JP6615037B2 - ネットワークシステム及びその接続方法 - Google Patents
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Description
しかし、公共スペースにおける通常業務の実施には情報漏えいのリスクが伴う。とりわけ、社外で通常業務を実施するにあたり、公共スペースに設けられた終端装置を用いてインターネットを共用することに関しては、高いセキュリティが担保されないとの声が多かった。
[構成の概要]
図1は、本発明の実施形態に係るネットワークシステムの構成と発明の概要を示す説明図である。図1に示すように、本実施形態に係るネットワークシステム10は、入退管理装置100と、空間運用装置200と、回線運用装置300と、第一の終端装置400と、第二の終端装置500a乃至500cと、を含んで構成されている。
入退管理装置100は、入退カードAから受信したユーザ認証情報に対応するユーザIDを空間運用装置200に送信し、空間運用装置200は、終端装置400と当該ユーザIDに対応する終端装置500aとの間の回線の接続に必要となる回線構築情報、及び、任意でユーザAが当該回線を利用する時間帯情報を回線運用装置300に送信する。
回線運用装置300は、上記の回線構築情報と時間帯情報とを含む回線設定情報を終端装置400に送信する。これにより、終端装置400と、ユーザAのユーザIDに対応する終端装置500aとの間で回線の接続が確立される。
更に、回線運用装置300はVPN装置であってもよく、この場合、終端装置400と終端装置500との間に、VPNトンネルが生成される。また、図1において、回線運用装置300は、終端装置400に直接接続されているが、ネットワークを介して接続されてもよい。
更に、上記ユーザA乃至Cの各々の個人認証の際には、入退カードA乃至Cの各々を入退管理装置に対して用いたが、個人認証に必要な認証情報が記憶された記憶媒体である限り、その形態はカードには限定されない。
なお、上記は本発明の実施形態に係るネットワークシステムを用いた個室空間を含む提供空間のあくまで一例であり、例えば、共有スペースである会議室A、フリースペース、作業部A、及びカウンタースペースのうち一部においてのみ、インターネット回線が使用可能であるとしてもよい。また、会議室B及び作業部Bには、インターネット回線は設けられず、VPN回線のみが設けられるとしてもよい。
次に、図6の説明図、及び図7−1、図7−2のフローチャートを用いて、ユーザが図1に示される個室空間、及び終端装置400と終端装置500との間の回線の利用予約をする際の、各装置の動作について説明する。なお、図6の説明図においては、紙面のスペースの都合上、空室管理部及び空室管理データベース、顧客管理部及び顧客管理データベース、契約管理部及び契約管理データベース、課金管理部及び課金管理データベースの各組については、各データベースのみを図示する。また、図6の説明図において、太い実線の矢印、点線の矢印、白抜きの矢印の各々は、概して、人の動き、システムの動き、データの流れを示す。更に、図7−1及び図7−2のフローチャートにおいて、細線の箱は、概して、ユーザ、受付担当者、システム管理者等の動作を示し、太線の箱は、概してネットワークシステム10を構成する各装置の動作を示す。(これは、以下に示す図8、図9−1、図9−2の組、及び、図10、図11−1、図11−2の組についても同様である。)
また、上記のポータル画面を用いた予約時には、空間運用装置200が、ポータル画面に接続したユーザの携帯端末に対し、終端装置400に接続する際に用いる認証キーのデータをダウンロードしてもよい。
更に、上記のSTEP1011及びSTEP1012において、ユーザID、時間帯情報のみならず、ユーザIDと紐づいた、終端装置400と終端装置500との間の接続を確立するための回線構築情報を含む回線設定情報が、回線設定情報データベース320に書き込まれてもよい。
更に、後述のように、個室空間利用開始時にも、空間運用装置200の回線運用装置管理部260から、ユーザIDと紐づいた回線構築情報、時間帯情報が回線運用装置300に送信されるため、上記のSTEP1012は省略することも可能である。
次に、図8の説明図、及び図9−1、図9−2のフローチャートを用いて、ユーザが図1に示される個室空間、及び終端装置400と終端装置500との間の回線の利用を開始する際の、各装置の動作について説明する。
また、上記のように、個室空間予約時に用いた携帯端末に認証キーのデータがダウンロードされており、当該携帯端末と同一の携帯端末を、終端装置400に接続する場合は、当該認証キーを用いて当該携帯端末の認証をしてもよい。
更に、個室空間利用予約時のSTEP1012において、ユーザIDと紐づいた時間帯情報や回線構築情報が回線設定情報データベース320に書き込まれている場合は、利用予約時のデータと、利用開始時のデータとの整合性を確認し、整合が取れている場合のみ、それ以降のステップに進んでもよい。あるいは、双方のデータが異なる場合は、回線設定情報データベース320の利用予約時のデータを利用開始時のデータに更新した上で、それ以降のステップに進んでもよい。
更に、上記のSTEP2005においては、入退カードを入退管理装置100に対して用いてユーザ認証を行うことにより、入室の管理を実施するが、当該入退管理装置100は、個室空間及び回線の利用を予約した時のデータを用いることにより、実際に回線を利用するユーザのみの入室を許可すると同時に、回線を利用しないユーザの入室を拒絶してもよい。
次に、図10の説明図、及び図11−1、図11−2のフローチャートを用いて、ユーザが図1に示される個室空間、及び終端装置400と終端装置500との間の回線の利用を終了する際の、各装置の動作について説明する。
100 入退管理装置
110 カードリーダ
120 送受信部
200 空間運用装置
210 入退管理部
220 空室管理部
230 顧客管理部
240 契約管理部
250 課金管理部
260 回線運用装置管理部
270 メール送受信部
280 記憶部
281 入退管理データベース
282 空室管理データベース
283 顧客管理データベース
284 契約管理データベース
285 課金管理データベース
300 回線運用装置
310 終端装置管理部
320 回線設定情報データベース
400 終端装置
500 500a 500b 500c 終端装置
Claims (12)
- ユーザによる所定の空間への入退室を管理する入退管理装置と、前記空間の運用を管理する空間運用装置と、前記空間に設けられた回線の運用を管理する回線運用装置と、を備えるネットワークシステムであって、
前記入退管理装置は、ユーザが前記空間に入退室する際、ユーザが所持する記録媒体に記憶されたユーザ認証情報を用いて前記ユーザを認証し、前記ユーザを認証できた場合は、前記ユーザ認証情報に対応するユーザIDを前記空間運用装置に送信し、
前記空間運用装置は、各ユーザの回線設定情報と各ユーザの回線設定情報それぞれに対応するユーザIDとを紐付けて記憶し、前記入退管理装置から前記ユーザIDを受信した際は、該ユーザIDに対応する前記回線設定情報を前記回線運用装置に送信し、
前記回線運用装置は、前記空間運用装置から受信した前記回線設定情報を用いて、前記空間に設置される第一の終端装置と、前記空間以外に設置され、前記ユーザIDに対応する第二の終端装置との間の回線の接続を確立するネットワークシステム。 - 請求項1に記載のネットワークシステムであって、
前記入退管理装置は、前記ユーザを認証できた場合は、前記ユーザの前記空間への入室又は前記空間からの退室を許可し、認証できなかった場合は、前記ユーザの前記空間への入室又は前記空間からの退室を拒絶するネットワークシステム。 - 請求項1又は2に記載のネットワークシステムであって、
前記回線設定情報には、前記ユーザが前記回線を利用する時間帯に係る情報が含まれ、前記回線運用装置は、前記時間帯のみ前記回線の接続を確立するネットワークシステム。 - 請求項1から3のいずれかに記載のネットワークシステムであって、
前記ユーザが前記第一の終端装置に携帯端末を接続すると、前記回線運用装置は、前記ユーザ認証情報に対応する前記回線設定情報を前記第一の終端装置に送信し、前記携帯端末が前記回線を利用するための設定が前記ユーザを介することなく自動的に実施されるネットワークシステム。 - 請求項1から4のいずれかに記載のネットワークシステムであって、
前記回線運用装置はVPN装置であり、前記接続の確立の際には、前記第一の終端装置と前記第二の終端装置との間にVPNトンネルを生成するネットワークシステム。 - 請求項1から5のいずれかに記載のネットワークシステムであって、
ユーザが、携帯端末をポータルサイト経由で前記空間運用装置に接続させることにより、前記回線の利用予約をする際、前記ユーザが前記携帯端末から入力した前記ユーザIDに基づいて、前記回線設定情報が一意に定まるネットワークシステム。 - 請求項1から6のいずれかに記載のネットワークシステムであって、
ユーザが、携帯端末をポータルサイト経由で前記空間運用装置に接続させることにより、前記回線の利用予約をした際、前記空間運用装置は、前記接続を利用するためのワンタイムパスワードが記載されたメールを前記携帯端末に送信し、
前記入退管理装置における前記ユーザの認証時に、前記ワンタイムパスワードを用いて前記ユーザを認証するネットワークシステム。 - 請求項1から7のいずれかに記載のネットワークシステムであって、
ユーザが、携帯端末をポータルサイト経由で前記空間運用装置に接続させることにより、前記回線の利用予約をした際、前記空間運用装置は、前記接続を利用するためのワンタイムパスワードが記載されたメールを前記携帯端末に送信し、
ユーザが携帯端末を前記第一の終端装置に接続する際、前記ワンタイムパスワードを用いて前記携帯端末の認証を実施した上で、前記回線の接続が確立されるネットワークシステム。 - 請求項1から8のいずれかに記載のネットワークシステムであって、
ユーザが、携帯端末をポータルサイト経由で前記空間運用装置に接続させることにより、前記回線の利用予約をした際、前記空間運用装置は前記携帯端末に対し、認証キーを送信し、前記携帯端末を前記第一の終端装置に接続する際、前記認証キーを用いて前記携帯端末の認証を実施した上で、前記回線の接続が確立されるネットワークシステム。 - 請求項3から9のいずれかに記載のネットワークシステムであって、
前記記録媒体に記憶されたユーザ認証情報は、前記ユーザが前記回線を利用する時間帯の間のみ有効となるネットワークシステム。 - 請求項3から10のいずれかに記載のネットワークシステムであって、
前記入退管理装置が、前記ユーザの前記空間からの退室を許可した際、未だ前記ユーザが前記回線を利用する時間帯内の時間であったとしても、前記回線運用装置がその後の回線の接続を解除するネットワークシステム。 - ネットワークシステムで用いられる接続方法であって、
ユーザが空間に入退室する際、入退管理装置が、ユーザIDとユーザ認証情報が記憶されたカードのユーザ認証情報を用いて前記ユーザを認証し、前記ユーザを認証できた場合は、前記ユーザIDを出力するステップと、
回線設定情報を記憶する空間運用装置が、前記入退管理装置から前記ユーザIDを受信すると、該ユーザIDに対応する前記回線設定情報を出力するステップと、
回線運用装置が、前記空間運用装置から受信した前記回線設定情報を用いて、前記空間に設置される第一の終端装置と、前記ユーザIDに対応する第二の終端装置との間の回線の接続を確立するステップと、
を含む接続方法。
Priority Applications (1)
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JP2016074236A JP6615037B2 (ja) | 2016-04-01 | 2016-04-01 | ネットワークシステム及びその接続方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2016074236A JP6615037B2 (ja) | 2016-04-01 | 2016-04-01 | ネットワークシステム及びその接続方法 |
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JP6615037B2 true JP6615037B2 (ja) | 2019-12-04 |
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JP2016074236A Active JP6615037B2 (ja) | 2016-04-01 | 2016-04-01 | ネットワークシステム及びその接続方法 |
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