JP6610819B1 - 可動部用同軸ケーブル - Google Patents

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Abstract

【課題】長距離伝送に適した電気特性を有し、かつ、しごくような負荷がかかった場合であっても断線等の不具合が発生しにくい可動部用同軸ケーブルを提供する。【解決手段】可動部用同軸ケーブル1は、内部導体2と、内部導体2の周囲を覆う絶縁体3と、絶縁体3の周囲にテープ部材41を螺旋状に巻き付けてなる摩耗抑制層4と、摩耗抑制層4の外周を覆う編組シールドからなる外部導体5と、外部導体5の周囲を覆うシース6と、を備え、摩耗抑制層4は、テープ部材41の絶縁体3に対向する面および外部導体5に対向する面がフッ素樹脂によって構成される。【選択図】図1

Description

本発明は、可動部用同軸ケーブルに関する。
近年、生産性向上対策として人協働型ロボットや小型多関節ロボットの市場が拡大している。このようなロボットに使用されるロボットケーブルとして、ロボットの可動部に配線される可動部用のケーブルと、ロボットと制御機器とを接続する固定部用のケーブルとが用いられている。可動部用のケーブルとしては、例えばカメラ等からの高速信号を伝送する可動部用同軸ケーブルがある。
従来の可動部用同軸ケーブルとして、特許文献1がある。特許文献1の可動部用同軸ケーブルでは、絶縁体を三層構造とすることにより、高速信号の伝送特性の向上と、耐屈曲性、耐捻回性の向上とを実現している。
特許6394721号公報
近年では、可動範囲(移動範囲)が広いロボット等も実用化されており、可動部用同軸ケーブルとしても、数十m以上(例えば、5m〜80m程度)の長距離の伝送を可能とすることが求められている。長距離伝送時の減衰量を少なくするためには、導体断面積を大きくする必要があるが、導体断面積を大きくすると可動部用同軸ケーブルの外径も大きくなってしまう。
可動部用同軸ケーブルの外径が大きくなると、限られた配線スペースの中で可動部用同軸ケーブルが自由に動くことが難しくなり、ロボット等を可動させた際に可動部用同軸ケーブルをしごくような負荷がかかりやすくなる。可動部用同軸ケーブルにしごくような負荷がかかると、外部導体に用いられている編組シールドと絶縁体との間で側圧摩擦が生じ、絶縁体が摩耗して局部的に摩り減る等して、特性劣化や内部導体と外部導体間でのショート、あるいは断線等の不具合が発生してしまうおそれが生じる。
そこで、本発明は、長距離伝送に適した電気特性を有し、かつ、しごくような負荷がかかった場合であっても断線等の不具合が発生しにくい可動部用同軸ケーブルを提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決することを目的として、内部導体と、前記内部導体の周囲を覆う絶縁体と、前記絶縁体の周囲にテープ部材を螺旋状に巻き付けてなる摩耗抑制層と、前記摩耗抑制層の外周を覆う編組シールドからなる外部導体と、前記外部導体の周囲を覆うシースと、を備え、前記摩耗抑制層は、前記テープ部材の前記絶縁体に対向する面および前記外部導体に対向する面がフッ素樹脂によって構成される、可動部用同軸ケーブルを提供する。
本発明によれば、長距離伝送に適した電気特性を有し、かつ、しごくような負荷がかかった場合であっても断線等の不具合が発生しにくい可動部用同軸ケーブルを提供できる。
本発明の一実施の形態に係る可動部用同軸ケーブルを示す図であり、(a)はケーブル長手方向に垂直な断面を示す断面図、(b)はそのA部拡大図である。 (a)はテープ部材の斜視図、(b)〜(d)はテープ部材の断面図である。 屈曲試験を説明する図である。 捻回試験を説明する図である。 U字屈曲試験を説明する図である。 しごき試験を説明する図である。
[実施の形態]
以下、本発明の実施の形態を添付図面にしたがって説明する。
図1は、本実施の形態に係る可動部用同軸ケーブルを示す図であり、(a)はケーブル長手方向に垂直な断面を示す断面図、(b)はそのA部拡大図である。
図1(a),(b)に示すように、可動部用同軸ケーブル1は、内部導体2の周囲に、絶縁体3、摩耗抑制層4、外部導体5、及びシース6を順次設けて構成されている。可動部用同軸ケーブル1は、例えば、工場等で用いられるロボットの内部あるいは外部の配線に用いられるものであり、その少なくとも一部が可動部をまたいで配設されるものである。可動部用同軸ケーブル1の長さは例えば5m〜80m程度である。また、可動部用同軸ケーブル1は、例えば10MHz〜6GHzの帯域の高周波信号を伝送するために用いられる。可動部用同軸ケーブル1の特性インピーダンスは、例えば75Ωである。
(内部導体2)
内部導体2は、銅等からなる金属素線を複数本撚り合わせた子撚り線を複数用い、さらに複数の子撚り線を撚り合わせた複合撚り線からなる。子撚り線は、複数本の金属素線を集合撚りして構成され、内部導体2は、複数本の子撚り線を同心撚りして構成される。内部導体2を複合撚りで構成することで、可動部用同軸ケーブル1の可とう性を高めて配線しやすくでき、また可動部で繰り返し屈曲や捻回を加えても金属素線に断線が発生しにくくなり、耐屈曲性及び耐捻回性が向上する。また、内部導体2は、上述した複合撚り線とすることにより、可動部用同軸ケーブル1に対してしごくような負荷がかかった場合であっても、断線等を生じにくくすることに有効である。
耐屈曲性及び耐捻回性を十分に得るために、内部導体2に用いる金属素線としては、引張強さが220MPa以上であり、かつ伸びが5%以上であるものを用いるとよい。また、長距離伝送時の減衰量を小さく抑えるために、内部導体2の導体断面積は0.75mm以上であるとよい。本実施の形態では、例えば、内部導体2に用いる金属素線として素線径0.08mmのすずめっき軟銅線を用い、30本のすずめっき軟銅線を撚り合わせた子撚り線を7本同心撚りすることで、内部導体2を構成することができる。このときの内部導体2の外径は、約1.41mm、導体断面積は約1.04mmである。
(絶縁体3)
絶縁体3は、内部導体2の周囲を覆うように形成されている。絶縁体3としては、高周波信号の伝送特性を向上させる(より詳細には、例えば、10MHz〜6GHzの帯域の高周波信号を長距離伝送した際に減衰しにくくする)ために、なるべく誘電率が低いものを用いることが望ましい。本実施の形態では、絶縁体3として、内部導体2の外周に設けられた非充実押出層31と、非充実押出層31の外周に非接着に設けられた発泡層32と、発泡層32の外周に接着して設けられた非発泡層33と、を有する3層構造のものを用いた。
非充実押出層31は、低誘電率の非発泡樹脂材料を用いてチューブ押出しにより形成されている。チューブ押出しにより非充実押出層31を形成することで、非充実押出層31の形成時に樹脂材料が内部導体2の金属素線間に入りこまず、内部導体2と非充実押出層31間に部分的に空隙が生じる。これにより、内部導体2は、非充実押出層31とは独立して動くことができるようになり、耐屈曲性、耐捻回性をより高めることが可能になる。非充実押出層31としては、例えば、FEP(テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体)や、PFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)等からなるふっ素樹脂材料を用いることができる。本実施の形態では、例えば、FEPからなる厚さ0.3mmの非充実押出層31を形成することができる。
発泡層32は、高周波における良好な電気特性を担保する低誘電率の層であり、発泡絶縁樹脂材料で構成されている。発泡層32の発泡度は、30%以上70%以下とするとよい。発泡層32の発泡度が30%未満であると、誘電率が大きくなり高周波信号の長距離伝送特性が劣化してしまい、発泡度が70%を超えると発泡層32が柔らかくなりすぎて、屈曲時等に外力により潰れやすくなり、高周波信号の伝送特性が劣化してしまうためである。発泡層32は、非充実押出層31に用いる樹脂材料よりも低融点の樹脂材料で形成され、非充実押出層31とは非接着に形成されている。これにより、可動部用同軸ケーブル1がロボットの可動に追従して動くときに、可動部用同軸ケーブル1の長手方向に対して非充実押出層31が発泡層32とは独立して動くことができるようになり、耐屈曲性、耐捻回性をより高めることが可能になる。発泡層32としては、例えば、照射架橋発泡ポリエチレンや発泡ポリプロピレンからなるものを用いることができる。本実施の形態では、照射架橋発泡ポリエチレンからなる厚さ1.15mmの発泡層32を形成した。
非発泡層33は、発泡層32を保護するための層であり、発泡層32と同じ樹脂材料を用いて充実押出しにより形成される。非発泡層33を充実押出しにより形成することにより、発泡層32の表面にあらわれる発泡の孔が埋められ、非発泡層33と発泡層32とが接着される。非発泡層33としては、伸びが300%以上、引張強さが15MPa以上、誘電率が2.5以下となる非発泡絶縁樹脂からなる樹脂材料を用いるとよい。可動部用同軸ケーブル1を曲げた際の負荷は径方向外方ほど大きくなるので、非発泡層33の伸びや引張強さを大きくすることで、繰り返し曲げや捻回が加えられた際に絶縁体3に割れが生じにくくなり、耐屈曲性や耐捻回性がより向上する。非発泡層33としては、例えば、非発泡ポリプロピレンや、照射架橋ポリエチレン等からなるものを用いることができる。本実施の形態では、例えば、照射架橋ポリエチレンからなる厚さ1.25mmの非発泡層33を形成することができる。このときの絶縁体3の外径は、約6.8mmである。
(摩耗抑制層4)
摩耗抑制層4は、絶縁体3の周囲にフッ素樹脂テープからなるテープ部材41を螺旋状に巻き付けて構成されている。例えば、摩耗抑制層4を押出成形によって設けることも考えられるが、この場合、摩耗抑制層4が筒状となるために非常に硬く曲げにくくなってしまい、可動部用同軸ケーブル1の可とう性が低下してしまう。つまり、本実施の形態では、可動部用同軸ケーブル1の可とう性の低下を抑制するとともに、可動部用同軸ケーブル1にしごくような負荷がかかるときに、複数本の金属素線で構成される外部導体5と絶縁性の樹脂材料で構成される絶縁体3との間で生じる側圧摩耗によって絶縁体3が摩耗することを抑制するために、絶縁体3の周囲にフッ素樹脂テープからなるテープ部材41を螺旋状に巻き付けることで、摩耗抑制層4を形成している。テープ部材41は、フッ素樹脂テープの幅方向の一部が重なり合うように重ね巻きされて絶縁体3の外周に螺旋状に巻き付けられている。このとき、テープ部材41は、可動部用同軸ケーブル1がしごくような動きをしたときに、絶縁体3の表面がテープ部材41の重なり合う部分から露出しない状態が維持されるように重ね巻きされている。また、テープ部材41は、重なり合う部分が接着されておらず、可動部用ケーブル1がしごくような動きをしたときに、重なり合ったテープ部材41同士が互いにスライドするように動くことができる。また、テープ部材41を構成するフッ素樹脂テープは、絶縁体3及び外部導体5のそれぞれに対して非接着性の表面を有することが望ましい。なお、ここでいう「フッ素樹脂テープからなるテープ部材」とは、フッ素樹脂によって一様に形成されたテープで構成されるものを意味する。また、テープ部材41は、上述した作用及び効果を得るために、フッ素樹脂テープの重なり合う部分がフッ素樹脂テープの幅(例えば、15mm〜35mm)の0.3倍以上0.5倍以下となるように重ね巻きされていることが望ましい。
本実施の形態に係る可動部用同軸ケーブル1では、上述した摩耗抑制層4を絶縁体3と外部導体5との間に備えることで、可動部用同軸ケーブル1にしごくような負荷がかかった際に、可動部用同軸ケーブル1が側圧を受けることになるが、この側圧によって絶縁体3(特に、非発泡層33の表面)と外部導体5とが擦れて絶縁体3が摩耗してしまうことを抑制できる。つまり、摩耗抑制層4を備えることで、絶縁体3に接触する摩耗抑制層4の面と外部導体5に接触する摩耗抑制層4の面とが側圧によって摩耗しにくいため、可動部用同軸ケーブル1にしごくような負荷がかかった場合の耐久性(以下、単にしごきに対する耐久性という)を向上することができる。
可動部用同軸ケーブル1にしごくような負荷が加わった際に、外部導体5が摩耗抑制層4に対して滑るように動くことができ、しごきに対する耐久性を向上させることができるように、摩耗抑制層4は、その表面の滑りがよいこと(摩擦係数が絶縁体3の表面の摩擦係数よりも低いこと)が望まれる。テープ部材41に用いるフッ素樹脂テープとしては、例えば、ETFE(テトラフルオロエチレン・エチレン共重合体)テープやPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)テープ等が挙げられる。
また、テープ部材41としては、高周波信号の減衰量を抑えるために、できるだけ誘電率が低いものを用いることが望まれる。本実施の形態では、例えば、表面の滑りがよく、また誘電率も低いPTFEからなるテープ部材41を用いることができる。
テープ部材41の厚さは、25μm以上150μm以下であるとよい。テープ部材41の厚さが25μm未満であると薄すぎて繰り返し摩耗により破断しやすくなってしまい、テープ部材41の厚さが150μmを超えると摩耗抑制層4が硬くなり、可動部用同軸ケーブル1の可とう性が低下してしまうためである。本実施の形態では、例えば、厚さ100μmのPTFEテープからなるテープ部材41を用いることができる。
本実施の形態では、図2(a),(b)に示すように、1層のフッ素樹脂層411を有する(単層の)フッ素樹脂テープからなるテープ部材41を用いたが、これに限らず、テープ部材41は、その絶縁体3に対向する面41aおよび外部導体5に対向する面41bがフッ素樹脂によって構成されていればよい。例えば、テープ部材41は、図2(c),(d)に示すように、2層以上の多層構造となっていてもよい。図2(c)では、フッ素樹脂層411を多層(図示例では2層)に積層させることによって面41a,41bがともにフッ素樹脂によって構成される例を示している。図2(c)のテープ部材41は、例えば、フッ素樹脂からなるフィルムを貼り合わせること等によって形成することができる。また、図2(d)では、基材412の両面にフッ素樹脂層411が設けられていることによって面41a,41bがともにフッ素樹脂によって構成される例を示している。図2(d)のテープ部材41は、例えば、基材412の両面全体にフッ素樹脂を塗布し硬化させてフッ素樹脂層411を形成する、あるいは、基材412の両面全体にフッ素樹脂からなるフィルムを貼り合わせ、当該フィルムと基材412とを融着させること等によって形成することができる。
(外部導体5)
外部導体5は、外部ノイズを遮蔽するためのものである。摩耗抑制層4の外周を覆う可動部用同軸ケーブル1の可とう性を確保するために、外部導体5は、金属素線を編み込んだ編組シールドから構成されている。本実施の形態では、外部導体5は、編組シールドを複数層積層して構成されている。ここでは、編組シールドを2層積層して外部導体5を構成する場合を説明するが、編組シールドを3層以上積層して外部導体5を構成してもよい。以下、径方向内方に設けられる編組シールドを内側編組シールド51、径方向外方に設けられる編組シールドを外側編組シールド52と呼称する。
本実施の形態に係る可動部用同軸ケーブル1では、周方向の一部において、外部導体5(内側編組シールド51)と摩耗抑制層4との間に空気層7が形成されていてもよい。空気層7を形成するためには、内側編組シールド51の内径を、摩耗抑制層4の外径よりも大きくすればよい。本実施の形態では、内側編組シールド51の形成時に摩耗抑制層4の外周に例えば編組形成装置に組み込まれた棒状のスペーサをケーブル長手方向に沿うように配置し、当該スペーサ上で金属素線を編み込んで内側編組シールド51を形成し、形成された内側編組シールド51をスペーサから離脱させるように編組形成装置から順次送り出すことで、空気層7を形成することができる。なお、このような製造法を行わない場合であっても、テープ部材41の段差部分(テープ部材41の幅方向の一部が重なり合うことで生じる段差部分)や内側編組シールド51の金属素線間にも微小な隙間が生じるが、このような隙間は本発明の空気層7に含まれない。また、スペーサの形状は棒状に限定されない。空気層7の大きさは、摩耗抑制層4の表面から外部導体5の内面(摩耗抑制層4の表面に対向する面)までの最大距離が5μm以上30μm以下である範囲内で、外部導体5が摩耗抑制層4の表面からシース6側へ浮いている状態をいう。最大距離は、可動部用同軸ケーブル1を所定の位置で切断した後、切断した部分の横断面(ケーブル長手方向に垂直な断面)を光学顕微鏡あるいは電子顕微鏡を用いて観察したときに、摩耗抑制層4の表面から外部導体5の内面までの直線距離の最大値を測定することによって得られる。
外部導体5(内側編組シールド51)と摩耗抑制層4間に空気層7を形成することで、外部導体5による締付けを抑制し、可動部用同軸ケーブル1を屈曲、揺動、あるいはしごいた際に、外部導体5(内側編組シールド51)と摩耗抑制層4とが容易に相対移動できるようになり、耐屈曲性、耐捻回性、及びしごきに対する耐久性を向上することが可能になる。
外側編組シールド52は、通常の編組シールドの製法と同様に、内側編組シールド51の外周上で金属素線を編み込んで形成される。内側編組シールド51と外側編組シールド52間に空気層を形成すると、外部導体5内での接触抵抗が高くなり特性劣化のおそれが生じてしまうためである。
両編組シールド51,52に用いられる金属素線は、耐屈曲性及び耐捻回性を十分に得るために、引張強さが340MPa以上であり、かつ伸びが5%以上であるものが用いられる。本実施の形態では、例えば、両編組シールド51,52に用いられる金属素線として、素線径0.08mmのすずめっき銅合金からなるものを用いることができる。また、両編組シールド51,52の密度は約90%とした。なお、両編組シールド51,52に用いられる金属素線は、素線径が同じであっても異なっていてもよい。
さらに、本実施の形態では、両編組シールド51,52に、潤滑剤が塗布された金属素線を用いることができる。潤滑剤としては、例えば流動パラフィンを用いることができる。これにより、外部導体5と摩耗抑制層4とがより滑りやすくなり、耐屈曲性、耐捻回性、及びしごきに対する耐久性をより向上することが可能になる。
ところで、内側編組シールド51の編組角度が大きいと、摩耗抑制層4との擦れが激しくなってしまうおそれがある。また、曲げによる影響を受けやすい外側編組シールド52の編組角度が小さいと、金属素線に断線が発生しやすくなり耐屈曲性が低下してしまうおそれがある。さらに、両編組シールド51,52の編組角度が同じであると、両編組シールド51,52間の摩耗が大きくなるおそれがある。よって、内側編組シールド51の編組角度は、外側編組シールド52の編組角度よりも小さいとよい。外部導体5が3層以上の編組シールドを有する場合、径方向において最も内方に設けられる編組シールドの編組角度が、当該編組シールドよりも外方に設けられる編組シールドの編組角度よりも小さいとよい。なお、編組角度とは、金属素線の長手方向と可動部用同軸ケーブル1の長手方向とのなす角度(絶対値)である。
(シース6)
シース6は、外部導体の周囲を覆うように形成されている。シース6としては、例えばPVC(ポリ塩化ビニル)やウレタンからなるものを用いることができる。本実施の形態では、PVCからなる厚さ1.0mmのシース6を形成した。シース6内で外部導体5が動けるように、シース6は、チューブ押出しにより形成されることが望ましい。シース6形成後の可動部用同軸ケーブル1の外径は、約10mmである。
(可動部用同軸ケーブル1の特性)
以上説明した可動部用同軸ケーブル1を実施例として試作し、耐屈試験、耐捻試験、U字屈曲試験、しごき試験を行った。また、比較例として、摩耗抑制層4を省略した以外は実施例の可動部用同軸ケーブル1と同じ構成である比較例の可動部用同軸ケーブルを作成し、同様の試験を行った。
屈曲試験では、図3に示すように、線心の移動が起こらないように可動部用同軸ケーブル1の上端部を固定し、可動部用同軸ケーブル1の下端部に荷重W=5N(500gf)の錘を吊り下げ、可動部用同軸ケーブル1の左右に湾曲させた形の曲げジグ11を取り付けた状態で、曲げジグ11に沿って左右方向に±90°の曲げを加えるように可動部用同軸ケーブル1を屈曲させた。屈曲の曲げ半径Rは、可動部用同軸ケーブル1の外径の約5倍とした。屈曲速度は30回/分とし、屈曲回数は左右方向への一往復を1回としてカウントした。また、可動部用同軸ケーブル1の屈曲を繰り返し、適宜回ごとに可動部用同軸ケーブル1の両端部間で内部導体2の導通検査を行い、初期からの減衰量あるいは特性インピーダンスの変化量が10%以上となった屈曲回数を屈曲寿命とした。屈曲試験では、屈曲寿命が30万回以上である場合を合格とし、屈曲寿命が30万回未満である場合を不合格とした。
捻回試験では、図4に示すように、線心の移動が起こらないように可動部用同軸ケーブル1の上端部を固定し、可動部用同軸ケーブル1の一箇所を回転しない固定チャック12に取り付け、それより上部に距離d(捻回長)=500mm離れた箇所を回転チャック13に取り付けた。可動部用同軸ケーブル1の下端部には、荷重W=5N(500gf)の錘を吊り下げた。この状態で回転チャック13を回転させることで可動部用同軸ケーブル1に±180°の捻りを繰り返し加えた。捻回速度は30回/分とし、捻回回数は各方向への一往復を1回としてカウントした。また、可動部用同軸ケーブル1の捻回を繰り返し、適宜回ごとに可動部用同軸ケーブル1の両端部間で内部導体2の導通検査を行い、初期からの減衰量あるいは特性インピーダンスの変化量が10%以上となった捻回回数を捻回寿命とした。捻回試験では、捻回寿命が30万回以上である場合を合格とし、捻回寿命が30万回未満である場合を不合格とした。
U字屈曲試験では、図5に示すように、可動部用同軸ケーブル1の一端部を固定プレート14に固定すると共に、可動部用同軸ケーブル1を固定プレート14と平行に延出し、延出した可動部用同軸ケーブル1をU字状に折り返した後に、可動部用同軸ケーブル1の他端部を固定プレート14と平行に配置された移動プレート15に固定した。この状態で移動プレート15を、移動プレート15からの可動部用同軸ケーブル1の延出方向と平行な方向にストローク長L=1mで往復移動させることを繰り返した。可動部用同軸ケーブル1の曲げ半径は可動部用同軸ケーブル1の外径の約10倍とした。ストローク速度は25回/分とし、ストローク回数は、移動プレート15を一往復させたときを1回としてカウントした。また、適宜回ごとに可動部用同軸ケーブル1の両端部間で内部導体2の導通検査を行い、初期からの減衰量あるいは特性インピーダンスの変化量が10%以上となったストローク回数をU字屈曲寿命とした。U字屈曲試験では、U字屈曲寿命が100万回以上である場合を合格とし、U字屈曲寿命が100万回未満である場合を不合格とした。
しごき試験では、図6に示すように、可動部用同軸ケーブル1を水平方向に延びるように配置すると共に、その両端部を滑車16を介して下方に延出し、その両端に荷重W=5N(500gf)の錘17を吊り下げた。また、滑車16間の可動部用同軸ケーブル1を、水平方向に往復移動可能な台車18に設けられた2つの滑車18a,18bに通した。一方の滑車18aは、図示左方向から導入された可動部用同軸ケーブル1を180度方向転換して左方向に延出し、他方の滑車18bは滑車18aから導入された可動部用同軸ケーブル1を180度方向転換して右方向に延出する。この台車18を左右に繰り返し往復移動させることで可動部用同軸ケーブル1を繰り返ししごくようにした。しごき速度は10回/分とし、しごき回数は台車18を一往復させたときを1回としてカウントした。滑車18a,18bの直径は160mmとした。また、適宜回ごとに可動部用同軸ケーブル1の両端部間で内部導体2の導通検査を行い、初期からの減衰量あるいは特性インピーダンスの変化量が10%以上となったしごき回数をしごき寿命とした。しごき試験では、しごき寿命が10万回以上である場合を合格とし、しごき寿命が10万回未満である場合を不合格とした。
屈曲試験、捻回試験、U字屈曲試験、およびしごき試験の結果を表1にまとめて示す。
Figure 0006610819
表1に示すように、屈曲試験、捻回試験、及びU字屈曲試験については、実施例、比較例共に合格であった。しかし、しごき試験については、比較例が不合格となり、実施例が合格となった。これにより、摩耗抑制層4を備えることで、しごきに対する耐久性が向上することが確認された。
(実施の形態の作用及び効果)
以上説明したように、本実施の形態に係る可動部用同軸ケーブル1では、絶縁体3と外部導体5との間に、絶縁体3の周囲にテープ部材41を螺旋状に巻き付けてなる摩耗抑制層4を備え、摩耗抑制層4は、テープ部材41の絶縁体3に対向する面41aおよび外部導体5に対向する面41bがフッ素樹脂によって構成されている。これにより、長距離伝送に適した電気特性が得られるよう内部導体2の導体断面積を大きくした場合であっても、しごきに対する耐久性が高く、断線等の不具合が発生しにくい可動部用同軸ケーブル1を実現できる。
(実施の形態のまとめ)
次に、以上説明した実施の形態から把握される技術思想について、実施の形態における符号等を援用して記載する。ただし、以下の記載における各符号等は、特許請求の範囲における構成要素を実施の形態に具体的に示した部材等に限定するものではない。
[1]内部導体(2)と、前記内部導体(2)の周囲を覆う絶縁体(3)と、前記絶縁体(3)の周囲にテープ部材(41)を螺旋状に巻き付けてなる摩耗抑制層(4)と、前記摩耗抑制層(4)の外周を覆う編組シールドからなる外部導体(5)と、前記外部導体(5)の周囲を覆うシース(6)と、を備え、前記摩耗抑制層(4)は、前記テープ部材(41)の前記絶縁体(3)に対向する面および前記外部導体(5)に対向する面がフッ素樹脂によって構成される、可動部用同軸ケーブル(1)。
[2]前記摩耗抑制層(4)は、前記テープ部材(41)の幅方向の一部が重なり合うように前記テープ部材(41)が重ね巻きされており、重なり合った前記テープ部材(41)同士が互いに動くことができる、[1]に記載の可動部用同軸ケーブル(1)。
[3]前記摩耗抑制層(4)は、前記テープ部材(41)の表面の摩擦係数が前記絶縁体の表面の摩擦係数よりも低い、[1]または[2]に記載の可動部用同軸ケーブル(1)。
[4]前記絶縁体(3)は、前記内部導体(2)の外周に設けられた非充実押出層(31)と、前記非充実押出層(31)の外周に非接着に設けられた発泡層(32)と、前記発泡層(32)の外周に接着して設けられた非発泡層(33)と、を有し、前記内部導体(2)は、前記非充実押出層(31)とは独立して動くことができる、[1]乃至[3]の何れか1項に記載の可動部用同軸ケーブル(1)。
[5]周方向の一部において、前記外部導体(5)と前記摩耗抑制層(4)との間に空気層(7)が形成されている、[1]乃至[4]の何れか1項に記載の可動部用同軸ケーブル(1)。
[6]前記外部導体(5)は、編組シールドを複数層積層して構成されており、径方向において最も内方に設けられる編組シールド(51)の編組角度が、当該編組シールド(51)よりも外方に設けられる編組シールド(52)の編組角度よりも小さい、[1]乃至[5]の何れか1項に記載の可動部用同軸ケーブル(1)。
[7]前記外部導体(5)は、引張強さが340MPa以上であり、かつ伸びが5%以上である金属素線を編み込んだ編組シールドからなる、[1]乃至[6]の何れか1項に記載の可動部用同軸ケーブル(1)。
[8]前記外部導体(5)に用いる前記金属素線が、すずめっき銅合金からなる、[7]に記載の可動部用同軸ケーブル(1)。
[9]前記外部導体(5)に用いる前記金属素線には、潤滑剤が塗布されている、[7]または[8]に記載の可動部用同軸ケーブル(1)。
[10]前記内部導体(2)の導体断面積が、0.75mm以上である、[1]乃至[9]の何れか1項に記載の可動部用同軸ケーブル(1)。
[11]前記内部導体(2)は、金属素線を複数本撚り合わせた子撚り線を複数用い、さらに複数の前記子撚り線を撚り合わせた複合撚り線からなる、[1]乃至[10]の何れか1項に記載の可動部用同軸ケーブル(1)。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変形して実施することが可能である。
1…可動部用同軸ケーブル
2…内部導体
3…絶縁体
31…非充実押出層
32…発泡層
33…非発泡層
4…摩耗抑制層
41…テープ部材
5…外部導体
51 内側編組シールド
52 外側編組シールド
6…シース
7…空気層

Claims (11)

  1. 内部導体と、
    前記内部導体の周囲を覆う絶縁体と、
    前記絶縁体の周囲にテープ部材を螺旋状に巻き付けてなる摩耗抑制層と、
    前記摩耗抑制層の外周を覆う編組シールドからなる外部導体と、
    前記外部導体の周囲を覆うシースと、を備え、
    前記摩耗抑制層は、前記テープ部材の前記絶縁体に対向する面および前記外部導体に対向する面がフッ素樹脂によって構成される、
    可動部用同軸ケーブル。
  2. 前記摩耗抑制層は、前記テープ部材の幅方向の一部が重なり合うように前記テープ部材が重ね巻きされており、重なり合った前記テープ部材同士が互いに動くことができる、
    請求項1に記載の可動部用同軸ケーブル。
  3. 前記摩耗抑制層は、前記テープ部材の表面の摩擦係数が前記絶縁体の表面の摩擦係数よりも低い
    請求項1または2に記載の可動部用同軸ケーブル。
  4. 前記絶縁体は、
    前記内部導体の外周に設けられた非充実押出層と、
    前記非充実押出層の外周に非接着に設けられた発泡層と、
    前記発泡層の外周に接着して設けられた非発泡層と、を有し、
    前記内部導体は、前記非充実押出層とは独立して動くことができる、
    請求項1乃至3の何れか1項に記載の可動部用同軸ケーブル。
  5. 周方向の一部において、前記外部導体と前記摩耗抑制層との間に空気層が形成されている、
    請求項1乃至4の何れか1項に記載の可動部用同軸ケーブル。
  6. 前記外部導体は、編組シールドを複数層積層して構成されており、
    径方向において最も内方に設けられる編組シールドの編組角度が、当該編組シールドよりも外方に設けられる編組シールドの編組角度よりも小さい、
    請求項1乃至5の何れか1項に記載の可動部用同軸ケーブル。
  7. 前記外部導体は、引張強さが340MPa以上であり、かつ伸びが5%以上である金属素線を編み込んだ編組シールドからなる、
    請求項1乃至6の何れか1項に記載の可動部用同軸ケーブル。
  8. 前記外部導体に用いる前記金属素線が、すずめっき銅合金からなる、
    請求項7に記載の可動部用同軸ケーブル。
  9. 前記外部導体に用いる前記金属素線には、潤滑剤が塗布されている、
    請求項7または8に記載の可動部用同軸ケーブル。
  10. 前記内部導体の導体断面積が、0.75mm以上である、
    請求項1乃至9の何れか1項に記載の可動部用同軸ケーブル。
  11. 前記内部導体は、金属素線を複数本撚り合わせた子撚り線を複数用い、さらに複数の前記子撚り線を撚り合わせた複合撚り線からなる、
    請求項1乃至10の何れか1項に記載の可動部用同軸ケーブル。
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