JP6613492B2 - 飲料調製用組成物、飲料調製用キット、及び飲料調製方法 - Google Patents

飲料調製用組成物、飲料調製用キット、及び飲料調製方法 Download PDF

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Description

本発明はスムージーのような物性を有する飲料の調製に用いる組成物及びキットに関する。本発明はまた前記飲料の製造方法に関する。
スムージーは、元来は、凍結した野菜や果物と、水、牛乳、ヨーグルト等の飲料基液との混合物を破砕して形成される飲料、或いは、野菜や果物と、飲料基液と、氷との混合物を破砕して形成される飲料を指し、飲用時に、とろりとした粘性と、繊維を多く含む野菜や果実の素材片による噛み応えのある食感(すりおろし食感)を感じることができる飲料である。更に、冷飲料に限らず、野菜や果物と飲料基液との混合物を破砕した形成される、粘性とすりおろし食感を呈する、加温して飲用することができる飲料もスムージーと呼ばれる。加温して飲用するスムージーは特にホットスムージーと呼ばれることもある。
スムージーを調製する場合、野菜や果物の準備が必要となる。そこで牛乳等の飲料基液を混合して、スムージーと同様の物性を有するスムージー様飲料を作製するための粉末組成物が開発されている。例えば特許文献1には、キサンタンガム、ラムダガム、グアーガムからなる増粘剤、および加工でん粉を特定量配合する粉末飲料が開示されており、該粉末飲料を、牛乳等のタンパク質含有飲食品に対して短時間で素早く溶解してスムージー様飲料を簡便に調製できることが開示されている。
特許文献2では、果肉食感を有し、かつ、スムージーの様な微細氷が分散したような粒々の食感が得られる飲料及びその製造方法が開示されている。特許文献2では、具体的には、加熱溶解した脱アシル型ジェランガム及びキサンタンガム溶液に、可溶性カルシウム塩を添加した後、攪拌しながらLMペクチン溶液を添加し、得られたゲルをマイクロゲル化することによりスムージーのような食感の飲料を製造する。
更に、スムージー以外にも、粘性を有する飲料や、果肉に類似した食感を呈する飲料を調製するための種々の技術が開発されている。
特許文献3では、葛澱粉及びローカストビーンガムと、カラギーナン、及び/又はキサンタンガムとを含み、湯に溶いて用いることを特徴とする嚥下困難者用飲料粉末が開示されている。
特許文献4では、二段階で架橋処理したα−化加工澱粉を0.3〜5質量%含有する飲料で、外観的には果肉が入っているようなつぶつぶ感はあるが、飲料時にはつぶつぶ感があまり感じられずにのど越しが良くて清涼感もある飲料が開示されている。
特許文献5では、水と、タンパク質と、キサンタンガムと、ガラクトマンナン及び/又はグルコマンナンと、酸とを含有する、pHが5以下の混合物を調製することにより得られる繊維状組織、及びそれを含有する飲食品が開示されている。この繊維状組織はマンゴー、桃、メロン等の果肉繊維を想起させるような、柔らかい食感を有することを特徴とする。
特開2012−115207号公報 特開2004−129596号公報 特許第4662894号 特許第3790150号公報 特開2015−62411号公報
特許文献1に開示の粉末飲料は、牛乳やヨーグルト等のタンパク質含有飲食品と混合して短時間でスムージー様飲料を調製するためのものである。この粉末飲料はスムージー様飲料を簡便に調製することができるが、タンパク質含有飲食品と組み合わせる必要があり、調製できるスムージー様飲料の範囲が限定されるという問題がある。
特許文献2に開示のスムージー様の食感を有する飲料は、一度ゲルを形成した後で、ゲルを撹拌してマイクロゲル化する必要があり、調製が煩雑だという問題がある。
特許文献3に開示の嚥下困難者用飲料粉末は湯に溶くことでとろみを発現することができるが、スムージーに特徴的なすりおろし食感を提供することができない。
特許文献4に開示の飲料は、果肉のような素材感を奏することはできるが、でん粉による風味への悪影響が懸念される。また該飲料の製造は、所定の加工澱粉を水中で加熱し冷却する必要があり煩雑である。
特許文献5に開示の飲食品もまた、所定の成分の分散液を加熱し、充填し、冷却して製造する必要があり、製造工程が複雑である。
本発明は、水と混合し撹拌する簡便な操作により、スムージーのような粘性とすりおろし食感を有する飲料を形成することができる成分の組合せを提供すること、並びに、前記飲料を製造するための簡便な方法を提供することを解決すべき課題とする。
本発明は、上記課題を解決する手段として以下の発明を開示する。
(1)低メトキシルペクチン、水中で二価金属イオンを供給する金属含有化合物、及び、水不溶性成分を含む、飲料調製用組成物。
(2)低メトキシルペクチン、水中で二価金属イオンを供給する金属含有化合物、及び、水不溶性成分を含む、飲料調製用キット。
(3)低メトキシルペクチン、二価金属イオン、水不溶性成分、及び、水を混合する混合工程を含む、飲料の製造方法。
本発明の飲料調製用組成物を水と混合することにより、スムージーのような粘性とすりおろし食感を有する飲料を形成することができる。
本発明の飲料調製用キットの各成分を水と混合することにより、スムージーのような粘性とすりおろし食感を有する飲料を形成することができる。
本発明の飲料の製造方法によれば、スムージーのような粘性とすりおろし食感を有する飲料を製造することができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
<飲料>
本発明により調製される飲料はスムージー様飲料である。スムージーとは背景技術において説明した通り、野菜や果物と飲料基液との混合物を破砕して形成される、とろりとした粘性とすりおろし食感を呈する飲料である。スムージー様飲料とは、スムージーと同等の粘性とすりおろし食感を呈する飲料である。
本発明により調製される飲料は、加温して飲用してもよいし、冷却して飲用してもよいし、常温で飲用してもよい。
<低メトキシルペクチン>
ペクチンは高メトキシルペクチンと低メトキシルペクチンの2種類に大別できる。メトキシル化ガラクツロン酸の含量により分類され、エステル化度(DE)50%以上のペクチンを高メトキシルペクチン、50%未満のペクチンを低メトキシルペクチンという。低メトキシルペクチンは、カルシウムなどの2価金属イオンと反応してゲル化する性質を有する。本発明で使用するペクチンは、低メトキシルペクチンであればいずれも好適に使うことができる。低メトキシルペクチンは、一般にDEによりカルシウムとの反応性が異なる。DEが低くなるほどカルシウムなどの二価金属イオンとの反応性は高くなりゲル形成能が高くなる。本発明では低メトキシルペクチンとして、DEが1〜27%のものを用いることが好ましく、2〜15%のものを用いることがより好ましく、3〜12%のものを用いることが更に好ましい。DEがこの範囲内の低メトキシルペクチンを用いることで、スムージーと特に近い粘性と食感の飲料を得ることができる。
エステル化度(DE)は、国際連合食糧農業機関(FAO)食品添加物専門家委員会(JECFA)によるモノグラフ第4巻(2007年度)(例えばhttp://www.fao.org/food/food-safety-quality/scientific-advice/jecfa/jecfa-additives/en/から入手できる)に規定の方法を用いて測定することができる。
低メトキシルペクチンは粉末の形態のものを用いることが好ましい。このような粉末の粒子径や粒子形状は特に限定されないが、典型的には、篩分け法により、目開315μmの篩を80質量%以上、より好ましくは90質量%以上、最も好ましくは99質量%以上がパスする粒度分布を有する粉末である。目開315μmの篩は、ISO規格のR20シリーズの篩の1つとして入手可能である。
低メトキシルペクチンとしては市販品を利用することができる。市販の低メトキシルペクチンとしては例えばUNIPECTINETM OF 100C(Cargill France SAS社)を例示できるがこれには限定されない。
低メトキシルペクチンの起源植物としては特に限定されないが、通常はリンゴ、柑橘系果実(レモン、ライム、オレンジ、グレープフルーツ等)、ビート等の植物が挙げられる。
<金属含有化合物>
本発明では、水中で二価金属イオンを供給する金属含有化合物を用いる。二価金属イオンは低メトキシルペクチンに含まれるガラクツロン酸単位の間に結合してゲルを形成する役割を果たす。二価金属イオンとしては、カルシウム、マグネシウム、銅、亜鉛、ニッケル等の金属のイオンの1種以上が例示でき、複数種の二価金属イオンを組み合わせて用いてもよい。金属含有化合物としては金属塩を用いることが好ましい。金属塩としては食品の製造に使用することができ、水中で二価金属イオンを放出することができるものであれば特に限定されない。金属塩は複数種を組み合わせて使用することができる。カルシウムイオンを供給するカルシウム塩は、硫酸カルシウム、ピロリン酸二水素カルシウム、炭酸カルシウム、グルコン酸カルシウム及びL−アスコルビン酸カルシウムからなる群から選択される少なくとも1種であることが好ましい。マグネシウム塩は硫酸マグネシウム、塩化マグネシウム、L−グルタミン酸マグネシウム、酸化マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、リン酸三マグネシウム及び含水ケイ素マグネシウムからなる群から選択される少なくとも1種であることが好ましい。銅塩はグルコン酸銅及び硫酸銅からなる群から選択される少なくとも1種であることが好ましい。亜鉛塩はグルコン酸亜鉛及び硫酸亜鉛からなる群から選択される少なくとも1種であることが好ましい。金属塩は適宜水和物の形態で用いられてもよい。
金属含有化合物として水への溶解度が比較的高い金属塩、例えば20℃の水中への溶解度が10g/100g水以上、典型的には30g/100g水以上の金属塩を用いる場合、好ましくは40℃以下、より好ましくは35℃以下、より好ましくは25℃以下であり且つ好ましくは0.5℃以上、より好ましくは2℃以上の水を用いた飲料の調製に適する。このような金属塩としては、L−アスコルビン酸カルシウム等が挙げられる。
金属含有化合物として水への溶解度が比較的低い金属塩、例えば20℃の水中への溶解度が5g/100g水以下、典型的には1g/100g水以下の金属塩を用いる場合、好ましくは5℃以上、より好ましくは15℃以上、より好ましくは25℃以上、より好ましくは35℃以上であり且つ好ましくは100℃未満、より好ましくは95℃以下の水を用いた飲料の調製に適する。このような金属塩としては、硫酸カルシウム、炭酸カルシウム、グルコン酸カルシウム等が挙げられる。
金属含有化合物として、水への溶解度が比較的高い金属塩と、水への溶解度が比較的低い金属塩とを組み合わせて使用してもよい。配合比は特に限定されないが、金属換算質量として、水への溶解度が比較的高い金属塩100質量部に対して、水への溶解度が比較的低い金属塩を好ましくは10〜1000質量部、より好ましくは20〜500質量部、より好ましくは50〜200質量部と配合することができる。このような金属塩の組み合わせは、幅広い温度範囲の水を用いた飲料の調製に適する。
金属含有化合物は粉末の形態のものを用いることが好ましい。このような粉末の粒子径や粒子形状は特に限定されないが、典型的には、篩分け法により目開500μmの篩を80質量%以上、より好ましくは90質量%以上、最も好ましくは99質量%以上がパスする粒度分布を有する粉末である。目開500μmの篩は、ISO規格のR20/3シリーズの篩の1つとして入手可能である。
<水不溶性成分>
実施例に示す通り、低メトキシルペクチンと金属含有化合物とを水中で混合するだけではゲルが形成されるだけであり、食物繊維を含む素材(例えば果実パルプ)を噛むときに感じられるようなすりおろし食感は実現することができない。本発明は、水不溶性成分を更に配合して飲料を調製した時に前記すりおろし食感が実現される、という驚くべき知見に基づく。
水不溶性成分とは、食品として利用することができる、水に溶解しにくい成分であれば特に限定されないが、好ましくは加工デンプン、結晶セルロース、植物由来繊維材料(例えばアップルファイバー、オート麦ファイバー、ココアパウダー、オレンジファイバー)、又はデンプンであり、より好ましくは加工デンプン、結晶セルロース、アップルファイバー、オート麦ファイバー及びココアパウダーからなる群から選択される少なくとも1種であり、より好ましくは加工デンプンである。加工デンプンとしてはリン酸架橋デンプン、アセチル化アジピン酸架橋デンプン、アセチル化リン酸架橋デンプン、アセチル化酸化デンプン、オクテニルコハク酸デンプンナトリウム、酢酸デンプン、酸化デンプン、ヒドロキシプロピルデンプン、ヒドロキシプロピル化リン酸架橋デンプン、リン酸モノエステル化リン酸架橋デンプン、リン酸化デンプン、デンプングリコール酸ナトリウム、及びデンプンリン酸エステルナトリウムからなる群から選択される少なくとも1種が例示でき、より好ましくはリン酸架橋デンプン、ヒドロキシプロピルデンプン及びヒドロキシプロピル化リン酸架橋デンプンからなる群から選択される少なくとも1種を用い、より好ましくはリン酸架橋デンプン及びヒドロキシプロピル化リン酸架橋デンプンからなる群から選択される少なくとも1種を用い、最も好ましくはリン酸架橋デンプンを用いる。リン酸架橋デンプンの市販品としては例えば商品名TEXTAID A FP及びTEXTAID A(いずれもイングレディオン社製)、パセリP、パインゴールドA20及びパインゴールドVE(いずれも松谷化学工業社製)等を使用できる。ヒドロキシプロピルデンプンの市販品としては例えば商品名マツノリンXA−80(松谷化学工業社製)、NATIONAL 208(イングレディオン社製)等を使用できる。ヒドロキシプロピル化リン酸架橋デンプンの市販品としては例えば商品名パインゴールド(松谷化学工業社製)、ULTRASPERSE M(イングレディオン社製)等を使用できる。結晶セルロースの市販品としては例えば商品名ビバピュアーMCG500F、ビバピュアーHF101、ビバピュアーHF102(いずれもFiニュートリション社製)等を使用できる。アップルファイバーの市販品としては例えば商品名ビタセルAF400−30、ビタセルAF400(いずれもFiニュートリション社製)等を使用できる。オート麦ファイバーの市販品としては例えば商品名ビタセルHF600/30、ビタセルHF101、ビタセルHF600(いずれもFiニュートリション社製)等を使用できる。ココアパウダーの市販品としては例えば商品名ココアパウダーF11−GFS(森永商事社製)等を使用できる。
水不溶性成分は粉末の形態のものを用いることが好ましい。水不溶性成分の粉末の粒子径や粒子形状は特に限定されないが、例えばレーザ散乱法により測定される粒子径のメジアン径(体積基準で累積度数50%の粒子径)が700μm以下、好ましくは20〜400μm、より好ましくは20〜300μm、より好ましくは20〜200μmの粉末を用いることが好ましい。水不溶性成分の粉末が加工デンプン(特にリン酸架橋デンプン)の粉末である場合は特に、上記の定義によるメジアン径が700μm以下、より好ましくは30〜300μm、より好ましくは50〜200μmの粉末を用いることがより好ましい。前記メジアン径は、通常の粒度分布測定装置を用いて測定することができる。具体的には粒度分布測定装置として株式会社堀場製作所製のレーザ回折/散乱式粒子径分布測定装置 LA−950V2を利用した乾式測定が挙げられるが、これには限定されない。水不溶性成分の粒子の粒子径がこの範囲であるとき、製造される飲料に、果肉または野菜の砕片や果実パルプを噛むときに感じられるようなすりおろし食感を与えることができる。
水不溶性成分の粉末はまた、目開き250μmの篩のパス率が重量基準で好ましくは35%以上、より好ましくは50%以上、より好ましくは65%以上、より好ましくは75%以上、最も好ましくは90%以上である。水不溶性成分の粉末がリン酸架橋デンプンの粉末である場合或いは植物由来繊維材料の粉末である場合に、目開き250μmの篩のパス率がこの範囲であることが特に好ましい。水不溶性成分の粉末の目開き250μmの篩のパス率がこの範囲であるとき、製造される飲料に、果肉または野菜の砕片や果実パルプを噛むときに感じられるようなすりおろし食感を与えることができる。目開き250μmの篩ISO規格のR20シリーズの篩の1つとして入手可能である。
<他の成分>
本発明の飲料調製用組成物、飲料調製用キット、及び本発明の方法により製造される飲料は、上記の低メトキシルペクチン、金属含有化合物、及び水不溶性成分以外に、求めるスムージー様飲料の物性を実現できる限り、飲料として利用することができる他の成分を含むことができる。前記他の成分としては、例えば、糖質(グラニュー糖等)、食物繊維、果実エキス、野菜エキス、粉末果汁、酸化防止剤、pH調整剤、香料、各種エステル類、無機酸類、無機酸塩類、無機塩類、色素、保存料、調味料、甘味料、栄養強化成分などの添加剤を単独、あるいは併用して用いることができる。
<飲料調製用組成物>
本発明の飲料調製用組成物は低メトキシルペクチン、水中で二価金属イオンを供給する金属含有化合物、及び水不溶性成分を必須成分として含み、上記で挙げたような他の成分を更に含むことができる。
本発明の飲料調製用組成物は、好ましくは、水中で、1分間程度(例えば10〜120秒間)の撹拌により分散して目的とする物性のスムージー様飲料を調製することができる形態である。水の温度は特に限定されず、目的に応じて幅広い温度範囲(0℃よりも高く、100℃よりも低い温度範囲)の水を使用することができる。金属含有化合物として水への溶解度が比較的高い金属塩を用いる場合、飲料調製の際の水の温度は好ましくは40℃以下、より好ましくは35℃以下、より好ましくは25℃以下であり且つ好ましくは0.5℃以上、より好ましくは2℃以上である。金属含有化合物として水への溶解度が比較的低い金属塩を用いる場合、飲料調製の際の水の温度は好ましくは5℃以上、より好ましくは15℃以上、より好ましくは25℃以上、より好ましくは35℃以上であり且つ好ましくは100℃未満、より好ましくは95℃以下である。金属含有化合物として、水への溶解度が比較的高い金属塩と、水への溶解度が比較的低い金属塩とを組み合わせて用いた場合、低温から高温まで幅広い温度範囲の水を用いた飲料調製に適する。水への溶解度が比較的高い金属塩、水への溶解度が比較的低い金属塩、それらの組み合わせの具体例は既述の通りである。
本発明の飲料調製用組成物は各成分を混合して形成することができる。好ましくは各成分が粉末の形態であり、混合して得られた本発明の飲料調製用組成物もまた粉末の形態、すなわち粉末飲料の形態である。粉末飲料の形態であれば、水に簡単な撹拌だけで容易に分散することができ、目的とする物性のスムージー様飲料を調製することができる。
本発明の飲料調製用組成物は各成分を混合後に適当な形状の粒子や、顆粒等に加工されたものであってもよい。
本発明の飲料調製用組成物における低メトキシルペクチン、金属含有化合物、及び水不溶性成分の配合比は適宜調整することができる。好ましい実施形態では、低メトキシルペクチンの乾燥質量/金属含有化合物の、二価金属イオンを金属として換算した質量/水不溶性成分の乾燥質量の質量比が、1.50〜5.50/0.060〜1.0/8〜45の関係を満足する。各必須成分の質量比が上記関係を満足するとき、優れたすりおろし食感を有するスムージー様飲料を調製することができる。
低メトキシルペクチン、金属含有化合物、及び水不溶性成分の配合比はまた、上記の配合比と組み合わせて、或いは上記の配合比とは独立に、以下の実施形態1〜3のいずれかであることもできる。
<配合比の実施形態1>
前記配合比の実施形態1では、水不溶性成分の乾燥質量を100質量部としたとき、低メトキシルペクチンは乾燥質量で好ましくは7〜38質量部、より好ましくは8.5〜31質量部、より好ましくは10〜28質量部、より好ましくは15〜24質量部、より好ましくは17〜22質量部であり、金属含有化合物の二価金属イオンを金属として換算した質量は好ましくは0.3〜1.5質量部、より好ましくは0.4〜1.3質量部、より好ましくは0.5〜1.3質量部、より好ましくは0.7〜1.3質量部である。該実施形態1では更に、水不溶性成分の乾燥質量を100質量部としたとき、低メトキシルペクチンの乾燥質量と金属含有化合物の二価金属イオンを金属として換算した質量との合計質量は、好ましくは9.3質量部以上であり、より好ましくは10質量部以上であり、より好ましくは15質量部以上であり、好ましくは31.5質量部以下であり、より好ましくは27.3質量部以下である。
該実施形態1の配合比を満足する本発明の飲料調製用組成物は、水100質量部に対して該組成物中の水不溶性成分が好ましくは0.5〜5質量部、より好ましくは0.5〜2.5質量部、より好ましくは1〜2.3質量部、より好ましくは1.3〜2.0質量部となるように混合することにより、優れたすりおろし食感を有するスムージー様飲料を容易に製造することができる。
<配合比の実施形態2>
前記配合比の実施形態2では、水不溶性成分の乾燥質量を100質量部としたとき、低メトキシルペクチンは乾燥質量で好ましくは15〜55質量部、より好ましくは17〜53質量部、より好ましくは26〜44質量部、より好ましくは30〜40質量部であり、金属含有化合物の二価金属イオンを金属として換算した質量は好ましくは1.2〜10.5質量部、より好ましくは1.6〜9.4質量部、より好ましくは2〜8質量部、より好ましくは3〜6質量部、より好ましくは4〜6質量部である。該実施形態2では更に、水不溶性成分の乾燥質量を100質量部としたとき、低メトキシルペクチンの乾燥質量と金属含有化合物の二価金属イオンを金属として換算した質量との合計質量は、好ましくは36質量部以上であり、より好ましくは37質量部以上であり、より好ましくは38質量部以上であり、より好ましくは39質量部以上であり、好ましくは45質量部以下であり、より好ましくは43質量部以下であり、より好ましくは41質量部以下である。
該実施形態2の配合比を満足する本発明の飲料調製用組成物は、水100質量部に対して該組成物中の水不溶性成分が好ましくは0.2〜2.5質量部、より好ましくは0.5〜1.5質量部、より好ましくは0.6〜1質量部となるように混合することにより、優れたすりおろし食感を有するスムージー様飲料を容易に製造することができる。
<配合比の実施形態3>
前記配合比の実施形態3では、水不溶性成分の乾燥質量を100質量部としたとき、低メトキシルペクチンは乾燥質量で好ましくは3〜20質量部、より好ましくは5〜18質量部、より好ましくは8〜18質量部、より好ましくは10〜18質量部、より好ましくは10〜15質量部であり、金属含有化合物の二価金属イオンを金属として換算した質量は好ましくは0.1〜1.5質量部であり、より好ましくは0.2〜0.9質量部であり、より好ましくは0.4〜0.7質量部である。該実施形態3では更に、水不溶性成分の乾燥質量を100質量部としたとき、低メトキシルペクチンの乾燥質量と金属含有化合物の二価金属イオンを金属として換算した質量との合計質量は、好ましくは6質量部以上であり、より好ましくは6.3質量部以上であり、より好ましくは10質量部以上であり、好ましくは18.2質量部以下である。
該実施形態3の配合比を満足する本発明の飲料調製用組成物は、水100質量部に対して該組成物中の水不溶性成分が好ましくは1〜10質量部、より好ましくは1〜5質量部、より好ましくは1.5〜4質量部、より好ましくは2〜3質量部となるように混合することにより、優れたすりおろし食感を有するスムージー様飲料を容易に製造することができる。
また、本発明の飲料調製用組成物では、低メトキシルペクチン、金属含有化合物、及び水不溶性成分の合計量が、組成物の全量に対して、通常は50質量%以下、好ましくは40質量%以下となるように配合することができる。
本発明の飲料調製用組成物は、水と混合した際に該水のpH値が好ましくは2.6〜5.1、より好ましくは2.8〜4.1の範囲内となるように構成されている。本発明においてpH値とは25〜28℃の温度で測定されたpH値を指す(実施例も同じ)。このとき、本発明の飲料調製用組成物を水に、水100質量部に対して、低メトキシルペクチンの乾燥質量と、金属含有化合物の、二価金属イオンを金属として換算した質量と、水不溶性成分の乾燥質量との合計質量が1.97質量部となるように混合した時のpH値が前記範囲となるように構成することが好ましい。該pH値を実現するために本発明の飲料調製用組成物は必要に応じてpH調整剤を含有する。pH値がこの範囲内であるとき優れたすりおろし食感を有するスムージー様飲料を調製することができる。
<飲料調製用キット>
本発明の飲料調製用キットは低メトキシルペクチン、水中で二価金属イオンを供給する金属含有化合物、及び水不溶性成分を必須成分として含み、上記で挙げたような他の成分を更に含むことができる。
本発明の飲料調製用キットを構成する成分の全量に対する各成分の配合量や、各成分間の配合比は、本発明の飲料調製用組成物に関して上記したのと同様の範囲であることが好ましい。
本発明の飲料調製用キットでは、各成分は一体の組成物として提供される必要はない。各々が1つ以上のキット構成成分を含む、物理的に分離した2つ以上の剤によりキットを形成することができる。例えば、低メトキシルペクチンを含む剤と、金属含有化合物を含む剤と、水不溶性成分を含む剤とを、それぞれ物理的に分離した形態(例えば各剤が異なる容器に収容された形態)で含むキットや、低メトキシルペクチンと金属含有化合物とを含む剤と、水不溶性成分を含む剤とを、それぞれ物理的に分離した形態で含むキットが例示できる。
本発明のキットを構成する各剤は粉末の形態であることが好ましい。粉末の形態であれば、水に簡単な撹拌だけで容易に分散することができ、目的とする物性のスムージー様飲料を調製することができる。また、各剤は適当な形状の粒子や、顆粒等に加工されたものであってもよい。
<飲料の製造方法>
本発明の飲料の製造方法では、低メトキシルペクチン、二価金属イオン、水不溶性成分、及び水を混合する混合工程を含む。
混合工程は、本発明の組成物と水とを混合することや、本発明のキットに含まれる各成分と水とを混合することにより実現することができるがこれには限定されない。
混合工程では、上記の他の成分を適宜混合することができる。
混合工程に用いる、水以外の飲料成分の全量に対する各成分の配合量や、各成分間の配合比は、本発明の飲料調製用組成物に関して上記したのと同様の範囲であることが好ましい。このとき二価金属イオンの配合比は、硫酸カルシウム二水和物の換算量が上記の範囲となるように設定すればよい。
混合工程に用いる水は、真水の状態で添加される必要はなく、塩類を含んでいてもよいし、果汁等の各種飲料基液の形態で添加されることができる。各種形態の水が食塩を含んでいる場合、食塩濃度は0.5質量%以下であることが好ましい。この食塩濃度のとき、優れたすりおろし食感を有するスムージー様飲料が形成され易い。
混合工程では、低メトキシルペクチンと二価金属イオンと水不溶性成分との合計質量を1質量部としたとき、好ましくは10〜200質量部、より好ましくは30〜150質量部の水を使用する。この範囲の量の水を使用するとき、優れたすりおろし食感を有するスムージー様飲料を容易に製造することができる。
低メトキシルペクチン、二価金属イオン及び水不溶性成分の配合比が前記の実施形態1の配合比である場合、水100質量部に対して水不溶性成分が好ましくは0.5〜5質量部、より好ましくは0.5〜2.5質量部、より好ましくは1〜2.3質量部、より好ましくは1.3〜2.0質量部となるように混合することができる。
低メトキシルペクチン、二価金属イオン及び水不溶性成分の配合比が前記の実施形態2の配合比である場合、水100質量部に対して水不溶性成分が好ましくは0.2〜2.5質量部、より好ましくは0.5〜1.5質量部、より好ましくは0.6〜1質量部となるように混合することができる。
低メトキシルペクチン、二価金属イオン及び水不溶性成分の配合比が前記の実施形態3の配合比である場合、水100質量部に対して水不溶性成分が好ましくは1〜10質量部、より好ましくは1〜5質量部、より好ましくは1.5〜4質量部、より好ましくは2〜3質量部となるように混合することができる。
混合工程で用いる水の温度は特に限定されない。上述のように、使用する金属含有化合物に応じて、1分間程度の撹拌混合により所望の物性を有する飲料を得ることができる適当な温度範囲の水を用いることができる。また製造される飲料の目的に応じて水の温度を選択することもでき、温めて飲むスムージー様飲料(ホットスムージー様飲料)の製造には例えば35℃以上、好ましくは50℃以上の水を用いることができ、冷やして飲むスムージー様飲料の製造には例えば25℃以下、好ましくは15℃以下の水を用いることができる。
混合工程での混合は、好ましくはスプーンや撹拌棒等の適当な撹拌手段を用いて手動で撹拌することにより行うことが好ましい。撹拌時間は10〜120秒間とすることができる。本発明によればミキサーなどの機器を用いることなくスムージー様飲料を調製することが可能である。
本発明を以下の実験結果に基づき具体的に説明するが本発明はこれらによって限定されるものではない。
<実験1>
表1に示す成分(各成分は粉末状である)を混合して試験例1−1〜1−5の各飲料調製用組成物を作成した。表2では、試験例1−1〜1−5で用いたカルシウム塩とその量を示す。
試験例1−1〜1−5の組成物の粉末10gと、90℃の熱水120gとをビーカー中で混合し、撹拌棒を用いて手で60秒間撹拌して、スムージー様飲料を調製した。調製されたスムージー様飲料を静置して、品温を25〜28℃の室内温度とした後、pH計を用いてpH値を測定した。
試験例1−1〜1−5で得られた飲料を飲用し評価した結果を表2に示す。スムージーの食感(とろみ及びすりおろし食感)を有するものを○、特に優れているものを◎とした。いずれの試験例でもとろみ及びすりおろし食感を有するスムージー様飲料を得ることができた。特に試験例1−1及び1−5では良好な食感を有するスムージー様飲料を短時間で得ることができた。試験例1−2では飲料中に形成される粒がやや柔らかく、且つ、酸味が感じられた。試験例1−3では飲料中にやや堅いゲル粒が形成されたが、カルシウム塩の配合量を調節することでほどよい繊維感が得られると考えられる。試験例1−4では飲料中に形成される粒がやや細かいため、過度に撹拌した場合は粒が消失する可能性がある。
Figure 0006613492
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加工デンプンとして、リン酸架橋デンプン(TEXTAID A FP(イングレディオン社製))を用いた。
低メトキシルペクチンとして、UNIPECTINETM OF 100C(Cargill France SAS社)を用いた。この低メトキシルペクチンはシトラス由来であり、DE値は製品規格値として3〜12%であった。
<実験2>
実験2ではカルシウム塩以外の各種金属塩を用いて本発明のスムージー様飲料を調製した。
表3に示す成分(各成分は粉末状である)を混合して試験例2−1及び試験例2−2〜2−8の各飲料調製用組成物を作成した。
表4では、試験例2−2〜2−8で用いた金属塩とその量を示す。
Figure 0006613492
Figure 0006613492
加工デンプンとして、リン酸架橋デンプン(TEXTAID A FP(イングレディオン社製))を用いた。
低メトキシルペクチンとして、UNIPECTINETM OF 100C(Cargill France SAS社)を用いた。この低メトキシルペクチンはシトラス由来であり、DE値は製品規格値として3〜12%であった。
グルコン酸亜鉛三水和物は、C122214Zn・3HOで表される。
グルコン酸銅無水物は、C1222CuO14で表される。
硫酸マグネシウム三水和物は、MgSO・3HOで表される。
上記試験例2−1〜2−8の組成物の粉末10gと、90℃の熱水120gとをビーカー中で混合し、撹拌棒を用いて手で60秒間撹拌して、スムージー様飲料を調製した。調製されたスムージー様飲料を静置して、品温を25〜28℃の室内温度とした後、pH計を用いてpH値を測定した。
試験例2−2〜2−8で得られた飲料を三段階で評価した結果を表4に示す。いずれの試験例でも、とろみとすりおろし食感を有するスムージー様飲料を得ることができた。試験例2−2〜2−8の飲料は以下の特徴を有していた。
試験例2−2:とろみとすりおろし食感を有する。
試験例2−3:とろみと優れたすりおろし食感を有する。
試験例2−4:とろみを有する。
試験例2−5:とろみと優れたすりおろし食感を有する。
試験例2−6:とろみと優れたすりおろし食感を有する。ただしやや重い食感であった。
試験例2−7:とろみを有する。
試験例2−8:とろみを有する。
<実験3>
実験3では水不溶性成分として各種加工デンプンを用いて本発明のスムージー様飲料を調製した。
表5に示す成分(各成分は粉末状である)を混合して試験例3−1〜3−7の各飲料調製用組成物を作成した。試験例3−1は、上記実験2での「試験例2−1」と同一である。
表6では、試験例3−1〜3−7で用いた加工デンプンの商品名、実測したメジアン径(μm)、種類、製造元を示す。株式会社堀場製作所製のレーザ回折/散乱式粒子径分布測定装置 LA−950V2を用い、乾式測定により、メジアン径(体積基準で累積度数50%の粒子径)を求めた。
また試験例3−1〜3−7で用いた加工デンプンの粉末の、目開き250μmの篩のパス率(重量基準)を求めた(表6)。
Figure 0006613492
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低メトキシルペクチンとして、UNIPECTINETM OF 100C(Cargill France SAS社)を用いた。この低メトキシルペクチンはシトラス由来であり、DE値は製品規格値として3〜12%であった。
上記試験例3−1〜3−7の組成物の粉末10gと、90℃の熱水120gとをビーカー中で混合し、撹拌棒を用いて手で60秒間撹拌して、スムージー様飲料を調製した。調製されたスムージー様飲料を静置して、品温を25〜28℃の室内温度とした後、pH計を用いてpH値を測定した。
試験例3−1〜3−7で得られた飲料を三段階で評価した結果を表7に示す。スムージーの食感(とろみ及びすりおろし食感)を有するものを△、食感が優れているものを○、特に優れているものを◎とした。いずれの試験例でもとろみとすりおろし食感を有するスムージー様飲料を得ることができた。
Figure 0006613492
<実験4>
実験4では各種水不溶性成分を用いて本発明のスムージー様飲料を調製した。
表8に示す成分(各成分は粉末状である)を混合して試験例4−1〜4−10の各飲料調製用組成物を作成した。試験例4−10は、水不溶性成分を含まない比較例である。
試験例4−1〜4−10で用いた加工デンプンの粉末の、目開き250μmの篩のパス率(重量基準)を求めた(表9)。
Figure 0006613492
Figure 0006613492
低メトキシルペクチンとして、UNIPECTINETM OF 100C(Cargill France SAS社)を用いた。この低メトキシルペクチンはシトラス由来であり、DE値は製品規格値として3〜12%であった。
上記試験例4−1〜4−10の組成物の粉末10gと、90℃の熱水120gとをビーカー中で混合し、撹拌棒を用いて手で60秒間撹拌して、スムージー様飲料を調製した。調製されたスムージー様飲料を静置して、品温を25〜28℃の室内温度とした後、pH計を用いてpH値を測定した。
試験例4−1〜4−10で得られた飲料を飲用し評価した結果を表10に示す。いずれの試験例でもとろみ及びすりおろし食感を有するスムージー様飲料を得ることができた。スムージー様飲料として好ましいとろみ及びすりおろし食感を有するものを○とし、特に好ましいものを◎とし、とろみ及びすりおろし食感を有しないものを×とした。離水が生じている場合、ビーカー内でゼリー状部分と液状部分とに層分離するため、離水量を、ビーカー内での飲料組成物全体の高さに占める液状部分の高さの割合(%)で評価した。とろみ発現までの時間は、試験例4−1〜4−7については、撹拌開始後30秒程度であり長くても60秒以内であった。
Figure 0006613492
<実験5>
実験5では水不溶性成分であるリン酸架橋デンプンの配合量(2.0g/10g組成物)を一定とし、低メトキシルペクチン及び硫酸カルシウム二水和物の配合量を変化させた各飲料調製用組成物を調製し、該組成物を用いてスムージー様飲料を調製した。
表11及び表12(表12−1と表12−2とを合わせて表12とする)に示す成分(各成分は粉末状である)を混合して試験例5−1〜5−38の各飲料調製用組成物10gを作成した。得られた試験例5−1〜5−38の組成物の粉末10gと、90℃の熱水120gとをビーカー中で混合し、撹拌棒を用いて手で60秒間撹拌して、スムージー様飲料を調製した。調製されたスムージー様飲料を静置して、品温を25〜28℃の室内温度とした後、pH計を用いてpH値を測定した。
試験例5−1〜5−38で得られた飲料を飲用し評価した結果を表12に示す。スムージー様飲料として好ましいとろみ及びすりおろし食感を有するものを○とし、特に好ましいものを◎とし、とろみ及びすりおろし食感を有しないものを×とした。
Figure 0006613492
Figure 0006613492
Figure 0006613492
<実験6>
実験6ではリン酸架橋デンプン、低メトキシルペクチン及び硫酸カルシウム二水和物の配合量を変化させた各飲料調製用組成物を調製し、該組成物を用いてスムージー様飲料を調製した。
表13及び14に示す成分(各成分は粉末状である)を混合して試験例6−1〜6−16の各飲料調製用組成物10gを作成した。得られた試験例6−1〜6−16の組成物の粉末10gと、90℃の熱水120gとをビーカー中で混合し、撹拌棒を用いて手で60秒間撹拌して、スムージー様飲料を調製した。調製されたスムージー様飲料を静置して、品温を25〜28℃の室内温度とした後、pH計を用いてpH値を測定した。
試験例6−1〜6−16で得られた飲料を、成人男女計5人に試飲していただき、スムージーのような食感又はすりおろし食感を感じるか否かを質問した。前記食感を感じると回答した人数を表14に評価の結果として示す。
Figure 0006613492
Figure 0006613492
<実験7>
実験7ではpH値を変化させた各飲料調製用組成物を調製し、該組成物を用いてスムージー様飲料を調製した。
表15に示す成分(各成分は粉末状である)を混合して試験例7−1〜7−11の各飲料調製用組成物を作成した。表16では、試験例7−1〜7−11で用いたpH調整剤の種類とその量(g)を示す。
得られた試験例7−1〜7−11の組成物の粉末10gと、90℃の熱水120gとをビーカー中で混合し、撹拌棒を用いて手で60秒間撹拌して、スムージー様飲料を調製した。調製されたスムージー様飲料を静置して、品温を25〜28℃の室内温度とした後、pH計を用いてpH値を測定した。
試験例7−1〜7−11で得られた飲料を飲用し評価した結果を表16に示す。スムージー様飲料として好ましいとろみ及びすりおろし食感を有するものを○とし、特に好ましいものを◎とした。
Figure 0006613492
加工デンプンとして、リン酸架橋デンプン(TEXTAID A FP)を用いた。
低メトキシルペクチンとして、UNIPECTINETM OF 100C(Cargill France SAS社)を用いた。この低メトキシルペクチンはシトラス由来であり、DE値は製品規格値として3〜12%であった。
Figure 0006613492
<実験8>(硫酸カルシウムの配合量検討)
表17に示す成分(各成分は粉末状である)を混合して試験例8−1〜8−4の各飲料調製用組成物を作成した。表18では、試験例8−1〜8−4で用いた硫酸カルシウムの配合量を示す。
試験例8−1〜8−4の組成物の粉末10gと、表18に示す硫酸カルシウムと約15℃の水温の水120gとをビーカー中で混合し、撹拌棒を用いて手で60秒間撹拌して、スムージー様飲料を調製した。調製されたスムージー様飲料を静置して、品温を25〜28℃の室内温度とした後、pH計を用いてpH値を測定した。
試験例8−1〜8−4で得られた飲料を飲用し評価した結果を表18に示す。スムージーの食感(とろみ及びすりおろし食感)を有するものを△、食感が優れているものを○、特に優れているものを◎とした。8−1〜8−4の試験例で良好なとろみ及びすりおろし食感を有するスムージー様飲料を得ることができた。
Figure 0006613492
Figure 0006613492
加工デンプンとして、リン酸架橋デンプン(TEXTAID A FP(イングレディオン社製))を用いた。
低メトキシルペクチンとして、UNIPECTINETM OF 100C(Cargill France SAS社)を用いた。この低メトキシルペクチンはシトラス由来であり、DE値は製品規格値として3〜12%であった。
<実験9>(L−アスコルビン酸カルシウムの配合量検討)
表19に示す成分(各成分は粉末状である)を混合して試験例9−1〜9−4の各飲料調製用組成物を作成した。表20では、試験例9−1〜9−4で用いたL−アスコルビン酸カルシウム二水和物の配合量を示す。
試験例9−1〜9−4の組成物の粉末10gと、表20に示すL−アスコルビン酸カルシウム二水和物と約15℃の水120gとをビーカー中で混合し、撹拌棒を用いて手で60秒間撹拌して、スムージー様飲料を調製した。調製されたスムージー様飲料を静置して、品温を25〜28℃の室内温度とした後、pH計を用いてpH値を測定した。
試験例9−1〜9−4で得られた飲料を飲用し評価した結果を表20に示す。スムージーの食感(とろみ及びすりおろし食感)を有するものを△、食感が優れているものを○、特に優れているものを◎とした。いずれの試験例でも良好なとろみ及びすりおろし食感を有するスムージー様飲料を得ることができた。
Figure 0006613492
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加工デンプンとして、リン酸架橋デンプン(TEXTAID A FP(イングレディオン社製))を用いた。
低メトキシルペクチンとして、UNIPECTINETM OF 100C(Cargill France SAS社)を用いた。この低メトキシルペクチンはシトラス由来であり、DE値は製品規格値として3〜12%であった。
<実験10>(硫酸カルシウムと食感発現温度)
表21に示す成分(各成分は粉末状である)を混合して試験例10−1〜10−7の各試験に用いる飲料調製用組成物を作成した(組成は試験例8−1と同じ)。表22では、試験例10−1〜10−7で用いた水の水温を示す。
表21の組成の組成物の粉末10gと、表22に示す水温の水120gとをビーカー中で混合し、撹拌棒を用いて手で60秒間撹拌して、スムージー様飲料を調製した。調製されたスムージー様飲料を静置して、品温を25〜28℃の室内温度とした後、pH計を用いてpH値を測定した。
試験例10−1〜10−7で得られた飲料を飲用し評価した結果を表22に示す。スムージーの食感(とろみ及びすりおろし食感)を有するものを△、食感が優れているものを○、特に優れているものを◎とした。10−1〜10―7で良好なとろみ及びすりおろし食感を有するスムージー様飲料を得ることができた。
Figure 0006613492
Figure 0006613492
加工デンプンとして、リン酸架橋デンプン(TEXTAID A FP(イングレディオン社製))を用いた。
低メトキシルペクチンとして、UNIPECTINETM OF 100C(Cargill France SAS社)を用いた。この低メトキシルペクチンはシトラス由来であり、DE値は製品規格値として3〜12%であった。
<実験11>(L−アスコルビン酸カルシウムと食感発現温度)
表23に示す成分(各成分は粉末状である)を混合して試験例11−1〜11−6の各試験に用いる飲料調製用組成物を作成した(組成は試験例9−3と同じ)。表24では、試験例11−1〜11−6で用いた水の水温を示す。
表23の組成の組成物の粉末10gと、表24に示す水温の水120gとをビーカー中で混合し、撹拌棒を用いて手で60秒間撹拌して、スムージー様飲料を調製した。調製されたスムージー様飲料を静置して、品温を25〜28℃の室内温度とした後、pH計を用いてpH値を測定した。
試験例11−1〜11−6で得られた飲料を飲用し評価した結果を表24に示す。スムージーの食感(とろみ及びすりおろし食感)を有するものを△、食感が優れているものを○、特に優れているものを◎とした。11−1〜11−6の試験例で良好なとろみ及びすりおろし食感を有するスムージー様飲料を得ることができた。
Figure 0006613492
Figure 0006613492
加工デンプンとして、リン酸架橋デンプン(TEXTAID A FP(イングレディオン社製))を用いた。
低メトキシルペクチンとして、UNIPECTINETM OF 100C(Cargill France SAS社)を用いた。この低メトキシルペクチンはシトラス由来であり、DE値は製品規格値として3〜12%であった。
<実験12>(硫酸カルシウムとL−アスコルビン酸カルシウム併用することによる食感発現温度検討)
表25に示す成分(各成分は粉末状である)を混合して試験例12−1〜12−8の各試験に用いる飲料調製用組成物を作成した。表26では、試験例12−1〜12−8で用いた水の水温を示す。
表25の組成の組成物の粉末10gと、表26に示す水温の水120gとをビーカー中で混合し、撹拌棒を用いて手で60秒間撹拌して、スムージー様飲料を調製した。
試験例12−1〜12−8で得られた飲料を飲用し評価した結果を表26に示す。スムージーの食感(とろみ及びすりおろし食感)を有するものを△、食感が優れているものを○、特に優れているものを◎とした。いずれの試験例でも良好なとろみ及びすりおろし食感を有するスムージー様飲料を得ることができた。
Figure 0006613492
Figure 0006613492
加工デンプンとして、リン酸架橋デンプン(TEXTAID A FP(イングレディオン社製))を用いた。
低メトキシルペクチンとして、UNIPECTINETM OF 100C(Cargill France SAS社)を用いた。この低メトキシルペクチンはシトラス由来であり、DE値は製品規格値として3〜12%であった。
本発明の組成物及びキットは、スムージー様物性を有する飲料の製造に有用である。

Claims (22)

  1. 低メトキシルペクチン、
    水中で二価金属イオンを供給する金属含有化合物、及び
    水不溶性成分
    を含み、
    金属含有化合物が、硫酸カルシウム、ピロリン酸二水素カルシウム、炭酸カルシウム、グルコン酸カルシウム、L−アスコルビン酸カルシウム、硫酸マグネシウム、グルコン酸銅及びグルコン酸亜鉛からなる群から選択される少なくとも1種である、
    飲料調製用組成物。
  2. 水不溶性成分が加工デンプンである、請求項1に記載の組成物。
  3. 加工デンプンがリン酸架橋デンプンである、請求項2に記載の組成物。
  4. 低メトキシルペクチンのエステル化度が1〜27%である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の組成物。
  5. 金属含有化合物がカルシウム塩である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の組成物。
  6. 金属含有化合物が、硫酸カルシウム、ピロリン酸二水素カルシウム、炭酸カルシウム、グルコン酸カルシウム及びL−アスコルビン酸カルシウムからなる群から選択される少なくとも1種である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の組成物。
  7. 低メトキシルペクチンの乾燥質量/金属含有化合物の、二価金属イオンを金属として換算した質量/水不溶性成分の乾燥質量の質量比が、1.50〜5.50/0.060〜1.0/8〜45の関係を満足する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の組成物。
  8. 低メトキシルペクチンの乾燥質量と、金属含有化合物の、二価金属イオンを金属として換算した質量と、水不溶性成分の乾燥質量とが、以下のいずれかの条件
    (I)不溶性成分の乾燥質量を100質量部としたとき、低メトキシルペクチンの乾燥質量が7〜38質量部であり、金属含有化合物の、二価金属イオンを金属として換算した質量が0.3〜1.5質量部である;
    (II)不溶性成分の乾燥質量を100質量部としたとき、低メトキシルペクチンの乾燥質量が15〜55質量部であり、金属含有化合物の、二価金属イオンを金属として換算した質量が1.2〜10.5質量部である;
    (III)不溶性成分の乾燥質量を100質量部としたとき、低メトキシルペクチンの乾燥質量が3〜20質量部であり、金属含有化合物の、二価金属イオンを金属として換算した質量が0.1〜1.5質量部である;
    を満足する、請求項1〜7のいずれか1項に記載の組成物。
  9. 水不溶性成分が、レーザ散乱法により測定される粒子径のメジアン径が700μm以下である粉末である、請求項1〜8のいずれか1項に記載の組成物。
  10. 低メトキシルペクチン、
    水中で二価金属イオンを供給する金属含有化合物、及び
    水不溶性成分
    を含み、
    金属含有化合物が、硫酸カルシウム、ピロリン酸二水素カルシウム、炭酸カルシウム、グルコン酸カルシウム、L−アスコルビン酸カルシウム、硫酸マグネシウム、グルコン酸銅及びグルコン酸亜鉛からなる群から選択される少なくとも1種である、
    飲料調製用キット。
  11. 水不溶性成分が加工デンプンである、請求項10に記載のキット。
  12. 加工デンプンがリン酸架橋デンプンである、請求項11に記載のキット。
  13. 低メトキシルペクチンのエステル化度が1〜27%である、請求項10〜12のいずれか1項に記載のキット。
  14. 金属含有化合物がカルシウム塩である、請求項10〜13のいずれか1項に記載のキット。
  15. 金属含有化合物が、硫酸カルシウム、ピロリン酸二水素カルシウム、炭酸カルシウム、グルコン酸カルシウム及びL−アスコルビン酸カルシウムからなる群から選択される少なくとも1種である、請求項10〜14のいずれか1項に記載のキット。
  16. 低メトキシルペクチンの乾燥質量/金属含有化合物の、二価金属イオンを金属として換算した質量/水不溶性成分の乾燥質量の質量比が、1.50〜5.50/0.060〜1.0/8〜45の関係を満足する、請求項10〜15のいずれか1項に記載のキット。
  17. 低メトキシルペクチンの乾燥質量と、金属含有化合物の、二価金属イオンを金属として換算した質量と、水不溶性成分の乾燥質量とが、以下のいずれかの条件
    (I)不溶性成分の乾燥質量を100質量部としたとき、低メトキシルペクチンの乾燥質量が7〜38質量部であり、金属含有化合物の、二価金属イオンを金属として換算した質量が0.3〜1.5質量部である;
    (II)不溶性成分の乾燥質量を100質量部としたとき、低メトキシルペクチンの乾燥質量が15〜55質量部であり、金属含有化合物の、二価金属イオンを金属として換算した質量が1.2〜10.5質量部である;
    (III)不溶性成分の乾燥質量を100質量部としたとき、低メトキシルペクチンの乾燥質量が3〜20質量部であり、金属含有化合物の、二価金属イオンを金属として換算した質量が0.1〜1.5質量部である;
    を満足する、請求項10〜16のいずれか1項に記載のキット。
  18. 水不溶性成分が、レーザ散乱法により測定される粒子径のメジアン径が700μm以下である粉末である、請求項10〜17のいずれか1項に記載のキット。
  19. 低メトキシルペクチン、
    二価金属イオン、
    水不溶性成分、及び

    を混合する混合工程を含み、
    混合工程において、二価金属イオンが、硫酸カルシウム、ピロリン酸二水素カルシウム、炭酸カルシウム、グルコン酸カルシウム、L−アスコルビン酸カルシウム、硫酸マグネシウム、グルコン酸銅及びグルコン酸亜鉛からなる群から選択される少なくとも1種である金属含有化合物から供給される、
    飲料の製造方法。
  20. 混合工程が、請求項1〜9のいずれか1項に記載の組成物と、水とを混合する工程である、請求項19に記載の方法。
  21. 混合工程が、請求項10〜18のいずれか1項に記載のキットに含まれる低メトキシルペクチン、金属含有化合物、及び水不溶性成分と、水とを混合する工程である、請求項19に記載の方法。
  22. 混合工程が、10〜120秒間撹拌することを含む、請求項19〜21のいずれか1項に記載の方法。
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