JP6612044B2 - 絞り装置 - Google Patents
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Description
露光用の開口部が形成された地板と、
前記開口部の周囲に回転可能に配設された絞り羽根と、
を備え、
前記地板には、第1の突起が設けられており、
前記第1の突起は、前記絞り羽根に設けられたキー孔に挿入されて、前記絞り羽根の回転の中心となり、
前記第1の突起の上端部には、鍔が設けられており、
前記鍔は、前記第1の突起が前記キー孔から抜けるのを防ぎ、
前記開口部の周囲には、円環形状をした絞りリングが回転可能に配設されており、
前記絞りリングの面上には、ピンが立設されており、
前記ピンの上端部には、鍔が設けられており、
前記絞り羽根は、カム孔をさらに備え、
前記カム孔には、前記ピンが挿入されており、
前記ピンの上端部に設けられた鍔は、前記ピンが前記カム孔から抜けるのを防ぎ、
前記第1の突起上には、シャッター羽根が配設された仕切り板が配置されており、
前記シャッター羽根は、前記仕切り板の上面域に配設されており、前記第1の突起の上方で開閉駆動し、
前記第1の突起の上端部の上面は、前記仕切り板の下面に当接しており、
前記地板には、さらに、第2の突起が設けられており、
前記第2の突起は、前記絞り羽根に設けられた前記キー孔、及び前記仕切り板に設けられた孔を、この順に貫通し、
前記第2の突起は、前記シャッター羽根に設けられた孔に挿入されて、前記シャッター羽根の回転の中心となる、
ことを特徴とする。
シャッター羽根70aは孔部71aと、長孔部72aと、を有している。また、シャッター羽根70bは孔部71bと、長孔部72bと、を有している。孔部71aには、地板10の長突起14が挿入されている。また、孔部71bには、地板10の突起15が挿入されている。長突起14と突起15は、シャッター羽根70a、70bが回転する際の回転中心となる。なお、孔部71aに取り付けられている長突起14は、絞り羽根50が回転する際の回転中心ともなっている。
図4に示すように、絞り羽根50が開口部11を覆っていない状態で、モータ40に駆動信号が供給され、モータ40の出力回転軸が回転すると、出力回転軸に装着された出力ギア41が回転する。出力ギア41の回転に伴い、出力ギア41と噛合している大径ギア61が回転する。大径ギア61の回転に伴い、大径ギア61に同軸に固定された小径ギア62が回転する。小径ギア62の回転の伴い、小径ギア62と噛合している歯部33を備えた絞りリング30が回転する。
次に、絞り羽根50を、図7に矢印Aで示すように、反時計方向に回転させる。これにより、短突起13の上端部の鍔が、キー孔52の縁に引っ掛かり、短突起13の軸方向に絞り羽根50が抜けない状態となる。
そして、絞り羽根50を反時計方向に回転させ続け、絞り羽根50のカム孔51と、絞りリング30の短ピン31と、が重なり合う位置にきたときに、短ピン31をカム孔51に挿入する。具体的には、短ピン31の上端部に設けられた鍔をカム孔51にくぐらせて、短ピン31をカム孔51に挿入する。
そして、絞り羽根50を反時計方向にさらに回転させる。これにより、図5に示すように、短ピン31の上端部311に形成された鍔がカム孔51の縁に引っ掛かり、短ピン31の軸方向に絞り羽根50が抜けない状態となる。また、短突起13の上端部の鍔の部分が、キー孔52の縁に引っ掛かり、短突起13の軸方向に絞り羽根50が抜けない状態となっている。
また、シャッター羽根70aの強度を高めるため、図10に示すように、シャッター羽根70aのうち、開閉動作で負荷がかかりやすい根元部分に補強の羽根材73を接着してもよい。また、接着剤を羽根材73の全面に塗って、羽根材73をシャッター羽根70aに接着するのではなく、斜線で示した3つの円の範囲にのみ羽根材73に接着剤を塗り、シャッター羽根70aと羽根材73との接着を行ってもよい。なお、シャッター羽根70bについても同様である。
さらに、シャッター羽根の形状は任意に変更してもよい。
この場合、出力レバーピン80の単位距離の移動に対してシャッター羽根70aと70bが急激に回転し、モータの駆動能力のばらつきやガタ、角φ1,φ2のばらつきなどに起因して、シャッター羽根70aと70bの速度にばらつきが発生しやすい。また、角φ1と角φ2との角度の差が大きいため、シャッター羽根70aと70bの速度差のばらつきが大きくなり、シャッタスピードがばらついてしまう恐れがある。
この問題を解決するためには、基本的には、角φ1、φ2を小さくし(敏感度を小さくし)、さらに、角φ1と角φ2との角度の差を小さくすればよい。
しかし、角φ1、φ2を小さくすると、シャッター羽根70a、70bの開閉動作のために必要な出力レバーピン80の移動距離が多くなる。このため、モータの回転角度も大きくする必要が生じ、シャッター羽根70a、70bの開閉に時間がかかってしまう。また、シャッター羽根70aの開閉動作に要する時間とシャッター羽根70bの開閉動作に要する時間との差が小さくなり、時間差が確保しづらくなる。従って、単純に角度φ1、φ2を小さくすること(敏感度を小さくすること)は望ましくない。
従って、上記実施の形態においても、角φ1とφ2とが、上述した角度範囲になるように、構成することが望ましい。
図11は絞り羽根50とシャッター羽根70a、70bを搭載したデジタルスチルカメラなどの光学機器の要部構成を示す図で、CCDやCMOSなどである固体撮像素子1100はレンズ1000を透過した被写体像を電気信号に変換する。変換された電気信号はA/D変換回路によってデジタル信号に変換され、画像処理回路1200に入力される。画像処理回路1200は、入力信号にもとづいて画像データを作成し、DRAMなどのメモリに記憶する。
また、絞り羽根50とシャッター羽根70a、70bとの間を板で仕切っているので、絞り羽根50とシャッター羽根70a、70bとの間を厚みのあるモールド部材で仕切る場合と比べ、絞り装置1を薄型に出来る。
さらに、シャッター羽根70a、70bの開閉駆動する範囲内に短突起が設けられていないので、シャッター羽根70a、70bが開閉駆動する際に、短突起13が障害となることがない。
さらに、絞り羽根50が樹脂フィルム製なので、金属製である場合と比べて絞り羽根50の比重が軽くなり、絞り羽根50を駆動させる為の消費電力が低くてすむ。
10 地板
11 開口部
13 短突起
14 長突起
15 突起
20 仕切り板
21 開口部
22 第1の孔
23 第1の長孔
24 第2の孔
24a、24b、24c 軸
25 第2の長孔
30 絞りリング
31 短ピン
32 長ピン
33 歯部(ラック)
40 モータ
41 出力ギア
50 絞り羽根
51 カム孔
52 キー孔
60 2段ギア
61 大径ギア
62 小径ギア
70a、70b シャッター羽根
71a、71b 孔部
72a、72b 長孔部
73 羽根材
80 出力レバーピン
311 上端部
1000 レンズ
1100 個体撮像素子
1200 画像処理回路
Claims (7)
- 露光用の開口部が形成された地板と、
前記開口部の周囲に回転可能に配設された絞り羽根と、
を備え、
前記地板には、第1の突起が設けられており、
前記第1の突起は、前記絞り羽根に設けられたキー孔に挿入されて、前記絞り羽根の回転の中心となり、
前記第1の突起の上端部には、鍔が設けられており、
前記鍔は、前記第1の突起が前記キー孔から抜けるのを防ぎ、
前記開口部の周囲には、円環形状をした絞りリングが回転可能に配設されており、
前記絞りリングの面上には、ピンが立設されており、
前記ピンの上端部には、鍔が設けられており、
前記絞り羽根は、カム孔をさらに備え、
前記カム孔には、前記ピンが挿入されており、
前記ピンの上端部に設けられた鍔は、前記ピンが前記カム孔から抜けるのを防ぎ、
前記第1の突起上には、シャッター羽根が配設された仕切り板が配置されており、
前記シャッター羽根は、前記仕切り板の上面域に配設されており、前記第1の突起の上方で開閉駆動し、
前記第1の突起の上端部の上面は、前記仕切り板の下面に当接しており、
前記地板には、さらに、第2の突起が設けられており、
前記第2の突起は、前記絞り羽根に設けられた前記キー孔、及び前記仕切り板に設けられた孔を、この順に貫通し、
前記第2の突起は、前記シャッター羽根に設けられた孔に挿入されて、前記シャッター羽根の回転の中心となる、
ことを特徴とする絞り装置。 - 前記キー孔は、前記第1の突起が挿入される部分と、前記第1の突起の上端部に設けられた前記鍔が挿入される部分と、を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の絞り装置。 - 前記第1の突起の上端部の形状と、前記キー孔の形状とは、同一の形状をしている、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の絞り装置。 - 前記ピン上には、シャッター羽根が配設された仕切り板が配置されており、
前記シャッター羽根は、前記仕切り板の上面域に配設されている、
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の絞り装置。 - 前記シャッター羽根に設けられた前記孔の外周部には、補強の羽根材が接着されている、
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の絞り装置。 - 前記絞り羽根は樹脂フィルム製である、
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の絞り装置。 - 前記絞り羽根は樹脂成形である、
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の絞り装置。
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JP2015055464A JP6612044B2 (ja) | 2015-03-18 | 2015-03-18 | 絞り装置 |
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Family Applications (1)
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JP2015055464A Active JP6612044B2 (ja) | 2015-03-18 | 2015-03-18 | 絞り装置 |
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- 2015-03-18 JP JP2015055464A patent/JP6612044B2/ja active Active
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