環境情報が提供される。
乾燥予測管理部302Aは、中継デバイス200から到来する乾燥度合値データを場所環境情報及び周辺環境情報と共にデータ記憶部303Aへ記憶する。洗濯乾燥予測装置310Aは、第1の実施形態の洗濯乾燥予測装置310と同様に基準値情報を算出する。算出した基準値情報をデータ記憶部303Aへ記憶する際に、洗濯乾燥場所の少なくとも気温、湿度を含む場所環境情報と、洗濯乾燥場所の周辺環境情報に応じて区分して記憶する。例えば、基準値情報を図8に示すように区分したテーブルとして記憶することができる。図8のテーブルにおける基準値情報JA、JB、JC、・・・は、異なる値の基準値情報を含むものである。このテーブルでは、周辺環境情報に天気に係る環境情報が含まれていないが、含まれていても良いことは勿論である。
本実施形態では、乾燥予測すべき洗濯物に関する乾燥度合値の時系列データと共に場所環境情報を取り込み、更に、この取込時に洗濯乾燥場所の周辺環境情報を取り込む。このときにおけるこれらの環境情報を、乾燥予測時場所環境情報と乾燥予測時周辺環境情報と称する。上記乾燥完了検出手段81、上記変化点通過時間検出手段82、上記乾燥予測時間算出手段83は、乾燥予測時場所環境情報と乾燥予測時周辺環境情報に対応する区分の基準値情報を用いて処理を行う。つまり、図8に示したテーブルにおける場所環境情報の範囲に乾燥予測時場所環境情報があり、周辺環境情報の範囲に乾燥予測時周辺環境情報がある、区分の基準値情報を選択して乾燥予測を行う。本実施形態によれば、乾燥予測時場所環境情報と乾燥予測時周辺環境情報応じて、対応する区分の基準値情報を選択して乾燥予測を行うので、採用する基準値情報として適切なものを選択することができ、予測の精度を向上させることが期待できる。
なお、本実施形態においては、基準値情報を求めて区分したテーブルを作成し、その後に保持して予測に用いるものとしたが、洗濯乾燥予測に用いる基準値情報を他のシステムにおいて算出し区分したテーブル等の形態とし、これをデータ記憶部303Aへ記憶して用いるようにしても良い。また、本実施形態においても第1の実施形態においても、中継デバイス200を備えているが、この中継デバイス200は必ずしも設けられていなくとも良い。
本実施形態によっても、洗濯物の材質や厚みなどの条件によらずに、乾燥時間を予測することができる。しかも、本実施形態では、乾燥予測時場所環境情報と乾燥予測時周辺環境情報応じて、対応する区分の基準値情報を選択して乾燥予測を行うので、異なる洗濯乾燥の場所の環境条件に応じて適切な基準値情報を選択して予測が行われ、より高精度な予測へとつなげることができる。
31 基準値情報算出手段
32 変化量算出手段
33 候補変化点検出手段
34 候補乾燥前半時間算出手段
35 候補乾燥後半時間算出手段
36 選択手段
80 コンピュータ
81 乾燥完了検出手段
82 変化点通過時間検出手段
83 乾燥予測時間算出手段
100 乾燥室
103 乾燥度合値センサ
104 洗濯物
105 送信器
200 中継デバイス
201 受信部
202 送信部
300 サーバ
301 送受信部
302 乾燥予測管理部
302A 乾燥予測管理部
303 データ記憶部
303A データ記憶部
310 洗濯乾燥予測装置
310A 洗濯乾燥予測装置
400 洗濯支援デバイス
401 入力送受信部
402 表示部
403 コントロール部
501 環境センサ
502 送信器
600 周辺環境情報取得装置

Claims (18)

  1. 洗濯物の乾燥度合値を検出する乾燥度合値センサにより得られた洗濯物に関する乾燥度合値の時系列データにより構成される乾燥度合曲線についての所定の変化量を示す基準変化量閾値M、前記変化量を検出する時間間隔を示す基準時間間隔N、洗濯の開始から前記乾燥度合曲線が前記所定変化量となる時点である基準変化点までの時間を示す基準乾燥前半時間X、前記基準変化点から前記乾燥度合曲線の値が乾燥完了を示す乾燥完了閾値となるまでの時間を示す基準乾燥後半時間Yを含む洗濯乾燥予測に用いる基準値情報が記憶されたデータ記憶部を備え、
    前記乾燥度合値センサから乾燥予測すべき洗濯物に関する乾燥度合値の時系列データが得られると、現時点の乾燥度合値が前記乾燥完了閾値以上であるかに基づき乾燥完了を検出する乾燥完了検出手段と、
    前記基準値情報と、前記乾燥予測すべき洗濯物に関する乾燥度合値の時系列データとに基づき、前記洗濯物に関する乾燥度合値の時系列データにより構成される乾燥度合曲線について、前記基準変化量閾値M以上となる時点である変化点を検出して、前記乾燥予測すべき洗濯物の洗濯開始時から前記変化点までの時刻を示す変化点通過時間chgを求める変化点通過時間検出手段と、
    前記乾燥完了検出手段による検出結果と、前記変化点通過時間検出手段による検出結果とに基づき、前記乾燥予測すべき洗濯物の乾燥予測時間を算出する乾燥予測時間算出手段と
    を具備することを特徴とする洗濯乾燥予測装置。
  2. 前記乾燥予測時間算出手段は、
    前記乾燥完了検出手段による乾燥完了が検出されている場合には、予測時間をゼロ時間と予測し、
    前記変化点通過時間検出手段により前記変化点が検出されない場合には、現時点までの時間をtとして、予測時間を「X+Y−t」と予測し、
    前記変化点通過時間検出手段により前記変化点通過時間chgが求められた場合には、現時点までの時間をtとして、「Y−(t−chg)」と予測する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の洗濯乾燥予測装置。
  3. 前記基準値情報を、前記乾燥度合値センサにより得られた複数の過去の洗濯物に関する乾燥度合値の時系列データにより構成される乾燥度合曲線を用いて算出する基準値情報算出手段を具備することを特徴とする請求項1または2に記載の洗濯乾燥予測装置。
  4. 前記基準値情報算出手段は、
    複数の過去の洗濯物に関する乾燥度合値の時系列データから一の時系列データを取り出し、この取り出された時系列データにより構成される乾燥度合曲線について変化量を、検出する時間間隔を複数の候補時間間隔nを適用して求める変化量算出手段と、
    前記求めた変化量を複数の変化量閾値mで評価してそれぞれの変化量閾値m以上となる候補変化点を全て求める候補変化点検出手段と、
    前記全ての候補変化点について、洗濯開始からの時間である候補乾燥前半時間xを求める候補乾燥前半時間算出手段と、
    前記候補変化点を全て用いて、前記候補変化点から前記乾燥度合曲線の値が乾燥完了を示す乾燥完了閾値となるまでの時間を示す候補乾燥後半時間yを求める候補乾燥後半時間算出手段と、
    を具備し、
    前記候補時間間隔nと前記変化量閾値mと前記候補乾燥前半時間xと前記候補乾燥後半時間yとを用いて、前記基準変化量閾値M、前記基準時間間隔N、前記基準乾燥前半時間X、前記基準乾燥後半時間Yを求めることを特徴とする請求項3に記載の洗濯乾燥予測装置。
  5. 前記基準値情報算出手段は、
    前記候補時間間隔nと前記変化量閾値mとして、(n,m)の組み合わせ毎に、候補乾燥前半時間xi(n,m)と候補乾燥後半時間yi(n,m)の最大値MAX(xi(n,m))とMAX(yi(n,m))を求めると共に、乾燥完了までの最大値WORST(n,m)を
    Figure 0006865443
    として求める選択手段を具備し、
    前記選択手段が絞り込んだ前記WORST(n,m)、MAX(xi(n,m))とMAX(yi(n,m))を用いて、nの値を前記基準時間間隔Nとし、mの値を前記基準変化量閾値Mとし、MAX(xi(n,m))の値を前記基準乾燥前半時間Xとし、MAX(yi(n,m))の値を前記基準乾燥後半時間Yとすることを特徴とする請求項4に記載の洗濯乾燥予測装置。
  6. 前記基準値情報は、洗濯乾燥場所の少なくとも気温、湿度を含む場所環境情報と、洗濯乾燥場所の周辺環境情報に応じて区分されており、
    前記乾燥完了検出手段、前記変化点通過時間検出手段、前記乾燥予測時間算出手段は、乾燥予測時の場所環境情報と周辺環境情報に対応する区分の基準値情報を用いて処理を行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の洗濯乾燥予測装置。
  7. 洗濯物の乾燥度合値を検出する乾燥度合値センサにより得られた洗濯物に関する乾燥度合値の時系列データにより構成される乾燥度合曲線についての所定の変化量を示す基準変化量閾値M、前記変化量を検出する時間間隔を示す基準時間間隔N、洗濯の開始から前記乾燥度合曲線が前記所定変化量となる時点である基準変化点までの時間を示す基準乾燥前半時間X、前記基準変化点から前記乾燥度合曲線の値が乾燥完了を示す乾燥完了閾値となるまでの時間を示す基準乾燥後半時間Yを含む洗濯乾燥予測に用いる基準値情報を用いて、
    前記乾燥度合値センサから乾燥予測すべき洗濯物に関する乾燥度合値の時系列データが得られると、現時点の乾燥度合値が前記乾燥完了閾値以上であるかに基づき乾燥完了を検出する乾燥完了検出ステップと、
    前記基準値情報と、前記乾燥予測すべき洗濯物に関する乾燥度合値の時系列データとに基づき、前記洗濯物に関する乾燥度合値の時系列データにより構成される乾燥度合曲線について、前記基準変化量閾値M以上となる時点である変化点を検出して、前記乾燥予測すべき洗濯物の洗濯開始時から前記変化点までの時刻を示す変化点通過時間chgを求める変化点通過時間検出ステップと、
    前記乾燥完了検出ステップによる検出結果と、前記変化点通過時間検出ステップによる検出結果とに基づき、前記乾燥予測すべき洗濯物の乾燥予測時間を算出する乾燥予測時間算出ステップと
    を具備することを特徴とする洗濯乾燥予測方法。
  8. 前記乾燥予測時間算出ステップでは、
    前記乾燥完了検出ステップによる乾燥完了が検出されている場合には、予測時間をゼロ時間と予測し、
    前記変化点通過時間検出ステップにより前記変化点が検出されない場合には、現時点までの時間をtとして、予測時間を「X+Y−t」と予測し、
    前記変化点通過時間検出ステップにより前記変化点通過時間chgが求められた場合には、現時点までの時間をtとして、「Y−(t−chg)」と予測する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の洗濯乾燥予測方法。
  9. 前記基準値情報を、前記乾燥度合値センサにより得られた複数の過去の洗濯物に関する乾燥度合値の時系列データにより構成される乾燥度合曲線を用いて算出する基準値情報算出ステップを具備することを特徴とする請求項7または8に記載の洗濯乾燥予測方法。
  10. 前記基準値情報算出ステップは、
    複数の過去の洗濯物に関する乾燥度合値の時系列データから一の時系列データを取り出し、この取り出された時系列データにより構成される乾燥度合曲線について変化量を、検出する時間間隔を複数の候補時間間隔nを適用して求める変化量算出ステップと、
    前記求めた変化量を複数の変化量閾値mで評価してそれぞれの変化量閾値m以上となる候補変化点を全て求める候補変化点検出ステップと、
    前記全ての候補変化点について、洗濯開始からの時間である候補乾燥前半時間xを求める候補乾燥前半時間算出ステップと、
    前記候補変化点を全て用いて、前記候補変化点から前記乾燥度合曲線の値が乾燥完了を示す乾燥完了閾値となるまでの時間を示す候補乾燥後半時間yを求める候補乾燥後半時間算出ステップと、
    を具備し、
    前記候補時間間隔nと前記変化量閾値mと前記候補乾燥前半時間xと前記候補乾燥後半時間yとを用いて、前記基準変化量閾値M、前記基準時間間隔N、前記基準乾燥前半時間X、前記基準乾燥後半時間Yを求めることを特徴とする請求項9に記載の洗濯乾燥予測方法。
  11. 前記基準値情報算出ステップは、
    前記候補時間間隔nと前記変化量閾値mとして、(n,m)の組み合わせ毎に、候補乾燥前半時間xi(n,m)と候補乾燥後半時間yi(n,m)の最大値MAX(xi(n,m))とMAX(yi(n,m))を求めると共に、乾燥完了までの最大値WORST(n,m)を
    Figure 0006865443
    として求める選択ステップを具備し、
    前記選択ステップが絞り込んだ前記WORST(n,m)、MAX(xi(n,m))とMAX(yi(n,m))を用いて、nの値を前記基準時間間隔Nとし、mの値を前記基準変化量閾値Mとし、MAX(xi(n,m))の値を前記基準乾燥前半時間Xとし、MAX(yi(n,m))の値を前記基準乾燥後半時間Yとすることを特徴とする請求項10に記載の洗濯乾燥予測方法。
  12. 前記基準値情報は、洗濯乾燥場所の少なくとも気温、湿度を含む場所環境情報と、洗濯乾燥場所の周辺環境情報に応じて区分されており、
    前記乾燥完了検出ステップ、前記変化点通過時間検出ステップ、前記乾燥予測時間算出ステップは、乾燥予測時の場所環境情報と周辺環境情報に対応する区分の基準値情報を用いて処理を行うことを特徴とする請求項7乃至11のいずれか1項に記載の洗濯乾燥予測方法。
  13. 洗濯物の乾燥度合値を検出する乾燥度合値センサにより得られた洗濯物に関する乾燥度合値の時系列データにより構成される乾燥度合曲線についての所定の変化量を示す基準変化量閾値M、前記変化量を検出する時間間隔を示す基準時間間隔N、洗濯の開始から前記乾燥度合曲線が前記所定変化量となる時点である基準変化点までの時間を示す基準乾燥前半時間X、前記基準変化点から前記乾燥度合曲線の値が乾燥完了を示す乾燥完了閾値となるまでの時間を示す基準乾燥後半時間Yを含む洗濯乾燥予測に用いる基準値情報を備え、これらの基準値情報を用いて洗濯乾燥予測を行うコンピュータを、
    前記乾燥度合値センサから乾燥予測すべき洗濯物に関する乾燥度合値の時系列データが得られると、現時点の乾燥度合値が前記乾燥完了閾値以上であるかに基づき乾燥完了を検出する乾燥完了検出手段、
    前記基準値情報と、前記乾燥予測すべき洗濯物に関する乾燥度合値の時系列データとに基づき、前記洗濯物に関する乾燥度合値の時系列データにより構成される乾燥度合曲線について、前記基準変化量閾値M以上となる時点である変化点を検出して、前記乾燥予測すべき洗濯物の洗濯開始時から前記変化点までの時刻を示す変化点通過時間chgを求める変化点通過時間検出手段、
    前記乾燥完了検出手段による検出結果と、前記変化点通過時間検出手段による検出結果とに基づき、前記乾燥予測すべき洗濯物の乾燥予測時間を算出する乾燥予測時間算出手段、
    として機能させることを特徴とする洗濯乾燥予測用プログラム。
  14. 前記コンピュータは、乾燥予測時間算出手段として、
    前記乾燥完了検出手段による乾燥完了が検出されている場合には、予測時間をゼロ時間と予測し、
    前記変化点通過時間検出手段により前記変化点が検出されない場合には、現時点までの時間をtとして、予測時間を「X+Y−t」と予測し、
    前記変化点通過時間検出手段により前記変化点通過時間chgが求められた場合には、現時点までの時間をtとして、「Y−(t−chg)」と予測する、
    ように機能することを特徴とする請求項13に記載の洗濯乾燥予測用プログラム。
  15. 前記コンピュータを、
    前記基準値情報を、前記乾燥度合値センサにより得られた複数の過去の洗濯物に関する乾燥度合値の時系列データにより構成される乾燥度合曲線を用いて算出する基準値情報算出手段として機能させることを特徴とする請求項13または14に記載の洗濯乾燥予測用プログラム。
  16. 前記コンピュータを前記基準値情報算出手段として機能させる場合には、
    前記コンピュータを、
    複数の過去の洗濯物に関する乾燥度合値の時系列データから一の時系列データを取り出し、この取り出された時系列データにより構成される乾燥度合曲線について変化量を、検出する時間間隔を複数の候補時間間隔nを適用して求める変化量算出手段、
    前記求めた変化量を複数の変化量閾値mで評価してそれぞれの変化量閾値m以上となる候補変化点を全て求める候補変化点検出手段、
    前記全ての候補変化点について、洗濯開始からの時間である候補乾燥前半時間xを求める候補乾燥前半時間算出手段、
    前記候補変化点を全て用いて、前記候補変化点から前記乾燥度合曲線の値が乾燥完了を示す乾燥完了閾値となるまでの時間を示す候補乾燥後半時間yを求める候補乾燥後半時間算出手段、
    として機能させ、
    前記コンピュータを、前記候補時間間隔nと前記変化量閾値mと前記候補乾燥前半時間xと前記候補乾燥後半時間yとを用いて、前記基準変化量閾値M、前記基準時間間隔N、前記基準乾燥前半時間X、前記基準乾燥後半時間Yを求めるように機能させることを特徴とする請求項15に記載の洗濯乾燥予測用プログラム。
  17. 前記コンピュータを前記基準値情報算出手段として機能させるときには、
    前記コンピュータを、
    前記候補時間間隔nと前記変化量閾値mとして、(n,m)の組み合わせ毎に、候補乾燥前半時間xi(n,m)と候補乾燥後半時間yi(n,m)の最大値MAX(xi(n,m))とMAX(yi(n,m))を求めると共に、乾燥完了までの最大値WORST(n,m)を
    Figure 0006865443
    として求める選択手段として機能させ、
    前記コンピュータが前記選択手段として機能させて、絞り込んだ前記WORST(n,m)、MAX(xi(n,m))とMAX(yi(n,m))を用いて、nの値を前記基準時間間隔Nとし、mの値を前記基準変化量閾値Mとし、MAX(xi(n,m))の値を前記基準乾燥前半時間Xとし、MAX(yi(n,m))の値を前記基準乾燥後半時間Yとすることを特徴とする請求項16に記載の洗濯乾燥予測用プログラム。
  18. 前記基準値情報は、洗濯乾燥場所の少なくとも気温、湿度を含む場所環境情報と、洗濯乾燥場所の周辺環境情報に応じて区分されており、
    前記乾燥完了検出手段、前記変化点通過時間検出手段、前記乾燥予測時間算出手段は、乾燥予測時の場所環境情報と周辺環境情報に対応する区分の基準値情報を用いて処理を行うことを特徴とする請求項13乃至17のいずれか1項に記載の洗濯乾燥予測用プログラム。
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