以下に図面を参照して、本発明にかかる予算管理データ生成方法、予算管理データ生成装置、および予算管理データ生成プログラムの実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
図1は、実施の形態にかかる予算管理データ生成方法の一実施例を示す説明図である。図1において、予算管理データ生成装置100は、予算管理データを生成するコンピュータである。予算管理データは、商品カテゴリごとに、対象年度の部分期間ごとの予算を示す情報である。商品カテゴリは、商品を分類する区分である。
商品カテゴリは、例えば、商品を特徴付ける商品属性により特定される。商品属性についての詳細な説明は、図6を用いて後述する。予算としては、例えば、売上予算、粗利予算、仕入予算、在庫予算などがある。部分期間は、例えば、日、週、月などである。
ここで、企業において、中長期的な事業計画に基づいて、いつまでに何をどのくらい達成するかという予算計画を立てることは重要である。例えば、年間の予算計画を立てる場合には、過去の売上実績等を参考にしながら、商品カテゴリごとの週別ないし月別の予算を作成することが考えられる。
ところが、過去の売上実績等を考慮しつつ、商品カテゴリごとの週別ないし月別の予算を人手で作成するには手間や時間がかかる。また、知識や経験が乏しい者にとっては、過去の売上実績等から、商品カテゴリごとの週別ないし月別の予算をどのように決めればよいのか判断することが難しく、予算計画の策定にかかる作業負担の増大や作業期間の長期化を招くおそれがある。
そこで、本実施の形態では、商品カテゴリごとの予算管理データの作成を簡単に行うことができる予算管理データ生成方法について説明する。以下、予算管理データ生成装置100の処理例について説明する。
(1)予算管理データ生成装置100は、予算管理データの生成対象のブランドの指定と、総予算額の指定とを受け付ける。ここで、ブランドは、商品のブランドである。総予算額は、予算管理データの生成対象の所定の期間における予算の総額である。所定の期間は、任意に設定可能である。
図1の例では、ブランド「○×ブランド」と総予算額「1,000,000円」との指定を受け付けた場合を想定する。また、所定の期間として、2016年の1月〜12月の期間が設定されている場合を想定する。
(2)予算管理データ生成装置100は、指定されたブランドの過去の売上実績データに基づいて、所定の期間内の各部分期間に総予算額を自動振り分けした結果である、各部分期間の予算額を生成する。ここで、過去の売上実績データは、ブランドに関する過去の販売実績に基づく情報であり、例えば、過去の売上実績、粗利実績、仕入実績、在庫実績などを含む。
図1の例では、所定の期間内の各部分期間を「2016年の各月」とし、総予算額「1,000,000円」を2016年の各月に振り分けることにより、月別の予算額を生成する場合を想定する。具体的には、例えば、予算管理データ生成装置100は、総予算額「1,000,000円」を、指定されたブランドの2015年の各月の売上比率に応じて按分することにより、月別の予算額を生成する。2015年の各月の売上比率は、2015年の各月の売上額の実績値(売上実績)の比率である。
(3)予算管理データ生成装置100は、生成した各部分期間に対応する予算額を、修正指示を受け付け可能に表示する。図1の例では、2016年の各月に対応する予算額が、修正指示を受け付け可能にディスプレイ110に表示されている。例えば、2016年の1月の予算額として「150,000円」が表示され、2016年の2月の予算額として「80,000円」が表示されている。
なお、ディスプレイ110は、予算管理データ生成装置100が有することにしてもよく、また、予算管理データ生成装置100と通信可能に接続された他のコンピュータ(例えば、後述の図2に示すクライアント装置201)が有することにしてもよい。
(4)予算管理データ生成装置100は、各部分期間のいずれかについて、予算額の修正を受け付けると、該修正を反映させた各部分期間に対応する予算額を、ブランドに対応する各商品カテゴリの売上比率に応じて按分する。ここで、各商品カテゴリの売上比率は、所定の期間内の各部分期間に対応する過去の部分期間における、各商品カテゴリの売上額の実績値(売上実績)の比率である。
ここでは、2016年の1月の予算額が、「150,000円」から「200,000円」に修正された場合を想定する。また、2016年の1月に対応する過去の部分期間を、前年の同月である、2015年の1月とする。また、ブランド「○×ブランド」に対応する商品カテゴリを「トップス」と「ボトムス」とし、2015年の1月における各商品カテゴリの売上比率を「トップス:ボトムス=3:1」とする。
この場合、予算管理データ生成装置100は、2016年の1月の修正後の予算額「200,000円」を、各商品カテゴリの売上比率「トップス:ボトムス=3:1」に応じて按分する。これにより、2016年の1月の商品カテゴリ「トップス」の予算額「150,000円」と、2016年の1月の商品カテゴリ「ボトムス」の予算額「50,000円」とが生成される。
また、2015年の2月における各商品カテゴリの売上比率を「トップス:ボトムス=1:1」とする。ただし、2016年の2月の予算額は修正されていない。この場合、予算管理データ生成装置100は、2016年の2月の予算額「80,000円」を、各商品カテゴリの売上比率「トップス:ボトムス=1:1」に応じて按分する。これにより、2016年の2月の商品カテゴリ「トップス」の予算額「40,000円」と、2016年の2月の商品カテゴリ「ボトムス」の予算額「40,000円」とが生成される。
(5)予算管理データ生成装置100は、各部分期間に対応する予算額を按分した按分結果を、各部分期間についての商品カテゴリごとの予算額として表示する。図1の例では、2016年の各月の商品カテゴリごとの予算額がディスプレイ110に表示されている。例えば、2016年の1月の商品カテゴリ「トップス」の予算額として「150,000円」が表示され、2016年の1月の商品カテゴリ「ボトムス」の予算額として「50,000円」が表示されている。
なお、予算管理データ生成装置100は、所定の期間内の各部分期間についての商品カテゴリごとの予算額の保存指示を受け付けると、表示した各部分期間についての商品カテゴリごとの予算額を示す予算管理データを記録する。
このように、予算管理データ生成装置100によれば、指定されたブランドについて、所定の期間内の部分期間ごとの各商品カテゴリの予算を示す予算管理データの作成を支援することができる。例えば、所定の期間内の部分期間ごとの各商品カテゴリの予算が自動生成されるため、予算計画に関する知識や経験が乏しい者であっても、予算管理データの作成を簡単に行うことができる。また、特定の人員の知識や経験への依存度が低くなるため、予算計画の策定にかかる業務の属人化を防ぐことができる。
(業務支援システム200のシステム構成例)
つぎに、図1に示した予算管理データ生成装置100を、業務支援システム200に適用した場合を例に挙げて説明する。
図2は、業務支援システム200のシステム構成例を示す説明図である。図2において、業務支援システム200は、予算管理データ生成装置100と、複数のクライアント装置201と、発注管理システム202と、を含む。業務支援システム200において、予算管理データ生成装置100、クライアント装置201、および発注管理システム202は、有線または無線のネットワーク210を介して接続される。ネットワーク210は、例えば、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネットなどである。
ここで、予算管理データ生成装置100は、取込予算DB(データベース)220、商品属性テーブル230、実績DB240、按分情報テーブル250、および予算管理DB260を有し、予算管理データを生成するコンピュータである。予算管理データ生成装置100は、例えば、サーバである。各種DB等220,230,240,250,260の記憶内容については、図5〜図9を用いて後述する。
クライアント装置201は、業務支援システム200のユーザにより使用されるコンピュータである。クライアント装置201は、例えば、PC(パーソナル・コンピュータ)、タブレット端末、スマートフォンなどのコンピュータである。
発注管理システム202は、予算管理データ生成装置100から通知される予算額(例えば、仕入予算)に基づいて発注総額の評価を行うコンピュータシステムである。例えば、発注管理システム202は、仕入予算「10,000円」が通知されると、実際の発注額が仕入予算「10,000円」を超えているか否かを判断し、仕入予算「10,000円」を超えるとアラーム出力を行う。
業務支援システム200において、予算管理データ生成装置100は、例えば、クライアント装置201から各種画面の表示要求を受信したことに応じて、各種画面の画面情報を生成して、クライアント装置201に送信する。これにより、クライアント装置201に各種画面(例えば、後述の図10に示す週別予算登録画面1000など)を表示することができる。
(予算管理データ生成装置100のハードウェア構成例)
図3は、予算管理データ生成装置100のハードウェア構成例を示すブロック図である。図3において、予算管理データ生成装置100は、CPU(Central Processing Unit)301と、メモリ302と、I/F(Interface)303と、ディスクドライブ304と、ディスク305と、を有する。また、各構成部は、バス300によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU301は、予算管理データ生成装置100の全体の制御を司る。メモリ302は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびフラッシュROMなどを有する。具体的には、例えば、フラッシュROMやROMが各種プログラムを記憶し、RAMがCPU301のワークエリアとして使用される。メモリ302に記憶されるプログラムは、CPU301にロードされることで、コーディングされている処理をCPU301に実行させる。
I/F303は、通信回線を通じてネットワーク210に接続され、ネットワーク210を介して他の装置(例えば、図2に示したクライアント装置201や発注管理システム202)に接続される。そして、I/F303は、ネットワーク210と自装置内部とのインターフェースを司り、他の装置からのデータの入出力を制御する。I/F303には、例えば、モデムやLANアダプタなどを採用することができる。
ディスクドライブ304は、CPU301の制御に従ってディスク305に対するデータのリード/ライトを制御する。ディスク305は、ディスクドライブ304の制御で書き込まれたデータを記憶する。ディスク305としては、例えば、磁気ディスク、光ディスクなどが挙げられる。
なお、予算管理データ生成装置100は、上述した構成部のほか、例えば、SSD(Solid State Drive)、キーボード、マウス、ディスプレイなどを有することにしてもよい。
(クライアント装置201のハードウェア構成例)
図4は、クライアント装置201のハードウェア構成例を示すブロック図である。図4において、クライアント装置201は、CPU401と、メモリ402と、ディスクドライブ403と、ディスク404と、I/F405と、ディスプレイ406と、入力装置407と、を有する。また、各構成部はバス400によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU401は、クライアント装置201の全体の制御を司る。メモリ402は、例えば、ROM、RAMおよびフラッシュROMなどを有する。具体的には、例えば、フラッシュROMやROMが各種プログラムを記憶し、RAMがCPU401のワークエリアとして使用される。メモリ402に記憶されるプログラムは、CPU401にロードされることで、コーディングされている処理をCPU401に実行させる。
ディスクドライブ403は、CPU401の制御に従ってディスク404に対するデータのリード/ライトを制御する。ディスク404は、ディスクドライブ403の制御で書き込まれたデータを記憶する。ディスク404としては、例えば、磁気ディスク、光ディスクなどが挙げられる。
I/F405は、通信回線を通じてネットワーク210に接続され、ネットワーク210を介して他の装置(例えば、図2に示した予算管理データ生成装置100)に接続される。そして、I/F405は、ネットワーク210と自装置内部とのインターフェースを司り、他の装置からのデータの入出力を制御する。
ディスプレイ406は、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示する。ディスプレイ406は、例えば、液晶ディスプレイ、CRT(Cathode Ray Tube)などを採用することができる。
入力装置407は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを有し、データの入力を行う。入力装置407は、キーボードやマウスなどであってもよく、また、タッチパネル式の入力パッドやテンキーなどであってもよい。なお、クライアント装置201は、例えば、ディスクドライブ403、ディスク404を有さないことにしてもよい。
(各種DB等220,230,240,250,260の記憶内容)
つぎに、予算管理データ生成装置100が有する各種DB等220,230,240,250,260の記憶内容について説明する。各種DB等220,230,240,250,260は、例えば、図3に示したメモリ302、ディスク305などの記憶装置により実現される。
図5は、取込予算DB220の記憶内容の一例を示す説明図である。図5において、取込予算DB220は、ブランド、売上、粗利、粗利率、仕入、売仕率および期初在庫のフィールドを有し、各フィールドに情報を設定することで、取込年度予算情報(例えば、取込年度予算情報500−1)をレコードとして記憶する。
ここで、ブランドは、商品ブランドの名称である。売上は、ブランド全体の対象年度の売上予算であり(単位:円)、目標となる売上額に相当する。対象年度は、予算管理データの生成対象の年度である。粗利は、ブランド全体の対象年度の粗利予算であり(単位:円)、目標となる粗利益に相当する。
粗利率は、対象年度の売上予算に対する粗利予算の割合を示す(単位:%)。仕入は、ブランド全体の対象年度の仕入予算であり(単位:円)、目標を達成するために必要となる仕入額に相当する。売仕率は、対象年度の売上予算に対する仕入予算の割合を示す(単位:%)。期初在庫は、期初の在庫予算である(単位:円)。
例えば、取込年度予算情報500−1は、ブランド「A−Brand」の売上「2,000,000」、粗利「800,000」、粗利率「40.00」、仕入「2,200,000」、売仕率「110.0」および期初在庫「0」を示す。
なお、予算管理データ生成装置100は、例えば、各ブランドの売上、粗利、粗利率、仕入、売仕率および期初在庫が記述された予算ファイルを取り込むことにより、取込年度予算情報を取込予算DB220に記憶する。
図6は、商品属性テーブル230の記憶内容の一例を示す説明図である。図6において、商品属性テーブル230は、ブランド、年度シーズン、対象性別、カテゴリおよび品番のフィールドを有し、各フィールドに情報を設定することで、商品属性情報(例えば、商品属性情報600−1〜600−4)をレコードとして記憶する。
ここで、ブランドは、商品ブランドの名称である。年度シーズンは、どの年度のどの時期向けの商品であるかを表すシーズン名である。年度シーズンとしては、例えば、2016SS(Spring/Summer)、2016AW(Autumn/Winter)などがある。
対象性別は、商品が対象とする性別を表す。対象性別としては、例えば、レディース(女性向け)、メンズ(男性向け)がある。カテゴリは、商品の種類を分類する区分である。カテゴリとしては、例えば、トップス、ボトムス、ドレス、シューズ、雑貨などがある。品番は、商品を識別する識別子である。ここでは、品番として商品名が示されている。
ブランド、年度シーズン、対象性別、カテゴリおよび品番のそれぞれは、商品を特徴付ける商品属性の一つである。例えば、商品属性「A−Brand」の商品は、ブランド名「A−Brand」の全ての商品である。また、例えば、商品属性「A−Brand 2016SS」の商品は、ブランド名「A−Brand」の年度シーズン「2016SS」の全ての商品である。
図7は、実績DB240の記憶内容の一例を示す説明図である。図7において、実績DB240は、商品属性ごとに、過去の各年度の週別の売上実績、粗利実績、仕入実績および在庫実績を示す実績情報(例えば、実績情報700−1)を記憶する。
売上実績は、過去の各年度の週別の売上の実績である(単位:円)。粗利実績は、過去の各年度の週別の粗利の実績である(単位:円)。仕入実績は、過去の各年度の週別の仕入の実績である(単位:円)。在庫実績は、過去の各年度の週別の在庫の実績である(単位:円)。
例えば、実績情報700−1は、商品属性「A−Brand」の商品についての、過去の各年度の週別の売上実績、粗利実績、仕入実績および在庫実績を示す。なお、実績DB240は、例えば、過去の各年度の日別、月別の売上実績、粗利実績、仕入実績および在庫実績を記憶することにしてもよい。
図8は、按分情報テーブル250の記憶内容の一例を示す説明図である。図8において、按分情報テーブル250は、商品属性ごとに、対象年度の週別の売上、粗利、仕入および在庫についての按分結果を示す按分情報(例えば、按分情報800−1)を記憶する。
売上は、過去の売上実績に基づき算出された、対象年度の週別の売上予算についての按分結果である(単位:円)。なお、各予算には、当初予算と修正予算とがある。当初予算が按分結果に相当し、修正予算が当初予算を修正した修正後の予算額に相当する。対象年度は、予算管理データの生成対象の年度である。
粗利は、過去の粗利実績に基づき算出された、対象年度の週別の粗利予算についての按分結果である(単位:円)。仕入は、過去の仕入実績に基づき算出された、対象年度の週別の仕入予算についての按分結果である(単位:円)。在庫は、過去の在庫実績に基づき算出された、対象年度の週別の在庫予算についての按分結果である(単位:円)。
例えば、按分情報800−1は、商品属性「A−Brand」の商品についての、対象年度である2016年度の週別の売上、粗利、仕入および在庫の按分結果を示す。
図9は、予算管理DB260の記憶内容の一例を示す説明図である。図9において、予算管理DB260は、商品属性ごとに、対象年度の週別の売上、粗利、仕入および在庫についての予算を示す予算管理データ(例えば、予算管理データ900−1)を記憶する。
売上は、対象年度の週別の売上予算である(単位:円)。粗利は、対象年度の週別の粗利予算である(単位:円)。仕入は、対象年度の週別の仕入予算である(単位:円)。在庫は、対象年度の週別の在庫予算である(単位:円)。また、各予算管理データには、発注フラグが含まれる。
発注フラグは、発注管理システム202へ予算額を通知済みであるか否かを示す情報である。ここでは、発注フラグが「1」の場合に、発注管理システム202へ予算額を通知済みであることを示す。また、発注フラグが「0」の場合は、発注管理システム202へ予算額を未通知であることを示す。
例えば、予算管理データ900−1は、商品属性「A−Brand」の商品についての、対象年度の週別の売上、粗利、仕入および在庫の予算を示す。また、発注フラグが「0」のため、商品属性「A−Brand」の商品について、発注管理システム202へ予算額を未通知であることを示す。
(週別予算登録画面1000の画面例)
つぎに、クライアント装置201のディスプレイ406に表示される週別予算登録画面1000の画面例について説明する。以下の説明では、ディスプレイ406に表示される各種画面のボックス、ボタン等をユーザが選択する操作として、図4に示した入力装置407を用いたクリック操作を行う場合を例に挙げて説明する。
図10は、週別予算登録画面1000の画面例を示す説明図(その1)である。図10において、週別予算登録画面1000は、予算管理データの生成対象のブランドについて、対象年度の週別の予算(例えば、売上予算、粗利予算、仕入予算、在庫予算)を登録するための操作画面である。
週別予算登録画面1000において、ボックスB1をクリックすると、対象年度を指定することができる。対象年度は、予算管理データの生成対象の年度である。また、週別予算登録画面1000において、ボックスB2をクリックすると、予算管理データの生成対象のブランドを指定することができる。
また、週別予算登録画面1000において、検索ボタンB3をクリックすると、ボックスB1,B2において指定された対象年度およびブランドの情報を含む検索条件が、クライアント装置201から予算管理データ生成装置100に送信される。図10の例では、対象年度「2016」およびブランド「A−Brand」の情報を含む検索条件が送信される。
この結果、週別予算登録画面1000の取込年度予算領域1010に、ボックスB2において指定されたブランドの対象年度の売上予算、粗利予算、粗利率、仕入予算、売仕率および期初在庫が表示される。図10の例では、2016年度の売上予算「2,000,000」、粗利予算「800,000」、粗利率「40.00」、仕入予算「2,200,000」、売仕率「110.00」および期初在庫「0」が表示されている。
また、週別予算登録画面1000において、按分ボタンB4をクリックすると、対象年度の週別の売上予算、粗利予算、仕入予算および在庫予算についての按分結果が、週別予算登録画面1000の取込予算領域1020に表示される。取込予算領域1020の表示例については、図18を用いて後述する。
また、週別予算登録画面1000において、ボックスB8をクリックすると、売上予算、粗利予算および仕入予算についての按分方式を選択することができる。図10の例では、売上予算、粗利予算および仕入予算についての按分方式として「単年度(単年度実績に基づく按分方式)」が選択されている。選択された按分方式の情報は、クライアント装置201から予算管理データ生成装置100に送信される。
なお、図10の例では、対象年度の週別の予算を登録する操作画面を例に挙げて説明したが、例えば、対象年度の月別または日別の予算を登録する操作画面に変更可能である。
(予算管理データ生成装置100の機能的構成例)
図11は、予算管理データ生成装置100の機能的構成例を示すブロック図である。図11において、予算管理データ生成装置100は、受付部1101と、生成部1102と、表示制御部1103と、更新部1104と、通知部1105とを含む構成である。受付部1101〜通知部1105は制御部となる機能であり、具体的には、例えば、図3に示したメモリ302、ディスク305などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU301に実行させることにより、または、I/F303により、その機能を実現する。各機能部の処理結果は、例えば、メモリ302、ディスク305などの記憶装置に記憶される。
受付部1101は、予算管理データの生成対象の商品属性の指定と、総予算額の指定とを受け付ける。ここで、予算管理データは、指定された商品属性の商品について、対象年度の部分期間ごとの予算を示す情報である。予算としては、例えば、売上予算、粗利予算、仕入予算、在庫予算などがある。部分期間は、例えば、日、週、月などである。
総予算額は、指定された商品属性の年度予算であり、例えば、対象年度の売上予算、粗利予算、仕入予算などである。例えば、商品属性として「ブランド」が指定された場合、総予算額は、指定されたブランド全体の対象年度の売上予算、粗利予算、仕入予算となる。また、商品属性として「ブランド」と「年度シーズン」が指定された場合、総予算額は、指定されたブランドの指定された年度シーズンの商品についての、対象年度の売上予算、粗利予算、仕入予算となる。
以下の説明では、予算管理データの生成対象の商品属性として「ブランド」が指定される場合を例に挙げて説明する。
ブランドの指定は、例えば、図10に示した週別予算登録画面1000において行われる。具体的には、例えば、受付部1101は、クライアント装置201から、指定された対象年度およびブランドの情報を含む検索条件を受信することにより、ブランドの指定を受け付ける。
図10の例では、受付部1101は、ブランド「A−Brand」の指定を受け付ける。この場合、受付部1101は、例えば、取込予算DB220(図5参照)からブランド「A−Brand」に対応する取込年度予算情報500−1を取得する。これにより、取込年度予算情報500−1が示す各予算(売上予算、粗利予算、仕入予算)を、ブランド「A−Brand」の商品についての各予算の総予算額として受け付けることができる。
ただし、総予算額の指定についても、例えば、図10に示した週別予算登録画面1000において行えるようにしてもよい。この場合、受付部1101は、クライアント装置201から、指定された対象年度、ブランドおよび総予算額の情報を含む検索条件を受信することにより、ブランドの指定と、総予算額の指定とを受け付ける。
生成部1102は、指定されたブランドの過去の売上実績データに基づいて、所定の期間内の各部分期間に、指定された総予算額を自動振り分けした結果である、各部分期間の予算額を生成する。ここで、所定の期間は、任意に設定可能であり、例えば、対象年度の一部または全部の期間である。
すなわち、生成部1102は、指定されたブランドに関して、過去の販売実績に基づいて、指定された総予算額を按分して部分期間(例えば、週、月)ごとの予算額を生成する。この際、生成部1102は、例えば、対象年度の部分期間ごとの売上予算、粗利予算、仕入予算および在庫予算それぞれの予算額を生成することにしてもよい。
按分方式としては、例えば、単年度実績に基づく按分方式、複数年度実績に基づく按分方式、過去3年間の中央値に基づく按分方式、連環比率法を用いた按分方式などがある。具体的には、例えば、生成部1102は、図10に示した週別予算登録画面1000において選択された按分方式により、過去の販売実績に基づいて、指定された総予算額を按分して週別の予算額を生成する。
なお、売上予算についての按分計算の計算例については、図12〜図14を用いて後述する。粗利予算についての按分計算の計算例については、図15を用いて後述する。仕入予算についての按分計算の計算例については、図16を用いて後述する。在庫予算についての按分計算の計算例については、図17を用いて後述する。
指定されたブランド(商品属性)について、生成された所定の期間内の各部分期間の予算額(例えば、対象年度の週別の売上予算、粗利予算、仕入予算、在庫予算など)は、例えば、按分情報テーブル250に記憶される。
表示制御部1103は、生成された各部分期間に対応する予算額を、修正指示を受け付け可能に表示する制御を行う。具体的には、例えば、表示制御部1103は、按分情報テーブル250を参照して、後述の図19に示すように、週別予算登録画面1000の年度予算領域1030に、対象年度の週別の各予算についての按分結果を、修正指示を受け付け可能に表示する。
また、受付部1101は、所定の期間内の各部分期間のいずれかについて、予算額の修正指示を受け付ける。予算額の修正指示には、例えば、指定されたブランドの修正対象となる期間、予算(例えば、売上予算、粗利予算、仕入予算、在庫予算)、および修正後の予算額を特定する情報が含まれる。
予算額の修正指示は、例えば、後述の図19に示す週別予算登録画面1000において行われる。具体的には、例えば、受付部1101は、クライアント装置201から予算額の修正指示を受信することにより、当該予算額の修正指示を受け付ける。
更新部1104は、予算額の修正指示に応じて、指定されたブランドの修正対象となる部分期間の予算額を修正する。具体的には、例えば、更新部1104は、按分情報テーブル250内の指定されたブランド(商品属性)の修正対象の週の修正予算として、修正後の予算額を登録する。
また、受付部1101は、所定の期間内の各部分期間の予算額の保存指示を受け付ける。予算額の保存指示は、例えば、後述の図19に示す週別予算登録画面1000において行われる。具体的には、例えば、受付部1101は、クライアント装置201から予算額の保存指示を受信することにより、当該予算額の保存指示を受け付ける。
更新部1104は、予算額の保存指示に応じて、指定されたブランドの所定の期間内の各部分期間の予算額を保存する。具体的には、例えば、更新部1104は、按分情報テーブル250内の指定されたブランド(商品属性)の週別の予算(例えば、売上予算、粗利予算、仕入予算、在庫予算)を予算管理DB260に保存する。
この際、更新部1104は、按分情報テーブル250内に修正予算が登録済みの週については、該当週の予算として修正予算を予算管理DB260に保存する。これにより、指定されたブランドの対象年度の週別の予算を示す予算管理データを作成することができる。また、対象年度内のいずれかの週の予算が修正された場合には、修正後の予算額を該当週の予算として示す予算管理データを作成することができる。
また、生成部1102は、指定されたブランドに対応付けて登録された複数の商品カテゴリごとの過去の販売実績に基づいて、生成した部分期間ごとの予算額を按分して、商品カテゴリごとの予算額を生成する。具体的には、例えば、生成部1102は、各部分期間の予算額を、対応する過去の部分期間における各商品カテゴリの売上比率に応じて按分することにより、商品カテゴリごとの予算額を生成する。
指定されたブランドに対応する複数の商品カテゴリは、例えば、図6に示した商品属性テーブル230から特定される。例えば、ブランド「A−Brand」に対応する商品カテゴリとしては、「A−Brand 2016SS」、「A−Brand 2016SS レディース」、「A−Brand 2016SS レディース トップス」、「A−Brand 2016SS レディース トップス Tシャツ」などがある。
ここで、ブランド「A−Brand」の2016年度の第1週の売上予算を按分して、商品カテゴリごとの売上予算を生成する場合を例に挙げて説明する。
この場合、まず、生成部1102は、例えば、実績DB240を参照して、ブランド「A−Brand」について、2016年度の第1週に対応する過去の部分期間である、2015年度の第1週の売上実績を特定する。さらに、生成部1102は、実績DB240を参照して、ブランド「A−Brand」について、2015年度の第1週の商品カテゴリごとの売上実績を特定する。ただし、生成部1102は、2014年度以前の第1週の売上実績を特定することにしてもよい。
つぎに、生成部1102は、特定した商品カテゴリごとの売上実績に基づいて、2015年度の第1週における各商品カテゴリの構成比(売上比率に相当)を算出する。各商品カテゴリの構成比は、指定されたブランドの過去の部分期間における売上実績(例えば、2015年度の第1週の売上実績)に対する、各商品カテゴリの売上実績の割合を示す。
そして、生成部1102は、2016年度の第1週の売上予算を、算出した各商品カテゴリの構成比に応じて按分することにより、2016年度の第1週の商品カテゴリごとの売上予算を生成する。ここで、2016年度の第1週の売上予算は、例えば、予算管理DB260から特定される。このため、2016年度の第1週の売上予算が修正されている場合には、修正後の売上予算をもとに商品カテゴリごとの売上予算が生成される。
なお、粗利予算、仕入予算および在庫予算についても、売上予算と同様に按分することにより、商品カテゴリごとの粗利予算、仕入予算および在庫予算を生成することができる。指定されたブランドについて、生成された所定の期間内の各部分期間の商品カテゴリごとの予算額(例えば、対象年度の週別の商品カテゴリごとの売上予算、粗利予算、仕入予算、在庫予算など)は、例えば、按分情報テーブル250に記憶される。
また、表示制御部1103は、生成された所定の期間内の各部分期間の商品カテゴリごとの予算額を表示する制御を行う。具体的には、例えば、表示制御部1103は、特定の商品カテゴリの予算額の表示指示に応じて、生成した商品カテゴリごとの予算額のうち、特定の商品カテゴリの予算額と、指定されたブランドに対応する複数の商品カテゴリのリストとを表示する制御を行う。指定されたブランドに対応する複数の商品カテゴリは、上述したように、例えば、商品属性テーブル230から特定される。
より具体的には、例えば、表示制御部1103は、商品属性テーブル230および按分情報テーブル250を参照して、後述の図20に示すようなブランド細属性別予算登録画面2000をクライアント装置201に表示する。なお、特定の商品カテゴリの予算額の表示指示についても、例えば、ブランド細属性別予算登録画面2000において行うことができる。
また、受付部1101は、所定の期間内の各部分期間のいずれかについて、商品カテゴリごとの予算額の修正指示を受け付ける。商品カテゴリごとの予算額の修正指示には、例えば、指定されたブランドの修正対象となる期間、予算(例えば、売上予算、粗利予算、仕入予算、在庫予算)、商品カテゴリおよび修正後の予算額を特定する情報が含まれる。
商品カテゴリごとの予算額の修正指示は、例えば、後述の図21に示すようなブランド細属性別予算登録画面2000において行われる。具体的には、例えば、受付部1101は、クライアント装置201から商品カテゴリごとの予算額の修正指示を受信することにより、当該商品カテゴリごとの予算額の修正指示を受け付ける。
更新部1104は、商品カテゴリごとの予算額の修正指示に応じて、指定されたブランドの修正対象となる部分期間の商品カテゴリごとの予算額を修正する。具体的には、例えば、更新部1104は、按分情報テーブル250内の修正対象の商品カテゴリの該当週の修正予算として、修正後の予算額を登録する。
また、受付部1101は、所定の期間内の各部分期間の商品カテゴリごとの予算額の保存指示を受け付ける。商品カテゴリごとの予算額の保存指示は、例えば、後述の図21に示すようなブランド細属性別予算登録画面2000において行われる。具体的には、例えば、受付部1101は、クライアント装置201から商品カテゴリごとの予算額の保存指示を受信することにより、当該商品カテゴリごとの予算額の保存指示を受け付ける。
更新部1104は、商品カテゴリごとの予算額の保存指示に応じて、指定されたブランドの所定の期間内の各部分期間の商品カテゴリごとの予算額を保存する。具体的には、例えば、更新部1104は、按分情報テーブル250内の指定されたブランド(商品属性)の週別の商品カテゴリごとの予算(例えば、売上予算、粗利予算、仕入予算、在庫予算)を予算管理DB260に保存する。
この際、更新部1104は、按分情報テーブル250内に修正予算が登録済みの週については、該当週の予算として修正予算を予算管理DB260に保存する。これにより、指定されたブランドの対象年度の週別の商品カテゴリごとの予算を示す予算管理データを作成することができる。また、対象年度内のいずれかの週の商品カテゴリの予算が修正された場合には、修正後の予算額を該当週の商品カテゴリの予算として示す予算管理データを作成することができる。
また、表示制御部1103は、特定の商品カテゴリの予算額に対する編集又は無編集で所定の操作を受け付けると、ブランドに対応する商品カテゴリのリストに含まれる複数の商品カテゴリのうち、特定の商品カテゴリに対応付けて、予算額についての入力確定を示すマークを表示する。
具体的には、例えば、表示制御部1103は、後述の図22に示すように、ブランド細属性別予算登録画面2000において、商品カテゴリごとの予算額の保存指示に応じて、当該商品カテゴリに対応付けて、予算額についての入力確定を示すマークを表示する。すなわち、予算管理DB260に週別の予算が保存済みの商品カテゴリについては、ブランド細属性別予算登録画面2000において、当該商品カテゴリに対応付けて、予算額についての入力確定を示すマークが表示される。
また、受付部1101は、入力確定された商品カテゴリのうちのいずれかの商品カテゴリについて、発注管理システム202への通知指示を受け付ける。ここで、発注管理システム202への通知指示とは、例えば、ある商品カテゴリについて、所定の期間内の各部分期間の仕入予算を発注管理システム202に通知するよう指示するものである。
発注管理システム202への通知指示は、例えば、後述の図22に示すようなブランド細属性別予算登録画面2000において行われる。具体的には、例えば、受付部1101は、クライアント装置201から発注管理システム202への通知指示を受信することにより、発注管理システム202への通知指示を受け付ける。
通知部1105は、入力確定された商品カテゴリのうちのいずれかの商品カテゴリについて、発注管理システム202への通知指示を受け付けたことに応じて、通知指示に係る商品カテゴリについて予算額を発注管理システム202に通知する。具体的には、例えば、通知部1105は、通知指示に係る商品カテゴリについて、対象年度の週別の仕入予算を発注管理システム202に通知する。
更新部1104は、通知指示に係る商品カテゴリについて、発注管理システム202に予算額が通知されたことに応じて、予算管理DB260内の発注フラグに「1」を設定する。例えば、商品カテゴリ「A−Brand 2016SS レディース」について、発注管理システム202に予算額が通知されると、予算管理DB260内の商品属性「A−Brand 2016SS レディース」の予算管理データの発注フラグに「1」が設定される。
表示制御部1103は、発注管理システム202に予算額が通知されると、指定されたブランドに対応する商品カテゴリのリストに含まれる複数の商品カテゴリのうち、予算額の通知に係る商品カテゴリに対応付けて、予算額の通知済を示すマークを表示する。具体的には、例えば、表示制御部1103は、予算管理DB260を参照して、後述の図23に示すように、ブランド細属性別予算登録画面2000において、発注フラグ「1」の商品カテゴリに対応付けて予算額の通知済を示すマークを表示する。
(各種予算についての按分計算の計算例)
つぎに、図12〜図17を用いて、各種予算(売上予算、粗利予算、仕入予算、在庫予算)についての按分計算の計算例について説明する。
図12は、売上予算についての按分計算の計算例を示す説明図(その1)である。ここでは、2015年度の月別の売上実績(単年度実績)に基づいて、2016年度(対象年度)のブランド「B−Brand」の売上予算「65,500」を、2016年度の月別の売上予算に按分する場合を例に挙げて説明する。
まず、生成部1102は、例えば、実績DB240(図7参照)を参照して、ブランド「B−Brand」の2015年度の月別の売上実績を特定する。つぎに、生成部1102は、特定した2015年度の月別の売上実績に基づいて、2015年度の売上実績「597,000」に対する、2015年度の月別の売上実績の割合を示す構成比を算出する。例えば、2015年度の3月の構成比は、「5.36(≒32,000÷597,000×100)」となる。そして、生成部1102は、2015年度の月別の構成比の合計「100.03」を算出する。
つぎに、生成部1102は、2015年度の月別の構成比のうちの最大の構成比から端数分「0.03」を引くことにより、月別の構成比の補正(端数の振り分け)を行う。ここでは、最大の構成比である2月の構成比「12.73」から端数分「0.03」を引くことにより、構成比の合計が「100」となるように補正する。
つぎに、生成部1102は、補正後の月別の構成比に基づいて、2016年度の売上予算「65,500」を、2016年度の月別の売上予算に按分する。例えば、2016年度の3月の売上予算は、「3,511(≒65,500×5.36÷100)」となる。そして、生成部1102は、2016年度の月別の売上予算の合計「65,498」を算出する。
つぎに、生成部1102は、2016年度の月別の売上予算のうちの最大の売上予算に、差分「2」を足すことにより、月別の売上予算の補正(差分の振り分け)を行う。差分「2」は、2016年度の売上予算「65,500」と月別の売上予算の合計「65,498」との差である。ここでは、生成部1102は、最大の売上予算である2月の売上予算「8,318」に差分「2」を足すことにより、月別の売上予算の合計が売上予算「65,500」と一致するように補正する。
これにより、ブランド「B−Brand」の2015年度の月別の売上実績に基づいて、ブランド「B−Brand」の2016年度の月別の売上予算を求めることができる。なお、算出されたブランド「B−Brand」の2016年度の月別の売上予算は、例えば、按分情報テーブル250(図8参照)に記憶される。
図13は、売上予算についての按分計算の計算例を示す説明図(その2)である。ここでは、2013年度〜2015年度の月別の売上実績(複数年度実績)に基づいて、2016年度(対象年度)のブランド「B−Brand」の売上年度予算「65,500」を、2016年度の月別の売上予算に按分する場合を例に挙げて説明する。
まず、生成部1102は、例えば、実績DB240を参照して、ブランド「B−Brand」の2013年度〜2015年度の月別の売上実績を特定する。つぎに、生成部1102は、特定した2013年度〜2015年度の月別の売上実績に基づいて、月別の3ヶ年合計を算出する。
そして、生成部1102は、算出した月別の3ヶ年合計を3で割ることにより、2013年度〜2015年度の月別の平均売上実績を算出する。なお、平均売上実績を算出する際に、売上実績が「0」の年度は含めない。例えば、ある月の2013年度の売上実績が「0」の場合、2014年度および2015年度の売上実績をもとに平均売上実績を算出する。
つぎに、生成部1102は、2013年度〜2015年度の月別の平均売上実績の平均値「49,667」を算出する。そして、生成部1102は、算出した平均値「49,667」に対する月別の平均売上実績の割合を示す季節指数を算出する。季節指数は、平均からのズレの度合いを示す指標値である。例えば、3月の季節指数は、「63.09(≒31,333÷49,667×100)」となる。
つぎに、生成部1102は、月別の季節指数の合計「1,200.01」に対する、月別の季節指数の割合を示す構成比を算出する。例えば、3月の構成比は、「5.26(≒63.09÷1,200.01×100)」となる。そして、生成部1102は、月別の構成比の合計「100.00」を算出する。
つぎに、生成部1102は、月別の構成比のうちの最大の構成比から端数分を引く、あるいは、足すことにより、月別の構成比の補正(端数の振り分け)を行う。ただし、ここでは、月別の構成比の合計「100.00」の端数が「0」のため、月別の構成比の補正は行われない。
つぎに、生成部1102は、月別の構成比に基づいて、2016年度の売上年度予算「65,500」を、2016年度の月別の売上予算に按分する。例えば、2016年度の3月の売上予算は、「3,445(≒65,500×5.26÷100)」となる。そして、生成部1102は、2016年度の月別の売上予算の合計「65,502」を算出する。
つぎに、生成部1102は、2016年度の月別の売上予算のうちの最大の売上予算から差分「2」を引くことにより、月別の売上予算の補正(差分の振り分け)を行う。差分「2」は、2016年度の売上予算「65,500」と月別の売上予算の合計「65,502」との差である。ここでは、最大の売上予算である2月の売上予算「8,319」から差分「2」を引くことにより、月別の売上予算の合計が売上予算「65,500」と一致するように補正する。
これにより、ブランド「B−Brand」の2013年度〜2015年度の月別の売上実績に基づいて、ブランド「B−Brand」の2016年度の月別の売上予算を求めることができる。なお、算出されたブランド「B−Brand」の2016年度の月別の売上予算は、例えば、按分情報テーブル250(図8参照)に記憶される。
図14は、売上予算についての按分計算の計算例を示す説明図(その3)である。ここでは、2013年度〜2015年度の月別の売上実績の3年中央値に基づいて、2016年度(対象年度)のブランド「B−Brand」の売上予算「65,500」を、2016年度の月別の売上予算に按分する場合を例に挙げて説明する。
まず、生成部1102は、例えば、実績DB240を参照して、ブランド「B−Brand」の2013年度〜2015年度の月別の売上実績を特定する。つぎに、生成部1102は、特定した2013年度〜2015年度の月別の売上実績に基づいて、月別の売上実績の3年中央値を特定する。
そして、生成部1102は、算出した月別の売上実績の3年中央値の平均値「50,167」を算出する。そして、生成部1102は、算出した平均値「50,167」に対する月別の売上実績の3年中央値の割合を示す季節指数を算出する。例えば、3月の季節指数は、「63.79(≒32,000÷50,167×100)」となる。
つぎに、生成部1102は、月別の季節指数の合計「1,200.01」に対する、月別の季節指数の割合を示す構成比を算出する。例えば、3月の構成比は、「5.32(≒63.79÷1,200.01×100)」となる。そして、生成部1102は、月別の構成比の合計「100.01」を算出する。
つぎに、生成部1102は、月別の構成比のうちの最大の構成比から端数分「0.01」を引くことにより、月別の構成比の補正(端数の振り分け)を行う。ここでは、最大の構成比である6月の構成比「12.79」から端数分「0.01」を引くことにより、構成比の合計が「100」となるように補正する。
つぎに、生成部1102は、補正後の月別の構成比に基づいて、2016年度の売上予算「65,500」を、2016年度の月別の売上予算に按分する。例えば、2016年度の3月の売上予算は、「3,485(≒65,500×5.32÷100)」となる。そして、生成部1102は、2016年度の月別の売上予算の合計「65,502」を算出する。
つぎに、生成部1102は、2016年度の月別の売上予算のうちの最大の売上予算から差分「2」を引くことにより、月別の売上予算の補正(差分の振り分け)を行う。差分「2」は、2016年度の売上予算「65,500」と月別の売上予算の合計「65,502」との差である。ここでは、最大の売上予算である6月の売上予算「8,371」から差分「2」を引くことにより、月別の売上予算の合計が売上予算「65,500」と一致するように補正する。
これにより、ブランド「B−Brand」の2013年度〜2015年度の月別の売上実績の3年中央値に基づいて、ブランド「B−Brand」の2016年度の月別の売上予算を求めることができる。なお、算出されたブランド「B−Brand」の2016年度の月別の売上予算は、例えば、按分情報テーブル250(図8参照)に記憶される。
図15は、粗利予算についての按分計算の計算例を示す説明図である。ここでは、2016年度(対象年度)の月別の売上予算に基づいて、2016年度のブランド「B−Brand」の粗利予算「360,250」を、2016年度の月別の粗利予算に按分する場合を例に挙げて説明する。ただし、2016年度の売上予算を「655,000」とし、粗利率を「55.00」とする。
まず、生成部1102は、按分情報テーブル250を参照して、ブランド「B−Brand」の2016年度の月別の売上予算を特定する。つぎに、生成部1102は、実績DB240を参照して、ブランド「B−Brand」の2015年度の月別の売上実績および粗利実績を特定する。そして、生成部1102は、特定した2015年度の月別の売上実績および粗利実績に基づいて、2015年度の月別の実績粗利率を算出する。
つぎに、生成部1102は、2016年度の月別の売上予算と、2015年度の月別の実績粗利率とに基づいて、2016年度の月別の粗利予算(仮)を算出する。例えば、2016年度の3月の粗利予算(仮)は、「13,808≒34,519×40.00÷100」となる。
つぎに、生成部1102は、算出した2016年度の月別の粗利予算(仮)に基づいて、2016年度の月別の粗利予算(仮)の合計「298,098」に対する、2016年度の月別の粗利予算(仮)の割合を示す構成比を算出する。例えば、2016年度の3月の構成比は、「4.63(≒13,808÷298,098×100)」となる。そして、生成部1102は、2016年度の月別の構成比の合計「99.99」を算出する。
つぎに、生成部1102は、2016年度の月別の構成比のうちの最大の構成比に端数分「0.01」を足すことにより、月別の構成比の補正(端数の振り分け)を行う。ここでは、最大の構成比である1月の構成比「15.24」に端数分「0.01」を足すことにより、構成比の合計が「100」となるように補正する。
つぎに、生成部1102は、補正後の月別の構成比に基づいて、2016年度の粗利予算「360,250」を、2016年度の月別の売上予算に按分する。例えば、2016年度の3月の売上予算は、「16,680(≒360,250×4.63÷100)」となる。そして、生成部1102は、2016年度の月別の粗利予算の合計「360,250」を算出する。
つぎに、生成部1102は、月別の粗利予算のうちの最大の粗利予算から、2016年度の粗利予算と月別の粗利予算の合計との差分を引く、あるいは、足すことにより、月別の粗利予算の補正(差分の振り分け)を行う。ただし、ここでは、2016年度の粗利予算と月別の粗利予算の合計との差分が「0」のため、月別の粗利予算の補正は行われない。
さらに、生成部1102は、2016年度の月別の売上予算と粗利予算とに基づいて、2016年度の月別の粗利率を算出する。例えば、2016年度の3月の粗利率は、「48(≒16,680÷34,519×100)」となる。
これにより、ブランド「B−Brand」の2015年度の月別の実績粗利率に基づいて、ブランド「B−Brand」の2016年度の月別の粗利予算および粗利率を求めることができる。なお、算出されたブランド「B−Brand」の2016年度の月別の粗利予算および粗利率は、例えば、按分情報テーブル250(図8参照)に記憶される。
図16は、仕入予算についての按分計算の計算例を示す説明図である。ここでは、2016年度(対象年度)の月別の売上予算に基づいて、2016年度のブランド「B−Brand」の仕入予算「753,250」を、2016年度の月別の仕入予算に按分する場合を例に挙げて説明する。ただし、2016年度の仕入予算を「753,250」とし、売仕率を「115.00」とする。
まず、生成部1102は、按分情報テーブル250を参照して、ブランド「B−Brand」の2016年度の月別の売上予算を特定する。つぎに、生成部1102は、実績DB240を参照して、ブランド「B−Brand」の2015年度の月別の売上実績および仕入実績を特定する。そして、生成部1102は、特定した2015年度の月別の売上実績および仕入実績に基づいて、2015年度の月別の実績売仕率を算出する。
つぎに、生成部1102は、2016年度の月別の売上予算と、2015年度の月別の実績売仕率とに基づいて、2016年度の月別の仕入予算(仮)を算出する。例えば、2016年度の3月の仕入予算(仮)は、「41,423≒34,519×120.00÷100」となる。
つぎに、生成部1102は、算出した2016年度の月別の仕入予算(仮)に基づいて、2016年度の月別の仕入予算(仮)の合計「727,240」に対する、2016年度の月別の仕入予算(仮)の割合を示す構成比を算出する。例えば、2016年度の3月の構成比は、「5.70(≒41,423÷727,240×100)」となる。そして、生成部1102は、2016年度の月別の構成比の合計「100.01」を算出する。
つぎに、生成部1102は、2016年度の月別の構成比のうちの最大の構成比から端数分「0.01」を引くことにより、月別の構成比の補正(端数の振り分け)を行う。ここでは、最大の構成比である6月の構成比「12.06」に端数分「0.01」を引くことにより、構成比の合計が「100」となるように補正する。
つぎに、生成部1102は、補正後の月別の構成比に基づいて、2016年度の仕入予算「753,250」を、2016年度の月別の仕入予算に按分する。例えば、2016年度の3月の仕入予算は、「42,935(≒753,250×5.70÷100)」となる。そして、生成部1102は、2016年度の月別の仕入予算の合計「753,249」を算出する。
つぎに、生成部1102は、月別の仕入予算のうちの最大の仕入予算に、仕入予算と月別の仕入予算の合計との差分「1」を足すことにより、月別の仕入予算の補正(差分の振り分け)を行う。ここでは、生成部1102は、最大の仕入予算である6月の仕入予算「90,767」に差分「1」を足すことにより、月別の仕入予算の合計が、仕入予算「753,250」と一致するように補正する。
さらに、生成部1102は、2016年度の月別の売上予算と仕入予算とに基づいて、2016年度の月別の売仕率を算出する。例えば、2016年度の3月の売仕率は、「124(≒42,935÷34,519×100)」となる。
これにより、ブランド「B−Brand」の2015年度の月別の実績売仕率に基づいて、ブランド「B−Brand」の2016年度の月別の仕入予算および売仕率を求めることができる。なお、算出されたブランド「B−Brand」の2016年度の月別の仕入予算および売仕率は、例えば、按分情報テーブル250(図8参照)に記憶される。
図17は、在庫予算についての按分計算の計算例を示す説明図である。ここでは、ブランド「B−Brand」の2015年度の月別の在庫実績に基づいて、ブランド「B−Brand」の2016年度の月別の在庫予算(月初在庫予算)を算出する場合を例に挙げて説明する。
まず、生成部1102は、実績DB240を参照して、ブランド「B−Brand」の2015年度の月別の在庫実績を特定する。そして、生成部1102は、特定した2015年度の月別の在庫実績の平均「49,750」を算出する。
つぎに、生成部1102は、按分情報テーブル250を参照して、ブランド「B−Brand」の2016年度の月別の売上予算を特定する。そして、生成部1102は、特定した2016年度の月別の売上予算の平均「54,583」を算出する。
つぎに、生成部1102は、2016年度の月別の売上予算と、2016年度の月別の売上予算の平均「54,583」とに基づいて、2016年度の月別の季節指数を算出する。例えば、2016年度の3月の季節指数は、「63.24(≒34,519÷54,583×100)」となる。
つぎに、生成部1102は、算出した2016年度の月別の季節指数に基づいて、2016年度の月別の「(1+季節指数)/2」を算出する。そして、生成部1102は、算出した2015年度の月別の在庫実績の平均「49,750」と2016年度の月別の「(1+季節指数)/2」とに基づいて、2016年度の月別の在庫予算(月初在庫予算)を算出する。例えば、2016年度の3月の在庫予算は、「40,606(≒49,750×81.62÷100)」となる。
これにより、ブランド「B−Brand」の2015年度の月別の在庫実績に基づいて、ブランド「B−Brand」の2016年度の月別の在庫予算を求めることができる。なお、算出されたブランド「B−Brand」の2016年度の月別の在庫予算は、例えば、按分情報テーブル250(図8参照)に記憶される。
(週別予算登録画面1000の画面遷移例)
つぎに、図18および図19を用いて、週別予算登録画面1000の画面遷移例について説明する。
図18は、週別予算登録画面1000の画面例を示す説明図(その2)である。図18において、週別予算登録画面1000の取込予算領域1020には、2016年度(対象年度)の週別(図18の例では、第9週〜第18週)の売上予算、粗利予算、仕入予算および在庫予算についての按分結果が表示されている。さらに、取込予算領域1020には、2016年度の週別の売上予算および粗利予算に基づく週別の粗利率と、2016年度の週別の売上予算および仕入予算に基づく週別の売仕率とが表示されている。
この週別予算登録画面1000によれば、ユーザは、2016年度の週別の売上予算、粗利予算、仕入予算および在庫予算についての按分結果とともに、当該按分結果に基づく2016年度の週別の粗利率および売仕率を確認することができる。また、週別予算登録画面1000には、選択された按分方式を示す情報1801が表示されている。このため、ユーザは、どういう基準をもとに2016年度の各予算を按分したのかを把握することができる。
週別予算登録画面1000において、反映ボタンB7をクリックすると、図19に示すように、2016年度の週別の売上予算、粗利予算、仕入予算および在庫予算についての按分結果を年度予算領域1030に表示することができる。なお、取込予算領域1020内の部分期間を選択することにより、週別の売上予算、粗利予算、仕入予算および在庫予算についての按分結果を表示する期間(例えば、第9週〜第13週の期間など)を選択することができる。
図19は、週別予算登録画面1000の画面例を示す説明図(その3)である。図19において、週別予算登録画面1000の年度予算領域1030には、2016年度(対象年度)の週別(図19の例では、第9週〜第18週)の売上予算、粗利予算、仕入予算および在庫予算が表示されている。
さらに、年度予算領域1030には、2016年度の週別の売上予算および粗利予算に基づく週別の粗利率が表示されている。なお、図示は省略するが、年度予算領域1030には、2016年度の週別の売上予算および仕入予算に基づくに基づく週別の売仕率についても表示される。
週別予算登録画面1000において、年度予算領域1030内の各ボックスをクリックすることで、週別の売上予算、粗利予算、仕入予算および在庫予算を修正することができる。例えば、ボックス1901をクリックすると、第13週の売上予算を修正することができる。週別の予算額が修正されると、該当週の予算額の修正指示が、クライアント装置201から予算管理データ生成装置100に送信される。
また、週別の売上予算、粗利予算、仕入予算および在庫予算が修正されると、当初予算との差額が入力差として取込年度予算領域1010に表示される。例えば、第13週の売上予算が「30,400」から「20,000」に修正されると、取込年度予算領域1010内のボックス1902に、売上予算の入力差として差額「−10,400」が表示される。これにより、当初予算からの変化分を判断しやすくさせることができる。
また、週別予算登録画面1000において、保存ボタンB5をクリックすると、2016年度の週別の予算額の保存指示が、クライアント装置201から予算管理データ生成装置100に送信される。また、週別予算登録画面1000において、終了ボタンB6をクリックすると、週別予算登録画面1000の表示を終了することができる。
(ブランド細属性別予算登録画面2000の画面遷移例)
つぎに、図20〜図23を用いて、クライアント装置201のディスプレイ406に表示されるブランド細属性別予算登録画面2000の画面遷移例について説明する。
図20は、ブランド細属性別予算登録画面2000の画面例を示す説明図(その1)である。図20において、ブランド細属性別予算登録画面2000は、特定の商品カテゴリの予算額の表示指示に応じて表示される操作画面である。
ブランド細属性別予算登録画面2000において、カテゴリリスト2010内のいずれかの商品カテゴリを指定すると、指定された商品カテゴリに対応する予算額の表示指示がクライアント装置201から予算管理データ生成装置100に送信される。
例えば、商品カテゴリ「A−Brand 2016SS レディース」を指定して、按分ボタンB11をクリックすると、当該商品カテゴリの直下階層の各商品カテゴリ(トップス、ボトムス、ドレス、シューズ、雑貨)の予算額の表示指示が送信される。この結果、ブランド細属性別予算登録画面2000内の細属性別按分結果領域2020に、各商品カテゴリ(トップス、ボトムス、ドレス、シューズ、雑貨)の週別の予算が表示される。
このブランド細属性別予算登録画面2000によれば、ユーザは、2016年度の各商品カテゴリの週別の売上予算、粗利予算および仕入予算についての按分結果を確認することができる。さらに、ユーザは、当該按分結果に基づく2016年度の各商品カテゴリの週別の粗利率および売仕率を確認することができる。
ブランド細属性別予算登録画面2000において、反映ボタンB15をクリックすると、図21に示すように、2016年度の各商品カテゴリの週別の売上予算、粗利予算および仕入予算についての按分結果を細属性別予算入力領域2030に表示することができる。
図21は、ブランド細属性別予算登録画面2000の画面例を示す説明図(その2)である。図21において、ブランド細属性別予算登録画面2000の細属性別予算入力領域2030には、2016年度(対象年度)の各商品カテゴリの週別(図21の例では、第2週〜第6週)の売上予算、粗利予算および仕入予算が表示されている。
さらに、細属性別予算入力領域2030には、2016年度の各商品カテゴリの週別の売上予算および粗利予算に基づく週別の粗利率と、2016年度の各商品カテゴリの週別の売上予算および仕入予算に基づく週別の売仕率とが表示されている。
ブランド細属性別予算登録画面2000において、細属性別予算入力領域2030内の各ボックスをクリックすることで、各商品カテゴリの週別の売上予算、粗利予算および仕入予算を修正することができる。なお、各商品カテゴリの週別のいずれかの予算が修正されると、予算の修正に応じて構成比が再計算される。
また、ブランド細属性別予算登録画面2000において、保存ボタンB12をクリックすると、2016年度の各商品カテゴリの週別の予算額の保存指示が、クライアント装置201から予算管理データ生成装置100に送信される。この結果、図22に示すように、カテゴリリスト2010内の該当商品カテゴリに対応付けて、予算額についての入力確定を示すマークが表示される。
図22は、ブランド細属性別予算登録画面2000の画面例を示す説明図(その3)である。図22において、ブランド細属性別予算登録画面2000のカテゴリリスト2010には、予算管理データ生成装置100に送信された予算額の保存指示に係る商品カテゴリに対応付けて、予算額についての入力確定を示すマークm1〜m6が表示されている。
このブランド細属性別予算登録画面2000によれば、ユーザは、商品カテゴリ「A−Brand 2016SS レディース」の直下階層の各商品カテゴリ(トップス、ボトムス、ドレス、シューズ、雑貨)についての予算額を保存済みであることを認識することができる。
また、ブランド細属性別予算登録画面2000において、発注連携ボタンB13をクリックすると、予算額について入力確定された各商品カテゴリ(トップス、ボトムス、ドレス、シューズ、雑貨)について、発注管理システム202への通知指示が、クライアント装置201から予算管理データ生成装置100に送信される。
この結果、図23に示すように、カテゴリリスト2010内の該当商品カテゴリに対応付けて、予算額の通知済を示すマークが表示される。なお、発注管理システム202への通知指示には、2016年度の各商品カテゴリの週別の仕入予算を特定する情報が含まれる。
図23は、ブランド細属性別予算登録画面2000の画面例を示す説明図(その4)である。図23において、ブランド細属性別予算登録画面2000のカテゴリリスト2010には、発注管理システム202への通知指示に係る商品カテゴリに対応付けて、予算額の通知済を示すマークm7〜m12が表示されている。
このブランド細属性別予算登録画面2000によれば、ユーザは、商品カテゴリ「A−Brand 2016SS レディース」の直下階層の各商品カテゴリ(トップス、ボトムス、ドレス、シューズ、雑貨)についての仕入予算を通知済みであることを認識することができる。
また、ブランド細属性別予算登録画面2000において、終了ボタンB14をクリックすると、ブランド細属性別予算登録画面2000の表示を終了することができる。
(予算管理データ生成処理手順)
つぎに、図24および図25を用いて、予算管理データ生成装置100の予算管理データ生成処理手順について説明する。
図24および図25は、予算管理データ生成装置100の予算管理データ生成処理手順の一例を示すフローチャートである。図24のフローチャートにおいて、まず、予算管理データ生成装置100は、指定された対象年度およびブランドの情報を含む検索条件をクライアント装置201から受信したか否かを判断する(ステップS2401)。
ここで、予算管理データ生成装置100は、検索条件を受信するのを待つ(ステップS2401:No)。そして、予算管理データ生成装置100は、検索条件を受信した場合(ステップS2401:Yes)、取込予算DB220から、検索条件に含まれるブランドに対応する取込年度予算情報を取得する(ステップS2402)。
つぎに、予算管理データ生成装置100は、実績DB240を参照して、指定されたブランドについて、対象年度の週別の予算(売上予算、粗利予算、仕入予算および在庫予算)を生成する(ステップS2403)。そして、予算管理データ生成装置100は、週別予算登録画面1000をクライアント装置201に表示する(ステップS2404)。
週別予算登録画面1000は、ステップS2403において生成された対象年度の週別の予算(売上予算、粗利予算、仕入予算および在庫予算)を、修正指示を受け付け可能に表示する操作画面である。なお、ステップS2403において、予算管理データ生成装置100は、指定されたブランドについて、対象年度の月別の予算を生成することにしてもよい。
つぎに、予算管理データ生成装置100は、対象年度の週別のいずれかの予算について、予算額の修正指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS2405)。ここで、予算額の修正指示を受け付けていない場合(ステップS2405:No)、予算管理データ生成装置100は、ステップS2407に移行する。
一方、予算額の修正指示を受け付けた場合(ステップS2405:Yes)、予算管理データ生成装置100は、指定されたブランドの修正対象となる週別の予算を修正する(ステップS2406)。そして、予算管理データ生成装置100は、対象年度の週別の予算について、予算額の保存指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS2407)。
ここで、予算額の保存指示を受け付けていない場合(ステップS2407:No)、予算管理データ生成装置100は、ステップS2405に戻る。一方、予算額の保存指示を受け付けた場合(ステップS2407:Yes)、予算管理データ生成装置100は、指定されたブランドについて、対象年度の週別の予算を予算管理DB260に保存する(ステップS2408)。
つぎに、予算管理データ生成装置100は、ブランド細属性別予算登録画面2000をクライアント装置201に表示する(ステップS2409)。ただし、この時点では、ブランド細属性別予算登録画面2000の細属性別按分結果領域2020および細属性別予算入力領域2030の各ボックスは空欄である。そして、予算管理データ生成装置100は、特定の商品カテゴリの予算額の表示指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS2410)。
ここで、予算管理データ生成装置100は、特定の商品カテゴリの予算額の表示指示を受け付けるのを待つ(ステップS2410:No)。そして、予算管理データ生成装置100は、特定の商品カテゴリの予算額の表示指示を受け付けた場合(ステップS2410:Yes)、図25に示すステップS2501に移行する。
図25のフローチャートにおいて、まず、予算管理データ生成装置100は、予算管理DB260を参照して、指定されたブランドについて、対象年度の週別の予算を、対応する前年の同一週における特定の商品カテゴリの各商品カテゴリの構成比に応じて按分する(ステップS2501)。そして、予算管理データ生成装置100は、対象年度の週別の予算を按分した按分結果を、対象年度の週別の各商品カテゴリの予算として表示する(ステップS2502)。
つぎに、予算管理データ生成装置100は、対象年度の週別のいずれかの予算について、商品カテゴリの予算額の修正指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS2503)。ここで、予算額の修正指示を受け付けていない場合(ステップS2503:No)、予算管理データ生成装置100は、ステップS2505に移行する。
一方、予算額の修正指示を受け付けた場合(ステップS2503:Yes)、予算管理データ生成装置100は、指定されたブランドの修正対象となる週別の商品カテゴリの予算を修正する(ステップS2504)。そして、予算管理データ生成装置100は、対象年度の週別の予算について、商品カテゴリごとの予算額の保存指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS2505)。
ここで、予算額の保存指示を受け付けていない場合(ステップS2505:No)、予算管理データ生成装置100は、ステップS2508に移行する。一方、予算額の保存指示を受け付けた場合(ステップS2505:Yes)、予算管理データ生成装置100は、指定されたブランドについて、対象年度の週別の商品カテゴリごとの予算を予算管理DB260に保存する(ステップS2506)。
そして、予算管理データ生成装置100は、予算額の保存指示に係る商品カテゴリに対応付けて、予算額についての入力確定を示すマークを、ブランド細属性別予算登録画面2000のカテゴリリスト2010に表示する(ステップS2507)。つぎに、予算管理データ生成装置100は、入力確定された商品カテゴリのうちのいずれかの商品カテゴリについて、発注管理システム202への通知指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS2508)。
ここで、発注管理システム202への通知指示を受け付けていない場合(ステップS2508:No)、予算管理データ生成装置100は、ステップS2511に移行する。一方、発注管理システム202への通知指示を受け付けた場合(ステップS2508:Yes)、予算管理データ生成装置100は、通知指示に係る商品カテゴリについて予算額を発注管理システム202に通知する(ステップS2509)。
なお、通知指示に係る商品カテゴリについて、発注管理システム202に予算額が通知されると、予算管理DB260内の発注フラグに「1」が設定される。
つぎに、予算管理データ生成装置100は、予算管理DB260を参照して、予算額の通知に係る商品カテゴリに対応付けて、予算額の通知済を示すマークを、ブランド細属性別予算登録画面2000のカテゴリリスト2010に表示する(ステップS2510)。
そして、予算管理データ生成装置100は、表示終了指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS2511)。ここで、表示終了指示を受け付けていない場合(ステップS2511:No)、予算管理データ生成装置100は、ステップS2503に戻る。一方、表示終了指示を受け付けた場合(ステップS2511:Yes)、予算管理データ生成装置100は、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
これにより、指定されたブランドについて、対象年度の週別(または、月別)の商品カテゴリごとの予算を示す予算管理データを作成することができる。
以上説明したように、実施の形態にかかる予算管理データ生成装置100によれば、予算管理データの生成対象のブランドの指定と総予算額の指定とを受け付けることができる。そして、予算管理データ生成装置100によれば、実績DB240を参照して、対象年度の各週(あるいは、各月)に総予算額を振り分けした結果である、対象年度の週別(あるいは、月別)の予算を生成することができる。これにより、対象年度の週別(あるいは、月別)の予算を自動生成することができる。
また、予算管理データ生成装置100によれば、対象年度の週別(あるいは、月別)の予算を、修正指示を受け付け可能に表示することができる。これにより、ユーザは、指定したブランドについて、指定した総予算額を期間按分して生成された、対象年度の週別(あるいは、月別)の予算を修正することができる。
また、予算管理データ生成装置100によれば、対象年度の週別(あるいは、月別)の予算のいずれかについて、予算額の修正を受け付けると、該修正を反映させた週別の予算を、過去の同一週における各商品カテゴリの売上比率(構成比)に応じて按分することができる。これにより、対象年度の週別(あるいは、月別)の商品カテゴリごとの予算を生成することができる。
また、予算管理データ生成装置100によれば、対象年度の週別(あるいは、月別)の予算を按分した按分結果を、対象年度の週別の商品カテゴリごとの予算として表示することができる。これにより、ユーザは、指定したブランドについて、対象年度の週別(あるいは、月別)の商品カテゴリごとの予算額を確認することができる。
また、予算管理データ生成装置100によれば、複数の按分方式のうちの選択された按分方式により、総予算額を対象年度の各週(あるいは、各月)に按分して、対象年度の週別(あるいは、月別)の予算額を生成することができる。そして、予算管理データ生成装置100によれば、対象年度の週別(あるいは、月別)の予算を表示する際に、さらに、選択された按分方式を示す情報を表示することができる。これにより、どういう基準をもとに総予算額を按分したのかを把握しやすくさせることができる。
また、予算管理データ生成装置100によれば、特定の商品カテゴリの予算額の表示指示に応じて、指定されたブランドに対応する複数の商品カテゴリそれぞれの予算のうちの特定の商品カテゴリの予算と、複数の商品カテゴリのリストとを表示することができる。そして、予算管理データ生成装置100によれば、特定の商品カテゴリの予算に対する編集又は無編集で保存指示を受け付けると、複数の商品カテゴリのリスト内の特定の商品カテゴリに対応付けて、予算額についての入力確定を示すマークを表示することができる。これにより、ユーザは、指定したブランドに対応する商品カテゴリのうちのどの商品カテゴリについての予算額を保存済みであるかを直感的に判断することができる。
また、予算管理データ生成装置100によれば、入力確定された商品カテゴリのうちのいずれかの商品カテゴリについて、発注管理システム202への通知指示を受けると、通知指示に係る商品カテゴリについて予算額を発注管理システム202に通知することができる。これにより、予算管理データの作成時に、発注管理システム202への予算額(仕入予算)の通知を合わせて行うことが可能となり、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、予算管理データ生成装置100によれば、通知指示に係る商品カテゴリについて予算額を発注管理システム202に通知すると、複数の商品カテゴリのリスト内の当該通知に係る商品カテゴリに対応付けて、予算額の通知済を示すマークを表示することができる。これにより、ユーザは、指定したブランドに対応する商品カテゴリのうちのどの商品カテゴリについての予算額を発注管理システム202へ通知済みであるかを直感的に判断することができる。
これらのことから、予算管理データ生成装置100によれば、指定されたブランドについて、対象年度の週別(または、月別)の商品カテゴリごとの予算を示す予算管理データの作成を簡単に行わせることができる。
なお、本実施の形態で説明した予算管理データ生成方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。本予算管理データ生成プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、本予算管理データ生成プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布してもよい。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)予算管理データの生成対象のブランドの指定と、総予算額の指定とを受け付け、
受け付けた前記ブランドの過去の売上実績データに基づいて、所定の期間内の各部分期間に前記総予算額を自動振り分けした結果である前記各部分期間の予算額を生成し、
生成した前記各部分期間に対応する予算額を修正指示を受け付け可能に表示し、
前記各部分期間のいずれかについて、予算額の修正を受け付けると、該修正を反映させた前記各部分期間に対応する予算額を、対応する過去の部分期間に対応する前記ブランドに対応する各商品カテゴリの売上比率に応じて按分し、
按分結果を前記各部分期間について前記各商品カテゴリ毎の予算額として表示する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする予算管理データ生成方法。
(付記2)前記生成する処理は、
複数の按分方式のうちの選択された按分方式により、前記過去の売上実績データに基づいて、前記総予算額を前記各部分期間に按分して、前記各部分期間の予算額を生成し、
前記修正指示を受け付け可能に表示する処理は、
さらに、前記選択された按分方式を示す情報を表示する、ことを特徴とする付記1に記載の予算管理データ生成方法。
(付記3)ブランドの指定と予算額の指定とを受け付け、
前記ブランドに関して、過去の販売実績に基づいて、指定された前記予算額を按分して月ごとの予算額を生成し、
指定された前記ブランドに対応付けて登録された複数の商品カテゴリごとの過去の販売実績に基づいて、生成した前記月ごとの予算額を按分して前記商品カテゴリごとの予算額を自動的に生成し、
特定の商品カテゴリの予算額の表示指示に応じて、生成した前記複数の商品カテゴリごとの予算額のうち、前記特定の商品カテゴリの予算額と、前記複数の商品カテゴリのリストとを表示し、
前記特定の商品カテゴリの予算額に対する編集又は無編集で所定の操作を受け付けると、前記ブランドに対応する商品カテゴリのリストに含まれる前記複数の商品カテゴリの内、前記特定の商品カテゴリに対応付けて、予算額についての入力確定を示すマークを表示する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする予算管理データ生成方法。
(付記4)前記コンピュータが、
入力確定された商品カテゴリのうちのいずれかの商品カテゴリについて、通知された予算額に基づいて発注総額の評価を行う発注管理システムへの通知指示を受けると、前記通知指示に係る商品カテゴリについて予算額を前記発注管理システムに通知する、
処理を実行することを特徴とする付記3に記載の予算管理データ生成方法。
(付記5)前記コンピュータが、
前記予算額を前記発注管理システムに通知すると、前記ブランドに対応する商品カテゴリのリストに含まれる複数の商品カテゴリの内、前記通知に係る商品カテゴリに対応付けて、前記予算額の通知済を示すマークを表示する、
処理を実行することを特徴とする付記4に記載の予算管理データ生成方法。
(付記6)前記コンピュータが、
前記ブランドに関して、過去の販売実績に基づいて、指定された前記予算額を按分して週ごとの予算額を生成し、
指定された前記ブランドに対応付けて登録された複数の商品カテゴリごとの過去の販売実績に基づいて、生成した前記週ごとの予算額を按分して前記商品カテゴリごとの予算額を自動的に生成する、処理を実行することを特徴とする付記3〜5のいずれか一つに記載の予算管理データ生成方法。
(付記7)予算管理データの生成対象のブランドの指定と、総予算額の指定とを受け付け、
受け付けた前記ブランドの過去の売上実績データに基づいて、所定の期間内の各部分期間に前記総予算額を自動振り分けした結果である前記各部分期間の予算額を生成し、
生成した前記各部分期間に対応する予算額を修正指示を受け付け可能に表示し、
前記各部分期間のいずれかについて、予算額の修正を受け付けると、該修正を反映させた前記各部分期間に対応する予算額を、対応する過去の部分期間に対応する前記ブランドに対応する各商品カテゴリの売上比率に応じて按分し、
按分結果を前記各部分期間について前記各商品カテゴリ毎の予算額として表示する、
制御部を有することを特徴とする予算管理データ生成装置。
(付記8)ブランドの指定と予算額の指定とを受け付け、
前記ブランドに関して、過去の販売実績に基づいて、指定された前記予算額を按分して月ごとの予算額を生成し、
指定された前記ブランドに対応付けて登録された複数の商品カテゴリごとの過去の販売実績に基づいて、生成した前記月ごとの予算額を按分して前記商品カテゴリごとの予算額を自動的に生成し、
特定の商品カテゴリの予算額の表示指示に応じて、生成した前記複数の商品カテゴリごとの予算額のうち、前記特定の商品カテゴリの予算額と、前記複数の商品カテゴリのリストとを表示し、
前記特定の商品カテゴリの予算額に対する編集又は無編集で所定の操作を受け付けると、前記ブランドに対応する商品カテゴリのリストに含まれる前記複数の商品カテゴリの内、前記特定の商品カテゴリに対応付けて、予算額についての入力確定を示すマークを表示する、
制御部を有することを特徴とする予算管理データ生成装置。
(付記9)予算管理データの生成対象のブランドの指定と、総予算額の指定とを受け付け、
受け付けた前記ブランドの過去の売上実績データに基づいて、所定の期間内の各部分期間に前記総予算額を自動振り分けした結果である前記各部分期間の予算額を生成し、
生成した前記各部分期間に対応する予算額を修正指示を受け付け可能に表示し、
前記各部分期間のいずれかについて、予算額の修正を受け付けると、該修正を反映させた前記各部分期間に対応する予算額を、対応する過去の部分期間に対応する前記ブランドに対応する各商品カテゴリの売上比率に応じて按分し、
按分結果を前記各部分期間について前記各商品カテゴリ毎の予算額として表示する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする予算管理データ生成プログラム。
(付記10)ブランドの指定と予算額の指定とを受け付け、
前記ブランドに関して、過去の販売実績に基づいて、指定された前記予算額を按分して月ごとの予算額を生成し、
指定された前記ブランドに対応付けて登録された複数の商品カテゴリごとの過去の販売実績に基づいて、生成した前記月ごとの予算額を按分して前記商品カテゴリごとの予算額を自動的に生成し、
特定の商品カテゴリの予算額の表示指示に応じて、生成した前記複数の商品カテゴリごとの予算額のうち、前記特定の商品カテゴリの予算額と、前記複数の商品カテゴリのリストとを表示し、
前記特定の商品カテゴリの予算額に対する編集又は無編集で所定の操作を受け付けると、前記ブランドに対応する商品カテゴリのリストに含まれる前記複数の商品カテゴリの内、前記特定の商品カテゴリに対応付けて、予算額についての入力確定を示すマークを表示する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする予算管理データ生成プログラム。