JP3785546B2 - 鉄蓋の受枠 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、下水道などの地下構築物の地上開口部に設けられる鋳鉄製の鉄蓋の受枠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近時、道路などに設けられる下水道の点検用マンホール、上水道に設けられる消火栓筐、制水弁筐など地下構築物の地上開口部に設けられる鋳鉄製の円盤状をなす蓋板とその受枠よりなる鉄蓋は、蓋板上を車輌等が通過するためがたつきの生じないことが要望され、蓋板の外壁面と受枠の内壁面を同じ勾配となるよう機械加工し、受枠の内壁面で嵌合された蓋板の外壁面を支えるよう構成されるようになって来た。
【0003】
また、本出願人は特願平8−139765号地中筐などの鉄蓋において、蓋板を受枠の内壁面で支える場合蓋板が受枠に嵌合し、取外しが困難となるため、蓋板を内壁面より突設した担持棒で支え、蓋板の外壁面と受枠の内壁面を同じ勾配になるよう機械加工をして約0.2mmの間隔を保つよう構成した鉄蓋を出願している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
以上に述べた如く、道路などに施設される地下構築物用の鉄蓋は、がたつきのなく密閉性が良好な製品が製作され使用されるようになって来たが、鉄蓋は鋳鉄で鋳造されるため、蓋板と受枠の嵌合面も機械加工をしないと密閉性は良好とならず、機械加工時も受枠を固定する際に注意しないと鋳造時の歪が固定により矯正され、加工後取外したときに元の歪のある状態にもどり、再加工をする必要が生ずることがある。
【0005】
また、受枠をコンクリート製の地下構築物の地上開口部に取付けるに際して、地上開口部の側塊などの上端面に隆設したアンカーボルトまたはインサートにナットまたはボルトを用いて締付けるが、強く締付けると受枠の裏面が側塊などの上端面に均一に密着しておればよいが、鋳造時の歪があり間隙がある場合は歪が矯正されて、蓋板嵌合面まで変形し、蓋板が嵌合されたとき開閉困難となったりがたつく原因となることがあり、設置時には充分締付固定に留意する必要があった。
【0006】
本発明は、鉄蓋特に受枠の機械加工時、また据付時に鋳造時の歪があっても、精度よく機械加工され、また据付後蓋板が開閉困難になったりがたつきなどの生ずる恐れのない鉄蓋の受枠を提供するを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、かゝる課題を解決し目的に達成するため検討の結果なされたもので、鋳鉄により鋳造してなる鉄蓋の受枠において、受枠の地下構築物の開口部を形成する側塊などの上端面に裁置されたとき上端面に接する環状の台座に設けられたアンカーボルト挿通用の止穴部をナットまたはボルト頭の締付部分を残してU字またはΩ字状の切れ目を設け、止穴部が片持ばり、または固定ばりを形成することにより解決せるものである。
【0008】
なお、止穴部においてナットまたはボルト頭を締付ける際に座金を使用する場合、切れ目の位置は座金の大きさを考慮するか、止穴部を少し高くなるよう隆設することが望ましく、片持ばりの固定部は台座の周縁方向となるようにし、止穴部に加えられた力が台座の外周縁方向に加わるようにするとよい。
【0009】
また、止穴部が台座の周縁部に横長に設けられているときはΩ字状の切れ目を止穴部に添って横長に設け、両側が固定される固定ばりを形成するとよく、止穴部の両側に台座の周縁より切り込みを入れてもよいが止穴部に加えられた力が受枠の直壁すなわち蓋板裁置部方向に加わるのであまり望ましくない。
【0010】
止穴部は、環状をなす受枠の台座を3等分した位置に設ければよいが、蓋板と受枠が蝶番などで連結するよう構成された場合蓋板の開放方向が指定されるので、止穴部の数を倍の6等分した位置に設け方向を調節できるようにし、そのうちの3ケ所を固定するようにするが、切れ目はすべての止穴部に設けるとよく、切れ目は鋳造時に形成するが、鋳造後機械加工により形成するも差支えない。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1、2に示す如く、鋳鉄で成型してなる円盤状の蓋板(1)と、蓋板(1)が嵌合されマンホールなどの側塊(10)の上端面に固定される受枠(2)とより構成される鉄蓋において、受枠(2)の環状をなす台座(4)を6等分する位置にアンカーボルトの止穴(6)を形成し、その止穴(6)の周囲にボルト頭又はナットの締付部を残してU字状の切れ目(7)を設け、止穴(6)部が台座(4)の外周縁側が固定される片持ばりを形成するよう構成したものである。
【0012】
図3に示す実施例は、横長の止穴(6)が台座の周縁部に外周縁に沿って設けられる場合は、横長の止穴(6)の形状に合わせ、Ω字状の切れ目(7)を横長に形成し、止穴(6)部の両側が固定された固定ばりを、止穴(6)部が形成するようにしたものである。
【0013】
【発明の効果】
本発明は以上述べた如く構成されているので、鉄蓋の受枠に鋳造時の歪があっても、蓋板との接触面を機械加工するに際し、止穴部を固定して加工すれば加工部が変形する恐れなく、コンクリート製の地下構築物の開口部の側塊などの上端面に設置固定するに際し、受枠の台座の止穴部の裏面に鋳造時の歪による隙間が生じても止穴部のみが屈曲し設置面に押付けられ、締付けた止穴部に近接する蓋板嵌合部の直壁に締付時の影響が及ぶことがないので、蓋板が開閉困難となったり、がたつきが生ずる恐れが無くなるものである。
なお、本発明の図面で示す実施例では円形の受枠を示したが、方形の受枠にも適用することができるなど有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す平面図。
【図2】 図1のA−A線部分拡大断面図。
【図3】 他の実施例を示す平面図。
【符号の説明】
1 蓋板 2 受枠
3 直壁 4 台座
5 リブ 6 止穴
7 切れ目 8 内壁面(受枠の)
9 外壁面(蓋板の) 10 側塊
11 アンカーボルト 12 ナット

Claims (1)

  1. コンクリート製の地下構築物の地上開口部に取付けられる鋳鉄で成型してなる蓋板(1)と受枠(2)とよりなる鉄蓋において、受枠(2)を地下構築物の開口部に固定するために開口部に接する環状の台座(4)に穿設されたアンカーボルト挿通用の止穴(6)の周囲にボルト頭またはナットの締付部を残してU字またはΩ字などの形状に切れ目(7)を設けて止穴(6)部に片持ばりまたは固定ばりを形成せしめたことを特徴とする鉄蓋の受枠。
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