JP6611452B2 - 斜軸式のアキシャルピストン機械 - Google Patents

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Description

本発明は、斜軸式のハイドロスタティック式のアキシャルピストン機械であって、回転軸線を中心として回転可能にハウジング内に配置された伝動軸と、回転軸線を中心として回転可能にハウジング内に配置された伝動フランジと、回転軸線を中心として回転可能に当該アキシャルピストン機械の前記ハウジング内に配置されたシリンダブロックとを有し、該シリンダブロックには複数のピストン穴が設けられていて、該ピストン穴内にそれぞれ1つのピストンが長手方向摺動可能に配置されており、該ピストンは前記伝動フランジに枢着的に取り付けられていて、前記ピストンを前記伝動フランジに枢着的に取り付けるためにそれぞれ1つのボールジョイント結合部が設けられており、該ボールジョイント結合部は、前記伝動フランジの端面に設けられた球冠状の受容シェルと、前記ピストンと作用結合するボールヘッドとによって形成されている、斜軸式のハイドロスタティック式のアキシャルピストン機械に関する。
斜軸式のハイドロスタティック式のアキシャルピストン機械では、シリンダブロック内に長手方向摺動可能に配置されたピストンは通常、ボールジョイントによって伝動軸の伝動フランジに取り付けられている。この場合、ピストンの力はピストンを介して、伝動軸にある伝動フランジで支持され、トルクを発生させる。斜軸式のアキシャルピストン機械では、ピストンを伝動フランジに枢着的に取り付ける必要がある。このために、ボールジョイント結合部が使用される。ボールジョイント結合部は、伝動フランジの端面に設けられた球冠状の受容シェルと、ピストンに配置されていて伝動フランジの受容シェル内に装着されるボールヘッドとから成っている。
運転中は、ピストンのボールヘッドが、伝動フランジの各受容シェル内でロックされなければならない。
このためにWO2004/109107A1号明細書により、ピストンヘッド用の開口部と、この開口部に一体成形された球冠とを備えた押さえプレートをピストン上に通し、伝動フランジにねじ固定することが公知である。球冠ゆえに製造の手間がかかる押さえプレートが必要なことと、伝動フランジに押さえプレートをねじ固定するためのねじ結合により、このような形式のアキシャルピストン機械には大きな製造の手間がかかる。
付加的な押さえプレートに関する構成の手間を省くために、欧州特許第0567805号明細書、欧州特許第1071884号明細書、独国特許出願公開第4024319号明細書、欧州特許第0697520号明細書により既に、ボールヘッドを球冠状の受容シェルに形状接続的に固定することが公知である。このために球冠状の受容シェルは、180°以上の取り囲み角度を有するように形成され、受容シェルは球赤道を取り囲んでいる。ボールヘッドには円筒状の面が例えば、ボールヘッドの面取り若しくは除去加工により設けられるので、ボールヘッドを所定の位置で、この円筒状の面によって球冠状の受容シェル内に導入することができ、次いで受容シェル内で傾けることにより固定することができる。この場合、構成部分の製造は簡略化され、ピストンのボールヘッドを、伝動フランジの受容シェルに簡単に取り付けることができる。
欧州特許第0567805号明細書及び欧州特許第1071884号明細書では円筒状の面がピストンの長手方向軸線に対して平行に配置されているので、ピストンは組み付けの際に、伝動フランジの回転軸線に対して同心的に受容シェル内に導入されて、ピストンを作業角度へと傾けることにより、ピストンヘッドは受容シェル内でロックされる。しかしながら、可変容量形機械として形成された斜軸式の機械では、受容シェルにおけるピストンのこのような形式のロックでは問題が生じる。即ち、受容シェル内でのボールヘッドの覆いは、シリンダブロックの旋回角度が減少するにつれ小さくなるので、伝動フランジにおけるピストンのボールヘッドのこのような形式のロックは、シリンダブロックの可変旋回角度を有した可変容量形機械には条件付きでしか適していない。0°の旋回角度を有する可変容量形機械には、このようなロックは適していない。何故ならば、ピストンは受容シェル内でもはや確実に保持されず、受容シェルから抜け落ちる恐れがあるからである。
独国特許出願公開第4024319号明細書及び欧州特許第0697520号明細書では、円筒面はピストンの長手方向軸線に対して傾斜して配置されており、この場合、円筒面の傾斜角度は、アキシャルピストン機械の運転中にこの角度が生じないように構成されている。これによりこのロックは可変容量形機械に適しており、0°の旋回角度の場合でも、伝動フランジの受容シェル内でピストンをロックすることができる。伝動フランジにピストンを組み付けるためには、ピストンを相応に大きく傾けなければならないので、各受容シェルに手間をかけて形成される切欠を、ピストンのピストンロッドのための凹部として設ける必要がある。ピストンの組み付け角度に応じて、伝動フランジの受容シェルにおいてピストンの組み付けのために必要なこのような切欠は球赤道まで延在することがあり、これにより球冠状の受容シェルはこの面において相応に著しく減じられる。
欧州特許第0567805号明細書、欧州特許第1071884号明細書、独国特許出願公開第4024319号明細書、欧州特許第0697520号明細書により公知のアキシャルピストン機械では、球冠状の受容シェルによる180°以上の取り囲み把持により、伝動フランジ厚さは相応に大きくなり、このような厚さにより、アキシャルピストン機械では軸方向で相応の構成スペースが必要になる。何故ならば、回転するシリンダブロックの、ピストン走出開口を含む端面は、伝動フランジの、受容シェルが配置されている端面には接触してはならないからである。
WO2004/109107A1号明細書 欧州特許第0567805号明細書 欧州特許第1071884号明細書 独国特許出願公開第4024319号明細書 欧州特許第0697520号明細書
本発明の課題は、伝動フランジにおけるピストンのロックを簡単に製造でき、このロックによりアキシャルピストン機械の軸方向寸法を減じることができるような斜軸式のアキシャルピストン機械を提供することである。
この課題を解決するために本発明の構成では、受容シェルはそれぞれ、球赤道まで延在する半球面として形成されていて、伝動フランジの端面には受容シェルの領域で保持ウェブが形成されていて、該保持ウェブは、ボールヘッドを180°を越える角度で取り囲んで把持するように、前記半球面の球赤道を越えて延在しているようにした。
本発明によるアキシャルピストン機械では、中空球面状の受容シェルは伝動フランジに単に、球赤道まで延びる半球面として形成されている。ボールヘッドをこの半球面状の受容シェル内に形状接続的に固定するために、伝動フランジの端面には受容シェルの領域に、伝動軸の端面から突出する保持ウェブが形成されており、この保持ウェブは半球面の球赤道を越えて延びている。従って、球赤道を越えてのボールヘッドの取り囲み把持は、保持ウェブ領域でのみ行われるので、伝動フランジの端面に配置された保持ウェブだけが、ピストンを受容シェル内に固定し、ピストンの保持部を形成する。ボールヘッドの保持を、伝動フランジの端面に配置された保持ウェブの領域に空間的に限定することにより、伝動フランジの端面のその他の領域を、保持ウェブよりも薄く形成することができるので、空間が得られ、シリンダブロックの、ピストン走出開口を有する端面を、伝動フランジにより接近させることができる。これにより、アキシャルピストン機械の軸方向の所要構成スペースを減じることができる。本発明によるアキシャルピストン機械では、受容シェルにおけるピストンの保持を保持ウェブに空間的に限定することによりさらに、公知の斜軸式のアキシャルピストン機械よりも構成の手間がかからない。
本発明の好適な実施態様によれば、各受容シェルにおける保持ウェブはそれぞれ2つの保持部分を形成しており、これらの保持部分は前記受容シェルに互いに向かい合って配置されており、前記半球面を越えて延びている。互いに向かい合って位置する2つの保持部分によって、簡単に、ボールヘッドを赤道領域で取り囲んで把持することができ、これによりボールヘッドを受容シェル内に形状接続的に保持することができる。
保持ウェブは、伝動フランジの端面における1つの円環状の隆起部によって形成されているならば、構成の手間が僅かである点で特に有利である。端面における1つの円環状の隆起部を構成する手間は僅かである。このためには、伝動フランジに半球面状の受容シェルを製造する際に、リング状の隆起部を簡単に破断して、各受容シェルのところに互いに向かい合って位置する2つの保持部分を形成することができる。
特に好適には、保持ウェブを形成する円環状の隆起部の中心点が伝動フランジの回転軸線上に配置されている。伝動フランジの回転軸線に対して円環状の隆起部をこのように同心的に配置することにより、円環状の隆起部の輪郭を簡単かつ安価に旋削加工により製造することができる。
好適には、円環状の隆起部は、半球の中心点が配置されている1つのピッチ円の領域に配置されている。これにより、受容シェル内にボールヘッドを保持ウェブによって確実に保持することができる。さらにこれにより、アキシャルピストン機械のコンパクトな軸方向の寸法を得るためにシリンダブロックを伝動フランジに近付けることができる相応のスペースが生じる。
保持ウェブが伝動フランジの端面に一体的に形成されているならば、伝動機構の簡単な製造という点で特に好適である。相応の許容差を有した保持ウェブを伝動フランジの未完成品において成形するならば、伝動フランジと保持ウェブとは簡単かつ安価に、旋削加工による旋削部品として製造することができる。
ボールヘッドを所属の受容シェル内に組み付けることができるように、本発明の好適な別の実施態様では、各ボールヘッドに、互いに向かい合って位置する2つの溝が設けられており、これら両溝の溝底部間の間隔は、前記各受容シェルにおける両保持部分の開き幅よりも小さい。これにより簡単に、ボールヘッドを両溝によって保持部分の間に通し受容シェル内に配置することができるので、受容シェルへのピストンの簡単な組み付けが得られる。
この場合好適には、溝の溝幅は、保持ウェブの幅よりも大きい。従って、互いに向かい合って位置する両溝が、保持ウェブと同様に僅かな幅しか有していないことにより、ピストン力を支持するボールヘッドのボール半部は、両溝の幅が比較的僅かなことにより、その面積は僅かしか減じられないので、シリンダから生じる大きな力を支持することができる。
溝は、ピストンの長手方向軸線に対して垂直又は平行に配置することができる。特に好適には、溝はボールヘッドに、ピストンの長手方向軸線に対して傾斜するように配置されている。溝の傾斜角度に応じて、本発明によるアキシャルピストン機械では、ピストンの組み付けのための、受容シェルにおけるピストンロッドのための凹部を省くことができる。何故ならば、保持ウェブよりも後退している伝動フランジの端面により既に、ピストンを組み付けるために、ピストンロッドのための相応の空間が得られているからである。溝の傾斜角度が相応に大きく、伝動フランジにピストンを組み付けることができるように、ピストンのピストン軸のために凹部としての切欠が、伝動フランジの端面の受容シェルの範囲に必要な場合には、本発明によるアキシャルピストン機械では公知のアキシャルピストン機械よりも小さい深さの切欠が形成され、従って伝動フランジの端面における凹部は比較的小さい。好適には溝は、ピストンの長手方向軸線に対して垂直に配置されていない。これにより、ピストンの組み付けのための受容シェルにおけるピストンロッド用の凹部は、垂直に配置されている溝の場合よりも小さくて良い。ピストンのピストンロッド用の凹部が小さいことにより、ピストン力を支持する受容シェルの球冠の面は、本発明によるアキシャルピストン機械では、その面積において僅かにしか減じられない。さらに、傾斜して配置された溝により、伝動フランジにおけるピストンのロックは、0°の旋回角度を有する斜軸式機械に適している。
溝の傾斜角度は好適には、傾斜角度が、アキシャルピストン機械の運転中に生じるピストンの傾動角度とは異なるように形成されている。好適には傾斜角度は、組み付け中、伝動フランジの回転軸線に対するピストンの傾斜が、斜軸式機械の運転中に生じるピストンの最大の傾斜よりも大きいように形成されており、これによりピストンのボールヘッドはアキシャルピストン機械の運転中、確実に伝動フランジの受容シェルに形状接続的に保持され得る。
好適には、溝が傾斜して配置されている場合に、ピストンを伝動フランジに簡単に組み付けることができるように、伝動フランジには各受容シェルのところでピストンのピストンロッドのために切欠が設けられている。
本発明の好適な実施態様では、シリンダブロックをガイドするために、伝動フランジとシリンダブロックとの間に球面状のガイドが形成されている。このような球面状のガイドは好適には、伝動フランジ若しくは伝動軸の球面状の部分と、シリンダブロックの中空球面状の部分とによって形成され、簡単かつ安価かつ省スペースのシリンダブロックのガイド及び支持が得られる。
この場合、好適には、前記切欠は、伝動フランジの前記端面において、受容シェルの半径方向外側領域に設けられている。シリンダブロックの球面状のガイドを備えたアキシャルピストン機械では、半径方向外側に配置された切欠により、ピストンを半径方向外側に傾けることにより簡単にピストンを組み付けることができる。
伝動フランジの端面の外縁部に面取部が設けられている場合、この面取部がピストンのピストンロッドのための切欠を形成するように寸法設定されているならば、ピストンのピストンロッドのために場合によっては必要な凹部としての切欠を、付加的な製造手間なしに製造することができる。
ピストンのボールヘッドに設けられた溝はまっすぐな延在を有していて良い。
溝が屈曲された延在を有しているならば特別な利点が得られる。まっすぐに延在している溝に対して、屈曲された延在を有する溝により、ボールヘッドの負荷がかかるボール半部は比較的大きな面積を有するので、比較的大きなピストン力を伝えることができる。
溝はこの場合好適には、ピストンの長手方向軸線に対して傾斜して配置された第1の部分と、該第1の部分に対して屈曲された、特にピストンの長手方向軸線に対して垂直に配置された第2の部分とを有している。
以下に本発明の実施態様を概略的に示した図面につき、本発明のさらなる利点と詳細を詳しく説明する。
本発明による斜軸式のアキシャルピストン機械を示す縦断面図である。 図1の一部を拡大して示した図である。 伝動フランジの端面を示す平面図である。 図3のB−B線に沿った断面図である。 図4のA−A線に沿った断面図である。 ピストンの組み付け過程(a)−(d)を詳しく示した図である。 ピストンの組み付け過程(a)−(d)を詳しく示した図6に対応する斜視図である。 ピストンの組み付け過程(a)−(d)を詳しく示した図6、図7に対応する別の斜視図である。 異なる傾斜角度(a)−(c)のピストンを示した図3のC−C線に沿った断面図である。 受容シェル内に組み付けられたピストンを示す複数の斜視図(a)−(c)である。 (a)はピストンの第1の実施態様を示した図、(b)はピストンの第2の実施態様を示した図である。
図1に示す本発明に係るハイドロスタティック式のアキシャルピストン機械1は、斜軸式機械として形成され、ハウジング2を有している。ハウジング2は、ハウジング構成部分2aと、該ハウジング構成部分2aに取り付けられているハウジングリッド2bとから成っている。ハウジング2内には伝動フランジ3と伝動軸4とが回転軸線Rを中心として回転可能に配置されている。回転軸線Rは、アキシャルピストン機械1の長手方向軸線Lに相当する。図示の実施態様では、伝動軸4は、軸受装置5a,5bによって回転軸線Rを中心として回転可能に支持されている。図示した実施態様では、伝動フランジ3は伝動軸4と一体に成形されている。
伝動フランジ3に軸方向で隣接して、シリンダブロック7がハウジング2内に配置されている。シリンダブロック7は、回転軸線Rを中心として回転可能に配置されており、複数のピストン穴8を有していて、これらのピストン穴8は図示の実施態様では、シリンダブロック7の回転軸線Rに対して同心的に配置されている。ピストン穴8内には、それぞれ1つのピストン10が長手方向摺動可能に配置されている。
伝動軸4の回転軸線Rは、シリンダブロック7の回転軸線Rと交点SPにおいて交差している。
伝動軸4は、伝動フランジ側の端部において、入力トルクを導入するための、若しくは出力トルクを取り出すためのトルク伝達手段12、例えばスプライン歯列を有して形成されている。
シリンダブロック7は、ピストン穴8及びピストン10によって形成される押しのけ室Vへの圧力媒体の供給及び押しのけ室Vからの圧力媒体の排出を制御するために、制御面15に接触しており、この制御面15には、アキシャルピストン機械1の入口ポート16と出口ポートとを形成する、キドニ(腎臓)形の制御穴(図示せず)が設けられている。ピストン穴8及びピストン10によって形成された押しのけ室Vを制御穴に接続するために、シリンダブロック7の各ピストン穴8にはそれぞれ制御開口18が設けられている。
図1に示したアキシャルピストン機械1は、可変の押しのけ容積を有した可変容量形機械として形成されている。可変容量形機械の場合、押しのけ容積を変更するために、伝動軸4の回転軸線Rに関するシリンダブロック7の回転軸線Rの傾斜角α、即ち旋回角が調節可能である。シリンダブロック7に接触する制御面15はこのためにクレイドル体19に形成されている。クレイドル体19は所定の旋回軸線を中心として旋回可能にハウジング2内に配置されている。この旋回軸線は、伝動軸4の回転軸線Rとシリンダブロック7の回転軸線Rとの交点SPに位置し、これらの回転軸線R,Rに対して垂直に配置されている。
クレイドル体19の位置に応じて、伝動軸4の回転軸線Rに対するシリンダブロック7の回転軸線Rの傾斜角αは変化する。シリンダブロック7は、伝動軸4の回転軸線Rに対してシリンダブロック7の回転軸線Rが同軸となる、旋回角度が0°のゼロ位置へと旋回させることができる。このゼロ位置を起点として、シリンダブロック7は一方の側又は両方の側へと旋回することができるので、図1のアキシャルピストン機械は、片側に旋回可能な又は両側に旋回可能な可変容量形機械として構成することができる。クレイドル体19を、ひいてはシリンダブロック7を旋回させるための装置は図1には詳しく示されていない。
ピストン10はそれぞれ、伝動フランジ3に枢着的に取り付けられている。このために、それぞれのピストン10と伝動フランジ3との間には、球面ジョイントとして形成されたそれぞれ1つのボールジョイント結合部20が形成されている。ジョイント結合部20は図2に詳しく示したように、ピストン10のボールヘッド10aと、伝動フランジ3の、シリンダブロック7に面した端面3bに設けられたボールソケット状の、即ち中空球面状の受容シェル3aとから形成されていて、この受容シェル3aにピストン10のボールヘッド10aが取り付けられている。
ピストン10にはさらに、ピストン10を貫通するそれぞれ1つの長手方向孔13が設けられていて良く、この長手方向孔13は、ボールジョイント結合部20をハイドロスタティック式に負荷軽減するために、押しのけ室Vと接続されていて、ボールヘッド10aを貫通して延在している。
ピストン10は、それぞれ1つの鍔区分10bを有しており、この鍔区分10bでピストン10はピストン穴8内に配置されている。ピストン10のピストンロッド10cは鍔区分10bをボールヘッド10aに接続している。
シリンダブロック7の回転時のピストン10の補償動作を可能にするために、ピストン10の鍔区分10bは遊びを有してピストン穴8内に配置されている。ピストン10の鍔区分10bはこのために球面状に形成することができる。ピストン穴8に対してピストン10をシールするために、ピストン10の鍔区分10bにはシール手段21、例えばピストンリングが配置されている。
シリンダブロック7を支持し、センタリングするために、シリンダブロック7と伝動フランジ3若しくは伝動軸4との間には球面状のガイド25が形成されている。球面状のガイド25は、伝動フランジ3若しくは伝動軸4の球面状区分26によって形成されていて、この球面状区分26上には、シリンダブロック7の中空球面状の区分27が配置されている。区分26,27の中心点は、伝動軸4の回転軸線Rとシリンダブロック7の回転軸線Rとの交点SP上に位置している。図示の実施態様では、中空球面状区分27はスリーブ状のブシュ50の端面に形成されている。このブシュ50は、シリンダブロック7の中央の長手方向孔11内に、従ってシリンダブロック7の内部に配置され、取り付けられている。
アキシャルピストン機械1の作動中に、シリンダブロック7の連行を可能にするために、伝動軸4とシリンダブロック7とを回転方向で連結する詳しくは図示されていない連行装置、例えば連行ジョイントが設けられている。この連行装置は、好適には等速ジョイントとして形成されている。
斜軸式機械として構成された本発明によるアキシャルピストン機械1では、図3〜図5に詳しく示されているように、球冠状の受容シェル3aがそれぞれ、球赤道までしか延びていない半球面として形成されている。半球面として形成された球冠状の受容シェル3aの中心点Mは、従って、伝動フランジ3の端面3b上に延在する平面に位置している。従って、半球面として形成された球冠状の受容シェル3aは、ボールヘッド10aを180°だけ取り囲んでいる。この場合、図3には、受容シェル3aの領域における伝動フランジ3の端面3bの平面図が示されており、対応するピストン10は示されていない。
ピストン10のボールヘッド10aを、半球面として形成された中空球面状の受容シェル3a内に形状接続的に固定するために、伝動フランジ3の端面3bには受容シェル3aの領域に保持ウェブ30が形成されている。この保持ウェブ30は、図5に示されたように、半球面の球赤道を越えて延在しており、ボールヘッド10aを180°以上の角度で取り囲んで、ボールヘッド10aに係合する。保持ウェブ30はこのために、内側輪郭で、球冠状の受容シェル3aの球輪郭を延長する球輪郭31を有している。
保持ウェブ30は、各受容シェル3aにそれぞれ2つの保持部分30a,30bを形成しており、これらの保持部分30a,30bは、図3及び図5により明らかであるように、受容シェル3aに互いに向かい合って配置されていて、それぞれ球輪郭31を有している。
保持ウェブ30は、伝動フランジ3の端面3bに設けられた円環状の周方向隆起部32によって形成されている。円環状の隆起部32は、従って保持ウェブ30は、伝動フランジ3の回転軸線Rに対して同心的に配置されているので、保持ウェブ30を形成する円環状の隆起部32の中心点は、伝動フランジ3の回転軸線R上に配置されている。
円環状の隆起部32は、伝動フランジ3の端面3bに、ピッチ円直径Tの領域に配置されていて、このピッチ円直径T上には、半球面状の受容シェル3aの中心点Mが配置されている。
従って円環状の隆起部32は、シリンダブロック7に面して、伝動フランジ3の端面3bに配置されている。
保持ウェブ30は半径方向で幅Bを有している。この幅Bは、半球面の直径よりも著しく小さく、例えば半球面の直径の、即ちボールヘッド10aの直径の最大で1/3である。保持ウェブ30の半径方向の外周面30dは、伝動フランジ3の半径方向の外周面3dから半径方向内側に間隔を置いて位置している。
図示の実施態様では、保持ウェブ30は伝動フランジ3の端面3bと一体に成形されている。従って、伝動フランジ3の輪郭には、保持ウェブ30が、従って、端面3bから突出するリング状の拡大部32が設けられている。好適には、保持ウェブ30は、伝動フランジ3の未加工品の際に既に所定の過剰寸法を有して成形されているので、保持ウェブ30の輪郭は安価に、伝動フランジ3の旋削加工の際に製造することができる。
本発明によるアキシャルピストン機械1では、半球面状の受容シェル3a内におけるピストンヘッド10aの保持は、保持ウェブ30領域に限定されている。環状の保持ウェブ30が、伝動フランジ3の外周面3dから半径方向内側に向かって間隔を置いて配置されていることにより、シリンダブロック7のピストン走出開口を含む端面7aが、伝動フランジ3の端面3bに近づくことができる空間が生じるので、本発明によるアキシャルピストン機械1の寸法は長手方向軸線Lの軸方向でコンパクトにすることができる。図2には、ピストン走出開口を含む端面7aを含むシリンダブロック7と、伝動フランジ3の端面3bに配置された半球面状の受容シェル3aの中心点Mとの間のできるだけ小さい間隔Sが示されている。できるだけ小さい間隔Sを得るためには、保持ウェブ30の、シリンダブロック7に面した端面には半径方向外側の領域で、伝動フランジ3の端面3bに対して傾けられた面取部33が設けられている。
ピストン10のボールヘッド10aを受容シェル3a内に導入することができるように、各ボールヘッド10aには、図5に示されているように、互いに向かい合って位置する2つの溝40a,40bが設けられている。溝40a,40bは、ボールヘッド10aの赤道領域の範囲で球面の除去加工部として形成されている。両溝40a,40bの、互いに平行に配置された円筒状の溝底面の間の間隔Dは、各受容シェル3aにおける保持ウェブ30の両保持部分30a,30bの間の開き幅Eよりも小さい。
図4に示したように、溝40a,40bの溝幅Fはそれぞれ、保持ウェブ30の幅Bよりも明らかに大きい。
溝40a,40bは、ピストン10の長手方向軸線Lに対して傾けられた長手方向軸線Lを有してボールヘッド10aに配置されている。図示の実施態様では、溝40a,40bの長手方向軸線Lは、ピストン10の長手方向軸線Lに対して、組み付け角度を成す傾斜角度βだけ傾けられて配置されている。組み付け角度βは90°よりも小さい。
図1〜図11(a)では、溝40a,40bはまっすぐな延在を有している。
溝40a,40bの傾斜角度βは、傾斜角度βが、ピストン10を組み付けるために、アキシャルピストン機械1の運転中に生じるピストン10の最大の傾動角度βとは異なるように形成されている。
ピストン10を受容シェル3a内に組み付けるために、伝動フランジ3の各受容シェル3aのところにピストン10のピストンロッド10cのための切欠45が形成されている。図示の実施態様では、切欠45は、伝動フランジ3の端面3bにおいて受容シェル3aの半径方向外側領域に形成されており、受容シェル3aから半径方向外側に向かって、伝動フランジ3の半径方向外周面3dに向かう方向で延在している。切欠45は、半径方向内側で見て、半径方向外周面3dを起点として、受容シェル3aに向かって増大する深さを有している。
半径方向外周面3dと端面3bとの間の外側縁部ではさらに、伝動フランジ3に面取部46が設けられている。切欠45はこの面取部46の領域に延在している。
図6(a)〜図8(d)には、受容シェル3aへのピストン10の組み付けプロセスが詳しく示されている。図6(a)〜図8(d)の「a」〜「d」の記号は、それぞれ同じ組み付け状態を示している。
図6(a)、図7(a)、図8(a)に示したように、ピストン10を受容シェル3aに組み付けるために、ピストン10は組み付け角度βで受容シェル3a内に導入される。図6(b)、図7(b)、図8(b)、図6(c)、図7(c)、図8(c)に示したように、ピストン10が組み付け角度βだけ傾けられた場合、溝40a,40bの長手方向軸線Lは、保持ウェブ30に対して平行に配置されるので、ピストン10の両溝40a,40bは、保持ウェブ30の両保持ウェブ部分30a,30bの間で受容シェル3a内に導入される。ピストン10が組み付け角度βで受容シェル3a内に完全に導入されると、ピストンロッド10cが切欠45に接触する。図6cに矢印60で、及び図6(d)、図7(d)、図8(d)に示したように、ボールヘッド10aが完全に受容シェル3a内に導入されたならば、ピストン10は、組み付け角度βから傾斜角度βへと戻し旋回されるので、ボールヘッド10aは保持ウェブ30によって形状接続的に受容シェル3a内に保持される。
図6(d)、図9(a)〜(c)に示したように、アキシャルピストン機械1の運転中、ピストン10では最大の傾斜角度βが生じるので、アキシャルピストン機械1の運転中、ボールヘッド10aは受容シェル3a内に確実に保持されている。
図10(a)〜(c)には、受容シェル3a内に保持されたピストン10の斜視図が示されている。
図11(b)には、ピストン10の第2の実施態様が示されていて、この場合、ボールヘッド10aにおける溝40a,40bは屈曲した延在を有している。溝40a,40bは、ピストン10の長手方向軸線Lに対して傾斜角度βだけ傾けられた長手方向軸線Lを有して配置された第1の部分を有している。溝40a,40bの第2の部分は、第1の部分に対してさらに屈曲されていて、図示の実施態様では、ピストン10の長手方向軸線Lに対して垂直な長手方向軸線LN2を有して配置されている。溝40a,40bの第2の部分が屈曲されていることにより、ピストンロッド10cとは反対側のボールヘッド10aのボール端部は、溝40a,40bの外縁部から寸法t2を有しており、この寸法t2は、まっすぐに形成された溝40a,40bの場合の寸法t1よりも大きい。従って、ピストンロッド10cとは反対側に位置し、受容シェル3a内でピストン力を支持する負荷がかかるボール半部は拡大された面積を有している。
本発明は一連の利点を有している。
本発明による受容シェル3a内でのピストン10のロックの製作にかかる手間は、半球面状の受容シェル3aと、伝動フランジ3の端面3bから突出する、伝動フランジ3の端面3bに設けられた保持ウェブ30とにより僅かである。さらに、本発明による伝動フランジ3におけるピストン10のロックを備えた本発明によるアキシャルピストン機械1の軸方向の寸法はコンパクトである。両溝40a,40bが傾けられていることにより、本発明によるピストン10のロックは、可変の押しのけ容積を有した可変容量形機械に適しており、0°の旋回角度を可能にする。ボールヘッド10aに両溝40a,40bを設けることにより、円筒状面を形成するためにボールヘッド10aを面取りするよりも、溝40a,40bの溝幅Fが僅かであることにより、ピストンロッド10cの反対側に位置する負荷がかかるボール半部における球面の減少は僅かである。
本発明は図示した実施態様のみに限定されるものではない。本発明によるアキシャルピストン機械1は、可変容量形機械としてではなく選択的に定容量形機械として形成することができる。定容量形機械では、伝動軸4の回転軸線Rに対するシリンダブロック7の回転軸線Rの傾斜角αは一定かつ不変である。この場合、シリンダブロック7が当接する制御面15は、ハウジング2に形成されていて良い。
ブシュ50はシリンダブロック7に一体的に形成できることは理解できる。
伝動フランジ3は、伝動軸4に相対回動不能に結合されている、伝動軸4とは別個の構成部分として形成することができる。
伝動フランジ3における面取部46は、ピストン10の組み付けのために付加的な切欠45を省くことができるように拡大することができる。
1 アキシャルピストン機械、 2 ハウジング、 2a ハウジング構成部分、 2b ハウジングリッド、 3 伝動フランジ、 3a 受容シェル、 3b 端面、 3d 外周面、 4 伝動軸、 5a,5b 軸受装置、 7 シリンダブロック、 7a 端面、 8 ピストン穴、 10 ピストン、 10a ボールヘッド、 10b 鍔区分、 10c ピストンロッド、 11 長手方向孔、 12 トルク伝達手段、 13 長手方向孔、 15 制御面、 16 入口ポート、 18 制御開口、 19 クレイドル体、 20 ボールジョイント結合部、 21 シール手段、 25 球面状のガイド、 26 球面状区分、 27 中空球面状区分、 30 保持ウェブ、30a,30b 保持部分、 31 球輪郭、 32 隆起部、 33 面取部、 40a,40b 溝、 45 切欠、 46 面取部、 50 ブシュ、 60 矢印、 R 伝動軸4の回転軸線、 L アキシャルピストン機械1の長手方向軸線、 R シリンダブロック7の回転軸線、 SP 回転軸線Rと回転軸線Rの交点、 V 押しのけ室、 α シリンダブロック7の回転軸線Rの傾斜角、 T ピッチ円直径、 M 受容シェル3の中心点、 S 間隔、 B 保持ウェブ30の幅、 D 溝底面の間の間隔、 E 両保持部分30a,30bの間の開き幅、 F 溝40a,40bの溝幅、 L ピストン10の長手方向軸線、 L,LN2 溝40a,40bの長手方向軸線、 β 組み付け角度、 β ピストン10の最大傾動角度、 t1,t2 寸法

Claims (13)

  1. 斜軸式のハイドロスタティック式のアキシャルピストン機械(1)であって、
    回転軸線(R)を中心として回転可能にハウジング(2)内に配置された伝動軸(4)と、
    回転軸線(R)を中心として回転可能に前記ハウジング(2)内に配置された伝動フランジ(3)と、
    回転軸線(R)を中心として回転可能に当該アキシャルピストン機械(1)の前記ハウジング(2)内に配置されたシリンダブロック(7)とを有し、
    該シリンダブロック(7)には複数のピストン穴(8)が設けられていて、該ピストン穴(8)内にそれぞれ1つのピストン(10)が長手方向摺動可能に配置されており、
    該ピストン(10)は前記伝動フランジ(3)に枢着的に取り付けられていて、前記ピストン(10)を前記伝動フランジ(3)に枢着的に取り付けるためにそれぞれ1つのボールジョイント結合部(20)が設けられており、該ボールジョイント結合部(20)は、前記伝動フランジ(3)の端面(3b)に設けられた球冠状の受容シェル(3a)と、前記ピストン(10)と作用結合するボールヘッド(10a)とによって形成されている、斜軸式のハイドロスタティック式のアキシャルピストン機械(1)において、
    前記受容シェル(3a)はそれぞれ、球赤道まで延在する半球面として形成されていて、前記伝動フランジ(3)の端面(3b)には前記受容シェル(3a)の領域で保持ウェブ(30)が形成されていて、該保持ウェブ(30)は、前記ボールヘッド(10a)を180°を越える角度で取り囲んで把持するように、前記半球面の前記球赤道を越えて延在しており、
    前記各受容シェル(3a)における前記保持ウェブ(30)はそれぞれ2つの保持部分(30a,30b)を形成しており、該2つの保持部分(30a,30b)は前記受容シェル(3a)に互いに向かい合って配置されていて、前記半球面を越えて延びており、
    前記ボールヘッド(10a)には、互いに向かい合って位置する2つの溝(40a,40b)が設けられており、前記2つの溝(40a,40b)の溝底部間の間隔(D)は、前記各受容シェル(3a)における前記2つの保持部分(30a,30b)の開き幅(E)よりも小さく、
    前記2つの溝(40a,40b)は屈曲された延在を有している、ことを特徴とする、斜軸式のハイドロスタティック式のアキシャルピストン機械。
  2. 前記保持ウェブ(30)は、前記伝動フランジ(3)の前記端面(3b)における1つの円環状の隆起部(32)によって形成されている、請求項記載のハイドロスタティック式のアキシャルピストン機械。
  3. 前記保持ウェブ(30)の中心点は、前記伝動フランジ(3)の回転軸線(R)上に配置されている、請求項1又は2記載のハイドロスタティック式のアキシャルピストン機械。
  4. 前記保持ウェブ(30)は、前記半球面の中心点(M)が位置する1つのピッチ円(T)領域に配置されている、請求項1からまでのいずれか1項記載のハイドロスタティック式のアキシャルピストン機械。
  5. 前記保持ウェブ(30)は、前記伝動フランジ(3)の前記端面(3b)に一体的に形成されている、請求項1からまでのいずれか1項記載のハイドロスタティック式のアキシャルピストン機械。
  6. 前記2つの溝(40a,40b)の溝幅(F)は、前記保持ウェブ(30)の幅(B)よりも大きい、請求項1から5までのいずれか1項記載のハイドロスタティック式のアキシャルピストン機械。
  7. 前記2つの溝(40a,40b)は、それぞれ、前記ボールヘッド(10a)に、前記ピストン(10)の長手方向軸線(L)に対して傾斜するように配置されている、請求項1から6までのいずれか1項記載のハイドロスタティック式のアキシャルピストン機械。
  8. 前記2つの溝(40a,40b)の傾斜角度(β)は、該傾斜角度(β)が、当該アキシャルピストン機械(1)の運転時に生じる前記ピストン(10)の傾斜角度(β)とは異なるように形成されている、請求項記載のハイドロスタティック式のアキシャルピストン機械。
  9. 前記シリンダブロック(7)をガイドするために、前記伝動フランジ(3)と前記シリンダブロック(7)との間に球面状のガイド(25)が形成されている、請求項1からまでのいずれか1項記載のハイドロスタティック式のアキシャルピストン機械。
  10. 前記伝動フランジ(3)には前記受容シェル(3a)のところで、前記ピストン(10)のピストンロッド(10c)のために切欠(45)が設けられている、請求項1からまでのいずれか1項記載のハイドロスタティック式のアキシャルピストン機械。
  11. 前記切欠(45)は、前記伝動フランジ(3)の前記端面(3b)において、前記受容シェル(3a)の半径方向外側領域に形成されている、請求項10記載のハイドロスタティック式のアキシャルピストン機械。
  12. 前記伝動フランジ(3)には、前記端面(3b)の外縁部(3d)に面取部(46)が設けられていて、該面取部(46)は、該面取部(46)が前記ピストン(10)の前記ピストンロッド(10c)用の前記切欠(45)を形成するように寸法設定されている、請求項10又は11記載のハイドロスタティック式のアキシャルピストン機械。
  13. 前記2つの溝(40a,40b)は、前記ピストン(10)の長手方向軸線(L)に対して傾斜して配置された第1の部分と、該第1の部分に対して屈曲された、前記ピストン(10)の前記長手方向軸線(L)に対して垂直に配置された第2の部分とを有している、請求項1から12までのいずれか1項記載のハイドロスタティック式のアキシャルピストン機械。
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