JP6606467B2 - タイヤの修理方法 - Google Patents

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本発明は、タイヤの損傷個所の修理方法に関し、特にトレッド部が損傷したタイヤの修理方法に関する。
従来、タイヤは、特に建設車両の超大型のタイヤでは、トレッド部が損傷しその損傷部位を修理する場合に、損傷部位に未加硫ゴムからなる補修パッチを当てる、あるいは損傷部位に未加硫ゴムからなる補修ゴムを詰めた後に、当該修復部およびその周辺を加圧して加硫を施して修理している。
未加硫ゴムは架橋前の形状の安定しない状態なので、加圧加硫を施す際に、修復部の形状を保持する必要がある。特許文献1に開示されている修理方法では、損傷部位に補修パッチを詰めて修復した後、修復部の内側および外側に電熱パッドを当て、電熱パッドの外側であるタイヤの内部および外部にタイヤの外形および内形に合致する形状の空気袋をあて、空気袋内部に空気を送り込んでタイヤの形状を保持しつつ加圧および加硫を施している。
このようなタイヤの修理方法では、修理するタイヤ毎の形状に合致する空気袋を用意する必要があり、複数種類の空気袋を用意するためのコストが増大するとともに、多くの空気袋を管理する手間を必要とする。
また、特許文献2に開示されているタイヤの修理方法では、損傷個所に未加硫のゴムを充填した後、該修復部は、加圧パッド装置の加圧パッドとバックアッププレートにより挟み込まれて加圧加熱し加硫を施されている。加圧パッドは、シリコーン等の柔軟性を備えた部材で構成されており、修復部に当接されて加圧された場合に、修復部の形状に沿って変形するようになっているが、バックアッププレートは金属製であって、修復部がタイヤのショルダー部やサイドウォール部のように異なる曲面では、それぞれの修復部の曲面に合った加圧パッドや、バックアッププレートを用意する必要がある。
さらに、特にタイヤのトレッド部が損傷した場合には、トレッド部の陸部や溝部の形状を修復して、該修復部に加圧加硫を施す際に、それらの形状を維持するための方法が必要である。前記した特許文献には開示されていないが、加圧加硫の際のトレッドの陸部や溝部の形状を維持するためには、例えば別途トレッドのパターンに合った型部材を用意する必要となり、対応するタイヤ毎にトレッドのパターンに合った型部材を製造するコストや、多くの型部材を管理して修理する手間を必要とし作業効率が低いものとなっている。
特開昭50−82183号公報 米国特許第4,303,380号公報
そこで、本発明は、タイヤの修理方法において、タイヤの形状に合わせた空気袋や装置を必要とせず、またトレッドのパターンに合わせた型部材を不要とすることにより、コスト削減を図り、作業効率を向上させることのできるタイヤの修理方法を提供することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決することを目的としたものであり、本発明のタイヤの修理方法は、トレッド部が損傷したタイヤの損傷部位の形状を、少なくとも未加硫ゴムからなる補修材により修復し、
焼石膏に少なくとも水と非水溶性部材を混ぜて流動状態の型材を得て、
前記補修材により形状が修復された修復部の周辺の前記トレッド部の溝部を、流動状態の前記型材で埋め、
前記型材が硬化および乾燥した後、前記修復部の前記トレッド部の表面に加熱パッドを配置し、前記修復部を加圧し、
前記加熱パッドにより前記修復部を加熱して、前記未加硫ゴムを加硫することを特徴とするものである。
前記構成によれば、トレッド部が損傷したタイヤの形状を少なくとも未加硫ゴムからなる補修材により修復し、焼石膏に少なくとも水と非水溶性部材を混ぜて流動状態の型材を得て、補修材により修復された修復部の周辺のトレッド部の溝部を、流動状態の型材で埋めて、型材が硬化および乾燥した後に、修復部を加圧し加熱パッドで加熱して加硫するので、加硫に際して、タイヤの形状に合わせた空気袋や装置を必要とせず、さらにトレッドの形状ごとの金型を用意しなくても、修復部の未加硫ゴムのトレッド部を所望する形状に保つことができるので、作業効率の向上を図るとともにコスト削減を図ることができる。さらに、溝部を埋める型材は、焼石膏に少なくとも水と非水溶性部材を混ぜたものなので、非水溶性部材以外の焼石膏と水等からなる石膏スラリー(石膏泥漿)の割合を、非水溶性部材でもって低下させることができるので、型材が硬化して乾燥するまでの時間を短縮することが可能となり、タイヤの修理に要する時間を短縮させて作業性が向上するとともに、コストの削減を図ることができる。
前記構成において、前記損傷部位は、前記トレッド部のタイヤ幅方向端部であり、
前記修復部の周辺の前記溝部を、前記型材で埋めるとともに、前記修復部のうちタイヤ幅方向側面の修復部側面を前記型材で覆い、
前記型材が硬化および乾燥した後、前記修復部を加圧および加熱して前記未加硫ゴムを加硫することもできる。
前記構成によれば、タイヤのトレッド部のタイヤ幅方向端部が損傷して修理が必要な場合でも、タイヤ幅方向端部のショルダー部分の形状を補修材により修復したのち、修復部の周囲の溝部を型材で埋めるとともに、修復部のうちタイヤ幅方向側面の修復部側面を型材で覆い、型材が硬化および乾燥した後、修復部に加硫および加熱を施すことができるので、トレッド部のタイヤ幅方向端部が損傷しても、タイヤの種類やトレッドの形状ごとの金型を用意しなくても、トレッド部のタイヤ幅方向端部の修復部の形状を保持して加硫および加圧して修理することが可能となり、作業性をより向上させるとともに、よりコスト削減を図ることができる。
前記構成において、非水溶性部材として、ゴム、木材、金属のうちの少なくとも一種以上を用いることもできる。
前記構成によれば、非水溶性部材としてゴムや木材を用いることで、修理作業で廃棄されるゴム屑や安価な木材を用いることが可能となり、コスト低減を図ることができる。さらに、修復部およびその周辺に用いる型材の非水溶性部材として金属を用いることで、加熱パッドから型材を通した修復部およびその周辺への熱伝導率が高くなり、加硫を促進する必要がある箇所を効果的に加硫することができる。
前記構成において、前記修復部の前記トレッド部の表面に加熱パッドを配置した後、
前記修復部が存するタイヤ周方向に区画されたタイヤ周方向部位のタイヤの内側に、詰め物部材を詰め込み、
前記タイヤ周方向部位を周囲から締め付けて加圧し、
前記加熱パッドにより前記修復部を加熱して、前記未加硫ゴムを加硫させることもできる。
前記構成によれば、詰め物部材によりタイヤ内側からも修復部を加圧することができるので、タイヤの内側に合う形状の空気袋や装置も不要となり、さらに作業効率を向上させ、コスト削減をより図ることができる。
本発明は、タイヤの修理方法において、タイヤの形状に合わせた空気袋や装置を必要とせず、またトレッドのパターンに合わせた型部材を不要とし、タイヤ修理におけるコスト削減を図り、作業効率を向上させることができる。
本発明のタイヤの修理方法により修理が施された代表的なタイヤの斜視図である。 図1のタイヤのタイヤ幅方向の断面図である。 本発明の第1の実施の形態の修理工程の説明図であり、タイヤの損傷状態を示した図である。 本発明の第1の実施の形態の修理工程の説明図であり、プライより外側のトレッド側の損傷部を取り除いた状態を示した図である。 本発明の第1の実施の形態の修理工程の説明図であり、プライより内側の損傷部を取り除いた状態を示した図である。 本発明の第1の実施の形態の修理工程の説明図であり、プライに内側から未加硫のパッチ部材を貼設した状態を示した図である。 本発明の第1の実施の形態の修理工程の説明図であり、未加硫のトレッドゴムを充填し、形状を修復した状態を示した図である。 本発明の第1の実施の形態の修理工程の説明図であり、タイヤのトレッド部の溝部のうち、修復部およびその周辺の溝部に型材を流し込んだ状態を示した図である。 本発明の第1の実施の形態の修理工程の説明図であり、タイヤの修復部およびその周辺の外側と内側に電熱パッドを配置し、タイヤの内部のタイヤ修復部周辺に詰め物部材を詰め込み、ベルトで締め付けた状態を示した図である。 本発明の第1の実施の形態の修理方法に用いられるパッチ部材を示した斜視図である。 本発明の第1の実施の形態の修理工程の説明図であり、トレッド部の溝部のうち、修復部およびその周辺の溝部に型材を流し込んだ状態を示した図である。 タイヤの修復部が存する領域にタイヤ周方向に区画されたタイヤ周方向部位を示したタイヤの下半分を示した側面図である。 図9の状態のタイヤの下半分を示した側面図である。 本発明の第2の実施の形態の修理工程の説明図であり、タイヤの損傷状態を示した図である。 本発明の第2の実施の形態の修理工程の説明図であり、損傷部を取り除いた状態を示した図である。 本発明の第2の実施の形態の修理工程の説明図であり、未加硫のトレッドゴム充填し、形状を修復した状態を示した図である。 本発明の第2の実施の形態の修理工程の説明図であり、トレッド部の溝部のうち、修復部およびその周辺の溝部を型材で埋め、タイヤ幅方向側面に位置する修復部の側面を覆うように型材を所定の厚さに盛った状態を示した図である。 本発明の第2の実施の形態の修理工程の説明図であり、タイヤの修復部およびその周辺に電熱パッドを取付け、タイヤの修復部周辺のタイヤの内部に詰め物部材を詰め込み、ベルトで締め付けた状態を示した図である。 本発明の第2の実施の形態の修理工程の説明図であり、トレッド部の溝部のうち、修復部およびその周辺の溝部を型材で埋め、修復されたショルダー部の側面を型材で覆った状態を示した図である。
図1に示されるタイヤ1は、本発明のタイヤの修理方法が施される代表的なタイヤであって、例えば建設車両タイヤ等の超大型のラジアルタイヤである。このタイヤ1のタイヤ幅方向断面図を図2に示す。
タイヤ1は、左右一対のリング状のビードリング5aを埋設したビード部5と、一対のビード部5間をトロイダル状に架設されるカーカスプライ6と、前記カーカスプライ6の径方向外側に周接されるベルト層7と、前記ベルト層7の外周面に周接されたトレッド部2と、タイヤ1のサイド部分を覆うサイドウォール部4とを備えている。
トレッド部2には、地面との摩擦を大きくして牽引力を増すため、溝部2bが形成され、該溝部2bで囲まれ、あるいは該溝部2bとトレッド部2の側縁2cで囲まれてタイヤ外表面となる領域は陸部2aとなっている。
本発明のタイヤの修理方法の第1の実施の形態を、[工程1]ないし[工程11]および、図3ないし図13に基づいて説明する。本実施の形態のタイヤの修理方法では、図3に示されるようなトレッド部2がカット受傷されて損傷し、タイヤ1内部のカーカスプライ6およびベルト層7まで達しこれらが切断されているタイヤ1を修理する。
[工程1]
トレッド部2の損傷部位9を調べ、図4および図5に示されるように、図示されないリグルーバ等を用いて、損傷部位9の周辺のトレッドゴムおよびインナライナゴムを取り除く。この時、トレッド部2およびインナライナ部8の損傷部位9が残らないように、損傷部位9を中心とした放射状に所定範囲より大きめに、カーカスプライ6だけが残るように注意しながらトレッドゴムおよびインナライナゴムを取り除き表面を仕上げる。
[工程2]
図6に示されるように、カーカスプライ6の損傷部位9の全体を覆うように、露出したカーカスプライ6の内側に補修材10としてのパッチ部材11を貼り付ける。パッチ部材11をカーカスプライ6に貼り付けるにあたっては、接着剤等を用いても良い。本実施の形態では、パッチ部材11をタイヤ1の内側から張り付けたが、損傷の程度によっては、内側と外側の両方に貼り付けても良い。
本実施の形態のタイヤの修理方法で用いられるパッチ部材11は、図10に示されるように、十字型の未加硫ゴムの積層体であって、補強コードが内部に配設されている補強積層体11Aと、該補強積層体11Aに一体に貼り付けられたインナライナ補修ゴム部11Bとを備えている。
補強積層体11Aは、2層の下部積層体11a,11bと、下部積層体11bの上に重ねられ下部積層体11a,11bよりも小さい十字型の2層の上部積層体11c,11dとを備えている。これらの積層体11a,11b,11c,11dは、平行に配設された補強コード11a,11b,11c,11dが未加硫ゴム部11a,11b,11c,11dにより覆われたものであって、補強コード11a,11b,11c,11dは重ねられた積層体内で、上面視においてそれぞれ相互に直角になるように配列されている。本実施の形態では、上部積層体および下部積層体はそれぞれ2層重ねられているが、重ねる積層体の数は偶数であっても奇数であってもよく、また上部積層体と下部積層体で重ねる枚数が異なっていてもよい。
補強積層体11Aの下面に貼り付けられるインナライナ補修ゴム部11Bは、未加硫のインナライナゴムからなるシート状の部材であって、補強積層体11Aの最下面と同じ十字型に形成されており、補強積層体11Aと一体化されてパッチ部材11となる。
本実施の形態で用いられたパッチ部材11は、積層体であったが、積層体でなく一層からなるものであってもよく、また上部積層体と下部積層体で大きさが異なるが、全ての積層体が同じ大きさであってもよく、積層体の形状が十字でなくとも、正方形や長方形の形状であってもよい。
[工程3]
図7に示されるように、トレッドゴムが取り除かれて露出したカーカスプライ6(図6参照)の外側に、加温して流動的となった状態の補修材10としての未加硫のトレッドゴム12を、ヘラ等で潰しながら欠損した箇所を充填して埋めていき、欠損したトレッド部2の陸部2aおよび溝部2bの形状を、タイヤ1の故障前の形状であって概ね未使用状態のタイヤ1の形状と同様になるように修復する。修復に使用する新たなトレッドゴム12は、修復前のトレッドゴムと同じ素材のトレッドゴムでも、異なった素材のトレッドゴムでもよい。このように、トレッド部が損傷したタイヤの損傷部位の形状は、補修材10としての未加硫のゴムパッチ部材11および未加硫のトレッドゴム12により修復される。
[工程4]
前記したような未加硫ゴムにより修復された修復部14を、加圧および加熱して加硫する際に、修復部14の形状を保つための型材15を用意する。型材15を用意する作業は、前記した修復作業が終了した後に行ってもよいし、前記修復作業と同時に行ってもよい。
型材15は、粉末状の焼石膏を基材として水を混練して石膏スラリー(石膏泥漿)としたものに、木材、ゴム屑、金属等の非水溶性部材を混ぜ込んで得られる。焼石膏は、硫酸カルシウム・1/2水和物ともいい、水と反応すると二水石膏(硫酸カルシウム・2水和物)となり硬化するものである。
石膏スラリーを製造する際に、焼石膏に添加する水の割合は特に限定されるものではなく、要求される流動性に応じて選択することができる。さらに必要に応じて接着性向上材等の各種添加剤を加えることもできる。
非水溶性部材は木材、ゴム屑、金属等が用いられ、粉状、粒状、あるいはそれ以上に大きくてもよく、さらに形状の一定しないものであってもよい。石膏スラリーに非水溶性部材を混ぜているので、必要とされる型材15内の石膏スラリーの割合を低くすることができるので、型材15が硬化および乾燥する時間を短縮することができる。
石膏スラリーに対する非水溶性部材の割合が大きい程、型材15が硬化および乾燥する時間を短縮することができるので、硬化までの所望する時間と、未加硫ゴムを加硫する際に必要となる硬化後の型材15の強度とを勘案して、適宜変更することができる。また、非水溶性部材が粉状または粒状等の小さい粒子である場合には、粉末状の焼石膏に非水溶性部材を混ぜた後、水と混練して型材15を得てもよい。
[工程5]
このようにして得た硬化する前の流動性のある型材15を、図8および図11に示されるように、形状が修復された修復部14の周辺の溝部2bを埋めるように流し込み、型材15の表面を陸部2aの表面と略面一となるように形成する。
[工程6]
このように溝部2bに流し込んだ流動性のある型材15を放置して硬化および乾燥させながら型材15内に含まれている余剰水分を除去する。型材15には非水溶性部材が含まれているので、非水溶性部材が含まれない型材15に比べて、同一の溝部2bに流し込んだ型材15における石膏スラリーの分量を少なくすることができるので、型材15が硬化し乾燥するまでの時間を短縮することができる。
[工程7]
次に、型材15が硬化し乾燥した後に、図9に示されるように、タイヤ1の修復部14の周辺を覆うように位置して、タイヤ1の内側と外側の両方から、加熱パッドとしての電熱パッド20を配置する。タイヤ1の外側では、トレッド部2の補修材10で修復された修復部14およびその近傍の陸部2aの外表面と、溝部2bを埋めた型材15の外表面とに沿って電熱パッド20が配置される。タイヤ1の内側では、インナライナ部8が未加硫のパッチ部材11で修復された修復部14およびその周辺の内壁面に、電熱パッド20が配置される。本実施の形態では、電熱パッド20をタイヤ1の内側と外側の両方に配置しているが、修復部14の状態や位置によって、内側又は外側の一方のみに電熱パッド20を配置してもよい。
[工程8]
タイヤ1の修復部14およびその周辺の内側に、図9および図13に示されるように、詰め物部材22を詰め込み、タイヤ1のビード部5間の開口を超えるまでタイヤ1の中心方向に向かってに重ねていく。この詰め物部材22は、少なくとも前記修復部14が存するタイヤが周方向に区画されたタイヤ周方向部位1aのタイヤ内側に詰め込まれている。該タイヤ周方向部位1aは、図12に散点模様で示しており、タイヤ1において修復部14が存する部分をタイヤの周方向において区画した部位をいう。
詰め物部材22は、棒状の略円柱形状のものであって、本実施の形態では木片が用いられているが、他に金属製や耐熱プラスチック製等であってもよい。また、本実施の形態では詰め物部材22bの断面形状は略円形であったが、詰め物部材22bの断面形状は、円形だけでなくともよく、例えば、楕円形や半円形、三角形や四角形などの多角形、および多角形と円弧を組み合わせた形状等であってもよい。 修復部14とその周辺の内側に電熱パッド20が配置されている場合には、詰め物部材22でもって電熱パッド20を押さえるように詰め込む。このように詰め込まれビード部5間の開口から盛り上がった詰め物部材22は、上から板状の押え部材23で覆われ、タイヤ1の外側に配置された電熱パッド20を、その周囲までカバーシート21により覆う。
[工程9]
その後、少なくともタイヤ周方向部位1aが含まれるタイヤ1の詰め物部材22が詰め込まれた部分を、押え部材23およびカバーシート21の外側より、締付部材24の長尺のベルト24aを巻きつけ、修復部14が所定圧となるように締め付けて、ベルト24aの一端に固定されたバックル24bにベルト24aの他端を通して固定する。本実施の形態では、締付部材24としてベルト24aが4本用いられているが、修復部14の大きさや位置によって適宜ベルトの本数やベルトの幅を変更することができる。また、締付部材24として、ベルトではなく幅広の帯を用いてもよい。
[工程10]
タイヤ1の修復部14が所定の圧力に加圧された後、電熱パッド20に電流を流して発熱させる。電熱パッド20の温度は、タイヤ1の修理に用いた未加硫ゴムを加硫するのに適した温度に制御され、修復部14は所定時間加圧加熱が施されて加硫され、修復部14はその周囲の部分に接合される。
[工程11]
このようにして、修復部14に所定時間に亘って加圧加硫が施された後、タイヤ1から締付部材24、押え部材23を取り外し、タイヤ1の内側から詰め物部材22を取出し、カバーシート21および電熱パッド20を修復部14から取り外す。その後、修復部14の周囲の溝部2bに埋められた型材15を粉砕してトレッド部2から取り外し、タイヤ1の修理作業が終了する。
本発明の第1の実施形態のタイヤの修理方法は、前記したようにトレッド部2が損傷したタイヤ1の損傷部位9の形状を、少なくとも未加硫ゴムからなる補修材10としてのトレッドゴム12およびパッチ部材11により修復し、粉末状の焼石膏を基材とし、該焼石膏に少なくとも水と非水溶性部材を混ぜて流動状態の型材15を得て、修復部14の周辺のトレッド部2の溝部2bを、流動状態の型材15で埋め、型材15が硬化および乾燥した後、修復部14および修復部14の周辺に電熱パッド20を配置し、修復部14の周辺を加圧して、電熱パッド20により修復部14を加熱して未加硫ゴムを加硫するので、加硫に際して、タイヤの種類やトレッドの形状ごとの金型を用意しなくても、修復部14の未加硫のトレッドゴム12を所定の形状に保つことができ、作業効率の向上を図るとともにコスト削減を図ることができる。
さらに、トレッド部2の溝部2bを埋める型材15は、焼石膏に少なくとも水と非水溶性部材を混ぜたものなので、非水溶性部材以外の焼石膏と水等からなる石膏スラリー(石膏泥漿)の割合を、非水溶性部材でもって低下させることができるので、型材15が硬化し乾燥するまでの時間を短縮することが可能となり、タイヤ1の修理に要する時間を短縮させて作業性が向上するとともに、コスト削減を図ることができる。
また、非水溶性部材として、ゴム、木材、金属のうちの少なくとも一種以上を用いているので、修理作業で廃棄されるゴム屑や安価な木材を用いることが可能となり、コスト低減を図ることができる。さらに、修復部14に用いる型材15の非水溶性部材として金属を用いることで、電熱パッド20から型材15を通した修復部14への熱伝導率が高くなり、加硫を促進する必要がある箇所を効果的に加硫することができる。
さらにまた、修復部14が存するタイヤ周方向に区画されたタイヤ周方向部位1aの内側に電熱パッド20を配置して詰め物部材22を詰め込み、詰め物部材22が詰め込まれたタイヤの部分を、周囲から締付部材24で締め付けて加圧し、タイヤ1の修復部14の外側に配置させた電熱パッド20とともに、修復部14の内側に配置させた電熱パッド20により、修復部14を加熱するので、修復部14をタイヤ1の外側および内側から加熱することができるので、修復部14の未加硫ゴムを十分に加硫することができる。
本実施の形態では、損傷部位9がカーカスプライ6およびベルト層7まで達したタイヤ1を修理したが、本発明のタイヤの修理方法では、損傷部がカーカスプライ6やベルト層7まで達しないような損傷状態のタイヤを修理することも可能であるし、損傷部位が浅くパッチ部材11を用いなくとも未加硫のトレッドゴム12を充填して形状を修復したタイヤを修理することもできる。
次に、第2の実施の形態のタイヤの修理方法について、[工程1]ないし[工程10]、および図14ないし図19に基づいて説明する。本実施の形態のタイヤの修理方法では、図14に示されるようなトレッド部2のタイヤ幅方向端部の近傍が受傷して、トレッド部2の陸部2aの一部およびショルダー部3の一部が欠損したタイヤ30を修理する。本実施の形態で用いられるタイヤ30は、第1の実施の形態で用いられたタイヤ1の損傷部位9と損傷部位が異なるが、他の構成は同一であるので、同一の構成については同一の符号を用いて説明する。
[工程1]
タイヤ30のトレッド部2およびショルダー部3の損傷部位31を調べ、図15に示されるように、リグルーバ等を用いて損傷部位31およびその周辺のトレッドゴムを、損傷部位31を中心とした放射状に取り除く。この時、トレッド部2の損傷部位31が残らないように注意しながら取り除く。
[工程2]
図16および図19に示されるように、タイヤ30のトレッド部2およびショルダー部3側に、加温して流動的となった状態の補修材10としての未加硫のトレッドゴム12を、欠損した箇所を充填するように盛っていき、さらに欠損したトレッド部2の陸部2aおよび溝部2bの形状を、タイヤ30の故障前の形状であって概ね未使用状態のタイヤ30の形状となるように修復する。新たなトレッドゴム12は、修復前のトレッドゴムと同じ素材のトレッドゴムでも、異なった素材のトレッドゴムでもよい。
[工程3]
前記したように未加硫のトレッドゴム12により形状が修復された修復部32を、加圧加熱して加硫する際に、未加硫ゴムの形状を保つための型材15を用意する。型材15は第1の実施形態と同様な作業で得られる。型材15を用意する作業は、前記した修復作業が終了した後に行ってもよいし、前記修復作業と同時に行ってもよい。
[工程4]
このようにして得た硬化する前の流動性のある型材15を、図17および図19に示されるように、形状が修復された修復部32の周辺の溝部2bを埋める。さらに、修復部32のうちのタイヤ幅方向側面に位置する修復部側面32aを覆うようにタイヤのサイド方向から、型材15を所定の厚さになるように盛る。この修復部側面32aを覆う型材15のタイヤ径方向の面15aは、トレッド部2のトレッド面に連なるように形成される。形状が修復された修復部32のうち、タイヤ幅方向端に位置する陸部2aは、図19に示されるように、溝部2bに流し込まれた型材15と、タイヤ幅方向側面に盛られた型材15により、修復された陸部2aのトレッド面における周囲が囲まれて、該陸部2aの形状が保持される。
[工程5]
このように溝部2bを埋めタイヤ幅方向外縁に盛られた流動性のある型材15を放置し、型材15を硬化および乾燥させながら、型材15内に含まれている余剰水分を除去する。
[工程6]
次に、型材15が硬化し乾燥した後に、図18に示されるように、電熱パッド20が、タイヤ30の修復部32およびその周辺に位置するようにタイヤ30の外側から配置される。電熱パッド20は、トレッド部2の補修材10で修復された修復部32およびその近傍のトレッド部2、ショルダー部3およびサイドウォール部4の外表面と、溝部2bを埋めた型材15と、タイヤ幅方向の外縁に盛られた型材の外表面とに沿って配置される。本実施の形態では、電熱パッド20をタイヤの外側のみに配置しているが、修復部32の状態および位置によって、内側および外側の両方に配置してもよい。
[工程7]
タイヤ30の修復部32およびその周辺の内側に、図18に示されるように、詰め物部材22を詰め込み、第1の実施形態と同様に、タイヤ30のビード部5間の開口を超えるまでタイヤ30の中心側に重ねていく。詰め物部材22は、棒状の略円柱形状のものであって、本実施の形態では木片が用いられているが、他に金属製や耐熱プラスチック製等であってもよい。修復部32とその周辺の内側に電熱パッド20が配置されている場合には、詰め物部材22を電熱パッド20が押さえられるように詰め込む。このように詰め込まれビード部5間の開口から盛り上がった詰め物部材22は、上から板状の押え部材23で覆われ、タイヤ30の外側に配置された電熱パッド20を、その周囲までカバーシート21により覆う。
[工程8]
その後、第1の実施形態と同様に(図13参照)、タイヤ30の詰め物部材22が詰め込まれた部分を、押え部材23およびカバーシート21の外側より、締付部材24の長尺のベルト24aを巻きつけ、タイヤ30の修復部32が所定圧となるように締め付けて、ベルト24aの一端に固定されたバックル24bに、ベルト24aの他端を通して固定する。本実施の形態では、締付部材24としてベルト24aが4本用いられているが、修復部の大きさや位置によって適宜ベルトの本数やベルトの幅を変更することができる。また、締付部材24として、ベルトではなく幅広の帯を用いてもよい。
[工程9]
タイヤ30の修復部32が所定の圧力に加圧された後、電熱パッド20に電流を流して発熱させる。電熱パッド20の温度は、タイヤの修理に用いた未加硫ゴムを加硫するのに適した温度に制御され、修復部32は、所定時間加圧加熱が施されて加硫され、修復部32はその周囲の部分に接合される。
[工程10]
このようにして、修復部32に所定時間に亘って加圧加硫が施された後、タイヤ30から締付部材24、押え部材23を取り外し、タイヤ30の内側から詰め物部材22を取出し、カバーシート21および電熱パッド20を修復部32から取り外す。その後、修復部32の周囲の溝部2bに埋められた型材15および修復部側面32aを覆った型材15を粉砕してトレッド部2から取り外し、タイヤ30の修理作業が終了する。
第2の実施形態では、ショルダー部3の形状を、加硫前のトレッドゴム12により修復したのち、修復部32およびその周囲の溝部2bを型材で埋めるとともに、修復部側面32aを流動状態の型材15で覆って、型材15が硬化した後に未加硫ゴムを加硫しているので、タイヤ30のトレッド部2のタイヤ幅方向側面のショルダー部3が損傷して修理が必要な場合でも、タイヤの種類やトレッド部の形状ごとの金型や空気袋を用意しなくても修理が可能となり、作業性をより向上させるとともに、コスト削減をより図ることができる。
以上の第1の実施形態および第2の実施形態において、パッチ部材11等の補修材10およびその周辺の表面に配置した電熱パッド20の外側に、熱伝導率の小さい空気袋を設けてもよい。空気袋による加圧が修理箇所の未加硫ゴムにさらに加わり、空気袋の断熱効果もあって、修理箇所の未加硫ゴムの加硫を促進することができる。
さらに、この空気袋の外側に、保護のためのゴムシート等の断熱材を設けて、断熱効果をより高めてもよい。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明は、前記の実施の形態に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、前記の実施の形態に種々の変形および置換を加えることができる。本発明のタイヤの修理方法は、大型の建設車両用のタイヤに限られず、空気入りタイヤならば中小型のタイヤにも適用できる。
1…タイヤ、1a…タイヤ周方向部位、2…トレッド部、2a…陸部、2b…溝部、2c…側縁、3…ショルダー部、4…サイドウォール部、5…ビード部、5a…ビードリング、6…カーカスプライ、7…ベルト層、8…インナライナ部、9…損傷部位、10…補修材、11…パッチ部材、11A…補強積層体、11B…インナライナ補修ゴム部、11a…下部積層体、11b…下部積層体、11c…上部積層体、11d…上部積層体、12…トレッドゴム、13…インナライナゴム、14…修復部、15…型材、
20…電熱パッド、21…カバーシート、22…詰め物部材、23…押え部材、24…締付部材、24a…ベルト、24b…バックル、
30…タイヤ、30a…タイヤ周方向部位、31…損傷部位、32…修復部、32a…修復部側面。

Claims (4)

  1. トレッド部が損傷したタイヤの損傷部位の形状を、少なくとも未加硫ゴムからなる補修材により修復し、
    焼石膏に少なくとも水と非水溶性部材を混ぜて流動状態の型材を得て、
    前記補修材により形状が修復された修復部の周辺の前記トレッド部の溝部を、流動状態の前記型材で埋め、
    前記型材が硬化および乾燥した後、前記修復部の前記トレッド部の表面に加熱パッドを配置し、前記修復部を加圧し、
    前記加熱パッドにより前記修復部を加熱して、前記未加硫ゴムを加硫することを特徴とするタイヤの修理方法。
  2. 前記損傷部位は、前記トレッド部のタイヤ幅方向端部であって、
    前記修復部の周辺の前記溝部を、前記型材で埋めるとともに、前記修復部のうちタイヤ幅方向側面の修復部側面を前記型材で覆い、
    前記型材が硬化および乾燥した後、前記修復部を加圧および加熱して前記未加硫ゴムを加硫することを特徴とする請求項1に記載のタイヤの修理方法。
  3. 前記非水溶性部材は、ゴム、木材、金属のうちの少なくとも一種以上が用いられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のタイヤの修理方法。
  4. 前記修復部の前記トレッド部の表面に加熱パッドを配置した後、
    前記修復部が存するタイヤ周方向に区画されたタイヤ周方向部位のタイヤの内側に、詰め物部材を詰め込み、
    前記タイヤ周方向部位を周囲から締め付けて加圧し、
    前記加熱パッドにより前記修復部を加熱して、前記未加硫ゴムを加硫することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のタイヤの修理方法。
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