JP6613680B2 - 単独運転検出装置、単独運転検出方法、及び単独運転検出プログラム - Google Patents

単独運転検出装置、単独運転検出方法、及び単独運転検出プログラム Download PDF

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Description

本発明は、単独運転検出装置、単独運転検出方法、及び単独運転検出プログラムに関する。
分散型電源から構成される発電設備が連系する一部系統が、事故等により系統電源から切り離された場合に、切り離された線路上の発電設備だけで発電が継続され、該線路上の負荷に電力が供給されている状態は、単独運転と呼ばれる。単独運転は、人身及び設備の安全に影響を与えたり、事故点での被害拡大や復旧遅れを招く恐れがある。そこで、単独運転は早期且つ確実に検出されることが望ましい。
系統と連系する分散型電源の一例としては、太陽光発電システム及び燃料電池発電システム等が挙げられる。こうした分散型電源は、太陽電池又は燃料電池といった直流電源と、直流電源から出力された直流電力を、負荷や系統電源側へ供給される交流電力へ変換する連系インバータとを含む。連系インバータは、例えば、パワーコンディショナ(PCS:Power Conditioning System)である。上述した単独運転を検出する機能は、例えば、連系インバータに備えられる。
単独運転を検出する方法には、系統側遮断器から送信された転送遮断信号を連系インバータが受信する方法がある。また、単独運転を検出する方法には、系統側遮断器の開放により形成される分散型電源及び負荷からなる単独運転する局所系統の電圧や周波数等の変化を連系インバータが監視する方法がある。この内、局所系統の電圧や周波数等の変化を監視する方法は受動方式と能動方式とに大別される。
受動方式は、系統電源から切り離される局所系統において、系統連系点(系統側遮断器)での潮流が0に変化することにより、局所系統の電圧や周波数が変化することを利用する方式である。そのため、分散型電源の発電量と局所系統内の負荷量とがバランスし、系統連系点での潮流が0である場合には、系統電源からの切り離しにより潮流変化が生じないことから、受動方式では単独運転が検出されない。つまり,受動方式では潮流が0付近は不感帯領域となっている。そこで、単独運転が検出されないこうした不感帯領域がない各種の能動方式が提案されている。
能動方式では、連系インバータの発電出力に付加された能動信号(例えば、無効電力又は有効電力の変動等)が系統に注入され、単独運転時に現れる系統情報(例えば、系統周波数又は系統電圧等)の変化から単独運転が検出される。能動方式の一例としては、周波数シフト方式、スリップモード周波数シフト方式、及び無効電力変動方式等の従来型の能動方式の他に、周波数フィードバック方式が挙げられる。
周波数シフト方式は、連系インバータの内部発信器等に予め周波数バイアスを与え、単独運転移行時に現れる局所系統の周波数変化を検出する方式である。スリップモード周波数シフト方式は、連系インバータに周波数変化に対する出力電流位相急変特性を持たせ、単独運転移行時に局所系統に生じる微小周波数変化を正帰還させることにより、局所系統の周波数を、発散傾向を示すように変化させて単独運転を検出する方式である。無効電力変動方式は、連系インバータの発電出力に周期的な無効電力変動を与え、単独運転移行時に現れる局所系統の周波数変化を検出する方式である。周波数フィードバック方式は、単独運転移行時に局所系統の周波数変化を増長させる無効電力が連系インバータから系統に注入されることで、従来型の能動方式と比べて高速に単独運転を検出する方式である。
なお、関連する技術として特許文献1が知られている。特許文献1では、直近の系統周期と所定系統周期分だけ過去の系統周期との偏差に基づいて、直近の系統周期の変化パターンが作成される。そして、作成された複数の変化パターンと段階的に設定された複数の閾値とを夫々比較することにより、単独運転の有無が判定される。
特開2007−215392号公報
しかしながら、上述のような能動方式では、分散型電源の出力や負荷の変動、系統事故等に起因する系統擾乱が単独運転の正確な判定を妨げる恐れがある。
本発明の一側面に係る目的は、系統擾乱下でも単独運転をより正確に検出する単独運転検出装置を提供することである。
一実施形態に従った単独運転検出装置は、閾値関数記憶部、周期系列記憶部、評価関数計算部、及び単独運転判定部を含む。
閾値関数記憶部は、連系インバータが単独運転になった場合の系統周期の発散過程に対応するよう時間的に発散していく閾値表す、系統周期の閾値関数系列を記憶する。周期系列記憶部は、連系インバータから能動信号が注入された系統から検出された、系統周期の検出周期系列を記憶する。
評価関数計算部は、閾値関数系列が検出周期系列から所定時間に渡って減算される正側の評価関数を計算することで、検出周期系列に対する正側の評価値を取得する。また、評価関数計算部は、符号反転した検出周期系列から閾値関数系列が所定時間に渡って減算される負側の評価関数を計算することで、検出周期系列に対する負側の評価値を取得する。単独運転判定部は、正側の評価値と判定閾値とを比較し且つ負側の評価値と判定閾値とを比較することで、単独運転の有無を判定する。そして、周期系列記憶部による検出周期系列の記憶、評価関数計算部による評価関数の計算、及び単独運転判定部による単独運転の有無の判定は、連系インバータが系統に連系した後に繰り返し実行される、
一実施形態に従った単独運転検出装置によれば、系統擾乱下でも単独運転をより正確に検出する単独運転検出装置を提供できる。
実施形態に従った単独運転検出装置を含む連系インバータの構成例を示す図である。 実施形態に従った単独運転検出装置の第1の構成例を示す図である。 実施形態に従った単独運転検出方法の例示的なフロー図である。 実施形態に従った単独運転検出処理の第1例を示す図である。 検出周期系列及び閾値関数系列の第1例を示す図である。 図5に示した第1例に関する正側の評価値を示す図である。 検出周期系列及び閾値関数系列の第2例を示す図である。 図7に示した第2例に関する正側の評価値を示す図である。 検出周期系列及び閾値関数系列の第3例を示す図である。 実施形態に従った単独運転検出処理の第2例を示す図である。 実施形態に従った単独運転検出装置の第2の構成例を示す図である。 実施形態に従った単独運転検出プログラムを実行するコンピュータの構成例を示す図である。
以下、図面を参照しながら発明を実施するための形態を詳述する。
系統擾乱下でも単独運転をより正確に検出することの意味は、系統擾乱の影響による単独運転の誤検知や検出遅れを低減することである。
図1は、実施形態に従った単独運転検出装置を含む連系インバータの構成例を示す図である。図1に示す一例では、単独運転検出装置1は連系インバータ2に含まれる。図1には、連系インバータ2の他に、直流電源3、負荷4、系統電源5、及び系統側遮断器6が示されている。
連系インバータ2及び直流電源3は分散型電源を構成する。直流電源3は、例えば、分散型電源が太陽光システムである場合には太陽電池であり、分散型電源が燃料電池システムである場合には燃料電池である。直流電源3、連系インバータ2、及び負荷4は、系統側遮断器6を介して系統電源5に接続され、局所系統を構成する。系統電源5は無限大母線で近似される。
図1に示す一例では、連系インバータ2は周波数フィードバック方式に対応するように構成される。なお、後述の説明からも理解できるように、単独運転検出装置1は、周波数フィードバック方式に限らず、周波数偏差の帰還作用を有する能動方式に適用可能である。周波数偏差の帰還作用を有する能動方式としては、周波数フィードバック方式の他に、例えば、スリップモード周波数シフト方式が挙げられる。また、周波数シフト方式及び無効電力変動方式は、検出された周波数変動が大きくなる場合には変動分を正帰還によって増大させることが有効な方式であるため、周波数偏差の帰還作用を有する能動方式に含まれてよい。
連系インバータ2は、単独運転検出装置1の他に、インバータ回路201、交流リアクトル202、電流検出器203、コンデンサ204、インバータ側開閉器205、及び計器用変圧器206を含む。また、連系インバータ2は、周期検出器207、電圧検出器208、基準信号生成回路209、座標変換器210、出力電流制御回路211、及びゲート信号生成回路212を更に含む。
インバータ回路201は、直流電源3から出力された直流電力を交流電力へ変換する回路であり、例えば、3相交流インバータ回路である。インバータ回路201の発電出力(3相交流電力)は、交流リアクトル202、電流検出器203、コンデンサ204、及びインバータ側開閉器205を介して、局所系統を構成する負荷4に入力される。
周期検出器207は、インバータ側開閉器205よりも系統側に設けられた計器用変圧器206を介して入力された電圧から系統周期を検出する。なお、周期検出器207は、計器用変圧器206を介して入力された電圧から系統周波数を検出するように構成されてもよい。周期検出器207により検出された系統周期(或いは系統周波数)は単独運転検出装置1へ出力される。また、電圧検出器208は、計器用変圧器206を介して入力された電圧から系統電圧を検出する。電圧検出器208により検出された系統電圧は単独運転検出装置1へ出力される。
単独運転検出装置1は、入力された系統周期(或いは系統周波数)の変化に従った能動信号指令を出力する。具体的には、単独運転検出装置1が周波数フィードバック方式に対応するように構成された場合、単独運転検出装置1は、次のように動作する。すなわち、単独運転検出装置1は、入力された系統周期(或いは系統周波数)の定常状態からの偏差を検出すると、偏差に応じた無効電流指令を出力する。例えば、単独運転検出装置1は、系統周波数が上昇する偏差を検出した場合には位相が進んだ無効電流の指令を出力し、系統周波数が下降する偏差を検出した場合には位相が遅れた無効電流の指令を出力する。
基準信号生成回路209は、計器用変圧器206を介して検出された系統電圧の波形から系統電源5の周波数に同期した3相交流基準信号を生成する。座標変換器210は、生成された3相交流基準信号に従って、入力された有効電流指令(d軸電流指令)及び無効電流指令(q軸電流指令)を、系統電源5の周波数に同期した3相交流電流指令に変換する。出力電流制御回路211は、電流検出器203で検出されたインバータ回路201の出力電流値が3相交流電流指令値と一致するように、3相交流電圧指令値の補正値を生成する。ゲート信号生成回路212は、各相について補正値を3相交流電圧指令値に加算することで変調信号を生成し、変調信号をキャリア信号に重畳してゲート信号を生成する。生成されたゲート信号はインバータ回路201へ出力される。
インバータ回路201は、インバータ回路201を構成するスイッチング素子(図示せず)を入力されたゲート信号に従ってオン又はオフすることで、入力された直流電力を3相交流電力に変換する。インバータ回路201は3相交流電力を負荷4や系統電源5へ出力し、周期検出器207は系統周期を検出する。こうして、単独運転検出装置1には、出力した無効電流指令に応じた局所系統の系統周期(或いは系統周波数)がフィードバックされる。
単独運転移行時には、連系インバータの出力電流に従って局所系統の電圧が決まる。このため、位相が進んだ(或いは遅れた)無効電流指令に従って連系インバータの出力電流の位相も進み(或いは遅れ)、局所系統の電圧の位相も進む(或いは遅れる)。連系インバータは基準信号生成回路209にて局所系統から検出された位相の進んだ(或いは遅れた)電圧波形に同期追従した3相交流基準信号を生成し、この基準信号を元にさらに位相が進んだ(或いは遅れた)無効電流指令に従って出力電流を決める。これらの動作は継続的におこなわれ、位相の進み(或いは遅れ)は連鎖的に進行していく。位相の進みは周波数上昇、遅れは周波数低下につながるため、無効電力指令の絶対値も増大していき、正帰還の作用により単独運転検出装置1へフィードバックされた系統周波数は更に上昇(或いは下降)する。このように、単独運転移行時には局所系統の周波数変化は、正側(或いは負側)に発散傾向を示すように増長される。このため、周波数フィードバック方式では、仮に分散型電源の発電量と局所系統内の負荷量とがバランスする状況であっても、極わずかな周波数(周期)偏差を元に単独運転が実質的に高速に検出される。
なお、単独運転検出装置1は、電圧検出器208により検出された系統電圧の変化から単独運転を検出するように更に構成されてもよい。
単独運転が検出されると、単独運転検出装置1は、解列信号をインバータ側開閉器205へ出力する。インバータ側開閉器205は解列信号に従ってオフにされ、連系インバータ2及び直流電源3から構成される分散型電源は局所系統から切り離される。こうして、連系インバータ2の単独運転は停止する。
上述のように、周波数偏差の帰還作用を有する能動方式を用いる単独運転検出装置1は、検出された系統周期(或いは系統周波数)の偏差を増長させることで単独運転を検出する。しかしながら、周波数偏差の帰還作用を有するこうした能動方式では、分散型電源の出力や負荷の変動、系統事故等に起因する系統周期(或いは系統周波数)の変化が単独運転の発生に起因する変化と誤検出されたり、検出遅れにつながる恐れがある。そこで、単独運転の誤検出や検出遅れを低減するために、単独運転検出装置1は、以下の説明のように更に構成される。
図2は、実施形態に従った単独運転検出装置の第1の構成例を示す図である。図3は、実施形態に従った単独運転検出方法の例示的なフロー図である。図3に示す単独運転検出方法は、例えば、連系インバータ2が系統に連系した後に単独運転検出装置1により繰り返し実行される。
図2に示すように、単独運転検出装置1は、閾値関数記憶部11、直流分除去部12、周期系列記憶部13、評価関数計算部14、及び単独運転判定部15を含む。直流分除去部12、評価関数計算部14、及び単独運転判定部15は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やDSP(Digital Signal Processor)といったプロセッサ、FPGA(Field Programmable Gate Array)、又はPLD(Programmable Logic Device)である。閾値関数記憶部11及び周期系列記憶部13は、例えば、バッファメモリである。なお、直流分除去部12は、ハイパスフィルタであってもよい。
閾値関数記憶部11は、連系インバータ2が単独運転になった場合の系統周期の発散過程を記述する閾値関数により定義される、系統周期の所定時間Lに渡る変化系列Tth(t)を予め記憶する。以下の説明では、閾値関数により定義される、系統周期の所定時間Lに渡る変化系列Tth(t)を便宜的に閾値関数系列Tth(t)と呼ぶ場合がある。閾値関数は、例えば、指数関数を用いて、2個或いは3個といった少数のパラメータで記述可能である。例えば、正帰還による不安定系の発散波形は、振幅係数をA、時定数をTとすれば、次の式(1)のように表すことが可能である。
なお、閾値関数は、連系インバータ2が単独運転になった場合の系統周期の正側の発散過程を記述する閾値関数と、連系インバータ2が単独運転になった場合の系統周期の負側の発散過程を記述する閾値関数とに分けられてもよい。この場合、閾値関数記憶部11は、各閾値関数により定義される、正側の閾値関数系列Tth(t)及び負側の閾値関数系列Tth(t)を記憶するように構成される。
直流分除去部12には、周期検出器207により検出された系統周期が逐次入力される。前述したように、周期検出器207は、連系インバータ2から能動信号が注入される局所系統から系統周期を検出する。直流分除去部12は、検出された系統周期から系統周期定常値を差し引き、差し引かれた系統周期を周期系列記憶部13へ出力する(ステップS1)。系統周期定常値は、定格周波数(例えば、50 Hz又は60 Hz)の逆数である定格周期と同じ値、又は定格周期から若干ずれた値である。
周期系列記憶部13には、局所系統から検出された系統周期(直流分除去部12による処理を経た系統周期)が逐次入力される。周期系列記憶部13は、検出された系統周期の所定時間Lに渡る変化系列T(t)を記憶する(ステップS2)。具体的には、周期系列記憶部13は、現在時刻tから所定時間L遡った時刻t−Lから現在時刻tまでの系統周期の変化系列T(t)を記憶する。以下の説明では、検出された系統周期の所定時間Lに渡る変化系列T(t)を便宜的に検出周期系列T(t)と呼ぶ場合がある。
閾値関数記憶部11及び周期系列記憶部13がバッファメモリで実装される場合、各バッファメモリは、所定時間Lに渡る閾値関数系列Tth(t)或いは検出周期系列T(t)が記憶される同じ長さのメモリサイズを有してもよい。閾値関数記憶部11及び周期系列記憶部13にバッファメモリが用いられれば、DSP等が用いられた評価関数計算部14は後述の評価関数の演算を高速に実行できる。
評価関数計算部14及び単独運転判定部15は、例えば図4に示すような処理を実行する。図4は、実施形態に従った単独運転検出処理の第1例を示す図である。
評価関数計算部14は、閾値関数系列Tth(t)が検出周期系列T(t)から所定時間Lに渡って減算される正側の評価関数を計算することで、検出周期系列T(t)に対する正側の評価値J(t)を取得する。また、評価関数計算部14は、符号反転した検出周期系列T(t)から閾値関数系列Tth(t)が所定時間Lに渡って減算される負側の評価関数を計算することで、負側の評価値J(t)を取得する(ステップS3)。例えば、図4に示すように、評価関数計算部14は、次の式(2)に示される正側の評価関数を演算することにより正側の評価値J(t)を取得する。
また、評価関数計算部14は、次の式(3)に示される負側の評価関数を演算することにより負側の評価値J(t)を取得する。
単独運転判定部15は、正側の評価値J(t)と所定の判定閾値Jthとを比較し、負側の評価値J(t)と判定閾値Jthとを比較することで、単独運転の有無を判定する(ステップS4)。例えば、図4に示すように、単独運転判定部15は、次の式(4)で示される正側の判定条件及び次の式(5)で示される負側の判定条件の何れか一方の判定条件を満足するか否かにより単独運転の有無を判定する。
単独運転判定部15は、単独運転の判定結果を示す単独運転判定フラグを出力する。単独運転判定フラグが単独運転の検出を示す場合には、単独運転検出装置1からインバータ側開閉器205へ解列信号が出力される。
実施形態に従った単独運転検出方法の理解を容易にするために、検出周期系列T(t)及び閾値関数系列Tth(t)を例示して説明する。図5は、検出周期系列及び閾値関数系列の第1例を示す図である。図6は、図5に示した第1例に関する正側の評価値を示す図である。図7は、検出周期系列及び閾値関数系列の第2例を示す図である。図8は、図7に示した第2例に関する正側の評価値を示す図である。なお、負側の評価値J(t)は、正側の評価値J(t)と同様に説明可能であるため、図示しない。
前述したように、連系インバータ2が単独運転に移行した場合、連系インバータ2の能動特性である、能動信号に対する周波数フィードバック特性は、周期(周波数)に関して不安定な系となる。具体的には、系統周期は、能動信号指令に応じて指数関数的に増大する発散傾向を示す。そこで、実施形態に従った単独運転検出方法では、検出周期系列T(t)が閾値関数系列Tth(t)を上回る発散傾向を示すか否かを監視することで、単独運転の有無を判定する。
図5に示した第1例は、検出周期系列T(t)が閾値関数系列Tth(t)を上回る発散傾向の波形であるため、連系インバータ2が単独運転していると判定されることが望ましい一例である。一方、図7に示した第2例は、検出周期系列T(t)が閾値関数系列Tth(t)を下回る発散傾向の波形であるため、連系インバータ2が単独運転していないと判定されることが望ましい一例である。両例共に、連系インバータ2が単独運転していると判定されることが望ましくない周期的な系統擾乱が検出周期系列T(t)に混入している。また、図6及び図8には、式(2)に示した評価関数により取得される正側の評価値J(t)が被積分関数T(t)−Tth(t)と時間軸との間の符号付き面積に相当することが示されている。
図5に示す第1例では、検出周期系列T(t)が閾値関数系列Tth(t)を上回る発散傾向の波形であるため、図6に示すように、正側の評価値J(t)は正の値となる。検出周期系列T(t)が閾値関数系列Tth(t)をより上回る発散傾向の波形である場合には、正側の評価値J(t)はより大きな正の値となる。一方、図7に示す第2例では、検出周期系列T(t)が閾値関数系列Tth(t)を下回る発散傾向の波形であるため、図8に示すように、正側の評価値J(t)は負の値となる。検出周期系列T(t)が閾値関数系列Tth(t)をより下回る発散傾向の波形である場合には、正側の評価値J(t)はより大きな負の値となる。また、図示していないが、検出周期系列T(t)が閾値関数系列Tth(t)と同様の発散傾向の波形である場合には、正側の評価値J(t)は0に近い値になる。正側の評価値J(t)がこうした傾向を有することから、式(4)に示されるように、正側の評価値J(t)と所定の判定閾値Jthとを比較することにより単独運転の有無を判定することができる。同様に、式(5)に示されるように、負側の評価値J(t)と所定の判定閾値Jthとを比較することにより単独運転の有無を判定することができる。
また、式(2)及び式(3)に示されるように、検出周期系列T(t)に対する正側の評価値J(t)及び負側の評価値J(t)は時間積分により夫々取得される。このため、出力や負荷の変動等による系統擾乱が積分時間L以下の周期で発生する場合には、系統擾乱の影響は、時間積分によって打ち消し合い、正側の評価値J(t)及び負側の評価値J(t)にはほとんど現れない。したがって、実施形態に従った単独運転検出方法によれば、単独運転の誤検出や検出遅れを低減できる。
例えば、単独運転を検出する既存の能動方式では、検出された系統周期の瞬時値が単独運転の有無の判定に直接用いられるため、前述したように単独運転の誤検出が発生する危険がある。一方、実施形態に従った単独運転検出方法では、評価関数の計算に時間積分が利用されるため、出力や負荷の変動等による系統擾乱の影響が低減される。
特許文献1の単独運転判定方式では、判定区間内で階段状のパターンを構成する複数の閾値を設けて、周期偏差系列が判定区間内の全ての閾値判定条件を全て満足したタイミングで単独運転と判定するようになっている。図9を参照してこの判定方式を説明する。図9は、検出周期系列及び閾値関数系列の第3例を示す図である。特許文献1の周期偏差系列を検出周期系列T(t)、階段状の閾値パターンを所定時間Lの長さを持つ判定区間上の閾値関数系列Tth(t)とみなせば、特許文献1の判定方式は、時刻が進むにつれて検出周期系列T(t)が定義された時間軸上を右側にシフトして行く判定区間において、判定区間内の全ての時刻で検出周期系列T(t)が閾値関数系列Tth(t)を上回っているかどうか判定することに相当する。図9に示された状態は、系統擾乱が混入しているものの単独運転と判定することが望ましいタイミングを示しているが、仮に特許文献1の方法で判定がおこなわれたとすると、検出周期系列T(t)が閾値関数系列Tth(t)を下回る部分が区間内の右側の一部に含まれているので、このタイミングでは単独運転とは判定されない。しかしながら、検出周期系列T(t)が閾値関数系列Tth(t)を下回る部分がなくなるまで時刻がさらに経過すれば単独運転と判定されるようになる。また、連続する2系統周期以上の系統周期の移動平均を施して検出周期系列T(t)を作成すれば、系統擾乱の影響は低減されるものの移動平均により検出位相が遅れ、いずれにしても検出時間は遅延する。これに対して、本実施形態に従った単独運転検出方法によれば、積分作用により系統擾乱の影響が低減され、判定区間が図9に示されたタイミングで単独運転と判定することができる。つまり、提案方式は特許文献1の方式に比べて、より高速検出にも対応可能である。
また、例えば、前述した特許文献1では、系統周期の複数の変化パターンを作成し、作成された複数の変化パターンと段階的に設定された複数の閾値とを夫々比較する構成がとられることから、判定のための処理が複雑である。さらに、複数の閾値が判定に用いられ、設定及び調整を要するパラメータも多い。周波数が変動しながら変化する場合に対応するために、連続する2系統周期以上の系統周期の移動平均数を調整した周期偏差系列の作成や判定区間長の調整が必要な場合もある。一方、実施形態に従った単独運転検出方法では、式(2)或いは式(3)で示されるような時間積分から求まる評価値が唯一の判定条件に用いられるため、処理が容易である。また、実施形態に従った単独運転検出方法では、閾値関数を数式で記述することで調整を要するパラメータの数を減らすことができる。つまり、提案方式は実装が容易である。
したがって、実施形態に従った単独運転検出方法は既存の能動方式等と比較しても格別な効果を有する。
なお、単独運転検出装置1が実行する単独運転検出方法は、上述の処理に限定されず、上述の処理に変更が加えられた処理や、追加の処理を含んでもよい。
例えば、評価関数計算部14は、正側の評価値J(t)及び負側の評価値J(t)を規格化定数値で夫々除算することで、正側の評価値J(t)及び負側の評価値J(t)を夫々規格化するように更に構成されてもよい。規格化定数値は、閾値関数系列Tth(t)の絶対値が所定時間Lに渡って積分された値である。
図10は、実施形態に従った単独運転検出処理の第2例を示す図である。図10に示すように、評価関数計算部14は、規格化定数値Jを次の式(6)により計算する。
図10に示すように、評価関数計算部14は、式(2)に示した正側の評価関数を規格化定数値Jで除算することで、規格化された正側の評価値J(t)を取得する。同様に、評価関数計算部14は、式(3)に示した負側の評価関数を規格化定数値Jで除算することで、規格化された負側の評価値J(t)を取得する。単独運転判定部15は、式(4)及び式(5)に示すように、規格化された正側の評価値J(t)及び負側の評価値J(t)を判定閾値Jthと夫々比較することにより単独運転の有無を判定する。
正側の評価値J(t)及び負側の評価値J(t)が規格化された場合、検出周期系列T(t)の波形と閾値関数系列Tth(t) の波形との間の差分面積は、閾値関数系列Tth(t)の波形と時間軸との間の面積を基準に評価される。すなわち、検出周期系列T(t)が閾値関数系列Tth(t)と同様の発散傾向を示す波形である場合の正側の評価値J(t)及び負側の評価値J(t)は0となる。そこで、例えば、図5に示した一例に関する正側の評価値J(t)は0よりも大きな正の値になる。また、検出周期系列T(t)が閾値関数系列Tth(t)をより上回る発散傾向を示す波形である場合には、正側の評価値J(t)はより大きな正の値になる。一方、図7に示した一例に関する正側の評価値J(t)は0よりも小さな負の値になる。また、検出周期系列T(t)が閾値関数系列Tth(t)をより下回る発散傾向を示す波形である場合には、正側の評価値J(t)はより小さな負の値になる。
したがって、正側の評価値J(t)及び負側の評価値J(t)を上述のように規格化し、判定閾値Jthを0又は0付近に設定することで、単独運転の有無は直観的に判定可能になる。
次に、閾値関数は、式(1)で示されるような指数関数でなくてもよく、例えば、単独運転と判定された場合の検出周期系列T(t)で表される発散パターンであってもよい。図11は、実施形態に従った単独運転検出装置の第2の構成例を示す図である。
図11に示すように、周期系列記憶部13は、単独運転判定部15により単独運転と判定された場合の検出周期系列T(t)を閾値関数記憶部11へ転送する。閾値関数記憶部11は、転送された検出周期系列T(t)を閾値関数系列Tth(t)として記憶する。こうした構成を用いれば、指数関数で表される閾値関数のパラメータを設定及び調整しなくても、閾値関数を実波形をベースに容易に設定でき、利便性が向上する。また、実波形ベースの閾値関数系列Tth(t)を用いて評価関数を計算することで正側の評価値J(t)及び負側の評価値J(t)を取得すれば、単独運転の有無をより正確に判定できるので、単独運転の誤検出や検出遅れをより低減できる。
なお、閾値関数記憶部11は、単独運転判定時の実波形ベースの閾値関数系列Tth(t)を、正側の閾値関数系列Tth(t)及び負側の閾値関数系列Tth(t)に分けて記憶するように構成されてもよい。すなわち、単独運転判定時の検出周期系列T(t)が正側に発散する場合には、閾値関数記憶部11は、周期系列記憶部13から転送された検出周期系列T(t)を正側の閾値関数系列Tth(t)として記憶してもよい。同様に、単独運転判定時の検出周期系列T(t)が負側に発散する場合には、閾値関数記憶部11は、周期系列記憶部13から転送された検出周期系列T(t)を負側の閾値関数系列Tth(t)として記憶してもよい。
また、図2に示した第1の構成例と図11に示した第2の構成例は組み合わされてもよい。例えば、閾値関数記憶部11は、指数関数で定義される閾値関数系列Tth(t)を閾値関数系列Tth(t)の初期値として記憶してもよい。そして、閾値関数記憶部11は、単独運転判定時の検出周期系列T(t)が周期系列記憶部13から転送された場合に、転送された検出周期系列T(t)を閾値関数系列Tth(t)として記憶してもよい。
次に、上述の説明では、単独運転検出装置1は系統周期を用いて単独運転を検出する。しかしながら、系統周波数は系統周期の逆数であるから、単独運転検出装置1は、系統周期に代えて系統周波数を用いて単独運転を検出するように構成されてもよい。こうした構成によっても上述した効果と同様の効果を得ることができる。
以上のように、単独運転検出装置1により実行される単独運転検出方法の一例を説明した。しかしながら、実施形態に従った単独運転検出方法は、単独運転検出装置1が行う各処理が規律された単独運転検出プログラムを実行するコンピュータによって実施することも可能である。
図12は、実施形態に従った単独運転検出プログラムを実行するコンピュータの構成例を示す図である。図12に示す一例では、コンピュータ7は、CPU71、主記憶装置72、補助記憶装置73、入力装置74、表示装置75、記憶媒体駆動装置76、及び通信インタフェース77を含む。コンピュータ7に含まれるこれらのユニット71〜77はバス78を介して相互に接続される。
例えば、実施形態に従った単独運転検出プログラムは可搬型記憶媒体に予め記録される。可搬型記憶媒体の一例としては、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、及びフラッシュメモリ等が挙げられる。可搬型記憶媒体に記録された単独運転検出プログラムは、記憶媒体駆動装置76により読み取られ、補助記憶装置73にインストールされる。或いは、例えば、実施形態に従った単独運転検出プログラムは、他のコンピュータ(図示せず)に予め記憶され、通信インタフェース77を介して補助記憶装置73にインストールされる。
CPU71は、単独運転検出プログラムを補助記憶装置73から主記憶装置72に読み出し、読み出した単独運転検出プログラムを実行する。
なお、入力装置74は、例えば、キーボード、マウス、又はタッチパネルである。また、表示装置75は、例えば、液晶ディスプレイである。
実施形態に従った単独運転検出プログラムをコンピュータが実行することによって、前述した効果と同様の効果を得ることができる。
以上に示した本発明の実施形態は、本発明の好適な実施形態の一例を示すだけであり、これに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で上述した実施形態に種々の変形を加えることが可能である。
1 単独運転検出装置
11 閾値関数記憶部
12 直流分除去部
13 周期系列記憶部
14 評価関数計算部
15 単独運転判定部
2 連系インバータ
201 インバータ回路
202 交流リアクトル
203 電流検出器
204 コンデンサ
205 インバータ側開閉器
206 計器用変圧器
207 周期検出器
208 電圧検出器
209 基準信号生成回路
210 座標変換器
211 出力電流制御回路
212 ゲート信号生成回路
3 直流電源
4 負荷
5 系統電源
6 系統側遮断器
7 コンピュータ
71 CPU
72 主記憶装置
73 補助記憶装置
74 入力装置
75 表示装置
76 記憶媒体駆動装置
77 通信インタフェース
78 バス

Claims (7)

  1. 連系インバータが単独運転になった場合の系統周期の発散過程に対応するよう時間的に発散していく閾値表す、前記系統周期の閾値関数系列を記憶する閾値関数記憶部と、
    前記連系インバータから能動信号が注入された系統から検出された、前記系統周期の検出周期系列を記憶する周期系列記憶部と、
    前記閾値関数系列が前記検出周期系列から所定時間に渡って減算される正側の評価関数を計算することで、前記検出周期系列に対する正側の評価値を取得し、且つ、符号反転した前記検出周期系列から前記閾値関数系列が所定時間に渡って減算される負側の評価関数を計算することで、前記検出周期系列に対する負側の評価値を取得する評価関数計算部と、
    前記正側の評価値と判定閾値とを比較し且つ前記負側の評価値と前記判定閾値とを比較することで、前記単独運転の有無を判定する単独運転判定部と
    を含み、
    前記周期系列記憶部による前記検出周期系列の記憶、前記評価関数計算部による前記評価関数の計算、及び前記単独運転判定部による前記単独運転の有無の判定は、前記連系インバータが前記系統に連系した後に繰り返し実行される、
    単独運転検出装置。
  2. 前記評価関数計算部は、前記閾値関数系列の絶対値が前記所定時間に渡って積分された規格化定数値で前記正側の評価関数及び前記負側の評価関数を夫々除算することで、前記正側の評価値及び前記負側の評価値を夫々規格化する
    請求項1に記載の単独運転検出装置。
  3. 前記周期系列記憶部は、前記単独運転と判定された場合の前記検出周期系列を前記閾値関数記憶部へ転送し、
    前記閾値関数記憶部は、転送された前記検出周期系列を前記閾値関数系列として記憶する
    請求項1又は2に記載の単独運転検出装置。
  4. 前記系統から検出された前記系統周期から系統周期定常値を差し引き、差し引かれた前記系統周期を前記周期系列記憶部へ出力する直流分除去部を更に含む
    請求項1〜3の何れか一項に記載の単独運転検出装置。
  5. 前記系統周期に代えて系統周波数を用いる
    請求項1〜4の何れか一項に記載の単独運転検出装置。
  6. 連系インバータから能動信号が注入された系統から検出された、系統周期の検出周期系列を記憶し、
    前記連系インバータが単独運転になった場合の前記系統周期の発散過程に対応するよう時間的に発散していく閾値表す、前記系統周期の閾値関数系列が、前記検出周期系列から所定時間に渡って減算される正側の評価関数を計算することで、前記検出周期系列に対する正側の評価値を取得し、
    符号反転した前記検出周期系列から前記閾値関数系列が所定時間に渡って減算される負側の評価関数を計算することで、前記検出周期系列に対する負側の評価値を取得し、
    前記正側の評価値と判定閾値とを比較し且つ前記負側の評価値と前記判定閾値とを比較することで、前記単独運転の有無を判定し、
    前記検出周期系列の記憶、前記評価関数の計算、及び前記単独運転の有無の判定を、前記連系インバータが前記系統に連系した後に繰り返し実行する、
    単独運転検出方法。
  7. 連系インバータから能動信号が注入された系統から検出された、系統周期の検出周期系列を記憶し、
    前記連系インバータが単独運転になった場合の前記系統周期の発散過程に対応するよう時間的に発散していく閾値表す、前記系統周期の閾値関数系列が、前記検出周期系列から所定時間に渡って減算される正側の評価関数を計算することで、前記検出周期系列に対する正側の評価値を取得し、
    符号反転した前記検出周期系列から前記閾値関数系列が所定時間に渡って減算される負側の評価関数を計算することで、前記検出周期系列に対する負側の評価値を取得し、
    前記正側の評価値と判定閾値とを比較し且つ前記負側の評価値と前記判定閾値とを比較することで、前記単独運転の有無を判定し、
    前記検出周期系列の記憶、前記評価関数の計算、及び前記単独運転の有無の判定を、前記連系インバータが前記系統に連系した後に繰り返し実行する
    処理をコンピュータに実行させる単独運転検出プログラム。
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