JP6609131B2 - 圧着接続部材及び圧着接続構造 - Google Patents

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本発明は、絶縁膜が表面に被着された例えばアルミニウム電線等の電線と圧着接続する圧着接続部材及び圧着接続構造に関する。
アルミニウム電線等の電線の表面にエナメル層等の絶縁膜が被着されている場合、この電線に端子を圧着接続しても、絶縁膜の存在により端子と電線との電気的導通が必ずしも得られず、絶縁膜を除去して電線と端子との良好な接触を得る必要があった。
図8はダレ面のある貫通孔を有する従来の圧着端子における圧着動作を説明するため模式的な時系列断面を示している。
図8(A)に示すように表面にエナメル層81が被着された電線80を、図8(B)に示すようにダレ面のある貫通孔83aを有する接続端子82に押圧し、圧着する場合の動作を説明する。一般に、エナメル層81は、電線保護のために、この電線80より伸縮性が優れており、電線80を曲げても切れないように柔らかな素材となっている。従って、図8(C)及び(D)に示すように、圧着が行われ電線80がセレーション部83の貫通孔83a内に押し込まれた場合にエナメル層81も延びてこの貫通孔83a内に入り込んでしまう。セレーション部83の貫通孔83aは、ほとんどの場合にそのエッジがダレ面となっていて鈍角となっており、エナメル層81がこのエッジに押しつけられても切断されない。貫通孔83a内に入り込んだエナメル層81が延びきると、図8(E)に示すように部分的な切断は生じるが、貫通孔83aの側面のほとんどをエナメル層81が覆う状態となるため、電線80と接続端子82とを電気的に確実に接続することが難しかった。
特許文献1には、このようなエナメル層等の絶縁層を除去又は壊して良好な電気的接触を得るために、接続端子に、エンボス工程において生産された材料の盛りによって形成された鋭利な傾斜形状輪郭を備えた複数の鋸歯状構造を含む鋸歯状配置を設けることが記載されている。
特表2013−538423号公報
しかしながら、特許文献1に記載された複数の鋸歯状構造を含む鋸歯状配置を有する接続端子によると、この接続端子を電線に圧着した場合、鋸歯状構造が電線の軸横断方向に伸長しているため、電線がこれら鋸歯状構造によって局部的に断面縮小部分が発生し切断等機械的強度の劣化につながる恐れがある。
また、特許文献1に記載されたような複数の鋸歯状構造を作成するには、エンボス工程において特殊な処理を行う必要があり、製造工程が煩雑となり、工程数も増えるため、製造コストが高くなるという問題もあった。
従って本発明の目的は、被覆用のエナメル層を有する電線との接触が確実に行われると共に電線の切断を招くこともなく、信頼性の高い圧着接続を行うことができる圧着接続部材及び圧着接続構造を提供することにある。
本発明の他の目的は、製造が容易でありかつ製造コストが安価となる圧着接続部材及び圧着接続構造を提供することにある。
本発明によれば、圧着接続部材は、複数の貫通孔を有する板部材を曲げ加工して形成された略筒状のセレーション部材と、セレーション部材が内部に挿嵌された圧着部とを備えている。複数の貫通孔の各々が、貫通孔の軸方向に垂直な断面において孔の周縁から内側方向に鋭角に突出した少なくとも1つの突起部を有している。
セレーション部材が複数の貫通孔を有しており、各貫通孔が、その軸方向に垂直な断面において孔の周縁から内側方向に鋭角に突出した少なくとも1つの突起部を有している。このようなセレーション部材が曲げ加工されて略筒状となっており、接続端子又は圧着スリーブの圧着部内部に挿嵌されている。このため、このセレーション部材の内部に電線を挿入し、セレーション部材が挿嵌されている圧着部を圧着することにより、電線の表面に被着された絶縁用のエナメル層が、この鋭角な少なくとも1つの突起部によってせん断される。その結果、電線が貫通孔内に食い込み、電線とセレーション部材との接触が確実に行われるので、信頼性の高い圧着接続を行うことができる。また、セレーション部材に突起を意図的に形成することなく、単にプレス抜き加工によってこのような形状の貫通孔を設けるのみで良いため、即ち、プレス加工におけるパンチの抜きクリアランスによりバリの発生を意図的に調整可能であるため、製造が容易でありかつ製造コストが安価となる。
孔の周縁から内側方向に鋭角に突出した少なくとも1つの突起部が、孔の周縁から内側方向に先端角が90°以下となるように突出した少なくとも1つの突起部であることが好ましい。
孔の周縁から内側方向に鋭角に突出した少なくとも1つの突起部が、貫通孔のセレーション部材の軸側の開口部に設けられていることも好ましい。
セレーション部材が、銅又は銅合金の表面に錫メッキ層を有する部材であることも好ましい。
圧着接続部材が、先端部に設けられた舌部と、この舌部の基端部に設けられた圧着部とを備えている圧着接続端子であることが好ましい。
また、圧着接続部材が、圧着部が両端部に設けられた圧着スリーブであることも好ましい。
本発明によれば、さらに、上述した圧着接続部材と、圧着接続部材の圧着部におけるセレーション部材内に挿入されて圧着されたアルミニウム電線とを備えている圧着接続構造が提供される。
本発明によれば、鋭角な少なくとも1つの突起部が電線の表面に被着された絶縁用のエナメル層をせん断するので、電線が貫通孔内に食い込み、電線との接触が確実に行われるので、信頼性の高い圧着接続を行うことができる。また、セレーション部材に単にプレス抜き加工によってこのような形状の貫通孔を設けるのみで良いため、製造が容易でありかつ製造コストが安価となる。
本発明の圧着接続部材の一実施形態として圧着接続端子の全体構成を概略的に示しており、(A)は平面図、(B)は側面図である。 図1の実施形態において曲げ加工する前のセレーション部材の一例を示す平面図である。 図1の実施形態において曲げ加工後のセレーション部材の一例を示しており、(A)は側面図、(B)は正面図である。 図1の実施形態においてセレーション部材に形成される各貫通孔の形状を示す平面図である。 図1の実施形態におけるセレーション部材の製造工程を概略的に示しており、(A)、(B)及び(C)はその各工程の平面図である。 (A)、(B)及び(C)は本発明の他の種々の実施形態においてセレーション部材に形成される各貫通孔の形状をそれぞれ示す平面図である。 ダレ面のない貫通孔を有する圧着端子における圧着動作を説明する模式的な時系列断面図である。 ダレ面のある貫通孔を有する従来の圧着端子における圧着動作を説明する模式的な時系列断面図である。
図1は本発明の圧着接続部材の一実施形態として圧着接続端子の全体構成を概略的に示している。
同図に示すように、本実施形態の圧着接続端子10は、先端部に設けられ相手側部品に接続される舌部(タング)11と、この舌部11の基端に設けられ電線に圧着される圧着部(バレル)12とを備えている。圧着部12は円筒状に形成されており、その内部に略円筒状のセレーション部材13が挿嵌されている。
舌部11及び圧着部12は銅又は銅合金の平板から図示の形状に一体的に形成されており、表面に錫メッキが施されている。セレーション部材13を除く圧着接続端子部分は圧着端子として市販されている。
図2は本実施形態において曲げ加工する前のセレーション部材13′を示しており、図3は曲げ加工後のセレーション部材13を示している。
セレーション部材13′は、図2に示すように、銅又は銅合金の平板をプレス抜き加工して形成された多数の貫通孔13aを有している。この平板状のセレーション部材13′の図2における横方向の両端が奥方向に曲がるように曲げ加工されることにより、図3に示すような略円筒状のセレーション部材13が形成される。なお、図3においては、貫通孔13aの表記が省略されている。単なる一例であるが、圧着接続端子10の圧着部12の内径が約1.7φ(mm)である場合、円筒状のセレーション部材13の外径はこれにほぼ等しい約1.7φ(mm)であり、例えば、曲げ加工前のセレーション部材13′の周方向長さが約4.5(mm)、軸方向長さが約5.0(mm)、厚みが約0.15(mm)であり、セレーション部材13′における隣接する貫通孔13aのピッチが約0.3(mm)、貫通孔13aの内径が約0.15(mm)である。
セレーション部材13′又は13は、銅又は銅合金(例えば、銅ニッケル合金)の表面に錫メッキが施されている。錫メッキは、プレス抜き加工した平板状のセレーション部材13′に対して行っても良いし、曲げ加工した略円筒状のセレーション部材13に対して行っても良い。
図4は本実施形態においてセレーション部材に形成される各貫通孔の形状を示している。
同図に示すように、本実施形態においてセレーション部材13に形成される各貫通孔40は、その軸方向に垂直な断面形状が円形の孔であり、その孔の周縁から内側方向(本実施形態では中心方向)に先端角が90°以下の鋭角(図示の例では約60°であるが90°以下であれば任意の角度)でそれぞれ突出した4つの突起部40a、40b、40c及び40dを有している。これら4つの突起部40a、40b、40c及び40dの位置及び間隔は、本実施形態では、上下左右に等角(従って90°)となっている。もちろん、これら4つの突起部40a、40b、40c及び40dの位置をその他の位置としても良いし、互いの間隔を異なる角度としても良い。また、後述するように、突起部の数は4つ以外のいかなる数値であっても良い。また、各貫通孔の軸方向に垂直な断面形状は、円形以外の種々の形状、例えば長円、楕円、矩形、三角形、任意の角数の多角形、その他の形状であっても良い。
図5は本実施形態におけるセレーション部材の製造工程を概略的に示している。
図5(A)に示すように、まず、銅又は銅合金の平板14にプレス抜き加工により、各々が上述の断面形状を有する多数の貫通孔を打ち抜いて複数のセレーション部材部分15を形成する。
プレス抜き加工による多数の貫通孔の形成の後に、図5(B)に示すように、セレーション部材部分15の外形部分16が抜き加工される。
次いで、図5(C)に示すように、複数のセレーション部材部分15が略円筒状に曲げ加工され、複数の略円筒状のセレーション部材17が形成される。この曲げ加工においては、孔の周縁から内側方向に鋭角に突出した4つの突起部40a、40b、40c及び40dが、貫通孔のセレーション部材軸側の開口部に位置するように、曲げ加工する。
その後、各セレーション部材17を平板14から切り離して、図3に示すごときセレーション部材13を得る。
前述したように、プレス抜き加工した後の平板状のセレーション部材、曲げ加工中のセレーション部材、又は切り離した後のセレーション部材の表面に錫メッキを施す。
図1(B)に示すように、得られた略円筒状のセレーション部材13を円筒状の圧着部12の内部に挿嵌することにより圧着接続端子10が得られる。
このように、圧着接続端子10の圧着部12内に設けられたセレーション部材13の内部にエナメル層で被覆されたアルミニウム電線を挿入し、圧着動作を行うと、貫通孔13a(40、図4参照)の、セレーション部材13の内面側の開口部に形成された鋭角の突起部40a、40b、40c及び40dによってアルミニウム電線のエナメル層がせん断され、これによってアルミニウム電線が貫通孔13a(40)内に侵入してこのセレーション部材13に電気的に良好に接触する。その結果、アルミニウム電線と圧着接続端子10との間で非常に信頼性の高い導通を得ることができる。
図7はダレ面のない貫通孔を有する圧着端子における圧着動作を説明するため模式的な時系列断面を示している。
図7(A)に示すように表面にエナメル層71が被着された電線70を、図7(B)に示すようにダレ面のない貫通孔73aを有する接続端子72に押圧し、圧着する場合の動作を説明する。図8の場合と比較して、セレーション部73にダレ面のない貫通孔73aを有する場合、図7(C)及び(D)に示すように、圧着が行われ電線70がセレーション部73の貫通孔73a内に押し込まれると、エナメル層71はその貫通孔73aのエッジでせん断される。従って、図7(E)に示すように、この場合、貫通孔73aの側面と電線70とが接触し、電線70と接続端子72とが電気的で接続される。
特に本実施形態では、セレーション部の各貫通孔が、その軸方向に垂直な断面において孔の周縁から内側方向に90°以下の先端角で鋭角に突出した突起部を有しているため、エナメル層が確実にせん断され、電線と接続端子との確実な電気的な接続が行われるので、信頼性の極めて高い導通を得ることができる。
以上詳細に説明したように、本実施形態によれば、セレーション部材13が多数の貫通孔40を有しており、各貫通孔40が、その軸方向に垂直な断面において孔の周縁から内側方向に90°以下の先端角で鋭角に突出した4つの突起部40a、40b、40c及び40dを有している。このようなセレーション部材13が曲げ加工されて略筒状となっており、接続端子又は圧着スリーブの圧着部内部に挿嵌されている。このため、このセレーション部材13の内部にアルミニウム導電体を挿入し、セレーション部材13が挿嵌されている圧着部12を圧着することにより、アルミニウム電線の表面に被着された絶縁用のエナメル層が、セレーション部材13の軸側開口部に現れている鋭角な4つの突起部40a、40b、40c及び40dによってせん断される。その結果、アルミニウム電線が貫通孔13a(40)内に食い込み、アルミニウム電線とセレーション部材13との接触が確実に行われるので、信頼性の高い圧着接続を行うことができる。また、特別な処理を行うことによりセレーション部材13に突起を意図的に形成することなく、単にプレス抜き加工によってこのような形状の貫通孔40を設けるのみで良いため、即ち、プレス加工におけるパンチの抜きクリアランスによりバリの発生を意図的に調整可能であるため、製造が容易でありかつ製造コストが安価となる。
さらに、本実施形態によれば、エナメル層がせん断されるため、アルミニウム電線を完全な塑性領域に至るまでセレーション部材に圧着することができ、これによりアルミニウムと端子表面にメッキされた錫との合金層が形成されるため、電解腐食発生を確実に防止できる。また、鋭角の突起部によってアルミニウム電線の酸化皮膜をも破壊できるため、接触抵抗への影響発生を防止できる。さらに、これら突起部によりアルミニウム電線の変形量を必要とする最小量に抑えることができるため、引張強度の低下を防止できる。
図6は本発明の他の種々の実施形態においてセレーション部材に形成される各貫通孔の形状をそれぞれ示している。
同図(A)に示す実施形態において、セレーション部材13に形成される各貫通孔60は、軸方向に垂直な断面形状が円形で孔であり、その孔の周縁からその中心方向に先端角が90°以下の鋭角(図示の例では約60°であるが90°以下であれば任意の角度)で突出した2つの突起部60a及び60bを有している。これら2つの突起部60a及び60bの位置及び間隔は、本実施形態では、上下に等角(従って180°)となっている。もちろん、これら2つの突起部60a及び60bの位置をその他の位置としても良いし、互いの角度180°以外の異なる角度としても良い。また、各貫通孔の軸方向に垂直な断面形状は、円形以外の種々の形状、例えば長円、楕円、矩形、三角形、任意の角数の多角形、その他の形状であっても良い。
同図(B)に示す実施形態において、セレーション部材13に形成される各貫通孔61は、軸方向に垂直な断面形状が円形で孔であり、その孔の周縁からその中心方向に先端角が90°以下の鋭角(図示の例では約60°であるが90°以下であれば任意の角度)で突出した1つの突起部61aを有している。この突起部61aの位置は、本実施形態では、上方となっている。もちろん、この突起部61aの位置はその他の位置であっても良い。また、各貫通孔の軸方向に垂直な断面形状は、円形以外の種々の形状、例えば長円、楕円、矩形、三角形、任意の角数の多角形、その他の形状であっても良い。
同図(C)に示す実施形態において、セレーション部材13に形成される各貫通孔62は、軸方向に垂直な断面形状が2つの円を組み合わせた孔であり、その孔の組み合わせた周縁からその中心方向に先端角が90°以下の鋭角(図示の例では約75°であるが90°以下であれば任意の角度)で突出した2つの突起部62a及び62bを有している。組み合わせる形状の数は、3つ以上であっても良い。また、各貫通孔の軸方向に垂直な断面形状は、円形を組み合わせること以外の種々の形状、例えば長円、楕円、矩形、三角形、任意の角数の多角形、その他の形状を組み合わせても良い。さらに、互いに異なる形状を組み合わせても良いことはもちろんである。
なお、各貫通孔における突起部の形態は、上述した実施形態の形態に限定されるものではない。要は、貫通孔の軸方向に垂直な断面において孔の周縁から内側方向に90°以下で鋭角に突出した形態であればいかなるものであっても良い。
なお、上述した実施形態においては、セレーション部材が略円筒状となっているが、セレーション部材の形状はこれに限定されるものではなく、圧着部(バレル)の形状に合わせた任意の形状とすることができる。例えば、セレーション部材の断面形状を、円形状に限ることなく、長円形状、楕円形状、平角形状、その他の形状とすることができる。
また、上述した実施形態では、電線として、エナメル層が表面に被着されたアルミニウム電線を用いているが、エナメル層が表面に被着されたアルミニウム合金線、エナメル層が表面に被着された銅線、エナメル層が表面に被着された銅合金線、又はエナメル層が表面に被着されたその他の金属電線を用いても良い。
さらにまた、上述した実施形態は、舌部と、圧着部とを有する圧着接続端子の場合であるが、本発明の圧着接続部材は、上述のごとき構成の圧着部を両端部に有する圧着スリーブであっても良い。
以上述べた実施形態は全て本発明を例示的に示すものであって限定的に示すものではなく、本発明は他の種々の変形態様及び変更態様で実施することができる。従って本発明の範囲は特許請求の範囲及びその均等範囲によってのみ規定されるものである。
10 圧着接続端子
11 舌部
12 圧着部
13、13′、17 セレーション部材
13a、40、60、61、62、73a、83a 貫通孔
14 平板
15 セレーション部材部分
16 外形部分
40a、40b、40c、40d、60a、60b、61a、62a、62b 突起部
70、80 電線
71、81 エナメル層
72、82 接続端子
73、83 セレーション部

Claims (7)

  1. 複数の貫通孔を有する板部材を曲げ加工して形成された略筒状のセレーション部材と、該セレーション部材が内部に挿嵌された圧着部とを備えており、前記複数の貫通孔の各々が、該貫通孔の軸方向に垂直な断面において円形の孔の周縁から内側方向に鋭角に突出した少なくとも1つの突起部を有することにより、電線の表面に被着された絶縁層をせん断して該電線に食い込み、該電線と確実に接触するように構成したことを特徴とする圧着接続部材。
  2. 前記孔の周縁から内側方向に鋭角に突出した少なくとも1つの突起部が、孔の周縁から内側方向に先端角が90°以下となるように突出した少なくとも1つの突起部であることを特徴とする請求項1に記載の圧着接続部材。
  3. 前記孔の周縁から内側方向に鋭角に突出した少なくとも1つの突起部が、前記貫通孔の前記セレーション部材の軸側の開口部に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の圧着接続部材。
  4. 前記セレーション部材が、銅又は銅合金の表面に錫メッキ層を有する部材であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の圧着接続部材。
  5. 先端部に設けられた舌部と、該舌部の基端部に設けられた前記圧着部とを備えている圧着接続端子であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の圧着接続部材。
  6. 前記圧着部が両端部に設けられた圧着スリーブであることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の圧着接続部材。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の圧着接続部材と、該圧着接続部材の前記圧着部における前記セレーション部材内に挿入されて圧着されたアルミニウム電線とを備えていることを特徴とする圧着接続構造。
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