JPH07229712A - 無枠鋳型の型ズレ測定装置 - Google Patents

無枠鋳型の型ズレ測定装置

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JPH07229712A
JPH07229712A JP2175594A JP2175594A JPH07229712A JP H07229712 A JPH07229712 A JP H07229712A JP 2175594 A JP2175594 A JP 2175594A JP 2175594 A JP2175594 A JP 2175594A JP H07229712 A JPH07229712 A JP H07229712A
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JP
Japan
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mold
rail
molds
casting
frameless
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JP2175594A
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English (en)
Inventor
Masahide Kawabata
將秀 川畑
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Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生砂を用いて造型された各々の無枠鋳型の型
ズレを搬送レール上で測定できる装置を提供する。 【構成】 隣接する1組の鋳型の見切り部の鋳型の型ズ
レ量をレーザ式あるいはLED(赤外線発光ダイオー
ド)式距離センサーを用いて、鋳型へ非接触で、しかも
鋳型を搬送中に行うことができる無枠鋳型の型ズレ測定
装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無枠造型機によって生
砂を用いて造型された鋳型間のズレを測定する装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】竪型無枠造型システムは鋳型を縦割りに
造型し、その鋳型を順次向かいあわせに密着させること
で1組の鋳型としている。密着させた鋳型はそのまま鋳
型送りレール上で注湯され、冷却位置まで搬送されてい
る。搬送の際、鋳型送りレールのレベルの狂い等が原因
で向かい合った鋳型に上下、左右方向のズレが生じ、食
違い不良が発生する。そこで、鋳型送りレールのレベル
を定期的にトランジットで測定し、レールのレベル管理
がなされている。なお、鋳型自身のズレを防止するため
に鋳型の両側からささえるサイドクランプも通常使用さ
れているが不充分である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の管理体制は定期
的にレールレベルをトランジットで測定するというもの
だが、この方法は食違い不良の有無に関わらず行うた
め、有効な作業時間を活用できないという非効率な方法
であった。また、食違い不良の対策についても不良品の
発生が認められてから行うため早急な対応ができなかっ
た。そこで、レールレベルの測定を最小回数としまた、
食違い不良の対策を極力早急に行えるようにする必要が
ある。無枠竪型造型システムにおいて、鋳型のズレは食
違い不良に直結する主原因である。鋳型のズレを防止し
て、鋳造品の合格率向上を達成するためには、鋳型のズ
レが発生した場合、直ちに鋳型のズレの主原因である鋳
型送りレールのレベルの測定、調整が必要である。本発
明は上記問題点を鑑みなされたもので、食違い不良に直
結する鋳型のズレ量を、鋳型に接触することなく常時定
量的に行うことができる鋳型の型ズレ測定装置を提供す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的に
鑑み、本発明をなした。すなわち、本発明は無枠造型機
によって生砂を用いて造型された隣接する1組の鋳型の
上下、左右方向の見切り部の鋳型のズレ量をレーザ式あ
るいは赤外線発光ダイオード式距離センサーを鋳型の上
面または及び側面から一定距離離した所に進行方向に対
して平行に設置したレール上を直進運動させ、任意の鋳
型から隣接する鋳型まで移動させて測定することを特徴
とする無枠鋳型の型ズレ測定装置である。また、竪型無
枠造型機によって生産される隣接する1組の鋳型の上
下、左右方向の見切り部の鋳型のズレ量をレーザ式ある
いは赤外線発光ダイオード式距離センサーを隣接する鋳
型の上面または及び側面から一定距離離した所にそれぞ
れの鋳型に各1個以上設置することにより、センサーか
ら鋳型までの距離をそれぞれ測定し、その距離の差を鋳
型のズレ量として測定することを特徴とする無枠鋳型の
型ズレ測定装置である。
【0005】
【実施例及び作用】以下本発明につき、図を参照して説
明する。図1および図2は本発明の無枠鋳型の型ズレ測
定装置を用いて型ズレを測定する状態を示す一実施例の
図である。 (実施例1)本発明による鋳型のズレ測定装置を図1に
示す。図1にもとづいて実施例1の詳細を説明する。ま
ず、鋳型は950(縦)×800(幅)×250(高
さ)(mm)の寸法の竪型無枠鋳型で図1のように鋳型
送りレール10,11上に並んでいる。測定範囲40.
0±1.0mmのレーザ式距離センサー1が鋳型の進行
方向に対して平行に設置したレール4上を直進運動する
直動台車3に設置されている。直動台車3の移動はレー
ル4の延長上に設置したエアシリンダ7で行われる。こ
こで、レール4の長さは550mm、レール4の設置位
置は造型機(図示せず)から2mの地点、エアシリンダ
7のストロークは500mmである。型ズレ量の測定は
レーザ式距離センサー1をエアシリンダ7で鋳型5、6
の見切り部を通過させ、見切り部の直前直後での鋳型ま
での距離の差を鋳型のズレ量とする。なお、鋳型送りレ
ール10,11の調整前後における型ズレ量の測定を本
装置を用いて行ったので、その結果を表1に示す。
【0006】
【表1】
【0007】表1において、鋳型番号は図1に対応して
示しており、鋳型番号5のズレの量0.80(mm)お
よび0.25(mm)の値は、鋳型番号4(図示せず)
と鋳型番号5の両鋳型とのズレを示している。鋳型番号
6についてのズレ量の値は、鋳型番号5と鋳型番号6の
両鋳型とのズレを示している。通常、レール上を移動す
る鋳型枠数は30〜40枠と多数であるが図1および図
2においては数枠を示している。また、レールも、通
常、図示のレール本数よりも多い。レールは固定レール
と可動レールが交互に配置されており、他の駆動手段に
よって前進一後退の繰り返し運動を行う可動レールによ
って鋳型はレール上を運送される。
【0008】(実施例2)本発明による鋳型のズレ測定
装置を図2に示す、図2にもとづいて実施例2の詳細を
説明する。まず、鋳型は950(縦)×800(幅)×
250(高さ)(mm)の寸法の竪型無枠鋳型で図2の
ように鋳型送りレール10、11上に並んでいる。レー
ザ式距離センサー1、2を内蔵する測定ボックス8が鋳
型の進行方向に対して平行に設置したレール4上を直進
運動する直動台車3に設置されている。ここで、レール
4の長さは300mm、レール4設置位置は造型機(図
示せず)から3mの地点、レーザ式距離センサーの測定
範囲は40.0±1.0mm、レーザ式距離センサー
1、2間の距離は50mm、である。距離センサー1が
鋳型5、距離センサー2が鋳型6までの距離を測定でき
るように測定ボックス8をレール4上で移動させ、固定
する。距離センサー1と鋳型5までの距離と距離センサ
ー2と鋳型6までの距離との差から距離センサー1、2
の設置誤差を補正した値が型ズレ量となる。距離センサ
ーの設置誤差の補正は型ズレ量0mmである平坦な鋳型
面で行う。補正のための鋳型面への測定ボックスの移動
はレール上を直進させることで行う。
【0009】なお、上述した実施例1、2での距離セン
サーがLED(赤外線発光ダイオード)式であっても全
く同じ結果を得ることができる。一対の鋳型の連続した
鋳型の列は鋳型送りレール上で全体的に見ると蛇行する
状態が生じることがあるが、各種の鋳造品の鋳型ズレに
起因する合否はあくまでも一対の鋳型の型ズレの許容値
による。したがって、一対の鋳型の型ズレを常時測定
し、監視することにより管理を行えば鋳造品の合格率を
向上させることができる。
【0010】本発明における無枠鋳型の型ズレ測定に供
するレーザ式距離センサーの構造は、図3に示す如く、
距離センサーと演算部と表示部から形成されており、無
枠鋳型の型ズレ測定に際しては距離の数値データが距離
センサーから演算部に伝えられ、デジタル数値として表
示される。そして、一組の鋳型の型ズレの値(mm表
示)はこの計測器内で算定され、デジタル表示として表
示される。また、LED(赤外線発光ダイオード)式距
離センサーの構造も図3と同様の構成となっている。金
属製鋳型の場合には、鋳型計測部が鋳型に接触しても鋳
型の破壊が生じないので接触式変位センサーを使用でき
るが、生砂を用いて造型される無枠鋳型に対しては、接
触式距離計を用いると鋳型が破壊するので適用出来ず、
本発明の如く非接触式距離センサーの適用の実現が望ま
れていたものである。実施例では竪型無枠鋳型の型ズレ
の測定に本発明の装置を適用することについて説明した
が、横型無枠鋳型の型ズレにも本発明の装置を適用でき
ることは当然である。なお、鋳造品によって許容される
型ズレの許容値が相違するので、鋳造品に応じた型ズレ
の許容値を実測的データからあらかじめ知り、本発明の
装置により測定した型ズレ値とを比較することによっ
て、管理を行うことができるので鋳造品の不良低減に効
果大である。
【0011】
【発明の効果】本発明による効果は、以下の通りであ
る。 (1)鋳型のズレ監視装置により鋳型のズレによる食違
い不良が発生前に予期できるため、早急な対策をたてる
ことができる。 (2)上記(1)から食違い不良の発生が減少し、鋳物
の合格率向上への寄与大である。 (3)鋳型のズレの主原因である鋳型送りレールのレベ
ルの測定、調整を鋳型のズレ量を考慮しながら必要な時
にのみ随時行うことができるので、鋳型送りレールのレ
ベルの測定回数を最小回数にでき、鋳型の食違いによる
鋳造品の不良発生を未然に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無枠鋳型の型ズレ測定装置を用いて型
ズレを測定する状態を示す図である。
【図2】本発明の無枠鋳型の型ズレ測定装置を用いて型
ズレを測定する状態を示す図である。
【図3】本発明のレーザー式距離センサーが両鋳型を移
動して、発信ー受信により無枠鋳型の型ズレ測定を行う
状態を示す模式図である。
【符号の説明】
1,2 レーザー式距離センサー 3 直動台車 4 レール 5,6 竪型無枠生型鋳型 7 エアシリンダ 8 測定ボックス 9 鋳型の見切り部 10 鋳型搬送用固定レール 11 鋳型搬送用可動レール 12 リード線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無枠造型機によって生砂を用いて造型さ
    れた隣接する1組の鋳型の上下、左右方向の見切り部の
    鋳型のズレ量をレーザ式あるいは赤外線発光ダイオード
    式距離センサーを鋳型の上面または及び側面から一定距
    離離した所に進行方向に対して平行に設置したレール上
    を直進運動させ、任意の鋳型から隣接する鋳型まで移動
    させて測定することを特徴とする無枠鋳型の型ズレ測定
    装置。
  2. 【請求項2】 無枠造型機によって生砂を用いて造型さ
    れた隣接する1組の鋳型の上下、左右方向の見切り部の
    鋳型のズレ量をレーザ式あるいは赤外線発光ダイオード
    式距離センサーを隣接する鋳型の上面または及び側面か
    ら一定距離離した所にそれぞれの鋳型に各1個以上設置
    することにより、センサーから鋳型までの距離をそれぞ
    れ測定し、その距離の差を鋳型のズレ量として測定する
    ことを特徴とする無枠鋳型の型ズレ測定装置。
JP2175594A 1994-02-21 1994-02-21 無枠鋳型の型ズレ測定装置 Pending JPH07229712A (ja)

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