JP6607814B2 - 熱処理装置 - Google Patents

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本発明は、加熱炉を備えた熱処理装置に関する。
従来、鋼製のワーク(例えば歯車など)に対して均熱処理や浸炭処理等の熱処理を施す場合、主に、連続加熱炉が用いられていた。連続加熱炉は、電気ヒータやガスバーナを加熱手段として備え、搬送ベルトによりワークを搬送しつつ、ワークを室温から所望の熱処理温度まで連続的に加熱する(例えば、特許文献1や2参照)。具体的には、連続加熱炉は、所望の熱処理温度で均熱処理や浸炭処理等の熱処理を実行する熱処理ゾーンと、その熱処理ゾーンにワークを投入する前にワークを所望の熱処理温度近くの温度(高温)まで加熱する予熱ゾーンとを持つ。一例として、熱処理ゾーンにてワークを約1200℃で熱処理する場合、予熱ゾーンでは、ワークは、1100℃近くの温度まで加熱される。
特開2002−39684号公報 特開2009−35783号公報
近年、上述した様な搬送ベルトを持った熱処理装置において、製造の品質や効率を向上させるべく、トレーサビリティ(ワークの追跡が可能状態)を実現することが求められている。トレーサビリティを実現するためには、搬送ベルトへのワークの載置時において、予め決められた所定位置にワークが精度良く載置される必要がある。しかしながら、従来の熱処理装置では、搬送ベルトへのワークの載置を高い精度で実現することが難しく、従ってトレーサビリティを実現することが困難であった。
そこで本発明の目的は、加熱炉を備えた熱処理装置において、トレーサビリティを実現することである。
本発明に係る熱処理装置は、加熱炉と、ワーク搬入機構と、ワーク移載手段と、制御部とを備える。加熱炉は、搬送手段によりワークを搬送しつつ加熱を行う。ワーク搬入機構は、加熱炉外の第1配置位置にてワークを受け取ると共に、受け取ったワークを加熱炉内の第2配置位置に移動させる。ワーク移載手段は、加熱炉内に搬入されたワークを搬送手段へ移載する。制御部は、ワーク搬入機構及びワーク移載手段を制御する。
この様な構成において、制御部は、第1制御と第2制御とを実行する。即ち、第1制御において、制御部は、ワーク搬入機構を制御して第1配置位置から第2配置位置にワークを移動させる。又、第2制御では、制御部は、ワーク移載手段を制御してワークの移載を行いつつ、ワーク搬入機構を後退させる。
上記熱処理装置によれば、搬送手段へのワークの移載時において、ワーク搬入機構から搬送手段へのワークの引渡しが簡易に実現される。しかも、上記熱処理装置によれば、搬送手段上の所定位置へのワークの位置決めを高い精度で実現することが可能である。
具体的には、ワーク移載手段は、第2配置位置に搬入されたワークを、搬送手段に引き渡す引渡し位置に位置決めした後に搬送手段へ移載するものである。そして、制御部は、第2制御において、ワーク移載手段を制御して引渡し位置へのワークの位置決めを行った後、ワーク搬入機構を後退させる。
上記熱処理装置の具体的な構成において、ワーク移載手段は、ワークを嵌合させて位置決めを行うための係止溝を有する。より具体的には、係止溝は、ワークが当接するV字状又はU字状の当接面を持つ。
ワーク移載手段は、板状部材を更に有していてもよい。この構成において、板状部材は、鉛直方向と水平方向とに拡がりを有すると共に、ワークの搬送経路と交差する様に配置されている。又、係止溝は、板状部材における炉内側の面に設けられている。好ましくは、板状部材は、加熱炉の入口を開閉する扉を構成している。
ワーク搬入機構は、第1配置位置において複数のワークを一列に並んだ状態で受け取り、且つ、搬送手段による搬送方向に対してワークの配列方向が第2配置位置にて略垂直な方向となる様にワークを移動させるものであってもよい。又、ワーク移載手段は、係止溝を、ワーク搬入機構が受け取るワークのそれぞれに対応させて複数有していてもよい。
上記熱処理装置の他の具体的な構成において、ワーク搬入機構は、載置台と、駆動機構とを有する。載置台には、受け取ったワークが載置される。駆動機構は、第1配置位置と第2配置位置との間でワークが移動可能となる様に、載置台を移動させる。
上記熱処理装置の更なる他の具体的な構成において、第1制御は、制御(i)及び(ii)を含み、第2制御は、制御(iii)及び(iv)を含む。即ち、制御(i)では、制御部は、ワーク移載手段を第1所定位置まで上昇させる。ここで、第1所定位置は、第2配置位置までワークを前進させるとき、ワークが、ワーク移載手段の阻害を受けることなくワーク移載手段の下側を通過することが可能となる位置である。制御(i)を実行した後、制御(ii)において、制御部は、第2配置位置までワークを前進させる。制御(ii)の後、制御(iii)において、制御部は、ワーク移載手段を第2所定位置まで降下させる。ここで、第2所定位置は、ワーク搬入機構を後退させるとき、ワーク搬入機構がワーク移載手段の下側を通過する一方で、ワークの通過がワーク移載手段により妨げられる位置である。制御(iii)の後、制御(iv)において、制御部は、ワーク搬入機構を後退させる。
本発明に係る熱処理装置によれば、トレーサビリティ(ワークの追跡が可能な状態)が実現される。
熱処理装置の要部を概念的に示した正面図(a)及び平面図(b)である。 熱処理装置を概念的に示したブロック図である。 熱処理装置にて実行される制御の一連の流れを示したフローチャートである。 予熱処理制御の説明に用いられる正面図(a)及び平面図(b)である。 ワーク移載制御に含まれる制御(i)及び(ii)の説明に用いられる正面図(a)及び平面図(b)である。 ワーク移載制御に含まれる制御(iii)の説明に用いられる正面図(a)及び平面図(b)である。 ワーク移載制御に含まれる制御(iv)の説明に用いられる平面図(a)〜(c)である。 熱処理装置が備えるワーク搬入機構の変形例を概念的に示した平面図である。 熱処理装置が備える位置決め部について、2つの変形例を概念的に示した平面図(a)及び(b)である。 熱処理装置の変形例を概念的に示した正面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面に沿って説明する。
[1]熱処理装置の構成
図1(a)及び(b)、並びに図2に示される様に、熱処理装置は、加熱炉1、ワーク搬入機構2、ワーク載置装置3、予熱処理部4、位置決め部5、制御部6、並びに扉71及び72を備える。一例として、熱処理装置は、鋼製のワーク(例えば歯車など)に対して均熱処理や浸炭処理等の熱処理を施す装置である。尚、本発明に係る熱処理装置は、これに限定されるものではなく、種々のワーク、及びそれらのワークに適した種々の熱処理への適用が可能である。
加熱炉1は、搬送手段である搬送ベルト11と、電気ヒータやガスバーナ等の加熱手段(図示省略)とを有する。加熱炉1は、ワークに対して均熱処理や浸炭処理等の熱処理を施す炉であり、搬送ベルト11によりワークを搬送しつつ加熱を行う。そして、この加熱炉1では、ワークは、熱処理に必要な所望の熱処理温度まで加熱される。尚、ワークは、後述する予熱処理部4にて予め加熱された後、加熱炉1に投入される。又、図面において、ワークは、符号Wにより示されている。
本実施形態では、搬送ベルト11として特にメッシュベルトが用いられており、その様な搬送ベルト11が、図示されたローラ12を含む複数のローラにループ状に張架されている。尚、各ローラは、駆動ローラ、従動ローラ、押圧ローラ、又はガイドローラとしての何れかの機能を有したものである。そして、制御部6が駆動ローラの回転を制御することにより、その回転に応じて搬送ベルト11が送られる。そして、特に熱処理時に搬送ベルト11によりワークが搬送される方向が、搬送方向D1として規定されている。但し、搬送手段は、搬送ベルト11に限定されるものではなく、搬送手段には、ワークの搬送が可能な種々の機構を採用することができる。
加熱炉1には、搬送ベルト11の上流側の位置に、ワークが投入される入口10(図5(a)参照)が設けられている。そして、加熱炉1の入口10には、その入口10からの熱の拡散を防止する扉71が設けられている。扉71は、制御部6からの指令に応じて上下移動することにより、加熱炉1の入口10を開閉する。本実施形態において、扉71は、鉛直方向及び水平方向に拡がった板状部材から構成されており、後述する直線経路Rに対して略垂直に交差する様に配置されている。尚、扉71は、搬送ベルト11の上流域のうちのワークの載置が可能な領域上の位置に配されていてもよいし、その様な位置から上流側後方へずれた位置に配されていてもよい。尚、図1には、後者の場合が示されている。
ワーク搬入機構2は、ワークが載置される載置台21と、載置台21を移動させる駆動機構22とを有する。駆動機構22は、第1配置位置P1(図1(a)参照)と第2配置位置P2(図5(a)参照)との間でワークが移動可能となる様に、載置台21を移動させる。ここで、第1配置位置P1は、加熱炉1外の位置であって、ワーク搬入機構2がワークを受け取るときの当該ワークの位置(載置台21へのワークの載置が実行されたときのワークの位置)である。第2配置位置P2は、加熱炉1内の位置であって、ワークが加熱炉1内に搬入されたときに当該ワークが配置される位置である。具体的には、第2配置位置P2は、搬送ベルト11上の位置であって、且つ扉71が配された位置よりも下流側の位置に、設定されている。
本実施形態において、ワーク搬入機構2は、制御部6からの指令に応じて、第1配置位置P1から第2配置位置P2までの直線経路Rに沿ってワークを移動させる。ここで、第1配置位置P1は、直線経路Rに沿ってワークを移動させる過程で載置台21が加熱炉1の入口10を通ることができる様に設定されている。又、直線経路Rは、その延在方向が搬送方向D1と略一致する様に設定されている。よって、加熱炉1の入口10からのワークの投入時には、ワーク搬入機構2は、搬送方向D1と同じ方向へ載置台21を前進させる。一方、加熱炉1の入口10からの載置台21の引出し時には、ワーク搬入機構2は、搬送方向D1とは反対の方向へ載置台21を後退させる。
更に、直線経路R内の位置であって、且つ、第1配置位置P1と扉71との間の位置には、第3配置位置P3(図4(a)参照)が設定されている。ここで、第3配置位置P3は、予熱処理部4によるワークへの予熱処理が実行されるときに当該ワークが配置される位置である。この様な第3配置位置P3が設けられることにより、ワーク搬入機構2は、第3配置位置P3を経由させて第1配置位置P1から第2配置位置P2まで直線的にワークを移動させることが可能となる。
より具体的には、駆動機構22は、支持具221、2本のアーム222、及びアーム駆動部223を含む。支持具221は、載置台21を支持する器具である。本実施形態において、支持具221は、矩形状を呈する金属製の枠体である。
2本のアーム222は、何れも棒状を呈しており、それらの延在方向が直線経路Rの延在方向(即ち、搬送方向D1)に略一致すると共に、互いに略平行となる様に、配されている。そして、2本のアーム222の先端部には、支持具221が固定されている。
アーム駆動部223は、2本のアーム222を互いの位置関係を維持しつつ直線経路Rに沿って移動させる。具体的には、アーム駆動部223は、アーム222を搬送方向D1と同じ方向へ押し出すことと、アーム222を搬送方向D1とは反対の方向へ引き込むこととを、制御部6からの指令に応じて選択的に実行する。これにより、載置台21の往復移動が実現される。尚、一例として、アーム駆動部223は、2本のアーム222をそれぞれ移動させる2つのモータから構成される。
本実施形態において、載置台21は、矩形状を呈する複数のセラミックプレート210から構成されている。ここで、各セラミックプレート210は、そのプレートには1つのワークが載置されることを前提として形成されている。これらのセラミックプレート210は、それらの長手方向を直線経路Rの延在方向に略一致させると共に、ワークの載置面を上方へ向けた状態で、直線経路Rに対して略垂直な方向へ殆ど隙間なく一列に並べられている。そして、この様な配置で、各セラミックプレート210は、支持具221にネジ留めされている。
載置台21として、セラミックプレート210等のセラミック製品が用いられることにより、予熱処理部4によってワークに電磁加熱を施す際に、載置台21に電磁エネルギを殆ど奪われることなくワークを効率良く加熱することが可能になる。
ワーク載置装置3は、載置台21にワークを載置する装置である。ワーク載置装置3として、例えば図1(a)に示される様に、吸着ノズル31を持ったものが用いられる。本実施形態では、ワーク載置装置3は、例えば各セラミックプレート210の縁の位置や形状を基準として、各セラミックプレート210の所定位置にワークを載置する。これにより、複数のワークが、直線経路Rに対して略垂直な方向へ一列に並んだ状態で載置台21に載置される。尚、ワーク載置装置3は、各セラミックプレート210の縁の位置や形状を基準とせずとも載置台21上の所定位置にワークを載置することが可能なものであってもよい。この場合、載置台21全体が、例えば1枚のセラミックプレートから構成されていてもよい。但し、載置台21が複数のセラミックプレート210から構成されることにより、載置台21を部分的に交換することが可能となり、載置台21に対するメンテナンスが容易になる。
この様な載置台21へのワークの載置により、ワーク搬入機構2は、第1配置位置P1において複数のワークを一列に並んだ状態で受け取ることになる。又、ワークの配列方向は、直線経路Rに対して略垂直な方向となる。そして、直線経路Rに沿ってワークを移動させる本実施形態においては、第2配置位置P2及び第3配置位置P3の何れにおいても、ワークの配列方向は、搬送方向D1に対して略垂直な方向となる。
予熱処理部4は、第3配置位置P3に配された全てのワークを、一列に並んだ状態のまま電磁加熱により一括して加熱し、これにより予め昇温させる。そして、この予熱処理部4により、ワークは、加熱炉1に投入される前に所望の熱処理温度近くの温度まで加熱される。
具体的には、予熱処理部4は、複数の電磁コイル41及び42を有する。電磁コイル41は、第3配置位置P3にワークが配置されたとき、電磁コイル41の下方にワークが位置することとなる様に、配されている。又、電磁コイル42は、第3配置位置P3にワークが配置されたとき、電磁コイル42の上方にワークが位置することとなる様に、配されている。尚、予熱処理部4は、電磁コイル41及び42の何れか一方のみを有したものであってもよい。又、隣接する幾つかの電磁コイル41が纏めて1つの電磁コイルで構成されていてもよいし、全ての電磁コイル41が纏めて1つの電磁コイルで構成されていてもよい。電磁コイル42についても同様である。
本実施形態において、電磁コイル41は、載置台21に載置されるワークにそれぞれ対応して、直線経路Rに対して略垂直な方向へ一列に並んだ状態で配されている。又、電磁コイル42も、載置台21に載置されるワークにそれぞれ対応して、直線経路Rに対して略垂直な方向へ一列に並んだ状態で配されている。より具体的には、ワークが第3配置位置P3に配置されたとき、載置台21上に一列に載置されているワークの各々に対して上側及び下側のそれぞれから電磁コイル41及び42が1つずつ対向する様に、電磁コイル41及び42は配されている。
予熱処理部4は、制御部6からの指令に応じて電磁コイル41及び42に電力を供給することにより、高周波帯域の電磁波を発生させる。この電磁波にワークが曝されることにより、ワークには渦電流が誘導される。そして、その渦電流に起因して、ワークにはジュール熱が生じ、その結果としてワークが加熱される。
予熱処理部4により予熱されたワークは、短時間で加熱炉1に投入されることが好ましい。このため、予熱処理部4は、加熱炉1の入口10付近、具体的には扉71に近い位置に設けられることが好ましい。
本実施形態においては、直線経路R内の位置であって扉71と対向する位置に、扉72が更に設けられている。具体的には、扉72は、扉71との間に予熱処理部4を配することが可能となるだけのスペースを空けて配されている。この扉72は、扉71で防ぐことができずに流出した熱の更なる拡散を防止する。尚、扉72は、制御部6からの指令に応じて上下移動することにより、第3配置位置P3へ通じる入口20(図4(a)参照)を開閉する。
位置決め部5は、扉71の内面71a(加熱炉1の内側の方へ向いた面。即ち、炉内側の面)に設けられている。具体的には、位置決め部5は、内面71aの下端又はその近傍の位置に設けられている。又、位置決め部5は、ワークを嵌合させて位置決めを行うための係止溝51を有している。具体的には、係止溝51は、搬送ベルト11に引き渡す引渡し位置P4(図7(a)〜(c)参照)に当該ワークを位置決めするためのものである。本実施形態において、位置決め部5は、係止溝51を、ワーク搬入機構2が受け取るワーク(載置台21に載置されるワーク)にそれぞれ対応させて複数有している。
本実施形態では、位置決め部5と扉71とにより、ワーク移載手段が構成されている。ここで、ワーク移載手段は、加熱炉1内に搬入されたワークを搬送ベルト11へ移載する手段である。具体的には、ワーク移載手段は、第2配置位置P2に搬入されたワークを、搬送ベルト11に引き渡す引渡し位置P4に位置決めした後に搬送ベルト11へ移載する手段である。尚、係止溝51の詳細については、後述のワーク移載制御の箇所で説明する。
本実施形態においては、扉71は、搬送ベルト11のうちのワークが載置される位置から上流側後方へずれた位置に配されている。このため、位置決め部5は、搬送ベルト11のうちのワークの載置が可能な領域上の位置に係止溝51が配される様に、扉71の内面71aから搬送方向D1へ迫り出した形状を持っている。又、位置決め部5は、扉71に設けられているので、扉71の上昇に伴って同じ距離を上昇することになる。即ち、ワーク移載手段は、制御部6からの指令に応じて上下移動することが可能な手段である。尚、扉71は、搬送ベルト11のうちのワークの載置が可能な領域上の位置に配されてもよい。
[2]熱処理装置の制御
次に、熱処理装置において制御部6が行う制御の詳細について説明する。図3に示される様に、この制御では、ワーク載置制御、予熱処理制御、及びワーク移載制御が、順に実行される。尚、制御部6として、マイクロコンピュータ等、様々な制御処理装置を採用することができる。
ワーク載置制御は、載置台21へのワークの載置を実行する制御である。ワーク載置制御では先ず、制御部6は、載置台21の移動をワーク搬入機構2に実行させることにより、ワークの受取り位置へ載置台21を移動させる(図1(a)参照)。このとき、加熱炉1の入口10(図5(a)参照)は扉71により閉じられ、又、第3配置位置P3へ通じる入口20(図4(a)参照)は扉72により閉じられている。
その後、制御部6は、ワーク載置装置3に、載置台21へのワークの載置を実行させる。このとき、複数のワークが、直線経路Rに対して略垂直な方向へ一列に並んだ状態で載置される(図1(b)参照)。具体的には、各セラミックプレート210の所定位置に、ワークが載置される。これにより、ワークは、第1配置位置P1に配される。
予熱処理制御は、加熱炉1への投入前の予熱をワークに対し実行する制御である。予熱処理制御では先ず、制御部6は、扉72を、載置台21及びワークの何れもが扉72の下側を通過することが可能となる位置まで上昇させる(図4(a)参照)。これにより、第3配置位置P3へ通じる入口20が開かれる。
次に、制御部6は、載置台21の移動をワーク搬入機構2に実行させることにより、第1配置位置P1から第3配置位置P3へワークを移動させる(図4(a)及び(b)参照)。即ち、ワーク搬入機構2は、制御部6からの指令を受けて、第3配置位置P3まで直線経路R(図1(a)及び(b)参照)に沿ってワークを前進させる。これにより、ワークは、第3配置位置P3に配される。このとき、加熱炉1の入口10は扉71により閉じられたままである。
その後、制御部6は、予熱処理部4に、電磁加熱によるワークの予熱を実行させる。即ち、予熱処理部4は、制御部6からの指令を受けて、電磁コイル41及び42に電力を供給することにより、高周波帯域の電磁波を発生させる。これにより、載置台21上のワークは電磁波に曝され、その結果、電磁加熱によるワークの予熱が実行される。予熱処理制御では、ワークは、所望の熱処理温度近くの温度まで加熱される。
ワーク移載制御は、載置台21から搬送ベルト11へのワークの移載を実行する制御であり、4つの制御(i)〜(iv)から構成されている。制御(i)では、制御部6は、扉71を上昇させることにより、加熱炉1の入口10(第2配置位置P2へ通じる入口)を開くと共に、扉71及び位置決め部5(ワーク移載手段)を第1所定位置まで上昇させる(図5(a)参照)。ここで、第1所定位置は、搬送ベルト11の上流側後方から第2配置位置P2までワークを前進させるとき(即ち、載置台21を前進させるとき)、載置台21及びワークの何れもが、扉71及び位置決め部5(ワーク移載手段)の阻害を受けることなく扉71及び位置決め部5の下側を通過することが可能となる位置である。
制御(ii)では、制御部6は、載置台21の移動をワーク搬入機構2に実行させることにより、第3配置位置P3から第2配置位置P2へワークを移動させる(図5(a)及び(b)参照)。即ち、ワーク搬入機構2は、制御部6からの指令を受けて、搬送ベルト11の上流側後方から第2配置位置P2まで直線経路R(図1(a)及び(b)参照)に沿ってワークを前進させる。これにより、ワークは、第2配置位置P2に搬入される。
尚、制御(i)及び(ii)の一連の制御は、ワーク搬入機構2及び扉71を動作させることにより、加熱炉1の入口10を開くと共に、第1配置位置P1から第2配置位置P2にワークを移動させる第1制御であると把握される。
制御(iii)では、制御部6は、扉71を降下させることにより、扉71及び位置決め部5(ワーク移載手段)を第2所定位置まで降下させる(図6(a)参照)。ここで、第2所定位置は、第2配置位置P2から搬送ベルト11の上流側後方へワークを後退させるとき(即ち、載置台21を後退させるとき)、載置台21が、扉71及び位置決め部5(ワーク移載手段)の阻害を受けることなく扉71及び位置決め部5の下側を通過する一方で、ワークの通過が位置決め部5により妨げられる位置である。
制御(iv)では、制御部6は、載置台21の移動をワーク搬入機構2に実行させることにより、搬送ベルト11の上流側後方へ載置台21を移動させる(図7(a)〜(c)参照)。即ち、ワーク搬入機構2は、制御部6からの指令を受けて、搬送ベルト11の上流側後方へ直線経路Rに沿って載置台21を後退させる。載置台21が後退する過程で、位置決め部5の係止溝51にワークが当接し、その結果として、当該ワークは引渡し位置P4に位置決めされる。
ここで、係止溝51について、図6(b)を用いて説明する。係止溝51は、載置台21に載置されるワークにそれぞれ対応させて、位置決め部5に複数設けられている。具体的には、係止溝51は、第2配置位置P2にワークが配されると共に位置決め部5が第2所定位置(図6(a)参照)まで下げられたとき、載置台21上に一列に並ぶワークに対してそれぞれ上流側から対向することとなる様に、位置決め部5に設けられている。この様な構成によれば、係止溝51を、扉71の内面71a(炉内側の面)に設けられたものであると把握することができる。
より具体的には、係止溝51の各々は、制御(iv)にて載置台21を後退させたとき、載置台21上の対応するワークが係脱可能に嵌合するものである(図7(a)及び(b)参照)。本実施形態では、係止溝51の各々は、制御(iv)にて載置台21を後退させたときにワークが当接するV字状の当接面52を持つ。
制御(iv)において、載置台21の後退により、ワークの各々は、対応する係止溝51の当接面52に当接する。その後、載置台21の更なる後退により、ワークは、載置台21上を相対的に摺動すると共に、そのときに載置台21との間に生じる摩擦力により係止溝51へ向けて付勢される。これにより、ワークは、当接面52によって規定される位置(引渡し位置P4)に係脱可能に係止される。この様にして、載置台21から搬送ベルト11へワークを移載するときのワークの位置が決められる。即ち、その様な位置として、搬送方向D1についての位置と、搬送方向D1に対して略垂直な方向についての位置とが決められる。
その後、載置台21の更なる後退により、図7(c)に示される様に、載置台21上のワークはそれぞれ、対応する係止溝51によって規定された位置(引渡し位置P4)を維持したまま、載置台21から滑り落ちて搬送ベルト11へ移される。
尚、制御(iii)及び(iv)の一連の制御は、ワーク搬入機構2及びワーク移載手段(主に位置決め部5)を動作させることにより、引渡し位置P4へのワークの位置決めを行った後、載置台21を後退させる第2制御であると把握される。即ち、第2制御は、ワーク移載手段を制御してワークの移載を行いつつ、ワーク搬入機構2を後退させる制御である。
本実施形態では、搬送方向D1において第2配置位置P2が引渡し位置P4から下流側へ離れた位置となる場合について説明したが、本発明には、搬送方向D1において第2配置位置P2が引渡し位置P4に一致する場合も含まれる。即ち、ワーク搬入機構2によりワークが加熱炉1内に搬入されたとき、そのときの位置が引渡し位置P4となる場合がある。この場合、第2配置位置P2と引渡し位置P4とが一致することになる。そして、第2配置位置P2に一致する引渡し位置P4を、搬送ベルト11へ移載するときの位置として、その位置に、ワークが、降下した扉71の内面71aに設けられている係止溝51により位置決めされる。
ワーク移載制御の完了後、制御部6の制御により、載置台21は再びワークの受取り位置に戻される(図1(a)及び(b)参照)。これと共に、扉71が下げられることにより、加熱炉1の入口10(第2配置位置P2へ通じる入口)が閉じられ、又、扉72が下げられることにより、第3配置位置P3へ通じる入口20が閉じられる。そして、上述した一連の流れが繰り返し実行されることにより、ワークが、一列に並べられた状態で、搬送ベルト11に順次移載される。具体的には、ワークは、搬送方向D1において所定の間隔(時間又は距離)を空けて、搬送ベルト11に順次移載される。ここで、この所定の間隔は、例えば、搬送ベルト11の搬送速度と、上述した一連の流れが実行される周期とに基づいて決められる。
搬送ベルト11に移載されたワークは、加熱炉1内にて、搬送ベルト11によって搬送されつつ、所望の熱処理温度まで加熱される。これにより、ワークに対して、均熱処理や浸炭処理等の熱処理が施される。
上述した様に、本実施形態の熱処理装置では、第3配置位置P3にワークを停止させた状態で、当該ワークに対して予熱処理が施される。このため、従来の連続加熱炉の様に一定速度で搬送しながらワークを予熱していた場合に比べて、本実施形態の熱処理装置では、予熱処理に要するスペースが著しく小さくなる。よって、熱処理装置の小型化が実現される。又、ワークを停止させた状態で予熱する場合、予熱の手段として電磁加熱を用いることが好ましい。なぜなら、電気ヒータやガスバーナを用いる場合に比べて、電磁加熱は、ワークを効率良く加熱することを可能にすると共に、装置(予熱処理部4)自体の構成を簡略化させるからである。
又、本実施形態の熱処理装置によれば、搬送ベルト11へのワークの移載時において、載置台21から搬送ベルト11へのワークの引渡しが簡易に実現される。しかも、搬送ベルト11上の所定位置(引渡し位置P4)へのワークの位置決めが高い精度で実現される。よって、従来の熱処理装置では困難であったワークの追跡が、本実施形態の熱処理装置では可能となり、その結果、熱処理装置においてトレーサビリティ(ワークの追跡が可能な状態)が実現される。
[3]変形例
上述した熱処理装置の変形例について説明する。
[3−1]第1変形例
上述した熱処置装置において、ワーク搬入機構2は、種々の変形が可能である。図8に示される様に、ワーク搬入機構2において、載置台21は、複数のセラミック棒211から構成されていてもよい。具体的には、ワークの載置が可能となる様に、セラミック棒211が略平行に並べられた状態で、各セラミック棒211の両端が支持具221に固定される。尚、隣接する2つのセラミック棒211の間には、ワークが載せられたときにワークの脱落が生じることのない程度の隙間が空けられてもよい。
[3−2]第2変形例
上述した熱処置装置において、位置決め部5は、種々の変形が可能である。図9(a)に示される様に、係止溝51の各々が持つ当接面52は、U字状の面であってもよい。又、図9(b)に示す様に、係止溝51の各々は、扉71の内面71aに設けられた複数の突起部53により、隣接する2つの突起部53間に形成されてもよい。この場合、係止溝51の内面となる突起部53の側面には、傾斜が設けられていてもよい。
尚、位置決め部5は、これらに限定されるものではなく、ワークを捉えてそれらの位置を決めることが可能な他の構成を有していてもよい。又、位置決め部5は、ワークの形状に応じて、それらの位置決めが可能となる様に変形されてもよい。
[3−3]第3変形例
熱処理装置は、上記実施形態の構成に限らず、例えば、図10に示される様に位置決め部5を持たないものであってもよい。この熱処理装置において、扉71は、搬送ベルト11の上流域のうちのワークの載置が可能な領域上の位置(即ち、位置決め部5を持っていたとすれば、係止溝51が配される位置)に配される。又、扉71は、その内面71aが搬送方向D1に対して略垂直になる様に配される。
そして、本変形例では、扉71(主に、扉71の内面71aのうちの下端を含む領域)が、ワーク移載手段として使用される。即ち、制御(iv)では、載置台21の後退により、ワークの各々は扉71の内面71aに当接し、その結果、引渡し位置P4として、少なくとも搬送方向D1についての位置が決められる。その後、載置台21の更なる後退により、載置台21上のワークはそれぞれ、扉71の内面71aによって規定された位置(引渡し位置P4)を維持したまま、載置台21から滑り落ちて搬送ベルト11へ移される。
[3−4]その他の例
第1配置位置P1から第2配置位置P2までのワークの搬送経路は、直線経路Rに限定されるものではなく、L字状の経路など、複数の直線経路を組み合わせたものや、曲線経路を含むものなど、種々の経路へ変更されてもよい。但し、第2配置位置P2でのワークの配列方向は、搬送方向D1に対して略垂直な方向となることが好ましい。
又、上述した熱処理装置は、複数のワークを、一列に並べた状態で纏めて予熱し、その後、一列に並べた状態のままで搬送ベルト11へ移載するものであったが、これに限定されるものではない。例えば、上述した熱処理装置は、ワークを1つずつ予熱して搬送ベルト11へ移載するものに変形されてもよい。
更に、載置台21から搬送ベルト11へワークを移載するための構成(扉71や位置決め部5、ワーク搬入機構2など)及び制御(ワーク移載制御)は、電磁加熱で予熱処理を行う熱処理装置に限らず、他の方法で予熱処理を行う熱処理装置にも適用することできる。
上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。更に、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 加熱炉
2 ワーク搬入機構
3 ワーク載置装置
4 予熱処理部
5 位置決め部
6 制御部
10 入口
11 搬送ベルト
12 ローラ
20 入口
21 載置台
22 駆動機構
31 吸着ノズル
41、42 電磁コイル
51 係止溝
52 当接面
53 突起部
71、72 扉
71a 内面
210 セラミックプレート
211 セラミック棒
221 支持具
222 アーム
223 アーム駆動部
D1 搬送方向
P1 第1配置位置
P2 第2配置位置
P3 第3配置位置
P4 引渡し位置
R 直線経路

Claims (9)

  1. 搬送手段によりワークを搬送しつつ加熱を行う加熱炉と、
    前記加熱炉外の第1配置位置にてワークを受け取ると共に、受け取ったワークを前記加熱炉内の第2配置位置に移動させるワーク搬入機構と、
    前記加熱炉内に搬入されたワークを前記搬送手段へ移載するワーク移載手段と、
    前記ワーク搬入機構及び前記ワーク移載手段を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記ワーク搬入機構を制御して前記第1配置位置から前記第2配置位置に前記ワークを移動させる第1制御と、
    前記ワーク移載手段を制御して前記ワークの移載を行いつつ、前記ワーク搬入機構を後退させる第2制御と、
    を実行する、熱処理装置。
  2. 前記ワーク移載手段は、前記第2配置位置に搬入されたワークを、前記搬送手段に引き渡す引渡し位置に位置決めした後に前記搬送手段へ移載するものであり、
    前記制御部は、前記第2制御において、前記ワーク移載手段を制御して前記引渡し位置へのワークの位置決めを行った後、前記ワーク搬入機構を後退させる、請求項1に記載の熱処理装置。
  3. 前記ワーク移載手段は、前記ワークを嵌合させて位置決めを行うための係止溝を有する、請求項1又は2に記載の熱処理装置。
  4. 前記係止溝は、前記ワークが当接するV字状又はU字状の当接面を持つ、請求項3に記載の熱処理装置。
  5. 前記ワーク移載手段は、
    鉛直方向と水平方向とに拡がりを有すると共に、前記ワークの搬送経路と交差する様に配置された板状部材、
    を更に有し、
    前記係止溝は、前記板状部材における炉内側の面に設けられている、請求項3又は4に記載の熱処理装置。
  6. 前記板状部材は、前記加熱炉の入口を開閉する扉を構成している、請求項5に記載の熱処理装置。
  7. 前記ワーク搬入機構は、前記第1配置位置において複数のワークを一列に並んだ状態で受け取り、且つ、前記搬送手段による搬送方向に対して前記ワークの配列方向が前記第2配置位置にて略垂直な方向となる様に前記ワークを移動させ、
    前記ワーク移載手段は、前記係止溝を、前記ワーク搬入機構が受け取る前記ワークのそれぞれに対応させて複数有している、請求項3〜6の何れか1つに記載の熱処理装置。
  8. 前記ワーク搬入機構は、
    受け取ったワークが載置される載置台と、
    前記第1配置位置と前記第2配置位置との間で前記ワークが移動可能となる様に、前記載置台を移動させる駆動機構と、
    を有する、請求項1〜7の何れか1つに記載の熱処理装置。
  9. 前記第1制御は、
    (i)前記ワーク移載手段を第1所定位置まで上昇させる制御であって、前記第1所定位置は、前記第2配置位置まで前記ワークを前進させるとき、ワークが、前記ワーク移載手段の阻害を受けることなく前記ワーク移載手段の下側を通過することが可能となる位置である、制御と、
    (ii)前記制御(i)を実行した後、前記第2配置位置まで前記ワークを前進させる制御と、
    を含み、
    前記第2制御は、
    (iii)前記制御(ii)の後、前記ワーク移載手段を第2所定位置まで降下させる制御であって、前記第2所定位置は、前記ワーク搬入機構を後退させるとき、前記ワーク搬入機構が前記ワーク移載手段の下側を通過する一方で、前記ワークの通過が前記ワーク移載手段により妨げられる位置である、制御と、
    (iv)前記制御(iii)の後、前記ワーク搬入機構を後退させる制御と
    を実行する、請求項1〜8の何れか1つに記載の熱処理装置。
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