JP2018134143A - 乾燥予測装置、吊り具、監視システム、制御方法及びプログラム - Google Patents

乾燥予測装置、吊り具、監視システム、制御方法及びプログラム Download PDF

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Koji Sekiguchi
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Abstract

【課題】洗濯物等の乾燥対象物の乾燥タイミングを高精度に予測、報知することができる乾燥予測装置を提供する。【解決手段】乾燥対象物の重量と前記乾燥対象物を干している場所の気象情報2081とに基づいて、前記乾燥対象物の乾燥タイミングを予測する予測部2082と、前記予測の結果を通知する通知部2083と、を備える乾燥予測装置である。【選択図】図3

Description

本発明は、乾燥予測装置、吊り具、監視システム、制御方法及びプログラムに関する。
洗濯物を干してから洗濯物が乾くまでの時間は、干したときのさまざまな条件によって変動する。
特許文献1には、関連する技術として、重量センサによって洗濯物の水分量を検出し、重量の変化がなくなったときに乾燥が終了したと判断して、乾燥機能部を停止させる技術が記載されている。
特開昭60−198197号公報
ところで、洗濯物を干したときに、いつ乾くかがわからず、また、雨などが心配で外出できず、買い物などの他の作業を行うことができないことがある。
そこで、洗濯物の乾燥タイミングを高精度に予測することのできる技術が求められていた。
本発明は、上記の課題を解決することのできる乾燥予測装置、吊り具、監視システム、制御方法及びプログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の態様は、乾燥対象物の重量と前記乾燥対象物を干している場所の気象情報とに基づいて、前記乾燥対象物の乾燥タイミングを予測する予測部と、前記予測の結果を通知する通知部と、を備える乾燥予測装置である。
また、本発明の別の態様は、乾燥対象物の重量を検出する重量検出部と、上記の乾燥予測装置に前記重量検出部が検出した前記乾燥対象物の重量を送信する通信部と、を備える吊り具である。
また、本発明の別の態様は、上記の乾燥予測装置と、上記の吊り具と、を備える監視システムである。
また、本発明の別の態様は、乾燥対象物の重量と前記乾燥対象物を干している場所の気象情報とに基づいて、前記乾燥対象物の乾燥タイミングを予測することと、前記予測の結果を通知することと、を含む制御方法である。
また、本発明の別の態様は、乾燥対象物の重量を検出することと、上記の乾燥予測装置に、検出した前記乾燥対象物の重量を送信することと、を含む制御方法である。
また、本発明の別の態様は、コンピュータに、乾燥対象物の重量と前記乾燥対象物を干している場所の気象情報とに基づいて、前記乾燥対象物の乾燥タイミングを予測することと、前記予測の結果を通知することと、を実行させるプログラムである。
また、本発明の別の態様は、コンピュータに、乾燥対象物の重量を検出することと、上記の乾燥予測装置に、検出した前記乾燥対象物の重量を送信することと、を実行させるプログラムである。
本発明によれば、洗濯物の乾燥タイミングを高精度に予測することができる。
本発明の第1の実施形態による洗濯物監視システムの構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態による吊り具の構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態による洗濯物乾燥予測装置の構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態による洗濯物監視システムの処理フローを示す図である。 本発明の第1の実施形態による天気予測部及び通知部の処理フローを示す図である。 本発明の第1の実施形態による乾燥予測部及び通知部の処理フローを示す図である。 本発明の第1の実施形態による乾燥予測部が特定した関数の例を示す図である。 本発明の第1の実施形態による乾燥予測部が洗濯物の重量から洗濯物乾燥時刻を予測する場合のイメージ図である。 本発明の第1の実施形態による乾燥予測部が洗濯物の重量の変化量から洗濯物乾燥時刻を予測する場合のイメージ図である。 本発明の第2の実施形態による洗濯物監視システムの構成を示す図である。 本発明の第3の実施形態による洗濯物監視システムの構成を示す図である。 本発明の第4の実施形態による物干し竿の構造を示す図である。 本発明の第4の実施形態による物干し竿の構成を示す図である。 本発明の実施形態による洗濯物乾燥予測装置の最小構成を示す図である。
<第1の実施形態>
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳しく説明する。
(洗濯物監視システム1の構成)
本発明の第1の実施形態による洗濯物監視システム1(監視システム)の構成について説明する。
本発明の第1の実施形態による洗濯物監視システム1は、洗濯物(乾燥対象物)が乾く洗濯物乾燥時刻tx(以下、「洗濯物乾燥時刻tx」と記載)を予測し、ユーザに通知するシステムである。洗濯物監視システム1は、図1に示すように、吊り具10と、洗濯物乾燥予測装置20(乾燥予測装置)と、天気予報サーバ30と、携帯端末装置40と、を備える。
(吊り具10の構成)
吊り具10は、洗濯物を干す際に洗濯物を掛けるための器具である。吊り具10は、図2に示すように、電源101と、給電部102と、衛星受信部103と、検出部104と、制御部105と、通信部106と、アンテナ107と、を備える。なお、吊り具10の形状は、例えば、衣服を掛けるハンガーの形状である。
電源101は、吊り具10が備える機能部のうち、電力が供給されることで動作する機能部のそれぞれに電力を供給する。電源101は、例えば、給電部102、衛星受信部103、検出部104、制御部105、通信部106及びアンテナ107のそれぞれに電力を供給する。電源101は、例えば、二次電池などのバッテリである。
給電部102は、電源101を充電する。給電部102は、例えば、太陽光パネルである。給電部102が太陽光パネルである場合、給電部102は、太陽光エネルギーによって自給電部102が発電した電力を用いて電源101を充電する。また、給電部102は、例えば、電力の給電が可能なインターフェースである。給電部102が電力の給電が可能なインターフェースである場合、給電部102は、自給電部102の外部から供給される電力を用いて電源101を充電する。
衛星受信部103は、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信部1031と、QZSS(Quasi−Zenith Satellite System)受信部1032と、を備える。
GNSS受信部1031は、衛星から発信される電波を受信し、受信した電波に含まれる測位に必要な情報(例えば、時間や軌道などの情報)に基づいて、衛星受信部103の位置、すなわち、衛星受信部103が備えられている吊り具10の位置を特定する。
QZSS受信部1032は、衛星から発信される電波を受信し、受信した電波に含まれる測位に必要な情報と、測位の誤差を低減するための情報(例えば、サブメータ級測位補強情報やセンチメータ級測位補強情報など)と、測位結果が示す位置における防災情報や高温注意報などの気象に関連する情報とに基づいて、衛星受信部103が備えられている吊り具10の位置における気象を特定する。
検出部104は、外部環境検出部104aと、洗濯物状態検出部104bと、を備える。
外部環境検出部104aは、温度検出部1041と、湿度検出部1042と、照度検出部1043と、を備える。
温度検出部1041は、吊り具10の周囲における温度を検出する。湿度検出部1042は、吊り具10の周囲における湿度を検出する。照度検出部1043は、吊り具10へ照射される太陽光の照度を検出する。
以下、温度検出部1041が検出した温度、湿度検出部1042が検出した湿度、照度検出部1043が検出した照度を総称して外部環境情報と呼ぶ。
洗濯物状態検出部104bは、重量検出部1044と、加速度検出部1045と、角速度検出部1046と、を備える。
重量検出部1044は、吊り具10へ掛けられた洗濯物の重量を検出する。加速度検出部1045は、吊り具10が揺れたときの吊り具10の加速度を検出する。角速度検出部1046は、吊り具10が揺れたときの吊り具10の角速度を検出する。
以下、重量検出部1044が検出した重量、加速度検出部1045が検出した加速度、角速度検出部1046が検出した角速度を総称して洗濯物状態情報と呼ぶ。
制御部105は、GNSS受信部1031から吊り具10の位置情報を取得する。ここでの位置情報は、例えば、緯度と経度の情報を含む情報である。また、制御部105は、QZSS受信部1032から吊り具10の位置における気象情報を取得する。また、制御部105は、外部環境検出部104aが検出する外部環境情報及び洗濯物状態検出部104bが検出する洗濯物状態情報を所定の時間ごと(例えば、1秒ごと)にサンプリングする。制御部105は、外部環境情報及び洗濯物状態情報をサンプリングする度に通信部106を介して洗濯物乾燥予測装置20に送信する。また、制御部105は、吊り具10の位置における気象情報を、情報が更新される度に通信部106を介して洗濯物乾燥予測装置20に送信する。また、制御部105は、吊り具10の位置情報を洗濯物乾燥予測装置20に一度送信する。
通信部106は、アンテナ107を介して洗濯物乾燥予測装置20と通信を行う。
具体的には、例えば、通信部106は、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)などの低消費電力の近距離通信の技術を用いて、制御部105が取得した吊り具10の位置情報、吊り具10の位置における気象情報、外部環境情報及び洗濯物状態情報を洗濯物乾燥予測装置20に送信する。
(洗濯物乾燥予測装置20の構成)
洗濯物乾燥予測装置20は、天気予報サーバ30から気象情報を取得して洗濯物乾燥時刻txを予測し、予測した情報を携帯端末装置40に送信する装置である。洗濯物乾燥予測装置20は、図3に示すように、電源201と、操作部202と、表示部203と、第1通信部204(取得部)と、第1アンテナ205と、第2通信部206と、第2アンテナ207と、制御部208と、を備える。
電源201は、洗濯物乾燥予測装置20のうち、電力が供給されることで動作する機能部のそれぞれに電力を供給する。電源201は、例えば、操作部202、表示部203、第1通信部204、第1アンテナ205、第2通信部206、第2アンテナ207及び制御部208のそれぞれに電力を供給する。電源201は、例えば、商用電力源からの電力を用いて所定の電圧を生成するバッテリである。
操作部202は、ユーザが行う種々の操作を検出し、その操作に応じた操作信号を制御部208に出力する。ユーザが行う操作としては、例えば、後述するしきい値の設定や通知に関連した設定などが挙げられる。
表示部203は、ユーザに必要な情報を表示する。ユーザに必要な情報としては、ユーザが操作を行う際のガイド情報などが挙げられる。
第1通信部204は、第1アンテナ205を介して吊り具10と通信を行う。
具体的には、例えば、第1通信部204は、Bluetooth(登録商標)などの近距離通信の技術を用いて、吊り具10の位置情報、吊り具10の位置における気象情報、外部環境情報及び洗濯物状態情報を吊り具10から受信する。
第2通信部206は、第2アンテナ207を介して天気予報サーバ30及び携帯端末装置40と通信を行う。
具体的には、例えば、第2通信部206は、WiFi(登録商標)などの通信技術を用いて、天気予報サーバ30から、吊り具10の位置における気象情報を受信する。また、第2通信部206は、制御部208が予測した洗濯物乾燥時刻txを、WiFiなどの通信技術を用いて携帯端末装置40へ送信する。
制御部208は、天気予測部2081と、乾燥予測部2082と、通知部2083と、を備える。
天気予測部2081は、第1通信部204を介して、吊り具10の位置情報と、QZSS受信部から取得した吊り具10の位置における気象情報と、外部環境情報及び洗濯物状態情報とを取得する。また、天気予測部2081は、第2通信部206を介して天気予報サーバ30から吊り具10の位置における気象情報を取得する。
天気予測部2081は、吊り具10の位置情報と、QZSS受信部から取得した吊り具10の位置における気象情報と、外部環境情報及び洗濯物状態情報と、天気予報サーバ30から取得した気象情報とに基づいて、吊り具10の位置における天気の変化を予測する。
乾燥予測部2082は、第1通信部204を介して、吊り具10の位置情報と、QZSS受信部から取得した吊り具10の位置における気象情報と、外部環境情報及び洗濯物状態情報とを取得する。また、乾燥予測部2082は、天気予測部2081から吊り具10の位置における天気予報(気象情報)が示す天気の変化の予測情報を取得する。
乾燥予測部2082は、吊り具10の位置情報と、QZSS受信部から取得した吊り具10の位置における気象情報と、外部環境情報及び洗濯物状態情報と、吊り具10の位置における天気の変化の予測情報とに基づいて、吊り具10に掛けられている洗濯物の洗濯物乾燥時刻txを予測する。なお、乾燥予測部2082は、洗濯物乾燥時刻txを予測する際に、より正確に洗濯物乾燥時刻txを予測するために補正を行う。
通知部2083は、乾燥予測部2082が予測した洗濯物乾燥時刻txなどの情報を、ユーザが操作部202から設定した設定条件に基づいて携帯端末装置40に送信する。
(その他の構成)
天気予報サーバ30は、各地域ごとの気象情報を記憶する。天気予報サーバ30は、天気予測部2081に気象情報を送信する。
携帯端末装置40は、通知部2083から洗濯物乾燥時刻txなどの情報を受信する。
(洗濯物監視システム1の処理)
次に、本発明の第1の実施形態による洗濯物監視システム1の処理について説明する。
ここでは、図4に示す本発明の第1の実施形態による洗濯物監視システム1の処理フローについて説明する。
なお、吊り具10は起動し動作可能な状態であり、電源101は電力が供給されることで動作する機能部のそれぞれに電力を供給しているものとする。また、洗濯物乾燥予測装置20は起動し動作可能な状態であり、電源201は電力が供給されることで動作する機能部のそれぞれに電力を供給しているものとする。
ユーザは、操作部202に対して洗濯物の監視を開始する操作を行う。
操作部202は、ユーザによる洗濯物の監視を開始する洗濯物監視開始操作を受け付ける(ステップS1)。
操作部202は、受け付けた操作に応じて、吊り具10に情報取得の開始を指示する情報取得開始指示信号を送信する(ステップS2)。
制御部105は、通信部106を介して洗濯物乾燥予測装置20から情報取得開始指示信号を受信する(ステップS3)。
制御部105は、GNSS受信部1031から吊り具10の位置情報を取得する(ステップS4)。
制御部105は、QZSS受信部1032から吊り具10の位置における気象情報を取得する(ステップS5)。
制御部105は、情報取得開始指示信号を受信すると、外部環境検出部104aが検出する外部環境検出情報及び重量検出部1044が検出する洗濯物状態情報のそれぞれを所定の時間間隔ごと(例えば、1秒ごと)にサンプリングする(ステップS6)。
制御部105は、吊り具10の位置情報、吊り具10の位置における気象情報、外部環境検出情報及び洗濯物状態情報を通信部106を介して洗濯物乾燥予測装置20に送信する(ステップS7)。
第1通信部204は、制御部105から、吊り具10の位置情報、吊り具10の位置における気象情報、外部環境検出情報及び洗濯物状態情報を受信する(ステップS8)。
第2通信部206は、天気予報サーバ30から吊り具10の位置における気象情報を受信する(ステップS9)。
天気予測部2081は、第1通信部204から、吊り具10の位置情報と、QZSS受信部から取得した吊り具10の位置における気象情報と、外部環境情報及び洗濯物状態情報とを取得する。また、天気予測部2081は、第2通信部206から、天気予報サーバ30から吊り具10の位置における気象情報を取得する。
天気予測部2081は、吊り具10の位置情報と、QZSS受信部から取得した吊り具10の位置における気象情報と、外部環境情報及び洗濯物状態情報と、天気予報サーバ30から取得した気象情報とに基づいて、吊り具10の位置における天気の変化を予測する(ステップS10)。
具体的には、例えば、乾燥予測部2082は、吊り具10の位置情報を天気予報サーバ30に送信する。天気予報サーバ30は、乾燥予測部2082から吊り具10の位置情報を受信する。天気予報サーバ30は、各地域の気象情報の中から受信した吊り具10の位置情報が示す位置を含む地域の気象情報を特定する。天気予報サーバ30は、特定した気象情報を乾燥予測部2082に送信する。乾燥予測部2082は、天気予報サーバ30から気象情報を受信する。このように、乾燥予測部2082は、天気予報サーバ30から吊り具10の位置における気象情報を受信し特定してもよい。
また、具体的には、例えば、天気予報サーバ30は、各地域の気象情報のすべてを乾燥予測部2082に送信する。乾燥予測部2082は、天気予報サーバ30から各地域の気象情報のすべてを受信する。乾燥予測部2082は、受信した各地域の気象情報のすべての中から吊り具10の位置における気象情報を特定する。このように、乾燥予測部2082は、天気予報サーバ30から吊り具10の位置における気象情報を受信し特定してもよい。
天気予測部2081は、吊り具10の位置における天気の変化の予測情報を乾燥予測部2082及び通知部2083に出力する。
なお、天気予測部2081が行う吊り具10の位置における天気の変化の予測の処理についての詳細は、後述する。
乾燥予測部2082は、第1通信部204から、吊り具10の位置情報と、QZSS受信部から取得した吊り具10の位置における気象情報と、外部環境情報及び洗濯物状態情報とを取得する。また、乾燥予測部2082は、天気予測部2081から吊り具10の位置における天気の変化の予測情報を受け取る。
乾燥予測部2082は、吊り具10の位置情報と、QZSS受信部から取得した吊り具10の位置における気象情報と、外部環境情報及び洗濯物状態情報と、吊り具10の位置における天気の変化の予測情報とに基づいて、吊り具10に掛けられている洗濯物の洗濯物乾燥時刻txを予測する(ステップS11)。乾燥予測部2082は、洗濯物乾燥時刻txを予測する際に、より正確に洗濯物乾燥時刻txを予測するために補正を行う。
乾燥予測部2082は、予測した洗濯物乾燥時刻txを通知部2083に出力する。
なお、乾燥予測部2082が行う洗濯物乾燥時刻txの予測、及び、乾燥予測部2082がより正確に洗濯物乾燥時刻txを予測するために行う補正の処理についての詳細は、後述する。
通知部2083は、天気予測部2081から吊り具10の位置における天気の変化の予測情報を受け取る。また、通知部2083は、乾燥予測部2082から洗濯物乾燥時刻txを受け取る。
通知部2083は、天気の変化の予測情報と、洗濯物乾燥時刻txと、ユーザが操作部202を介して設定した設定内容とに基づいて、洗濯物乾燥時刻tx、吊り具10の位置における天気の変化の予測情報などの情報を携帯端末装置40に送信する(ステップS12)。
なお、通知部2083が行う携帯端末装置40への通知の処理についての詳細は、後述する。
携帯端末装置40は、通知部2083から洗濯物乾燥時刻tx、吊り具10の周囲における天気の変化の予測情報などの情報を受信する。携帯端末装置40は、受信した情報を表示する。
(天気予測部2081が行う吊り具10の位置における天気の変化の予測の処理、及び、通知部2083が行う携帯端末装置40への通知の処理)
次に、図4で示した処理フローにおけるステップS10及びステップS12の処理について説明する。
ここでは、図5に示す天気予測部2081及び通知部2083の処理フローについて説明する。
天気予測部2081は、第1通信部204から取得した、吊り具10の位置情報が示す緯度及び経度と、洗濯物乾燥予測装置20が記憶している地図情報とを比較して、吊り具10の位置を特定する(ステップS101)。
天気予測部2081は、第2通信部206から取得した吊り具10の位置を含む地域の天気予報を取得し、取得した天気予報が示す吊り具10の位置での天気の変化を特定する(ステップS102)。
天気予測部2081は、特定した吊り具10の位置での天気の変化から雨が降るタイミング(以下、「降雨タイミング」と記載)を特定する(ステップS103)。
天気予測部2081は、特定した降雨タイミングの情報を通知部2083に出力する。
天気予測部2081は、外部環境検出部104aが検出した外部環境情報に基づいて、降水確率または降雨中であることを特定する(ステップS104)。なお、「降雨中であること」は降水確率100%といえる。そのため、以下では「降水確率または降雨中であること」を「降水確率」と記載する。
具体的には、例えば、まず、予め、実験やシミュレーションなどにより、さまざまな値の温度と湿度と照度の組み合わせについて降水確率を特定し、さまざまな値の温度と湿度と照度の組み合わせのそれぞれと、特定した降水確率とを関連付けて記憶部にデータベースとして記憶しておく。
天気予測部2081は、外部環境検出部104aが検出した外部環境情報と同一の外部環境情報をデータベースの中から特定する。天気予測部2081は、特定した外部環境情報と関連付けられている降水確率を特定する。
天気予測部2081は、特定した降水確率を通知部2083に出力する。
通知部2083は、天気予測部2081から降雨タイミングの情報を受け取る。通知部2083は、受け取った降雨タイミングがユーザが予め設定した通知条件を示す通知タイミングよりも早いタイミングを示すか否かを判定する(ステップS105)。
通知部2083は、降雨タイミングが通知タイミングよりも早いタイミングを示すと判定した場合(ステップS105においてYES)、降雨タイミングを携帯端末装置40に送信する(ステップS106)。
また、通知部2083は、降雨タイミングが通知タイミングよりも遅いタイミングを示すと判定した場合(ステップS105においてNO)、降雨タイミングを携帯端末装置40に送信しない(ステップS107)。
また、通知部2083は、天気予測部2081が特定した降水確率が、ユーザが設定した降水確率以上であるか否かを判定する(ステップS108)。
通知部2083は、天気予測部2081が特定した降水確率が、ユーザが設定した降水確率以上であると判定した場合(ステップS108においてYES)、超えたと判定された降水確率を携帯端末装置40に送信する(ステップS109)。
また、通知部2083は、天気予測部2081が特定した降水確率が、ユーザが設定した降水確率未満であると判定した場合(ステップS108においてNO)、天気予測部2081が特定した降水確率を携帯端末装置40に送信しない(ステップS110)。
(乾燥予測部2082が行う洗濯物乾燥時刻txの予測、及び、通知部2083が行う携帯端末装置40への通知の処理)
次に、図4で示した処理フローにおけるステップS11及びステップS12の処理について説明する。
ここでは、図6に示す乾燥予測部2082及び通知部2083の処理フローについて説明する。
なお、乾燥予測部2082は、洗濯物を干し始めた初期に洗濯物乾燥時刻txの予測に用いる経時的な前記重量の変化を示す関数であって、時間tと洗濯物の重量Mとの関係を表す関数M(t)を特定し、特定した関数M(t)を用いて洗濯物乾燥時刻txを予測する予測部である。また、乾燥予測部2082は、吊り具10から洗濯物状態情報を受信する度に、その関数M(t)を補正して洗濯物乾燥時刻txを予測し直す予測部である。
また、予め、実験やシミュレーションなどにより、環境の初期状態、環境の変化、天気の初期状態、天気の変化及び洗濯物を干し始めた初期の洗濯物の重量のさまざまな組み合わせのそれぞれと、経時的に変化する洗濯物の重量を表す関数M(t)との対応関係を特定し、さまざまな組み合わせのそれぞれと関数M(t)とを関連付けて記憶部にデータベースとして記憶しておく。
乾燥予測部2082は、洗濯物状態検出部104bが検出する洗濯物状態情報に基づいて、洗濯物の重量を特定する(ステップS201)。
具体的には、乾燥予測部2082は、風による洗濯物の重量への影響を低減する補正を行う。
風が吹くとその風速と風向によって定まる風力が吊り具10に掛かるため、重量検出部1044は洗濯物の重量を正確に検出することができない。そこで、乾燥予測部2082は、風が吹いている状態での演算を間引き、無風状態での洗濯物の重量のみを用いて洗濯物乾燥時刻txを予測する。例えば、乾燥予測部2082は、加速度検出部1045及び角速度検出部1046の検出結果が重力加速度以外の成分が0とみなすことができる数値範囲にあるときに重量検出部1044が検出した洗濯物の重量のみを用いて洗濯物乾燥時刻txを予測する。
また、他の例として、風が常に吹いている場合には、乾燥予測部2082は、加速度検出部1045及び角速度検出部1046の検出結果から風速及び風向を特定する。具体的には、例えば、予め、実験やシミュレーションなどにより、加速度及び角速度と、風速及び風向との対応関係を特定し、加速度及び角速度と、風速及び風向とを関連付けて記憶部にデータベースとして記憶しておく。乾燥予測部2082は、加速度検出部1045及び角速度検出部1046の検出結果に一致する加速度及び角速度を記憶部が記憶するデータベースにおいて特定する。乾燥予測部2082は、特定した加速度及び角速度に関連付けられている風速及び風向を特定する。
乾燥予測部2082は、特定した風速と風向によって定まる風の影響によって吊り具10に掛かる加速度を特定する。この加速度についても、例えば、予め、実験やシミュレーションなどにより、風速及び風向と、吊り具10に掛かる加速度との対応関係を特定し、風速及び風向と、吊り具10に掛かる加速度とを関連付けて記憶部にデータベースとして記憶しておけば、乾燥予測部2082は、吊り具10に掛かる加速度を特定することができる。
乾燥予測部2082は、加速度検出部1045及び角速度検出部1046が検出したタイミングと同一のタイミングに重量検出部1044が検出した洗濯物の重量(重力加速度)から風の影響によって吊り具10に掛かる加速度を減算することで洗濯物の重量を補正する。なお、加速度はベクトルであるため、加速度の減算は、ベクトル演算によって行われる。
このようにすれば、風が常に吹いている場合にも、乾燥予測部2082は、洗濯物の重量を正しく検出することができ、洗濯物乾燥時刻txを正確に予測することができる。
なお、予め、実験やシミュレーションなどにより、加速度及び角速度と、洗濯物の重量との対応関係を特定し、加速度及び角速度と、洗濯物の重量とを関連付けて記憶部にデータベースとして記憶しておく場合、乾燥予測部2082は、加速度検出部1045及び角速度検出部1046の検出結果に一致する洗濯物の重量を特定するものであってもよい。
乾燥予測部2082は、実際に洗濯物を干し始めた初期(洗濯物状態情報を最初に受信したタイミングである基準時刻t0)に重量検出部1044が検出した洗濯物の重量M0と、天気予報サーバ30から取得した気象情報と、外部環境検出部104aが検出した外部環境情報とに一致する初期の洗濯物の重量、気象情報、外部環境情報を含む組み合わせをデータベースにおけるさまざまな組み合わせの中から特定する。乾燥予測部2082は、特定した組み合わせに関連付けられた関数M(t)を特定する(ステップS202)。図7は、このように乾燥予測部2082が特定した関数M(t)の例を示している。
乾燥予測部2082は、特定した関数M(t)に基づいて、洗濯物乾燥時刻txを予測する(ステップS203)。
具体的には、乾燥予測部2082は、特定した関数M(t)を時刻tで微分し、関数M(t)の導関数M(t)’を算出する。乾燥予測部2082は、導関数M(t)’を0とおき、時刻tについて解く。ここで乾燥予測部2082が解いた時刻tが洗濯物の重量M(t)の変化量が0となる洗濯物乾燥時刻txである。
乾燥予測部2082は、予測した洗濯物乾燥時刻txを通知部2083に出力する。
通知部2083は、乾燥予測部2082から洗濯物乾燥時刻txを受け取る。通知部2083は、受け取った洗濯物乾燥時刻txを第2通信部206を介して携帯端末装置40に送信する(ステップS204)。
携帯端末装置40は、通知部2083から洗濯物乾燥時刻txを受信する。携帯端末装置40は、受信した洗濯物乾燥時刻txを表示する。
このように、乾燥予測部2082が最初に予測した洗濯物乾燥時刻txが携帯端末装置40に送信される。
乾燥予測部2082は、基準時刻t0以降、洗濯物状態情報を受信する度に、関数M(t)を補正し、洗濯物乾燥時刻txを予測する。
ここで、乾燥予測部2082が、吊り具10から洗濯物状態情報を受信する度に、関数M(t)を補正して洗濯物乾燥時刻txを予測し直す具体例について説明する。
乾燥予測部2082は、基準時刻t0において洗濯物状態情報が示す洗濯物の重量として重量M0を受信したとする。また、乾燥予測部2082は、所定の時間後(例えば、1秒後)の時刻t1において洗濯物の重量として重量M1を受信したとする。このとき、乾燥予測部2082は、時刻t0における洗濯物の重量M0と、時刻t1における洗濯物の重量M1とについて多項式近似を行い、時刻の関数として表した洗濯物の重量M(t)を算出する。そして、乾燥予測部2082は、算出した洗濯物の重量M(t)を時刻tで微分し、洗濯物の重量M(t)の単位時間当たりの変化量を算出し、その変化量が0となる洗濯物乾燥時刻txを特定する。乾燥予測部2082の特定した洗濯物の重量M(t)の変化量が0となる時刻が洗濯物乾燥時刻txである。乾燥予測部2082は、洗濯物乾燥時刻txの予測を吊り具10から洗濯物状態情報を受信する度に行う。
図8は、乾燥予測部2082が時刻t3において洗濯物の重量Mから洗濯物乾燥時刻txを予測する場合のイメージ図を示している。
乾燥予測部2082は、時刻t3において洗濯物の重量として重量M3を受信すると、過去に受信した重量(この場合、時刻t0に受信した重量M0、時刻t1に受信した重量M1、時刻t2に受信した重量M2)と、今回受信した重量M3とについて多項式近似を行い、図8において曲線で示す関数M(t)と算出する。乾燥予測部2082は、算出した関数M(t)を時刻tで微分し、導関数M’(t)を算出する。乾燥予測部2082は、算出した導関数M’(t)を0とおき、時刻tについて解くことで、洗濯物の重量の変化量が0となる時刻、すなわち、洗濯物乾燥時刻txを特定することができる。
また、乾燥予測部2082は、洗濯物の重量の変化量ΔMから洗濯物乾燥時刻txを特定してもよい。
図9は、乾燥予測部2082が時刻t3において洗濯物の重量の変化量ΔMから洗濯物乾燥時刻txを予測する場合のイメージ図を示している。
乾燥予測部2082は、時刻t3において洗濯物の重量として重量M3を受信すると、前回受信した重量(この場合、時刻t2に受信した重量M2)から今回受信した重量M3を減算し、洗濯物の重量の変化量として変化量(M2−M3)を得る。乾燥予測部2082は、同様の減算を時刻t1及び時刻t2において行っており、時刻t1において洗濯物の重量の変化量(M0−M1)、時刻t2において洗濯物の重量の変化量(M1−M2)をそれぞれ得ている。乾燥予測部2082は、時刻t1、t2及びt3のそれぞれにおいて得た洗濯物の重量の変化量について多項式近似を行い、図9において曲線で示す関数ΔM(t)と算出する。乾燥予測部2082は、算出した関数ΔM(t)を時刻tで微分し、導関数(ΔM(t))’を算出する。乾燥予測部2082は、算出した導関数(ΔM(t))’を0とおき、時刻tについて解くことで、洗濯物の重量の変化量が0となる時刻、すなわち、洗濯物乾燥時刻txを特定することができる。
なお、乾燥予測部2082が洗濯物乾燥時刻txを予測する間、すなわち、洗濯物を干している間、吊り具10の周囲における温度、湿度、照度、風向、風速、天候などの環境は時々刻々と変化している。そのため、乾燥予測部2082は、洗濯物乾燥時刻txを予測する際に、より正確に洗濯物乾燥時刻txを予測するための補正を同時に行う。
ここで、乾燥予測部2082がより正確に洗濯物乾燥時刻txを予測するために行う補正の具体例について説明する。
なお、ここで説明する補正は、吊り具10の周囲における温度、湿度、照度による洗濯物の重量への影響を低減する補正である。
吊り具10の周囲における温度、湿度及び照度のそれぞれが変化すると、洗濯物の乾き方が変わり、洗濯物の重量が変化する。そのため、乾燥予測部2082は、吊り具10の周囲における温度、湿度及び照度のそれぞれを正確に検出する必要がある。また、乾燥予測部2082は、吊り具10の周囲における今後の温度、湿度及び照度のそれぞれを正確に予測する必要がある。
そこで、乾燥予測部2082は、外部環境検出部104aが検出する外部環境情報が示す現在の温度、湿度、照度と、天気予報サーバ30から取得する天気予報とに基づいて関数M(t)を補正し、洗濯物乾燥時刻txを予測する(ステップS205)。
具体的には、例えば、天気予報が今後の天気が良くなることを示す場合、乾燥予測部2082は、洗濯物乾燥時刻txを早くする補正を行う。また、乾燥予測部2082は、天気予報が今後の天気が悪くなることを示す場合、洗濯物乾燥時刻txを遅くする補正を行う。なお、補正量については、予め、実験やシミュレーションなどにより決定し、記憶部に記憶しておけばよい。
また、具体的には、外部環境検出部104aが検出する外部環境情報が示す現在の温度、湿度、照度が天気予報サーバ30取得した天気予報よりも天気が悪い環境を示す場合(例えば、天気予報は天気が晴れ、気温が23度、湿度が40%の予報であるが、照度検出部1043が検出した照度が低く(すなわち、曇っており)、温度検出部1041が検出した温度が天気予報の予想気温23度よりも低く、湿度検出部1042が検出した湿度が天気予報の予想湿度40%よりも高い場合、天気予報の予測値を外部環境情報が示す現在の温度、湿度及び照度を用いて補正する。なお、補正量については、予め、実験やシミュレーションなどにより決定し、記憶部に記憶しておけばよい。
通知部2083は、乾燥予測部2082から洗濯物乾燥時刻txを受け取る。通知部2083は、受け取った洗濯物乾燥時刻txがユーザが設定した洗濯物乾燥時刻を送信する洗濯物乾燥時刻送信条件を満足しているか否かを判定する(ステップS206)。
例えば、洗濯物乾燥時刻送信条件としては、ステップS203で予測した初期の洗濯物乾燥時刻txに対して所定の時間以上変更された(例えば、初期の洗濯物乾燥時刻txに対して今回予測した洗濯物乾燥時刻txが30分早くなった、または、30分遅くなったなど)場合、今回予測した洗濯物乾燥時刻txが前回予測した洗濯物乾燥時刻txよりも所定の時間以上変更された場合などが挙げられる。
通知部2083は、洗濯物乾燥時刻txが洗濯物乾燥時刻送信条件を満足していると判定した場合(ステップS206においてYES)、洗濯物乾燥時刻txを携帯端末装置40に送信する(ステップS207)。
携帯端末装置40は、通知部2083から洗濯物乾燥時刻txを受信する。携帯端末装置40は、受信した洗濯物乾燥時刻txを表示する。
また、通知部2083は、洗濯物乾燥時刻txが洗濯物乾燥時刻送信条件を満足していないと判定した場合(ステップS206においてNO)、洗濯物乾燥時刻txを携帯端末装置40に送信しない(ステップS208)。
携帯端末装置40は、通知部2083から洗濯物乾燥時刻txを受信する。携帯端末装置40は、受信した洗濯物乾燥時刻txを表示する。
以上、本発明の第1の実施形態による洗濯物監視システム1について説明した。
本発明の第1の実施形態による洗濯物監視システム1が備える洗濯物乾燥予測装置20において、乾燥予測部2082(予測部)は、洗濯物の重量と洗濯物を干している場所の気象情報とに基づいて、洗濯物の乾燥タイミングを予測する。通知部2083は、洗濯物の乾燥タイミングの予測結果を通知する。
このようにすれば、本発明の第1の実施形態による洗濯物乾燥予測装置20は、洗濯物の乾燥タイミングを高精度に予測することができる。
<第2の実施形態>
(洗濯物監視システム1の構成)
本発明の第2の実施形態による洗濯物監視システム1の構成について説明する。
本発明の第2の実施形態による洗濯物監視システム1は、本発明の第1の実施形態による洗濯物監視システム1と同様に、吊り具10と、洗濯物乾燥予測装置20と、天気予報サーバ30と、携帯端末装置40と、を備える。
ただし、本発明の第2の実施形態による洗濯物監視システム1は、図4で示した処理フローと、洗濯物の監視を開始する契機が異なる。
ここで、図10に示す本発明の第2の実施形態による洗濯物監視システム1の処理フローを用いて洗濯物の監視を開始する契機について説明する。
制御部105は、重量検出部1044が検出する重量が所定の重量の変化量を示すしきい値以上変化したか否かを判定する(ステップS301)。ここで、しきい値とは、例えば、吊り具10に掛けられる洗濯物の初期の重量以下であって、洗濯物が掛けられる前と後とで検出した重量の差が有意であると判定できるしきい値である。つまり、重量検出部1044が検出する重量がしきい値以上変化したということは、吊り具10に洗濯物が掛けられたということである。
制御部105は、重量検出部1044が検出する重量が所定の重量の変化量を示すしきい値以上重量が変化していないと判定した場合(ステップS301においてNO)、ステップS301の処理に戻る。
制御部105は、重量検出部1044が検出する重量が所定の重量の変化量を示すしきい値以上重量が変化したと判定した場合(ステップS301においてYES)、洗濯物の監視の開始を指示する監視開始指示信号を通信部106を介して洗濯物乾燥予測装置20に送信する(ステップS302)。
操作部202は、吊り具10から監視開始指示信号を受信する(ステップS303)。
操作部202は、監視開始指示信号を受信すると、受信した監視開始指示信号に応じて、吊り具10に情報取得の開始を指示する情報取得開始指示信号を送信する(ステップS304)。
そして、洗濯物監視システム1は、ステップS3以降の処理を行う。
以上、本発明の第2の実施形態による洗濯物監視システム1について説明した。
本発明の第2の実施形態による洗濯物監視システム1が備える洗濯物乾燥予測装置20において、制御部105は、重量検出部1044が検出する重量が所定の重量の変化量を示すしきい値以上重量が変化したか否かを判定する。制御部105は、重量検出部1044が検出する重量が所定の重量の変化量を示すしきい値以上重量が変化したと判定した場合、洗濯物の監視の開始を指示する監視開始指示信号を通信部106を介して洗濯物乾燥予測装置20に送信する。
このようにすれば、本発明の第2の実施形態による洗濯物乾燥予測装置20は、ユーザが洗濯物の監視を開始するための操作を意識することなく、洗濯物の監視が開始される。
<第3の実施形態>
(洗濯物監視システム1の構成)
本発明の第3の実施形態による洗濯物監視システム1の構成について説明する。
本発明の第3の実施形態による洗濯物監視システム1は、図11に示すように、複数の吊り具10と、洗濯物乾燥予測装置20と、天気予報サーバ30と、携帯端末装置40と、を備える。
ただし、本発明の第3の実施形態による洗濯物乾燥予測装置20は、複数の吊り具10のそれぞれについて、本発明の第1の実施形態による洗濯物乾燥予測装置20が行う処理と同様の処理を行う。
乾燥予測部2082は、複数の吊り具10のそれぞれについて洗濯物乾燥時刻txを予測し、予測した洗濯物乾燥時刻txの中で最も時刻の遅いものを通知部2083に送信する。
以上、本発明の第3の実施形態による洗濯物監視システム1について説明した。
本発明の第3の実施形態による洗濯物監視システム1が備える洗濯物乾燥予測装置20において、乾燥予測部2082は、洗濯物の重量と洗濯物を干している場所の気象情報とに基づいて、複数の吊り具10のそれぞれについて洗濯物乾燥時刻txを予測する。乾燥予測部2082は、予測した洗濯物乾燥時刻txの中で最も時刻の遅いものを通知部2083に送信する。
このようにすれば、本発明の第1の実施形態による洗濯物乾燥予測装置20は、すべての洗濯物が乾いた乾燥タイミングを高精度に予測することができる。
<第4の実施形態>
(洗濯物監視システム1の構成)
本発明の第4の実施形態による洗濯物監視システム1の構成について説明する。
本発明の第4の実施形態による洗濯物監視システム1は、洗濯物乾燥予測装置20と、天気予報サーバ30と、携帯端末装置40と、を備える。また、本発明の第4の実施形態による洗濯物監視システム1は、さらに、物干し竿50を備える。
物干し竿50は、図12に示すように、ハンガーを掛けるそれぞれの箇所に歪み検出部1047を備える。歪み検出部1047が検出する歪から等価的にハンガーを含む洗濯物の重量を検出し、予め測定しておいたハンガーの重量を減算することで洗濯物の重量を検出することができる。
物干し竿50は、図13に示すように、電源101と、給電部102と、衛星受信部103と、検出部104と、制御部105と、通信部106と、アンテナ107と、を備える。
検出部104は、外部環境検出部104aと、洗濯物状態検出部104bと、を備える。
洗濯物状態検出部104bは、歪み検出部1047と、加速度検出部1045と、角速度検出部1046と、を備える。
歪み検出部1047が検出する洗濯物の重量を上述の本発明の第1〜第3の実施形態による重量検出部1044が検出する洗濯物の重量に適用し、吊り具10を物干し竿50に置き換え、歪み検出部1047が検出する歪の方向で風を検出すると、本発明の第1〜第3の実施形態による洗濯物監視システム1と同様の処理を行うことで、本発明の第1〜第3の実施形態による洗濯物監視システム1と同様の効果が得ることができる。
以上、本発明の第4の実施形態による洗濯物監視システム1について説明した。
本発明の第4の実施形態による洗濯物監視システム1において、物干し竿50は、電源101と、給電部102と、衛星受信部103と、検出部104と、制御部105と、通信部106と、アンテナ107と、を備える。検出部104は、外部環境検出部104aと、洗濯物状態検出部104bと、を備える。洗濯物状態検出部104bは、歪み検出部1047と、加速度検出部1045と、角速度検出部1046と、を備える。
このようにすれば、本発明の第4の実施形態による洗濯物監視システム1は、本発明の第1〜第3の実施形態による洗濯物監視システム1と同様の効果を得ることができる。
次に、本発明の実施形態による最小構成の洗濯物乾燥予測装置20について説明する。
本発明の実施形態による最小構成の洗濯物乾燥予測装置20は、図14に示すように、乾燥予測部2082(予測部)と、通知部2083と、を備える。乾燥予測部2082(予測部)は、洗濯物の重量と洗濯物を干している場所の気象情報とに基づいて、洗濯物の乾燥タイミングを予測する。通知部2083は、洗濯物の乾燥タイミングの予測結果を通知する。
なお、本発明の各実施形態において説明した通信は、上述の通信に限定するものではない。本発明の各実施形態における通信は、装置間で通信を適切に行うことができる限り、どのような通信であってもよい。
なお、本発明の実施形態における処理は、適切な処理が行われる範囲において、処理の順番が入れ替わってもよい。
本発明の実施形態における記憶部のそれぞれは、適切な情報の送受信が行われる範囲においてどこに備えられていてもよい。また、記憶部のそれぞれは、適切な情報の送受信が行われる範囲において複数存在しデータを分散して記憶していてもよい。
本発明の実施形態について説明したが、上述の吊り具10、洗濯物乾燥予測装置20、天気予報サーバ30、携帯端末装置40、その他の制御装置は内部に、コンピュータシステムを有していてもよい。そして、上述した処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータがそのプログラムを実行するようにしてもよい。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現してもよい。さらに、上記プログラムは、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるファイル、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例であり、発明の範囲を限定しない。これらの実施形態は、発明の要旨を逸脱しない範囲で、追加、種々の省略、置き換え、変更を行ってよい。
1・・・洗濯物監視システム
10・・・吊り具
20・・・洗濯物乾燥予測装置
30・・・天気予報サーバ
40・・・携帯端末装置
50・・・物干し竿
101、201・・・電源
102・・・給電部
103・・・衛星受信部
104・・・検出部
104a・・・外部環境検出部
104b・・・洗濯物状態検出部
105、208・・・制御部
106・・・通信部
107・・・アンテナ
202・・・操作部
203・・・表示部
204・・・第1通信部
205・・・第1アンテナ
206・・・第2通信部
207・・・第2アンテナ
1031・・・GNSS(Global Navigation Satellite System)受信部
1032・・・QZSS(Quasi−Zenith Satellite System)受信部
1041・・・温度検出部
1042・・・湿度検出部
1043・・・照度検出部
1044・・・重量検出部
1045・・・加速度検出部
1046・・・角速度検出部
1047・・・歪み検出部
2081・・・天気予測部
2082・・・乾燥予測部
2083・・・通知部

Claims (11)

  1. 乾燥対象物の重量と前記乾燥対象物を干している場所の気象情報とに基づいて、前記乾燥対象物の乾燥タイミングを予測する予測部と、
    前記予測の結果を通知する通知部と、
    を備える乾燥予測装置。
  2. 前記予測部は、
    乾燥対象物の重量と前記乾燥対象物を干している場所の気象情報とに基づいて、時間と洗濯物の重量との関係を表す関数を特定し、特定した関数に基づいて前記乾燥対象物の乾燥タイミングを予測する、
    請求項1に記載の乾燥予測装置。
  3. 前記重量の情報を取得する取得部、
    を備え、
    前記予測部は、
    前記取得部が前記重量の情報を取得する度に前記関数を補正し、補正した後の関数に基づいて前記乾燥対象物の乾燥タイミングを予測する、
    請求項2に記載の乾燥予測装置。
  4. 前記予測部は、
    複数の前記乾燥対象物の重量とそれぞれの前記乾燥対象物を干している場所の気象情報とに基づいて、それぞれの前記乾燥対象物の乾燥タイミングを予測し、
    前記通知部は、
    前記乾燥タイミングのうち最も遅いタイミングの前記予測の結果を通知する、
    請求項1から請求項3の何れか一項に記載の乾燥予測装置。
  5. 乾燥対象物の重量を検出する重量検出部と、
    請求項1から請求項4の何れか一項に記載の乾燥予測装置に前記重量検出部が検出した前記乾燥対象物の重量を送信する通信部と、
    を備える吊り具。
  6. 請求項1から請求項4の何れか一項に記載の乾燥予測装置と、
    請求項5に記載の吊り具と、
    を備える監視システム。
  7. 乾燥対象物の重量と前記乾燥対象物を干している場所の気象情報とに基づいて、前記乾燥対象物の乾燥タイミングを予測することと、
    前記予測の結果を通知することと、
    を含む制御方法。
  8. 乾燥対象物の重量を検出することと、
    をさらに含む請求項7に記載の制御方法。
  9. 乾燥対象物の重量を検出することと、
    請求項1から請求項4の何れか一項に記載の乾燥予測装置に、検出した前記乾燥対象物の重量を送信することと、
    を含む制御方法。
  10. コンピュータに、
    乾燥対象物の重量と前記乾燥対象物を干している場所の気象情報とに基づいて、前記乾燥対象物の乾燥タイミングを予測することと、
    前記予測の結果を通知することと、
    を実行させるプログラム。
  11. コンピュータに、
    乾燥対象物の重量を検出することと、
    請求項1から請求項4の何れか一項に記載の乾燥予測装置に、検出した前記乾燥対象物の重量を送信することと、
    を実行させるプログラム。
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