JP6615463B2 - 教習車及びそれを利用した教習方法 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車学校などで用いられる教習車及びそれを利用した教習方法に関し、更に具体的には、運転感覚を身に付けるために好適な教習車及びそれを利用した教習方法に関するものである。
自動車用のシミュレーション装置としては、自動車学校で教習用に使用されている運転シミュレータが知られているが、これを改良したものとして、例えば下記特許文献1記載の運転シミュレーション装置がある。これは、より現実的な運転感覚を体験することを目的としたもので、昇降可能なローラー台上に車両を設定するとともに、車両の速度や仮想道路の勾配に応じて、車両の姿勢を制御したり、仮想道路の映像をディスプレイに表示するようにしたものである。しかしながら、当該技術では、実際の路上を走行することはできず、運転感覚を身に付けるには十分ではない。
一方、指導員が運転し、助手席に座った生徒ないし教習生に模範運転をしてみせ、生徒にその真似をさせるという教習方法がある。この方法は、教習効果をあげる上で極めて効果的である一方、生徒が助手席から見る景色は、運転席から見る景色とは異なるため、ドライバー目線で練習することはできない。
このような不都合に対し、下記特許文献2には、操縦席のまわりに配備されている各操縦操作機器と略同一サイズの模造機器を作り、該模造機器を助手席の前面に配置される支持体に取付け、支持体に対する模造機器の取付構造を、模造機器が助手席の空間内において実際の操縦操作機器と同様の位置関係を保ちながら実際の操縦操作機器に類似した動きができるように構成した模擬教習機器が開示されている。例えば、右ハンドル車の運転を練習するためには、左ハンドル車の助手席に前記模擬供給装置を設け、教習生は、変化する情景の中でインストラクターの説明を聞き、模範動作を目で見ながら、模造機器に手を触れてそれを実際動かしてみて学習する。
しかしながら、上述した特許文献2に記載の技術では、教習生が見よう見真似でハンドルやアクセル等を操作しても、実際にインストラクターが操作した量と同じだけの量を操作できているとは限らず、ハンドル等の操作量を感覚的につかむことは困難である。
下記特許文献3には、疑似運転操作手段と、これに対応して設けられた表示装置と、車両の運転状態を検出する運転状態検出手段とを備え、前記疑似運転操作手段の操作状態と、前記運転状態検出手段により検出される該車両の運転状態とに基づいて疑似運転時の車両位置を算出して前記表示装置に表示するようにした車両の疑似運転装置が開示されている。これによれば、疑似運転操作手段の疑似操舵ハンドル等は、車両の操舵ハンドル等に追随して動く(同文献7ページ追従モード参照)。
特開2011−133695号公報 特開2005−284227号公報 特開2005−3815号公報
ところで、特許文献3の背景技術は、疑似運転操作手段が助手席に設置される場合であっても、ディスプレイの表示を参照する仕組みとなっているが、運転感覚を身に付けるためには、車両の窓を眺めて、道路の状況や景色の移り変わりを見る方がよい。また、疑似運転操作手段は、同文献の図3や図4にあるように、座席とチャイルドシート間に挿入する程度の簡便な構成であるが、自動車の教習という観点からすると、疑似運転操作手段のハンドルやブレーキなどは、前記特許文献2のように、できる限り実際の車両に近づけたほうがよい。加えて、前記特許文献3では、運転席側の各種センサ類と疑似運転席側のハンドル等の駆動モータ等の電気的な接続や、駆動電力の供給をどのようにして行うかについては、何ら工夫されていない。このため、疑似運転操作手段を設置するに当たり、複雑な配線を余儀なくされる。
本発明は、以上の点に着目したもので、その目的は、自動車の教習を受ける生徒が、実際の路上を走行しながら、ドライバー目線を確保しつつ、ハンドル等の操作量を感覚的に把握し、効率的に運転技能の向上を図ることである。他の目的は、疑似運転台を着脱自在とすることで、教習車を通常の自動車としても使用することである。更に他の目的は、疑似運転台の着脱に当たって、配線作業の簡略化を図ることである。
本発明の教習車は、
運転席に設けられて車両を運転する運転操作手段,
該運転操作手段の操作状態を検知する操作検知手段,
前記運転操作手段に対応して助手席に設けられており、疑似的に運転席を再現する疑似運転操作手段,
前記操作検知手段によって検知された前記運転操作手段の操作状態に追従するように、前記疑似運転操作手段を駆動する疑似運転駆動手段,
前記疑似運転操作手段側に設けられており、前記運転操作手段が操作されたことを示す案内手段,
を備えており、
前記運転操作手段及び前記疑似運転操作手段は、
車両のハンドル,ブレーキ,アクセル,方向指示レバー,クラッチのうち、少なくともハンドルを含んでおり、
前記案内手段は、
前記疑似運転駆動手段による前記疑似運転操作手段の駆動に対応して、操作案内用の音声を出力する音声案内手段ないし操作案内用の光を出力する光案内手段のうち、少なくとも光案内手段を備えており、
該光案内手段は、
前記ハンドルの左右の回転方向を示す左回転発光部及び右回転発光部をそれぞれ備えており、
これらの左回転発光部及び右回転発光部を、前記疑似運転操作手段のハンドルに設けたことを特徴とする。
主要な形態の一つによれば、前記車両の助手席側のダッシュボードの形状に沿って疑似運転台が着脱可能に設けられており、該疑似運転台には、運転席における前記運転操作手段の配置と対応する位置に、前記疑似運転操作手段を設けるとともに、該疑似運転操作手段には前記疑似運転駆動手段を設けたことを特徴とする。他の形態によれば、前記運転操作手段及び前記疑似運転操作手段は、ブレーキ及びアクセルを含んでおり、前記光案内手段は、前記ブレーキが操作されたことを示すブレーキ発光部と、前記アクセルが操作されたことを示すアクセル発光部とをそれぞれ備えており、前記ブレーキ発光部を前記ブレーキと前記疑似運転台にそれぞれ設け、前記アクセル発光部を前記アクセルと前記疑似運転台にそれぞれ設けたことを特徴とする。あるいは、前記運転操作手段及び前記疑似運転操作手段は、方向指示レバーを含んでおり、前記光案内手段は、前記方向指示レバーによる左右の指示方向をそれぞれ示す左指示発光部及び右指示発光部を備えており、これらの左指示発光部及び右指示発光部を、前記疑似運転操作手段の方向指示レバーに設けたことを特徴とする。
更に他の形態の一つは、前記操作検知手段による検出結果を、前記疑似運転駆動手段に無線で伝達する無線伝達手段を備えたことを特徴とする。更には、前記疑似運転駆動手段による前記疑似運転操作手段の駆動に必要な電力を前記教習車側から無線で供給するワイヤレス給電手段を設けたことを特徴とする。更に別の形態としては、車両が道路の左側を走行する場合には、前記教習車が左ハンドル車であり、前記疑似運転操作手段を助手席側に設けるとともに、車両が道路の右側を走行する場合には、前記教習車が右ハンドル車であり、前記疑似運転操作手段を助手席側に設けたことを特徴とする。
本発明の教習方法は、前記いずれかの教習車を使用し、指導員は、運転席に座って運転操作手段を操作して教習車の運転を行い、生徒は、助手席に座って疑似運転操作手段を操作することを特徴とする。本発明の前記及び他の目的,特徴,利点は、以下の詳細な説明及び添付図面から明瞭になろう。
本発明によれば、助手席に疑似運転操作手段を設けるとともに、案内手段による案内に基づいて生徒が操作することで、実際の路上を走行しながら、ドライバー目線でハンドル等の操作量を感覚的に把握し、効率的に運転技能の向上を図ることができる。また、疑似運転台を着脱可能とすることで、教習車を通常の自動車としても使用することができる。また、運転席側における疑似運転操作手段の検知結果を無線で疑似運転台側に伝達することとしたので、配線作業の簡略化を図ることができる。
本発明の実施例の教習車の主要部を示す斜視図である。 前記実施例において、助手席に模擬運転台を取り付ける様子を示す斜視図である。 前記実施例の電気的な構成を示すブロック図である。 (A)は前記実施例におけるトランス構造の一例を示す図である。(B)は他の実施例の主要部を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態を、実施例に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例は、我が国のような左側通行国で、運転席が進行方向右側にある右ハンドル車の場合である。
図1には、本発明の一実施例に係る教習用自動車(以下「教習車」という)10の主要部である運転席及び助手席の部分が示されている。また、教習車10に模擬運転台100を取り付ける様子が、図2に示されている。これらの図において、教習車10は、いわゆる左ハンドル車で、左側が運転席12,右側が助手席14となっている。運転席12には、ハンドル(ステアリングホイール)20,ブレーキペダル22,アクセルペダル24(図3参照),方向指示レバー(ウインカーレバー)26,速度計などのメータ類28,シフトレバー30などが設けられている。他に、ワイパーレバー,クラクションスイッチ,エアコン操作スイッチなどが通常の乗用車と同様に設けられている。
一方、助手席14に取り付けられる模擬運転台100は、助手席14のダッシュボード16の形状に沿った筐体101を備えており、この筐体101に、ハンドル120,ブレーキペダル122,アクセルペダル124,方向指示レバー126,速度計などのメータ類128が設けられている。筐体101は、ダッシュボード16に対して着脱自在の構造となっており、ボルト・ナットなどの公知の手段で固定される。そして、模擬運転台100をダッシュボード16に取り付けた状態で、ハンドル120,ブレーキペダル122,アクセルペダル124,方向指示レバー126,メータ類128が、運転席12におけるハンドル20,ブレーキペダル22,アクセルペダル24,方向指示レバー26,メータ類28と対応する位置となり、あたかも右ハンドル車の運転席が疑似的に再現された状態となる。
次に、図3を参照して、電気的な構成について説明する。まず、運転席側から説明する。同図において、運転席12側のハンドル20,ブレーキペダル22,アクセルペダル24,方向指示レバー26,メータ類28には、それぞれハンドルセンサ20S,ブレーキセンサ22S,アクセルセンサ24S,方向指示センサ26S,メータ信号分岐部28Sが設けられている。ハンドルセンサ20Sは、ハンドル20が右回転・左回転したときの回転方向と回転角度を検出する。ブレーキセンサ22Sは、ブレーキペダル22の踏込量を検出する。アクセルセンサ24Sは、アクセルペダル24の踏込量を検出する。方向指示センサ26Sは、方向指示レバー26のシフト方向を検出する。メータ信号分岐部28Sは、メータ類28に入力されている信号を分岐して出力する。なお、メータ類28の針の動きを検出するようにしてもよい。
これらのハンドルセンサ20S,ブレーキセンサ22S,アクセルセンサ24S,方向指示センサ26S,メータ信号分岐部28Sの信号出力側は、ラジコン(ラジオコントロール)送信機50に接続されている。ラジコン送信機50は、運転席12の周囲の適宜位置,例えばダッシュボード内側に設けられている。
次に、助手席側について説明する。模擬運転台100のハンドル120,ブレーキペダル122,アクセルペダル124,方向指示レバー126,メータ類128には、それぞれハンドル駆動部120D,ブレーキ駆動部122D,アクセル駆動部124D,方向指示駆動部126D,メータ駆動部128Dが設けられている。ハンドル駆動部120Dは、ハンドルセンサ20Sからの検知信号に基づいて、ハンドル120を運転席側のハンドル20に追従して回転させる。ブレーキ駆動部122Dは、ブレーキセンサ22Sからの検知信号に基づいて、ブレーキペダル122を運転席側のブレーキペダル22の踏込量に追従して押し込む又は押し下げる。アクセル駆動部124Dは、アクセルセンサ24Sからの検知信号に基づいて、アクセルペダル124を運転席側のアクセルペダル24の踏込量に追従して押し込む又は押し下げる。方向指示駆動部126Dは、方向指示センサ26Sからの検知信号に基づいて、方向指示レバー126を運転席側の方向指示レバー26の操作方向に追従してシフトさせる。メータ駆動部128Dは、メータ信号分岐部28Sからの分岐信号に基づいて、メータ類128を運転席側のメータ類28の動きに追従して駆動させる。
これらのハンドル駆動部120D,ブレーキ駆動部122D,アクセル駆動部124D,方向指示駆動部126D,メータ駆動部128Dは、ラジコン受信機150に接続されている。ラジコン受信機150は、ラジコン送信機50から出力された無線信号を受信するためのものである。これにより、運転席側のハンドルセンサ20S,ブレーキセンサ22S,アクセルセンサ24S,方向指示センサ26S,メータ信号分岐部28Sの出力信号が、模擬運転台100のハンドル駆動部120D,ブレーキ駆動部122D,アクセル駆動部124D,方向指示駆動部126D,メータ駆動部128Dにそれぞれ供給されるようになっている。ラジコン受信機150は、模擬運転台100の適宜位置,例えば筐体101の内側に設けられている。
次に、模擬運転台100の各部を駆動するための電源について説明する。教習車10には、通常の自動車と同様に、駆動用の車載バッテリ60が搭載されているので、この車載バッテリ60の出力を、模擬運転台100の各部に供給すればよいが、そのためには電力供給用の配線が必要となる。そこで、本実施例では、車載バッテリ60の出力側にインバータ62を設け、これによって直流を交流に変換する。変換した交流電力は、トランス70の一次巻線72に供給される。トランス70の二次巻線74の交流電力は、コンバータ162によって直流に変換され、模擬運転台100の各部に供給される。
この場合において、トランス70の一次巻線72は、図4に示すように、教習車10の助手席14の適宜位置,例えばダッシュボード下部11に形成した凹部73の内側に巻回されている。他方、トランス70の二次巻線172は、模擬運転台100の筐体101に形成した凸部173の外側に巻回されている。そして、助手席14のダッシュボードに、模擬運転台100の筐体101を取り付けたときに、前記凹部73に前記凸部173が嵌まり込むように構成されている。これにより、一次巻線72と二次巻線74との間で電磁誘導が生じ、トランス70が形成される。なお、図3の音声案内部200については、後述する実施例2で説明する。
次に、本実施例の動作を説明する。上述したように、教習車10の助手席14に模擬運転台100を取り付けると、ハンドル120,ブレーキペダル122,アクセルペダル124,方向指示レバー126,メータ類128が、運転席12におけるハンドル20,ブレーキペダル22,アクセルペダル24,方向指示レバー26,メータ類28と対応する位置となり、あたかも右ハンドル車の運転席が疑似的に設けられた状態となる。また、車載バッテリ60の直流電力が、インバータ62,トランス70,コンバータ162を介して、ハンドル駆動部120D,ブレーキ駆動部122D,アクセル駆動部124D,方向指示駆動部126D,メータ駆動部128Dにそれぞれ供給されるようになる。
この状態で、運転席12には指導員(教官)が座り、助手席14には生徒が座る。そして、指導員は、自動車学校内の教習用コース内や、路上を走行する。生徒は、右ハンドル車であれば教習車10の運転席である位置から、フロントガラスやサイドガラスを介して実際の道路の状況や風景を見ることができる。すなわち、生徒自身があたかも運転しているかのような状況となる。
このときの指導員によるハンドル20,ブレーキペダル22,アクセルペダル24,方向指示レバー26の動きは、ハンドルセンサ20S,ブレーキセンサ22S,アクセルセンサ24S,方向指示センサ26Sによってそれぞれ検知され、検知信号がラジコン送信機50によって模擬運転台100のラジコン受信機150に送信される。また、メータ類128に供給されている信号がメータ信号分岐部28Sで分岐され、同様に、ラジコン送信機50によってラジコン受信機150に送信される。
模擬運転台100では、ラジコン受信機150で受信した検知信号が、ハンドル駆動部120D,ブレーキ駆動部122D,アクセル駆動部124D,方向指示駆動部126D,メータ駆動部128Dにそれぞれ供給される。すると、助手席側のハンドル120,ブレーキペダル122,アクセルペダル124,方向指示レバー126,メータ類128が、運転席側に追従して動くようになる。すなわち、運転席側におけるハンドル等の動きがそのまま助手席側に伝わるようになる。これにより、生徒は、指導員のハンドル操作やペダル操作をそのまま体感することができる。一方、上述したように、右ハンドル車であれば、運転席となる位置に座っているので、ドライバーと同様の状態で道路の状況を見ている。
指導員は、道路状況に関する説明や、ハンドル20等の操作の内容を、走行中の実際の道路状況に即して生徒に説明するとともに、ハンドル20等の操作を行う。生徒は、実際の道路状況の中において、指導員の説明を聞くとともに、ハンドル120等の模範動作を確認する。これにより、生徒は、右ハンドル車であたかも運転席に座ったドライバーのような経験をすることができ、運転感覚を身に付けることができるようになる。
なお、この場合において、仮に生徒が指導員の模範動作と異なった動作,例えば、ハンドル120を逆方向に回した,ブレーキ122の代わりにアクセル124を踏み込んだなどの誤った操作をしても、ラジコン送受信による一方向の通信となっているので、誤った操作が運転席12側に伝達されることはない。
ところで、本実施例によれば、運転席12側において得た各センサの検知信号の送信と、助手席14側の模擬運転台100の各駆動部に対する送信が、ラジコン送受信によって電波により行われている。このため、信号を運転席12側から助手席14側に送信するための配線が不要となる。加えて、教習車10側から模擬運転台100に対する駆動電力供給を、トランスを利用して行うこととしたので、電力供給のための配線も不要となるといった利点がある。
以上のように、本実施例によれば、次のような効果がある。
a,左ハンドル車の運転席と同様にハンドル等を助手席に設けて、助手席に疑似的に運転席を再現することとしたので、生徒は、右ハンドル車の運転席に相当する位置に座って実際の路上を走行して、周囲の道路状況や景色を見ながらハンドル等の操作を行うので、あたかも自分が運転しているような状況の中で運転感覚を身に付けることができ、運転技能の向上を図ることができる。
b,実際の路上走行におけるハンドル等の操作タイミングのみならず、ハンドルの回転量やアクセル・ブレーキの踏込量なども把握することができる。
c,模擬運転台100を着脱自在としたので、通常の自動車としても使用することができる。
d,生徒がハンドル等の操作を誤っても、模擬運転台100における各部の動きが運転席側に伝達されることはないので、安全に路上教習を行うことができる。
e,運転席12のセンサ類の検知信号を模擬運転台100の駆動部に対して無線により送信することとしたので、模擬運転台100に対する配線が不要となる。
f,加えて、模擬運転台100に必要な駆動電力を、車載バッテリ60の直流を交流に変換し、トランスを介して模擬運転台100に電力を供給することで、電力用の配線も不要となる。
次に、本発明の実施例2について説明する。上述した実施例では、運転席12に座った指導員が口頭で道路状況や操作内容を説明するようにしたが、これを音声案内で行うようにしたものである。図3に示すように、本実施例では、模擬運転台100に音声案内部200が設けられている。音声案内部200は、ラジコン受信機150において運転席12側から検知信号を受信したときに、その検知信号に対応して予め設定した音声を出力する機能を備えており、模擬運転台100の筐体101の適宜位置に設けられている。
音声の一例を示すと、次のようになる。
a,指導員がハンドル20を右に切ったとき:「ハンドル右です」
b,指導員がハンドル20を左に切ったとき:「ハンドル左です」
c,指導員がブレーキペダル22を踏み込んだとき:「ブレーキ踏みます」
d,指導員がアクセルペダル24を踏み込んだとき:「アクセル踏みます」
e,指導員が方向指示レバー26を右に倒したとき:「方向指示右です」
f,指導員が方向指示レバー26を左に倒したとき:「方向指示左です」
助手席14側に座っている生徒は、上記の音声によるガイドを聞きながら、ハンドル120等を操作すれば、指導員の操作にほぼ追随して操作を行うことができ、運転感覚を身につけて行くことができる。
次に、本発明の実施例3について説明する。上述した実施例では、運転席12に座った指導員の操作を音声で助手席14に座っている生徒に聞かせるようにしたが、本実施例では、光によって生徒に知らせるようにしている。図4(B)には、本実施例における模擬運転台100の主要部が示されている。ハンドル120には、その左右に左回転発光部120L,右回転発光部120Rが設けられている。また、ブレーキペダル122には表面にブレーキ発光部122Hが設けられており、アクセルペダル124にはアクセル発光部124Hが設けられている。更に、方向指示レバー126には、左指示側に左指示発光部126Lが設けられており、右指示側に右指示発光部126Rが設けられている。各発光部120L,120R,122H,124H,126L,126Rは、例えばLED(発光ダイオード)を適宜のケースに収納することによって構成されている。
前記左右回転発光部120L,120Rは、ハンドル駆動部120Dからの駆動信号に基づいて発光する。具体的には、
a,指導員がハンドル20を左に回したときは、左回転発光部120Lが発光する。
b,指導員がハンドル20を右に回したときは、右回転発光部120Rが発光する。
となる。ブレーキ発光部122Hは、ブレーキ駆動部122Dからの駆動信号に基づいて指導員がブレーキペダル22を踏み込んだときに発光する。アクセル発光部124Hは、アクセル駆動部124Dからの駆動信号に基づいて、指導員がアクセルペダル24を踏み込んだときに発光する。なお、同図中の発光部122HN,124HNについては後述する。
次に、本実施例の動作を説明すると、指導員が運転席12側のハンドル20を左に回したとすると、これがハンドルセンサ20Sで検知され、検知信号がラジコン送信機50,ラジコン受信機150を介してハンドル駆動部120Dに出力される。すると、助手席14側のハンドル120の左回転発光部120Lが発光する。生徒は、この発光を見て、指導員のハンドル操作が行われたこと及びその方向が左であることを知ることができ、その方向にハンドル120を回す。指導員がハンドル20を右に回したときは、右回転発光部120Rが発光し、これを見て生徒は、ハンドル120を右に回す。
指導員が運転席12側のブレーキペダル22を踏み込んだとすると、これがブレーキセンサ22Sで検知され、検知信号がラジコン送信機50,ラジコン受信機150を介してブレーキ駆動部122Dに出力される。すると、助手席14側のブレーキペダル122のブレーキ発光部122Hが発光する。生徒は、この発光を見て、指導員によるブレーキ操作が行われたことを知ることができ、ブレーキ122を踏み込むようにする。指導員がアクセルペダル24を踏み込んだときは、同様にして、アクセル発光部124Hが発光し、これを見て生徒は、アクセルペダル24を踏み込むようにする。
このように、本実施例によれば、操作部の発光による案内を行って生徒は何を操作すればよいか、どちらの方向に操作すればよいかを知ることができる。また、指導員による口頭の説明を省くことができるといった利点もある。
次に、本発明の実施例4について説明する。前記実施例3では、ブレーキペダル122にブレーキ発光部122Hを設け、アクセルペダル124にアクセル発光部124Hを設けたが、位置が足元なので、生徒側からみると多少わかりにくい恐れがある。そこで、本実施例では、疑似運転台100の見やすい位置に、ブレーキ発光部122HN,アクセル発光部124HNを設けている。
ブレーキ発光部122HNは、ブレーキ駆動部122Dからの駆動信号に基づいて指導員がブレーキペダル22を踏み込んだときに発光する。アクセル発光部124HNは、アクセル駆動部124Dからの駆動信号に基づいて、指導員がアクセルペダル24を踏み込んだときに発光する。
指導員がブレーキペダル22を踏み込むとブレーキ発光部122H及び/又は122HNが発光し、アクセルペダル24を踏み込むとアクセル発光部124H及び/又は124HNが発光する。生徒は、ブレーキ発光部122HNやアクセル発光部124HNを参照することができるので、ブレーキ操作やアクセル操作を的確に行うことができる。
なお、本発明は、上述した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加えることができる。例えば、以下のものも含まれる。
(1)前記実施例では、ハンドル,ブレーキ,アクセル,方向指示レバーを操作対象としたが、必要に応じて増減してよい。例えば、ハンドルのみとする,クラッチやギヤチェンジレバーを追加するといった具合である。
(2)前記実施例では、右ハンドル車の場合を説明したが、左ハンドル車の場合は、運転席と助手席を入れ替えればよい。我が国のように、車両が道路の左側を走行する場合には、前記教習車を左ハンドル車とするとともに、前記疑似運転操作手段を助手席側に設けるようにする。しかし、車両が道路の右側を走行する場合には、前記教習車を右ハンドル車とするとともに、前記疑似運転操作手段を助手席側に設けるようにする。しかし、我が国において左ハンドル車を運転する場合には、後者のような配置とする。
(3)前記実施例では、生徒の操作対象や操作方向を音や光によって示したが、生徒が指導員と異なる操作を行ったり、操作の追従を怠ったときに、警告音や警告光を発するように構成してもよい。更に、異なる操作や追従の発生頻度の多少から生徒の習熟度を判定するようにしてもよい。
(4)前記実施例を組み合わせてもよい。例えば、実施例2の音と実施例3の光の両方を同時に行うという具合である。生徒の技量に応じた複数の動作モードを備えるようにしてもよい。例えば、
a,初心者には、指導員の口頭による説明に発光によるガイドを行う。
b,中級者には、光もしくは音声によるガイドを行う。
c,上級者には、一切のガイドを行わない。
といった具合である。
(5)前記実施例では、トランスを利用した電磁誘導により、教習車10側から疑似運転台100側に電力をワイヤレスで供給したが、電力についてはケーブルによって電力を供給してもよいし、疑似運転台100側にバッテリを搭載するようにしてもよい。また、交流発電機の交流出力を取り出してトランス70の一次側に供給するようにしてもよい。更に、他の方式のワイヤレス電力伝送を行うようにしてもよい。
(6)前記実施例は、本発明を自動車の教習に適用したものであるが、運転席及び助手席を有する各種乗り物に適用してよい。
本発明によれば、自動車の教習を受ける生徒が、実際の路上を走行しながら、ドライバー目線でハンドル等の操作量を感覚的に把握し、効率的に運転技能の向上を図ることができるので、自動車の講習に好適である。
10:教習車
11:ダッシュボード下部
12:運転席
14:助手席
16:ダッシュボード
20:ハンドル
20S:ハンドルセンサ
22:ブレーキペダル
22S:ブレーキセンサ
24:アクセルペダル
24S:アクセルセンサ
26:方向指示レバー
26S:方向指示センサ
28:メータ類
28S:メータ信号分岐部
30:シフトレバー
50:ラジコン送信機
60:車載バッテリ
62:インバータ
70:トランス
72:一次巻線
73:凹部
74:二次巻線
100:模擬運転台
101:筐体
120:ハンドル
120D:ハンドル駆動部
120L:左回転発光部
120R:右回転発光部
122:ブレーキペダル
122D:ブレーキ駆動部
122HN:ブレーキ発光部
124:アクセルペダル
124D:アクセル駆動部
124HN:アクセル発光部
126:方向指示レバー
126D:方向指示駆動部
126L:左指示発光部
126R:右指示発光部
128:メータ類
128D:メータ駆動部
150:ラジコン受信機
162:コンバータ
172:二次巻線
173:凸部
200:音声案内部

Claims (8)

  1. 運転席に設けられて車両を運転する運転操作手段,
    該運転操作手段の操作状態を検知する操作検知手段,
    前記運転操作手段に対応して助手席に設けられており、疑似的に運転席を再現する疑似運転操作手段,
    前記操作検知手段によって検知された前記運転操作手段の操作状態に追従するように、前記疑似運転操作手段を駆動する疑似運転駆動手段,
    前記疑似運転操作手段側に設けられており、前記運転操作手段が操作されたことを示す案内手段,
    を備えており、
    前記運転操作手段及び前記疑似運転操作手段は、
    車両のハンドル,ブレーキ,アクセル,方向指示レバー,クラッチのうち、少なくともハンドルを含んでおり、
    前記案内手段は、
    前記疑似運転駆動手段による前記疑似運転操作手段の駆動に対応して、操作案内用の音声を出力する音声案内手段ないし操作案内用の光を出力する光案内手段のうち、少なくとも光案内手段を備えており、
    該光案内手段は、
    前記ハンドルの左右の回転方向を示す左回転発光部及び右回転発光部をそれぞれ備えており、
    これらの左回転発光部及び右回転発光部を、前記疑似運転操作手段のハンドルに設けたことを特徴とする教習車。
  2. 前記車両の助手席側のダッシュボードの形状に沿って疑似運転台が着脱可能に設けられており、
    該疑似運転台には、運転席における前記運転操作手段の配置と対応する位置に、前記疑似運転操作手段を設けるとともに、該疑似運転操作手段には前記疑似運転駆動手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の教習車。
  3. 前記運転操作手段及び前記疑似運転操作手段は、ブレーキ及びアクセルを含んでおり、
    前記光案内手段は、前記ブレーキが操作されたことを示すブレーキ発光部と、前記アクセルが操作されたことを示すアクセル発光部とをそれぞれ備えており、
    前記ブレーキ発光部を前記ブレーキと前記疑似運転台にそれぞれ設け、前記アクセル発光部を前記アクセルと前記疑似運転台にそれぞれ設けたことを特徴とする請求項2記載の教習車。
  4. 前記運転操作手段及び前記疑似運転操作手段は、方向指示レバーを含んでおり、
    前記光案内手段は、前記方向指示レバーによる左右の指示方向をそれぞれ示す左指示発光部及び右指示発光部を備えており、
    これらの左指示発光部及び右指示発光部を、前記疑似運転操作手段の方向指示レバーに設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の教習車。
  5. 前記操作検知手段による検出結果を前記疑似運転駆動手段に無線で伝達する無線伝達手段を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の教習車。
  6. 前記疑似運転駆動手段による前記疑似運転操作手段の駆動に必要な電力を前記教習車側から無線で供給するワイヤレス給電手段を設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の教習車。
  7. 車両が道路の左側を走行する場合には、前記教習車が左ハンドル車であり、前記疑似運転操作手段を助手席側に設けるとともに、車両が道路の右側を走行する場合には、前記教習車が右ハンドル車であり、前記疑似運転操作手段を助手席側に設けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の教習車。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の教習車を使用し、指導員は、運転席に座って運転操作手段を操作して教習車の運転を行い、生徒は、助手席に座って疑似運転操作手段を操作することを特徴とする教習方法。
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