JP6606695B1 - 断面円形の組紐 - Google Patents

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Abstract

【課題】様々な使用用途に適した軸線方向に弾性変形可能な領域と、軸線方向に弾性変形しない領域とを有する連続的に編まれた断面円形の組紐を提供する。【解決手段】外層を非伸縮性糸からなる組紐とし、芯材を伸縮性を有する中空の組紐、又は断面正方形の角ゴム、又は糸ゴムの集合体とし、少なくとも軸線方向に弾性変形可能な領域では外層の内面と芯材の外面とが両者の摩擦力で密着固定されている。【選択図】図1

Description

本発明は、軸線方向に弾性変形可能な領域と、軸線方向に弾性変形しない領域とを有する断面円形の組紐に関する。
各種の分野で利用される組紐(断面が円形の組紐)は、一般的に軸線方向に弾性変形可能な組紐と、弾性変形しない組紐に分けられる。
出願人は、特許第6425364号において、軸線方向に複数の領域でテンション(引張弾性率)が異なる弾性変形可能な組紐を提案している。当該技術は、芯材が非伸縮性のナイロン糸等で構成され、外層が伸縮性を有する組紐で構成し、外層の編み込み速度を調整することで、軸線方向において複数の異なるテンション領域を有する断面円形の組紐である。
上記特許第6425364号の組紐は、複数の異なるテンション領域を形成するものであり、外層の編み込み速度の調節が難しいとともに、かつ組紐の表面である外層が伸縮性を有する組紐であるため、摩耗や損傷が起きやすいという問題があった。
特許第6425364号
本願発明は、上記した従来技術が有する課題を解決し、軸線方向に弾性変形可能な領域と軸線方向に弾性変形しない領域とを有する連続した組紐であって、多種多様な製品の使用目的に合致する組紐を提供することを目的とする。
また本願発明は、上記組紐を一定の速度で編み込みながら実現する製造方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本願の第一の発明は、外層とその内部に配置される芯材の2層構造からなり、軸線方向に弾性変形可能な領域と、軸線方向に弾性変形しない領域とを有する連続的に編まれた断面円形の組紐であって、 前記外層は、非伸縮性糸からなる組紐であり、前記芯材は、伸縮性を有する中空の組紐、又は断面正方形の角ゴム、又は断面円形の丸ゴム、又は糸ゴムの集合体であり、少なくとも前記軸線方向に弾性変形可能な領域では、前記外層の内面と前記芯材の外面との摩擦力で密着固定されており、前記軸線方向に弾性変形しない領域の前記外層は疎に編まれた外観を呈し、前記軸線方向に弾性変形可能な領域の前記外層は密に編まれた外観を呈する、ことを特徴とする。
更に上記の目的を達成する組紐を製造するため、本願の第二の発明は、上記断面円形の組紐の製造方法であって、円周上に配置され、前記外層を形成するための非伸縮性糸用ボビン及び当該ボビンに巻かれた前記非伸縮性糸と、円周上に配置された前記非伸縮性糸用ボビンの中心位置に配置される前記芯材と、前記芯材の周囲に前記非伸縮性糸を一定の速度で回転させながら2層構造に編み込む組紐製造装置を用い、前記芯材を、編み込み方向と逆方向にテンションを掛けて引っ張り、前記芯材が伸長した状態で前記芯材の周囲に前記外層を形成し、前記外層の形成が終了した時点で前記芯材に対する引っ張りテンションを開放することで、軸線方向に弾性変形可能な領域を形成し、前記芯材に対し、編み込み方向に逆行するテンションを掛けない状態で前記外層を形成することで軸線方向に弾性変形しない領域を形成する、ことを特徴とする。
上記構成を有する本願の第一発明に係る断面円形の組紐によれば下着、ズボン、被服、帽子等の様々な製品に利用することで、従来の単純な断面円形の組紐では実現できなかった様々な効果を発揮することができる。
また本願の第二発明に係る製造方法によれば、上記断面円形の組紐を継ぎ目のない一本の組紐として効率的かつ容易に製造することができる。
本発明の第一実施形態に係る組紐の平面概略図。 本発明の第一実施形態に係る組紐の断面を模式的に説明するための図。 軸線方向に弾性変形可能な領域Aと、軸線方向に弾性変形しない領域Bの外観実物写真 本発明の第一実施形態に係る組紐の製造装置及び製造方法を模式的に説明するための図。 本発明の第二実施形態に係る組紐の平面概略図。 本発明の第三実施形態に係る組紐の平面概略図。
以下、本発明の各実施形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、本発明はこれらの実施形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、様々な態様で実施し得る。
図1は、本発明の第一実施形態に係る断面円形な組紐1(以下、組紐と言う)の平面概略図である。図1は、組紐1に対して外力が働いていない自然状態を示す全体像であり、軸線方向にほぼ同一径の断面円形形状で構成されている。
組紐1の左右両側に存在する領域Aは軸線方向に弾性変形しない領域であり、領域Aに挟まれた中間の領域Bは軸線方向に弾性変形可能な領域である。以下、軸線方向に弾性変形しない領域を「領域A」、軸線方向に弾性変形可能な領域を「領域B」として説明する。
左右の領域Aには、幅方向に突出するこぶ部4が適宜の間隔を置いて配置されている。このこぶ部4は、組紐1を紐穴に対して着脱自在に使用する際、紐穴に対するストッパーとして機能させるものであり、これにより組紐1の長さ調整、テンション調整を可能とするものであるが、こぶ部4は組紐1の使用目的・用途に応じて適宜に採用すれば良い。
図2は、組紐1の断面を模式的に示した図であり、外力を与えていない自然状態を示している。外層2は非伸縮性糸からなる組紐で構成されており、その内部に、伸縮性を有する芯材3が配置されている。
芯材3は、領域B内において外層2と摩擦力(外層2の内面と芯材3の外面との摩擦力)によって密着固定された関係になっている。一方、領域A内においては、外層2と芯材3とは密着固定されておらずフリーな関係にあるが、領域Aにおいても、両者を密着固定するようにしても良い。
外層2は、非伸縮性糸から編まれた組紐であるため、それ自身によっては軸線方向に弾性変形することができないが、芯材3の弾性力に追随することにより、領域Bにおいて弾性変形するものである。本実施形態において、芯材3は伸縮性を有する中空の組紐を用いて構成されている。
芯材3は、天然ゴム、合成ゴム等の弾性素材からなる伸縮性糸と、ナイロン、ポリエステル等の非弾性素材からなる非伸縮性糸を、適宜の本数比で編み込んだ編紐(例えば組紐やリリアン編紐)として形成され、伸縮性を有する。芯材5の弾性力は、伸縮性糸と非伸縮性糸の本数比で変化させることができ、例えば、伸縮性糸と非伸縮性糸の本数比を1:1、1:2、1:3、1:4、1:5、1:6等の適宜の本数比で編むことができる。この本数比を適宜に決定することで、芯材3の弾性力を調整することができる。
また芯材3に用いる編紐は、伸縮性繊維と非伸縮性繊維を一体化した、いわゆる公知の伸縮性複合繊維糸のみを用いて編んだ編紐でも良い。この伸縮性複合繊維糸を用いる場合、微細な伸縮性繊維と微細な非伸縮性繊維を適宜の割合で配合することができるため、前記した伸縮性糸及び非伸縮性糸を用いる場合に比べて、芯材3の弾性力を微調整することができる。本願発明においては、芯材5の機能を考えて、伸縮性繊維の配合割合は、非伸縮性繊維に対して15〜50%の範囲とすることが好ましい。
図3は、実際に作成された組紐1の、領域Aと領域Bの外観(外層外観)写真である。図示されるように、領域Aは非伸縮性糸が疎に編まれた外観を呈し、領域Bは非伸縮性糸が密に編まれた外観を呈している。疎に編まれた外観を呈する領域Aは軸線方向に伸びず、非伸縮性糸が密に編まれた外観を呈する領域Bは軸線方向に伸びることができる。
図4は、図1に示す組紐1を製造する組紐製造装置5及びその製造方法を模式的に示したものである。伸縮性を有する中空の組紐として予め作成した芯材3を中心に置き、円周上に配置された複数のボビンに外層2を形成するための非伸縮性糸であるナイロン糸をセットする。
まず、軸線方向に弾性変形しない領域Aの形成方法について説明する。領域Aを製造する際は、芯材3を重力に委ねた自然垂下状態、或いは編み込み方向(図の上方向)に持ち上げるようにして、組紐製造装置5内に送り込み、編み口6において、その周囲にナイロン糸で外層2となる組紐を編み込んでいく。
上記工程において、外層2は非伸縮性糸であるナイロン糸を用いた通常の組紐として編み込まれるが、芯材3を中心にして適度なテンション(ほぼゆるゆるな状態)で外層2が形成されて行く。こうして形成された領域Aは、通用のナイロン組紐であるため、伸縮性を有する芯材3は単に内部に自然な状態で配置されているだけであり、領域Aの外層2の外観は、図3に示すように、疎に編まれた外観を呈するとともに、軸線方向に引っ張っても弾性変形することはない。
領域Aの成形が終了後、引き続き、領域Bを連続して形成する。軸線方向に弾性変形可能な領域Bを製造する際は、芯材3をその張力に抗して編み込み方向と逆方向(図の下方向)にテンションを掛けて引っ張り、芯材3が伸長した状態で組紐製造装置5内に送り込み、編み口6において、その周囲にナイロン糸で外層2となる組紐を編み込んでいく。
この編み込み過程において、引っ張られている芯材3の外径は自然状態よりも細くなっており、その周囲に適度なテンション(ほぼゆるゆるな状態)で外層2が形成されて行く。
外層2の編み込みが完了し、編み口6を通過した後は、芯材3に対する引っ張り力を開放する。その結果、芯材3は元の自然長に縮まるように(復帰するように)収縮するが、この時、芯材3の外径は自然状態の外径に戻ろうとする(太くなる)ため、太くなった芯材3の外表面と外層2の内面は密着し、両者の摩擦力によって芯材3と外層2は互いに連動して一緒に収縮する。これにより、図3に示すように、領域Bは密に編まれた外観を呈するとともに、軸線方向に弾性変形可能な領域となる。
領域Bの成形が終了すると、引き続き、領域Aを上記と同様に成形し、図1に示す左右両側に領域A、その中間に領域Bを有する組紐が完成する。なお、領域A及び領域Bの製造に係る組紐製造装置5における引上げ速度、及びナイロン糸ボビンの回転速度は、ともに同じ速度である。
また、伸縮性を有する中空の組紐である芯材3は、組紐製造装置5によって外層2を編み込む工程の前に、接着剤溶液中に浸漬させて、芯材に接着剤を含浸させても良い。これにより、外層2の内周面に接着剤が付着し、外層2の内周面を強化する(糸ほつれ等を無くす)とともに、外層2と芯材3をより強固に固定することができる。
なお、上記実施形態では、芯材3として伸縮性を有する中空の組紐を用いたが、芯材3は断面正方形の角ゴム、断面円形の丸ゴム、複数の糸ゴムを束ねた集合体を用いても良い。さらに、組紐製造装置5によって外層2を編み込む工程の前に、角ゴム、丸ゴム、糸ゴムの表面に接着剤を塗布しても良い。
また、図1に示すこぶ部4を領域Aに設ける場合には、領域Aの製造工程において、組紐製造装置5による引上げ速度を部分的に落とすことで適宜のこぶ部を形成することができる。こぶ部4の製造方法については、出願人による特許第3493002号を参照されたい。なお、上記第一実施形態で説明したこぶ部4は、使用目的に合わせて成形数を調整するとともに、そもそもこぶ部4は有っても無くても良く、その有無、及び数は特に限定されるものではない。
図5は、本発明の第二実施形態に係る組紐1の平面概略図である。第一実施形態との違いは、組紐1が複数の領域Aと複数の領域Bが交互に配置されて構成されている点であり、その製造方法は基本的に第一実施形態と同様であり、領域Aと領域Bを交互に成型すればよく、詳細説明は省略する。
図6は、本発明の第三実施形態に係る組紐1の平面概略図である。第一、第二実施形態との違いは、組紐1が、領域Aと領域Bの2つで構成されている点であり、その製造方法は基本的に第一実施形態と同様であり、領域Aを形成した後に領域Bを成型すればよく、詳細説明は省略する。
上記第二、第三実施形態における組紐1の左右両側に位置する領域Aにも、第一実施形態と同様のこぶ部を形成しても良い。
なお、上記した各実施例では、左右両端領域を弾性変形しない領域Aとしたものを説明したが、使用目的や用途に応じて、左右両端領域を弾性変形可能な領域Bとし、かつ当該領域Bにこぶ部4を形成しても良い。
以上説明した本願発明に係る組紐1は、様々な製品に利用することで、従来の組紐では実現できなかった様々な効果を発揮することができる。例えば、サンダル等の履物における鼻緒やアッパーベルトとして使用する場合、足の甲に当たる部分を弾性変形可能な領域Bで構成し、履物本体との固定箇所を弾性変形しない領域Aとすることで、履き心地が良く、かつ履物本体と強固に固定できる鼻緒やアッパーベルトとすることができる。
また、部分的に締め付けが必要なブラジャー等の下着に縫い付けられる弾性紐に採用すれば、弾性力による締め付けが必要な部分に弾性変形可能な領域Bを配置し、下着に縫い付ける部分を弾性変形しない領域Aとすることで、使用感が増すとともに、下着に容易に縫い付け可能な弾性紐とすることもできる。
更に、帽子の周囲に取り付ける組紐として使用する場合、図1に示すこぶ部4を有するものを採用し、締め付け度合いや長さ調節を、弾性変形しない領域Aに形成したこぶ部と紐穴との関係で容易に調節することもできる。
また本発明は、上記した組紐1を連続した組紐として製造するため、軸線方向に弾性変形可能な紐と軸線方向に弾性変形しない紐とを接着剤で固定したり、縫い合わせて製造する場合に比べ、固定・接合箇所が破断する恐れがなく、またその製造も容易である。
1 組紐
2 外層
2−1 外層形成用糸
3 芯材
4 こぶ部
5 組紐製造装置
6 編み口
A 弾性変形しない領域
B 弾性変形可能な領域

Claims (13)

  1. 外層とその内部に配置される芯材の2層構造からなり、軸線方向に弾性変形可能な領域と、軸線方向に弾性変形しない領域とを有する連続的に編まれた断面円形の組紐であって、
    前記外層は、非伸縮性糸からなる組紐であり、
    前記芯材は、伸縮性を有する中空の組紐、又は断面正方形の角ゴム、又は断面円形の丸ゴム、又は糸ゴムの集合体であり、
    少なくとも前記軸線方向に弾性変形可能な領域では、前記外層の内面と前記芯材の外面との摩擦力で密着固定されており、
    前記軸線方向に弾性変形しない領域の前記外層は疎に編まれた外観を呈し、
    前記軸線方向に弾性変形可能な領域の前記外層は密に編まれた外観を呈する、
    ことを特徴とする断面円形の組紐。
  2. 前記芯材に用いる前記伸縮性を有する中空の組紐は、伸縮性糸と非伸縮性糸を、1:1、1:2、1:3、1:4、1:5のいずれかの本数比で編んだ中空の組紐である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の断面円形の組紐。
  3. 前記芯材に用いる前記伸縮性を有する中空の組紐は、伸縮性繊維と非伸縮性繊維を一体化した伸縮性複合繊維糸を用いて編んだ中空の組紐であり、前記伸縮性繊維の配合割合は、前記非伸縮性繊維に対して15〜50%である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の断面円形の組紐。
  4. 前記断面円形の組紐は、その左右両側領域が前記軸線方向に弾性変形しない領域であり、当該左右両側領域に挟まれた中間領域が、前記軸線方向に弾性変形可能な領域である、
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の断面円形の組紐。
  5. 前記軸線方向に弾性変形しない領域には、適宜の間隔を置いて左右両側方に突出する複数のこぶ部を更に有する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の断面円形の組紐。
  6. 前記組紐は、その左右両側領域が前記軸線方向に弾性変形可能な領域であり、当該左右両側領域に挟まれた中間領域が、前記軸線方向に弾性変形しない領域である、
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の断面円形の組紐。
  7. 前記軸線方向に弾性変形可能な領域には、適宜の間隔を置いて左右両側方に突出する複数のこぶ部を更に有する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の断面円形の組紐。
  8. 前記断面円形の組紐は、前記軸線方向に弾性変形しない領域と前記軸線方向に弾性変形可能な領域が、軸線方向に交互に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の断面円形の組紐。
  9. 前記断面円形の組紐は、その左右両側領域が前記軸線方向に弾性変形しない領域であり、当該軸線方向に弾性変形しない領域には、適宜の間隔を置いて左右両側方に突出する複数のこぶ部を更に有する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の断面円形の組紐。
  10. 前記断面円形の組紐は、その左右両側領域が前記軸線方向に弾性変形可能な領域であり、当該軸線方向に弾性変形可能な領域には、適宜の間隔を置いて左右両側方に突出する複数のこぶ部を更に有する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の断面円形の組紐。
  11. 請求項1ないし10のいずれか1項に記載の断面円形の組紐の製造方法であって、
    円周上に配置され、前記外層を形成するための非伸縮性糸用ボビン及び当該ボビンに巻かれた前記非伸縮性糸と、
    円周上に配置された前記非伸縮性糸用ボビンの中心位置に配置される前記芯材と、
    前記芯材の周囲に前記非伸縮性糸を一定の速度で回転させながら2層構造に編み込む組紐製造装置を用い、
    前記芯材を、編み込み方向と逆方向にテンションを掛けて引っ張り、前記芯材が伸長した状態で前記芯材の周囲に前記外層を形成し、前記外層の形成が終了した時点で前記芯材に対する引っ張りテンションを開放することで、軸線方向に弾性変形可能な領域を形成し、
    前記芯材に対し、編み込み方向に逆行するテンションを掛けない状態で前記外層を形成することで軸線方向に弾性変形しない領域を形成する、
    ことを特徴とする断面円形の組紐の製造方法。
  12. 前記芯材が前記伸縮性を有する中空の組紐を用いる場合、前記組紐製造装置によって前記外層と前記芯材とを編み込む工程の前に、前記芯材を接着剤溶液中に浸漬させて、前記芯材に接着剤を含浸させる、
    ことを特徴とする請求項11に記載の断面円形の組紐の製造方法。
  13. 前記芯材が前記断面正方形の角ゴム、又は前記断面丸型の丸ゴム、又は前記糸ゴムの集合体を用いる場合、前記組紐製造装置によって前記外層と前記芯材とを編み込む工程の前に、前記芯材の表面に接着剤を塗布する、
    ことを特徴とする請求項11に記載の断面円形の組紐の製造方法。
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