JP6608009B1 - 海底ケーブルの埋設方法 - Google Patents
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Abstract
Description
(1)海底切断装置を用いて海底面を切断して海底ケーブルを埋設する海底ケーブルの埋設方法であって、海底切断装置は、複数の車輪を有し、海底面上を走行可能に設けられる装置本体と、海底面を切断するための刃を有し、装置本体に固定支持される海底切断部と、を備え、海底ケーブルが海底面上に略直線状に一時的に載置された状態で、海底ケーブルの幅方向一方側を、海底ケーブルと海底切断部の刃との間で所定の幅方向隙間をあけて海底切断装置の装置本体を海底ケーブルの長手方向に沿って所定距離走行させて、海底切断装置の海底切断部で海底面を切断して海底ケーブルの幅方向一方側に第1切込部を形成する第1の切断工程と、第1の切断工程の後に、海底ケーブルの幅方向他方側を、海底ケーブルと海底切断部の刃との間で所定の幅方向隙間をあけて海底切断装置の装置本体を海底ケーブルの長手方向に沿って所定距離走行させて、海底切断装置の海底切断部で海底面を切断して海底ケーブルの幅方向他方側に第2切込部を形成する第2の切断工程と、第1及び第2の切断工程後に、海底ケーブルを、海底面上で第1及び第2切込部と、第1及び第2の切断工程により切断された第1及び第2切込部で挟まれた間部分とに重畳しないように一時的に退避させる退避工程と、退避工程後に、間部分を除去して、海底ケーブルの長手方向に沿った収納溝を形成する除去工程と、除去工程により形成された収納溝に対し、海底ケーブルを埋設する埋設工程と、を含むことを特徴とする海底ケーブルの埋設方法。
(2)海底切断装置の海底切断部は、油圧式チェンソーであることを特徴とする(1)に記載の海底ケーブルの埋設方法。
なお、以下の説明において、海底切断装置に関して走行する方向を装置前後方向とする。装置走行面(海底面)に平行な面、すなわち水平面上において、この装置前後方向に直交する方向を装置幅方向とする。この装置幅方向について、装置前後方向に対して左側を装置左側、その右側を装置右側とする。また、装置前後方向は、後述する海底ケーブルの長手方向に平行である。また、海底切断装置は、装置前後及び装置幅方向が水平面に対して平行であり、上下方向が水平面に対して鉛直な鉛直方向であり、重力が作用する方向に平行である。
まず図1及び図2を参照して、本実施形態に係る海底切断装置10について説明する。図1は、本発明に係る実施形態の海底切断装置10を説明する斜視図である。図2は、図1のII-II断面図である。
なお、海底切断装置10の装置本体20は金属部材により主に構成され、後述する各部位の多くは溶接などにより一体に接合されて設けられる。
なお、左右一対の壁部32,32は、各壁部32の基端部で第1枠体23の側部の前端と後述する連結フレーム24の前端にそれぞれ連結固定されており、第1枠体23の前端部と第2枠体30の後端部とをステップ(階段)状に連結する。すなわち、ベースフレーム22は、側面視で略Z字状に形成される。
なお、4つの車輪Wのタイヤの外周面それぞれは、その径方向内側に窪んで凹状に形成される。また、左側及び右側の前後車輪W間それぞれには、連結フレーム24と第1枠体23の側部とを横架する仕切りブラケット26が配設される。
なお、ソー本体41には油圧ホースHが接続され、動力源として油圧が外部(例えば地上)から供給される。また、スロットルレバー45は後ハンドル36に固定支持されており、操作者が海底切断装置20の装置本体20を押しながらチェーンソー40を操作して回転駆動させることが可能である。また、支持ブラケット46には、ボルトねじ穴(不図示)が形成される。
なお、チェーンソー40の取付角度を変更する場合には、ボルトを螺合させるボルト挿通穴28を適宜選択すればよい。
次に、図3及び図4を参照して、本実施形態の海底ケーブルCの埋設方法について説明する。図3は、本実施形態の海底切断装置10を用いた海底ケーブルCの埋設工程の前段を説明する模式図である。図4は、本実施形態の海底切断装置10を用いた海底ケーブルCの埋設工程の後段を説明する模式図である。
なお、実際に海底ケーブルCを載置しなくても、海底面B上の海底ケーブルCの埋設予定位置に対してマーカなどを用いて対応してもよい。例えば、海底ケーブルCのダミーマーカとしてテープを載置したり、或いはチェーンソー40や掘削機などで埋設予定位置を切断又は掘削してマーキングしたりしてもよい。
なお、切込部Sの深さは、30cm程度とするとよい。
なお、掘削機やジェットポンプに限定されず、間部分Pを除去可能なものであれば種々の機械を用いることができる。
以上説明したように、本実施形態の海底ケーブルCの埋設方法によれば、海底切断装置10は、複数の車輪Wを有し、海底面B上を走行可能に設けられる装置本体20と、海底面Bを切断するためのソーチェーン(刃)43を有し、装置本体20に固定支持されるチェーンソー(海底切断部)40と、を備え、海底ケーブルCが海底面B上に略直線状に一時的に載置された状態で、海底ケーブルCの幅方向一方側を、海底ケーブルCとチェーンソー40のソーチェーン43との間で所定の幅方向隙間をあけて海底切断装置10の装置本体20を海底ケーブルCの長手方向に沿って所定距離走行させて、海底切断装置10のチェーンソー40で海底面Bを切断して海底ケーブルCの幅方向一方側に第1切込部Sを形成する第1の切断工程と、第1の切断工程の後に、海底ケーブルCの幅方向他方側を、海底ケーブルCとチェーンソー40のソーチェーン43との間で所定の幅方向隙間をあけて海底切断装置10の装置本体20を海底ケーブルCの長手方向に沿って所定距離走行させて、海底切断装置10のチェーンソー40で海底面Bを切断して海底ケーブルCの幅方向他方側に第2切込部Sを形成する第2の切断工程と、第1及び第2の切断工程により切断された第1及び第2切込部S,Sで挟まれた間部分Pを除去して、海底ケーブルCの長手方向に沿った収納溝Gを形成する除去工程と、除去工程により形成された収納溝Gに対し、海底ケーブルCを埋設する埋設工程と、を含む。このため、埋設装置やその設置準備を簡便化すると共に、埋設時間の短縮化を図って、埋設コストを削減することができる。
20 装置本体
21 装置フレーム
22 ベースフレーム
23 第1枠体
24 連結フレーム
25 軸支持部
26 仕切りブラケット
27 ソー固定治具
28 ボルト挿通穴
30 第2枠体
31 ガード部
32 壁部
33 前フレーム
34 前ハンドル
35 後フレーム
36 後ハンドル
40 チェーンソー(海底切断部)
41 ソー本体
42 ガイドバー
43 ソーチェーン
44 スプロケット
45 スロットルレバー
46 支持ブラケット
B 海底面
S 切込部
P 間部分
G 収納溝
C 海底ケーブル
W 車輪
H 油圧ホース
Claims (2)
- 海底切断装置を用いて海底面を切断して海底ケーブルを埋設する海底ケーブルの埋設方法であって、
前記海底切断装置は、複数の車輪を有し、前記海底面上を走行可能に設けられる装置本体と、前記海底面を切断するための刃を有し、前記装置本体に固定支持される海底切断部と、を備え、
前記海底ケーブルが前記海底面上に略直線状に一時的に載置された状態で、前記海底ケーブルの幅方向一方側を、前記海底ケーブルと前記海底切断部の前記刃との間で所定の幅方向隙間をあけて前記海底切断装置の装置本体を前記海底ケーブルの長手方向に沿って所定距離走行させて、前記海底切断装置の前記海底切断部で前記海底面を切断して前記海底ケーブルの幅方向一方側に第1切込部を形成する第1の切断工程と、
前記第1の切断工程の後に、前記海底ケーブルの幅方向他方側を、前記海底ケーブルと前記海底切断部の前記刃との間で所定の幅方向隙間をあけて前記海底切断装置の装置本体を前記海底ケーブルの長手方向に沿って所定距離走行させて、前記海底切断装置の前記海底切断部で前記海底面を切断して前記海底ケーブルの幅方向他方側に第2切込部を形成する第2の切断工程と、
前記第1及び第2の切断工程後に、前記海底ケーブルを、前記海底面上で前記第1及び前記第2切込部と、第1及び第2の切断工程により切断された前記第1及び前記第2切込部で挟まれた間部分とに重畳しないように一時的に退避させる退避工程と、
前記退避工程後に、前記間部分を除去して、前記海底ケーブルの長手方向に沿った収納溝を形成する除去工程と、
前記除去工程により形成された前記収納溝に対し、前記海底ケーブルを埋設する埋設工程と、
を含むことを特徴とする海底ケーブルの埋設方法。 - 前記海底切断装置の前記海底切断部は、油圧式チェンソーである
ことを特徴とする請求項1に記載の海底ケーブルの埋設方法。
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