JP6615426B1 - 電磁操作装置 - Google Patents

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Abstract

複数の開閉器(200)を一括で手動操作する手動操作部(20)は、開閉器(200)を操作する電磁操作装置本体部(10)のフレーム(11)に回動自在に保持され、複数の電磁操作装置本体部(10)が並べられた領域に掛け渡されて配設されたシャフト(5)、シャフト(5)を回動操作する持ち手部(9)を有するハンドル部(7)、電磁操作装置本体部(10)の各々に対応してシャフト(5)に各別に装着された複数のカム(6)、シャフト(5)と各々の電磁操作装置本体部(10)の可動軸(1)との間に設けられ、フレーム(11)に支持された回転軸(3a)に回動自在に支持され、一端部がカム(6)に、他端部が可動軸(1)に接するリンク部材(3)を備え、ハンドル部(7)の開極操作に伴ってシャフト(5)を回動させ、カム(6)およびリンク部材(3)を介して複数の可動軸(1)を同時に移動させるように構成された。

Description

本願は、例えば開閉器を操作する電磁操作装置に関するものである。
開閉器として、可動接触子と固定接触子とを真空容器内に内蔵した真空遮断器があり、可動接触子を移動させることにより開閉操作が行われる。開閉器を操作する電磁操作装置は、電磁操作だけではなく、手動操作が可能となるように構成されている。手動で開極操作を行う場合は、例えば、作業者が回転軸を回動させることで回転軸に固定されたレバーを駆動させ、レバーによって直接的に電磁操作装置の可動軸を押して駆動させていた。また、その回転軸はレンチ等の工具を用いて駆動される構成であった(例えば、特許文献1参照)。
また、従来の開閉装置として三相分のスイッチ部(開閉器)に対して一括で開閉操作を行う構成が開示されており、手動操作時には別部品のハンドルを主軸(回転軸)に装着し、その主軸に固定されたレバーによって直接的に駆動軸(可動軸)を駆動させていた(例えば、特許文献2参照)。
特許第5901351号公報 特許第4668165号公報
特許文献1の電磁操作装置は、手動操作のための機構部が電磁操作装置と一対に設けられていた。そのため、一台の開閉装置の中に三相分の開閉器が備えられ、三相個別に電磁操作装置が設けられた構成を想定した場合、手動開極操作を行うにあたって一相毎に手動操作を行う必要があるため一時的に欠相状態が発生していた。
また、特許文献1および2の構成にあっては、可動軸を回転軸に固定したレバーによって直接的に駆動させる構造であるため、レバーが固定された回転軸を直接回転操作するに足りる操作トルクが必要であり、一括で手動操作する装置の台数の増加により操作トルクが大きくなる点において操作性に問題があった。また、手動操作のためのハンドル等が装置側に装備されていない点においても操作性に問題があった。
本願は、上記のような課題を解決するための技術を開示するものであり、複数の開閉器に対し一括で手動操作を行うことを可能とするとともに、操作性に優れた電磁操作装置を提供することを目的とする。
本願に開示される電磁操作装置は、複数の開閉器に対して一括して手動で開極操作を行う手動操作部を備えた電磁操作装置において、上記手動操作部は、上記開閉器を操作する電磁操作装置本体部のフレームに回動自在に保持され、複数の上記電磁操作装置本体部が並べられた領域に掛け渡されて配設されたシャフト、上記シャフトを回動操作する持ち手部を有するハンドル部、複数の上記電磁操作装置本体部の各々に対応して上記シャフトに各別に装着された複数のカム、上記シャフトと各々の上記電磁操作装置本体部の可動軸との間に設けられ、上記フレームに支持された回転軸に回動自在に支持され、一端部が上記カムに、他端部が上記可動軸に接するリンク部材を備え、上記ハンドル部の開極操作に伴って上記シャフトを回動させ、上記カムおよび上記リンク部材を介して複数の上記可動軸を同時に移動させるように構成され、上記ハンドル部は、上記シャフトに平行に設けられた一本の上記持ち手部と、上記シャフトの両端部から各々径方向外側に伸び、上記持ち手部の両端部に各々連結されたアーム部によって構成され、上記持ち手部は上記電磁操作装置の正面側に露出した状態に配設されたものである。
また、本願に開示される電磁操作装置は、複数の開閉器に対して一括して手動で開極操作を行う手動操作部を備えた電磁操作装置において、上記手動操作部は、上記開閉器を操作する電磁操作装置本体部のフレームに回動自在に保持され、複数の上記電磁操作装置本体部が並べられた領域に掛け渡されて配設されたシャフト、上記シャフトを回動操作する持ち手部を有するハンドル部、複数の上記電磁操作装置本体部の各々に対応して上記シャフトに各別に装着された複数のカム、上記シャフトと各々の上記電磁操作装置本体部の可動軸との間に設けられ、上記フレームに支持された回転軸に回動自在に支持され、一端部が上記カムに、他端部が上記可動軸に接するリンク部材を備え、上記ハンドル部の開極操作に伴って上記シャフトを回動させ、上記カムおよび上記リンク部材を介して複数の上記可動軸を同時に移動させるように構成され、上記手動操作部は、押しばねを内蔵し、上記フレームに固定されたプランジャ、上記プランジャに連動し、上記シャフトに固着されたプランジャ用カムを備え、上記シャフトの開極操作時の回転域の中間の位置において、上記プランジャ用カムの頂部が上記プランジャに接して上記押しばねを圧縮するように構成されたものである。
本願に開示される電磁操作装置によれば、シャフトに装着されたカムをリンク部材に連動させて可動軸を移動させる構成であるため、直接的にシャフトに可動軸を移動させるための一つの部材を装着させた構成のものよりも、シャフトに連動する部品点数が多い分だけ設計裕度が高くなり、手動操作に必要となる操作トルクの調整が容易であり、シャフトに固定されたハンドル部を手動操作することによって一括で複数の可動軸を操作でき、操作性を向上させることが可能となる。
実施の形態1に係る電磁操作装置の概要を示す部分断面側面図である。 電磁操作装置の拡大側断面図である。 実施の形態1に係る電磁操作装置の正面図である。 リンク部材の要部拡大平面図である。 実施の形態1に係る電磁操作装置の斜視図である。 カムとリンク部材を示す側面図である。 実施の形態2に係る電磁操作装置の正面図である。 図7のB−B線に沿った側断面図である。
実施の形態1.
本願の実施の形態1に係る電磁操作装置100について図1から図6を用いて説明する。
図1は、実施の形態1による電磁操作装置100を示す部分断面側面図であり、この電磁操作装置100によって開閉操作がなされる開閉器200との接続関係を示した図である。ここで、開閉器200とは例えば真空遮断器であり、電磁操作装置100と開閉器200とによって開閉装置が構成されている。
電磁操作装置100は、電源を利用可能な場合に開閉器200を電磁操作する電磁操作装置本体部10と、電源喪失時等の緊急時に作業員が開閉器200を手動操作するための手動操作部20とを備えている。図1において、電磁操作装置本体部10が中央部に、開閉器200が右側に、手動操作部20が左側に配置され、それらを貫くように可動軸1が左右方向に延在して配設されている。なお、三相分の開閉器200が図1の奥行側に並んで配置されており、図1の左端の面部が電磁操作装置100の正面となっている。
開閉器200は、真空容器内にて可動接触子201と固定接触子202とが軸方向に沿って突き合わせとなるように構成されており、可動接触子201に繋がる可動軸1が電磁操作装置本体部10または手動操作部20によって操作されて開閉が制御される。なお、図1においては、可動接触子201と電磁操作装置本体部10との間に位置する絶縁部および二つの接触子に繋がる導電部等の構成の記載を省略している。
図2は電磁操作装置100の拡大側断面図であり、可動軸1を電磁操作によって駆動させる電磁操作装置本体部10の構成と、可動軸1を手動で駆動させる手動操作部20の詳細な構成とを例示している。図2は、後述する図3のA−A線に沿った側断面図に相当する。
電磁操作装置本体部10は、通常の運転時に開閉器200の開閉操作を行う機構部であり、フレーム支持部11bによって支持された対向する2枚の板状のフレーム11の内部に、可動軸1に固定され開閉操作により軸方向に移動するように構成された可動鉄心12と、フレーム11に固定され、可動鉄心12と対向して設けられた固定鉄心13とを備えている。可動鉄心12はコイル14の通電状態によって操作され、閉極状態から開極状態に遷移させる場合には、図1中の矢印に示す開極方向(左側)に可動鉄心12が移動し、可動鉄心12が固定鉄心13から離れる。可動鉄心12が固定鉄心13から離れて二つの鉄心の間に隙間が生じると、開閉器200とは反対側の可動軸1の端部(左端部)に設けられたばね部材30によって可動軸1が開極方向(引き外し方向)に動かされ、開閉器200の可動接触子201が固定接触子202から離れて開極状態となる。なお、可動軸1の端部にはばね部材30を押さえるためのばね押さえ板31が配設されている。
手動操作部20は作業員の手動操作にて開閉器200を閉極状態から開極状態に切り替えるための機構部である。図2に示すように、手動操作部20は、ばね部材30が配設された可動軸1の一方の端部、すなわち開閉器200に接続されていない側の端部に設けられている。そして、手動操作部20は、可動軸1の外周部に固着されたフランジ2を軸方向に押すリンク部材3と、リンク部材3を回動自在に支持する回転軸3aと、フレーム11に支持されたシャフト支持部4と、シャフト支持部4に回動自在に支持されたシャフト5と、シャフト5に固着され、リンク部材3と接するカム6と、シャフト5から径方向外側に伸びるアーム部8とそのアーム部8の径方向外側端部に取り付けられた持ち手部9よりなるハンドル部7によって主に構成されている。
さらに説明すると、シャフト5は三相分の電磁操作装置本体部10が並べられた領域に掛け渡されて配設され、三つのカムが三相分の電磁操作装置本体部10の各々に対応して一本のシャフト5に各別に装着される。
さらに、リンク部材3はシャフト5と各々の電磁操作装置本体部10の可動軸1との間に設けられ、フレーム11に支持された回転軸3aに回動自在に支持され、リンク部材3の一端部がカム6に接し、他端部が可動軸1に一体となるように固定されたフランジ2に接している。このリンク部材3はカム6の動作を伝達する部材であり、シャフト5と可動軸1との間の距離に対応した寸法に形成される。図2の例では、リンク部材3は、その平面形状が弓型にカーブし、端部がフランジ2およびカム6側に突き出した形状であり、カム6と接触する平坦な接合面を有したものが示されている。
本願の電磁操作装置100は、ハンドル部7の開極操作に伴ってシャフト5を回動させ、カム6およびリンク部材3を介して三相分の可動軸1を同時に移動させることで、手動による三相一括での開極操作を行うように構成されている。
図3は、閉極状態にある電磁操作装置100を正面側から観察した正面図である。図3に示すように、シャフト5の軸方向(左右方向)に沿って一列に三相分の電磁操作装置本体部10が並べられ、電磁操作装置本体部10に各別に設けられた可動軸1は互いに離間して平行に配置され、可動軸1とシャフト5とはリンク部材3を回動させるための一定の距離を確保するように離間して配置されている。図3において、三本の可動軸1は奥行き方向に延在し、可動軸1の下側に手動操作部20のハンドル部7の一本の直線状の持ち手部9がシャフト5と平行に保持されている。
そして、作業員によるハンドル操作が容易となるように、手動操作部20の持ち手部9は平板状のフレーム11の正面側に露出して設けられ、閉極時には、作業者の手前側に突き出すように保持されており、操作性のよいレイアウトとなっている。
例えば、開閉器200の閉極時にあっては、持ち手部9はシャフト5の手前側に突き出した状態に保持されるため、シャフト5の径方向に伸びるアーム部8は水平方向に延在する状態となり、開極操作による操作域がシャフト5の回転角で90度であった場合、開極操作が終わった時点で、図1に破線で示すように、持ち手部9がシャフト5の下側に配設され、アーム部8がシャフト5から下向きに伸びた状態となる。
なお、ハンドル部7のポジションを保持する機能を持つストッパー等(図示せず)を設け、ハンドル部7が自重によって下向きに移動しないように構成することもできる。
また、ハンドル部7は自重による回動を抑制できる程度の重量に調整されている。そして、閉極状態にあっては、電磁操作装置本体部10によって可動軸1が開閉器200側に押されているため、ハンドル部7が自然に下向きに回動しないように構成されている。
また、図3に示すように、リンク部材3を回動自在に保持するための回転軸3aは、可動軸1を挟んでフレーム11の表面部に固定された二つのフレーム土台部11aの間に掛け渡されている。この回転軸3aの軸が伸びる方向は可動軸1の軸が伸びる方向に直交する方向であり、回転軸3aと可動軸1との間の距離はリンク部材3の寸法に応じて調整される。
図4は、リンク部材3の要部拡大平面図であり、可動軸1との係合部となるリンク部材3のリンク先端部3bの平面形状を例示している。図4の例では、リンク部材3の可動軸1を駆動させる側の端部に、2本のリンク先端部3bが可動軸1を挟んで平行に配置された状態が示されている。リンク先端部3bの端部は、可動軸1に固定されたフランジ2の開閉器200側の端面に接触し、開極操作に伴って回転軸3aを支点として回動し、フランジ2の端面を開閉器200とは反対側に押すように構成されている。
図5は、閉極時の電磁操作装置100を正面側から観察した斜視図であり、ハンドル部7の持ち手部9は手前側に露出して配置され、シャフト5と持ち手部9の両端部を接続するようにアーム部8が設けられている。ハンドル部7は、電磁操作装置100に一体となるように装備されているため、手動操作の前に別部材のハンドルを取り付ける必要はなく、緊急時にすぐに手動操作に取り掛かることができる。
また、シャフト5と持ち手部9の両方の端部をアーム部8によって接続した四角い枠体が構成されるため、シャフト5の一端にだけ駆動力が加えられる場合よりもシャフト5の回転状態を安定させることができる。さらに、持ち手部9は、シャフト5が掛け渡された三相分の装置の幅に合わせて設けられているため、閉極操作時に作業員が自然に両手で持ち手部9を掴むだけの十分な長さを確保することができる。そして、開極開始時にあっては、この持ち手部9を作業員が掴んで下向きに力を加えて回動させ始める構成であるため、作業員が体重をかけつつ操作することが可能であり、三相一括の手動操作に必要となる操作トルクを確保しやすい。
このように本願の電磁操作装置100は、手動操作部20による手動操作を行う上で、従来のものよりも操作性がよい。
次に、図6を用いて開極操作時のカム6とリンク部材3との動作について説明する。図6は、カム6とリンク部材3が連動する状態を示した拡大側面図である。
この例では、カム6は一つの頂部を持つ卵型の板カムによって構成されている。カム6のベースサークルはシャフト5と同軸に配置され、ベースサークルから所定のリフト量だけ突出した頂部6aは、閉極時には下を向くようにシャフト5に装着されている。開極操作によってシャフト5が90度反時計回りに回転すると、図6に破線で示すカム6はその頂部6aが右向きとなる位置まで回動し、頂部6aが可動軸1の軸方向の開閉器200側に突出した状態となる。これに伴ってリンク部材3が回転軸3aを中心(支点)として反時計回りに回動し、リンク部材3の一端(下端)が頂部6aによって軸方向の開閉器200側(右側)に押され、リンク部材3の他端(上端)は、可動軸1の軸方向の開閉器200とは反対側(左側)に押され、可動軸1を開極方向に駆動させる。
なお、シャフト5に装着されるカム6は、三つの開閉器200に対して各別に設けられるため、三つのカム6が可動軸1に対応してシャフト5上に互いに離間して装着され、それら三つのカム6は、同形状、かつ同方向に配設されている。
また、ハンドル部7の持ち手部9(力点)からシャフト5(支点)までの距離に対し、シャフト5からカム6の頂部6a(作用点)までの距離をより小さく設定することで、梃子の原理により、より小さい操作トルクでカム6を駆動させることが可能となる。
ここで、リンク部材3の支点となる回転軸3aは、可動軸1とシャフト5との間に配置される。回転軸3aは、カム6に接触するリンク部材3の一端(力点)と可動軸1のフランジ2に接するリンク部材3の他端(作用点)とを結ぶ線上の中点に設けることが可能であるが、その中点以外の偏った位置に設けることも可能である。例えば、リンク部材3において、力点と支点(回転軸3a)との間の距離を、支点と作用点との距離よりも大きくなるように調整することで、梃子の原理により、より小さい操作トルクで可動軸1を開極方向に移動させることが可能となる。逆に、力点と支点との間の距離を、支点と作用点との距離よりも小さくなるように調整することで、手動操作部20による可動軸1の開極操作により、可動軸1をより大きく移動させることが可能となる。
このように、リンク部材3は、電磁操作装置100の規模および内部構造、ハンドル部7およびカム6の形状等の条件に合わせてその形状および配置を決定することが可能な設計裕度の高い部品である。そして、上記のようなカム6およびリンク部材3を備えた本願の電磁操作装置100は、直接的にシャフト5に可動軸1を移動させるための部材(先行技術においてのレバー)を装着させた構成のものよりも、設計裕度が高いため、緊急時において確保することが可能な操作トルクの範囲内で三相一括の手動操作ができるように、カム6およびリンク部材3の形状を調整することが可能であり、従来のものよりも操作性を向上させることが可能である。
実施の形態2.
次に、本願の実施の形態2に係る電磁操作装置100について図7および図8を用いて説明する。
図7は、閉極状態にある電磁操作装置100を正面側から観察した正面図であり、シャフト5の右端の位置において、フレーム11の外表面にプランジャ40が固定されており、そのプランジャ40に接するようにシャフト5にプランジャ用カム41が装着されている。図7のB−B線に沿った側断面図を図8に示す。
図8に示すように、プランジャ40は内部に押しばね40aを内蔵しており、プランジャ用カム41に接触することで押しばね40aが圧縮され、同時にプランジャ用カム41に接圧をかけるように構成されている。プランジャ用カム41は上述のカム6と同形状のものを用いることができ、開極操作の途中のタイミングで接圧が最も大きくなるようにプランジャ用カム41の向きが調整されている。
シャフト5の開極操作時の回動域が実施の形態1の場合と同様に90度であり、ハンドル部7が反時計回りにクロックポジションで9時から6時まで回動する場合、ハンドル部7およびシャフト5に連動するカム6の頂部6aの回動域は6時から3時となり、プランジャ用カム41の頂部の回動域が、例えばカム6に対して反時計回りに45度だけずれた範囲となるように、プランジャ用カム41はシャフト5に装着される。
この実施の形態2による電磁操作装置100では、シャフト5の開極操作時の回動域の中間の位置において、プランジャ用カム41の頂部がプランジャ40に接して押しばね40aを圧縮するように構成されているため、シャフト5の回動域のプランジャ用カム41の頂部がプランジャ40を超える後半部分にて、プランジャ40に内蔵された押しばね40aの接圧がプランジャ用カム41を開極操作をアシストするように作用する。よって、ハンドル部7の作業者による操作力だけに頼らずに、三相分の開閉器200の手動開極操作を一括で行うことが容易となる。
なお、プランジャ40は、シャフト5の回動域の中間的な位置にて接圧が最大となるため、一旦開極状態となった可動軸1が閉極状態に戻ることを抑制し、開極状態を安定的に保持することが可能となる。
さらに、シャフト5の回動域の前半部分では開極操作が進むにつれて徐々にプランジャ40による接圧が大きくなるため、開極操作開始時にハンドル部7を元の閉極状態に戻そうとする力が働く。よって、ハンドル部7に誤って負荷をかけたとしても、閉極状態を保つようにプランジャ40が作用し、誤動作を防止することができる。
このようにシャフト5の回動域にてプランジャ40から受ける接圧に強弱をつけることで、誤動作を抑制しつつ、開極状態または閉極状態を安定的に保持することも可能となる。
本願は、例示的な実施の形態が記載されているが、実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合が含まれるものとする。
1 可動軸、 2 フランジ、 3 リンク部材、 3a 回転軸、 3b リンク先端部、 4 シャフト支持部、 5 シャフト、 6 カム、 6a 頂部、 7 ハンドル部、 8 アーム部、 9 持ち手部、 10 電磁操作装置本体部、 11 フレーム、 11a フレーム土台部、 11b フレーム支持部、 12 可動鉄心、 13 固定鉄心、 14 コイル、 20 手動操作部、 30 ばね部材、 31 ばね押さえ板、 40 プランジャ、 40a 押しばね、 41 プランジャ用カム、 100 電磁操作装置、 200 開閉器、 201 可動接触子、 202 固定接触子

Claims (5)

  1. 複数の開閉器に対して一括して手動で開極操作を行う手動操作部を備えた電磁操作装置において、
    上記手動操作部は、
    上記開閉器を操作する電磁操作装置本体部のフレームに回動自在に保持され、複数の上記電磁操作装置本体部が並べられた領域に掛け渡されて配設されたシャフト、
    上記シャフトを回動操作する持ち手部を有するハンドル部、
    複数の上記電磁操作装置本体部の各々に対応して上記シャフトに各別に装着された複数のカム、
    上記シャフトと各々の上記電磁操作装置本体部の可動軸との間に設けられ、上記フレームに支持された回転軸に回動自在に支持され、一端部が上記カムに、他端部が上記可動軸に接するリンク部材を備え、
    上記ハンドル部の開極操作に伴って上記シャフトを回動させ、上記カムおよび上記リンク部材を介して複数の上記可動軸を同時に移動させるように構成され
    上記ハンドル部は、上記シャフトに平行に設けられた一本の上記持ち手部と、上記シャフトの両端部から各々径方向外側に伸び、上記持ち手部の両端部に各々連結されたアーム部によって構成され、上記持ち手部は上記電磁操作装置の正面側に露出した状態に配設されたことを特徴とする電磁操作装置。
  2. 複数の開閉器に対して一括して手動で開極操作を行う手動操作部を備えた電磁操作装置において、
    上記手動操作部は、
    上記開閉器を操作する電磁操作装置本体部のフレームに回動自在に保持され、複数の上記電磁操作装置本体部が並べられた領域に掛け渡されて配設されたシャフト、
    上記シャフトを回動操作する持ち手部を有するハンドル部、
    複数の上記電磁操作装置本体部の各々に対応して上記シャフトに各別に装着された複数のカム、
    上記シャフトと各々の上記電磁操作装置本体部の可動軸との間に設けられ、上記フレームに支持された回転軸に回動自在に支持され、一端部が上記カムに、他端部が上記可動軸に接するリンク部材を備え、
    上記ハンドル部の開極操作に伴って上記シャフトを回動させ、上記カムおよび上記リンク部材を介して複数の上記可動軸を同時に移動させるように構成され、
    上記手動操作部は、押しばねを内蔵し、上記フレームに固定されたプランジャ、上記プランジャに連動し、上記シャフトに固着されたプランジャ用カムを備え、
    上記シャフトの開極操作時の回転域の中間の位置において、上記プランジャ用カムの頂部が上記プランジャに接して上記押しばねを圧縮するように構成されたことを特徴とする電磁操作装置。
  3. 上記シャフトの軸方向に沿って三相分の上記電磁操作装置本体部が並べられて配設され、上記電磁操作装置本体部に各別に設けられた三本の上記可動軸は互いに離間して平行に配置されたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の電磁操作装置。
  4. 上記ハンドル部は、上記シャフトに平行に設けられた一本の上記持ち手部と、上記シャフトと上記持ち手部とを連結するアーム部によって構成され、上記持ち手部は上記電磁操作装置の正面側に露出した状態に配設されたことを特徴とする請求項2記載の電磁操作装置。
  5. 上記ハンドル部の上記持ち手部は、閉極時にあっては上記電磁操作装置の正面において上記シャフトの手前側に保持され、開極開始時にあっては下向きに押し下げられ上記シャフトを中心として回動するように構成されたことを特徴とする請求項1または請求項4記載の電磁操作装置。
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