JP6617518B2 - 筆記具支持システムおよび筆記具支持装置 - Google Patents

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Description

本発明は、筆記具支持システムおよび筆記具支持装置に関する。
特許文献1には、充電のための電気的な接続をペン本体との間で行うキャップを備えたクレードルが開示されている。
特許文献2には、使用者がペンを置く部分をタブレットに形成し、そこに充電用端子が設けられた構成が開示されている。
特開2006−260345号公報 特開平5−40568号公報
筆記具に、電気的な接点が設けられ、この接点およびこの接点に接触する相手側接点を通じ、筆記具への電源供給や、筆記具に対する情報の送受信が行われることがある。ここで、筆記具が挿入されるキャップに相手側接点を設けると、キャップへの筆記具の着脱の度に接点同士が擦れ、接点の損耗が促進される。
本発明の目的は、筆記具が挿入されるキャップに接点が設けられている場合に比べ、筆記具に設けられた接点とこの接点に接触する相手方接点の損耗を低減することにある。
請求項1に記載の発明は、電気的な接点を有する筆記具と、前記筆記具が挿入されるキャップと、前記キャップが移動可能な状態で当該キャップを支持するキャップ支持機構と、前記キャップとは別の箇所に設けられ、前記筆記具が挿入された当該キャップが移動することにより当該筆記具の前記接点が接触する相手側接点と、を備え、前記筆記具が前記キャップに挿入されると、当該筆記具の周方向における当該筆記具の位置決めが行われ、当該筆記具の周方向の回転が規制され、前記筆記具が挿入された前記キャップの移動に伴い、当該筆記具の周方向への回転が規制された状態で当該筆記具が移動するとともに移動方向における下流側へ移動し、前記筆記具が有する面のうちの、当該筆記具が前記下流側へ移動する際に当該下流側を向く面に、当該筆記具の前記接点が配置され、前記相手側接点は、前記筆記具の前記接点が当該相手側接点に接触する際、前記下流側を向く面の対向箇所に位置する筆記具支持システムである。
請求項2に記載の発明は、電気的な接点を有する筆記具と、前記筆記具が挿入されるキャップと、前記キャップが移動可能な状態で当該キャップを支持するキャップ支持機構と、前記キャップとは別の箇所に設けられ、前記筆記具が挿入された当該キャップが移動することにより当該筆記具の前記接点が接触する相手側接点と、を備え、前記筆記具が挿入された前記キャップが予め定められた箇所まで移動することで、当該筆記具の前記接点が前記相手側接点に接触し、前記キャップが前記予め定められた箇所以外の箇所に位置する状態では、前記相手側接点が収容部に収容されている筆記具支持システムである。
請求項3に記載の発明は、前記キャップに対して前記筆記具が挿入され当該キャップによる当該筆記具の位置決めが行われた後に、当該キャップを移動させることで、当該筆記具の前記接点が前記相手側接点に接触するようになる請求項1又は2に記載の筆記具支持システムである。
請求項4に記載の発明は、前記キャップ支持機構を介して前記キャップを支持する台座をさらに備え、前記台座には、凹部が形成され、前記筆記具が挿入された前記キャップが移動すると、前記凹部に当該キャップおよび当該筆記具が収容される請求項1乃至3の何れかに記載の筆記具支持システムである。
請求項5に記載の発明は、前記キャップ支持機構を介して前記キャップを支持する台座をさらに備え、前記筆記具が挿入された前記キャップが移動すると、当該キャップおよび当該筆記具が、前記台座に沿うようになる請求項1乃至4の何れかに記載の筆記具支持システムである。
請求項6に記載の発明は、前記キャップへの前記筆記具の挿入が行われる際、当該キャップは、水平方向に対して傾斜した状態で配置されることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の筆記具支持システムである。
請求項7に記載の発明は、前記筆記具が挿入された前記キャップが移動すると、当該筆記具の前記接点と前記相手側接点とが間隙を有して互いに対峙したうえで当該接点と当該相手側接点とがさらに接近し、当該接点と当該相手側接点との接触が行われる請求項1乃至6の何れかに記載の筆記具支持システムである。
請求項8に記載の発明は、電気的な接点を有する筆記具が挿入されるキャップであって、挿入された当該筆記具の周方向への回転を規制するキャップと、前記キャップが移動可能な状態で当該キャップを支持するキャップ支持機構と、前記キャップとは別の箇所に設けられ、前記筆記具が挿入された当該キャップが移動することにより移動方向下流側へ移動する当該筆記具の前記接点であって移動する当該筆記具のうちの当該移動方向下流側を向く面に位置する当該接点が接触する相手側接点と、を備え、前記相手側接点は、周方向への回転が規制された状態の前記筆記具の前記接点が当該相手側接点に接触する際、前記移動方向下流側を向く前記面の対向箇所に位置する筆記具支持装置である。
請求項9に記載の発明は、電気的な接点を有する筆記具が挿入されるキャップと、前記キャップが移動可能な状態で当該キャップを支持するキャップ支持機構と、前記キャップとは別の箇所に設けられ、前記筆記具が挿入された当該キャップが移動することにより当該筆記具の前記接点が接触する相手側接点と、を備え、前記筆記具が挿入された前記キャップが予め定められた箇所まで移動することで、当該筆記具の前記接点が前記相手側接点に接触し、前記キャップが前記予め定められた箇所以外の箇所に位置する状態では、前記相手側接点が収容部に収容されている筆記具支持装置である。
請求項1の発明によれば、筆記具が挿入されるキャップに接点が設けられている場合に比べ、筆記具に設けられた接点とこの接点に接触する相手方接点の損耗を低減できる。
請求項2、9の発明によれば、相手側接点が収容されない場合に比べ、相手側接点の長寿命化を図れる。
請求項3の発明によれば、キャップによる筆記具の位置決めが行われずに接点と相手側接点とが接触する場合に比べ、接点と相手側接点とが接触する際の両者の姿勢を安定化させることができる。
請求項4の発明によれば、台座に凹部が設けられていない場合に比べ、筆記具支持システムの小型化を図れる。
請求項5の発明によれば、キャップおよび筆記具が台座に沿わない場合に比べ、筆記具支持システムの小型化を図れる。
請求項6の発明によれば、キャップが水平方向に沿うように配置される場合に比べ、キャップへの筆記具の着脱を行いやすくなる。
請求項7の発明によれば、接点と相手側接点とが擦りながら両者が接触する場合に比べ、接点および相手側接点の損耗を低減できる。
請求項8の発明によれば、筆記具が挿入されるキャップに接点が設けられている場合に比べ、筆記具に設けられた接点とこの接点に接触する相手方接点の損耗を低減できる。
(A)、(B)は、筆記具支持システムの全体構成を示した図である。 キャップが第1の位置にあるときの筆記具支持システムの一部断面図である。 図2の矢印III方向から台座の裏面を眺めた場合の図である。 キャップが第2の位置にあるときの各部の状態を示した図である。 ペン本体部の内部構成を示した模式図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1(A)、(B)は、本実施形態の筆記具支持システム1の全体構成を示した図である。
図1(A)に示すように、本実施形態の筆記具支持システム1には、筆記具の一例である電子ペン60と、この電子ペン60を支持するペン支持装置(クレードル)100が設けられている。
筆記具支持装置の一例としてのペン支持装置100には、図1(A)に示すように、電子ペン60が挿入されるキャップ110が設けられている。また、電子ペン60に設けられた接点71(以下、「ペン側接点71」と称する)に接触し、このペン側接点71に電気的に接続する相手側接点120が設けられている。
さらに、ペン支持装置100には、キャップ110を移動可能(回転可能)な状態で支持するキャップ支持機構130、このキャップ支持機構130を介してキャップ110を支持する台座140が設けられている。ここで、相手側接点120は、台座140に設けられている。
キャップ110は、上記のように、キャップ支持機構130により支持されている。
具体的には、キャップ支持機構130には、キャップ110を回転可能な状態で支持する回転軸131が設けられており、キャップ110は、この回転軸131により支持されている。
台座140は、直方体状に形成されている。また、台座140は、長尺状に形成され、一端部140Aおよび他端部140Bを有する。さらに、台座140の上面には、図1(A)に示すように、台座140の長手方向に沿って延びる溝状の凹部141Cが設けられている。
また、本実施形態では、台座140にコネクタ140Dが取り付けられている。このコネクタ140Dには、電源用のケーブルや信号用のケーブルが接続される。
一方、図1(A)に示すように、電子ペン60には、筒状のペン本体部72が設けられている。
ペン本体部72は、一端部72Aおよび他端部72Bを有し、本実施形態では、ペン本体部72の一端部72A側が、キャップ110に挿入されている。さらに、ペン本体部72の他端部72Bには、円形の端面72Cが設けられている。
この円形の端面72Cには、端面72Cの外周縁に沿う突出部72Dが設けられている。さらに、本実施形態では、ペン本体部72の外周面に、相手側接点120に電気的に接続するペン側接点71が設けられている。
図1(B)は、キャップ110を寝かした状態の筆記具支持システム1を示した図である。
図1(B)に示すように、キャップ110を寝かすと、キャップ110および電子ペン60は、台座140に沿うようになる。ここで、図1(B)に示す状態から電子ペン60を図中上方に持ち上げると、キャップ110の回転が行われ、キャップ110および電子ペン60は、図1(A)に示す状態に復帰する。
ここで、図1(B)では、第1の位置P1にキャップ110が位置する状態を示している。キャップ110が第1の位置P1に位置する状態では、電子ペン60のペン側接点71(図1(A)参照)が相手側接点120(図1(A)参照)に接触する。
図1(A)では、台座140から離れた位置である第2の位置P2に、キャップ110が位置する状態を示している。キャップ110が第2の位置P2に位置する状態では、電子ペン60のペン側接点71が相手側接点120から離間する。
本実施形態では、キャップ支持機構130によって、キャップ110が移動可能な状態で支持されており、ペン側接点71が相手側接点120に接触する第1の位置P1から、ペン側接点71が相手側接点120から離間する第2の位置P2へのキャップ110の移動が可能になっている。
また、ペン側接点71が相手側接点120から離間する第2の位置P2から、ペン側接点71が相手側接点120に接触する第1の位置P1へのキャップ110の移動が可能になっている。
ここで、図1(A)に示すように、キャップ110が第2の位置P2に位置する状態では、ペン側接点71が、相手側接点120から離れた箇所に位置する。
このため、キャップ110が第2の位置P2に位置する状態では、ペン側接点71と相手側接点120との接触を伴わずに、キャップ110に対する電子ペン60の着脱を行える。これにより、本実施形態では、ペン側接点71と相手側接点120との損耗が低減する。
ここで、相手側接点120は、キャップ110に設けることもでき、この場合、キャップ110への電子ペン60の着脱の度に、ペン側接点71と相手側接点120とが擦れ、接点の損耗が促進される。
これに対し、本実施形態の構成では、キャップ110への電子ペン60の着脱時、接点同士の擦れが生じない。これにより、ペン側接点71と相手側接点120との損耗が低減する。
さらに、本実施形態では、図1(B)に示すように、キャップ110が第1の位置P1にあるとき、電子ペン60と台座140の他端部140Bとの干渉が起こり、電子ペン60の取り外しができないようになっている。また、キャップ110が第1の位置P1にあるとき、電子ペン60と台座140の他端部140Bとの干渉が起こり、キャップ110への電子ペン60の挿入が行えないようになっている。
即ち、本実施形態では、キャップ110が第1の位置P1にあるとき、キャップ110への電子ペン60の着脱を行えないようになっている。これにより、ペン側接点71と相手側接点120との損耗がさらに生じにくくなる。
ここで、キャップ110が第1の位置P1にあるときに、キャップ110への電子ペン60の着脱が行える構成であると、接点同士の擦れが生じ、ペン側接点71と相手側接点120との損耗が促進される。本実施形態の構成では、この擦れが生じず、ペン側接点71と相手側接点120との損耗が低減する。
ここで、本実施形態では、図1(A)に示すように、また、上記にて説明したように、台座140の上面に、台座140の長手方向に沿って延びる凹部141Cが設けられている。
本実施形態では、キャップ110が第2の位置P2から第1の位置P1へ移動すると(キャップ110が台座140側に移動すると)、図1(B)に示すように、凹部141Cに、キャップ110および電子ペン60が収容される。これにより、本実施形態では、凹部141Cが設けられていない構成に比べ、筆記具支持システム1の小型化を図れる。
さらに、本実施形態では、キャップ110が第2の位置P2から第1の位置P1へ移動すると(キャップ110が台座140側に移動すると)、図1(B)に示すように、キャップ110および電子ペン60が、台座140に沿うようになる。この場合も、上記と同様、筆記具支持システム1の小型化を図れる。
付言すると、キャップ110および電子ペン60が台座140に沿わず、キャップ110および電子ペン60が台座140に対して傾斜する場合に比べ、筆記具支持システム1の小型化を図れる。
さらに、本実施形態では、ペン側接点71と相手側接点120とが接触する際の両者の姿勢が安定化する。
具体的には、本実施形態では、ペン側接点71と相手側接点120との接触が行われる際、まず、図1(A)に示すように、キャップ110に対して電子ペン60が挿入され、キャップ110による電子ペン60の位置決めが行われる。
そして、本実施形態では、この位置決めが行われた後に、図1(B)に示すように、キャップ110および電子ペン60が移動し、ペン側接点71と相手側接点120とが接触する。
これにより、本実施形態では、ペン側接点71と相手側接点120とが接触する際の両者の姿勢が安定化する。そして、この場合、ペン側接点71、相手側接点120の各々に設けられた各端子が、予め定められた順序で接触するようになる。
ここで、ペン側接点71、相手側接点120の各々には、図1(A)で示すように、複数の端子20が設けられている。ここで、ペン側接点71に設けられた複数の端子20の各々と、相手側接点120に設けられた複数の端子20の各々と接触させる際、例えば、電極用の端子を接触させた後に通信用の端子を接触させるなど、各端子20を予め定められた順序で接触させることが好ましい場合がある。
本実施形態のように、ペン側接点71と相手側接点120とが接触する際の両者の姿勢が安定化する場合、各端子20を予め定められた順序で接触させやすくなる。
これに対し、電子ペン60の位置決めが行われない状態で、ペン側接点71と相手側接点120とが接触する場合は、両者の姿勢が安定化せず、各端子20の接触順序が乱れやすくなる。
図2は、キャップ110が第1の位置P1にあるときの筆記具支持システム1の一部断面図である。
図2に示すように、キャップ支持機構130には、キャップ110を回転可能な状態で下方から支持する回転軸131が設けられている。さらに、キャップ支持機構130には、キャップ110を下方から支持する支持部材132が設けられている。
支持部材132は、図中左右方向(台座140の長手方向)に沿って、スライド移動可能に設けられている。支持部材132には、板状の基材132A、この基材132Aから上方に向かって突出した突出部132Bが設けられている。
突出部132Bには、2つの側面S1,S2と、この2つの側面S1,S2を結ぶ上面CMが設けられている。また、一方の側面S2(台座140の他端部140B側に位置する側面S2)と上面CMとが接続する角部には面取りが施され、この角部には、傾斜面KMが設けられている。
一方、電子ペン60には、筒状のペン本体部72、ペン本体部72の一端部72Aに位置するペン先72P(紙などの記録材に接触し記録材へのインクの吐出を行うインク吐出部)が設けられている。ペン先72Pは、ペン本体部72の軸心に対して偏心した状態で設けられている。
キャップ110には、円筒状のキャップ本体110Aと、ペン先72Pを収容するペン先収容部110Bが設けられている。ペン先収容部110Bは、キャップ本体110Aの軸心に対して偏心した状態で設けられている。
ここで、本実施形態では、このように、ペン先72Pおよびペン先収容部110Bが偏心した状態で設けられている。このため、本実施形態では、電子ペン60の周方向においても電子ペン60の位置決めが行われる。
具体的には、本実施形態では、キャップ110に電子ペン60が挿入されると、電子ペン60の周方向における、電子ペン60の位置決めが行われる。これにより、ペン側接点71が下方を向き、ペン側接点71と相手側接点120とが対峙する。
ここで、相手側接点120は、曲げ加工が行われた板金150により形成され、この板金150のうちの図中上方に向かって突出した突出部151が、相手側接点120となっている。この相手側接点120(突出部151)は、台座140の凹部141Cの底面141Eに形成された貫通孔141Gを通じて露出し、露出したこの相手側接点120に対して、ペン側接点71が接触する。
なお、板金150は、支持部材132に固定され、支持部材132がスライド移動すると、板金150もスライド移動する。
また、本実施形態では、台座140の他端部140Bに、電子ペン60の移動を規制する規制用部材141Hが設けられている。本実施形態では、キャップ110が第1の位置P1に位置する状態となると、ペン本体部72の端面72C(図1(A)参照)に設けられた突出部72Dの内側に、規制用部材141Hが入り込む。
これにより、突出部72Dが規制用部材141Hに引っ掛かり、台座140から電子ペン60が外れにくくなる。
図3は、図2の矢印III方向から台座140の裏面を眺めた場合の図である。
本実施形態では、台座140の裏面に、コイルスプリング140Kが設けられている。このコイルスプリング140Kは、支持部材132に取り付けられ、図中矢印3Aに示す方向に向けて、支持部材132を付勢する。
これにより、本実施形態では、図2の矢印2Aに示す方向へ、支持部材132および板金150が付勢される。付言すると、本実施形態では、台座140の他端部140B側に向けて、支持部材132および板金150が付勢される。
図4は、キャップ110が第2の位置P2にあるときの各部の状態を示した図である。
電子ペン60がユーザにより持ち上げられると、第1の位置P1にあったキャップ110が、図4に示すように、第2の位置P2に位置する。
キャップ110が第2の位置P2に位置するようになると、コイルスプリング140K(図4では不図示)により付勢されている、支持部材132および板金150が、図中右方向(矢印4A示す方向)へ移動する。
そして、本実施形態では、支持部材132が図中右方向へ移動すると、支持部材132の突出部132Bに設けられた傾斜面KMが、キャップ110に突き当たる。
これにより、キャップ110が斜め上方へ押圧され、キャップ110が第1の位置P1に戻ることが防止される。さらに、この状態では、キャップ110の端面110Tが、台座140の一端部140Aに突き当たる。これにより、予め定められた角度を超えたキャップ110の回転が防止される。
ここで、本実施形態では、図4に示すように、キャップ110が第2の位置P2に位置するようになると、相手側接点120が収容部140Nに収容される。
ここで、本実施形態では、キャップ110が第2の位置P2に位置する状態となると、支持部材132、板金150が図中右方向へスライド移動し、これにより、相手側接点120も右方向へ移動する。そして、本実施形態では、この移動により、相手側接点120が、台座140に設けられた凹部141Cの底面141Eの下に入り込む。
付言すると、本実施形態では、凹部141Cの底面141Eの下方には、空間が形成され、この空間が収容部140Nとなっている。本実施形態では、キャップが第1の位置P1以外の箇所に位置する状態では、この収容部140Nに、相手側接点120が収容される。これにより、相手側接点120が常に露出している場合に比べ、相手側接点120の長寿命化を図れる。
なお、本実施形態では、キャップ110を第1の位置P1に戻すと、板金150は、図4における左方向へ移動し、貫通孔141Gから相手側接点120が再び露出する。
ここで、本実施形態では、図4に示すように、キャップ110が第2の位置P2に位置する状態では、キャップ110は、水平方向に対して傾斜した状態で配置される。
これにより、キャップ110に対する電子ペン60の着脱を行いやすくなる。具体的には、キャップ110が水平方向に沿った状態で配置されている場合に比べ、キャップ110に対する電子ペン60の着脱を行いやすくなる。
ここで、本実施形態のペン支持装置100は、机上などに設置されることが想定され、キャップ110が水平方向に対して傾斜していると、キャップ110への電子ペン60の着脱を行いやすくなる。
ここで、図4に示す状態から、キャップ110が第1の位置P1へ移動する場合(キャップ110が台座140に向かって移動する場合)、図中上方から下方に向かって電子ペン60が押圧される。
そして、この場合、ペン側接点71が下方に向かって移動し、まず、ペン側接点71と相手側接点120とが、間隙を有した状態で互いに対峙する。その後、本実施形態では、ペン側接点71と相手側接点120とがさらに接近し、ペン側接点71と相手側接点120とが接触する。
本実施形態の構成では、ペン側接点71と相手側接点120とが擦りながら両者が接触することが避けられ、ペン側接点71および相手側接点120の損耗が低減される。本実施形態では、ペン側接点71と相手側接点120とが接触する際、電子ペン60の軸方向への、ペン側接点71、相手側接点120の移動が行われない。
これにより、ペン側接点71と相手側接点120とが擦りながら、両者が接触することが避けられ、ペン側接点71および相手側接点120の損耗が低減する。
なお、上記では、キャップ110が回転する構成を一例として説明したが、例えば、キャップ110の姿勢を水平状態に保ったまま、キャップ110を上下動させる構成としてもよい。
また、上記では、キャップ110の回転角度が90°未満であったが、キャップ110の回転角度は90°としてもよいし、90°よりも大きくしてもよい。
また、上記では、台座140が机上などに置かれる場合を想定して説明したが、垂直の壁に台座140を固定する態様も考えられる。
ここで、上記では説明を省略したが、本実施形態の電子ペン60は、筆記情報を取得する電子ペン60である。
本実施形態では、文書画像と符号画像とが印刷された紙などの記録材に対し、電子ペン60を用い筆記を行うと、電子ペン60は符号画像に含まれる位置情報に基づいて手書き情報(筆跡情報)を生成する。またそれと同時に、電子ペン60は、符号画像に含まれる識別情報を認識する。
そして、本実施形態では、認識された識別情報と筆跡情報とは、サーバ装置(不図示)に送られる。
識別情報と筆跡情報とを受け取ったサーバは、識別情報に基づいて、媒体に印刷された電子文書を特定し、この特定された電子文書と筆跡情報とを関連付けて記憶する。
図5は、ペン本体部72の内部構成を示した模式図である。
ペン本体部72の内部には、制御回路61が設けられている。制御回路61には、筆圧検知スイッチ62が接続されている。
筆圧検知スイッチ62は、電子ペン60による筆記動作を、ペン先72Pに加わる圧力(筆圧)によって検知し、電子ペン60を動作状態に設定する。
さらに、ペン本体部72の内部には、記録材上に赤外光を照射する赤外LED63、反射光を検知することによって符号画像を読み取る赤外CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)64が設けられている。また、識別情報および位置情報を記憶するための情報メモリ65、外部装置と通信するための通信回路66が設けられている。さらに、ペンを駆動するためのバッテリ67、ペンの識別情報(ペンID)を記憶するペンIDメモリ68が設けられている。
制御回路61には、読み取った符号画像を処理する画像処理部61aと、画像処理部61aでの処理結果から識別情報および位置情報を抽出するデータ処理部61bが設けられている。さらに、ペン本体部72には、上記のとおり、外周面に、ペン側接点71が設けられている。
通信回路66およびバッテリ67は、不図示の接続線を介して、ペン側接点71に接続されている。本実施形態では、ペン側接点71を通じて、ペン本体部72に電源供給がなされ、また、ペン側接点71を通じて、ペン本体部72と外部機器との通信が行われる。
なお、図5にて示した、ペン本体部72の内部構成は一例であり、ペン本体部72の内部構成は他の構成としてもよい。
1…筆記具支持システム、60…電子ペン、71…ペン側接点、100…ペン支持装置、110…キャップ、130…キャップ支持機構、140…台座、141C…凹部、140N…収容部

Claims (9)

  1. 電気的な接点を有する筆記具と、
    前記筆記具が挿入されるキャップと、
    前記キャップが移動可能な状態で当該キャップを支持するキャップ支持機構と、
    前記キャップとは別の箇所に設けられ、前記筆記具が挿入された当該キャップが移動することにより当該筆記具の前記接点が接触する相手側接点と、
    を備え、
    前記筆記具が前記キャップに挿入されると、当該筆記具の周方向における当該筆記具の位置決めが行われ、当該筆記具の周方向の回転が規制され、
    前記筆記具が挿入された前記キャップの移動に伴い、当該筆記具の周方向への回転が規制された状態で当該筆記具が移動するとともに移動方向における下流側へ移動し、
    前記筆記具が有する面のうちの、当該筆記具が前記下流側へ移動する際に当該下流側を向く面に、当該筆記具の前記接点が配置され、
    前記相手側接点は、前記筆記具の前記接点が当該相手側接点に接触する際、前記下流側を向く面の対向箇所に位置する筆記具支持システム。
  2. 電気的な接点を有する筆記具と、
    前記筆記具が挿入されるキャップと、
    前記キャップが移動可能な状態で当該キャップを支持するキャップ支持機構と、
    前記キャップとは別の箇所に設けられ、前記筆記具が挿入された当該キャップが移動することにより当該筆記具の前記接点が接触する相手側接点と、
    を備え、
    前記筆記具が挿入された前記キャップが予め定められた箇所まで移動することで、当該筆記具の前記接点が前記相手側接点に接触し、
    前記キャップが前記予め定められた箇所以外の箇所に位置する状態では、前記相手側接点が収容部に収容されている筆記具支持システム。
  3. 前記キャップに対して前記筆記具が挿入され当該キャップによる当該筆記具の位置決めが行われた後に、当該キャップを移動させることで、当該筆記具の前記接点が前記相手側接点に接触するようになる請求項1又は2に記載の筆記具支持システム。
  4. 前記キャップ支持機構を介して前記キャップを支持する台座をさらに備え、
    前記台座には、凹部が形成され、
    前記筆記具が挿入された前記キャップが移動すると、前記凹部に当該キャップおよび当該筆記具が収容される請求項1乃至3の何れかに記載の筆記具支持システム。
  5. 前記キャップ支持機構を介して前記キャップを支持する台座をさらに備え、
    前記筆記具が挿入された前記キャップが移動すると、当該キャップおよび当該筆記具が、前記台座に沿うようになる請求項1乃至4の何れかに記載の筆記具支持システム。
  6. 前記キャップへの前記筆記具の挿入が行われる際、当該キャップは、水平方向に対して傾斜した状態で配置されることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の筆記具支持システム。
  7. 前記筆記具が挿入された前記キャップが移動すると、当該筆記具の前記接点と前記相手側接点とが間隙を有して互いに対峙したうえで当該接点と当該相手側接点とがさらに接近し、当該接点と当該相手側接点との接触が行われる請求項1乃至6の何れかに記載の筆記具支持システム。
  8. 電気的な接点を有する筆記具が挿入されるキャップであって、挿入された当該筆記具の周方向への回転を規制するキャップと、
    前記キャップが移動可能な状態で当該キャップを支持するキャップ支持機構と、
    前記キャップとは別の箇所に設けられ、前記筆記具が挿入された当該キャップが移動することにより移動方向下流側へ移動する当該筆記具の前記接点であって移動する当該筆記具のうちの当該移動方向下流側を向く面に位置する当該接点が接触する相手側接点と、を備え、
    前記相手側接点は、周方向への回転が規制された状態の前記筆記具の前記接点が当該相手側接点に接触する際、前記移動方向下流側を向く前記面の対向箇所に位置する筆記具支持装置。
  9. 電気的な接点を有する筆記具が挿入されるキャップと、
    前記キャップが移動可能な状態で当該キャップを支持するキャップ支持機構と、
    前記キャップとは別の箇所に設けられ、前記筆記具が挿入された当該キャップが移動することにより当該筆記具の前記接点が接触する相手側接点と、
    を備え、
    前記筆記具が挿入された前記キャップが予め定められた箇所まで移動することで、当該筆記具の前記接点が前記相手側接点に接触し、
    前記キャップが前記予め定められた箇所以外の箇所に位置する状態では、前記相手側接点が収容部に収容されている筆記具支持装置。
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