JPH10249487A - 無枠鋳型の型ずれ量測定方法 - Google Patents
無枠鋳型の型ずれ量測定方法Info
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- JPH10249487A JPH10249487A JP5595297A JP5595297A JPH10249487A JP H10249487 A JPH10249487 A JP H10249487A JP 5595297 A JP5595297 A JP 5595297A JP 5595297 A JP5595297 A JP 5595297A JP H10249487 A JPH10249487 A JP H10249487A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】高いかつ安定した型ずれの測定精度と、高い作
業効率とを実現可能な無枠鋳型の型ずれ量測定方法を提
供する。 【解決手段】搬送方向に固定されて非接触で距離を検出
可能な2個以上のレーザ式の距離センサ8、9と、見切
り部に凹設した凹部4aの位置を検出可能なビデオカメ
ラ10とを有する測定装置を用いる。ビデオカメラ10
を介して凹部4aの位置を確認後、各距離センサ8、9
を介して型ずれ量を測定する。
業効率とを実現可能な無枠鋳型の型ずれ量測定方法を提
供する。 【解決手段】搬送方向に固定されて非接触で距離を検出
可能な2個以上のレーザ式の距離センサ8、9と、見切
り部に凹設した凹部4aの位置を検出可能なビデオカメ
ラ10とを有する測定装置を用いる。ビデオカメラ10
を介して凹部4aの位置を確認後、各距離センサ8、9
を介して型ずれ量を測定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無枠鋳型の型ずれ量
測定方法に関する。
測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば連続的に鋳造品を得たい場合、造
型機により生砂から複数の鋳型を造型し、見切り部を境
界として各鋳型を組み合わせ、無枠鋳型として鋳造に供
することがなされ得る。かかる無枠鋳型を送りレール等
の搬送装置上で順次搬送しつつ鋳造する場合、各鋳型が
見切り部で型ずれを有すれば、鋳造品に食い違い不良を
生じることとなる。このため、かかる無枠鋳型の型ずれ
量を測定し、その型ずれ量に応じて搬送装置等によるそ
の型ずれを是正しつつ鋳造することが不良品の発生を抑
制するために製造上重要な操作となる。
型機により生砂から複数の鋳型を造型し、見切り部を境
界として各鋳型を組み合わせ、無枠鋳型として鋳造に供
することがなされ得る。かかる無枠鋳型を送りレール等
の搬送装置上で順次搬送しつつ鋳造する場合、各鋳型が
見切り部で型ずれを有すれば、鋳造品に食い違い不良を
生じることとなる。このため、かかる無枠鋳型の型ずれ
量を測定し、その型ずれ量に応じて搬送装置等によるそ
の型ずれを是正しつつ鋳造することが不良品の発生を抑
制するために製造上重要な操作となる。
【0003】従来、かかる無枠鋳型の型ずれ量の測定方
法としては、隣接する一組の鋳型の型ずれ量をマイクロ
ゲージ等の治具により測定する方法が一般的に採用され
ていた。また、特開平7−229712号公報には図4
に示す測定装置が開示されており、この測定装置では、
図示しない搬送装置としての送りレール上の複数の鋳型
91〜94による型ずれ量をレーザ式又は赤外線発光ダ
イオード式の距離センサ95により測定する方法を採用
している。なお、距離センサ95には演算回路96が接
続され、演算回路96は表示装置97に接続されてい
る。距離センサ95は無枠鋳型の組み合わせ方向と平行
(矢印方向)に移動可能になされており、例えば鋳型9
2で検出した距離L1と鋳型93で検出した距離L2との
差L1−L2が演算回路96により型ずれ量として測定さ
れることとなる。
法としては、隣接する一組の鋳型の型ずれ量をマイクロ
ゲージ等の治具により測定する方法が一般的に採用され
ていた。また、特開平7−229712号公報には図4
に示す測定装置が開示されており、この測定装置では、
図示しない搬送装置としての送りレール上の複数の鋳型
91〜94による型ずれ量をレーザ式又は赤外線発光ダ
イオード式の距離センサ95により測定する方法を採用
している。なお、距離センサ95には演算回路96が接
続され、演算回路96は表示装置97に接続されてい
る。距離センサ95は無枠鋳型の組み合わせ方向と平行
(矢印方向)に移動可能になされており、例えば鋳型9
2で検出した距離L1と鋳型93で検出した距離L2との
差L1−L2が演算回路96により型ずれ量として測定さ
れることとなる。
【0004】これらの方法により型ずれ量が測定されれ
ば、その型ずれ量に応じて搬送装置等のレベル測定・調
整等を行うことでその型ずれを是正しつつ鋳造すること
となる。
ば、その型ずれ量に応じて搬送装置等のレベル測定・調
整等を行うことでその型ずれを是正しつつ鋳造すること
となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記マイクロ
ゲージ等の治具により測定する方法では、治具の接触に
より距離を測定し、目視による読みとり過誤もあるた
め、型ずれの測定精度が十分でないとともに、作業が面
倒であるという不具合を有する。他方、図4に示すレー
ザ式等の距離センサ95により測定する方法では、距離
センサ95が非接触で距離を検出するため、治具を用い
た測定方法に比較し、高い型ずれの測定精度と、高い作
業効率とを実現可能ではある。
ゲージ等の治具により測定する方法では、治具の接触に
より距離を測定し、目視による読みとり過誤もあるた
め、型ずれの測定精度が十分でないとともに、作業が面
倒であるという不具合を有する。他方、図4に示すレー
ザ式等の距離センサ95により測定する方法では、距離
センサ95が非接触で距離を検出するため、治具を用い
た測定方法に比較し、高い型ずれの測定精度と、高い作
業効率とを実現可能ではある。
【0006】しかしながら、従来のこの測定方法では、
見切り部の位置を検出しないため、例えば無枠鋳型全体
が搬送装置から大きくずれている場合、個々の鋳型91
〜94等間には型ずれがほとんどないのであれば、型ず
れ量が0であると測定してしまう。この場合、無枠鋳型
全体が搬送装置から脱落したりし、結局は不良品を鋳造
してしまうこととなる。特に、個々の鋳型は、寸法のば
らつきがあるので、誤測定する危険がある。これを避け
るべく、人間の確認を行うこととすれば、型ずれ量の測
定ひいては生産設備全体の自動化を推進することができ
ない。
見切り部の位置を検出しないため、例えば無枠鋳型全体
が搬送装置から大きくずれている場合、個々の鋳型91
〜94等間には型ずれがほとんどないのであれば、型ず
れ量が0であると測定してしまう。この場合、無枠鋳型
全体が搬送装置から脱落したりし、結局は不良品を鋳造
してしまうこととなる。特に、個々の鋳型は、寸法のば
らつきがあるので、誤測定する危険がある。これを避け
るべく、人間の確認を行うこととすれば、型ずれ量の測
定ひいては生産設備全体の自動化を推進することができ
ない。
【0007】また、この測定方法では、距離センサ95
を直動させているため、図示しない直動台車、レール、
エアシリンダ等の付帯設備の摩耗、誤動作により、高い
維持管理費を投じなければ、やはり測定精度の安定性に
欠けてしまうという難点がある。本発明は、上記従来の
実状に鑑みてなされたものであって、高いかつ安定した
型ずれの測定精度と、高い作業効率とを実現可能な無枠
鋳型の型ずれ量測定方法を提供することを解決課題とす
る。
を直動させているため、図示しない直動台車、レール、
エアシリンダ等の付帯設備の摩耗、誤動作により、高い
維持管理費を投じなければ、やはり測定精度の安定性に
欠けてしまうという難点がある。本発明は、上記従来の
実状に鑑みてなされたものであって、高いかつ安定した
型ずれの測定精度と、高い作業効率とを実現可能な無枠
鋳型の型ずれ量測定方法を提供することを解決課題とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の無枠鋳型の型
ずれ量測定方法は、複数の鋳型が無枠鋳型として見切り
部を境界として組み合わされ、組み合わせ方向で搬送さ
れる該無枠鋳型の各該鋳型が該見切り部で型ずれを有し
得る場合における無枠鋳型の型ずれ量測定方法であっ
て、搬送方向に固定されて非接触で距離を検出可能な2
個以上の距離検出手段と、該見切り部の位置を検出可能
な見切り部検出手段と、を有する測定装置を用い、該見
切り部検出手段を介して該見切り部の位置を確認後、各
該距離検出手段を介して該型ずれ量を測定することを特
徴とする。
ずれ量測定方法は、複数の鋳型が無枠鋳型として見切り
部を境界として組み合わされ、組み合わせ方向で搬送さ
れる該無枠鋳型の各該鋳型が該見切り部で型ずれを有し
得る場合における無枠鋳型の型ずれ量測定方法であっ
て、搬送方向に固定されて非接触で距離を検出可能な2
個以上の距離検出手段と、該見切り部の位置を検出可能
な見切り部検出手段と、を有する測定装置を用い、該見
切り部検出手段を介して該見切り部の位置を確認後、各
該距離検出手段を介して該型ずれ量を測定することを特
徴とする。
【0009】測定装置の距離検出手段としては、レーザ
式、赤外線発光ダイオード式等の距離センサを採用する
ことができる。また、測定装置の見切り部検出手段とし
ては、ビデオカメラ又はレーザ式、赤外線発光ダイオー
ド式等の距離センサを採用することができる。さらに、
見切り部には、より見切り部検出手段による検出を容易
にすべく、個々の鋳型に凹部又は突部を設けることがで
きる。
式、赤外線発光ダイオード式等の距離センサを採用する
ことができる。また、測定装置の見切り部検出手段とし
ては、ビデオカメラ又はレーザ式、赤外線発光ダイオー
ド式等の距離センサを採用することができる。さらに、
見切り部には、より見切り部検出手段による検出を容易
にすべく、個々の鋳型に凹部又は突部を設けることがで
きる。
【0010】この測定方法では、距離検出手段が非接触
で距離を検出するため、治具を用いた測定方法に比較
し、高い型ずれの測定精度と、高い作業効率とを実現可
能である。また、この測定方法では、見切り部検出手段
が見切り部の位置を検出し、確認後、各距離検出手段を
介して型ずれ量を測定する。このため、例えば無枠鋳型
全体が搬送装置から大きくずれているのであれば、たと
え個々の鋳型間に型ずれがほとんどなくても、見切り部
の位置によりそれが測定される。なお、この場合、搬送
方向に固定された2個以上の距離検出手段は、個々の鋳
型までの距離を検出し、その際の型ずれ量は0となる。
このため、無枠鋳型全体が搬送装置から脱落したりする
ことを防止でき、不良品を鋳造することを防止し得る。
こうして、人間の確認を必要とせず、型ずれ量の測定ひ
いては生産設備全体の自動化を推進することができる。
で距離を検出するため、治具を用いた測定方法に比較
し、高い型ずれの測定精度と、高い作業効率とを実現可
能である。また、この測定方法では、見切り部検出手段
が見切り部の位置を検出し、確認後、各距離検出手段を
介して型ずれ量を測定する。このため、例えば無枠鋳型
全体が搬送装置から大きくずれているのであれば、たと
え個々の鋳型間に型ずれがほとんどなくても、見切り部
の位置によりそれが測定される。なお、この場合、搬送
方向に固定された2個以上の距離検出手段は、個々の鋳
型までの距離を検出し、その際の型ずれ量は0となる。
このため、無枠鋳型全体が搬送装置から脱落したりする
ことを防止でき、不良品を鋳造することを防止し得る。
こうして、人間の確認を必要とせず、型ずれ量の測定ひ
いては生産設備全体の自動化を推進することができる。
【0011】さらに、この測定方法では、各距離検出手
段を固定しているため、従来のような付帯設備の摩耗、
誤動作を生じることはなく、高い維持管理費を投じるま
でもなく、測定精度の安定性に優れる。したがって、こ
の測定方法によれば、高いかつ安定した型ずれの測定精
度と、高い作業効率とを実現することができる。そし
て、型ずれ量が測定されれば、その型ずれ量に応じて搬
送装置によるその型ずれを是正しつつ鋳造することがで
きる。このため、型ずれによる食い違い不良を発生前に
予知できるため、早急な対策を講じることにより、不良
率の低減、合格率の向上を実現することができる。ま
た、この際、搬送装置の調整を型ずれ量の如何により行
えばよいため、維持管理費の高騰を生じない。
段を固定しているため、従来のような付帯設備の摩耗、
誤動作を生じることはなく、高い維持管理費を投じるま
でもなく、測定精度の安定性に優れる。したがって、こ
の測定方法によれば、高いかつ安定した型ずれの測定精
度と、高い作業効率とを実現することができる。そし
て、型ずれ量が測定されれば、その型ずれ量に応じて搬
送装置によるその型ずれを是正しつつ鋳造することがで
きる。このため、型ずれによる食い違い不良を発生前に
予知できるため、早急な対策を講じることにより、不良
率の低減、合格率の向上を実現することができる。ま
た、この際、搬送装置の調整を型ずれ量の如何により行
えばよいため、維持管理費の高騰を生じない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、請求項1の発明を具体化し
た実施形態1、2を図面を参照しつつ説明する。 (実施形態1)図1に示すように、基台1上に設けられ
た送りレール2には、900(縦)×450(幅)×7
70(高さ)(mm)の寸法の複数の鋳型3〜6が無枠
鋳型として見切り部を境界として組み合わされ、組み合
わせ方向で搬送されるようになっている。各鋳型3〜6
の側面右角部には、50(縦)×50(幅)×50(高
さ)(mm)の凹部3a〜6aが凹設されている。
た実施形態1、2を図面を参照しつつ説明する。 (実施形態1)図1に示すように、基台1上に設けられ
た送りレール2には、900(縦)×450(幅)×7
70(高さ)(mm)の寸法の複数の鋳型3〜6が無枠
鋳型として見切り部を境界として組み合わされ、組み合
わせ方向で搬送されるようになっている。各鋳型3〜6
の側面右角部には、50(縦)×50(幅)×50(高
さ)(mm)の凹部3a〜6aが凹設されている。
【0013】また、基台1の側面にはブラケット7によ
り測定装置が固定されている。この測定装置は、搬送方
向に固定され、各鋳型3〜6の側面中央と対面するレー
ザ式の距離センサ8、9と、各鋳型3〜6の凹部3a〜
6aと対面するビデオカメラ10と、を有する。距離セ
ンサ8、9の分解能は1/1000(mm)、距離測定
範囲は40.0±5.0(mm)である。ビデオカメラ
10の検査範囲は150×110(mm)である。ま
た、この測定装置では、図2に示すように、距離センサ
8、9にアンプ11、12を介して演算回路13が接続
されており、演算回路13にはプリンタ14とコンピュ
ータ15とが接続されている。また、ビデオカメラ10
には画像処理用コントローラ16が接続され、コンピュ
ータ15とコントローラ16との間にはタイマ17が設
けられている。
り測定装置が固定されている。この測定装置は、搬送方
向に固定され、各鋳型3〜6の側面中央と対面するレー
ザ式の距離センサ8、9と、各鋳型3〜6の凹部3a〜
6aと対面するビデオカメラ10と、を有する。距離セ
ンサ8、9の分解能は1/1000(mm)、距離測定
範囲は40.0±5.0(mm)である。ビデオカメラ
10の検査範囲は150×110(mm)である。ま
た、この測定装置では、図2に示すように、距離センサ
8、9にアンプ11、12を介して演算回路13が接続
されており、演算回路13にはプリンタ14とコンピュ
ータ15とが接続されている。また、ビデオカメラ10
には画像処理用コントローラ16が接続され、コンピュ
ータ15とコントローラ16との間にはタイマ17が設
けられている。
【0014】無枠鋳型の矢印方向の搬送を含む生産設備
が可動中、かかる測定装置を作動させる。このとき、ま
ずビデオカメラ10が例えば鋳型4の凹部4aをとら
え、コントローラ16により画像処理されてその凹部4
aの位置が確認される。このとき、凹部4aの位置によ
り、例えば無枠鋳型全体が送りレール2から大きくずれ
ているのであれば、それが測定され、異常として送りレ
ール2が停止される。
が可動中、かかる測定装置を作動させる。このとき、ま
ずビデオカメラ10が例えば鋳型4の凹部4aをとら
え、コントローラ16により画像処理されてその凹部4
aの位置が確認される。このとき、凹部4aの位置によ
り、例えば無枠鋳型全体が送りレール2から大きくずれ
ているのであれば、それが測定され、異常として送りレ
ール2が停止される。
【0015】凹部4aの位置が確認され、無枠鋳型全体
が送りレール2から大きくずれていないのであれば、そ
のままコンピュータ15の測定信号が演算回路13に出
力される。このとき、各距離センサ8、9は例えば鋳型
4、5にレーザ光を照射しており、それぞれの距離
L1、L2に相当する信号を検出している。そして、アン
プ11、12を介して入力されるそれらの出力信号によ
り、0.1〜0.2秒の瞬時に演算回路13がそれらの
差L1−L2を演算し、プリンタ14とコンピュータ15
とにその出力信号を出力する。こうして、この測定方法
では、型ずれ量を差L1−L2として測定する。実施形態
1では、型ずれ量の許容値を±0.4mm以内という基
準で常時測定し、監視した。
が送りレール2から大きくずれていないのであれば、そ
のままコンピュータ15の測定信号が演算回路13に出
力される。このとき、各距離センサ8、9は例えば鋳型
4、5にレーザ光を照射しており、それぞれの距離
L1、L2に相当する信号を検出している。そして、アン
プ11、12を介して入力されるそれらの出力信号によ
り、0.1〜0.2秒の瞬時に演算回路13がそれらの
差L1−L2を演算し、プリンタ14とコンピュータ15
とにその出力信号を出力する。こうして、この測定方法
では、型ずれ量を差L1−L2として測定する。実施形態
1では、型ずれ量の許容値を±0.4mm以内という基
準で常時測定し、監視した。
【0016】こうして、この測定方法では、距離センサ
8、9が非接触で距離L1、L2を検出するため、治具を
用いた測定方法に比較し、高い型ずれの測定精度と、高
い作業効率とを実現可能である。また、この測定方法で
は、ビデオカメラ10が凹部4aの位置を検出し、確認
後、各距離センサ8、9を介して型ずれ量L1−L2を測
定するため、無枠鋳型全体が送りレール2から脱落した
りすることを防止でき、不良品を鋳造することを防止し
得る。こうして、人間の確認を必要とせず、型ずれ量の
測定、ひいては生産設備全体の自動化を推進することが
できる。
8、9が非接触で距離L1、L2を検出するため、治具を
用いた測定方法に比較し、高い型ずれの測定精度と、高
い作業効率とを実現可能である。また、この測定方法で
は、ビデオカメラ10が凹部4aの位置を検出し、確認
後、各距離センサ8、9を介して型ずれ量L1−L2を測
定するため、無枠鋳型全体が送りレール2から脱落した
りすることを防止でき、不良品を鋳造することを防止し
得る。こうして、人間の確認を必要とせず、型ずれ量の
測定、ひいては生産設備全体の自動化を推進することが
できる。
【0017】さらに、この測定方法では、距離センサ
8、9をブラケット7により基台1に固定しているた
め、従来のような付帯設備の摩耗、誤動作を生じること
はなく、高い維持管理費を投じるまでもなく、測定精度
の安定性に優れる。したがって、この測定方法によれ
ば、高いかつ安定した型ずれの測定精度と、高い作業効
率とを実現することができる。そして、型ずれ量が測定
されれば、その型ずれ量に応じて送りレール2のレベル
測定・調整等を行うことでその型ずれを是正しつつ鋳造
することができる。このため、型ずれによる食い違い不
良を発生前に予知できるため、早急な対策を講じること
により、不良率の低減、合格率の向上を実現することが
できる。また、この際、送りレール2等の調整を型ずれ
量の如何により行えばよいため、維持管理費の高騰を生
じない。
8、9をブラケット7により基台1に固定しているた
め、従来のような付帯設備の摩耗、誤動作を生じること
はなく、高い維持管理費を投じるまでもなく、測定精度
の安定性に優れる。したがって、この測定方法によれ
ば、高いかつ安定した型ずれの測定精度と、高い作業効
率とを実現することができる。そして、型ずれ量が測定
されれば、その型ずれ量に応じて送りレール2のレベル
測定・調整等を行うことでその型ずれを是正しつつ鋳造
することができる。このため、型ずれによる食い違い不
良を発生前に予知できるため、早急な対策を講じること
により、不良率の低減、合格率の向上を実現することが
できる。また、この際、送りレール2等の調整を型ずれ
量の如何により行えばよいため、維持管理費の高騰を生
じない。
【0018】なお、実施形態1の測定方法と、従来のマ
イクロゲージを用いた測定方法とによる型ずれ量の測定
値の比較を行った。結果を表1に示す。
イクロゲージを用いた測定方法とによる型ずれ量の測定
値の比較を行った。結果を表1に示す。
【0019】
【表1】 表1より、実施形態1の測定方法では、従来の測定方法
と相関関係を維持しつつ、より高い測定精度を確保でき
ていることがわかる。 (実施形態2)実施形態2では、図3に示すように、実
施形態1に係るビデオカメラ10の代わりに、距離セン
サ8、9と同様の距離センサ18を採用している。ま
た、距離センサ18にはアンプ19を介してメータリレ
ー20を接続し、コンピュータ15とメータリレー20
との間にはタイマ21を設けている。他の構成は実施形
態1と同様である。
と相関関係を維持しつつ、より高い測定精度を確保でき
ていることがわかる。 (実施形態2)実施形態2では、図3に示すように、実
施形態1に係るビデオカメラ10の代わりに、距離セン
サ8、9と同様の距離センサ18を採用している。ま
た、距離センサ18にはアンプ19を介してメータリレ
ー20を接続し、コンピュータ15とメータリレー20
との間にはタイマ21を設けている。他の構成は実施形
態1と同様である。
【0020】この測定方法では、鋳型4の凹部4aを距
離センサ18で常時監視し、メータリレー20にて凹部
4aを確認する。他の作用は実施形態1と同様であり、
同様の効果を奏することができる。
離センサ18で常時監視し、メータリレー20にて凹部
4aを確認する。他の作用は実施形態1と同様であり、
同様の効果を奏することができる。
【図1】実施形態1の測定方法に係り、無枠鋳型、測定
装置等の斜視図である。
装置等の斜視図である。
【図2】実施形態1の測定方法に係り、測定装置の構成
図である。
図である。
【図3】実施形態2の測定方法に係り、測定装置の構成
図である。
図である。
【図4】従来の測定方法に係り、測定装置の構成図であ
る。
る。
3〜6…鋳型 8、9…距離検出手段(距離センサ) 10、18…見切り部検出手段(10…ビデオカメラ、
18…距離センサ)
18…距離センサ)
Claims (1)
- 【請求項1】複数の鋳型が無枠鋳型として見切り部を境
界として組み合わされ、組み合わせ方向で搬送される該
無枠鋳型の各該鋳型が該見切り部で型ずれを有し得る場
合における無枠鋳型の型ずれ量測定方法であって、搬送
方向に固定されて非接触で距離を検出可能な2個以上の
距離検出手段と、該見切り部の位置を検出可能な見切り
部検出手段と、を有する測定装置を用い、該見切り部検
出手段を介して該見切り部の位置を確認後、各該距離検
出手段を介して該型ずれ量を測定することを特徴とする
無枠鋳型の型ずれ量測定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5595297A JPH10249487A (ja) | 1997-03-11 | 1997-03-11 | 無枠鋳型の型ずれ量測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5595297A JPH10249487A (ja) | 1997-03-11 | 1997-03-11 | 無枠鋳型の型ずれ量測定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10249487A true JPH10249487A (ja) | 1998-09-22 |
Family
ID=13013419
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5595297A Pending JPH10249487A (ja) | 1997-03-11 | 1997-03-11 | 無枠鋳型の型ずれ量測定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10249487A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017122510A1 (ja) * | 2016-01-12 | 2017-07-20 | 新東工業株式会社 | 上下鋳型の型ずれ検知装置及び型ずれ検知方法 |
JP2019536636A (ja) * | 2016-12-05 | 2019-12-19 | ディサ・インダストリーズ・アクティーゼルスカブDISA Industries A/S | 砂型造型機、及び砂型部品の製造方法 |
US10589348B2 (en) * | 2015-06-04 | 2020-03-17 | Disa Industries A/S | Sand moulding machine and method of producing sand mould parts |
-
1997
- 1997-03-11 JP JP5595297A patent/JPH10249487A/ja active Pending
Cited By (8)
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