JP6613681B2 - 直動案内装置用キャップ - Google Patents

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Description

この発明は、直動案内装置の案内レールをボルトで被取付部に取り付けるために設けられた取付穴(案内レールの上面から下面まで貫通する穴)の座ぐり部を塞ぐキャップに関する。
直動案内装置の一例を図6に示す。図6に示すように、直動案内装置100は、案内レール110とスライダ120と複数個の転動体130とを備えている。案内レール110およびスライダ120は、互いに対向配置されて転動体130の転動通路を形成する転動面113,121を有する。スライダ120は、転動体130の戻し通路122と、この戻し通路122と転動通路とを連通させる方向転換路を有する。
転動通路、戻し通路、および方向転換路で転動体130の循環経路が構成され、この循環経路内を循環する転動体130を介して、案内レール110およびスライダ120の一方が他方に対して相対的に直線運動する。
直動案内装置100の案内レール110には、基台等の被取付部にボルトを用いて取り付けるための取付穴140が形成されている。取付穴140は、案内レール110の上面111から下面112まで貫通している。取付穴140は、図7に示すように、ボルトの頭部を収める座ぐり部141と、ボルトの軸部を収める軸収納部142とからなる。また、座ぐり部141の上端は面取り部141aとなっている。案内レール110を基台等にボルトで固定した後、取付穴140にゴミが入ることを防止する目的で、座ぐり部141の上部をキャップで塞いでいる。
このキャップを取り付ける際には、一般に、キャップを座ぐり部141の上に載せ、そのキャップの上に当て板を当て、その当て板をプラスチックハンマー等で叩くことにより、座ぐり部41内にキャップを埋め込んでいる(特許文献1[0004]参照)。
このキャップの従来例として、略円柱体からなり、直径が軸方向で変化しているものがある。このキャップをなす略円柱体の直径は、座ぐり部141の軸収納部142側に配置される側が小さくなるように変化し、最大直径が座ぐり部141より大きくなっている。このような形状のキャップを取付穴140に取り付ける際に、略円柱体の外周部(座ぐり部141より大きくなっている部分)が削り取られる場合があり、その場合には削りカスが生じて取付穴140の外部に塵として散らばることになる。
特開2013−177966号公報
上述のように、キャップを案内レールの取付穴に取り付ける際に、削りカスが塵として取付穴の外部に出ることは、防塵性の向上という点で解決すべき課題である。
この発明の課題は、案内レールの取付穴を塞ぐ直動案内装置用キャップとして、取付穴に取り付ける際に、削りカスが塵として取付穴の外部に出にくいものを提供することである。
上記課題を解決するために、この発明の第一態様は、下記の構成(1)〜(3)を有する直動案内装置用キャップを提供する。
(1) 直動案内装置の案内レールをボルトで被取付部に取り付けるために設けられた取付穴を塞ぐ、略円柱状のキャップである。取付穴は、前記案内レールの上面から下面まで貫通し、前記案内レールの上面側に形成された座ぐり部と、前記座ぐり部から前記案内レールの下面までの間に形成された軸収納部と、を有する。
(2) 前記座ぐり部の前記軸収納部側に配置され、前記座ぐり部の直径と同じかより小さい直径を有する基部と、前記座ぐり部の前記上面側に配置され、前記座ぐり部の直径と同じかより小さい直径を有する頭部と、前記基部と前記頭部との間に配置され、外周部に前記座ぐり部と干渉する凸部を有する中間部と、前記頭部の前記中間部との境界に形成された周溝と、を有する。
(3) 前記凸部は、前記基部側から前記頭部側に向けて、前記円柱の径方向に沿った寸法が大きくなる断面形状を有する。
[一態様の直動案内装置の作用について]
このキャップを座ぐり部の上に載せ、当て板などを介してキャップを叩き入れると、直径が座ぐり部の直径と同じかより小さい基部は容易に座ぐり部内に入るが、中間部は、凸部が座ぐり部と干渉するため、凸部が弾性変形しながら軸収納部側に進み、凸部の頭部側は座ぐり部の内周面で削り取られる。凸部が削り取られて生じた削りカスは周溝に入り、座ぐり部に頭部の全体が入った状態で、座ぐり部と周溝で囲まれた空間内に収納されるため、削りカスが外部に飛び散ることが防止される。
なお、この作用の説明は、この発明および前記一態様の直動案内装置の構成要件を限定するものではない。
この発明の直動案内装置用キャップは、取付穴に取り付ける際に削りカスが塵として取付穴の外部に出にくいものである。
実施形態の直動案内装置用キャップを示す平面図(a)と、正面図(b)と、底面図(c)と、(a)のA−A断面図(d)である。 第一実施形態の直動案内装置用キャップの取り付け方法を説明する工程図である。 直動案内装置に図1のキャップが取り付けられた状態を示す案内レールの長手方向に垂直な断面図(a)と、部分断面側面図(b)であり、(b)の断面は(a)のA−A断面を示す。 取付時のキャップの変化を示す説明図である。 取付後のキャップの状態を示す拡大断面図である。 直動案内装置の従来例を示す部分断面斜視図である。 案内レールの取付穴を説明する図である。
以下、この発明の実施形態について説明するが、この発明は以下に示す実施形態に限定されない。以下に示す実施形態では、この発明を実施するために技術的に好ましい限定がなされているが、この限定はこの発明の必須要件ではない。
図1に示すように、実施形態の直動案内装置用キャップ(以下、単に「キャップ」と称する。)1は、基部11と頭部12と中間部13が一体に形成されたものであって、略円柱状に形成されている。
基部11は、円柱体であって、図7に示す座ぐり部141の軸収納部142側に配置される部分である。基部11の直径d1は、座ぐり部141の直径D1と同じで、面取り部141aの直径D3より少し小さい。
頭部12は、図6および図7に示す案内レール110の上面111に沿わせるキャップ上面12aを有する。頭部12の中間部13側に周溝14が形成されている。周溝14の存在により、頭部12の外縁部はフランジ部12bとなっている。フランジ部12bの下面(周溝14の上側壁面)12cは、外周側に行くにつれて対向面(周溝14の下側壁面)14aから離れる傾斜面となっている。頭部12のキャップ上面12aの直径d2は、座ぐり部141の直径D1より僅かに小さい。
中間部13は、円柱体の外周部に、基部11側から頭部12側に向けて拡径するテーパ部(凸部)13aが形成された形状を有する。中間部13の最大直径d3は座ぐり部141の直径D1より大きい。
案内レール110を基台(被取付部)に取り付ける際には、図2(a)に示すように、基台160の上に案内レール110を配置し、取付穴の軸収納部142にボルト170を挿通して、その先端雄ねじ部を基台160に形成された雌ねじに螺合させる。
この状態で取付穴の座ぐり部141をキャップ1で塞ぐ。その際には、先ず、図2(a)に示すように、基部11をボルト170に向けて、キャップ1を案内レール110の取付穴140の上に載せる。その際に、キャップ1の頭部12を指で押すことでも、基部11は座ぐり部141に入るが、中間部13はテーパ部13aがあるため、座ぐり部141に入らない。つまり、図2(b)の状態となる。
図2(b)に示すように、キャップ1の上に当て板2を載せて、ハンマー3で当て板2の上を叩くと、中間部13のテーパ部13aの基部11側の部分は、弾性変形しながら座ぐり部141に入り、テーパ部13aの頭部12側の部分は、座ぐり部141の内周面で切り取られながら座ぐり部141内に入る。
そして、ハンマー3で当て板2の上を叩くことを、基部11のキャップ上面11aが案内レール110の上面111と同じ面になるまで行う。図2(c)はこの状態を示す。この状態で、キャップ1は座ぐり部141内に、中間部13が弾性変形により縮んだ状態で固定されている。図3はこの状態の直動案内装置を示す。
図4は、座ぐり部141への取付時のキャップ1の変化を詳細に示している。図4(a)〜(c)は図2(a)〜(b)の詳細を示し、図4(d)〜(g)は図2(b)〜(c)の詳細を示す。
中間部13のテーパ部13aのうち、図4(d)(e)に示すように座ぐり部141の内周面により削り取られた削りカス13bは、図4(f)に示すように、中間部13が座ぐり部141内に全て入った後に、周溝14内に入る。その後、頭部12が座ぐり部141内に入ることで、削りカス13bは、座ぐり部141と周溝14とで形成された空間内に収納される。これにより、削りカス13bが外部に飛び散ることが防止される。
すなわち、図5に示すように、キャップ1の取付状態で、削りカス13bは座ぐり部141と周溝14とで形成された空間内に収納され、案内レール110の上面111等に飛び散ることが防止される。
なお、この実施形態のキャップ1は、中間部13の外周部全体に、基部11側から頭部12側に向けて、円柱体の径方向に沿った寸法が大きくなる断面形状の凸部(テーパ部13a)を有している。キャップの中間部は、これに代えて、円柱体の外周部に、基部側から頭部側に向けて円柱体の径方向に沿った寸法が大きくなる断面形状の凸部を、周方向で不連続に複数個有するものであってもよい。
1 直動案内装置用キャップ
11 基部
12 頭部
12a キャップ上面
12b フランジ部
12c フランジ部の下面(周溝の上側壁面)
13 中間部
13a テーパ部(凸部)
13b 削りカス
14 周溝
14a 周溝の下側壁面(対向面)
2 当て板
3 ハンマー
100 直動案内装置
110 案内レール
111 案内レールの上面
112 案内レールの下面
113 案内レールの転動面
120 スライダ
121 スライダの転動面
122 戻し通路
130 転動体
140 案内レールの取付穴
141 座ぐり部
142 軸収納部
143 面取り部
160 基台(被取付部)
170 ボルト

Claims (1)

  1. 直動案内装置の案内レールをボルトで被取付部に取り付けるために設けられ、
    前記案内レールの上面から下面まで貫通し、
    前記案内レールの上面側に形成された座ぐり部と、前記座ぐり部から前記案内レールの下面までの間に形成された軸収納部と、
    を有する取付穴を塞ぐ、略円柱状のキャップであって、
    前記座ぐり部の前記軸収納部側に配置され、前記座ぐり部の直径と同じかより小さい直径を有する基部と、
    前記座ぐり部の前記上面側に配置され、前記座ぐり部の直径と同じかより小さい直径を有する頭部と、
    前記基部と前記頭部との間に配置され、外周部に前記座ぐり部と干渉する凸部を有する中間部と、
    前記頭部の前記中間部との境界に形成された周溝と、
    を有し、
    前記周溝の溝底の直径は、前記基部の直径よりも小さく、
    前記凸部は、前記中間部の外周部全体に形成されたテーパ部であって、前記テーパ部は前記基部側から前記頭部側に向けて拡径する直動案内装置用キャップ。
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