JP3226720U - 弾性変形可能な靴紐 - Google Patents

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Abstract

【課題】靴の大きさに比例する紐穴の数に応じて、柔らかい弾性力(低弾性率)の中央領域をつま先側にセットでき、硬い弾性力(高弾性率)の左右領域を甲側からくるぶし側にかけてセットすることができる靴紐を提供する。【解決手段】中央領域Aと、中央領域の両側に接続される同じ長さからなる2つの左右領域Bと、左右領域にそれぞれ接続される同じ長さからなる2つの係止領域Xとからなり、左右領域の引張弾性率は中央領域の引張弾性率よりも大きく、中央領域の長さは30cmであり、左右領域の長さは、装着される靴の左右各列の紐穴数に対し、紐穴数が左右各列4穴の場合は4cmとし、紐穴数が左右各列5穴以上の場合は、増加する1穴毎に4cm長くなるように設定されている。【選択図】図1

Description

本考案は、軸線方向に弾性変形可能な靴紐に関する。
従来から軸線方向に弾性変形可能な結び目を必要としないこぶ部を有する靴紐は良く知られている。図3に示す従来のこぶ部を有する靴紐は、張力を加えることで軸線方向に弾性変形可能なこぶ部と、こぶ部同士を連結する連結部から構成され、こぶ部の弾性変形によって弾性的な締め付けを実現している(特許文献1〜3参照)。
従来の軸線方向に弾性変形可能な靴紐は、上記のとおり全長に渡って多数配置されたこぶ部を紐穴に挿入し、その位置を調整することによって圧着状態を維持するようにしているため、初期装着が面倒であるとともに、装着後に圧着状態を変更しようとすると、全てのこぶ部を紐穴に再度挿入し直す必要があり、煩わしいと言う問題があった。また、こぶ部の引張弾性率はほぼ同じであるため、装着場所によってテンションを変えることができなかった。更に、靴上に多くのこぶ部が現れるため、見た目が悪いと言う印象を持つユーザーも存在した。
本考案者らは、軸線方向に多数のこぶ部を配置した従来技術が有する課題を解決し、引張弾性率が同じこぶ部によって弾性変形する靴紐ではなく、靴紐の中間部が様々に弾性変形する新たな靴紐を提案している(特許文献4、5参照)。
一方、その後のユーザー調査により、つま先側が優しいテンションで、甲側からくるぶし側にかけて強いテンションで締め付けるのが最適な履き心地を得られる靴紐テンションであることが判明した。
特許第3493002号公報 特許第5079926号公報 特許第5392519号公報 特許第6425364号公報 特許第6606788号公報
本願考案は、上記したユーザー調査の結果を基にした最適テンションが得られる靴紐を提供することを目的とし、外部張力によって軸線方向に弾性変形可能な靴紐であって、前記靴紐は、中央領域と、当該中央領域の両側に接続される同じ長さからなる2つの左右領域と、当該左右領域にそれぞれ接続される同じ長さからなる2つの係止領域とからなり、前記左右領域の引張弾性率は前記中央領域の引張弾性率よりも大きく、前記中央領域の長さは30cmであり、前記左右領域の長さは、装着される靴の左右各列の紐穴数に対し、前記紐穴数が左右各列4穴の場合は4cmとし、前記紐穴数が左右各列5穴以上の場合は、増加する1穴毎に4cm長くなるように設定されている、ことを特徴とする。
上記構成を有する本願考案に係る靴紐によれば、一般的に靴の大きさや形状に比例する紐穴の数に応じて、柔らかい弾性力(低弾性率)の中央領域をつま先側にセットでき、硬い弾性力(高弾性率)の左右領域を甲側からくるぶし側にかけてセットすることができる。
また、一実施形態として係止領域にこぶ配列領域を採用した場合、最後の紐穴と3〜5個で構成される各こぶ部との関係を調節することで、靴紐を強い弾力で締め付けたセット状態、セット状態からやや緩ませた状態、緩ませたフリーな状態に簡単に変更することができる。
本考案の実施形態に係る靴紐を模式的に示す図。 実施形態に係る靴紐を靴に適用した状態を示す図。 従来のこぶ部を有する紐を靴に適用した使用例を示す図。
以下、本考案の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、本考案はこれらの実施形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、様々な態様で実施し得る。
図1は、本考案の実施形態に係る靴紐を模式的に示す図である。靴紐1は、軸線方向の中央に、所定長さの中央領域Aが配置され、その両側に連続するように左右領域Aが配置され、各左右領域Bには、それぞれ係止領域としてのこぶ配列領域Xが配置されている。本実施形態では、こぶ配列領域Xに3個のこぶ部を有する構成としているが、3〜5個あれば良い。
靴紐1は、組紐として全体を一体に編み込んで構成される紐であり、中央領域A及び左右領域Bは、軸線方向に弾性変形可能となっているが、その弾性率(弾性率=応力/ひずみ)は、左右領域Bの方が中央領域Aよりも大きくなっている。即ち、中央領域Aの方が柔らかく伸びやすく、左右領域Bの方が硬く伸びにくい構成となっている。
こぶ配列領域Xに配置される各こぶ部2は弾性変形可能である一方、各こぶ部2を繋ぐ連結部3は、極めて硬く編み込むことでほとんど弾性変形しないようになっている。
上記した基本的な靴紐1の構造及び製造方法は、本願考案者らによる特許第6425364号に詳細に開示されているため、ここではその説明を省略する。また、中央領域A及び左右領域Bの断面は丸型としてもよく、或いは平状としても良い。靴紐1の断面を丸型又は平状とする弾性変形可能な紐の構造及び製造方法は、本願考案者らによる、特許6606695号、特許6606696号を参照されたい。
更に、靴紐1の断面中央位置に、芯材となる紐又は糸を配置してもよく、当該芯材の構造についても、本願考案者らによる上記各特許に詳細に記載しているので参照されたい。
図2は、靴紐1を靴4に装着した状態を示す図である。一般的に、靴紐を必要とする靴4には、靴紐1を通すための紐穴5が左右対称に複数個配置されており、図2では左右各列7個の紐穴5を有する靴4の例を示している。
前述のとおり弾性変形可能な靴紐ユーザーに対する調査によれば、多くの者が、靴4の先端側(つま先側)のテンションを緩くし、甲側のテンションを強くした方が履き心地が良いとの結果があることから、図2に示すように、弾性率が小さく伸びやすい中央領域Aは左右各2個の紐穴5に掛け回すようにし、弾性率が大きく伸びにくい左右領域Bは、つま先側から3個目以降の紐穴5に掛け回すことができるように、中央領域Aの長さと、左右領域Bの長さを調整している。
一般的に靴紐を必要とする靴4に設けられる紐穴5は最低でも4個であることから、中央領域Aの長さは30cmで統一し、左右領域Bの各長さは、装着される靴の紐穴数に対応するように、紐穴数が左右各4穴の場合は4cm、紐穴数が左右各5穴以上の場合は、増加する1穴毎に4cm長くなるように設定している。
こぶ配列領域Xにあるこぶ部2は、最後に紐穴5との間で固定するものであり、図2の例では、最も内側にあるこぶ部2を最後の紐穴5と当接させる状態が靴紐1を最も強く固定したセット状態であり、中間のこぶ部2を最後の紐穴5と当接させる状態が靴紐1をやや緩めのテンションとした状態であり、最も外側にあるこぶ部2を最後の紐穴5と当接させた状態が靴紐1のテンションをほぼ開放したフリーな状態となる。
こぶ部2の数を増やすことで、靴紐1のテンション度合をより細かな段階で調節することができるが、実際の使用においては、こぶ部2は3〜5個あれば十分である。
上記した長さの各パターンの靴紐1を用意しておけば、ユーザーは自身が有する靴のタイプに合った靴紐1を選択することができ、あらゆる靴に対応した靴紐1とすることができる。
上記構成を有する本願考案に係る靴紐によれば、一般的に靴の大きさや形状に比例する紐穴の数に応じて、柔らかい弾性力(低弾性率)の中央領域をつま先側にセットでき、硬い弾性力(高弾性率)の左右領域を甲側からくるぶし側にかけてセットすることができる。
また、最後の紐穴と3〜5個で構成される各こぶ部との関係を調節することで、靴紐を強い弾力で締め付けたセット状態、セット状態からやや緩ませた状態、緩ませたフリーな状態に簡単に変更することができる。
なお、上記実施形態では、係止領域としてこぶ配列領域Xを採用した例を示したが、係止領域は、通常の靴紐と同様に「結び目」を作って縛るようにしても良い。その場合の係止領域は、中央領域と同じ弾性率で編んだ紐状とすることで柔らかく柔軟に結ぶことができ、また左右領域と同じ弾性率で編んだ紐状とすることで硬くしっかりと結ぶことができる。
1 靴紐
2 こぶ部
3 連結部
4 靴
5 紐穴
A 中央領域
B 左右領域
X こぶ配列領域(係止領域)

Claims (9)

  1. 外部張力によって軸線方向に弾性変形可能な靴紐であって、
    前記靴紐は、中央領域と、当該中央領域の両側に接続される同じ長さからなる2つの左右領域と、当該左右領域にそれぞれ接続される同じ長さからなる2つの係止領域とからなり、
    前記左右領域の引張弾性率は前記中央領域の引張弾性率よりも大きく、
    前記中央領域の長さは30cmであり、
    前記左右領域の長さは、装着される靴の左右各列の紐穴数に対し、
    前記紐穴数が左右各列4穴の場合は4cmとし、
    前記紐穴数が左右各列5穴以上の場合は、増加する1穴毎に4cm長くなるように設定されている、
    ことを特徴とする弾性変形可能な靴紐。
  2. 前記中央領域、前記左右領域、前記係止領域は、1本の組紐として編み込んで形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の弾性変形可能な靴紐。
  3. 前記組紐は、非伸縮性素材からなる複数の糸と複数の糸状ゴム素材とを軸線方向に編み込んだ組紐である、
    ことを特徴とする請求項2に記載の弾性変形可能な組紐。
  4. 前記弾性変形可能な靴紐は、断面が円形又は平状である、
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の弾性変形可能な靴紐。
  5. 前記弾性変形可能な靴紐は、全長に渡ってその断面中心位置に、非伸縮性又は伸縮性の中心紐が配置されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の弾性変形可能な靴紐。
  6. 前記係止領域はこぶ配列領域であり、当該こぶ配列領域に配置されるこぶ部は弾性変形可能であり、かつ所定の間隔をおいて3〜5個配置されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の弾性変形可能な靴紐。
  7. 前記こぶ部の間を連結する連結部は弾性変形しないよう密に編まれている、
    ことを特徴とする請求項6に記載の弾性変形可能な靴紐。
  8. 前記係止領域は前記中央領域と同じ弾性率を有する紐状部である、
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の弾性変形可能な靴紐。
  9. 前記係止領域は前記左右領域と同じ弾性率を有する紐状部である、
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の弾性変形可能な靴紐。


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