JP6611922B2 - 砂型造型機および砂型部品の製造方法 - Google Patents

砂型造型機および砂型部品の製造方法 Download PDF

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    • B22C9/02Sand moulds or like moulds for shaped castings

Description

本発明は、砂型部品を製造するための砂型造型機に関する。この砂型造型機は、チャンバ頂壁と、チャンバ底壁と、2つの対向するチャンバ側壁と、2つの対向するチャンバ端壁と、によって形成される成形チャンバを備える。チャンバ壁には少なくとも1つの砂充填口が設けられ、チャンバ端壁の少なくとも1つには、砂型部品にパターンを形成するように適合されたパターンを有するパターンプレートが設けられる。チャンバ端壁の少なくとも1つは、成形チャンバ内に供給された砂を固めるために成形チャンバの長手方向に変位可能であり、少なくとも1つのパターンプレートが少なくとも1つの基準パターンブロックに関連付けられ、この基準パターンブロックは、前記パターンプレートのパターンに対して一定の関係で位置し、砂型部品の外面に基準パターンを形成するように適合される。非接触検出システムが、固められた砂型部品の移動経路に隣接して配置され、砂型部品の基準パターンのパターン面の位置を検出するように適合される。
自動成形機では、DISA MATCH(登録商標)横型無枠マッチプレート機で採用されているようなマッチプレート技術、およびDISAMATIC(登録商標)技術などの縦型無枠砂型技術の、2つの異なるタイプの機械または技術を使用することが多い。
マッチプレート技術によれば、互いに逆側を向く両側面に造型パターンを有するマッチプレートが、2つの成形チャンバの間に挟まれている。第1および第2の砂型半部を同時に成形する間、マッチプレートのパターンは各成形チャンバ内に延びている。各成形チャンバには、壁を横切って延在するスリット状の砂入口開口が配置されている。
スリット状の開口を通って、砂が各成形チャンバに同時に吹き込まれる。その後、対向して配置されたプレス板の動きがマッチプレートに向かう方向に同時に変位することによって、砂が圧搾される。圧搾後、成形チャンバを互いに離して移動させ、マッチプレートを取り外し、最終的に中子を鋳型内に配置する。次いで、鋳型を閉じてチャンバから押し出し、鋳型は金属鋳物を製造するために液体金属を注ぐ準備が整う。
DISAMATIC(登録商標)技術などの縦型無枠砂型技術によれば、パターンプレートをそれぞれ備えた第1および第2のプレートが、成形チャンバの両端に対向配置されている。単一の鋳型部品の成形中、パターンプレートのパターンは、成形チャンバの各端部内に延びている。典型的には、成形チャンバの上部には、壁を横切って延びるスリット状の砂入口開口が配置される。
砂は、スリット状の開口を通って成形チャンバに吹き込まれる。その後、第1および/または第2のプレートの変位によって、プレートが互いに向かい合う方向に相対的に移動し、それらの間の砂を圧搾する。砂型部品は、成形チャンバから取り出された後、コンベヤ上に予め成形された砂型部品に隣接して配置される。これにより、2つの隣接する砂型部品が完全な砂型を形成する。これら2つの砂型部品によって形成される空洞は、金属製品のその後の鋳造のための空洞を構成する。
米国特許第4724886号明細書(Selective Electronic、Inc.)は、鋳型製造機の動作中に連携するモールド部の位置ずれを検出するための装置および方法を開示している。この鋳型製造機は、鋳型表面の外部に長方形の基準マークを形成する装置と、隣接する2つの外部基準マーク間の位置ずれを段階的に検出することにより、モールド部の内部の型穴の位置ずれを検出する非接触距離測定装置とを備えている。距離測定装置は、基準マークが測定装置の視野内を通過する際に、最初に測定距離の段階的な増加を検出する。基準マークが視野内にある時間中に、この距離が以前に確立された閾値公差よりも大きい量で段階的に変化する場合、これは内部の位置ずれを示し、システム制御ユニットのディスプレイを介してオペレータに信号が送られる。次にオペレータは、モールド部の進行を停止させ、位置ずれの原因となっている問題を修正することを選択でき、または、製造ラインを停止する前にオペレータが様子を見て、いくつかの後続のモールド部の位置ずれをチェックすることによって、位置ずれが単独の問題であるか永続的な問題であるかを確認することができる。しかしながら、この方法によれば、距離測定の正確度には限界があり、位置ずれの表示は、閾値公差よりも大きな距離変化が測定された場合にのみ与えられる。位置ずれの度合いの程度は、オペレータには示されない。さらにこの構造では、隣接するモールド部の垂直方向、横方向、および回転方向の相互の位置ずれを検出することができるが、隣接するモールド部間の予想される間隙の幅、鋳型の膨張、および鋳型の寸法などの他のパラメータを、この構造によって検出することはできない。
米国特許第5697424号明細書(Dansk Industri Syndikat A/S)は、鋳物砂を圧縮することによって鋳型を製造するための成形ステーションと、注入ステーションと、抽出ステーションとを備える、自動的に動作する成形鋳造プラントを記載している。新しく固められたモールド部が、鋳物砂を圧縮することによってそのモールド部を形成した1つまたは複数のパターンから解放されるとき、いくらかの鋳物砂がパターンに付着し、それによって、オペレータが直ちに気付くことなく、形成された鋳造キャビティ内に凹みの形態の誤差が生じることがある。このような状況を検出するために、1つまたは複数の処理工程および/またはその結果を示すいくつかのビデオカメラが、対応する画像情報を中央制御手段に送信し、その画像情報が「理想的な」画像情報、例えば正しく進行する処理工程に基づく、以前に読み込まれた画像情報と比較される。この比較の結果に基づいて、中央制御手段は、望ましくない動作状態または不良鋳造品が回避されるように、影響を受けるステーションを制御する。しかしながらこの方法は、例えば垂直方向、横方向、および回転方向の相互の位置ずれ、ならびに隣接するモールド部間の予想される間隙の幅など、隣接するモールド部の相互の位置ずれに関する十分に正確な情報を提供しない場合がある。さらに、この構造によって、鋳型の膨張および鋳型の寸法を非常に正確に検出することはできない。
特開平4−190964号公報には、砂型造型機を備えた無枠鋳造ラインが開示されている。砂型ラインの間欠コンベヤ上を搬送される隣接する砂型間の境界領域は、TVカメラによって撮像され、ビデオ信号が処理される。これにより、隣接する砂型間の境界線が決定され、送り方向の2本の境界線間の幅によって砂型の送り方向の長さが決定される。このようにして、この砂型長さに基づいて、間欠コンベヤ上の砂型ラインにおける任意の砂型の位置を決定することができる。しかしながら、このようにして砂型の厚さを決定できるものの、隣接する鋳型部品の垂直方向、横方向、および回転方向の相互の位置ずれなどの誤差、ならびに隣接する鋳型部品間の予想される間隙の幅などの他のパラメータは、このシステムによって検出することはできない。
米国特許第4774751号明細書は鋳造工程に関し、特に電気光学センサユニットを用いたインプロセス検査およびポストプロセス検査に関する。主に対処されているのは、鋳型が正しくない場合に注入を中止する正確さおよび制御手順を保証するための鋳型および中子の検査、中子ライン上の中子の検査、パターンの砂の付着の検査、ならびに完成された鋳物の通路の異物、過剰または不十分な資源、および正確な位置決め関係などの検査、さらにロボット式フラッシュ研磨機の制御である。開示されているのは、連続する鋳型ライン上の鋳型を検査するシステムであって、以下のいずれかまたはすべてを含む。中子が完全であること(欠けていない)、中子が下型に適切にドラッグモールド(配向、高さ)に位置していること、鋳型中の砂が適切なサイズを有し、損傷がないこと、上型および下型のピンおよびピンホールが適切なサイズを有し、ドラッグモールドが適切な対合を可能にするのに十分に良好な状態にあることである。これらの実施形態の文脈において、固定型のセンサおよびプログラム可能に可動のセンサの両方が示されている。しかしながらこのシステムは、隣接する鋳型部品の垂直方向、横方向、および回転方向の相互の位置ずれ、ならびに隣接する鋳型部品間の予想される間隙の幅などの他のパラメータなど、完全な鋳型を形成する2つの鋳型部品の相互の位置決めに関する誤差を検出することはできない。
ドイツ連邦共和国特許出願公開第4202020号明細書には、無枠鋳型製造および搬送システムにおいて鋳造システムの底部注入孔を鋳型のスプルー上方に位置させる処理が開示されている。鋳型製造および搬送動作が終了し、鋳型が停止するとすぐに、スプルー上方の注入孔位置が検査され、位置の誤差が検出される。位置決め装置は、(i)スプルー上方の注入孔の位置を決定するための測定システムと、(ii)搬送システムに対する鋳造システムの縦方向および横方向の調整のための位置決めシステムと、(iii)位置決めシステムを制御するための測定処理システムとを備える。測定システムは、ビデオ、レーザー、レーダー、または超音波カメラの形態を有することができ、付属の測定変数処理システムを備える。この方法は鋳造を遅滞なく実施することができ、迅速かつ正確な注入孔の位置決めを行うために鋳型の厚さおよび搬送システム内の公差を補償することができるので、無枠鋳型の金属物品の鋳造に有用である。
本発明の目的は、隣接する砂型部品の相互の位置ずれをより正確に検出することができる砂型造型機および砂型部品製造方法を提供することである。
この目的に鑑み、少なくとも1つの基準パターンブロックは、成形チャンバの長手方向に変化する接線を有する面を含み、この面は、砂型部品の対応する長手方向に変化する接線を有するパターン面を含む、対応する基準パターンを形成するように適合される。さらに非接触検出システムが、砂型部品の長手方向において基準パターンのパターン面に分布するいくつかの異なる点の位置を検出するように適合され、砂型部品の長手方向の接線は前記点の少なくとも2つの間で異なる。
このように、基準パターンのパターン面に分布するいくつかの異なる点の位置の検出に基づいて、パターン面を表す既知の曲線の位置および向きを決定または推定してもよく、さらにそれに基づいて、前記既知の曲線の1つまたは複数の基準点の1つまたは複数の位置を決定または推定してもよい。このような基準点の位置を、基準点の理想的な位置または理論上の位置と比較してもよい。これにより、隣接する砂型部品の相互の位置ずれを非常に正確に検出することができる。さらに、他のパラメータの中でも、隣接する砂型部品間の予想される間隙の幅、鋳型の膨張、および鋳型の寸法を、この構造によって検出することができる。これにより、実際の状況が許容可能かどうかを評価することができる。
一実施形態では、少なくとも1つの基準パターンブロックは、成形チャンバの高さ方向に変化する接線を有する面を含み、この面は、砂型部品の対応する高さ方向に変化する接線を有するパターン面を含む、対応する基準パターンを形成するように適合される。非接触検出システムが、砂型部品の高さ方向において基準パターンのパターン面に分布するいくつかの異なる点の位置を検出するように適合され、砂型部品の高さ方向の接線は前記点の少なくとも2つの間で異なる。これにより、単一の基準パターンブロックによって、砂型部品の角部の点の実際の3次元位置が決定され得る。
一実施形態では、少なくとも1つの基準パターンブロックは、成形チャンバの長手方向の第1の位置に第1の接線を有する第1の面部と、成形チャンバの長手方向の第2の位置に第2の接線を有する第2の面部とを含む。第2の接線は第1の接線とは異なる。第1および第2の面部は、砂型部品の長手方向の第1の位置に第1のパターン接線を有する第1のパターン面部と、砂型部品の長手方向の第2の位置に第2のパターン接線を有する第2のパターン面部とを含む、対応する基準パターンを形成するように適合される。第2のパターン接線は第1のパターン接線とは異なる。非接触検出システムが、砂型部品の長手方向において、基準パターンの第1および第2のパターン面部の両方にわたって少なくとも実質的に均一に分布するいくつかの異なる点の位置を検出するように適合される。
一実施形態では、少なくとも1つの基準パターンブロックは、成形チャンバの高さ方向の第3の位置に第3の接線を有する第3の面部と、成形チャンバの高さ方向の第4の位置に第4の接線を有する第4の面部とを含む。第4の接線は第3の接線とは異なる。第3および第4の面部は、砂型部品の高さ方向の第3の位置に第3のパターン接線を有する第3のパターン面部と、砂型部品の高さ方向の第4の位置に第4のパターン接線を有する第4のパターン面部とを有する、対応する基準パターンを形成するように適合される。第4のパターン接線は第3のパターン接線とは異なる。非接触検出システムが、砂型部品の高さ方向において、基準パターンの第3および第4のパターン面部の両方にわたって少なくとも実質的に均一に分布するいくつかの異なる点の位置を検出するように適合される。
一実施形態では、少なくとも1つの基準パターンブロックが球状の対称面を含む。基準パターンの対応する球状の対称パターン面の中心は、基準パターンの基準点として機能してもよい。
一実施形態では、少なくとも1つの基準パターンブロックは、成形チャンバの長手方向に交互に続く、少なくとも2つの平坦面の1つの組を含み、この組は、砂型部品の対応する長手方向に交互に続く少なくとも2つの平面の1つの組を含む、対応する基準パターンを形成するように適合される。各平坦面は、平坦面の別の1つに対して斜角で配置される。これにより、基準パターンまでの可変距離の測定に基づいて、少なくとも2つの平面のそれぞれを表す直線の位置および向きを決定することができ、それに基づいて、そのような直線の間の1つまたは複数の交点の1つまたは複数の位置を決定することができる。このような交点の位置は、交点の理想的な位置または理論上の位置と比較されてもよい。これにより、隣接する砂型部品の相互の位置ずれを非常に正確に検出することができる。さらに、他のパラメータの中でも、隣接する砂型部品間の予想される間隙の幅、鋳型の膨張、および鋳型の寸法を、この構造によって検出することができる。
一実施形態では、前記少なくとも2つの平坦面はそれぞれ、成形チャンバの長手方向に対して斜角を形成する。これにより、基準パターンの平面を基準パターンブロックからより良好に解放することができ、したがって砂型部品におけるより正確な形成が可能となるため、検出されるパラメータの正確度が改善され得る。
一実施形態では、基準パターンブロックの外部で測定された2つの平坦面間の斜角は、95度〜175度の範囲または185度〜265度の範囲である。これにより、基準パターンの平面を基準パターンブロックからさらに良好に解放することができ、したがって砂型部品におけるより正確な形成が可能となるため、検出されるパラメータの正確度がさらに改善され得る。
一実施形態では、砂型部品の外部で測定された2つの平面間の斜角は、115度〜155度の範囲または205度〜245度の範囲である。これにより、基準パターンの平面を基準パターンブロックからさらに良好に解放することができ、したがって砂型部品におけるより正確な形成が可能となるため、検出されるパラメータの正確度がより一層改善され得る。
一実施形態では、砂型部品の外部で測定された2つの平面間の斜角は、125度〜145度の範囲または215度〜235度の範囲である。これにより、基準パターンの平面を基準パターンブロックからさらに良好に解放することができ、したがって砂型部品におけるより正確な形成が可能となるため、検出されるパラメータの正確度が最適化され得る。
一実施形態では、非接触検出システムが少なくとも1つの電気光学センサユニットを備える。
一実施形態では、非接触検出システムが少なくとも2つの電気光学センサユニットを備え、各電気光学センサユニットは、固められた砂型部品上の各基準パターンのパターン面上に位置するいくつかの点の位置を検出するように適合される。これにより、各電気光学センサユニットを特定の基準パターンに専用にさせ、または集中させることができるので、より高い正確度を得ることができる。
一実施形態では、電気光学センサユニットは、好ましくはブームまたはフレームによって、相互に一定の位置に配置される。これにより、各電気光学センサユニットを他の電気光学センサユニットに対して正確に位置決めできるので、より一層高い正確度を得ることができる。
一実施形態では、非接触検出システムが少なくとも1つのデジタルカメラを備える。
一実施形態では、非接触検出システムが少なくとも1つの3Dスキャナを備える。
一実施形態では、非接触検出システムが、基準パターンのパターン面上に照明線を形成する細長い光ビームを形成するように適合された、レーザーベース照明システムを備える。これにより、細長い光ビームとは異なる角度でパターン面に向けられるカメラなどの電気光学センサユニットによって、パターン面上の照明線の位置および歪み形状を理論上の形態と比較することができる。これにより、パターン面を表す既知の曲線の位置および向きを決定または推定することができ、さらにそれに基づいて、前記既知の曲線の1つまたは複数の基準点の1つまたは複数の位置を決定または推定することができる。
一実施形態では、レーザーベース照明システムが、プリズムによって細長い光ビームを形成するように適合される。
一実施形態では、非接触検出システムが、基準パターンのパターン面上の線に沿って光ビームを掃引するように適合された、レーザーベース照明システムを備える。これにより、基準パターンのパターン面上に照明線を形成する細長い光ビームの上述した利点を、プリズムなしで得ることができる。
一実施形態では、非接触検出システムが、基準パターンのパターン面上に第1の照明線を形成する第1の細長い光ビームを形成するように適合された、第1のレーザーベース照明システムを備える。非接触検出システムは、基準パターンのパターン面上に第2の照明線を形成する第2の細長い光ビームを形成するように適合された、第2のレーザーベース照明システムを備える。前記第1および第2の線は砂型部品の長手方向に延び、第2の細長い光ビームは、第1の細長い光ビームに対して好ましくは90度の角度を形成する。これにより、単一の基準パターンブロックによって、砂型部品の角部の点の実際の3次元位置が決定され得る。
一実施形態では、非接触検出システムが非接触距離測定装置を備える。
一実施形態では、非接触検出システムが、レーザーベース距離センサの形態の非接触距離測定装置を備える。これにより、経済的な方法で正確な測定値を得ることができる。
一実施形態では、非接触距離測定装置が回転可能に配置され、それによって、砂型部品が固定的に配置されたときに、基準パターンのパターン面上の線に沿って分布するいくつかの点までの距離測定を行うように適合される。これにより、非接触距離測定装置と基準パターンのパターン面との間の直線的な変位を伴うことなく、測定を行うことができる。
一実施形態では、コンピュータシステムが、砂型部品の基準パターンのパターン面に位置するいくつかの点の検出された位置を受信するように適合される。このコンピュータシステムは、前記受信された検出位置に基づいてカーブフィッティングを実行し、それにより、断面で見た基準パターンのパターン面を表す曲線の座標系における各位置を推定するように適合される。さらにコンピュータシステムは、この曲線に関連する1つまたは複数の基準点の1つまたは複数の位置を計算するように適合される。これにより、曲線に関連する1つまたは複数の基準点の1つまたは複数の位置が自動的に決定され得る。このような基準点の位置を、基準点の理想的な位置または理論上の位置と自動的に比較してもよい。
一実施形態では、非接触距離測定装置は、固められた砂型部品と非接触距離測定装置との間の変位方向での相対変位の際に、砂型部品の基準パターンまでの可変距離を測定するように適合されており、前記変位方向は砂型部品の長手方向に対応する。
一実施形態では、非接触距離測定装置は、変位方向に対して直角方向の距離を測定するように配置される。これにより、関連づけられるコンピュータシステムにおける計算が簡略化され得る。
一実施形態では、少なくとも1つの基準パターンブロックが、砂型部品の角部に基準パターンを形成するように配置される。前記基準パターンは、成形チャンバの長手方向に交互に続く、チャンバ頂壁に対して直角に配置される少なくとも2つの平面の第1の組を含み、第1の組の各平面は、第1の組の平面の別の1つに対して斜角で配置される。前記基準パターンは、成形チャンバの長手方向に交互に続く、チャンバ側壁に対して直角に配置される少なくとも2つの平面の第2の組を含み、第2の組の各平面は、第2の組の平面の別の1つに対して斜角で配置される。第1の非接触距離測定装置が、固められた砂型部品と非接触距離測定装置との間の変位方向での相対変位の際に、第1の組の少なくとも2つの平面が連続して非接触距離測定装置を相対的に通過する結果として、基準パターンまでの可変距離を測定するように配置され、第2の非接触距離測定装置が、固められた砂型部品と非接触距離測定装置との間の変位方向での相対変位の際に、第2の組の少なくとも2つの平面が連続して非接触距離測定装置を相対的に通過する結果として、基準パターンまでの可変距離を測定するように配置される。これにより、単一の基準パターンブロックによって、砂型部品の角部の点の実際の3次元位置が決定され得る。
一実施形態では、第1の非接触距離測定装置が第1の測定方向の距離を測定するように配置され、第2の非接触距離測定装置が、第1の測定方向とは異なる第2の測定方向の距離を測定するように配置される。これによりデータを、3次元空間における位置決めのために利用可能とすることができる。
構造的に特に有利な実施形態では、基準パターンブロックは、互いに重なって嵌め込まれた少なくとも2つの四角錐台ピラミッドから組み合わせた要素の4分の1の形態を有し、低い方に位置する四角錐台ピラミッドの頂部が高い方に位置する四角錐台ピラミッドの底に一致し、前記4分の1を形成するために、前記要素はその中心線に沿って、四角錐台ピラミッドの隣接する横表面の対称線を通って分割されている。
一実施形態では、砂型部品と接触することを意図された基準パターンブロックのすべての面に、成形チャンバの長手方向に対する抜き勾配が形成される。これにより、基準パターンの全面が基準パターンブロックからより良好に解放されるので、検出されるパラメータの正確度を改善でき、したがって砂型部品における基準パターンの平面の形成をより正確に行うことができる。
一実施形態では、コンピュータシステムは、固められた砂型部品と非接触距離測定装置との間の変位方向での相対変位の際に、いくつかの距離測定値を非接触距離測定装置から受信するように適合される。コンピュータシステムは、前記受信された距離測定に基づいてカーブフィッティングを実行し、それによって、断面で見た基準パターンの少なくとも2つの平面の1つをそれぞれ示す、座標系におけるいくつかの直線の各位置を推定するように適合される。さらにコンピュータシステムは、そのような直線の間の1つまたは複数の交点の1つまたは複数の位置を計算するように適合される。これにより、そのような直線の間の1つまたは複数の交点の1つまたは複数の位置が自動的に決定され得る。このような交点の位置を、交点の理想的な位置または理論上の位置と自動的に比較してもよい。
一実施形態では、コンピュータシステムは、カーブフィッティングを実行し、それにより、固められた砂型部品と非接触距離測定装置との間の変位方向での相対変位の際に、固められた砂型部品と非接触距離測定装置との間の相対位置の測定に付加的に基づいて、いくつかの直線の各位置を推定するように適合される。これにより、固められた砂型部品の搬送方向の進行速度が一定でなくても、カーブフィッティングによっていくつかの直線の各位置を推定することができる。
一実施形態では、位置センサが、固められた砂型部品と非接触距離測定装置との間の相対位置の測定を行うように適合され、位置センサは、磁歪原理に基づいて動作する非接触絶対位置センサの形態を有する。
構造的に特に有利な実施形態では、いくつかの非接触距離測定装置を含む組が、固められた砂型部品の移動経路を少なくとも部分的に囲む測定ブームに取り付けられ、この組は少なくとも、第1の方向の距離を測定するように配置された非接触距離測定装置と、第1の方向とは異なる第2の方向の距離を測定するように配置された非接触距離測定装置とを備える。
一実施形態では、コンベヤが、固められた砂型部品と非接触距離測定装置との間の変位方向での相対変位を達成するために、移動経路に沿って固められた砂型部品を進行させるように適合される。これにより、非接触距離測定装置による距離の測定に必要な前記相対変位を、コンベヤによって達成することができ、これはいずれにしても、固められた砂型部品を移動経路に沿って搬送するのに必要であり得る。これにより、非接触距離測定装置を変位させるための別個の装置を回避することができる。
一実施形態では、非接触距離測定装置は、固められた砂型部品と非接触距離測定装置との間の変位方向での相対変位を達成するために、変位可能に配置される。これにより、固められた砂型部品が静止し、搬送されなくても、非接触距離測定装置による距離の測定に必要な前記相対変位が達成され得る。さらに、砂型造型機がマッチプレート技術に従って動作する場合、2つの砂型部品を互いに重ねて位置させることでコンベヤ上に完全な砂型を形成してもよく、非接触距離測定装置を、前記相対変位を実現するために垂直方向に変位させてもよい。この場合の前記相対変位は、砂型部品の搬送方向ではない方向となる。
一実施形態では、各チャンバ端壁に、砂型部品にパターンを形成するように適合されたパターンを有するパターンプレートが設けられ、コンベヤは、整列し相互に当接する構成のいくつかの固められた砂型部品を、成形チャンバの長手方向に対応する搬送方向に移動経路に沿って進行させるように適合される。これにより砂型造型機は、DISAMATIC(登録商標)などの縦型砂型無枠成形技術で動作することができる。
一実施形態では、非接触距離測定装置が固定的に配置され、位置センサが、固められた砂型部品と非接触距離測定装置との間の相対位置の測定を、固められた砂型部品の搬送方向の位置の形態で行うように適合され、位置センサは、いわゆる自動鋳型コンベヤ(Automatic Mould Conveyor:AMC)、いわゆる精密鋳型コンベヤ(Precision Mould Conveyor:PMC)、またはいわゆる同期ベルトコンベヤ(Synchronized Belt Conveyor:SBC)に連結される。
一実施形態では、非接触距離測定装置の組が、固められた砂型部品の移動経路に沿って配置され、この組は、砂型部品の左上角部の基準パターンまでの、少なくとも実質的に垂直な方向の距離および少なくとも実質的に水平な方向の距離をそれぞれ測定するように配置された2つの非接触距離測定装置と、砂型部品の右上角部の基準パターンまでの、少なくとも実質的に垂直な方向の距離および少なくとも実質的に水平な方向の距離を測定するように配置された2つの非接触距離測定装置と、砂型部品の左下角部の、またはその上方の基準パターンまでの少なくとも実質的に水平方向の距離を測定するように配置された1つの非接触距離測定装置と、砂型部品の右下角部の、またはその上方の基準パターンまでの少なくとも実質的に水平方向の距離を測定するように配置された1つの非接触距離測定装置とを含む。これによって、垂直方向、横方向、および回転方向の相互の位置ずれ、ならびに隣接するモールド部間の予想される間隙の幅を非常に正確に検出することができる。さらに、他のパラメータの中でも、隣接するモールド部間の予想される間隙の幅、鋳型の膨張、および鋳型の寸法を、この構造によって検出することができる。それでもこの構造によって、固められた砂型部品の移動経路の下の非接触距離測定装置の複雑な構造が回避され得る。
一実施形態では、追加の非接触距離測定装置が、砂型部品の左下角部の、またはその上方の基準パターンまでの距離を上方向または下方向に斜めに測定するように配置され、さらに追加の非接触距離測定装置が、砂型部品の右下角部の、またはその上方の基準パターンまでの距離を上方向または下方向に斜めに測定するように配置される。これによって、垂直方向、横方向、および回転方向の相互の位置ずれ、ならびに隣接するモールド部間の予想される間隙の幅を一層正確に検出することができる。それでも、この構造によっても、固められた砂型部品の移動経路の下の非接触距離測定装置の複雑な構造が回避され得る。なぜなら前記追加の非接触距離測定装置は、斜め方向に、いわば下方向または上方向に向く基準パターンの平坦面を確認できるからである。
一実施形態では、2つの成形チャンバがマッチプレートによって分離され、砂型造型機が、2つの成形チャンバ内のそれぞれの2つの砂型部品を同時に圧縮し、続いてマッチプレートを取り外し、前記2つの砂型部品を互いに重ねて位置させて完全な砂型を形成するように適合され、非接触距離測定装置は、互いに重なって位置する前記2つの砂型部品の基準パターンまでの可変距離を測定するように配置される。
一実施形態では、砂型造型機は、前記2つの砂型部品を互いに重ねて位置させ、続いて前記2つの砂型部品のうちの上側の1つをその各成形チャンバから押し出すように適合され、前記2つの砂型部品のうちの上側の1つをその各成形チャンバから押し出すことに続いて、ただし前記2つの砂型部品をコンベヤの搬送面上に置く前に、非接触距離測定装置が前記2つの砂型部品の基準パターンまでの可変距離を測定するように配置される。これにより、前記2つの砂型部品の砂型造型機によって行われる運動を、固められた砂型部品と非接触距離測定装置との間の変位方向での必要な相対変位を達成するために利用することができる。これにより、非接触距離測定装置を変位させるための別個の装置を回避することができる。
一実施形態では、砂型造型機は、コンベヤの搬送面上に位置決めされ互いに重なって位置する前記2つの砂型部品の周りに保持フレームを位置させる、フレーム位置決め装置を備え、非接触距離測定装置は、フレーム位置決め装置の前および/または後に、固められた砂型部品の移動経路に沿った位置で、前記2つの砂型部品の基準パターンまでの可変距離を測定するように配置される。互いに重なって位置する前記2つの砂型部品の周りに保持フレームを位置させる動作が、砂型部品の相互の変位を引き起こす可能性があるかどうかを検出することが、重要であり得る。
一実施形態では、砂型造型機は、コンベヤの搬送面上に位置決めされ互いに重なって位置する2つの砂型部品の周りに保持フレームを位置させる、フレーム位置決め装置を備え、非接触距離測定装置は、フレーム位置決め装置に、またはその後に、固められた砂型部品の移動経路に沿った位置で、前記2つの砂型部品の基準パターンまでの可変距離を測定するように配置される。保持フレームは開口を有し、非接触距離測定装置がその開口を通って前記2つの砂型部品の基準パターンまでの可変距離を測定するように適合される。これにより、前記2つの砂型部品の周りに保持フレームを位置決めする間またはその後に、距離測定が可能になり得る。保持フレームの前記位置決め中に距離測定が行われる場合、非接触距離測定装置はフレーム位置決め装置に取り付けられ、フレーム位置決め装置によって変位されることさえあり得る。
本発明は、さらに、上記のような砂型造型機を備える鋳物製造ラインに関し、溶融注入装置が、移動経路に沿って搬送方向に自動的に位置決めされるように適合される。さらにコンピュータシステムは、砂型造型機と溶融注入装置との間に位置するいくつかの砂型部品に関連付けられる直線の間の少なくとも2つの交点の計算された位置に基づいて、溶融注入装置の位置を制御するように適合される。これにより、砂型造型機と溶融注入装置との間に位置する砂型部品の個々の寸法が処理全体を通して異なる場合でも、2つの隣接する砂型部品によって形成される砂型内の注入口に対して、溶融注入装置を正確に位置させることができる。
一実施形態では、いくつかの非接触距離測定装置を含む組が、固められた砂型部品の移動経路に隣接して砂型造型機の直後に配置される。それによって、隣接するモールド部の相互の位置ずれおよび砂型造型処理に起因する上述の他のパラメータが検出され得る。
一実施形態では、いくつかの非接触距離測定装置を含む組が、固められた砂型部品の移動経路に隣接して溶融注入装置の直前に配置される。これにより、隣接するモールド部の相互の位置ずれ、ならびに上述の、砂成形処理に起因する他のパラメータおよび搬送処理に起因する他のパラメータが検出され得る。砂型造型機の直後に配置された非接触距離測定装置の組によって検出されたパラメータと、溶融注入装置の直前に配置された非接触距離測定装置の組によって検出されたパラメータとを比較することによって、搬送処理に関するパラメータを検出することができる。
一実施形態では、いくつかの非接触距離測定装置を含む組が、固められた砂型部品の移動経路に隣接して溶融注入装置の直後に配置される。これにより、隣接するモールド部の相互の位置ずれ、ならびに砂型造型工程、搬送工程、および溶融注入工程に起因する上述の他のパラメータが検出され得る。溶融注入装置の直後に配置された非接触距離測定装置の組によって検出されたパラメータを、砂型造型機の直後に配置された非接触距離測定装置の組によって検出されたパラメータ、および溶融注入装置の直前に配置された非接触距離測定装置の組によって検出されたパラメータと比較することによって、溶融注入処理に関するパラメータを検出することができる。
一実施形態では、コンピュータシステムは、直線の間の少なくとも2つの交点の計算された位置に基づいて、溶融物の注入を停止するように溶融注入装置を制御するように適合されており、前記少なくとも2つの交点は、相互に当接する構成で位置する2つの砂型部品にそれぞれ関連付けられる。これにより、例えば砂型部品間の不一致の結果として不良鋳造品が生産されることが回避され得る。
本発明は、さらに、砂型部品を製造する方法に関し、この方法では、充填作業中の成形チャンバが砂で満たされ、続いてその砂が固められる。成形チャンバは、チャンバ頂壁と、チャンバ底壁と、2つの対向するチャンバ側壁と、2つの対向するチャンバ端壁とによって形成される。成形チャンバは、チャンバ壁に設けられた少なくとも1つの砂充填口を介して砂で満たされる。鋳型または鋳型部品には、パターンを有するパターンプレートが設けられたチャンバ端壁の少なくとも1つによってパターンが設けられ、少なくとも一つのチャンバ端壁を成形チャンバの長手方向に変位させることによって成形チャンバの内部で砂が固められる。少なくとも1つのパターンプレートに関連付けられ、かつその少なくとも1つパターンプレートに対して一定の関係で位置する少なくとも1つの基準パターンブロックによって、砂型部品の外面に基準パターンが形成される。固められた砂型部品の移動経路に隣接して配置された非接触検出システムによって、砂型部品の基準パターンのパターン面の位置が検出される。
この方法は、少なくとも1つの基準パターンブロックが、成形チャンバの長手方向に対応する砂型部品の長手方向に変化する接線を有するパターン面を含む、対応する基準パターンを形成し、非接触検出システムが、砂型部品の長手方向において基準パターンのパターン面に分布するいくつかの異なる点の位置を検出し、砂型部品の長手方向の接線が前記点の少なくとも2つの間で異なることを特徴とする。
これにより、上記の特色を得ることができる。
一実施形態では、少なくとも1つの基準パターンブロックが、成形チャンバの高さ方向に対応する砂型部品の高さ方向に変化する接線を有するパターン面を含む、対応する基準パターンを形成し、非接触検出システムが、砂型部品の高さ方向において基準パターンのパターン面に分布するいくつかの異なる点の位置を検出し、砂型部品の高さ方向の接線は前記点の少なくとも2つの間で異なる。 これにより、上記の特色を得ることができる。
一実施形態では、少なくとも1つの基準パターンブロックが基準パターンを形成し、この基準パターンは、砂型部品の長手方向の第1の位置に第1のパターン接線を有する第1のパターン面部と、砂型部品の長手方向の第2の位置に第2のパターン接線を有する第2のパターン面部とを含む。第2のパターン接線は第1のパターン接線とは異なる。非接触検出システムは、砂型部品の長手方向において、基準パターンの第1および第2のパターン面部の両方にわたって少なくとも実質的に均一に分布するいくつかの異なる点の位置を検出する。 これにより、上記の特色を得ることができる。
一実施形態では、少なくとも1つの基準パターンブロックが基準パターンを形成し、この基準パターンは、成形チャンバの高さ方向に対応する砂型部品の高さ方向の第3の位置に第3のパターン接線を有する第3のパターン面部と、砂型部品の高さ方向の第4の位置に第4のパターン接線を有する第4のパターン面部とを含む。第4のパターン接線は第3のパターン接線とは異なる。さらに非接触検出システムは、砂型部品の高さ方向において、基準パターンの第3および第4のパターン面部の両方にわたって少なくとも実質的に均一に分布するいくつかの異なる点の位置を検出する。 これにより、上記の特色を得ることができる。
一実施形態では、少なくとも1つの基準パターンブロックが球状の対称面を含む。 これにより、上記の特色を得ることができる。
一実施形態では、少なくとも1つの基準パターンブロックが、成形チャンバの長手方向に交互に続く少なくとも2つの平面を含む基準パターンを形成し、各平面は、それら平面の別の1つに対して斜角で配置される。 これにより、上記の特色を得ることができる。
一実施形態では、前記少なくとも2つの平坦面はそれぞれ、成形チャンバの長手方向に対して斜角を形成する。 これにより、上記の特色を得ることができる。
一実施形態では、基準パターンブロックの外部で測定された2つの平坦面間の斜角は、95度〜175度の範囲または185度〜265度の範囲であり、好ましくは115〜155度の範囲または205〜245度の範囲、最も好ましくは125〜145度の範囲または215〜235度の範囲である。 これにより、上記の特色を得ることができる。
一実施形態では、非接触検出システムが少なくとも1つの電気光学センサユニットを備える。 これにより、上記の特色を得ることができる。
一実施形態では、非接触検出システムが少なくとも2つの電気光学センサユニットを備える。各電気光学センサユニットは、固められた砂型部品上の各基準パターンのパターン面上に位置するいくつかの点の位置を検出する。 これにより、上記の特色を得ることができる。
一実施形態では、電気光学センサユニットは、好ましくはブームまたはフレームによって、相互に一定の位置に維持される。 これにより、上記の特色を得ることができる。
一実施形態では、非接触検出システムが少なくとも1つのデジタルカメラを備える。 これにより、上記の特色を得ることができる。
一実施形態では、非接触検出システムが少なくとも1つの3Dスキャナを備える。 これにより、上記の特色を得ることができる。
一実施形態では、非接触検出システムが、基準パターンのパターン面上に照明線を形成する細長い光ビームを形成するレーザーベース照明システムを備える。 これにより、上記の特色を得ることができる。
一実施形態では、レーザーベース照明システムが、プリズムによって細長い光ビームを形成する。 これにより、上記の特色を得ることができる。
一実施形態では、非接触検出システムが、基準パターンのパターン面上の線に沿って光ビームを掃引する、レーザーベース照明システムを備える。 これにより、上記の特色を得ることができる。
一実施形態では、非接触検出システムが、基準パターンのパターン面上に第1の照明線を形成する第1の細長い光ビームを形成する第1のレーザーベース照明システムを備え、非接触検出システムは、基準パターンのパターン面上に第2の照明線を形成する第2の細長い光ビームを形成する第2のレーザーベース照明システムを備える。前記第1および第2の線は砂型部品の長手方向に延び、第2の細長い光ビームは、第1の細長い光ビームに対して好ましくは90度の角度を形成する。 これにより、上記の特色を得ることができる。
一実施形態では、非接触検出システムが非接触距離測定装置を備える。 これにより、上記の特色を得ることができる。
一実施形態では、非接触検出システムが、レーザーベース距離センサの形態の非接触距離測定装置を備える。 これにより、上記の特色を得ることができる。
一実施形態では、非接触距離測定装置が回転し、それによって、砂型部品が固定的に配置されたときに、基準パターンのパターン面上の線に沿って分布するいくつかの点までの距離測定を行う。 これにより、上記の特色を得ることができる。
一実施形態では、コンピュータシステムが、砂型部品の基準パターンのパターン面に位置するいくつかの点の検出された位置を受信する。コンピュータシステムは、前記受信された検出位置に基づいてカーブフィッティングを実行し、それにより、断面で見た基準パターンのパターン面を表す曲線の座標系における各位置を推定し、コンピュータシステムは、曲線に関連する1つまたは複数の基準点の1つまたは複数の位置を計算する。 これにより、上記の特色を得ることができる。
一実施形態では、非接触距離測定装置は、固められた砂型部品と非接触距離測定装置との間の変位方向での相対変位の際に、砂型部品の基準パターンまでの可変距離を測定し、前記変位方向は砂型部品の長手方向に対応する。 これにより、上記の特色を得ることができる。
一実施形態では、非接触距離測定装置は、変位方向に対して直角方向の距離を測定している。 これにより、上記の特色を得ることができる。
一実施形態では、少なくとも1つの基準パターンブロックが、砂型部品の角部に基準パターンを形成する。前記基準パターンは、成形チャンバの長手方向に交互に続く、チャンバ頂壁に対して直角に配置される少なくとも2つの平面の第1の組を含み、第1の組の各平面は、第1の組の平面の別の1つに対して斜角で配置される。前記基準パターンは、成形チャンバの長手方向に交互に続く、チャンバ側壁に対して直角に配置される少なくとも2つの平面の第2の組を含み、第2の組の各平面は、第2の組の平面の別の1つに対して斜角で配置される。第1の非接触距離測定装置が、固められた砂型部品と非接触距離測定装置との間の変位方向での相対変位の際に、第1の組の少なくとも2つの平面が連続的に非接触距離測定装置を相対的に通過する結果として、基準パターンまでの可変距離を測定し、第2の非接触距離測定装置が、固められた砂型部品と非接触距離測定装置との間の変位方向での相対変位の際に、第2の組の少なくとも2つの平面が連続的に非接触距離測定装置を相対的に通過する結果として、基準パターンまでの可変距離を測定する。 これにより、上記の特色を得ることができる。
一実施形態では、第1の非接触距離測定装置が第1の測定方向の距離を測定しており、第2の非接触距離測定装置が、第1の測定方向とは異なる第2の測定方向の距離を測定している。 これにより、上記の特色を得ることができる。
一実施形態では、基準パターンブロックが、互いに重なって嵌め込まれた少なくとも2つの四角錐台ピラミッドから組み合わせた要素の4分の1の形態を有し、低い方に位置する四角錐台ピラミッドの頂部が高い方に位置する四角錐台ピラミッドの底に一致し、前記4分の1を形成するために、前記要素はその中心線に沿って、四角錐台ピラミッドの隣接する横表面の対称線を通って分割されている。 これにより、上記の特色を得ることができる。
一実施形態では、砂型部品と接触する基準パターンブロックのすべての面に、成形チャンバ方向の長手方向に対する抜き勾配が形成される。 これにより、上記の特色を得ることができる。
一実施形態では、コンピュータシステムが、固められた砂型部品と非接触距離測定装置との間の変位方向での相対変位の際に、いくつかの距離測定値を非接触距離測定装置から受信する。コンピュータシステムは、前記受信された距離測定値に基づいてカーブフィッティングを実行し、それにより、座標系におけるいくつかの直線の各位置を推定し、各直線は、断面で見た基準パターンの少なくとも2つの平面のそれぞれ1つを表し、コンピュータシステムは、このような直線の間の1つまたは複数の交点の1つまたは複数の位置を計算する。 これにより、上記の特色を得ることができる。
一実施形態では、固められた砂型部品と非接触距離測定装置との変位方向での相対変位の際に、固められた砂型部品と非接触距離測定装置との間の相対位置が測定され、さらにコンピュータシステムはカーブフィッティングを行い、それにより、固められた砂型部品と非接触距離測定装置との間の相対位置の前記測定に付加的に基づいて、いくつかの直線の各位置を推定する。 これにより、上記の特色を得ることができる。
一実施形態では、位置センサが、固められた砂型部品と非接触距離測定装置との間の相対位置の測定を行い、位置センサは、磁歪原理に基づいて動作する非接触絶対位置センサの形態を有する。 これにより、上記の特色を得ることができる。
一実施形態では、いくつかの非接触距離測定装置を含む組が、固められた砂型部品の移動経路を少なくとも部分的に囲む測定ブームに取り付けられ、この組は少なくとも、第1の方向の距離を測定する非接触距離測定装置と、第1の方向とは異なる第2の方向の距離を測定する非接触距離測定装置とを備える。 これにより、上記の特色を得ることができる。
一実施形態では、コンベヤが、固められた砂型部品と非接触距離測定装置との間の変位方向での相対変位を達成するために、固められた砂型部品を移動経路に沿って進行させる。 これにより、上記の特色を得ることができる。
一実施形態では、非接触距離測定装置は、固められた砂型部品と非接触距離測定装置との間の変位方向での相対変位を達成するために、移動経路に沿って変位する。 これにより、上記の特色を得ることができる。
一実施形態では、各チャンバ端壁に、砂型部品にパターンを形成するように適合されたパターンを有するパターンプレートが設けられ、コンベヤは、整列し相互に当接する構成のいくつかの固められた砂型部品を、成形チャンバの長手方向に対応する搬送方向に移動経路に沿って進行させる。 これにより、上記の特色を得ることができる。
一実施形態では、非接触距離測定装置が固定的に配置され、位置センサが、固められた砂型部品と非接触距離測定装置との間の相対位置の測定を、固められた砂型部品の搬送方向の位置の形態で行い、位置センサは、いわゆる自動鋳型コンベヤ(Automatic Mould Conveyor:AMC)、いわゆる精密鋳型コンベヤ(Precision Mould Conveyor:PMC)、またはいわゆる同期ベルトコンベヤ(Synchronized Belt Conveyor:SBC)に連結される。 これにより、上記の特色を得ることができる。
一実施形態では、非接触距離測定装置の組が、固められた砂型部品の移動経路に沿って配置され、この組は、砂型部品の左上角部の基準パターンまでの、少なくとも実質的に垂直な方向の距離および少なくとも実質的に水平な方向の距離をそれぞれ測定する2つの非接触距離測定装置と、砂型部品の右上角部の基準パターンまでの、少なくとも実質的に垂直な方向の距離および少なくとも実質的に水平な方向の距離をそれぞれ測定する2つの非接触距離測定装置と、砂型部品の左下角部の、またはその上方の基準パターンまでの少なくとも実質的に水平方向の距離を測定する1つの非接触距離測定装置と、砂型部品の右下角部の、またはその上方の基準パターンまでの少なくとも実質的に水平方向の距離を測定する1つの非接触距離測定装置とを含む。 これにより、上記の特色を得ることができる。
一実施形態では、追加の非接触距離測定装置が、砂型部品の左下角部の、またはその上方の基準パターンまでの距離を上方向に測定し、さらに追加の非接触距離測定装置が、砂型部品の右下角部の、またはその上方の基準パターンまでの距離を上方向に測定する。 これにより、上記の特色を得ることができる。
一実施形態では、充填作業中にマッチプレートによって分離された2つの成形チャンバは砂で満たされ、砂型造型機が、2つの成形チャンバ内のそれぞれの2つの砂型部品を同時に圧縮し、続いてマッチプレートを取り外し、前記2つの砂型部品を互いに重ねて位置させ、それによって完全な砂型を形成し、非接触距離測定装置が、互いに重なって位置する前記2つの砂型部品の基準パターンまでの可変距離を測定する。 これにより、上記の特色を得ることができる。
一実施形態では、砂型造型機が以下のステップを連続的に実行する。
前記2つの砂型部品を互いに重ねて位置させるステップ、
前記2つの砂型部品のうちの上側の1つをその各成形チャンバから押し出すステップ、
前記2つの砂型部品の基準パターンまでの可変距離を非接触距離測定装置によって測定するステップ、および
前記2つの砂型部品をコンベヤの搬送面上に置くステップ、である。
これにより、上記の特色を得ることができる。
一実施形態では、砂型造型機は、フレーム位置決め装置によって、コンベヤの搬送面上に互いに重なって位置する前記2つの砂型部品の周りに保持フレームを位置させ、非接触距離測定装置によって、前記2つの砂型部品の周りに保持フレームを位置させる前および/または後に、固められた砂型部品の移動経路に沿った位置で、前記2つの砂型部品の基準パターンまでの可変距離を測定する。 これにより、上記の特色を得ることができる。
一実施形態では、砂型造型機は、フレーム位置決め装置によって、コンベヤの搬送面上に互いに重なって位置する前記2つの砂型部品の周りに保持フレームを位置させ、前記2つの砂型部品の周りに保持フレームを位置させる間および/またはその後に、固められた砂型部品の移動経路に沿った位置で、非接触距離測定装置によって前記2つの砂型部品の基準パターンまでの可変距離を測定する。非接触距離測定装置は、保持フレームに形成された開口を通って、前記基準パターンまでの可変距離を測定する。 これにより、上記の特色を得ることができる。
一実施形態では、溶融注入装置が移動経路に沿って搬送方向に自動的に位置決めされ、コンピュータシステムが、砂型造型機と溶融注入装置との間に位置する砂型部品に関連付けられる曲線に関連する少なくとも1つの基準点の、計算された1つまたは複数の位置に基づいて、溶融注入装置の位置を制御する。 これにより、上記の特色を得ることができる。
一実施形態では、いくつかの非接触距離測定装置を含む組が、砂型造型機の直後、溶融注入装置の直前、および溶融注入装置の直後のうちの1つまたは複数の位置において、固められた砂型部品の移動経路に隣接して配置される。 これにより、上記の特色を得ることができる。
一実施形態では、コンピュータシステムが、曲線に関連する少なくとも2つの基準点の位置を計算し、前記少なくとも2つの基準点は、相互に当接する構成で位置する2つの砂型部品にそれぞれ関連付けられる。さらにコンピュータシステムは、計算された位置に基づいて溶融物の注入を停止するように、溶融注入装置を制御する。 これにより、上記の特色を得ることができる。
以下、非常に概略的な図面を参照し実施形態の例を用いて、本発明をより詳細に説明する。
本発明に係る、縦型無枠砂型成形技術によって動作する砂型造型機を備える鋳造ラインを示す斜視図である。 本発明に係る砂型造型機の垂直断面図である。 本発明に係る、基準パターンが設けられた、整列し相互に当接する構成のいくつかの固められた砂型部品の斜視図である。 図3Aに示す固められた砂型部品の上面図である。 図5に示す自動鋳型コンベヤの、搬送方向に見て図5のIV−IV線に沿った断面図である。 一連の固められた砂型部品を搬送する、図4に示す自動鋳型コンベヤの斜視図であり、この自動鋳型コンベヤには、測定ブームおよび関連付けられた位置センサが設けられている。 砂型部品の角部に基準パターンを形成するために、パターンプレートの角部に配置された角部基準パターンブロックの斜視図である。 図6に示すような4つの角部基準パターンブロックを得るために、4つの部分に分割され得る、互いに重なって嵌め込まれた3つの四角錐台ピラミッドから組み合わせた要素の斜視図である。 角部基準パターンブロックが上側角部に設けられ、側部基準パターンブロックが下側角部のわずか上方に設けられた、パターンプレートの斜視図である。 図8に示す側部基準パターンブロックの斜視図である。 図3Bに示す詳細に対応する図3Aに示す固められた砂型部品のうちの1つの、上側角部の上面図を示す。 図3Bに示すレーザーベース距離センサL1およびレーザーベース距離センサL2による、単一の砂型部品の距離測定値を表す座標系の曲線を示す。 レーザーベース距離センサL1による距離測定値を表す曲線の、図11の詳細XIIを示す図である。 図3Aに示すレーザーベース距離センサL1およびL2によって測定された、15個の異なる砂型部品の鋳型厚さを示す棒グラフである。 図3Aおよび図3Bに示すレーザーベース距離センサL1およびレーザーベース距離センサL2による、いくつかの砂型部品の距離測定値を表す座標系の曲線を示す。 図3Aおよび図3Bに示すレーザーベース距離センサL1およびレーザーベース距離センサL2による、いくつかの砂型部品の距離測定値に基づいて、一連の隣接する砂型部品の間の計算された砂型部品開口を表す、座標系の曲線を示す。 マッチプレート技術によって動作する本発明に係る砂型造型機を備える鋳造ラインの一部を示す斜視図である。 図16の分離された詳細をより大規模に示す。 固められた砂型部品および対応する非接触検出システムの別の実施形態の上側角部の上面図を示す。 電気光学センサユニットを備える非接触検出システムの一実施形態を示す。
図2は、例えば図3Aおよび図5に示す砂型部品2の製造のための本発明に係る砂型造型機1を示しており、この砂型造型機1はDISAMATIC(登録商標)技術などの縦型無枠砂型成形技術に従って動作するように適合されている。図示の砂型造型機1は成形チャンバ3を備え、成形チャンバ3は、チャンバ頂壁4、チャンバ底壁5、2つの対向するチャンバ側壁6(そのうちの1つのみを示す)、ならびに2つの対向するチャンバ端壁7および8によって形成される。チャンバ頂壁4には、典型的には細長い開口、または2つの対向するチャンバ側壁6の間の方向に延びるスロットの形態の砂充填口9が設けられている。チャンバ端壁7および8の両方には、砂型部品2にパターンを形成するように適合されたパターン12および13を有するパターンプレート10および11が設けられている。各チャンバ端壁7および8上へのパターンプレート10および11の取付けは、当業者によく知られた図示されていないパターンプレートブロックによって確保することができ、各チャンバ端壁7および8上のパターンプレート10および11の正確な位置決めは、図8に示すようなガイドブッシュ60に嵌合する図示しないガイドピンによって、よく知られた方法で確保することができる。チャンバ端壁7および8の一方または両方は、成形チャンバ内に供給された砂を固めるために、よく知られた方法で、成形チャンバ3の長手方向に互いに逆方向に変位可能に配置することができる。
図示される実施形態では、図2の右側に示す第1のチャンバ端壁7が、製造された砂型部品2を成形チャンバから排出しなければならないときに成形チャンバ3を開くために、ピボット軸線14を中心に揺動可能に配置される。ピボット軸14はさらに、よく知られた方法で成形チャンバ3の長手方向に変位可能に配置され、それにより第1のチャンバ端壁7が図の右側に変位し、続いて端壁7に枢動連結38された持上げアーム37によって、製造された砂型部品2の上のレベルに端壁7が位置するようにピボット軸14を中心に傾斜させることができ、それによって成形チャンバから砂型部品2を排出することができる。砂型部品2は、固められた後、図2の左側に示す第2のチャンバ端壁8を成形チャンバ3の長手方向に変位させるように配置されたピストン15によって、成形チャンバ3から排出されてもよい。これにより、製造された砂型部品2は、よく知られた方法で、図1に見られるように、コンベヤ16上に互いに当接する関係で一列に配置することができる。このようにして、隣接する2つの砂型部品2が鋳造用の完全な砂型を形成することができる。図1に示すように、コンベヤ16は、成形チャンバ3の長手方向に整列し相互に当接する構成の固められた砂型部品2を、図1に示す移動経路17に沿って搬送方向Dに進行させるように適合される。
成形チャンバ3の砂充填口9は、さらに図1に示されている砂容器19を備える砂供給システム18と連通している。砂容器19の下部は、砂コンベヤ73および砂供給弁を介して、砂供給チャンバに接続(図示せず)され、この砂供給チャンバが、成形チャンバ3の砂充填口9に直接接続(図示せず)されている。砂供給チャンバ72は、内部が漏斗状に形成され、当業者に良く知られるものである。砂充填作業の間、砂供給弁20を閉じ、図示しない砂供給制御弁を開くことによって、砂供給チャンバ72に設けられた砂は砂充填口9を通って成形チャンバ3内に、いわば「ショット」され、それによって圧縮空気が砂供給チャンバ72に入り、砂充填口9を介して砂を押圧する。製造された砂型部品が成形チャンバ2から排出されるとき、次の「ショット」の砂が砂充填口9を通して成形チャンバに入るまで、固められた砂の量によって砂充填口9が閉じられたままとなる。
図1は鋳物製造ライン21を示し、上述した図2に示す砂型造型機1、コンベヤ16、測定ブーム41、ならびに搬送方向Dの移動経路17に沿った自動位置決めおよび自動注入に適合された溶融注入装置22が含まれる。砂型造型機制御盤71は、砂型造型機1を制御するために設けられている。さらに、以下でさらに説明するように、コンピュータシステム23が測定ブーム41および溶融注入装置22に接続される。
図2および図8に示す本発明の実施形態では、各パターンプレート10および11が、4つの基準パターンブロック24、25、26、および27に関連付けられ、4つの基準パターンブロック24、25、26、および27は、前記パターンプレート10および11のパターン12および13に一定の関係で位置決めされ、砂型部品2の外面32、33、34、35、および36の対応する基準パターン28、29、30、および31を形成するように適合されており、これは図3Aに示されている。基準パターンブロック24、25、26、および27は、各パターンプレート10および11上にボルトによって位置決めされてもよい。前記一定の関係における正確な位置決めは、基準パターンブロック24、25、26、および27またはパターンプレート10および11のいずれかに形成された図示しない孔に嵌合する図示しないガイドピンによって確保してもよく、ガイドピンは他の対応する部分に取り付けられてもよい。各基準パターンブロック24、25、26、および27は、対応する基準パターン28、29、30、および31を形成するように適合される、搬送方向Dに交互に続く3つの平坦面L、M、およびN(図6参照)の少なくとも1つの組を含む。基準パターン28、29、30、および31は、図10に示すように、さらに詳細に以下に説明するように、搬送方向Dに交互に続く3つの平面l、m、およびnの少なくとも1つの組を含む。本発明によれば、図10に見られるように、各平面l、m、およびnは、これら平面l、m、およびnのうちの別の1つに対して斜角で配置される。これは、平面l、m、およびnのうちの2つが平行であり得るが、もちろんそのすべてではないことを意味する。
図4に示す実施形態では、レーザーベース距離センサL1、L2、L3、L4、L5、およびL6の形態の6つの非接触距離測定装置39が、固められた砂型部品2の移動経路17に隣接する測定ブーム41上に固定的に配置される。レーザーベース距離センサL1、L2、L3、L4、L5、およびL6は、固められた砂型部品2の搬送方向Dへの進行中に、平面l、m、およびnが測定位置40を連続的に通過する結果として、搬送方向Dに沿った測定位置40で基準パターン28、29、30、および31までの可変距離を測定するように適合される。これにより、固められた砂型部品と非接触距離測定装置39との間の搬送方向Dに対応する変位方向82での相対変位が達成される。しかし、これに代えて、非接触距離測定装置39を備えた測定ブーム41を、固められた砂型部品2と非接触距離測定装置39との間の変位方向82での相対変位を達成するために、移動経路17に沿って搬送方向Dに変位可能に配置してもよい。この場合、非接触距離測定装置39によって距離測定が行われるときに、固められた砂型部品2は移動経路17に沿って変位する必要はない。
非接触距離測定装置が好ましいのは、機械式測定プローブでは、その圧縮された鋳型の強度特性のために高正確度が得られないことがあるからである。
なお、図4では、レーザーベース距離センサL1、L2、L3、L4、L5、およびL6がボックスとして示されており、レーザービームは各測定方向において前記ボックスから指し示す破線で示されている。
図4に示す実施形態によれば、各パターンプレート10および11上には、図3Aに示すように、対応する角部基準パターン28および29を砂型部品2の上側角部に形成するように、2つの角部基準パターンブロック24および25が配置される。各角部基準パターン28および29は、搬送方向Dに交互に続く、チャンバ頂壁4に対して直角に配置された3つの平面l、m、およびnの第1の組42を含む。これは、図2、図3、および図10を比較することによって理解される。第1の組42の各平面l、m、およびnは、第1の組の平面の別の1つに対して斜角で配置される。各角部基準パターン28および29は、さらに、搬送方向Dに交互に続く、チャンバ側壁6に対して直角に配置された3つの平面l、m、およびnの第2の組43を含む。これもまた、図2、図3、および図10を比較することによって理解される。第2の組43の各平面l、m、およびnは、第2の組の平面の別の1つに対して斜角で配置される。
図6は、角部基準パターン28を形成するために使用する角部基準パターンブロック24を示す。角部基準パターンブロック24は、チャンバ頂壁4に対して直角に、垂直に配置された3つの平坦面L、M、およびNの第1の組44を有し、3つの平坦面L、M、およびNは、図10に示すように、砂型部品2に対応する3つの平面l、m、およびnの第1の組42を形成するよう適合されていることがわかる。さらに角部基準パターンブロック24は、チャンバ側壁6に対して直角に配置された3つの平坦面L、M、およびNの第2の組45を有し、3つの平坦面L、M、およびNは、図10に示すものと同様に、砂型部品2に対応する3つの平面l、m、およびnの第2の組43を形成するよう適合されていることがわかる。角部基準パターンブロック24のサイズは、例えば、40×40×40ミリメートル、30×30×30ミリメートル、または20×20×20ミリメートルであってもよい。比較的小さいサイズが有利であるが、比較的大きなサイズよりも正確度が低い場合がある。
さらに、各パターンプレート10および11上には、図3Aに示すように、対応する側部基準パターン30および31を形成するように、2つの側部基準パターンブロック26および27が砂型部品2の下側角部に、またはその上方に配置される。各側部基準パターン30および31は、搬送方向Dに交互に続く、チャンバ頂壁4に対して直角に配置された3つの平面l、m、およびnの1つの組を含む。これは、図2、図3、および図8を比較することによって理解される。各平面l、m、およびnは、少なくとも1つの別の平面に対して斜角で配置される。側部基準パターンブロック26は、図9に示されている。このように、側部基準パターン30および31の平面l、m、およびnは、角部基準パターン28および29の第1の組42の平面l、m、およびnに対応している。
本発明に係る基準パターンブロック24、25、26、および27の全ての実施形態について、3つの平坦面L、M、およびNが互いに直接接続されて図示されているが、隣接する平坦面L、M、およびNは、代わりに、例えば丸めによって、または他の平坦面によって接続してもよいものと考えるべきである。
図4に示す実施形態によれば、レーザーベース距離センサL1は、第1の組42の3つの平面l、m、およびnが搬送方向Dに進行中に連続的に測定位置40を通過する結果として、固められた砂型部品2の搬送方向Dに見て、一連の固められた砂型部品2の右上側に形成された角部基準パターン28および29までの、水平方向の可変距離を測定するように配置される。さらにレーザーベース距離センサL3は、第2の組43の3つの平面l、m、およびnが搬送方向Dの進行中に連続的に測定位置40を通過する結果として、固められた砂型部品2の搬送方向Dに見て、一連の固められた砂型部品2の右上側に形成された基準パターン28および29までの、垂直方向の可変距離を測定するように配置される。これに対応して、レーザーベース距離センサL2は、第1の組42の3つの平面l、m、およびnが測定位置40を通過する結果として、固められた砂型部品2の搬送方向Dに見て、一連の固められた砂型部品2の左上側に形成された角部基準パターン28および29までの、水平方向の可変距離を測定するように配置される。これに対応して、レーザーベース距離センサL4は、第2の組43の3つの平面l、m、およびnが測定位置40を通過する結果として、固められた砂型部品2の搬送方向Dに見て、一連の固められた砂型部品2の左上側に形成された基準パターン28および29までの、垂直方向の可変距離を測定するように配置される。
さらに、レーザーベース距離センサL5は、3つの平面l、m、およびnが測定位置40を通過する結果として、固められた砂型部品2の搬送方向Dに見て、一連の固められた砂型部品2の右側に形成された側部基準パターン30および31までの、水平方向の可変距離を測定するように配置される。レーザーベース距離センサL6は、3つの平面l、m、およびnが測定位置40を通過する結果として、固められた砂型部品2の搬送方向Dに見て、一連の固められた砂型部品2の左側に形成された側部基準パターン30および31までの、水平方向の可変距離を測定するように配置される。
図示の実施形態では、上部基準パターンブロック24および25を、図6に示すような角部基準パターンブロック24および25として説明し、下部基準パターンブロック26および27を、図9に示すような側部基準パターンブロック26および27として説明したが、他の実施形態も可能である。実際には、砂型部品間の位置ずれを検出するためには、いずれかのパターンプレート上の単一の基準パターンブロックのみが必要となる。しかしながら、特に、下部基準パターンブロック26および27を図6に示すような角部基準パターンブロックとして追加的に配置することが好ましいことがあるが、一連の砂型部品2の下方に配置され垂直方向上方に向けられた非接触距離測定装置と連携するように、さらに一連の砂型部品の側方に配置され水平方向に向けられた非接触距離測定装置と連携するように配向される。しかしながらこの構造では、非接触距離測定装置によって一連の砂型部品2の下方から基準パターンを検出することを可能にするために、コンベヤ16の何らかの適合が必要となることがある。または、下部基準パターンブロック26および27は、図6に示すような角部基準パターンブロックとして配置することができるが、図8に示す下部基準パターンブロック26および27と同様に、チャンバ底壁5から離間して、下部ブロックとして位置決めされる。その場合、下側角部基準パターンブロックの3つの平坦面L、M、およびNの第2の組45が下向きに面しているかまたは上向きに面しているかによって、追加の非接触距離測定装置39を、砂型部品2の左下角部の、またはその上方の下側角部基準パターンまでの距離を上方向または下方向に斜めに測定するように配置してもよく、さらに追加の非接触距離測定装置39を、砂型部品2の右下角部の、またはその上方の下側角部基準パターンまでの距離を上方向または下方向に斜めに測定するように配置してもよい。
好適な非接触距離測定装置は、レーザー技術を利用した短距離センサの形態でドイツのSICK AG社から入手可能である。本発明に従って、他の測定技術に基づく他の適切な非接触距離測定装置を使用してもよい。
基準パターン28、29、30、および31の3つの各平面l、m、およびnは、搬送方向に対して斜角を形成することが好ましい。これにより、基準パターンの平面を基準パターンブロックからより良好に解放することができ、したがって砂型部品におけるより正確な形成が可能となるため、検出されるパラメータの正確度が改善され得る。さらに、基準パターンブロックの使用中の摩耗を少なくすることができ、これも長期的に、より良い正確度を意味し得る。さらに、レーザーベース距離センサを使用して基準パターンまでの可変距離を測定する場合、距離が一定であることに反して徐々に増加または徐々に減少するときに、距離測定はより正確であり得る。出願人は以下の説明に縛られることを望まないが、この理由は、レーザービームが約1ミリメートルなどの特定の直径を有し、基準パターンの表面が砂粒子によって形成された特定の粒状構造を有するという事実と関係している可能性があると考えられる。さらに、レーザーベース距離センサの内部公差と関係している可能性もある。
基準パターンブロックを砂型部品2からより良好に解放するために、砂型部品2と接触することを意図した基準パターンブロックのすべての面に、成形チャンバ3の長手方向に対する抜き勾配が形成されることが好ましい場合がある。
一実施形態では、砂型部品の外部で測定された2つの平面間の斜角は、95度〜175度の範囲または185度〜265度の範囲であり、好ましくは115〜155度の範囲または205〜245度の範囲、最も好ましくは125〜145度の範囲または215〜235度の範囲である。これにより、実験によれば、検出されるパラメータの正確度をより一層向上させることができる。図10に示す実施形態では、角度αは約125度であり、角度βは約215度である。
非接触距離測定装置39は、搬送方向Dに対して直角方向の距離を測定するように配置されることが好ましい。例えばレーザーベース距離センサL1を、水平方向の距離を測定するように、ただし搬送方向Dに対して斜角で配置でき、測定された距離は、例えばコンピュータプログラムにおいて、搬送方向Dに対して直角方向に投影することができる。しかしながらこれによって、例えば砂型部品の位置ずれを検出するための計算が複雑になる。
同様に、非接触距離測定装置39は、少なくとも実質的に水平方向の距離または少なくとも実質的に垂直方向の距離を測定するように配置されることが好ましい。コンベヤ16上に配置された砂型部品2の面32、34、および35に対応する軸を有する座標系において距離を計算し、表すことが最も実用的である。他の方向で測定された距離をそのような軸に投影してもよいが、それによって計算が複雑になることがある。
図6および図7に示すように、角部基準パターンブロック24および25は、互いに重なって嵌め込まれた3つの四角錐台ピラミッド47、48、および49から組み合わせた要素46の4分の1の形態を有してもよい。比較的低い方に位置する四角錐台ピラミッド47の頂部が、比較的高い方に位置する四角錐台ピラミッド48の底に一致し、比較的低い方に位置する四角錐台ピラミッド48の頂部が比較的高い方に位置する四角錐台ピラミッド49の底に一致する。前記要素46をその中心線に沿って、四角錐台ピラミッド47、48、および49の隣接する横表面の対称線50を通って分割し、側面53を有する4つの角部基準パターンブロック24および25を形成することができる。比較として、図6に示す角部基準パターンブロック24を想定することができる。
図6に示す角部基準パターンブロック24と図9に示す側部基準パターンブロック26とを比較すると、後者は単に、図7に示すような、互いに重なって嵌め込まれた3つの四角錐台ピラミッド47、48、および49から組み合わせた要素46の一片であると見なし得ることが確認できる。この一片は、四角錐台ピラミッド47、48、および49の隣接する横表面の対称線50の両側に、平行な側面51を形成する平行な分割を2回行い、要素46の中心線を通って平行な側面51に対して直角の分割を1回行い、面52を形成することによって形成されてもよい。しかしながら上述のように、抜き勾配を有する面51を形成することが好ましい場合がある。その一方で、図9に示す2つの側部基準パターンブロック26を、それぞれ異なる角度の平坦面L、M、およびNで異なって形成し、図6に示すような1つの角部基準パターンブロック24に結合してもよい。
磨耗を最小限に抑えるために、角部基準パターンブロック24および25の側面53を、それぞれ隣接するチャンバ頂壁4および隣接するチャンバ側壁6から短い距離、例えばそれぞれ1/10または1/2ミリメートルで位置決めすることが好ましいことがある。同様に、磨耗を最小限に抑えるために、側部基準パターンブロック26および27の側面52を、隣接するチャンバ側壁6から短い距離、例えば1/10または1/2ミリメートルで位置決めすることが好ましいことがある。図3および図8に見られるように、側部基準パターンブロック26および27の下側側面51は、典型的には、チャンバ底壁5から離間して配置されてもよい。前記距離は、例えば側部基準パターンブロック26および27の側面51間の幅、またはその幅の半分に相当してもよい。これにより、砂型部品が成形チャンバ3から排出されるときに、砂型部品2に形成された対応する側部基準パターン30および31がコンベヤ16のチャンバ底壁5および/または底面摩耗面69と干渉するのを避けることができる。
本発明によれば、図1に示すコンピュータシステム23は、固められた砂型部品2の搬送方向Dへの進行中に、測定ブーム41に配置された非接触距離測定装置39から、いくつかの距離測定値を受信するように適合される。受信された距離測定値に基づいて、コンピュータシステム23は、前記受信した距離測定値に基づいてカーブフィッティングを実行し、それによって、図11および図12に示す座標系における3つの直線の各位置を推定するように適合され、各直線は、断面で見た基準パターン28、29、30、および31の3つの平面l、m、およびnの各1つを表す。さらにコンピュータシステム23は、平面l、m、およびnを表す直線の間の2つの交点AおよびBの位置を計算するように適合される。交点AおよびBの位置は、交点の理想的な位置または理論上の位置と比較されてもよい。これにより、隣接する砂型部品の相互の位置ずれを非常に正確に検出することができる。異なる基準パターン28、29、30、および31に関する距離測定を組み込むことにより、隣接する砂型部品の垂直方向、横方向、および回転方向の相互の位置ずれを検出することができる。さらに、他のパラメータの中でも、隣接する砂型部品間の予想される間隙の幅、鋳型の膨張、および鋳型の寸法を、この構造によって検出することができる。
図示の実施形態では、各基準パターンブロック24、25、26、および27が、搬送方向Dに交互に続く3つの平坦面(L、M、N)の少なくとも1つの組を含むが、例えば、砂型の位置ずれのみを検出すべき場合には、2つの平坦面の1つの組で十分であり得ることが理解されるべきである。2つの当接する砂型部品の各1つに対して、1つの交点Aを決定するだけで十分である。一方、例えば砂型部品2の局所的な圧縮を判定する必要がある場合には、搬送方向Dに交互に続く3つの平坦面(L、M、N)の少なくとも1つの組が必要となる。これは、以下の説明によって、より明確に理解されるであろう。
図11は、砂型部品2が測定位置40を通過する際のレーザーベース距離センサL1およびL2の測定値を示す。レーザーベース距離センサL1およびL2の方向は、図3Aおよび図3Bの砂型部品2に関連して示されている。曲線上のx座標は、図5に示す変位方向Dの位置センサによって行われる測定に基づいている。一連の鋳型の横方向の中心は、センサL1およびL2のゼロ点であり、すなわち、一方が正の値を与え、他方が負の値を与える。図12は、角部基準パターン28が測定位置40を通過する際のレーザーベース距離センサL1の測定値を示す、図11の詳細XIIを示す。図10と図12とを比較すると、角部基準パターン28の第1の組42の平面l、m、およびnは、座標系において直線で表されていることが分かる。さらに、角部基準パターン28の端面57および砂型部品2の外面32も、座標系の対応する線によって表される。平面l、m、およびnを表す直線は、レーザーベース距離センサL1からコンピュータシステム23に供給されるいくつかの測定点のカーブフィッティングにより、コンピュータシステム23によって座標系内に正確に位置決めされている。好適な正確度で直線を位置決めするために必要な測定点の数は、異なる場合がある。例えば、直線l、m、およびnの1つを位置決めするのに必要な測定点の数は、5〜50であってよく、100などのより大きい数であってもよい。しかしながら、10〜30または15〜25の測定点を使用して直線l、m、およびnのうちの1つを位置決めすることが好ましい場合がある。比較的多数の測定点が比較的高い正確度を提供し得るが、計算によるカーブフィッティングの処理が遅くなる可能性がある。
座標系における直線を推定または位置決めするために必要なカーブフィッティング操作および計算を実行した後、コンピュータシステム23は、図12に示す座標系における平面lおよびmを表す直線の間の交点Aの正確な位置、ならびに平面mおよびnを表す直線の間の交点Bの正確な位置の計算を行った。本発明の図示される実施形態によれば、他のレーザーベース距離センサL2、L3、L4、L5、およびL6に対して対応するカーブフィッティング操作および計算が実行される。
砂型部品2が測定位置40を一定速度で通過する場合には、コンピュータシステムによって、直線の勾配を基準パターンの対応する平面の既知の勾配に適合させることによって、平面を表す直線を座標系内に正確に位置させることができる。理論的には、基準パターンの対応する平面の勾配は、基準パターンブロックの対応する面の勾配に対応する。ただしこの手順を使用すると、例えば、砂型部品2の速度が一定と仮定していても僅かに変動するなど、誤差が生じることがある。一方、砂型部品2が測定位置40を一定の速度で通過しないことが好ましいことがある場合も多い。反対に、砂型部品2は、例えば成形チャンバ3から排出されるときに加速してもよい。
したがって、コンピュータシステム23は、固められた砂型部品2の搬送方向の進行中に、固められた砂型部品2の搬送方向Dの位置の測定に付加的に基づいて、カーブフィッティングによって直線の各位置を推定するように適合されることが好ましい。これにより、搬送方向Dの対応する測定位置と基準パターンまでの測定距離との対に基づいて、座標系にいくつかの点をプロットすることができる。カーブフィッティングによって、これらの点に基づいて直線を推定してもよい。
固められた砂型部品2の搬送方向Dにおける位置の測定は、コンベヤ16に結合された位置センサ55によって行われてもよい。コンベヤ16は、いわゆる自動鋳型コンベヤ(AMC)の形態を有してもよく、これは固められた砂型部品2を、図4および図5に示されているように、整列され相互に当接している一連の固められた砂型部品2の両側に配置され長手方向に延びる、空気圧で作動する把持要素54(スラストバーとも呼ばれる)によって搬送する。把持要素54は前後に移動し、固められた砂型部品2の両側を把持しながら進行させる。移動経路17の両側にそれぞれ配置された把持要素54の対は、トラバース61によって相互に接続されている。トラバース61は、接続構成62によって各把持要素54に接続されている。移動経路17の一方の側には、図示しない空気式膨張要素が、移動経路17の両側の把持要素を固められた砂型部品2に対して押圧するために、接続構成62と各把持要素54との間に配置される。搬送方向Dにおいて隣接する把持要素54は、図示しない可撓継手によって接続されている。各把持要素54は、例えば1メートルの長さを有してもよい。搬送方向Dに見て先頭の把持要素54は、油圧アクチュエータなどのアクチュエータによって前後に作動される。コンベヤ16は代替的に、いわゆる精密鋳型コンベヤ(Precision Mould Conveyor:PMC)の形態を有してもよく、これは固められた砂型部品2の下を前後に移動するいわゆるウォーキングビームの組によって、または一連の鋳型を搬送するための他の好適な装置によって、固められた砂型部品2を搬送するものである。
位置センサ55は、好ましくは、磁歪原理に基づいて動作する非接触絶対位置センサであり得る。このタイプの好適な位置センサは、MTS Systems Corporation (MTSは登録商標)によって、商品名Temposonics(登録商標)として市販されている。他の好適な位置センサを本発明に従って使用してもよい。図5に示すように位置センサ55は、コンベヤ16の、長手方向に延びる把持要素54に取り付けるように適合された、測定ブラケット56を有してもよい。把持要素54は、位置センサ55に対してフレキシブルに取り付けられているので、磁気位置付与要素63が、摺動方向に対して横方向に固定されるようにスライド65によって2つの隣接する固定ロッド64上に摺動可能に配置され、スライド65は、搬送方向Dに対して横方向の移動を可能にするために、把持要素54とフレキシブルに接続されている。前記フレキシブルな接続は、測定ブラケット56が、スライド65に形成された下方開口溝67内に摺動可能に配置される、摺動方向に対して横方向に延びる摺動要素66を有することで達成される。磁気位置付与要素63の位置は、測定ロッド68によって検出される。
図4を見ると、最下部のレーザーベース距離センサL5およびL6によって、固められた砂型部品2の側部基準パターン30および31までの距離をそれぞれ測定できるように、測定位置40における移動経路17の両側の把持要素54に貫通溝70が設けられていることが分かる。貫通溝70は、把持要素54の長手方向において、少なくとも把持要素54の前後方向への移動範囲の長さを有する。貫通溝70の配置は、最下部のレーザーベース距離センサL5およびL6を比較的低く位置決めできるように行われており、これによって、例えば位置ずれの、より正確な検出を可能にできる。または、最下部のレーザーベース距離センサL5およびL6、ならびに各側部基準パターン30および31を、把持要素54の上端の上方に配置することができる(または、グリッピング要素54が高い位置に取り付けられている場合には、その下端の下方であることもある)。
または、位置センサ55は、最後に排出された砂型部品2の外側端面35までの距離を測定するレーザーベース距離センサであってもよい。
異なる基準パターン28、29、30、および31に対する各交点AおよびBの正確な位置がコンピュータシステム23によって決定されたとき、それに基づいていくつかの重要な変数を計算してもよい。例えば、互いに当接する2つの固められた砂型部品2の2つの交点Aの、図3および図12に示すようなy軸に沿った各位置を比較することによって、これら隣接する砂型部品2の想定される相互の水平方向の位置ずれを非常に正確に検出することができる。一方、同じ互いに当接する2つの固められた砂型部品2の2つの交点Aの、図3および図12に示すようなx軸に沿った各位置を比較することによって、これら隣接する砂型部品2の外側端面35と36との間の、想定される間隙の測度を非常に正確に検出することができる。そうすることで、2つの交点A間のx軸方向の距離が算出され、交点Aから対応する外側端面35までの公称距離の2倍が減算される。
図15には、43個の異なる砂型部品について、図3Aおよび図3Bに示す2つのレーザーベース距離センサL1およびL2によって行われた各測定に基づく鋳型間隙の計算の実験結果が示されている。ライン58および59は、2つのレーザーベース距離センサL1およびL2によって行われた測定に基づく、鋳型間隙の計算された各平均値を示す。しかし、計算された各鋳型間隙値には、正および負の両方の値があることが分かる。正の値は外側端面35と36と間の空隙を示し、負の値は外側端面35と36とが互いに過剰に強く押し付けられた可能性があることを示す。この情報に基づいて、最後に製造された砂型部品を一連の鋳型と接触させる際、および鋳型を輸送する際に使用される接近させる力を調整することができる。図示のように、2つのレーザーベース距離センサL1およびL2に対する鋳型間隙の計算値は、全般に相互に追従する。しかし、砂型部品によっては値が異なる。これは、測定中のノイズの結果であり得るが、パターンプレート10および11の位置ずれによってパターンプレート10および11が平行でないことの結果でもあり得る。したがって、この測定値を、パターンプレート10および11の位置合わせの調整が必要であることを示すために使用することができる。
さらに、同じ砂型部品2の異なる交点AとBとの間の、図3および図12に示されているようなx軸に沿った距離を計算し、この距離を公称値と比較することによって、砂型部品2の局所的な圧縮の正確な測度を得ることができる。
さらに、図3Aに示すような同じ砂型部品2に対して、例えば外面35上の角部基準パターン28の交点Aと外面36上の角部基準パターン29の交点Aとの間で、図3および図12に示すようなx軸に沿った距離を計算し、交点Aから対応する外側端面35および36までの公称距離の2倍を加えることによって、砂型部品の厚さの正確な測度を得ることができる。
図13は、40の数の砂型部品について、各レーザーベース距離センサL1およびL2による測定に基づく砂型厚さの計算の実験結果を示す。予想したように、異なる砂型部品間で砂型厚さが変動する一方で、異なるレーザーベース距離センサL1およびL2による測定に基づく砂型厚さの計算は全般に僅かしか変動しないため、この結果によって、本発明に係る砂型造型機によって良好な正確度を得ることができることが示されている。
図14は、角部基準パターン28および29のそれぞれの2つの各交点Aの、レーザーベース距離センサL1およびL2によってそれぞれ行われる測定に基づく、図3および図12に示すようなy軸に沿った位置の計算の実験結果を示す。図示のように、2つのレーザーベース距離センサL1およびL2による測定に基づくy軸に沿った位置の計算値は、全般に相互に追従しており、これは砂型部品の幅が一定に近い状態であり、基本的に変動は、製造動作中に輸送システム上で横方向に少しずつ前後に動く一連の鋳型によるもののみであるべきと見込まれるものである。前記2つの値が一連の砂型部品に沿って変化しながらも全般に相互に追従する場合、これは、個々の砂型部品間の軽微な位置ずれの蓄積を示し得る。しかし、砂型部品によっては前記2つの値が異なる。これは、測定中のノイズの結果であり得るが、または調査され得る他の条件を示す可能性がある。
図1に示す実施形態では、図4に示すように、レーザーベース距離センサL1、L2、L3、L4、L5、およびL6の形態の6つの非接触距離測定装置39を含む組が、固められた砂型部品2の移動経路17に隣接する測定ブーム41上に配置される。非接触距離測定装置39の組を備えたブーム41は、移動経路17に沿って異なる位置に配置されてもよく、1つまたは複数のそのようなブームが、移動経路17に沿って異なる位置に配置されてもよい。図1に示す実施形態では、ブーム41は、砂型造型機1と溶融注入装置22との間に配置される。溶融注入装置22の直前に、さらに場合によっては溶融注入装置22に比較的近いかまたは隣接して、ブーム41を配置することが有利である場合がある。このようにして、位置ずれが生じている砂型部品間、または他の方法によって正しく製造されていない砂型部品間の型穴内に溶融物を注ぎ込まないように、コンピュータシステム23によって溶融注入装置22を制御することができる。それにより、不良鋳造品が生産されることを回避することができる。
しかしながら、砂型部品の位置合わせにおける誤差および他のパラメータにおける誤差は、鋳造工程自体によって、すなわち溶融注入工程中に生じる可能性があるため、ブーム41または追加のブーム41を溶融注入装置22の後または直後に、さらに場合によっては溶融注入装置22に比較的近いかまたは隣接して配置することがさらに有利である場合がある。それにより、前記誤差が直ちに考慮され得る。溶融物が型穴に注入された可能性があっても、この段階での不良鋳造品の検出は、例えばパターンプレート10および11を調整することによって、砂型部品を製造する方法を直ちに修正することができる点で有利であり得る。さらに、不良鋳造品が、普通なら許容可能な鋳物と混合されて不良鋳造の位置を特定するために必要な労力が大きくなってしまう前に、早期段階でこのように不良鋳造品を識別し不良鋳造を分離することができる。
もちろん、可能な限り早期に誤差を考慮することができるように、ブーム41または追加のブーム41を砂型造型機1の直後に、さらに場合によっては砂型造型機1に比較的近いかまたは隣接して配置することがさらに有利であり得る。
いずれにしても、溶融注入装置22において、またはその前に誤差を正確に検出することは非常に有利であり得る。このような誤差が本発明に従って検出されない場合、鋳物が冷却されて砂型から除去されるまでにこれらの誤差が検出されない可能性がある。下流には、すなわち溶融注入装置22の後には例えば300個以上の一連の砂型が位置する場合があり、そのような一連の終わりに冷却された鋳物を検査することによって誤差を検出するまでには、長い時間がかかる可能性がある。したがって、この場合、各鋳型に鋳造物が1つしかなくても、300個以上の鋳物の廃棄が必要となる可能性がある。多くの場合、いくつかの鋳造空洞を有する砂型のパターンが使用され、それは例えば4つの空洞を有するパターンを使用すると、1200個の不良鋳造品が廃棄されなければならなくなることを意味する。
一実施形態では、図1に示す、砂型造型機1を備える鋳物製造ライン21では、溶融注入装置22が、搬送方向Dの移動経路17に沿って自動的に位置決めされるように適合される。コンピュータシステム23は、砂型造型機1と溶融注入装置22との間に位置する砂型部品2に関連付けられる直線l、m、およびnの間の少なくとも1つの交点AおよびBの計算された位置に基づいて、溶融注入装置22の位置を制御するように適合される。例えばブーム41が溶融注入装置22の直前に配置される場合、溶融注入装置22の位置は、溶融注入装置22の少し前または直前に配置される砂型部品2に関する単一の、または2つの交点AおよびBの計算された位置に基づいて計算されてもよい。しかし、例えば砂型造型機1の直後にブーム41が配置されていれば、砂型造型機1と溶融注入装置22との間のコンベヤ16上に位置するいくつかの製造された砂型部品2の、計算され累積された鋳型厚さに基づいて、溶融注入装置22の位置を計算し、制御することができる。例えば、10、20の、またはそれ以上の数の製造された砂型部品2さえも、砂型造型機1と溶融注入装置22との間に位置させることができる。
上記で触れられているが、特許請求の範囲で使用する定義を目的として、図1に示す鋳物製造ライン21は、砂型造型機1、コンベヤ16、測定ブーム41、溶融注入装置22、およびコンピュータシステム23を備えることが言及されるべきである。さらに砂型造型機1は、コンベヤ16、測定ブーム41、溶融注入装置22、およびコンピュータシステム23のうちの1つまたはすべてを備えるものと考えてもよい。
図16および図17は、本発明に係る砂型造型機75の別の実施形態を示す。この実施形態によれば、砂型造型機75は、横型無枠マッチプレート技術に従って動作する。砂型造型機75は、図示しないマッチプレートにより分離された図示しない2つの成形チャンバを備え、砂型造型機は、2つの成形チャンバ内のそれぞれの2つの砂型部品76および77を同時に圧縮し、続いてマッチプレートを取り外し、前記2つの砂型部品76および77を互いに重ねて配置して、図17に最もよく示されるような完全な砂型を形成するように適合されている。当業者であれば、成形チャンバが砂で満たされ、砂がチャンバ端壁の変位によって機械的に固められるときに、マッチプレートが垂直に向けられるように成形チャンバが位置決めされることを理解するであろう。続いて成形チャンバを90度回転させ、マッチプレートを取り外し、2つの砂型部品76および77を互いに重ね合わせる。砂型造型機ドア78を開き、2つの砂型部品76および77をコンベヤ74上に置く。したがって、2つの砂型部品76および77がコンベヤ74上に置かれると、それらは水平分割線84に沿って互いに当接する。その後、鋳造品を製造する際には、上部砂型部品77内の鋳型入口83を通して溶融物を完全な砂型に注ぐことができる。比較として、図1に示す実施形態では、砂型部品2が垂直分割線に沿って互いに当接している。
図17に示すように、レーザーベース距離センサL1’、L2’、L3’、L4’、L5’、L6’、L7’、およびL8’の形態の非接触距離測定装置39が、互いに重なって位置する前記2つの砂型部品76および77の基準パターン81までの可変距離を測定するように測定ブーム80上に配置される。2つの砂型部品76および77がコンベヤ74上に置かれたときの距離測定を行うために、非接触距離測定装置39を備えた測定ブーム80、が変位方向82に上下に、この場合は図中に矢印で示すように垂直方向に変位する。測定ブーム80は、垂直方向に変位可能に測定ポール79上に配置される。
以上説明したように、図16および図17に示す実施形態では、2つの砂型部品76および77がコンベヤ74上に置かれたときに、測定ブーム80を垂直に変位させることによって距離測定を行う。これにより、固められた砂型部品76および77と非接触距離測定装置39との間の変位方向82での相対変位が達成される。しかしながら、図示されていない実施形態では、固められた砂型部品76および77と、非接触距離測定装置39との間の変位方向82での相対変位は、固められた砂型部品76および77を測定ブーム80に対して垂直に変位させることによって達成される。これは、固められた砂型部品76および77がコンベヤ74上に配置される前に達成されてもよく、砂型造型機75は、前記2つの砂型部品76および77を互いに重ねて位置させ、続いて前記2つの砂型部品のうちの上側の1つをその各成形チャンバから押し出すように適合されている。非接触距離測定装置39を備えた測定ブーム80は、前記2つの砂型部品のうちの上側の砂型部品77をその各成形チャンバから押し出すことに続いて、ただし前記2つの砂型部品2をコンベヤ74の搬送面上に置く前に、前記2つの砂型部品76および77の基準パターン81までの可変距離を測定するように配置される。これにより、固められた砂型部品76および77と非接触距離測定装置39との間の変位方向82での相対変位は、固められた砂型部品76および77を測定ブーム80に対して垂直に変位させることによって達成され得る。勿論この場合も、少なくとも部分的な相対変位を提供するために、測定ブーム80を垂直方向に変位可能に配置することができる。
一実施形態では、砂型造型機75が図示しないフレーム位置決め装置を備え、このフレーム位置決め装置は、図示しない保持フレーム、いわゆるジャケットを、コンベヤ74の搬送面上に互いに重なって位置する前記2つの砂型部品76および77の周りに位置させる。前記2つの砂型部品76および77の周りの保持フレームの位置決めは、当業者にはよく知られており、前記2つの砂型部品76および77を鋳造中に相互に正しい位置に維持するために行われる。非接触距離測定装置39を備えた測定ブーム80は、フレーム位置決め装置の前および/または後に、固められた砂型部品76および77の移動経路17に沿った位置で、前記2つの砂型部品76および77の基準パターン81までの可変距離を測定するように配置される。互いに重なって位置する前記2つの砂型部品の周りに保持フレームを位置させる動作が、砂型部品の相互の変位を引き起こす可能性があるかどうかを検出することが、重要であり得る。わずかに代替的な実施形態では、保持フレームが開口を有し、非接触距離測定装置39がその開口を通って前記2つの砂型部品76および77の基準パターン81までの可変距離を測定するように適合される。これにより、前記2つの砂型部品の周りに保持フレームを位置決めする間またはその後に、距離測定が可能になり得る。保持フレームの前記位置決め中に距離測定が行われる場合、非接触距離測定装置はフレーム位置決め装置に取り付けられ、フレーム位置決め装置によって変位されることさえあり得る。
図示の実施形態では、非接触距離測定装置39が測定ブーム41および80に配置されるが、非接触距離測定装置39の配置は任意の好適な方法であってもよく、例えば、各非接触距離測定装置39を別個の保持ポール上に配置してもよい。
一実施形態では、コンピュータシステム23が、直線の間の少なくとも2つの交点AおよびBの計算された位置に基づいて溶融物の注入を停止するように、溶融注入装置22を制御するように適合されており、前記少なくとも2つの交点AおよびBは、相互に当接する構成で位置する2つの砂型部品2、76、および77にそれぞれ関連付けられる。これにより、例えば砂型部品間の不一致の結果として不良鋳造品が生産されることが回避され得る。
図18は、図10に示すものに対応する図で見られる、異なる実施形態を示す。図18に示す実施形態では、非接触検出システム39がカメラ87を備え、固められた砂型部品85の移動経路に隣接して配置される。カメラ87は、砂型部品85の基準パターン86のパターン面の位置を検出するように適合される。図示しない基準パターンブロックは、成形チャンバ3の長手方向LDに変化する接線を有する面を含み、この基準パターンブロックは、対応する砂型部品85の長手方向ldに沿って変化する接線TおよびTを有するパターン面を含む、対応する基準パターン86を形成するように適合されている。非接触検出システム39は、砂型部品85の長手方向ldにおいて、基準パターン86のパターン面に分布するいくつかの異なる点PおよびPの位置を検出するように適合される。図18に示すように、砂型部品85の長手方向ldの接線TおよびTは、前記点PおよびPの少なくとも2つの間で異なる。このように、基準パターン86のパターン面に分布するいくつかの異なる点の位置の検出に基づいて、パターン面を表す既知の曲線の位置および向きを決定または推定でき、さらにそれに基づいて、前記既知の曲線の1つまたは複数の基準点の1つまたは複数の位置を決定または推定できる。図18に示す実施形態では、前記既知の曲線が、基準パターン86の図示された水平断面における基準パターン86のパターン面に対応する円である。前記既知の曲線の基準点は、基準パターン86の断面によって形成される円の中心Cである。
このような基準点の位置を、基準点の理想的な位置または理論上の位置と比較してもよい。これにより、隣接する砂型部品の相互の位置ずれを非常に正確に検出することができる。さらに、他のパラメータの中でも、隣接する砂型部品間の予想される間隙の幅、鋳型の膨張、および鋳型の寸法を、この構造によって検出することができる。これにより、実際の状況が許容可能かどうかを評価することができる。基準点の理想的な位置または理論上の位置は、評価されるパラメータに依存してよく、経験によって、または理論に基づく計算によって決定され得る。例えば、評価されるパラメータが隣接する砂型部品の相互の位置ずれであり、パターン面に対応する既知の曲線が円である場合、いずれかの砂型部品の基準点、すなわち円の中心の理論上の理想的な位置は座標系において同じ位置となり、すなわち2つの円の中心が一致する。
図1に示す実施形態のように、コンピュータシステム23は、砂型部品85の基準パターン86のパターン面に位置するいくつかの点PおよびPの検出された位置を受信するように適合されてもよい。コンピュータシステムは、前記受信された検出位置に基づいてカーブフィッティングを実行し、それにより座標系における曲線の各位置を推定するように適合されてもよい。曲線は断面で見た基準パターン86のパターン面を表し、コンピュータシステムは、この曲線に関連する1つまたは複数の基準点の1つまたは複数の位置を計算するように適合される。これにより、曲線に関連する1つまたは複数の基準点の1つまたは複数の位置が自動的に決定され得る。このような基準点の位置を、基準点の理想的な位置または理論上の位置と自動的に比較してもよい。
図18に示す実施形態では、図示された基準パターン86の水平断面における基準パターン86のパターン面に対応する前記既知の曲線が円であるが、前記既知の曲線は、砂型部品85の対応する長手方向ldに変化する接線を有する任意の種類の曲線であってもよい。例えば、図10に示す実施形態では、前記既知の曲線が、成形チャンバ3の長手方向に交互に続く平面(l、m、n)から構成される。前記既知の曲線は、非接触検出システム39が基準パターン86のパターン面を適切に検出できる限り、任意の適切な形態を有してもよい。コンピュータシステムは、前記受信された検出位置に基づいてカーブフィッティングを実行し、それにより座標系における任意のそのような曲線の各位置を推定でき、さらにコンピュータシステムは、このような曲線に関連する1つまたは複数の基準点の1つまたは複数の位置を計算できる。
図18に示す実施形態では、少なくとも1つの基準パターンブロック(図示せず)が、成形チャンバ3の高さ方向に変化する接線をさらに有する面を含むこともでき、この面は、砂型部品85の対応する高さ方向に変化する接線を有するパターン面を含む、対応する基準パターン86を形成するように適合される。非接触検出システム39は、砂型部品85の高さ方向において基準パターンのパターン面に分布するいくつかの異なる点の位置を検出するように適合されてもよい。砂型部品85の高さ方向の接線は前記点の少なくとも2つの間で異なる。これにより、単一の基準パターンブロック85によって、砂型部品85の角部の点Cの実際の3次元位置が決定され得る。
さらに図18に示す実施形態では、少なくとも1つの基準パターンブロック(図示せず)が、成形チャンバ3の長手方向LDの第1の位置に第1の接線を有する第1の面部と、成形チャンバ3の長手方向の第2の位置に第2の接線を有する第2の面部とを含む。第2の接線は第1の接線とは異なる。第1および第2の面部は対応する基準パターン86を形成するように適合され、この基準パターン86は、砂型部品85の長手方向ldの第1の位置における第1の点Pに第1のパターン接線Tを有する第1のパターン面部Fと、砂型部品85の長手方向ldの第2の位置における第2の点Pに第2のパターン接線Tを有する第2のパターン面部Fとを含む。第2のパターン接線Tは第1のパターン接線Tとは異なる。非接触検出システム39は、砂型部品85の長手方向ldにおいて、基準パターン86の第1および第2のパターン面部FおよびFの両方にわたって少なくとも実質的に均一に分布するいくつかの異なる点の位置を検出するように適合される。
さらに、図18に示す実施形態では、少なくとも1つの基準パターンブロック(図示せず)は、成形チャンバ3の長手方向LDの第3の位置に第3の接線を有する第3の面部と、成形チャンバ3の長手方向の第4の位置に第4の接線を有する第4の面部とを含む。第4の接線は第3の接線とは異なる。第3および第4の面部は対応する基準パターン86を形成するように適合され、この基準パターン86は、砂型部品85の長手方向ldの第3の位置における第3の点に第3のパターン接線を有する第3のパターン面部(図示せず)と、砂型部品85の長手方向ldの第4の位置における第4の点に第4のパターン接線を有する第4のパターン面部(図示せず)とを含む。第4のパターン接線は第3のパターン接線とは異なる。非接触検出システム39は、砂型部品85の長手方向ldにおいて、基準パターン86の第3および第4のパターン面部の両方にわたって少なくとも実質的に均一に分布するいくつかの異なる点の位置を検出するように適合される。もちろん、第1、第2、第3、および第4の面部は、少なくとも部分的に互いに一致していてもよく、または少なくとも部分的に互いに重なっていてもよい。
図19に示す実施形態では、非接触検出システム39は、基準パターン90のパターン面上に照明線89を形成する細長い光ビームを形成するように適合された、図示しないレーザーベース照明システムを備える。レーザーベース照明システムは、プリズムによって細長い光ビームを形成するように適合されてもよい。レーザーベース照明システムは、非接触検出システム39がさらに備えるカメラ88の下に配置され、したがってレーザーベース照明システムは、図中に見ることはできない。カメラ88がレーザーベース照明システムの上方に配置されるので、カメラ88は、図19に示すように、基準パターン90のパターン面上に形成された照明線89が直線状でない写真を撮影することができる。このような写真に基づいて、コンピュータシステム23は、カーブフィッティングを実行し、それにより座標系における照明線89の位置を推定してもよく、さらにコンピュータシステムは、2次元座標系における曲線に関連する1つまたは複数の基準点の1つまたは複数の位置を計算してもよい。図19の図示の実施形態では、前記2次元座標系は水平面内に延在している。
さらに図19に示す実施形態では、非接触検出システムが、基準パターン90のパターン面上に第1の照明線を形成する第1の細長い光ビームを形成するように適合された、第1のレーザーベース照明システムを備えてもよく、さらに非接触検出システムは、基準パターン90のパターン面上に第2照明線を形成する第2の細長い光ビームを形成するように適合された、第2のレーザーベース照明システムを備えてもよい。前記第1および第2の線は砂型部品2の長手方向に延び、第2の細長い光ビームは、第1の細長い光ビームに対して好ましくは90度の角度を形成する。これにより、カメラ88によって撮影された写真に基づいて、コンピュータシステム23がカーブフィッティングを実行し、それによって3次元座標系における照明線の位置を推定することができ、さらにコンピュータシステムは、3次元座標系における1つまたは複数の基準点の1つまたは複数の位置を計算することができる。
さらに図19に示す実施形態では、代替として、非接触検出システム39が、基準パターン90のパターン面上の線に沿って光ビームを掃引するように適合された、レーザーベース照明システムを備えてもよい。これにより、基準パターンのパターン面上に照明線を形成する細長い光ビームの上述した利点を、プリズムなしで得ることができる。
好ましくは、図18および図19に示す各実施形態では、カメラ87および88は、砂型部品2および85が静止しているときに写真を撮るが、カメラ87および88を備える非接触検出システム39が十分高速に動作している場合には、砂型部品が移動することも可能である。
好ましくは、図18および図19に示す各実施形態では、いくつかのカメラ87および88または他の好適な電気光学センサユニットが、好ましくはブーム41またはフレームによって、図1に示す実施形態におけるレーザーベース距離センサの形態の電気光学センサユニットの取付けに対応して相互に一定の位置に配置される。これにより、各電気光学センサユニットを他の電気光学センサユニットに対して正確に位置決めできるので、より一層高い正確度を得ることができる。
なお、本発明によれば、非接触検出システム39は、非接触検出システムとパターン面との間に直接的な機械的接触を伴うことなく、基準パターンのパターン面上に分布するいくつかの異なる点の位置を検出することができる任意のシステムである。非接触検出システムは、例えば、3Dスキャナであり得る。
本発明によれば、非接触検出システム39は、例えばデジタルカメラなどの電気光学センサユニットを備えてもよい。電気光学センサによって提供される情報は、本質的に、画像または放射レベル(フラックス)の2種類である。さらに、非接触検出システム39は、ビデオ、レーザー、レーダー、または超音波カメラもしくは赤外線カメラなどを備えてもよい。
3Dスキャナは、現実世界のオブジェクトから遠距離点測定値を収集し、それらを仮想3Dオブジェクトに変換する撮像装置である。多くの異なる技術を使用して3Dスキャン装置を構築することができ、各技術はそれぞれ独自の制限、利点、およびコストを伴う。光学式3Dスキャナは、写真カメラ、立体カメラ、レーザー、または構造化もしくは変調された光を使用する。光学式スキャンには、多くの角度または掃引が必要となることが多い。レーザーベースの方法では、カメラと連動して動作する低出力のアイセーフパルス状レーザーを使用する。レーザーがターゲットを照らし、関連付けられたソフトウェアによって、レーザーがターゲットから反射して戻るのに要する時間を計算して、スキャンされたアイテムの3D画像を生成する。非レーザー光ベースのスキャナは、パターンに構造化された光または一定に変調された光のいずれかを使用し、スキャンされたオブジェクトによって作られる形成を記録する。
参照番号のリスト
A,B 直線間の交点
D 搬送方向
,F
LN レーザーベース距離センサN
LN’ レーザーベース距離センサN’
I,m,n 基準パターンの平面
L,M,N 基準パターンブロックの面
,P
Τ,T 接線
C 円の中心
1 砂型造型機(縦型無枠砂型式)
2 砂型部品
3 成形チャンバ
4 チャンバ頂壁
5 チャンバ底壁
6 チャンバ側壁
7,8 チャンバ端壁
9 砂充填口
10,11 パターンプレート
12,13 パターン
14 ピボット軸
15 ピストン
16 コンベヤ
17 移動経路
18 砂供給システム
19 砂容器
21 鋳物製造ライン
22 溶融注入装置
23 コンピュータシステム
24,25 角部基準パターンブロック
26,27 側部基準パターンブロック
28,29 角部基準パターン
30,31 側部基準パターン
32,33,34,35,36 砂型部品の外面
37 持上げアーム
38 枢動連結
39 非接触距離測定装置
40 測定位置
41 測定ブーム
42 3つの平面の第1の組
43 3つの平面の第2の組
44 平坦面の第1の組
45 平坦面の第2の組
46 3つの四角錐台ピラミッドから組み合わせた要素
47,48,49 四角錐台ピラミッド
50 対称線
51 側面
52 側面
53 側面
54 長手方向に延びる把持要素
55 位置センサ
56 測定ブラケット
57 端面
58,59 推定平均値
60 ガイドブッシュ
61 トラバース
62 接続構成
63 磁気位置付与要素
64 固定ロッド
65 スライド
66 摺動要素
67 下方開口溝
68 測定ロッド
69 コンベヤの底面摩耗面
70 貫通溝
71 砂型造型機制御盤
73 砂コンベヤ
74 コンベヤ
75 砂型造型機(横型無枠マッチプレート)
76 下部砂型部品
77 上部砂型部品
78 砂型造型機ドア
79 測定ポール
80 測定ブーム
81 角部基準パターン
82 変位方向
83 溶融注入口
84 分割線
85 砂型部品
86 基準パターン
87 カメラ
88 カメラ
89 照明線
90 基準パターン

Claims (26)

  1. 砂型部品(2、76、77、85)を製造するための砂型造型機(1、75)であって、チャンバ頂壁(4)と、チャンバ底壁(5)と、2つの対向するチャンバ側壁(6)と、2つの対向するチャンバ端壁(7、8)とから形成される成形チャンバ(3)を備え、チャンバ壁には、少なくとも1つの砂充填口部(9)が設けられ、前記チャンバ端壁(7、8)の少なくとも1つに、砂型部品(2、76、77、85)にパターンを形成するように適合されたパターン(12、13)を有するパターンプレート(10、11)が設けられ、前記成形チャンバ(3)内に供給された砂を固めるために、前記チャンバ端壁(7、8)の少なくとも1つが前記成形チャンバ(3)の長手方向(LD)に変位可能であり、前記パターンプレート(10、11)の少なくとも1つは、前記パターンプレート(10、11)の前記パターン(12、13)に対して固定された関係で位置する少なくとも1つの基準パターンブロック(24、25、26、27)と関連し、砂型部品(2、76、77、85)の外面(32、33、34、35、36)に基準パターン(28、29、30、31、81、86、90)を形成するように適合され、非接触検出システム(39)が、前記固められた砂型部品(2、76、77、85)の移動経路(17)に隣接して配置され、前記砂型部品(2、76、77、85)の前記基準パターン(28、29、30、31、81、86、90)のパターン面の位置を検出するように適合される、砂型造型機(1、75)において、前記少なくとも1つの基準パターンブロック(24、25、26、27)は、前記成形チャンバ(3)の前記長手方向(LD)に変化する接線を有する面を含み、前記面は、前記砂型部品(2、76、77、85)の対応する長手方向(ld)に変化する接線を有するパターン面を含む、対応する基準パターン(28、29、30、31、81、86、90)を形成するように適合され、前記非接触検出システム(39)は、前記砂型部品(2、76、77、85)の前記長手方向において前記基準パターン(28、29、30、31、81、86、90)の前記パターン面に分布するいくつかの異なる点の位置を検出するように適合され、前記砂型部品(2、76、77、85)の前記長手方向の前記接線が前記点の少なくとも2つの間で異なる、砂型造型機(1、75)。
  2. 前記少なくとも1つの基準パターンブロック(24、25、26、27)は、前記成形チャンバ(3)の高さ方向に変化する接線を有する面を含み、前記面は、前記砂型部品(2、76、77、85)の対応する高さ方向に変化する接線を有するパターン面を含む、対応する基準パターン(28、29、30、31、81、86、90)を形成するように適合され、前記非接触検出システム(39)は、前記砂型部品(2、76、77、85)の前記高さ方向において前記基準パターン(28、29、30、31、81、86、90)の前記パターン面に分布するいくつかの異なる点の位置を検出するように適合され、前記砂型部品(2、76、77、85)の前記高さ方向の前記接線が前記点の少なくとも2つの間で異なる、請求項1に記載の砂型造型機(1、75)。
  3. 前記少なくとも1つの基準パターンブロック(24、25、26、27)は、前記成形チャンバ(3)の前記長手方向(LD)の第1の位置に第1の接線を有する第1の面部と、前記成形チャンバ(3)の前記長手方向の第2の位置に第2の接線を有する第2の面部とを含み、前記第2の接線は前記第1の接線とは異なり、前記第1および第2の面部は、前記砂型部品(2、76、77、85)の前記長手方向(ld)の第1の位置に第1のパターン接線(T)を有する第1のパターン面部(F)と、前記砂型部品(2、76、77、85)の前記長手方向(ld)の第2の位置に第2のパターン接線(T)を有する第2のパターン面部(F)とを含む、対応する基準パターン(28、29、30、31、81、86、90)を形成するように適合されており、前記第2のパターン接線(T)は前記第1のパターン接線(T)とは異なり、前記非接触検出システム(39)は、前記砂型部品(2、76、77、85)の前記長手方向において、前記基準パターン(28、29、30、31、81、86、90)の前記第1および第2のパターン面部の両方にわたって少なくとも実質的に均一に分布するいくつかの異なる点の位置を検出するように適合される、請求項1または2に記載の砂型造型機(1、75)。
  4. 前記少なくとも1つの基準パターンブロック(24、25、26、27)は、前記成形チャンバ(3)の高さ方向の第3の位置に第3の接線を有する第3の面部と、前記成形チャンバ(3)の前記高さ方向の第4の位置に第4の接線を有する第4の面部とを含み、前記第4の接線は前記第3の接線とは異なり、前記第3および第4の面部は、前記砂型部品(2、76、77、85)の前記高さ方向の第3の位置に第3のパターン接線を有する第3のパターン面部と、前記砂型部品(2、76、77、85)の前記高さ方向の第4の位置に第4のパターン接線を有する第4のパターン面部とを含む、対応する基準パターン(28、29、30、31、81、86、90)を形成するように適合され、前記第4のパターン接線は前記第3のパターン接線とは異なり、前記非接触検出システム(39)は、前記砂型部品(2、76、77、85)の前記高さ方向において、前記基準パターン(28、29、30、31、81、86、90)の前記第3および第4のパターン面部の両方にわたって少なくとも実質的に均一に分布するいくつかの異なる点の位置を検出するように適合される、請求項1から3のいずれか一項に記載の砂型造型機(1、75)。
  5. 前記少なくとも1つの基準パターンブロック(24、25、26、27)が球状の対称面を含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の砂型造型機(1、75)。
  6. 前記少なくとも1つの基準パターンブロック(24、25、26、27)は、前記成形チャンバ(3)の前記長手方向に連続する少なくとも2つの平坦面(L、M、N)の1つの組を含み、前記組は、前記砂型部品(2、76、77)の前記対応する長手方向に連続する少なくとも2つの平面(l、m、n)の1つの組を含む、対応する基準パターン(28、29、30、31、81)を形成するように適合され、各平坦面(L、M、N)は、前記平坦面の別の1つに対して斜角で配置される、請求項1から5のいずれか一項に記載の砂型造型機(1、75)。
  7. 前記少なくとも2つの平坦面(L、M、N)のそれぞれは、前記成形チャンバ(3)の前記長手方向(LD)に対して斜角を形成する、請求項6に記載の砂型造型機。
  8. 前記基準パターンブロック(24、25、26、27)の外部で測定された2つの平坦面(L、M、N)の間の前記斜角が95度〜175度の範囲または185度〜265度の範囲である、請求項6または7に記載の砂型造型機。
  9. 前記基準パターンブロック(24、25、26、27)の外部で測定された2つの平坦面(L、M、N)の間の前記斜角が115〜155度の範囲または205〜245度の範囲である、請求項6または7に記載の砂型造型機。
  10. 前記基準パターンブロック(24、25、26、27)の外部で測定された2つの平坦面(L、M、N)の間の前記斜角が125〜145度の範囲または215〜235度の範囲である、請求項6または7に記載の砂型造型機。
  11. 前記非接触検出システム(39)が少なくとも1つの3Dスキャナを備える、請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の砂型造型機(1、75)。
  12. 前記非接触検出システム(39)が、前記基準パターン(90)の前記パターン面上に照明線(89)を形成する細長い光ビームを形成するように適合されたレーザーベース照明システムを備える、請求項1から11のいずれか一項に記載の砂型造型機(1、75)。
  13. コンピュータシステム(23)が、前記砂型部品(2、76、77、85)の前記基準パターン(28、29、30、31、81、86、90)のパターン面上に位置するいくつかの点の前記検出された位置を受信するように適合されており、前記コンピュータシステム(23)は、前記受信された検出位置に基づいてカーブフィッティングを実行し、それによって座標系における曲線の各位置を推定するように適合され、前記曲線は断面で見た前記基準パターン(28、29、30、31、81、86、90)の前記パターン面を表し、前記コンピュータシステム(23)は、前記曲線に関連する1つまたは複数の基準点の1つまたは複数の位置を計算するように適合される、請求項1から12のいずれか一項に記載の砂型造型機。
  14. 基準パターンブロック(24、25、26、27)の少なくとも1つは、砂型部品(2)の角部に基準パターン(28、29、30、31、81)を形成するように配置され、前記基準パターンは、前記成形チャンバ(3)の前記長手方向に連続する、前記チャンバ頂壁(4)に対して直角に配置される少なくとも2つの平面(l 、m 、n )の第1の組(42)を含み、前記第1の組(42)の各平面は、前記第1の組の前記平面の別の1つに対して斜角で配置され、前記基準パターン(28、29、30、31、81)は、前記成形チャンバ(3)の前記長手方向に連続する、前記チャンバ側壁(6)に対して直角に配置される少なくとも2つの平面(l 、m 、n )の第2の組(43)を含み、前記第2の組(43)の各平面は、前記第2の組の前記平面の別の1つに対して斜角で配置され、第1の非接触距離測定装置(39)が、前記固められた砂型部品(2)と前記非接触距離測定装置(39)との間の前記変位方向(82)での前記相対変位の際に、前記第1の組(42)の前記少なくとも2つの平面(l 、m 、n )が連続的に前記非接触距離測定装置(39)を相対的に通過する結果として、前記基準パターン(28、29、30、31、81)までの可変距離を測定するように配置され、第2の非接触距離測定装置(39)が、前記固められた砂型部品(2)と前記非接触距離測定装置(39)との間の前記変位方向(82)での前記相対変位の際に、前記第2の組(43)の前記少なくとも2つの平面(l 、m 、n )が連続的に前記非接触距離測定装置(39)を相対的に通過する結果として、前記基準パターン(28、29、30、31、81)までの前記可変距離を測定するように配置される、請求項1から13のいずれか一項に記載の砂型造型機
  15. 前記基準パターンブロック(24、25)は、互いに重なって嵌め込まれた少なくとも2つの四角錐台ピラミッド(47、48、49)から組み合わせた要素(46)の4分の1の形状を有し、低い方に位置する四角錐台ピラミッドの頂部が高い方に位置する四角錐台ピラミッドの底に一致し、前記4分の1を形成するために、前記要素(46)はその中心線に沿って、前記四角錐台ピラミッド(47、48、49)の隣接する横表面の対称線(50)を通って分割されている、請求項1から14のいずれか一項に記載の砂型造型機。
  16. コンピュータシステム(23)が、前記固められた砂型部品と前記非接触距離測定装置(39)との間の前記変位方向(82)での前記相対変位の際に、いくつかの距離測定値を前記非接触距離測定装置(39)から受信するように適合され、前記コンピュータシステム(23)は前記受信された距離測定値に基づいてカーブフィッティングを実行し、それにより、座標系におけるいくつかの直線の各位置を推定するように適合され、各直線は、断面で見た前記基準パターン(28、29、30、31、81)の前記少なくとも2つの平面(l、m、n)のそれぞれ1つを表し、前記コンピュータシステム(23)は、そのような直線の間の1つまたは複数の交点(A、B)の1つまたは複数の位置を計算するように適合される、請求項1から15のいずれか一項に記載の砂型造型機。
  17. いくつかの非接触距離測定装置(39)を含む組が、前記固められた砂型部品(2)の前記移動経路(17)を少なくとも部分的に囲む測定ブーム(41、80)に取り付けられ、前記組は、少なくとも、第1の方向の距離を測定するように配置された非接触距離測定装置(39)と、前記第1の方向とは異なる第2の方向の距離を測定するように配置された非接触距離測定装置(39)とを含む、請求項1から16のいずれか一項に記載の砂型造型機。
  18. 前記チャンバ端壁(7、8)のそれぞれに、砂型部品(2)にパターンを形成するように適合されたパターン(12、13)を有するパターンプレート(10、11)が設けられ、コンベヤ(16)が、整列し相互に当接する構成のいくつかの固められた砂型部品(2)を、前記成形チャンバ(3)の前記長手方向に対応する搬送方向(D)の移動経路(17)に沿って進行させるように適合される、請求項1から17のいずれか一項に記載の砂型造型機。
  19. 非接触距離測定装置(39)が固定的に配置され、位置センサ(55)が、前記固められた砂型部品と前記非接触距離測定装置(39)との間の相対位置の測定を、前記固められた砂型部品(2)の前記搬送方向(D)の位置の形態で行うように適合され、前記位置センサ(55)は、いわゆる自動鋳型コンベヤ(Automatic Mould Conveyor:AMC)、またはいわゆる精密鋳型コンベヤ(Precision Mould Conveyor:PMC)に連結される、請求項18に記載の砂型造型機。
  20. 非接触距離測定装置(39)の組が、前記固められた砂型部品の前記移動経路(17)に沿って配置され、前記組は、砂型部品(2)の左上角部の基準パターン(28、29)までの、少なくとも実質的に垂直な方向の距離および少なくとも実質的に水平な方向の距離をそれぞれ測定するように配置された2つの非接触距離測定装置(39)と、砂型部品(2)の右上角部の基準パターン(28、29)までの、少なくとも実質的に垂直な方向の距離および少なくとも実質的に水平な方向の距離をそれぞれ測定するように配置された2つの非接触距離測定装置(39)と、砂型部品(2)の左下角部の、またはその上方の基準パターン(30、31)までの少なくとも実質的に水平方向の距離を測定するように配置された1つの非接触距離測定装置(39)と、砂型部品(2)の右下角部の、またはその上方の基準パターン(30、31)までの少なくとも実質的に水平方向の距離を測定するように配置された1つの非接触距離測定装置(39)とを含む、請求項18または19に記載の砂型造型機。
  21. 2つの成形チャンバがマッチプレートによって分離され、前記砂型造型機が、前記2つの成形チャンバ内のそれぞれの2つの砂型部品(76、77)を同時に圧縮し、続いて前記マッチプレートを取り外し、前記2つの砂型部品(76、77)を互いに重ねて位置させて完全な砂型を形成するように適合され、前記非接触距離測定装置(39)は、互いに重なって位置する前記2つの砂型部品(76、77)の前記基準パターン(81)までの可変距離を測定するように配置される、請求項1から17のいずれか一項に記載の砂型造型機(75)。
  22. 溶融注入装置(22)が、前記移動経路(17)に沿って前記搬送方向(D)に自動的に位置するように適合され、コンピュータシステム(23)が、前記砂型造型機(1)と前記溶融注入装置(22)との間に位置する砂型部品(2)に関連付けられる曲線に関連する少なくとも1つの基準点(C)の、計算された1つまたは複数の位置に基づいて、前記溶融注入装置(22)の前記位置を制御するように適合される、請求項18から20のいずれか一項に記載の砂型造型機(1)を備える鋳物製造ライン(21)。
  23. いくつかの非接触距離測定装置(39)を含む組が、前記砂型造型機(1、75)の直後、溶融注入装置(22)の直前、および溶融注入装置(22)の直後のうちの1つまたは複数の位置において、前記固められた砂型部品(2、76、77、85)の前記移動経路(17)に隣接して配置される、請求項1から21のいずれか一項に記載の砂型造型機(1、75)を含む鋳物製造ライン(21)。
  24. コンピュータシステム(23)が、曲線に関連する少なくとも2つの基準点(C)の計算された位置に基づいて溶融物の注入を停止するように溶融注入装置(22)を制御するように適合され、前記少なくとも2つの基準点(C)は、相互に当接する構成で位置する2つの砂型部品(2、76、77、85)のそれぞれに関連付けられる、請求項1から21のいずれか一項に記載の砂型造型機(1、75)を備える鋳物製造ライン(2)。
  25. 砂型部品(2、76、77、85)の製造方法であって、充填作業中の成形チャンバ(3)が砂で満たされ、前記砂がその後固められ、前記成形チャンバ(3)は、チャンバ頂壁(4)と、チャンバ底壁(5)と、2つの対向するチャンバ側壁(6)と、2つの対向するチャンバ端壁(7、8)とから形成され、前記成形チャンバ(3)は、チャンバ壁に設けられた少なくとも1つの砂充填口(9)を介して砂で満たされ、鋳型または鋳型部品(2、76、77、85)には、パターンを有するパターンプレート(10、11)が設けられた前記チャンバ端壁(7、8)の少なくとも1つによってパターンが設けられ、少なくとも一つの前記チャンバ端壁(7、8)を前記成形チャンバ(3)の長手方向(LD)に変位させることによって前記成形チャンバ(3)の内部で砂が固められ、少なくとも1つの前記パターンプレート(10、11)に関連し、かつ少なくとも1つの前記パターンプレート(10、11)に対して固定された関係で位置する少なくとも1つの基準パターンブロック(24、25、26、27)によって、基準パターン(28、29、30、31、81、86、90)が砂型部品(2、76、77、85)の外面(32、33、34、35、36)に形成され、前記固められた砂型部品(2、76、77、85)の移動経路(17)に隣接して配置された非接触検出システム(39)によって、前記砂型部品(2、76、77、85)の前記基準パターン(28、29、30、31、81、86、90)のパターン面の位置が検出される、製造方法において、前記少なくとも1つの基準パターンブロック(24、25、26、27)が、前記成形チャンバ(3)の前記長手方向(LD)に対応する前記砂型部品(2、76、77、85)の長手方向(ld)に変化する接線を有するパターン面を含む、対応する基準パターン(28、29、30、31、81、86、90)を形成し、前記非接触検出システム(39)は、前記砂型部品(2、76、77、85)の前記長手方向において前記基準パターン(28、29、30、31、81、86、90)の前記パターン面に分布するいくつかの異なる点の位置を検出し、前記砂型部品(2、76、77、85)の前記長手方向の前記接線が前記点の少なくとも2つの間で異なる、砂型部品(2、76、77、85)の製造方法。
  26. 前記少なくとも1つの基準パターンブロック(24、25、26、27)が、前記成形チャンバ(3)の前記長手方向に連続する少なくとも2つの平面(l、m、n)を含む基準パターン(28、29、30、31、81)を形成し、各平面(l、m、n)は、前記平面(l、m、n)の別の1つに対して斜角で配置される、請求項25に記載の砂型部品の製造方法。
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