JP2005282156A - グレーチングの固定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 路面開口部に施蓋配置するグレーチングを路面開口部に関連させて堅固に固定連結し、浮き上がり・跳ね上がり等を未然に防止する。
【解決手段】 グレーチングGの開口内に位置決め挿通する主板1と、グレーチングGの下方で、主板1に対しての高さ位置、方向を選定して固定すると共に、路面開口部(P)に関連して連繋係合す連繋手段10と、グレーチングG上面に固定配置して連繋手段10にネジ止め固着する固定体20とを備える。連繋手段10は主板1に高さ位置自在にして固定する固定部11と、路面開口部(P)に関連して係合する連繋部材16,17を挿通する挿通部15と、ネジ込んだ固定体20によって連繋手段10自体をグレーチングG側へ引き上げるように牽引させるネジ止め部18とから成る。牽引後の固定体20には、グレーチングGの開口内に配置するストッパー24を強制挿入する。
【選択図】 図4

Description

本発明は例えば道路側帯域に設けられている集水桝の開口部等に施蓋されている鋼製格子構造のグレーチングが、雨水等による増水時、車両の通行時等において浮き上がったり、移動したり等の危険な状態となることを防止するよう開口部にしっかりと固定しておくことができ、また隣接するグレーチング同士を接続固定することもできるグレーチングの固定装置に関する。
従来から、道路側帯の集水枡の開口部、工場・プラント設備等の階段、橋梁・ビル等の外部通路・屋上その他の雨水等に晒され、また、集水させる箇所には、床板用の鋼製格子構造のグレーチングが配置されている。このグレーチング自体は上下方向に沿う所定高さを有する帯板材を平面から見て縦・横方向で所定間隔おきに互いに格子状に交差させて一体構成したものであり、帯板材相互の間隔、帯板材上面の模様の有無、模様の形態の相違等によって種々に異なるものが提供されている。特に近年では、雨水等の導入・排水の容易性、それらに含まれる夾雑物の排除性等に優れることで、道路側帯における集水枡の開口部を覆うものとして多く利用されているのである。
特になし
ところがこうした集水枡用のグレーチングでは、豪雨その他で雨水が一時に集中した場合等では、雨水等に含まれる夾雑物によって開口部分が閉塞されることとも相俟ち、集水枡の開口部から外れ、開口部分を大きく開口させることで、例えば導入される雨水等の勢いによって排水速度が早くなり、またその引き込み作用も強くなることで、危険な状態になることがある。そのため、その開口部分が開放状態となって、しかもその強い引き込み作用と相俟ち通行人等が集水枡内に誤って引き込まれてしまう悲惨な事故が発生してもいるのである。
一方、このグレーチングは道路側帯等における排水側溝等の蓋材として使用されるとき、往来する各種車両の重量、速度その他によってこれらの車両が通過するときには、蓋材自体が跳ね上がり、また車両等の振動その他によっても開口部分から外れてしまうものであった。
そこで本発明は叙上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、主として道路側帯に設置の集水枡に施蓋された鋼製格子構造のグレーチングの浮き上がり・跳ね上がり等を阻止するよう、グレーチングを支持する枠部材あるいは集水枡上部開口の内側面等にしっかりと固定連繋しておくことができ、また、既設のグレーチングにも容易に取り付けできるばかりでなく、グレーチングにおける細長矩形状の開口を利用して固定するも、その平面矩形状の開口に対して自由な方向で固定できると共に、隣接するグレーチング同士をも簡単確実に連結できて使用勝手に優れ、一層の汎用性に富むようにしたグレーチングの固定装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明にあっては、グレーチングGが設置される路面開口部(P)にグレーチングGを固定連繋するものであって、グレーチングGの開口内に位置決め挿通される主板1と、グレーチングGの下方で、主板1に対しての高さ位置、方向を選定して固定されると共に、路面開口部(P)に関連して連繋係合される連繋手段10と、グレーチングG上面に固定配置されて連繋手段10にネジ止め固着される固定体20とを備えて成るものである。
主板1は、グレーチングGの開口に挿通された状態では開口内では開口内側面に沿ってスライド移動されても、開口内では回転されないように開口の内法幅員に比し厚くはない板片状に形成されていると共に、適数の固定孔2が高さ方向で開穿されているものとして構成することができる。
連繋手段10は、主板1に固定させる固定部11と、路面開口部(P)に関連して係合する連繋部材16,17を挿通する挿通部15と、固定体20がネジ込まれることで、この連繋手段10自体をグレーチングG側へ引き上げるように牽引させるネジ止め部18とを備えて構成することができる。
固定部11は、ほぼ直方体を呈すると共に、隣接する側面夫々に主板1の固定孔2内に嵌め入れ位置決めされる突部状の位置決め突体12と、固定孔2に貫挿された固定ネジ14がネジ込まれる固定ネジ孔13とを備えて成り、ネジ止め部18は、固定部11における上面に下面に至るまで雌ネジ状に開穿されて成るものである。
連繋部材は、挿通部15に強制的に挿通されるスプリングピン材16あるいはボルト・ナットによる締結部材17であるものとして構成することができる。
固定体20は、回転操作部22を備えてグレーチングGの上面に配置されるベース部21と、グレーチングGの開口内に挿通され、連繋手段10のネジ止め部18に捩じ込まれるようベース部21下面に一体化されたネジ込みボルト部23と、ベース部21に貫挿されてグレーチングGの開口に位置決めされ、ベース部21自体の回転を阻止するように挿通配置されるストッパー24とを備えて成る。
回転操作部22は複数の操作孔を開穿して成り、この操作孔にはストッパー24が挿通されるようになっているものとして構成することができる。
以上のように構成された本発明に係るグレーチングの固定装置にあって、例えば集水桝Pのような路面開口部(P)に設置されるグレーチングGをその路面開口部(P)に連繋状態で固定させ、例えば集水桝P内の溢水あるいは車両走行による振動等に起因するグレーチングG自体の浮き上がり、移動その他を阻止させ、また隣接するグレーチングG同士を連結させる。
主板1はグレーチングGの開口に挿通状態で位置決めされるも、この主板1に対する連繋手段10の固定方向の選定と共にグレーチングGの開口の向きに対する方向は、これに沿うかあるいはこれに直交する方向かに夫々対応するよう、開口内でスライド移動されることによって、路面開口部(P)の壁面、縁部その他に連繋手段10を介しての連繋固定を調整させ、グレーチングG上面に配置される固定体20からのネジ込み固定で、グレーチングGを路面開口部(P)に固定させる。
グレーチングGの上方からグレーチングGを貫挿させて連繋手段10に、ネジ止め部18、ネジ込みボルト部23によってネジ込ませた固定体20は、路面開口部(P)に関連させて連繋係合された連繋手段10及び主板1をもグレーチングG側に引き上げるように牽引し、グレーチングGを路面開口部(P)にしっかりと固定させる。
連繋手段10の主板1に対しての固定部11による向きを選定した固定は、連繋部材16,17による路面開口部(P)に対する連繋係合方向を現場に対応して選択させ、スプリングピン材16あるいは締結部材17とすることで、路面開口部(P)に対するグレーチングGを係合連繋させ、あるいはグレーチングG同士を連結させる。
グレーチングGの上方からグレーチングGを貫挿させて連繋手段10にネジ込んだ固定体20は、連繋手段10をグレーチングG側に引き寄せてグレーチングGを路面開口部(P)に固定あるいグレーチングG同士を連結させ、また操作孔から成る回転操作部22は不正な悪戯等による固定体20の回動操作の多くを未然に防止させる。
固定体20に貫挿させてグレーチングGの開口に挿通配置したストッパー24は、中間連結体1にネジ込んだ固定体20の回転を阻止させ、ネジ止め固定状態の弛緩によるグレーチングGの設置不安定性を除去させる。
本発明に係るグレーチングの固定装置によれば、集水枡Pの如き路面開口部に施蓋された鋼製格子構造のグレーチングGを集水桝Pにおける壁面、縁部等に固定連繋しておくことができるから、集水桝Pが例えば溢水状態時にあるとき、車両走行の振動その他によるとき等の浮き上がり・跳ね上がり等を阻止でき、これらの浮き上がり・跳ね上がり等によって開放される集水桝Pの開口部による往来の危険性等を未然に防止することができる。また既設のグレーチングGにも容易に取り付けできるばかりでなく、グレーチングGにおける細長矩形状の開口を利用して固定するも、その平面矩形状の開口に対して自由な方向で固定できると共に、多数のグレーチングGを隣接配置するときの隣接するグレーチングG同士を簡単、確実に接続させて連結固定するのにも使用でき、現場で種々な方法で使用できる汎用性にも富むものである。
すなわちこれは、本発明において、グレーチングGの開口内に位置決め挿通される主板1と、グレーチングGの下方で、主板1に対しての高さ位置、方向を選定して固定されると共に、集水桝Pの如き路面開口部に関連して連繋係合される連繋手段10と、グレーチングG上面に固定配置され、連繋手段10にネジ止め固着される固定体20とを備えて成るからであり、これによって、グレーチングG下方での連繋手段10を介したグレーチングGに対する位置づけ配置、グレーチングG上方からの固定体20の連繋手段10に対するネジ込み引き寄せ牽引によって、グレーチングGを集水桝P等に堅固に連繋固定できるのである。
また、主板1はグレーチングGの開口内に挿通位置決めされる板片状に形成してあるから、グレーチングGに対する位置づけ配置、路面開口部(P)の壁面、縁部等に連繋させる連繋手段10との連繋取り付け、グレーチングG上方からの連繋手段10によるネジ込み固定等の各作業を円滑に遂行できるものである。
連繋手段10は、固定部11、挿通部15、ネジ止め部18を備えて成るので、主板1に対しての固定、路面開口部(P)に対する係合連繋あるいグレーチングG同士の連結、グレーチングG上方からの固定体20によるネジ込み等によって、グレーチングGを路面開口部(P)に対して強固に取り付け固定し、またグレーチングG同士の連結を強固にすることができる。
しかも連繋手段10の固定部11は位置決め突体12、固定ネジ孔13によって主板1の固定孔2に位置決めされて主板1に当接状に固定配置されるから、その固定状態は極めて安定し、外部からの衝撃、振動その他によっても簡単には離反しない。そればかりでなく、固定部11はその向きを選定して主板1に固定できるから、グレーチングGの開口に対する横スライド式、縦スライド式のいずれにも対応でき、グレーチングGの向きと路面開口部(P)との係合連繋状態を選択でき、現場において柔軟に対応できる。
固定体20は複数の操作孔から成る回転操作部22をグレーチングGの上面に配置されるベース部21に設けたので、操作孔に挿通する操作突起を備えた回転工具によらなければ固定体20自体の回転操作は困難であって、通常の一般的な汎用性ある工具類では簡単に回転できないから、不正な悪戯等を阻止させるのに役立つ。
また固定体20は、これに貫挿させてグレーチングGの開口に挿通させるストッパー24を備えているので、連繋手段10に対して固定体20をネジ込み回転しての設置後でのストッパー24の取り付けによって、固定体20は簡単には回転せずにグレーチングGから外れることはなく、グレーチングGを路面開口部(P)に対して安定的に取り付け維持できるのである。
尚、上記の課題を解決するための手段、発明の効果の項夫々において付記した符号は、図面中に記載した構成各部を示す部分との参照を容易にするために付したもので、図面中の符号によって示された構造・形状に本発明が限定されるものではない。
以下図面を参照して本発明を実施するための最良の一形態を説明すると、図において示される符号1は例えば集水桝Pの路面における開口部に施蓋配置されるグレーチングGの開口内に水平面で回転されることなく挿通位置決めされ、グレーチングGの下方で集水桝Pの内壁面等にあるいはグレーチングG同士を連結させる連繋手段10が固定されるプレート状の主板である。この主板1自体は、グレーチングGの開口に挿通された状態では開口内では開口内側面に沿ってスライド移動されても、開口内では回転されないように開口の内法幅員に比し厚くはない板片状に形成されている。すなわちグレーチングGにおける平面から見てほぼ矩形状を呈する開口に挿通される肉厚と幅員とを備え、集水桝Pの内部壁面等に連繋固定させる位置に達するに十分な高さを備えたプレート状に形成され、例えば肉厚が4mm、幅員が18mm、高さが120mm程度の矩形プレート状に形成されている。そして図示のように、連繋手段10を固定させるための適数の固定孔2が、例えば高さ方向で夫々の固定孔2内での後述する位置決め突体12及び固定ネジ孔13が挿入配置できる程度の高さの長孔状を呈する4個にして開穿されており、連繋手段10との連繋固定に際し、主板1の上下は任意に設定されるようにしてある。なお、この固定孔2内では、連繋手段10の固定位置を高さ方向でスライド調整できるように高さ方向で長く形成することも可能であるも、この場合には固定後で位置ずれが生じないようにすることが望ましい。
連繋手段10は、主板1に固定させる固定部11と、集水桝Pの内部壁面に係合する後述のスプリングピン材16あるいはグレーチングG同士を連結させるためのボルト・ナットの締結部材17等の連繋部材を挿通する挿通部15と、後述する固定体20におけるネジ込みボルト部23がネジ込まれることで、この連繋手段10自体をグレーチングG側へ引き上げるように牽引させるネジ止め部18とを備える。
固定部11は、図示のようにほぼ直方体ないしは立方体状を呈すると共に、隣接する側面夫々に主板1の固定孔2内に嵌め入れ位置決めされる突部状の位置決め突体12と、固定孔2に貫挿された固定ネジ14がネジ込まれる固定ネジ孔13とを備えて成る。この固定部11自体の側面は主板1の側面に当接された状態で主板1に固定されるため、主板1の幅員とほぼ同程度の幅員に形成されており、隣接する側面のいずれかが主板1に当接されるようになっていることで、図8に示すように主板1に対する連繋部材16,17の方向を、水平面で90度、すなわちグレーチングGにおける開口の長さ方向あるいは短手方向に沿ういずれの方向でも選択できるようにしてある(図10、図11参照)。位置決め突体12は固定孔2内では主板1の高さ方向で回転することなく位置決めされるようにほぼ矩形突部状に形成され、また、この位置決め突体12と固定ネジ孔13とは主板1の高さ方向に沿うよう上下に配置されており、また位置決め突体12と固定ネジ孔13にネジ入れる固定ネジ14とが固定孔2内に挿入されるために、これらが挿入されるに十分な高さで固定孔2の開穿高さが設定されている。
挿通部15は、固定部11の側部下方に固定部11と一体状にすることで形成されており、連繋部材16,17を挿通させるに足りる挿通孔を開穿して成る。挿通部15自体は、図4に示すように例えば集水桝Pの内部壁面に別個に開穿した取付穴F、図5に示すように導水管の如き管路、入出抗の如き開口その他の開口穴部Hにおける上面に係合するような、挿通孔に強制挿通される筒状のスプリングピン材16あるいはネジ棒材、また図6に示すように、隣接するグレーチングG同士を連結するために挿通される締結部材17としてのナット止めされるボルト等である。なお、挿通孔自体は透孔状に形成される場合に限らず、雌ネジ孔状とされる場合もあり、一般的にはスプリングピン材16が連繋されるときは前者が、ネジ棒材、ボルト等が連繋されるときは後者とされる。
なお、この挿通部15自体は、図示のように固定部11の側部下方に垂れ下がり状に形成される場合に限らず、固定部11の側方に固定部11と共に全体が直方体状を呈するように形成されることもある。
ネジ止め部18は、固定部11における上面に下面に至るまで雌ネジ状に開穿されて成り、後述する固定体20におけるネジ込みボルト部23がネジ入れられるようにしてあり、グレーチングGに挿通位置決めされた主板1に連繋手段10が固定された状態で、グレーチングGの上方から固定体20がネジ込まれるとき、固定体20の回転と共に連繋手段10がグレーチングG側に牽引されるものとなっているのである。このネジ止め部18における雌ネジ孔位置は、グレーチングGにおける開口に主板1を挿通配置させたとき、グレーチングGの上方から見て、その挿通させた開口以外の他の開口に位置されるようにされるのであり、図示のように例えば隣り合う開口相互の間隔すなわち帯板片の肉厚相当分の間隔に対応するように、連繋手段10が固定された主板1に対して固定部11の雌ネジ孔が位置するように設定されている。
なお、このネジ止め部18は、固定部11の上面に開穿形成される関係上、固定部11の側面に形成される固定ネジ孔13とは互いに干渉しないように配慮されており、図示のように例えば固定ネジ孔13は側方から浅く開穿されることで上下で貫通されるネジ止め部18の雌ネジ孔とは干渉されないにようにされる。
一方、固定体20は、グレーチングGにおける開口にグレーチングGの上方から挿通されるとき、主板1に固定されて、集水桝P壁等に係合されている連繋手段10のネジ止め部18にネジ止めして、そのネジ込み作用で連繋手段10を上方に牽引するようにするものである。この固定体20自体は図示のように、回転操作部22を備えてグレーチングGの上面に配置されるベース部21と、グレーチングGの開口内に挿通され、連繋手段10のネジ止め部18に捩じ込まれるようベース部21下面に一体化されたネジ込みボルト部23と、ベース部21に貫挿されてグレーチングGの開口に位置決めされ、ベース部21自体の回転を阻止するように挿通配置されるストッパー24とを備えて成る。
ベース部21は、グレーチングGにおける開口の幅員に比し十分に大きく、図4、図5、図6、図10、図11に示すように幾つかの開口に跨る程度の直径を備えた円盤状となっており、ただ、場合によっては円盤状とされずに矩形その他の適宜な平面形状に形成される場合もある。また図示を省略したが、このベース部21はグレーチングGの上面でグレーチングG内に埋め込まれるように、例えばグレーチングGの帯板枠材の上面を窪ませて形成してある収納部に収納されるようにしてもよく、この場合にはグレーチングG上面に突出しないことで例えばグレーチングG上を往来歩行する歩行者の歩行、車両の走行等の妨げとならないようにすることも可能である。
回転操作部22は例えばベース部21の中央部に円周上の等間隔で例えば3個の操作孔を開穿して成り、図示しない回転操作具すなわち底面に3個の操作孔に係合する3個の操作突起を備えた回転レンチの如き回転操作具にてベース部21を回転操作できるようにしてある。こうすることで回転作業の終了後での設置状態では解体が比較的に困難となり、悪戯等による取り外し等を未然に防止できる利点がある。
ネジ込みボルト部23はその下端部がネジ止め部5における雌ねじ孔にネジ込み可能に形成されており、ベース部21の回転で雌ねじ孔にネジ込まれるとき、ベース部21がグレーチングG上面に位置されているときのベース部21自体の回転は中間連結体1をグレーチングG側に引き上げるものとなり、連繋手段10との強固な連繋固定とが図れるようにしてある。
ストッパー24は例えば回転操作部22における操作孔のいずれか1個に強制的に挿通されてグレーチングGの開口内に挿入されるスプリングピン材のものとしてあり、回転操作後でグレーチングG上で停止しているベース部21の上方から強制的に打ち込まれるものとしてある(図11参照)。
次にこれの使用例を説明するに、グレーチングGを集水桝Pの開口部に連繋固定させる場合には、集水桝Pの壁面、縁部等に対して、グレーチングGにおける平面矩形状の開口の長手方向との組合せを、主板1に対する連繋手段10の固定高さ位置と共に、連繋手段10における固定部11のいずれかの側面とすることで適宜に選定する。一方、グレーチングGを固定させるために集水桝Pの内部壁に別個に取付穴Fを穿孔するか、既存の管路・入出抗等の開口穴部H部を利用するか、または隣接するグレーチングG同士を連結するために使用するか等の選択、これらのための連繋手段10におけるスプリングピン材16あるいはネジ棒材、または締結部材17等のいずれを使用するかを適宜に選定する。
具体的には、グレーチングGを集水桝Pの内部壁面に連繋固定する場合について説明すると、先ず連繋手段10の固定部11にスプリングピン材16をハンマー等によって強制的に挿入固定し(図7参照)、次いで集水桝Pの内部壁面に対してグレーチングGの開口の短手方向に沿った方向(いわゆる横スライド式…図10参照)で、あるいは長手方向に沿った方向(いわゆる縦スライド式…図11参照)で、あるいはスプリングピン材16を係合させるかによって主板1に対する連繋手段10の固定方向を選定すると共に(図8参照)、同様に固定孔2を選定して主板1に対する連繋手段10の固定高さ位置を設定する(図9参照)。その後、内部壁面にスプリングピン材16を連繋係合させた状態で主板1をグレーチングGの開口内に挿通位置決めすると共に、グレーチングGの上方から固定体20を、そのネジ込みボルト部23を連繋手段10のネジ止め部18にネジ込むように回転させ(図10参照)、その回転ネジ込みに伴い連繋手段10、主板1をグレーチングGの上方側に引き上げ、牽引することでスプリングピン材16を内部壁面の取付穴F等にしっかりと固定係合するのである。固定係合後では、固定体20における回転操作部22のいずれかの操作孔にストッパー24を打ち込み、固定体20の回転を阻止させて固定するのである(図11参照)。
一方、グレーチングG相互を連結するには図6に示すように、隣接配置したグレーチングG夫々の端部における開口夫々に、組にして連繋手段10を固定した主板1を挿通配置し、連繋手段10相互間に掛け渡すようにしたボルト・ナットの締結部材17によってネジ止め連結するのである。その後は同様にストッパー24を固定体20に打ち込み、固定するのである。
なお、使用例にあっては集水桝Pの開口部に設置されたグレーチングGをこの集水桝Pに連繋固定する場合につき説明したが、グレーチングGが使用される集水桝Pの開口部に限らず、路面開口部その他で種々に設置されるグレーチングGをその路面開口部に関連して連繋固定させる箇所であれば利用可能なものであるのは、勿論である。
本発明を実施するための最良の形態を示すもので、正面図である。 同じく側面図である。 同じく平面図である 同じく集水桝の内部壁に穿孔した取付穴に係合させた場合の使用状態を示す斜視図である。 同じく管路・入出抗に係合させた場合の使用状態を示す斜視図である。 同じく隣接配置したグレーチング同士を連結するときの使用状態の斜視図である。 同じく使用時においてのスプリングピン材の連繋手段に対する固定時の斜視図である。 同じく主板に対する連繋手段の方向の選定時の斜視図である。 同じく主板に対する連繋手段の高さ位置の選定時の斜視図で、その(A)は最高固定位置、(B)は最低固定位置を示すものである。 同じくグレーチングに対する横スライド式の配置時の斜視図である。 同じくグレーチングに対する縦スライド式の配置時の斜視図である。
符号の説明
F…取付穴 G…グレーチング
H…開口穴部 P…集水桝
1…主板 2…固定孔
10…連繋手段 11…固定部
12…位置決め突体 13…固定ネジ孔
14…固定ネジ 15…挿通部
16…スプリングピン材 17…締結部材
18…ネジ止め部
20…固定体 21…ベース部
22…回転操作部 23…ネジ込みボルト部
24…ストッパー

Claims (8)

  1. グレーチングが設置される路面開口部にグレーチングを固定連繋するグレーチングの固定装置であって、グレーチングの開口内に位置決め挿通される主板と、グレーチングの下方で、主板に対しての高さ位置、方向を選定して固定されると共に、路面開口部に関連して連繋係合される連繋手段と、グレーチング上面に固定配置されて連繋手段にネジ止め固着される固定体とを備えて成ることを特徴とするグレーチングの固定装置。
  2. 主板は、グレーチングの開口に挿通された状態では開口内では開口内側面に沿ってスライド移動されても、開口内では回転されないように開口の内法幅員に比し厚くはない板片状に形成されていると共に、適数の固定孔が高さ方向で開穿されている請求項1に記載のグレーチングの固定装置。
  3. 連繋手段は、主板に固定させる固定部と、路面開口部に関連して係合する連繋部材を挿通する挿通部と、固定体がネジ込まれることで、この連繋手段自体をグレーチング側へ引き上げるように牽引させるネジ止め部とを備えている請求項1または2に記載のグレーチングの固定装置。
  4. 固定部は、ほぼ直方体を呈すると共に、隣接する側面夫々に主板の固定孔内に嵌め入れ位置決めされる突部状の位置決め突体と、固定孔に貫挿された固定ネジがネジ込まれる固定ネジ孔とを備えて成る請求項2または3に記載のグレーチングの固定装置。
  5. ネジ止め部は、固定部における上面に下面に至るまで雌ネジ状に開穿されて成る請求項4に記載のグレーチングの固定装置。
  6. 連繋部材は、挿通部に強制的に挿通されるスプリングピン材あるいはボルト・ナットによる締結部材である請求項3乃至5のいずれかに記載のグレーチングの固定装置。
  7. 固定体は、回転操作部を備えてグレーチングの上面に配置されるベース部と、グレーチングの開口内に挿通され、連繋手段のネジ止め部に捩じ込まれるようベース部下面に一体化されたネジ込みボルト部と、ベース部に貫挿されてグレーチングの開口に位置決めされ、ベース部自体の回転を阻止するように挿通配置されるストッパーとを備えて成る請求項1乃至6のいずれかに記載のグレーチングの固定装置。
  8. 回転操作部は複数の操作孔を開穿して成り、この操作孔にはストッパーが挿通されるようになっている請求項7に記載のグレーチングの固定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101124388B1 (ko) 2010-06-25 2012-03-20 박병태 높이조절이 가능한 스틸그레이팅
KR101160616B1 (ko) * 2012-02-02 2012-06-28 한국지질자원연구원 그레이팅 결합 부재 및 이의 설치 방법
KR101205610B1 (ko) 2010-06-14 2012-11-27 여흥레이저텍(주) 그레이팅 잠금장치 및 방법

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