JP6609205B2 - 車両制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電動機を搭載した車両に関し、特に、電動機に用いられる昇圧回路の昇圧制限を行う車両制御装置に関する。
電動機を搭載した車両では、バッテリの電圧を昇圧し、さらにインバータを介して、その昇圧された電力を電動機に供給している。かかる電動機に供給する電力の電圧は、電動機の線間の絶縁被膜において絶縁破壊が生じない物性値である絶縁破壊電圧を超えない所定の範囲で、負荷に応じて調整される。
しかし、大気圧が低下すると、絶縁破壊電圧自体が低くなり、大気圧が低下する前と等しい電圧範囲で調整していると、その電圧が、低くなった絶縁破壊電圧を超え、絶縁破壊が生じるおそれがある。そこで、気圧センサを用い、大気圧が低下すると、それに伴い、絶縁破壊電圧を超えぬよう、電動機に供給する電圧の最大値を下げる(昇圧制限)技術が知られている(例えば、特許文献1、2、3)。
特開2006−288170号公報 特開2010−239791号公報 特開2011−135642号公報
上述した技術のように大気圧の低下に応じて昇圧制限を実行することで電動機の絶縁破壊を回避できる。しかし、気圧センサが車内空間等に配置されている状態で、例えばトンネルといった大気圧が変化し易い領域に進入した場合、大気圧の急激な変化に対し、気圧センサの応答が遅れ、昇圧制限が間に合わず、ひいては、電動機の絶縁破壊を招くおそれがある。
そこで、気圧センサの応答遅れを考慮して昇圧制限を実行する気圧の閾値を緩め(小さな変化で応答するようにし)、比較的早めに昇圧制限を実行することが考えられる。しかし、この場合、感度の高まりに伴い不要に昇圧制限がかかってしまい、走行性能に影響を及ぼすこととなる。
本発明は、このような問題に鑑み、適切なタイミングで昇圧制限を実行可能な車両制御装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために本発明の車両制御装置は、車両に搭載された電動機と、電動機に供給すべくバッテリの電圧を昇圧する昇圧回路と、気圧の変化量が所定の気圧変動範囲外となる気圧変化領域へ車両が進入するか否か判定する移動判定部と、移動判定部が気圧変化領域へ車両が進入すると判定すると、昇圧回路における昇圧電圧を制限する昇圧制限部と、を備える。
移動判定部は、気圧変化領域から車両が退出するか否かも判定し、昇圧制限部は、移動判定部が気圧変化領域から車両が退出すると判定すると、昇圧回路における昇圧電圧の制限を解除してもよい。
車内空間に設けられ、車内空間の気圧を検出する気圧センサをさらに備え、昇圧制限部は、移動判定部の判定結果に加え、車内空間の気圧に応じて昇圧回路における昇圧電圧を制限してもよい。
気圧変化領域はトンネルであってもよい。
移動判定部は、車両の前方を撮像した画像に基づいて気圧変化領域へ車両が進入することを判定してもよい。
適切なタイミングで昇圧制限を実行可能となる。
車両制御装置の構成を説明する説明図である。 気圧変化領域を説明するための説明図である。 昇圧制限処理の具体的な処理の流れを示したフローチャートである。 車両制御装置の状態遷移を示したタイミングチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易にするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(車両制御装置100)
図1は、車両制御装置100の構成を説明する説明図である。車両制御装置100は、運転者の操作量に応じ、エンジン110や電動機112を動作させて車両1の駆動力を得る。電動機112としては、例えば交流の同期電動機が用いられる。ここでは、100V〜400Vの高電圧バッテリ114の電力が、昇圧コンバータ(昇圧回路)116によって例えば650Vに昇圧され、さらにインバータ118を介して直流/交流変換された後、電動機112に供給される。そして、インバータ118の出力を調整することで、電動機112が回転制御される。エンジン110や電動機112の駆動力を得て走行する車両1の走行速度(車速)は、車速センサ120によって検出される。
また、車両1の前方には撮像部122が設けられている。撮像部122は、CCD(Charge-Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)等の撮像素子を含んで構成され、車両1前方の車外環境を撮像し、少なくとも輝度の情報が含まれる輝度画像(カラー画像やモノクロ画像)を生成することができる。また、撮像部122は、車両1の進行方向側において2つの撮像部122それぞれの光軸が略平行になるように、略水平方向に離隔して配置される。ここでは、2つの撮像部122によって異なる視点の輝度画像が生成されるので、前方に存在する立体物との相対距離も把握することができる。
また、車両1には、運転者やその他の乗員を収容する車内空間124が設けられ、ドアを閉扉することで、車両1の外部と車内空間124とを分離することができる。また、車内空間124における、例えば、後部座席の後方には、例えば、ダイヤフラムの変形を利用した気圧センサ126が設けられ、気圧センサ126は、車内空間124の気圧を検出する。
制御ユニット(ECU:Engine Control Unit)128は、中央制御部150と、データ保持部152とを備え、車両制御装置100全体を制御する。中央制御部150は、中央処理装置(CPU)、プログラム等が格納されたROM、ワークエリアとしてのRAM等を含む半導体集積回路で構成され、以下に示すインバータ制御部160、昇圧制限部162、車外環境認識部(移動判定部)164としても機能する。データ保持部152は、RAM、フラッシュメモリ、HDD等で構成され、中央制御部150の処理に必要な様々な情報を保持する。以下、中央制御部150の各機能部について説明する。
インバータ制御部160は、インバータ118の出力を調整して、電動機112を回転制御する。ただし、インバータ制御部160で調整できるインバータ118の出力範囲は、昇圧コンバータ116の昇圧電圧(出力電圧)によって制限される。
昇圧制限部162は、昇圧コンバータ116の昇圧電圧を設定する。かかる昇圧電圧は、電動機112の線間の絶縁被膜において絶縁破壊が生じない物性値である絶縁破壊電圧を超えない範囲に制限される。かかる絶縁破壊電圧は大気圧によって変化する。したがって、昇圧制限部162は、気圧センサ126が検出した気圧に応じ、その気圧に対応する絶縁破壊電圧を超えない範囲で昇圧電圧を制限する(以下、単に「昇圧制限」という)。例えば、大気圧が低下すると、それに伴って絶縁破壊電圧が下がるので、昇圧制限部162は、昇圧コンバータ116の昇圧電圧を下げることになる。こうして、大気圧の変化に拘わらず、絶縁破壊を回避し、走行安全性を確保することができる。
図2は、気圧変化領域を説明するための説明図である。気圧変化領域は、大気圧が変化し易い(気圧の変化量が所定の気圧変動範囲外となる)領域であり、例えば、トンネル170、立体駐車場、地下駐車場、カーエレベータ、竜巻等が挙げられる。ここで、図2のように、車両1が(a)地点から、気圧変化領域としてのトンネル170内の(b)地点に進入すると、車両1の容積分だけトンネル170内の空気が圧縮され、車両1前方や上方の大気圧が上昇するとともに、車両1後方や下方の大気圧は低下する。すると、電動機112周囲の大気圧が低下することになり、それに伴って絶縁破壊電圧が下がるので、昇圧制限部162は、昇圧コンバータ116の昇圧電圧を下げなければならない。
しかし、上述したように、気圧センサ126は、例えば、車内空間124に配置されるので、車両1外部の気圧の変化に対し車内空間124の気圧は遅れて変化することとなる。そうすると、大気圧の急激な変化に対し(ここでは急激な低下)、気圧センサ126の応答が遅れ、昇圧制限が間に合わない場合がある。
ここで、気圧センサ126の応答遅れを考慮して昇圧制限部162が昇圧制限を実行する気圧の閾値を緩め(高め)、比較的早めに昇圧制限を実行することが考えられる。しかし、この場合、感度の高まりに伴い不要に昇圧制限がかかってしまい、走行性能に影響を及ぼすこととなる。そこで、本実施形態では、気圧センサ126以外の手段、例えば、車外環境認識部164を通じて、気圧変化領域を特定し、適切なタイミングで昇圧制限を実行することを目的としている。
ここで、車外環境認識部164は、2つの撮像部122それぞれから輝度画像を取得し、一方の輝度画像から任意に抽出したブロック(複数の画素の集合体)に対応するブロックを他方の輝度画像から検索する、所謂パターンマッチングを用いて視差(奥行き距離)、および、任意のブロックの画面内の位置を示す画面位置を導出し、各ブロックの3次元位置を導出する。そして、車外環境認識部164は、車外環境に存在する立体物、例えば、同方向に走行する先行車両を特定する。また、車外環境認識部164は、このように先行車両を特定すると、先行車両との衝突を回避したり(衝突回避制御)、先行車両との車間距離を安全な距離に保つように車両1を制御する(アダプティブクルーズコントロール)。
また、車外環境認識部164は、車外環境に存在する立体物が気圧変化領域、例えば、トンネル170の入口であるか否か判定する。そして、車外環境認識部164は、立体物がトンネル170の入口であると判定すると、そのトンネル170に進入するか否かを判定する。すなわち、車外環境認識部164は、進行方向にトンネル170の入口があり、車両1とトンネル170の入口との相対距離が所定の第1距離閾値以下であるか、または、車速センサ120の車速を用い、そのトンネル170の入口へ到達する時間が所定の第1時間閾値以内であるか否かを判定する。
その結果、車外環境認識部164がトンネル170へ車両1が進入すると判定すると、昇圧制限部162は、昇圧コンバータ116の昇圧電圧を制限する(下げる)。こうして、気圧の変化を迅速に把握し、適切なタイミングで昇圧制限を実行することができる。
また、車外環境認識部164は、トンネル170内を走行している間に、その出口を認識し、そのトンネル170から車両1が退出するか否かを判定する。すなわち、車外環境認識部164は、進行方向にトンネル170の出口があり、車両1とトンネル170の出口との相対距離が所定の第2距離閾値以下であるか、または、車速センサ120の車速を用い、そのトンネル170の出口へ到達する時間が所定の第2時間閾値以内であるか否かを判定する。ここで、車外環境認識部164は、トンネル170から車両1が退出するか否かを判定しているが、トンネル170から車両1が退出し終わったか(出口を過ぎたか)否かを判定してもよい。
その結果、車外環境認識部164がトンネル170から車両1が退出すると判定すると、昇圧制限部162は、昇圧コンバータ116の昇圧電圧の制限を解除する(上げる)。
(昇圧制限処理)
図3は、昇圧制限処理の具体的な処理の流れを示したフローチャートであり、図4は、車両制御装置100の状態遷移を示したタイミングチャートである。ここでは、図3に示す昇圧制限処理が所定間隔で繰り返し実行される。
まず、昇圧制限部162は、気圧センサ126が検出した気圧が所定の気圧閾値未満であるか否か判定する(S200)。その結果、気圧が気圧閾値未満であれば(S200におけるYES)、気圧フラグに1を設定する(S202)。かかる気圧フラグは、気圧センサ126が検出した気圧に応じて昇圧制限を実行するか否かを示すフラグであり、1で昇圧制限を実行し、0で昇圧制限の解除を可能とする。こうして、大気圧の変化に拘わらず、絶縁破壊を回避し、走行安全性を確保することができる。
また、気圧が気圧閾値以上であれば(S200におけるNO)、昇圧制限部162は、車外環境認識部164がトンネル170に車両1が進入すると判定したか否か、例えば、進行方向にトンネル170の入口があり、車両1とトンネル170の入口との相対距離が所定の第1距離閾値以下であるか否か判定する(S204)。その結果、トンネル170に車両1が進入すると判定されれば(S204におけるYES)、トンネルフラグに1を設定する(S206)。かかるトンネルフラグは、トンネル170との位置関係に応じて昇圧制限を実行するか否かを示すフラグであり、1で昇圧制限を実行し、0で昇圧制限の解除を可能とする。こうして、気圧の変化を迅速に把握し、適切なタイミングで昇圧制限を実行することができる。
また、トンネル170に車両1が進入しないと判定されれば(S204におけるNO)、気圧フラグおよびトンネルフラグは更新されない。
続いて、昇圧制限部162は、気圧センサ126が検出した気圧が所定の気圧閾値以上であるか否か判定する(S208)。その結果、気圧が気圧閾値以上であれば(S208におけるYES)、気圧フラグに0を設定する(S210)。ここでは、ステップS200の気圧閾値およびステップS208の気圧閾値として同一の値を用いているが、ヒステリシス特性を設けてもよい。こうして、大気圧の上昇に応じて昇圧制限を解除し、走行性能を高めることができる。
また、気圧が気圧閾値未満であれば(S208におけるNO)、昇圧制限部162は、車外環境認識部164がトンネル170から車両1が退出すると判定したか否か、例えば、進行方向にトンネル170の出口があり、車両1とトンネル170の出口との相対距離が所定の第2距離閾値以下であるか否か判定する(S212)。その結果、トンネル170から車両1が退出すると判定されれば(S212におけるYES)、トンネルフラグに0を設定する(S214)。こうして、気圧の変化を迅速に把握し、適切なタイミングで昇圧制限を解除することができる。
また、トンネル170から車両1が退出しないと判定されれば(S212におけるNO)、気圧フラグおよびトンネルフラグは更新されない。
続いて、昇圧制限部162は、気圧フラグが1、または、トンネルフラグが1であるか否か判定する(S216)。その結果、気圧フラグが1、または、トンネルフラグが1であれば(S216におけるYES)、昇圧制限部162は、昇圧制限を実行する(S218)。
また、気圧フラグが1、または、トンネルフラグが1でなければ(S216におけるNO)、すなわち、気圧フラグが0、かつ、トンネルフラグが0であれば、昇圧制限部162は、昇圧制限を解除する(S220)。
かかるステップS216〜S220では、以下の処理が行われている。すなわち、気圧フラグと、トンネルフラグのいずれか一方または双方が1であれば(論理和)、電動機112の絶縁破壊を回避すべく昇圧制限を実行すべきである。また、気圧フラグと、トンネルフラグのいずれか一方が0であっても(0となっても)、他方が0でなければ(0となっていなければ)、昇圧制限を実行(継続)する。そして、気圧フラグおよびトンネルフラグがいずれも0となれば、電動機112の絶縁破壊の可能性がないとして昇圧制限を解除する。
このような処理を実際の走行に対応させると、図4のようになる。すなわち、実際にトンネル170の入口に到達する(a)時点より、相対距離が所定の第1距離閾値以下となった(b)時点で、車外環境認識部164がトンネル170に車両1が進入すると判定し、それに応じて、昇圧制限部162は、(b)時点から昇圧制限を実行する。
そして、(a)時点でトンネル170に車両1が進入したことに伴い、気圧センサ126が検出した気圧が(c)時点から徐々に低下し、(d)時点では気圧閾値未満になる。ただし、既に、昇圧制限が実行されているので、改めて昇圧制限が実行されることはない。
続いて、実際にトンネル170の出口に到達する(e)時点より、相対距離が所定の第2距離閾値以下となった(f)時点で、車外環境認識部164がトンネル170から車両1が退出すると判定する。しかし、気圧センサ126に基づく昇圧制限が解除されていないので(気圧フラグ=1)、昇圧制限はそのまま継続される。
そして、(e)時点でトンネル170から車両1が退出したことに伴い、気圧センサ126が検出した気圧が(e)時点から徐々に上昇し、(g)時点では気圧閾値以上になる。(g)時点では、トンネルフラグおよび気圧フラグのいずれもが0となるため、昇圧制限部162は、昇圧制限を解除する。
上述した昇圧制限処理により、気圧センサ126による気圧の変化に加え、気圧変化領域を特定することで、適切なタイミングで昇圧制限を実行し、大気圧の変化に拘わらず、絶縁破壊を回避することが可能となる。
また、このように、気圧の変化を迅速に判断できるので、気圧センサ126の応答遅れを考慮して昇圧制限を実行する気圧の閾値を緩める(高める)必要がなくなり、不要な昇圧制限を防止し、走行性能を向上することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上述した実施形態において、気圧の変化量が所定の気圧変動範囲外となる気圧変化領域へ車両1が進入するか否か判定する移動判定部として車外環境認識部164を挙げて説明したが、気圧変化領域への車両1の進入さえ判定できれば、GPS、カーナビゲーションシステム、レーザー測距装置等、既存の様々な装置を用いることができる。
また、上述した実施形態では、エンジン110および電動機112を駆動源とするHEV(ハイブリッド自動車)を挙げているが、電動機112のみを駆動源とするEV(電気自動車)にも適用できることは言うまでもない。
本発明は、電動機を搭載した車両に関し、特に、電動機に用いられる昇圧回路の昇圧制限を行う車両制御装置に利用することができる。
100 車両制御装置
112 電動機
114 高電圧バッテリ(バッテリ)
116 昇圧コンバータ(昇圧回路)
124 車内空間
126 気圧センサ
162 昇圧制限部
164 車外環境認識部(移動判定部)
170 トンネル

Claims (5)

  1. 車両に搭載された電動機と、
    前記電動機に供給すべくバッテリの電圧を昇圧する昇圧回路と、
    気圧の変化量が所定の気圧変動範囲外となる気圧変化領域へ前記車両が進入するか否か判定する移動判定部と、
    前記移動判定部が前記気圧変化領域へ前記車両が進入すると判定すると、前記昇圧回路における昇圧電圧を制限する昇圧制限部と、
    を備えることを特徴とする車両制御装置。
  2. 前記移動判定部は、前記気圧変化領域から前記車両が退出するか否かも判定し、
    前記昇圧制限部は、前記移動判定部が前記気圧変化領域から前記車両が退出すると判定すると、前記昇圧回路における昇圧電圧の制限を解除することを特徴とする請求項1に記載の車両制御装置。
  3. 車内空間に設けられ、該車内空間の気圧を検出する気圧センサをさらに備え、
    前記昇圧制限部は、前記移動判定部の判定結果に加え、前記車内空間の気圧に応じて前記昇圧回路における昇圧電圧を制限することを特徴とする請求項1または2に記載の車両制御装置。
  4. 前記気圧変化領域はトンネルであることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の車両制御装置。
  5. 前記移動判定部は、前記車両の前方を撮像した画像に基づいて前記気圧変化領域へ該車両が進入することを判定することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の車両制御装置。
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