JP6612929B1 - マス蓋飛散防止具及びマス蓋飛散防止具の設置方法 - Google Patents

マス蓋飛散防止具及びマス蓋飛散防止具の設置方法 Download PDF

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Abstract

【課題】橋梁排水マスの構造に適しており、設置が容易で、割れやすい鋳物製マス蓋の飛散に対応することのできるマス蓋飛散防止具及びその設置方法を提供する。【解決手段】橋梁排水マスに被せられた鋳物製マス蓋の飛散を防止するマス蓋飛散防止具100であって、橋梁排水マスの対向する内壁面に形成された穴部に両端12,17が挿入される支持棒部材10と、鋳物製マス蓋の格子部を囲むように取り付けられる複数の蓋押さえ部材20,20と、支持棒部材10と蓋押さえ部材20,20とを連結する連結部材30,30とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、橋梁排水マスに被せられた鋳物製マス蓋の飛散を防止するマス蓋飛散防止具及びその設置方法に関するものである。
高速道路等の橋梁の路側帯には、路面に降った雨水を排水するための排水マスが設けられている。既設の橋梁排水マスには、一般的に鋳物製のマス蓋が被せられている。
橋梁排水マスが設けられた路側帯は基本的に車両が通行しないエリアであるが、運転の仕方によっては橋梁排水マスの上を車両が通過することもある。そうすると、車両のタイヤが橋梁排水マスの上に乗り上げてマス蓋が飛散してしまうという問題があるため、従来、マス蓋の飛散を防止するための防止具が設置されていた。
図9は、従来例に係るマス蓋飛散防止具を設置した橋梁排水マスの上を車両が通過した状態を示す図である。図9に示すように、橋梁排水マスは上マス3及び下マス4から構成されており、道路舗装に固定された下マス4の上に上マス3が載置され、上マス3の上にマス蓋1が載置されるようになっている。従来例に係るマス蓋飛散防止具は、マス蓋1と上マス3とをチェーン7で連結したものであり、タイヤ8が上マス3の部分に乗り上げると、マス蓋1が上マス3ごと跳ね上がったり、チェーン7がマス蓋1から外れたりしてしまうことがあった。
一方、特許文献1には、グレーチングと側溝ブロックを狭着支持するようにした、グレーチングの離脱防止金具に関する発明が記載されている。また、特許文献2には、側溝内壁への固定を容易にした、側溝蓋跳ね上がり防止具に関する発明が記載されている。
特開2005−256393号公報 特開2007−120070号公報
図9に示す従来例に係るマス蓋飛散防止具の場合、マス蓋1と上マス3とをチェーン7で連結したものであるため、マス蓋1が上マス3ごと跳ね上がったり、チェーン7がマス蓋1から外れたりしてしまうことがあった。また、鋳物製のマス蓋1は割れやすく、チェーン7の取り付けられた部分を残して、マス蓋1の割れた部分が飛散してしまうことがあった。
また、マス蓋1を道路舗装に固定された下マス4に連結することが考えられるが、下マス4を貫通する孔をあける必要があり、道路舗装への漏水の可能性がある。また、狭い排水マスの中で正確な孔あけやネジ切作業を行うには、熟練を要する。
また、特許文献1に記載されたグレーチングの離脱防止金具の場合、当着部材3の先端部15を、門型側溝7の頂版8やコンクリート蓋22の下面に引っ掛けるようなっており、構造の異なる橋梁排水マスのマス蓋の飛散防止には適用することができない。また、金属製のグレーチングを対象としたものであり、割れやすい鋳物製のマス蓋の飛散に対応することができない。
同様に、特許文献2に記載された側溝蓋跳ね上がり防止具の場合も、金属製のグレーチングを対象としたものであり、割れやすい鋳物製のマス蓋の飛散に対応することができない。また、跳ね上がり防止具の設置方法についても改善の余地がある。
本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、橋梁排水マスの構造に適しており、設置が容易で、割れやすい鋳物製マス蓋の飛散に対応することのできるマス蓋飛散防止具及びその設置方法を提供するものである。
上記課題を解決するため、本発明のマス蓋飛散防止具は、橋梁排水マスに被せられた鋳物製マス蓋の飛散を防止するマス蓋飛散防止具であって、前記橋梁排水マスの対向する内壁面に形成された穴部に両端が挿入される支持棒部材と、前記鋳物製マス蓋の格子部を囲むように取り付けられる複数の蓋押さえ部材と、前記支持棒部材と前記蓋押さえ部材とを連結する連結部材とを有することを特徴とする。
また好ましくは、前記連結部材に形成された前記支持棒部材を挿通させる孔部と、前記支持棒部材に対する前記連結部材の回転を防止する回転防止手段とを有することを特徴とする。
また好ましくは、前記連結部材に形成された前記支持棒部材に係止する鉤状部を有することを特徴とする。
また、本発明のマス蓋飛散防止具の設置方法は、支持棒部材と、複数の蓋押さえ部材と、前記支持棒部材と前記蓋押さえ部材とを連結する連結部材とからなり、橋梁排水マスに被せられた鋳物製マス蓋の飛散を防止するマス蓋飛散防止具の設置方法であって、前記橋梁排水マスの対向する内壁面に穴部を形成し、前記連結部材に形成された孔部に前記支持棒部材を挿通させ、前記形成した穴部に前記支持棒部材の両端を挿入し、前記支持棒部材に対する前記連結部材の回転を回転防止手段により防止し、前記鋳物製マス蓋の格子部を囲むように複数の蓋押さえ部材を取り付け、前記連結部材と前記蓋押さえ部材とを固定することを特徴とする。
また、本発明のマス蓋飛散防止具の設置方法は、支持棒部材と、複数の蓋押さえ部材と、前記支持棒部材と前記蓋押さえ部材とを連結する連結部材とからなり、橋梁排水マスに被せられた鋳物製マス蓋の飛散を防止するマス蓋飛散防止具の設置方法であって、前記橋梁排水マスの対向する内壁面に穴部を形成し、前記形成した穴部に前記支持棒部材の両端を挿入し、前記鋳物製マス蓋の格子部を囲むように複数の蓋押さえ部材を取り付け、前記連結部材と前記蓋押さえ部材とを固定し、前記連結部材に形成された鉤状部を前記支持棒部材に係止することを特徴とする。
本発明のマス蓋飛散防止具は、橋梁排水マスに被せられた鋳物製マス蓋の飛散を防止するものであり、支持棒部材と、複数の蓋押さえ部材と、支持棒部材と蓋押さえ部材とを連結する連結部材を有している。そして、支持棒部材の両端を橋梁排水マスの対向する内壁面に形成された穴部に挿入することにより、支持棒部材を排水マス内に固定することができ、貫通孔をあける必要がなく、また、狭い排水マスの中での正確な孔あけやネジ切作業も不要である。さらに、蓋押さえ部材が鋳物製マス蓋の格子部を囲むように取り付けられるので、単に格子部に引っ掛けるようにしたものと比べて、強固に蓋を押さえることができる。また、蓋押さえ部材を複数用いることにより、鋳物製マス蓋の複数の格子部に取り付けることができるので、割れやすい鋳物製マス蓋の飛散に効果的に対応することができる。
また、連結部材に形成された支持棒部材を挿通させる孔部と、支持棒部材に対する連結部材の回転を防止する回転防止手段とを有する場合には、支持棒部材を連結部材の孔部に通すだけで容易に取り付けることができるとともに、支持棒部材に取り付けた後の連結部材が回転しないようにして、その後の設置作業を容易にすることができる。
また、連結部材に形成された支持棒部材に係止する鉤状部を有する場合には、連結部材の鉤状部を支持棒部材に引っ掛けるだけで、容易に取り付けることができる。
また、本発明のマス蓋飛散防止具の設置方法は、橋梁排水マスの対向する内壁面に穴部を形成し、連結部材に形成された孔部に支持棒部材を挿通させ、形成した穴部に支持棒部材の両端を挿入することにより支持棒部材を排水マス内に固定することができ、貫通孔をあける必要がなく、また、狭い排水マスの中での正確な孔あけやネジ切作業も不要である。また、支持棒部材を連結部材の孔部に通すだけで容易に取り付けることができるとともに、回転防止手段により支持棒部材に取り付けた後の連結部材が回転しないようにして、その後の設置作業を容易にすることができる。また、鋳物製マス蓋の格子部を囲むように複数の蓋押さえ部材を取り付け、連結部材と蓋押さえ部材とを固定することにより、単に格子部に引っ掛けるようにしたものと比べて、強固に蓋を押さえることができる。また、蓋押さえ部材を複数用いることにより、鋳物製マス蓋の複数の格子部に取り付けることができるので、割れやすい鋳物製マス蓋の飛散に効果的に対応することができる。
また、本発明のマス蓋飛散防止具の設置方法は、橋梁排水マスの対向する内壁面に穴部を形成し、形成した穴部に支持棒部材の両端を挿入することにより支持棒部材を排水マス内に固定することができ、貫通孔をあける必要がなく、また、狭い排水マスの中での正確な孔あけやネジ切作業も不要である。また、鋳物製マス蓋の格子部を囲むように複数の蓋押さえ部材を取り付け、連結部材と蓋押さえ部材とを固定することにより、単に格子部に引っ掛けるようにしたものと比べて、強固に蓋を押さえることができる。また、蓋押さえ部材を複数用いることにより、鋳物製マス蓋の複数の格子部に取り付けることができるので、割れやすい鋳物製マス蓋の飛散に効果的に対応することができる。また、連結部材の鉤状部を支持棒部材に引っ掛けるだけで、容易に取り付けることができる。
このように、本発明によれば、橋梁排水マスの構造に適しており、設置が容易で、割れやすい鋳物製マス蓋の飛散に対応することのできるマス蓋飛散防止具及びその設置方法を提供することができる。
本発明の実施形態1に係るマス蓋飛散防止具を示す正面図である。 支持棒部材の部品を示す、(A)ボルト付軸の正面図、(B)ナット付軸の一部断面を含む正面図である。 蓋押さえ部材を示す、(A)平面図、(B)正面図、(C)側面図である。 連結部材を示す、(A)正面図、(B)一部断面を含む側面図である。 実施形態1に係るマス蓋飛散防止具の設置状態を示す、(A)平面図、(B)断面図であり、(C)は(B)のa方向から見た連結部材である。 本発明の実施形態2に係るマス蓋飛散防止具を示す正面図である。 連結部材を示す正面図である。 実施形態2に係るマス蓋飛散防止具の設置状態を示す、(A)平面図、(B)断面図であり、(C)は(B)のa方向から見た連結部材である。 従来例に係るマス蓋飛散防止具を設置した橋梁排水マスの上を車両が通過した状態を示す図である。
次に、図1乃至図8を参照して、本発明の実施形態に係るマス蓋飛散防止具及びマス蓋飛散防止具の設置方法について説明する。
(実施形態1)
まず、図1乃至図4を参照して、本発明の実施形態1に係るマス蓋飛散防止具の構成について説明する。図1は、実施形態1に係るマス蓋飛散防止具100を示す正面図である。マス蓋飛散防止具100は、橋梁排水マスに被せられた鋳物製マス蓋の飛散を防止するものである。マス蓋飛散防止具100は、金属材料を用いた防止金具とすることができるが、FRP等の他の材料を用いることもできる。
マス蓋飛散防止具100は、支持棒部材10、蓋押さえ部材20,20、連結部材30,30から構成されている。支持棒部材10は、排水マス内に水平方向に配置される長尺部材である。蓋押さえ部材20,20は、鋳物製マス蓋の2カ所の格子部に取り付けられる部材である。連結部材30,30は、支持棒部材10と蓋押さえ部材20,20とをそれぞれ連結する部材である。以下、各々について詳細に説明する
図2は、支持棒部材10の部品を示す、(A)ボルト付軸11の正面図、(B)ナット付軸16の一部断面を含む正面図である。支持棒部材10は、ボルト付軸11及びナット付軸を繋ぎ合わせることにより、長さを調整できるようになっている。
ボルト付軸11は、連結部材30を連結するための支持部14を有しており、支持部14の端部には、後述する橋梁排水マスの内壁面に形成された穴部に挿入される挿入部12が形成されている。また、挿入部12の反対側はボルト13になっており、ナット付軸16のナット18と螺合するようになっている。また、ボルト13には、緩み止め用のナット15が取り付けられている。
ナット付軸16は、連結部材30を連結するための支持部19を有しており、支持部19の端部には、後述する橋梁排水マスの内壁面に形成された穴部に挿入される挿入部17が形成されている。また、挿入部17の反対側はナット18になっており、ボルト付軸11のボルト13と螺合するようになっている。
このように、支持棒部材10は、ボルト付軸11のボルト13とナット付軸16のナット18とを螺合させながら長さを調整して、橋梁排水マスの対向する内壁面に形成された穴部に両端12,17が挿入されて、排水マス内に設置されるようになっている。
図3は、蓋押さえ部材20を示す、(A)平面図、(B)正面図、(C)側面図である。蓋押さえ部材20は、側板部21、天板部22、側板部23により、断面略コ字状に形成されており、鋳物製マス蓋の格子部を上から押さえ込むようになっている。側板部21及び側板部23の間隔は、鋳物製マス蓋の格子部の幅よりも若干広くなっている。
側板部21には、ボルト25,25を挿通させるための孔部27,27が形成されている。同様に、側板部23の対向する位置にも、ボルト25,25を挿通させるための孔部28,28が形成されている。そして、孔部27,27,28,28に,2本のボルト25,25を挿通させてナット26,26を螺合させ締め付けるようになっている。これにより、側板部21、天板部22、側板部23、ボルト25により、鋳物製マス蓋の格子部の全周を囲むように強固に固定して、外れにくくすることができる。
側板部23の下端には連結部30が連結される連結板部24が設けられている。連結板部24には孔部29が形成されており、連結部30の上端が挿通されて固定されるようになっている。
図4は、連結部材30を示す、(A)正面図、(B)一部断面を含む側面図である。連結部材30は、支持棒部材10と蓋押さえ部材20とを垂直方向に連結する支持部31を有している。
支持部31の下側の端部33は薄厚の略円筒状に形成されており、支持棒部材を挿通させる孔部35が形成されている。孔部35は、支持棒部材10の支持部14,19の太さよりも若干大きく、連結部材30を支持棒部材10に取り付けた状態で、連結部材30が回転できるようになっている。また、孔部35の側面には孔部36が形成されており、固定ネジ37を挿入するようになっている。固定ネジ37は、支持棒部材10に当接することにより、支持棒部材10に対する連結部材30の回転を防止する回転防止手段として機能する。
支持部31の上部はボルト32になっており、ナット34が螺合するようになっている。そして、ナット34を外した状態で、蓋押さえ部材20の連結板部24の孔部29にボルト32を挿通させた後、連結板部24の上からナット34を取り付けることにより、蓋押さえ部材20と連結部材30とを固定するようになっている。
次に、図5を参照して、本発明の実施形態1に係るマス蓋飛散防止具の設置方法について説明する。図5は、実施形態1に係るマス蓋飛散防止具の設置状態を示す、(A)平面図、(B)断面図であり、(C)は(B)のa方向から見た連結部材である。実施形態1に係るマス蓋飛散防止具100を設置する橋梁排水マスは、上マス3及び下マス4から構成されており、道路舗装に固定された下マス4の上に上マス3が載置され、上マス3の上にマス蓋1が載置されるようになっている。また、下マス4には排水口6が設けられている。
マス蓋1は鋳物製であり、矩形状の外枠と、外枠の長辺同士を連結する方向の複数の格子部2とから形成されている。鋳物製であるため、強度面から外枠及び格子部2の断面は比較的太く形成されており、その断面形状は略正方形である。
マス蓋飛散防止具100の設置にあたっては、まず、橋梁排水マスの下マス4の対向する内壁面に穴部5,5を形成する。穴部5,5は下マス4の壁面を貫通させる必要はなく、支持棒部材10の両端の挿入部12,17が挿入されて、支持棒部材10が係止されるような深さであればよい。また、穴部5,5にはネジ切の必要もない。
次に、2本の連結部材30,30に形成された孔部35,35に、支持棒部材10の両端を挿通させる。連結部材30,30は、それぞれ支持棒部材の支持部14,19の位置に配置される。この段階では、連結部材30,30は、支持棒部材10に対して回転可能な状態である。
次に、下マス4の対向する内壁面に形成した穴部5,5に、支持棒部材10の両端を挿入する。このとき、ボルト付軸11のボルト13とナット付軸16のナット18とを螺合させながら長さを調整して、支持棒部材10が穴部5,5にしっかりと引っ掛かるように固定する。そして、緩み止め用のナット15を締め付ける。
次に、回転防止手段である固定ネジ37,37を締め付けて、支持棒部材10に対する連結部材30,30の回転を防止する。このとき、連結部材30,30が垂直方向に立設する方向で固定する。ここまでで、橋梁排水マスの下マス4の内部には、支持棒部材10が水平方向に固定されるとともに、支持棒部材10の左右に連結部材30,30が垂直方向に立設した状態になっている。
次に、鋳物製マス蓋1に蓋押さえ部材20,20を取り付ける。本実施形態では、蓋押さえ部材20,20をマス蓋1の格子部2のうち、最も外側の2つの格子部2,2に取り付けているが、取り付ける格子部2の位置は特に限定されない。ただし、マス蓋1は鋳物製であるので、割れる可能性を考慮してバランスよく配置することが好ましい。
蓋押さえ部材20を取り付けるには、ボルト25、ナット26を外して下方が開口した状態で、側板部21、天板部22、側板部23で囲まれた空間にマス蓋1の格子部2を嵌め込む。そして、側板部21,23の孔部27,27,28,28に,2本のボルト25,25を挿通させてナット26,26を螺合させて締め付ける。これにより、側板部21、天板部22、側板部23、ボルト25により、鋳物製マス蓋の格子部の全周を囲むように強固に固定して、外れにくくすることができる。
次に、連結部材30,30と蓋押さえ部材20,20とを、それぞれ固定する。固定にあたっては、連結部材30のナット34を外した状態で、蓋押さえ部材20の連結板部24の孔部29に連結部材30のボルト32を挿通させた後、連結板部24の上からナット34を取り付けることにより行う。
実施形態1に係るマス蓋飛散防止具100は、橋梁排水マスに被せられた鋳物製マス蓋1の飛散を防止するものであり、支持棒部材10と、2つの蓋押さえ部材20,20と、支持棒部材10と蓋押さえ部材20,20とを連結する連結部材30,30を有している。そして、支持棒部材10の両端(挿入部12,17)を橋梁排水マスの対向する内壁面に形成された穴部5,5に挿入することにより、支持棒部材10を排水マス内に固定することができ、貫通孔をあける必要がなく、また、狭い排水マスの中での正確な孔あけやネジ切作業も不要である。さらに、蓋押さえ部材20が鋳物製マス蓋1の格子部2を囲むように取り付けられるので、単に格子部2に引っ掛けるようにしたものと比べて、強固に蓋を押さえることができる。また、蓋押さえ部材20を2つ用いることにより、鋳物製マス蓋1の2つの格子部2に取り付けることができるので、割れやすい鋳物製マス蓋1の飛散に効果的に対応することができる。
また、連結部材30に形成された支持棒部材10を挿通させる孔部35と、支持棒部材10に対する連結部材30の回転を防止する回転防止手段(固定ネジ37)とを有するので、支持棒部材10を連結部材30の孔部35に通すだけで容易に取り付けることができるとともに、支持棒部材10に取り付けた後の連結部材30が回転しないようにして、その後の設置作業を容易にすることができる。
また、実施形態1に係るマス蓋飛散防止具の設置方法は、橋梁排水マスの対向する内壁面に穴部5,5を形成し、連結部材30、30に形成された孔部35、35に支持棒部材10を挿通させ、形成した穴部5,5に支持棒部材10の両端(挿入部12,17)を挿入することにより支持棒部材10を排水マス内に固定することができ、貫通孔をあける必要がなく、また、狭い排水マスの中での正確な孔あけやネジ切作業も不要である。また、支持棒部材10を連結部材30の孔部35に通すだけで容易に取り付けることができるとともに、回転防止手段(固定ネジ37)により支持棒部材10に取り付けた後の連結部材30が回転しないようにして、その後の設置作業を容易にすることができる。また、鋳物製マス蓋1の格子部2を囲むように2つの蓋押さえ部材20を取り付け、連結部材30と蓋押さえ部材20とを固定することにより、単に格子部2に引っ掛けるようにしたものと比べて、強固に蓋を押さえることができる。また、蓋押さえ部材20を2つ用いることにより、鋳物製マス蓋1の2つの格子部2に取り付けることができるので、割れやすい鋳物製マス蓋1の飛散に効果的に対応することができる。
(実施形態2)
次に、図6及び図7を参照して、本発明の実施形態2に係るマス蓋飛散防止具の構成について説明する。図6は、実施形態2に係るマス蓋飛散防止具200を示す正面図である。マス蓋飛散防止具200は、橋梁排水マスに被せられた鋳物製マス蓋の飛散を防止するものである。マス蓋飛散防止具200は、金属材料を用いた防止金具とすることができるが、FRP等の他の材料を用いることもできる。
マス蓋飛散防止具200は、支持棒部材10、蓋押さえ部材20,20、連結部材40,40から構成されている。支持棒部材10は、排水マス内に水平方向に配置される長尺部材である。蓋押さえ部材20,20は、鋳物製マス蓋の2カ所の格子部に取り付けられる部材である。連結部材40,40は、支持棒部材10と蓋押さえ部材20,20とをそれぞれ連結する部材である。なお、支持棒部材10及び蓋押さえ部材20の構成は実施形態1に係るマス蓋飛散防止具100と同一であるので、説明を省略する。以下、連結部材40について詳細に説明する
図7は、連結部材40を示す正面図である。連結部材40は、支持棒部材10と蓋押さえ部材20とを垂直方向に連結する支持部41を有している。
支持部41の下側の端部には、下方に向かいながら曲がって上方に向かう鉤状部43が形成されており、支持棒部材10の支持部14,19を下から支持するような形状となっている。そして、鉤状部43を支持棒部材10の下から上方に移動させることにより、支持棒部材10を係止することができるようになっている。
支持部41の上部はボルト42になっており、ナット44が螺合するようになっている。そして、ナット44を外した状態で、蓋押さえ部材20の連結板部24の孔部29にボルト42を挿通させた後、連結板部24の上からナット44を取り付けることにより、蓋押さえ部材20と連結部材40とを固定するようになっている。
支持部41には、引きバネ45が巻き付けられている。引きバネ45は、下端が鉤状部43の上部に固定され、上端が後に挿通される蓋押さえ部材20の連結板部24に固定されることにより、マス蓋飛散防止具200を設置した状態で、連結部材40を上方に付勢する(蓋押さえ部材20を下方に付勢する)ようになっている。
次に、図8を参照して、本発明の実施形態2に係るマス蓋飛散防止具の設置方法について説明する。図8は、実施形態2に係るマス蓋飛散防止具の設置状態を示す、(A)平面図、(B)断面図であり、(C)は(B)のa方向から見た連結部材である。実施形態2に係るマス蓋飛散防止具200を設置する橋梁排水マスは、上マス3及び下マス4から構成されており、道路舗装に固定された下マス4の上に上マス3が載置され、上マス3の上にマス蓋1が載置されるようになっている。また、下マス4には排水口6が設けられている。
マス蓋1は鋳物製であり、矩形状の外枠と、外枠の長辺同士を連結する方向の複数の格子部2とから形成されている。鋳物製であるため、強度面から外枠及び格子部2の断面は比較的太く形成されており、その断面形状は略正方形である。
マス蓋飛散防止具200の設置にあたっては、まず、橋梁排水マスの下マス4の対向する内壁面に穴部5,5を形成する。穴部5,5は下マス4の壁面を貫通させる必要はなく、支持棒部材10の両端の挿入部12,17が挿入されて、支持棒部材10が係止されるような深さであればよい。また、穴部5,5にはネジ切の必要もない。
次に、下マス4の対向する内壁面に形成した穴部5,5に、支持棒部材10の両端を挿入する。このとき、ボルト付軸11のボルト13とナット付軸16のナット18とを螺合させながら長さを調整して、支持棒部材10が穴部5,5にしっかりと引っ掛かるように固定する。そして、緩み止め用のナット15を締め付ける。
次に、鋳物製マス蓋1に蓋押さえ部材20,20を取り付ける。本実施形態では、蓋押さえ部材20,20をマス蓋1の格子部2のうち、最も外側の2つの格子部2,2に取り付けているが、取り付ける格子部2の位置は特に限定されない。ただし、マス蓋1は鋳物製であるので、割れる可能性を考慮してバランスよく配置することが好ましい。
蓋押さえ部材20を取り付けるには、ボルト25、ナット26を外して下方が開口した状態で、側板部21、天板部22、側板部23で囲まれた空間にマス蓋1の格子部2を嵌め込む。そして、側板部21,23の孔部27,27,28,28に,2本のボルト25,25を挿通させてナット26,26を螺合させて締め付ける。これにより、側板部21、天板部22、側板部23、ボルト25により、鋳物製マス蓋の格子部の全周を囲むように強固に固定して、外れにくくすることができる。
次に、連結部材40,40と蓋押さえ部材20,20とを、それぞれ固定する。固定にあたっては、連結部材40のナット44を外した状態で、蓋押さえ部材20の連結板部24の孔部29に連結部材40のボルト42を挿通させた後、連結板部24の上からナット44を取り付けることにより行う。ただし、この段階では、ナット44を最終的な固定位置よりも上方に配置しておいて、連結板部24が引きバネ45を伸ばしながらボルト42に対して上方に移動できるようにしておく。ここまでで、橋梁排水マスの下マス4の内部には、支持棒部材10が水平方向に固定されている。一方、マス蓋1の格子部2には、2つの蓋押さえ部材20,20が取り付けられるとともに、蓋押さえ部材20,20に連結部材40,40がそれぞれ固定された状態になっている。
次に、マス蓋1を上マス3に嵌め込みながら、2本の連結部材40,40の鉤状部43,43を支持棒部材10の支持部14,19に係止する。そのために、連結部材40を下方に押しながら、鉤状部43をいったん支持棒部材40よりも下方に下げる。このとき、連結板部24は連結部材40に対して上方に移動し、引きバネ45は伸びた状態となる。そして、適切な位置で連結部材40を下方に押す力を緩めると、引きバネ45により連結部材40が上方に付勢されて鉤状部43が支持棒部材10の支持部14,19に係止する。最後に、連結部材40のナット44を締め付けて固定が完了する。
実施形態2に係るマス蓋飛散防止具200は、橋梁排水マスに被せられた鋳物製マス蓋1の飛散を防止するものであり、支持棒部材10と、2つの蓋押さえ部材20,20と、支持棒部材10と蓋押さえ部材20,20とを連結する連結部材40,40を有している。そして、支持棒部材10の両端(挿入部12,17)を橋梁排水マスの対向する内壁面に形成された穴部5,5に挿入することにより、支持棒部材10を排水マス内に固定することができ、貫通孔をあける必要がなく、また、狭い排水マスの中での正確な孔あけやネジ切作業も不要である。さらに、蓋押さえ部材20が鋳物製マス蓋1の格子部2を囲むように取り付けられるので、単に格子部2に引っ掛けるようにしたものと比べて、強固に蓋を押さえることができる。また、蓋押さえ部材20を2つ用いることにより、鋳物製マス蓋1の2つの格子部2に取り付けることができるので、割れやすい鋳物製マス蓋1の飛散に効果的に対応することができる。
また、連結部材40に形成された支持棒部材10に係止する鉤状部43を有するので、連結部材40の鉤状部43を支持棒部材10に引っ掛けるだけで、容易に取り付けることができる。
また、実施形態2に係るマス蓋飛散防止具の設置方法は、橋梁排水マスの対向する内壁面に穴部5,5を形成し、形成した穴部5,5に支持棒部材10の両端12,17を挿入することにより支持棒部材10を排水マス内に固定することができ、貫通孔をあける必要がなく、また、狭い排水マスの中での正確な孔あけやネジ切作業も不要である。また、鋳物製マス蓋1の格子部2を囲むように2つの蓋押さえ部材20を取り付け、連結部材40と蓋押さえ部材20とを固定することにより、単に格子部に引っ掛けるようにしたものと比べて、強固に蓋を押さえることができる。また、蓋押さえ部材20を2つ用いることにより、鋳物製マス蓋1の2つの格子部2に取り付けることができるので、割れやすい鋳物製マス蓋1の飛散に効果的に対応することができる。また、連結部材40の鉤状部43を支持棒部材10に引っ掛けるだけで、容易に取り付けることができる。
このように、本実施形態に係るマス蓋飛散防止具及びその設置方法は、橋梁排水マスの構造に適しており、設置が容易で、割れやすい鋳物製マス蓋の飛散に対応することができる。
以上、本発明の実施形態に係るマス蓋飛散防止具及びその設置方法について説明したが、本発明は上述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他種々の変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、蓋押さえ部材を2つとしたが、3つ以上としてもよい。
また、支持棒部材の伸縮構造は、ナットとボルトを用いたものに限定されない。
1 マス蓋
2 格子部
3 上マス
4 下マス
5 穴部
6 排水口
7 チェーン
8 タイヤ
10 支持棒部材
11 ボルト付軸
12 挿入部
13 ボルト
14 支持部
15 ナット
16 ナット付軸
17 挿入部
18 ナット
19 支持部
20 蓋押さえ部材
21 側板部
22 天板部
23 側板部
24 連結板部
25 ボルト
26 ナット
27 孔部
28 孔部
29 孔部
30 連結部材
31 支持部
32 ボルト
33 端部
34 ナット
35 孔部
36 孔部
37 固定ネジ
40 連結部材
41 支持部
42 ボルト
43 鉤状部
44 ナット
45 引きバネ
100 マス蓋飛散防止具
200 マス蓋飛散防止具

Claims (2)

  1. 橋梁排水マスに被せられた鋳物製マス蓋の飛散を防止するマス蓋飛散防止具であって、
    前記橋梁排水マスの対向する内壁面に形成された穴部に両端が挿入される支持棒部材と、前記鋳物製マス蓋の格子部を囲むように取り付けられる複数の蓋押さえ部材と、前記支持棒部材と前記蓋押さえ部材とを連結する連結部材と、前記連結部材に形成された前記支持棒部材に係止する鉤状部とを有することを特徴とするマス蓋飛散防止具。
  2. 支持棒部材と、複数の蓋押さえ部材と、前記支持棒部材と前記蓋押さえ部材とを連結する連結部材とからなり、橋梁排水マスに被せられた鋳物製マス蓋の飛散を防止するマス蓋飛散防止具の設置方法であって、
    前記橋梁排水マスの対向する内壁面に穴部を形成し、前記形成した穴部に前記支持棒部材の両端を挿入し、前記鋳物製マス蓋の格子部を囲むように複数の蓋押さえ部材を取り付け、前記連結部材と前記蓋押さえ部材とを固定し、前記連結部材に形成された鉤状部を前記支持棒部材に係止することを特徴とするマス蓋飛散防止具の設置方法。
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