JP6610270B2 - ディファレンシャル装置の潤滑構造 - Google Patents
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Description
これにより、ディファレンシャルケースとリングギヤの噛み合い部や差動歯車機構の噛み合い部を潤滑する必要がある。
図1〜図10は、本発明の一実施の形態に係るディファレンシャル装置の潤滑構造を示す図である。
図1において、車両1は、車体1Aを備えており、車体1Aの前部に設置されたエンジンンルーム1aには変速機2が搭載されている。変速機2は、変速機ケース3を備えており、変速機ケース3は、ライトケース4およびレフトケース5から構成されている(図2、図3参照)。ライトケース4は、内燃機関としてのエンジン6に連結されている。
変速機構2Aは、エンジン6から入力軸2aに伝達された動力を変速ギヤ対によって変速し、カウンタ軸に伝達する。
ピニオンシャフト13は、その軸線方向がディファレンシャルケース10の回転軸線に対して直交する方向に向けてディファレンシャルケース10に取付けられている(図9参照)。
一対のサイドギヤ15L、15Rは、それぞれがディファレンシャルケース10の回転軸線と同軸にしてディファレンシャルケース10の内部に対向した位置に配置されている。
図2、図3、図7において、ディファレンシャルケース10には開口部10Aが形成されており、開口部10Aを通してディファレンシャルケース10の内部と外部とが連通している。これにより、ピニオンギヤ14A、14Bおよびサイドギヤ15L、15Rは、開口部10Aを通して目視可能となっている。
窪み部4Cは、リングギヤ11から離れるようにして凹状に形成され、ディファレンシャルケース10を取り囲むように環状に窪んでいる。
図8において、車両1の前後方向におけるオイル溜まり21の周方向一端部21aと周方向他端部21bはライトケース4の壁面4Bに連続している。
車両1の前進走行時に、ディファレンシャルケース10およびリングギヤ11が図5中、時計回転方向R2に回転すると、変速機ケース3の底面に貯留されるオイルがリングギヤ11のギヤ部11Gによって上方に掻き上げられる。
このようにリングギヤ11によってオイルが掻き上げられることにより、変速機ケース3に貯留されるオイルの油面が低下する。
Claims (5)
- 潤滑油が貯留される変速機ケースに収容され、変速機構の出力部に噛み合うリングギヤを有するディファレンシャルケースと、前記ディファレンシャルケースに内蔵される差動歯車機構とを含んで構成されるディファレンシャル装置の潤滑構造であって、
前記リングギヤに対向する前記変速機ケースの壁面にオイル溜まりが形成されており、
前記オイル溜まりは、前記リングギヤから離れる方向に窪んで形成されており、
前記ディファレンシャルケースに対向する前記変速機ケースの壁面に、前記リングギヤから離れるようにして凹状に形成され、前記ディファレンシャルケースを取り囲む環状の窪み部が形成されており、
前記オイル溜まりは、前記変速機ケースの底面から前記窪み部まで上下方向に延びる半筒形状に形成されていることを特徴とするディファレンシャル装置の潤滑構造。 - 前記オイル溜まりは、前記オイル溜まりの上下方向中心軸が、前記ディファレンシャルケースの回転中心軸を上下方向に横切る平面と直交する水平方向にオフセットされて形成されることを特徴とする請求項1に記載のディファレンシャル装置の潤滑構造。
- 前記ディファレンシャルケースが一方向に回転したときのオイルの流れを基準とした場合において、
前記オイル溜まりのオイルの流れ方向の上流側の周方向一端部よりも上流の前記変速機ケースの壁面に沿った仮想線を、前記オイル溜まりのオイルの流れ方向の下流側の周方向他端部に延長した場合に、前記仮想線が前記周方向他端部に突き当たるように前記オイル溜まりが形成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のディファレンシャル装置の潤滑構造。 - 前記オイル溜まりの底面に、前記変速機ケースに貯留されるオイルを排出するためのオイル排出孔が形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のディファレンシャル装置の潤滑構造。
- 前記オイル溜まりが形成されている前記変速機ケースの壁面に対向する前記リングギヤの対向面に、前記変速機ケースの壁面から離れる方向に窪む複数の案内溝が形成されており、
前記ディファレンシャルケースに、前記案内溝に連通し、前記ディファレンシャルケースの内部と外部とを連通する開口部が形成されており、
前記ディファレンシャルケースの回転に伴って前記案内溝にオイルが導入されることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のディファレンシャル装置の潤滑構造。
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