JP6607342B2 - 小便器 - Google Patents

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本発明は、小便器に係り、特に排尿を受けて排出する小便器に関する。
通常、排尿を受けて排出する小便器には、洗浄水を供給してボウル面を洗浄する吐水部が設けられており、小便器を使用する時や、排水配管の詰まりを抑制する時に、この吐水部からボウル面に洗浄水を供給してボウル面を洗浄している。
小便器のボウル面を洗浄した洗浄水は、ボウル面の下方に設けられた排水口から流出し、排水口の下流側に設けられた排水トラップを経て、排水トラップと接続された排水室に流れ、この排水室から小便器の外部の排水配管へと流れ、小便器の外部に排出される。
したがって、小便器からの洗浄水の排水経路の構造上、排水配管内の残尿が排水配管内に存在する微生物等によって尿石に変化することもあり、特に排水トラップ、排水室、または排水室の下流側端部と小便器の外部の排水配管との連結部等に尿石が付着・堆積し易くなっている。
そして、公共現場においては、この排水配管の尿石による閉塞の防ぐために、セラミックや金属製のヤスリ状掃除用具を用いて、定期的に排水配管内の内面に付着した尿石を研削除去している。
このため、例えば、特許文献1に示された小便器では、尿石を除去するために、トラップの排水側(二次側)の上方位置にある鉢体に開孔を形成して、開孔に目皿部と一体に形成した閉塞具を着脱自在に取り付け、清掃の際にはこの開孔を通してトラップの流出部から排水管口までの清掃していた
この特許文献1に記載された小便器においては、閉塞具を開孔から外すと、トラップの排水側に連通して、トラップの排水側および排水管口側の清掃が可能となる。
実開平6−60684号公報
しかしながら、上述した従来の小便器においては、開孔や排水管の構造上、排水管近傍(排水室)および排水管内に掃除用具を入れにくいため、排水管近傍および排水管内に尿石を除去しきれず、尿石が排水管近傍および排水管内に残ってしまうため、更なる改良の余地があった。
そこで、本発明は、上述した従来技術の問題を解決するためになされたものであり、排水室や排水配管に掃除用具を挿入し易くして尿石の堆積を抑制することができる小便器を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明は、排尿を受けて排出する小便器であって、排尿を受けるボウル面を備えたボウル部と、このボウル部の上部に設けられボウル面に洗浄水を吐水する吐水装置と、ボウル部の底部に設けられた排水口と連通して洗浄水を排出すると共にボウル部の下流側に封水を形成する排水トラップ部と、この排水トラップ部の下流側に設けられ、小便器外部の排出部に接続される排水室と、を有し、排水室が、排水トラップ部および排出部に接続される底壁と、ボウル部内の下方領域および排水室内を区画するボウル側壁と、を備え、ボウル部から掃除用具を挿入可能であり着脱自在な蓋によって閉塞される掃除口がボウル側壁に形成され、排水室の後端部の上方端と下方端の間に掃除口の開口断面の垂線が通るように排水室が形成され、且つ、排水室の底壁が垂線に対してほぼ平行に、または、垂線に対して遠ざかる方向に形成され、更に、排水室の底壁が前方から後方に向かって下り傾斜している
このように構成された発明においては、吐水装置から吐水された洗浄水によりボウル部のボウル面が洗浄され、この洗浄水が排水口を通って排水トラップから排水室を経由して小便器外部の排出部に排出される。
さらに、本発明においては、排水室の後端部の上方端と下流端の間に掃除口の開口断面の垂線が通るように排水室が形成され、且つ、排水室の底壁が、掃除口の開口断面の垂線に対してほぼ平行に、または、垂線に対して遠ざかる方向に形成され、更に、排水室の底壁が前方から後方に向かって下り傾斜していることにより、掃除口から掃除用具を挿入した際、掃除用具を排水室や排水配管まで挿入し易くなるため、尿石の堆積を抑制することができる。
なお、ここでいう「ほぼ平行」とは、完全に平行である場合を含むとともに、完全に平行である場合と同様な効果を奏する程度の「ほぼ平行」の場合を含むものである。
本発明において、好ましくは、排水室の底壁と排出部との連結部が、蓋を取り外した状態で掃除口から目視可能な位置に形成されている。
このように構成された発明においては、排水室の底壁と排出部との連結部が、蓋を取り外した状態で掃除口から目視可能な位置に形成されていることにより、排水室の底壁と排出部との連結部の近傍に尿石が付着しても、その連結部の近傍に的確に掃除用具を挿入し易くなるため、尿石の堆積をさらに抑制することができる。
本発明において、好ましくは、排水室の底壁が、蓋を取り外した状態で掃除口から目視可能な位置に形成されている。
このように構成された発明においては、排水室の底壁が、蓋を取り外した状態で掃除口から目視可能な位置に形成されていることにより、排水室の底壁に尿石が付着しても、その底壁に的確に掃除用具を挿入し易くなるため、尿石の堆積をさらに抑制することができる。
本発明において、好ましくは、排水室の底壁が、小便器外部の排出部に向かってほぼ直線状に延びている。
このように構成された発明においては、排水室の底壁が、小便器外部の排出部に向かってほぼ直線状に延びていることにより、排水室の底壁が掃除用具の案内面として働き、掃除用具を排出部の奥まで挿入し易くなるため、排出部の奥に尿石が堆積することを抑制することができる。
なお、ここでいう「ほぼ直線状」とは、完全に直線状である場合を含むとともに、完全に直線状である場合と同様な効果を奏する程度の「ほぼ直線状」の場合を含むものである。
本発明において、好ましくは、掃除口の開口断面の中心が、排水トラップ部と底壁との接続部よりも前方側に位置している。
このように構成された発明においては、掃除口の開口断面の中心が、排水トラップ部と底壁との接続部よりも前方側に位置していることにより、排水室の底壁に尿石が付着しても、排水室の底壁まで的確に掃除用具を挿入し易くなるため、尿石の堆積をさらに抑制することができる。
本発明において、好ましくは、掃除口の下端縁が、排出部の断面の中心よりも上方に位置している。
このように構成された発明においては、掃除口の下端縁が排出部の断面の中心よりも上方に位置していることにより、排水室の内部を流れる排尿が掃除口にかかりにくくなるため、掃除口の周りに尿石が堆積することを抑制することができる。
本発明は、好ましくは、更に、ボウル部の下方に配置され、排水口、掃除口及び蓋を覆う目皿を有している。
このように構成された発明においては、目皿が、ボウル部の下方に載置されていることにより、排水口、掃除口及び蓋を隠蔽することができるため、意匠性を損なうことなく、排尿が掃除口や蓋に当たってボウル部内に飛散することを抑制することができる。
本発明の小便器によれば、排水室や排出部に掃除用具を挿入し易くして尿石の堆積を抑制することができる。
本発明の実施形態による小便器を前方の上方から見た正面斜視図である。 図1のII−II線に沿って見た断面図である 図2に示す小便器の排水トラップ部近傍の部分拡大断面図である。 図2に示す小便器の排水室近傍の部分拡大断面図である。
以下、図1乃至図4を参照して、本発明の実施形態による小便器について説明する。図1は本発明の実施形態による小便器を前方の上方から見た正面斜視図であり、図2は図1のII−II線に沿って見た断面図であり、図3は図1に示す小便器の排水トラップ部近傍の部分拡大断面図であり、図4は図1に示す小便器の排水室近傍の部分拡大断面図である。
本発明の実施形態による小便器1は、トイレ空間の床または壁に設置される。
図1および図2に示すように、小便器1は、正面側にボウル状に形成されたボウル部2を備え、このボウル部2には、使用者の排尿を受けるボウル面2aが形成されている。
ボウル部2の上方には、ボウル面2aを洗浄する洗浄水Wを吐水する吐水装置4が設けられており、この吐水装置4の背面側には、洗浄水を供給する給水管5が接続されている。
ボウル部2内の下方領域R1の最低位置には、排水口2bが形成されており、この排水口2bからボウル部2のボウル面2aを洗浄した洗浄水が排水される。
ボウル部2の排水口2bの下方には、排水口2bと連通する排水トラップ部6が形成されており、この排水トラップ部6は、排水口2bから下方に延びる下降管路6aと、この下降管路6aの下端から連続して、折り返して上方に延びる上昇管路6bとを備えている。
下降管路6aと上昇管路6bとの連続部分(排水トラップ部6の折り返し部分)に洗浄水が溜まることにより、排水トラップ部6内に封水Tが形成される。
具体的には、排水トラップ部6内に、ボウル部2の最も低い位置に設けられた排水口2bよりも下方(下流側)に封水Tが形成され、この封水Tにより、小便器1の外部の下水等からの臭気等がボウル部2のボウル面2aやその周囲のトイレ空間内へ侵入することを防いでいる。
排水トラップ部6の後方側(下流側)には、排水室10が形成され、この排水室10により、ボウル面2aを洗浄して排水口2bから排水トラップ部6に流れ込んだ洗浄水(排水)を排水室10の下流側に接続された小便器1外部の排出部である排水ソケット9および排水配管8に排出させる。
ボウル部2の下方領域R1の底部には、排水室10と連通しブラシ等の掃除用具が挿入可能な掃除口2cが排水口2bより上方かつ後方に形成されている。
そして、掃除口2cは、排水口2bの後方側の近傍に形成されるボウル面2aの下方領域の斜面F1に対して垂直な中心軸線(垂線)A1に沿ってボウル部2を貫くように形成されている。
さらに、この掃除口2cにほぼ円板状の蓋12がボウル部2側から着脱自在に取り付けられており、この蓋12によって掃除口2cが閉塞される。
そして、蓋12が掃除口2cに取り付けられた状態では、蓋12の表面がボウル面2aの下方の斜面F1とほぼ面一となっている。
さらに、蓋12の外周と掃除口2cとの間の隙間には、この隙間をシールするシール部材12aが設けられ、このシール部材12aにより、排水室10内の臭気が掃除口2cからボウル部2の下方領域R1内に侵入することを防止している。
なお、シール部材12aを上下から挟み込んだり、拡径したりして、排水配管8内の臭気や衛生害虫の侵入防止を図るようなものであってもよい。
さらに、小便器1は、ボウル部2の下方に載置された目皿14を備え、この目皿14により、上述した排水口2b、掃除口2c、蓋12が覆われている。
図3に示すように、排水室10の上方(ボウル部2側)には、ボウル側壁10aが形成されており、このボウル側壁10aにより、ボウル部2内の下方領域R1と排水室10の内部とを区画している。
また、ボウル側壁10aに上述の掃除口2cが形成されている。
図3に示すように、排水室10の下方には、排水トラップ部6の上昇管路6bの下流側端部(接続部)6cと接続される底壁10bが形成されており、排水トラップ部6の上昇管路6bと滑らかに連続している。
さらに、排水室10の底壁10bは、後方下流側の排水ソケット9およびこの排水ソケット9に接続された排水配管8に向かって緩やかに下り傾斜しながら直線状に延びている。
具体的には、排水室10の底壁10bは、後方下流側の排水ソケット9および排水配管8に向かって緩やかに下り傾斜において、段差がなく形成されている。
排水配管8は、上流側から下流側にかけて緩やかに下り傾斜しながら、下水管(図示せず)に向かって延びており、排水室10から排出された洗浄水が、排水配管8内に滞留することなく小便器1の外部に排出される。
なお、本実施形態では、排水室10が排水ソケット9を介して排水配管8に接続された形態となっているが、排水ソケット9を介さず、排水室10の下流側と排水配管16とが接続されてもよい。また、排水室10は、排水トラップ部6の上昇管路6bに一体的に形成されているが、樹脂等を用いて排水トラップ部6と別体に形成されてもよい。また、排水配管8は上流側から下流側にかけて緩やかに下り傾斜しているが、傾斜せずほぼ水平に延びてもよい。
次に、図4により、小便器1の掃除口2cおよび排水室10の構造について詳細に説明する。なお、図4では説明の都合上、掃除口2cから蓋12を取り外した状態を示している。
掃除口2cの開口断面S1の形状はほぼ円形であり、その開口断面S1の中心C1の前後方向の位置P1および掃除口2cの下端縁の前後方向の位置P2は、排水トラップ部6の上昇管路6bの下流側端部(接続部)6cの前後方向の位置P3よりも前方に位置している。
掃除口2cの下端縁の高さ方向の位置H1は、排水室10と排水ソケット9との連結部9aの流路の高さ方向の中心位置に相当する連結部9aの開口断面S2の中心C2(排水芯)の高さ方向の位置H2よりも上方に位置している。
掃除口2cの開口断面S1の形状については、円形形状に限らず、例えば、楕円形状や多角形状等であってもよい。
同様に、蓋12の横断面形状についても、掃除口2cの断面形状に応じて適宜変更できる。
排水室10の底壁10bは、蓋12が掃除口2cから取り外された状態において、掃除口2cの開口断面S1を通る中心軸線A1とほぼ平行な方向に傾斜している。
ここで、本実施形態では、排水室10の底壁10bは、掃除口2cの開口断面S1を通る中心軸線A1から遠ざかる方向に傾斜していてもよい。
これにより、掃除口2cから蓋12を取り外した状態で、掃除口2cから掃除用具(図示せず)を挿入する際、清掃作業者が、排水ソケット9の連結部9a付近を目視することができ、尿石が除去できたかどうかを確認しながら、掃除口2cから掃除用具を挿入することにより、清掃作業を行うことが可能になる。
特に、尿石の溜まりやすい排水室10の底壁10b、排水配管8の底面、および、排水ソケット9の底面、すなわち、排水室10の後端部と排水ソケット9のとの段差H(図3参照)がある連結部9aにおいて、掃除口2cから挿入した掃除用具により確実に尿石を除去することができる。
つぎに、本発明の実施形態による小便器の作用について説明する。
小便器1は、使用者がボウル部2内に排尿した後、吐水装置4が給水管4aから供給された洗浄水をボウル部2のボウル面2aに吐水する。
この吐水装置4から吐水された洗浄水は、ボウル面2aを排水口2bに向かって上方から下方へ流れながら、ボウル面2aを洗浄する。
排水口2bから排水トラップ部6の下降管路6a内に流入した洗浄水は、排水トラップ部6に溜まった尿を下流の上昇管路6bへ押し出し、この上昇管路6bから排水室10内に流出した洗浄水が、排水ソケット9を介して尿を排水配管8内へ排水する。
これにより、排水トラップ部6内に溜まった尿が、尿をほとんど含まない洗浄水へと置換される。
つぎに、本発明の実施形態による小便器1の排水トラップ部6よりも下流側の排水室10と排水配管8における清掃動作について説明する。
まず、清掃作業者は、小便器1のボウル部2の底部に載置された目皿14を外した後に、掃除口2cに取り付けられた蓋12を取り外し、開放された掃除口2cにセラミックや金属製のヤスリ状掃除用具を挿入する。
そして、この掃除用具によって排水室10や排水配管8に付着した尿石を除去し、この尿石を下流側に押し出して、尿石が残らないように清掃する。
このとき、排水室10の底壁10bが、掃除口2cの開口断面S1を通る中心軸線A1とおおよそ平行に傾斜しているため、掃除用具を排水配管8の奥まで挿入し易くなっている。
このように掃除口2cから蓋12を取り外して回転砥石状の掃除用具(図示せず)を挿入し易くなり、排水室10や排水配管8を簡単且つ確実に清掃することができるので、小便器1を排水配管8から取り外すことなく、排水トラップ部6より下流の排水室10の清掃をすることができ、短時間で清掃作業を完了することができる。
したがって、高速道路の休憩所等の利用者が多い公衆トイレ空間においても、従来よりも短時間で清掃を行うことができるため、小便器1の清掃のために、利用者が小便器1を使用することができない時間を短く抑えることができる。
上述した本発明の実施形態による小便器1によれば、吐水装置4から吐水された洗浄水によりボウル部2のボウル面2aが洗浄され、この洗浄水が排水口2bを通って排水トラップ部6から排水室10を経由して小便器外部の排出配管8に排出される。
さらに、本実施形態による小便器1によれば、排水室10の底壁10bが、掃除口2cの開口断面S1の中心軸線A1に対してほぼ平行に、または、中心軸線A1に対して遠ざかる方向に形成されていることにより、掃除口2cから掃除用具を挿入した際、掃除用具を排水室10や排水配管8まで挿入し易くなるため、尿石の堆積を抑制することができる。
また、本実施形態による小便器1によれば、排水室10の底壁10bと排水ソケット9との連結部9aが、蓋12を取り外した状態で掃除口2cから目視可能な位置に形成されていることにより、排水室10の底壁10bと排水ソケット9との連結部9aの近傍に尿石が付着しても、その連結部9aの近傍に的確に掃除用具を挿入し易くなるため、尿石の堆積をさらに抑制することができる。
さらに、本実施形態による小便器1によれば、排水室10の底壁10bが、蓋12を取り外した状態で掃除口2cから目視可能な位置に形成されていることにより、排水室10の底壁10bに尿石が付着しても、その底壁10bに的確に掃除用具を挿入し易くなるため、尿石の堆積をさらに抑制することができる。
また、本実施形態による小便器1によれば、排水室10の底壁10bが、小便器外部の排水配管8に向かってほぼ直線状に延びていることにより、排水室10の底壁10bが掃除用具の案内面として働き、掃除用具を排水配管8の奥まで挿入し易くなるため、排水配管の奥に尿石が堆積することを抑制することができる。
さらに、本実施形態による小便器1によれば、掃除口2cの開口断面S1の中心C1が、排水トラップ部6と底壁10bとの接続部である下流側端部6cよりも後方側に位置していることにより、排水室10の底壁10bに尿石が付着しても、排水室10の底壁10bまで的確に掃除用具を挿入し易くなるため、尿石の堆積をさらに抑制することができる。
さらに、本実施形態による小便器1によれば、掃除口2cの下端縁が、排水配管8の断面の中心よりも上方に位置していることにより、排水室10の内部を流れる排尿が掃除口2cにかかりにくくなるため、掃除口2cの周りに尿石が堆積することを抑制することができる。
さらに、本実施形態による小便器1によれば、目皿14が、ボウル部2の下方に載置されていることにより、排水口2b、掃除口2c及び蓋12を隠蔽することができるため、意匠性を損なうことなく、排尿が掃除口2cや蓋12に当たってボウル部2内に飛散することを抑制することができる。
1 小便器
2 ボウル部
2a ボウル面
2b 排水口
2c 掃除口
4 吐水装置
5 給水管
6 排水トラップ部
6a 下降管路
6b 上昇管路
6c 下流側端部(接続部)
8 排水配管
9 排水ソケット
9a 連結部
10 排水室
10a ボウル側壁
10b 底壁
12 蓋
12a シール部材
14 目皿
A1 中心軸線(垂線)
S1 開口断面

Claims (7)

  1. 排尿を受けて排出する小便器であって、
    排尿を受けるボウル面を備えたボウル部と、
    このボウル部の上部に設けられボウル面に洗浄水を吐水する吐水装置と、
    上記ボウル部の底部に設けられた排水口と連通して洗浄水を排出すると共に上記ボウル部の下流側に封水を形成する排水トラップ部と、
    この排水トラップ部の下流側に設けられ、小便器外部の排出部に接続される排水室と、を有し、
    上記排水室が、上記排水トラップ部および上記排出部に接続される底壁と、上記ボウル部内の下方領域および上記排水室内を区画するボウル側壁と、を備え、
    上記ボウル部から掃除用具を挿入可能であり着脱自在な蓋によって閉塞される掃除口が上記ボウル側壁に形成され、
    上記排水室の後端部の上方端と下方端の間に上記掃除口の開口断面の垂線が通るように上記排水室が形成され、且つ、上記排水室の底壁が上記垂線に対してほぼ平行に、または、上記垂線に対して遠ざかる方向に形成され、更に、上記排水室の底壁が前方から後方に向かって下り傾斜していることを特徴とする小便器。
  2. 上記排水室の底壁と上記排出部との連結部が、上記蓋を取り外した状態で上記掃除口から目視可能な位置に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の小便器。
  3. 上記排水室の底壁が、上記蓋を取り外した状態で上記掃除口から目視可能な位置に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の小便器。
  4. 上記排水室の底壁が、上記小便器外部の上記排出部に向かってほぼ直線状に延びていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の小便器。
  5. 上記掃除口の開口断面の中心が、上記排出部と上記底壁との接続部よりも前方側に位置していることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の小便器。
  6. 上記掃除口の下端縁が、上記排出部の断面の中心よりも上方に位置していることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の小便器。
  7. 更に、ボウル部の下方に配置され、上記排水口、上記掃除口及び上記蓋を覆う目皿を有していることを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の小便器。
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