JP2015105486A - 排水桝 - Google Patents

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雅基 伊藤
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雅基 伊藤
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Abstract

【課題】 コンクリートとの接合部分に剥離が発生して、この剥離部分から水が浸入したとしても、その水を排水パイプに戻すことが可能な排水桝を提供すること。【解決手段】 コンクリートの基礎部分に埋設されるものであって、排水が流入する上部開口と、排水パイプに接続される下側開口と、本体部とを備えており、この本体部の外壁には、外周全体に沿って樋部が設けられていると共に、外壁の一部には、樋部に連通する流入口が開放されていることを特徴とする排水桝によって達成される。このとき、樋部は所定の方向に傾斜する傾斜面が設けられており、流入口は、この傾斜面の最下部に設けられていることが好ましい。【選択図】 図1

Description

本発明は排水桝、特に道路のアスファルト下面側のコンクリート部分に埋設される排水桝に関する。
道路(特に、高速道路)のアスファルト下面側には、コンクリートの基礎部分に雨水を集めて下方に流す排水桝が埋設されている。排水桝の下方には排水パイプが連結されており、高架の場合には、橋梁の外部に排水パイプが設置されている。
従来、排水桝として、鋳鉄製や鋼製のものが多く採用されていた。ところが近年になって、耐食性に優れ、取り扱いの容易さからFRP製のものが使われるようになってきている(特許文献1)。ところが、経年の使用に伴った、FRPとコンクリートとの接触部分に雨水が浸入することがあった。すなわち、樹脂はコンクリートよりも伸縮の度合いが大きいために、夏場及び冬場の温度変化の激しいときに、コンクリートの基礎部分との間に僅かに剥離が発生し、この剥離部分から雨水が浸入してしまっていた。ここから浸入した雨水は、排水パイプの外表面を伝わって下方に流れるために、排水パイプの外観を損ねてしまうことになっていた。
特開平11−172625号公報 特開平6−336703号公報 特開平8−81993号公報
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、コンクリートとの接合部分に剥離が発生して、この剥離部分から水が浸入したとしても、その水を再び排水桝に戻すことが可能なものを提供することである。
上記目的を達成するための発明に係る排水桝は、コンクリートの基礎部分に埋設されるものであって、排水が流入する上部開口と、排水パイプに接続される下側開口と、本体部とを備えており、前記本体部の外壁には、外周全体に沿って樋部が設けられていると共に、前記外壁の一部には、前記樋部に連通する流入口が開放されていることを特徴とする。
上記構成によれば、コンクリートとの接合部分に剥離が発生して、この剥離部分から水が浸入した場合であっても、排水桝の外壁を伝わった水は、樋部を流れて流入口から排水桝の内部に戻されて、排水パイプから外部に放出される。
上記発明において、前記樋部は所定の方向に傾斜する傾斜面が設けられており、前記流入口は、この傾斜面の最下部に設けられていることが好ましい。
上記構成によれば、排水桝の外壁を伝わった水を樋部に溜めることなく、排水桝の内部に戻しやすい。
また、別の発明は、前記排水桝の埋設工事方法であって、前記樋部の内側に、前記コンクリートが前記流入口の前面を閉止することを規制すると共に前記排水桝の外壁を伝わった水が前記樋部を通過して前記流入口に導かれるための流水用空間を確保する空間確保材を設置した状態で、前記排水桝をコンクリートによって埋設することを特徴とする。
上記構成によれば、排水桝がコンクリートの基礎部分に埋設された後にも樋部と流入口に所定の空間が確保されるので、外方からの水を排水桝の内部に円滑に流せる。
本発明の排水桝を構成する本体部の材質としては、特に限定されないが、金属製(鉄、ステンレス、アルミ、銅など)、樹脂製(FRPなど)のものが例示される。このうち、特にFRP製の場合には、コンクリートの接合部分に剥離が発生し易いために、本発明の効果が顕著となるので好ましい。
空間確保材としては、特に限定されないが、繊維(天然繊維または合成繊維)を用いて製造された不織布、パイプの外周に複数の孔を設けたもの(特許文献2)、耐熱性の合成繊維で所要数のたて糸に複数本のよこ糸を編み込んで網状管としたもの(特許文献3。クラドレン(クラレ・プラスチックス株式会社))、スプリングなどを用いることができる。
本発明によれば、コンクリートとの接合部分に剥離が発生して、この剥離部分から水が浸入したとしても、その水を再び排水桝に戻すことが可能となる。
本実施形態における排水桝の側面図である。 排水桝の正面図である。 排水桝の平面図である。 上部枠体の平面図(A)、側面図(B)及び正面図(C)である。 グレーチングの平面図(A)及び正面図(B)である。 グレーチングの側面図(A)及び側断面図(B)である。 排水桝の側断面図である。 排水桝の正断面図である。 排水桝を埋設工事する際に樋部の内側に空間確保材を収容する様子を示す斜視図である。(A)樋部の上方に空間確保材を位置させた様子、及び(B)樋部の内側に空間確保材を収容した様子をそれぞれ示す。
次に、本発明の実施形態について、図表を参照しつつ説明するが、本発明の技術的範囲は、これらの実施形態によって限定されるものではなく、発明の要旨を変更することなく様々な形態で実施することができる。
図1には、排水桝1の側面図を示した。この排水桝1は、図示しない道路(例えば、高速道路、橋梁に設けられる道路、一般の国道・県道など)において、コンクリートの基礎部分に埋設されるものである。排水桝1には、樹脂製(例えば、FRP製)の本体部4と、本体部4の上側に取り付けられる上部枠体11と、この上部枠体11の内側に嵌め込まれるグレーチング12とが設けられている。排水桝1の上方には、排水が流入する上部開口2と、排水パイプPに連結される下側開口3とが設けられている。本体部4の上側は、ほぼ長方形状の角型部4Aとされている一方、下側は円筒状のパイプ連結部4Cとされており、その中間部分は、傾斜面を備えて角型部4Aからパイプ連結部4Cに縮径する傾斜部4Bとされている。角型部4Aの内側には、上部枠体11を固定するためのボルト孔16が設けられており、ここにボルト17が回し付けられる。
本体部4において、角型部4Aの外壁5には、外周全体に沿って樋部6が設けられている。樋部6は、その断面が四角形状とされ、上方に向かって開放しており、外壁5(より詳細には、本体部4の上端から角型部4Aの外壁5)を伝わった水が流れ込むようになっている。樋部6は、角型部4Aの各辺において、中央部分に向かって下方に傾斜する傾斜面8が設けられており、樋部6を流れる水が各辺の中央に向かうようになっている。また、傾斜面8が最も低くなる最下部には、外壁5の一部が切りかかれて、樋部6まで連通する長孔状の流入口7が設けられている。
また、外壁5の側方には、排水桝1を所定の位置に固定するためのボルト装着孔15が設けられている。
図4には、上部枠体11の構造を示した。この上部枠体11は、本体部4の角型部4A内側の所定位置に嵌め込まれて固定される。上部枠体11には、後述のグレーチング12を位置決め固定するための位置決め棚部13が設けられている。位置決め棚部13には、グレーチング12を固定するためのボルト孔13Aが設けられている。また、本体部4と上部枠体11との間には、脱落規制のためのチェーン14が設けられる(図7を併せて参照)。
図5及び図6には、グレーチング12の構造を示した。グレーチング12は、上部枠体11の位置決め棚部13に載置された後、四隅に設けられたボルト孔12Aを貫通するボルト(図示せず)によって固定される。
次に、上記のように構成された本実施形態の作用及び効果について説明する。
排水桝1がコンクリートの内部に埋設された後には、外壁5とコンクリートとの接合部分に剥離が発生して、この剥離部分に生じた溝から水が浸入した場合であっても、排水桝1の上端から外壁5を伝わった水は、樋部6を流れて流入口7から排水桝1の内部に戻されて排水パイプPから外部に放出される。このため、排水パイプPの外面を水が流れるという事態が回避される。
このとき、樋部6には傾斜面8が設けられており、この傾斜面8の最下部に流入口7が設けられているので、外壁5を伝わった水が樋部6に溜めることなく、円滑に排水桝1の内部に戻るようになっている。
次に、上記構成の排水桝1をコンクリートの基礎部分に埋設する際の工事方法について説明する。
図9に示すように、排水桝1をコンクリートによって埋設する前に、樋部6の内側に空間確保材10を設置しておく。空間確保材10は、繊維から製造された不織布(例えば、サムマットYM−30(ドレイン工業株式会社製))から構成されており、ほぼ樋部6の内側空間と同じ断面形状を備えている。空間確保材10の長さは、外壁5の全周長さとほぼ同等とされており、ちょうど樋部6全周に沿って挿入される。空間確保材10は、コンクリートが流入口7の前面を閉止することを規制すると共に、排水桝1の外壁5を伝わった水が樋部6を通過して流入口7に導かれるための流水用空間を確保するために使用される。
図9(B)に示すように、空間確保材10を樋部6の内側に設置した状態で、排水桝1をコンクリートによって埋設する。
この工事方法によれば、排水桝1がコンクリートの基礎部分に埋設された後にも樋部6と流入口7とに所定の空間が確保されるので、排水溝1の外壁5を伝わった水が樋部6と流入口7とを通過して、排水桝1の内部に流れ込む。
なお、上記実施形態においては、空間確保材10を樋部6の全周に配置した状態で、排水桝1をコンクリートによって埋設したが、本発明によれば、空間確保材は、流入口7の前面にのみ配置して、コンクリートが流入口7の前面を閉止することを規制すれば済む。このようにすれば、空間確保材の使用量が少なくて済むと共に、空間確保材の設置作業が容易となる。
このように本実施形態によれば、コンクリートとの接合部分に剥離が発生して、この剥離部分から水が浸入したとしても、その水を再び排水桝1の内部に戻し、排水パイプPに戻すことが可能となった。
1…排水桝
2…上部開口
3…下側開口
4…本体部
5…外壁
6…樋部
7…流入口
8…傾斜面
9…流水用空間
10…空間確保材

Claims (3)

  1. コンクリートの基礎部分に埋設される排水桝であって、排水が流入する上部開口と、排水パイプに接続される下側開口と、本体部とを備えており、前記本体部の外壁には、外周全体に沿って樋部が設けられていると共に、前記外壁の一部には、前記樋部に連通する流入口が開放されていることを特徴とする排水桝。
  2. 前記樋部は所定の方向に傾斜する傾斜面が設けられており、前記流入口は、この傾斜面の最下部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の排水桝。
  3. 請求項1または2のいずれかに記載の排水桝の埋設工事方法であって、前記樋部の内側に、前記コンクリートが前記流入口の前面を閉止することを規制すると共に前記排水桝の外壁を伝わった水が前記樋部を通過して前記流入口に導かれるための流水用空間を確保する空間確保材を設置した状態で、前記排水桝をコンクリートによって埋設することを特徴とする排水桝の埋設工事方法。
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