JP6616535B2 - 断熱サッシ - Google Patents
断熱サッシ Download PDFInfo
- Publication number
- JP6616535B2 JP6616535B2 JP2019017282A JP2019017282A JP6616535B2 JP 6616535 B2 JP6616535 B2 JP 6616535B2 JP 2019017282 A JP2019017282 A JP 2019017282A JP 2019017282 A JP2019017282 A JP 2019017282A JP 6616535 B2 JP6616535 B2 JP 6616535B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- frame
- upper frame
- indoor side
- metal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Door And Window Frames Mounted To Openings (AREA)
- Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
- Special Wing (AREA)
- Wing Frames And Configurations (AREA)
Description
しかしながら、室内外の気密ラインを形成する気密材は、室内に露出しており、金属枠等から密閉空間内の空気の対流によって密閉空間の室内側に伝達された熱が気密材や気密材の周辺部を介して直接室内に伝わる可能性があった。
また、金属枠の室内側に配置される樹脂枠により断熱性能を向上させることはできるが、より高い断熱性能が求められていた。
また、本発明の一実施例は、金属枠の室内側に樹脂枠を取付けてなる窓枠と、窓枠に支持される障子とを備え、樹脂枠は、金属枠の室内側内周面に固定され、その室外側面の見付け方向中間位置に障子を構成する樹脂框の室内側面のみに当接する気密材を有するとともに、樹脂枠の気密材より室内側において気密材の内周側に見込み方向に複数の中空部を有する断熱サッシである。
本発明の実施形態の断熱サッシについて、図1、2に示す縦すべり出し窓を用いて説明する。
(全体の構成)
図1、2に示すように、縦すべり出し窓は、建物開口部に設置される、上枠11、下枠12及び左、右縦枠13,14により構成される窓枠1と、上框21、下框22、及び左、右縦框23,24を四周に組んでその内周にガラス等のパネルが嵌め込まれて構成される障子2とからなる。
障子2は、上枠11及び下枠12に対してリンク機構61を介して取り付けられており、ハンドル62の操作によって開閉自在に支持されている。枠体の左縦枠13と左縦框23との間には、反り防止手段63が配置されているとともに、右縦枠14と右縦框24との間には、障子2の閉鎖状態をロックするロック手段64が配置されている。
窓枠1を構成する上枠11、下枠12及び左、右縦枠13,14は、アルミ等の金属材料からなる金属枠と、金属枠の室内側に取り付けられる樹脂枠とから構成されている。
以下、各枠について、詳細に説明する。
また、金属上枠111の上枠本体部111aの内周面には、障子2を開閉するためのリンク機構61の一端が取り付けられており、上枠本体部111aの室外側面には、障子2の金属上框211の室外壁部211bの室内側面に当接する気密材s1が設けられて、上枠11における室外側の気密ラインを形成している。
そして、主樹脂上枠112に副樹脂上枠113が係合固定されることにより、副樹脂上枠113の室外側面が主樹脂上枠112の室外側面と略面一に連続されるとともに、副樹脂上枠113の内周面(下面)が主樹脂上枠112の垂下壁112cの下面と略同一となるので、全体として、室外側面の見付け方向中間位置に気密材s3が配置され、見付け方向および見込み方向に複数の中空部が積層されてなる樹脂上枠として構成されることとなる。
また、立上り壁121b上面の室内側端には、樹脂下枠を取り付けるための被係合部121cが形成されている。
主樹脂下枠122は、金属下枠121の立上り壁121bの上面に取付けられることにより下枠12の室内側の壁部を構成する室内側壁122aを有し、室内側壁122aの室内側面には、障子2の開閉用のハンドル62が配置されている。
そして、室内側壁122aの室外側面には、副樹脂下枠123を取り付けるための取付部122bが形成されている。
主樹脂下枠122の室内側壁122aのハンドル62が取り付けられる部位の室外側には、ハンドル取付金具124が配置され金属下枠121の立上り壁121bの上面に固定されており、副樹脂下枠123及び主樹脂下枠122の室内側壁122aを貫いてハンドル62が固定されている。
そして、樹脂左縦枠132及び樹脂右縦枠142の室外側面の見付け方向中間、例えば主中空部132a,142aと副中空部132b,142bとの界近傍には、左、右縦框23,24の樹脂左縦框232,樹脂右縦框242の室内側面に当接する気密材s4が配置されている。
主中空部132a,142aの外周面には、樹脂枠係止部131a,141aに係止する係止部132c,142cが形成され、室内面にはアングル部132d,142dが形成されており、樹脂左縦枠132及び樹脂右縦枠142は、主中空部132a,142aの係止部132c,142cを、金属左縦枠131及び金属右縦枠141の樹脂枠係止部131a,141aに係止するとともに、アングル部132d,142dを建物開口部の木製等の額部にビス等の固定手段により固定することで、安定して固定することができる。
まず、樹脂上枠と樹脂縦枠との連結構造を説明する。樹脂上枠と樹脂右縦枠とを連結するに際しては、図7、8に示すように、樹脂上枠の主樹脂上枠112の内周面から垂下して室内側の壁部を構成する垂下壁112cの室外側において、樹脂右縦枠142の主中空部142a及び副中空部142bの上端を主樹脂上枠112の内周面に当接して、主樹脂上枠112と樹脂右縦枠142とが連結されている。
そして、主樹脂上枠112の垂下壁112cの室外側において、主樹脂上枠112よりも左右(見付け)方向に短い副樹脂上枠113の両端面を樹脂右縦枠142の内周面に当接して配置して、樹脂上枠と樹脂右縦枠とが連結されている。
また、左右の樹脂縦枠132,142の内周面間に配置される副樹脂上枠113の見込み寸法が、左右の樹脂縦枠132,142の副中空部132b、142bの見込み寸法と略同一であるので、主樹脂上枠112の内周面で連結された副樹脂上枠113と左右の樹脂縦枠132,142は室内側面及び室外側面で面一となり、ともに、主樹脂上枠112の垂下壁112cの室外側に配置されることとなる。
上枠部分と同様に、主樹脂下枠122の室内側壁122aの室外側において、下枠12の内周面に左右の樹脂縦枠132,142の下端を当接させるとともに、副樹脂下枠123の両側端を左右の樹脂縦枠132,142の内周面に当接させて連結することにより、下枠12と樹脂縦枠132,142との当接部分及び樹脂縦枠132,142と副樹脂下枠123との当接部分の室内側を主樹脂下枠122の室内側壁122aにより覆うことができる。
なお、主樹脂上枠112,主樹脂下枠122,樹脂左縦枠132及び樹脂右縦枠142の室内側には、必要に応じて網戸7を配置することができる。
障子2を構成する上框21、下框22及び左、右縦框23,24は、アルミ等の金属材料からなる金属框と、金属框の室内側面を覆い樹脂材料からなる樹脂框とから構成されている。
上框21、下框22及び左、右縦框23,24を構成する金属上框211,金属下框221,金属左縦框231及び金属右縦框241は、ガラス等パネルの外周位置に配置される中空部211a,221a,231a,241aと、その室外側壁及びガラス間口を構成し外周側に延設される室外壁部211b,221b,231b,241bとからなる。
そして、障子2の閉鎖状態においては、上枠11の金属上枠111に設けた気密材s1及び下枠12の金属下枠121に設けた気密材s1が上框21の室外壁部211b及び下框22の室外壁部221bの室内側に当接し、左縦框23の室外壁部231b及び右縦框24の室外壁部241bの室内側面に設けた気密材s2,s2が左、右縦枠13,14に当接することで、室外側の気密ラインを形成している。
また、左、右縦框23,24を構成する樹脂左縦框232及び樹脂右縦框242は、図2に示すように、金属左縦框231及び金属右縦框241の中空部231a,241aの室内側面を覆う中空部232a,242aと、中空部232a,242aの室内側内周より内周方向に延設されてガラス間口を構成するガラス間口部232b,242bとから構成されている。
以上説明した窓枠1及び障子2による断熱構造について説明する。
障子2の閉鎖時において、樹脂上枠の上下(見付け)方向中間位置に配置される気密材s3が障子2の樹脂上框212の室内側面に当接して室内側の気密ラインを形成している。このとき、気密材s3の下方室内側には副樹脂上枠113が配置されるので、室内側の気密ラインの内周室内側に、図3,4に示すように、隔壁w1により上下(見付け)方向に区画される複数の中空部が積層された断熱構造(副樹脂上枠)が配置されることとなり、上枠11と上框21との間の空間に接触している気密材s3が直接室内空間に露出されず、副樹脂上枠の複数の中空部が気密材及び気密材周辺からの熱の伝達の流線nに交わることで、中空部内での空気の対流による熱の伝達を分断して、室内への熱の伝達を抑制し、断熱性を向上させることができる。
なお、樹脂上枠は、主樹脂上枠112と副樹脂上枠113とからなるものに限らず、図6に示すように、主樹脂上枠112のみにより形成される樹脂上枠であっても、主樹脂上枠112の室内側の気密ラインの内周室内側に配置される中空部を複数に区画する隔壁w3が、中空部の室内側内周端p3と該室内側内周端p3から最も近接した金属材(金属上枠111の中間片111cの下端)q3とを結んだ線L3に対して、45度以下の角度α3で交差する垂線M3を有するように形成されることで、主樹脂上枠112の中空部内での空気の対流を熱の伝達の方向に対して効率よく分断することができ、断熱性能を高めることができる。
特に、室内側の気密ラインの内周側乃至室内側に配置される中空部を区画する隔壁について、中空部の室内側端から最も近接した金属材に着目して配置することにより、金属材から室内空間への熱の伝達を効率よく抑制することができる。
そして、上記樹脂上枠と障子2の樹脂上框とによる断熱構造は、樹脂縦枠及び樹脂縦框との間でも構成することができ、樹脂縦枠の内周面間に配置される副樹脂上枠の見込み寸法が、左右の樹脂縦枠の副中空部の見込み寸法と略同一であるので、枠組み後には、副樹脂上枠と樹脂縦枠との室外側面が略面一となり、障子2の少なくとも3辺に亘って半密閉空気層と複数の中空部とによる断熱構造を形成することができるので、より一層断熱性が向上される。
さらに、主樹脂上枠112の室外側下端部は、金属上枠111の中間片111cに係止されているので、主樹脂上枠112の室外側下端に設けられた気密材s3を保持する気密材保持部が撓むことなく安定し、気密材s2による室内側気密ラインを確実なものとすることができる。
11 :上枠
111 :金属上枠
112 :主樹脂上枠
112a :中空本体部
112b :係合部
112c :垂下壁
112d :気密材保持部
112e :副樹脂上枠係合部
113 :副樹脂上枠
113a :中空本体部
113b :係合部
2 :障子
21 :上框
211 :金属上框
212 :樹脂上框
s1 :気密材
s2 :気密材
s3 :気密材
s4 :気密材
Claims (2)
- 金属枠の室内側に樹脂枠を取付けてなる窓枠と、窓枠に支持される障子とを備え、
樹脂枠は、金属枠の室内側内周面に固定され、その室外側面の見付け方向中間位置に障子を構成する樹脂框の室内側面のみに当接する気密材を有するとともに、樹脂枠の気密材より室内側において気密材の外周側及び内周側にそれぞれ複数の中空部を有する断熱サッシ。 - 金属枠の室内側に樹脂枠を取付けてなる窓枠と、窓枠に支持される障子とを備え、
樹脂枠は、金属枠の室内側内周面に固定され、その室外側面の見付け方向中間位置に障子を構成する樹脂框の室内側面のみに当接する気密材を有するとともに、樹脂枠の気密材より室内側において気密材の内周側に見込み方向に複数の中空部を有する断熱サッシ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015077979 | 2015-04-06 | ||
JP2015077979 | 2015-04-06 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015101413A Division JP6554318B2 (ja) | 2015-04-06 | 2015-05-18 | 断熱サッシ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019090317A JP2019090317A (ja) | 2019-06-13 |
JP6616535B2 true JP6616535B2 (ja) | 2019-12-04 |
Family
ID=57357585
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015101413A Active JP6554318B2 (ja) | 2015-04-06 | 2015-05-18 | 断熱サッシ |
JP2019017282A Active JP6616535B2 (ja) | 2015-04-06 | 2019-02-01 | 断熱サッシ |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015101413A Active JP6554318B2 (ja) | 2015-04-06 | 2015-05-18 | 断熱サッシ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (2) | JP6554318B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6945996B2 (ja) * | 2016-12-20 | 2021-10-06 | 株式会社Lixil | 建具 |
JP6861230B2 (ja) * | 2019-01-31 | 2021-04-21 | 株式会社Lixil | 建具 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6061381U (ja) * | 1983-10-04 | 1985-04-27 | 立山アルミニウム工業株式会社 | 断熱出窓 |
JPS6084682U (ja) * | 1983-11-18 | 1985-06-11 | ワイケイケイ株式会社 | 窓枠 |
JPH0422690Y2 (ja) * | 1986-03-11 | 1992-05-25 | ||
JPH11107631A (ja) * | 1997-09-30 | 1999-04-20 | Shin Nikkei Co Ltd | 複合窓枠 |
JP4570477B2 (ja) * | 2005-02-18 | 2010-10-27 | 新日軽株式会社 | 上げ下げ窓 |
JP2007146442A (ja) * | 2005-11-25 | 2007-06-14 | Shin Nikkei Co Ltd | 組み替え断熱サッシ |
JP6023652B2 (ja) * | 2013-05-13 | 2016-11-09 | 三協立山株式会社 | 上げ下げ窓 |
JP6265635B2 (ja) * | 2013-06-25 | 2018-01-24 | 三協立山株式会社 | 開口部建材 |
JP6317159B2 (ja) * | 2014-03-31 | 2018-04-25 | 株式会社Lixil | 複合建具のロック構造 |
-
2015
- 2015-05-18 JP JP2015101413A patent/JP6554318B2/ja active Active
-
2019
- 2019-02-01 JP JP2019017282A patent/JP6616535B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6554318B2 (ja) | 2019-07-31 |
JP2019090317A (ja) | 2019-06-13 |
JP2016196794A (ja) | 2016-11-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101305144B1 (ko) | 프로젝트 창호 시스템 | |
JP6616535B2 (ja) | 断熱サッシ | |
JP2023065679A (ja) | ドア | |
JP6716248B2 (ja) | 改装用建具 | |
JP6796701B2 (ja) | 断熱サッシ | |
JP6512870B2 (ja) | ドア枠改装構造及び改装ドア | |
JP6460888B2 (ja) | 断熱サッシ | |
KR101673418B1 (ko) | 건축물의 오픈 조인트 커튼 월 시공용 복합 외장 패널 조립체 유닛 | |
JP6468887B2 (ja) | サッシ | |
JP4897436B2 (ja) | パネルユニット及びそれを用いた壁体構造 | |
JP4738393B2 (ja) | サッシ | |
JP6407050B2 (ja) | 断熱サッシ | |
JP5046677B2 (ja) | 鋼製のドア枠 | |
JP7345319B2 (ja) | 建具 | |
JP7449796B2 (ja) | 樹脂建具 | |
JP6496164B2 (ja) | 建具 | |
JP4211988B2 (ja) | ドア | |
JP2018031207A (ja) | 建具 | |
JP6423977B2 (ja) | サッシ | |
JP2023062503A (ja) | サッシ | |
JP2010121296A (ja) | サッシ窓 | |
JP2016166467A (ja) | 建具 | |
JP2020063607A (ja) | カーテンウォール | |
JP2018135746A (ja) | サッシ | |
JP4465263B2 (ja) | 断熱サッシ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190227 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190227 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20190227 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20190318 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190327 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190517 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190717 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20190913 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20191105 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20191107 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6616535 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |