JP6606466B2 - タイヤの補修方法 - Google Patents

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本発明は、損傷したタイヤの損傷部位を修復するタイヤの補修方法に関する。
タイヤは、走行中に、障害物により損傷を受けることがあり、損傷が必要以上に大きい場合には、補修が必要となる。
トレッドの損傷の場合には、トレッドの外周面を削り取り平らにした台タイヤに対して、外周面にパターン付きの加硫済みトレッド部を貼り付けて加硫して所謂更生タイヤを製造する補修方法もある。
しかし、特に、建設車両用の超大型のタイヤの場合には、更生タイヤの製造が乗用車用タイヤやトラック・バス用タイヤに比して労力を有し、加えて、鉱山などの悪路を走行するため、トレッド以外の部分が損傷してしまうことがある。
そこで、特に、大型の建設車両用のORRタイヤ(オフ・ザ・ロード・ラジアルタイヤ)等では、タイヤの損傷部位のみを補修する方法が要望されており、これに応えて、タイヤの損傷部位に未加硫ゴムを配置し、加熱パッドをあてがい、加圧した状態で、加熱パッドにより加熱加硫して補修する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭50−82183号公報
特許文献1に開示されたタイヤの補修方法は、タイヤの損傷部位に未加硫ゴムからなる補修パッチを配置し、補修パッチを覆うようにタイヤの内外表面に電熱パッドを配置し、タイヤの内側で膨張する空気袋により内側の電熱パッドがタイヤ内表面に押圧され、タイヤの外側の周囲で膨張する空気袋により外側の電熱パッドがタイヤ外側表面に押圧され、タイヤの内外両側から加圧された状態で、電熱パッドによる加熱により補修パッチを加硫することで、損傷部位を補修するものである。
タイヤの内表面に配置した電熱パッドを押圧する内側の空気袋は、電熱パッドを押圧するとともに、タイヤの外側からの加圧に耐えて内側から支えてタイヤの形状を維持しなければならない。
そのためには、タイヤの種類ごとに、加圧加硫時にタイヤの形状を維持可能なタイヤの内面形状に適した空気袋を用意しなければならず、コスト高となる。
本発明は、かかる点に鑑みなされたもので、その目的とする処は、様々な種類のタイヤに対応して、加圧加硫時にタイヤの形状を維持することができる低コストのタイヤの補修方法を供する点にある。
上記目的を達成するために、本発明に係るタイヤの補修方法は、
損傷したタイヤの損傷部位に少なくとも未加硫ゴムからなる補修材を配置し、
タイヤの損傷部位に配置された前記補修材の表面に加熱パッドを配置し、
前記補修材が配置されているタイヤ周方向に区画されたタイヤ周方向部位のタイヤ内側に、異なる形状の複数の詰め物部材を詰め込み、
前記タイヤ周方向部位を周囲から締め付けて加圧し、
前記加熱パッドにより補修箇所を加熱して前記補修材の未加硫ゴムを加硫することを特徴とする。
この構成によれば、補修材が配置されているタイヤ周方向に区画されたタイヤ周方向部位のタイヤ内側に、異なる形状の複数の詰め物部材を詰め込むので、いかなる種類のタイヤでも、その内面形状に合わせてタイヤ内側に詰め物部材を適切に詰め込むことができ、よって加圧加硫時に各種タイヤの各タイヤ形状を容易に維持することができ、適切に補修することができる。
タイヤ内側に詰め込まれる詰め物部材は、再利用できるので、コストの削減を図ることができる。
前記構成において、
前記詰め物部材のうちタイヤ内側に設けられた前記加熱パッドの周辺に詰め込まれるパッド周辺詰め物部材は、その他の詰め物部材よりも、タイヤ幅方向断面の断面積が小さいようにしてもよい。
この構成によれば、詰め物部材のうちタイヤ内側に設けられた加熱パッドの周辺に詰め込まれるパッド周辺詰め物部材は、その他の詰め物部材よりも、タイヤ幅方向断面(タイヤ回転中心軸を含む平面で切断したときの断面)の断面積が小さいので、タイヤの内周面の補修材を覆う加熱パッド周辺の不規則な形状の表面に、断面積の小さいパッド周辺詰め物部材を多数きめ細かに配置して加熱パッドに圧力を均一に加えることができ、補修材を変形させずに適切な補修をすることができる。
また、パッド周辺詰め物部材以外の詰め物部材は、断面積を大きくすることができるので、タイヤの内側に詰め込まれる詰め物部材の数を減らすことができ、詰め込み作業を容易にする。
前記構成において、
前記詰め物部材は、前記補修材に対応して前記補修材を加圧する中央詰め物部材より前記補修材の外周のタイヤ部分に対応して前記補修材の外周のタイヤ部分を加圧する外周詰め物部材の方が、熱伝導率が大きいようにしてもよい。
この構成によれば、補修材に対応して同補修材を加圧する中央詰め物部材より補修材の外周のタイヤ部分に対応して同タイヤ部分を加圧する外周詰め物部材の方が、熱伝導率が大きいので、タイヤの損傷部位に配置された補修材は、熱伝導率の小さい中央詰め物部材により加圧されて、放熱が抑制されて未加硫ゴムの加硫が促進され、他方、補修材の外周のタイヤ部分は、熱伝導率の大きい外周詰め物部材により加圧されて、放熱が促進されて加硫が抑制される。
そのため、補修材の未加硫ゴムを短時間に加硫し、同補修材とその周辺の加硫済みゴムとを互いに接合するとともに、補修材の周辺の加硫済みのゴムの過加硫を抑制することができる。
前記構成において、
前記詰め物部材は、棒状をしており、
タイヤ幅方向断面に垂直な方向を長手方向とする姿勢で、タイヤ内側に詰め込まれるようにしてもよい。
この構成によれば、棒状の詰め物部材は、タイヤ幅方向断面に垂直な方向を長手方向とする姿勢で、タイヤ周方向部位のタイヤ内側に詰め込まれるので、詰め物部材の1本1本が損傷部位に配置された補修材をタイヤ幅方向断面に垂直な方向の幅全長に亘って加圧することができるため、タイヤ内側に詰め込まれる詰め物部材の数量を少なくすることができ、詰め込み作業を容易にする。
前記構成において、
前記詰め物部材が詰め込まれたタイヤ周方向部位に、バンドを巻き付けて締め付けることにより加圧するようにしてもよい。
この構成によれば、詰め物部材が詰め込まれたタイヤ周方向部位に、バンドを巻き付けて締め付けるので、損傷部位に配置された補修材を内側から支えてタイヤの形状を維持する詰め物部材が詰め込まれたタイヤ周方向部位を、バンドにより効率良く締め付けて補修材およびその周辺を簡単に加圧することができる。
本発明は、補修材が配置されているタイヤ周方向に区画されたタイヤ周方向部位のタイヤ内側に、異なる形状の複数の詰め物部材を詰め込むので、様々な種類のタイヤについて、いかなる種類のタイヤでも、その内面形状に合わせてタイヤ内側に詰め物部材を適切に詰め込むことができ、よって加圧加硫時にタイヤの形状を容易に維持することができ、適切に補修することができる。
タイヤ内側に詰め込む詰め物部材は、再利用できるので、コストの低減を図ることができる。
本発明の第1の実施の形態に係るサイドウォール部に損傷を受けた建設車両用タイヤのタイヤ幅方向断面図である。 同建設車両用タイヤの損傷部位の補修のはじめの工程を説明する要部断面図である。 次の工程を説明する要部断面図である。 内側パッチ部材の側面および正面図である。 さらに次の工程を説明する要部断面図である。 別の変形例の要部断面図である。 補修材が配置された建設車両用タイヤの一部側面図である。 同加硫工程のときの建設車両用タイヤの一部側面図である。 加硫工程のときの建設車両用タイヤの断面図である。 第2の実施の形態における加硫工程のときの建設車両用タイヤのタイヤ幅方向断面図である。 第3の実施の形態における加硫工程のときの建設車両用タイヤの要部断面図である。
以下、本発明に係る第1の実施の形態について図1ないし図9に基づいて説明する。
本実施の形態は、大型の建設車両用の建設車両用タイヤ(オフ・ザ・ロード・ラジアルタイヤ)1に適用されたものである。
図1は、サイドウォール部に損傷を受けた建設車両用タイヤ1のタイヤ幅方向断面図(タイヤ回転中心軸を含む平面で切断したときの断面図)である。
建設車両用タイヤ1は、金属線がリング状に巻回されて形成された左右一対のビードリング2,2に、両側縁をそれぞれ巻き付けて両側縁間をタイヤ径方向外側に膨出してトロイダル状にカーカスプライ3が形成されている。
カーカスプライ3の内表面には耐空気透過性のインナライナ部4が形成されている。
カーカスプライ3のクラウン部の外周には、ベルトが複数重ねられるように巻き付けられてベルト層5を形成しており、その上にトレッド部6が覆いかぶさるように形成されている。
カーカスプライ3の両サイド部の外表面には、サイドウォール部7が形成されている。
カーカスプライ3のビードリング2に巻き付けられて折り返された環状端部を覆うビード部8は、内側がインナライナ部4に連続し、外側がサイドウォール部7に連続する。
カーカスプライ3は、複数本のプライコードをプライゴムにより被覆したコードゴム被覆層である。
プライコードとしては、例えばナイロンコード,テトロンコード,または細いスチールワイヤを複数本撚り合せたスチールコード等が用いられる。
プライゴムの素材としては、天然ゴム,合成ゴム,カーボンブラック等が用いられる。
インナライナ部4の素材として、気密性の高いブチル系ゴム等が用いられる。
ベルト層5のベルトは、ベルトコードをベルト用ゴムにより被覆して帯状にしたものである。
図1に示すように、建設車両用タイヤ1は、サイドウォール部7に損傷を受けている。
損傷部位10は、サイドウォール部7の一部を削り取り、内部のカーカスプライ3を切断してインナライナ部4の一部も欠損して、タイヤの側壁を貫通している。
このような損傷を受けた建設車両用タイヤ1の補修工程を、図面に従って説明する。
はじめに、図2に示されるように、サイドウォール部7における損傷部位10の欠損部周辺のゴムをカーカスプライ3が露出するまでタイヤ外側から削り取るように除去して所要形状の外側補修凹部11を形成するとともに、インナライナ部4における損傷部位10の欠損部周辺のゴムをカーカスプライ3が露出するまでタイヤ内側から除去して所要形状の内側補修凹部12を形成する。
なお、カーカスプライ3のゴムが除去されて露出した表面は、補修材の貼り合せのため適切な凹凸を設けるべくバフ研磨により仕上げを行うことが好ましい。
次に、図3を参照して、インナライナ部4の内側補修凹部12に、補修材である内側パッチ部材22をタイヤ内側から凹部内面および露出したカーカスプライ3に貼り付ける。
なお、場合によっては、接着剤等で接着してもよい。
内側パッチ部材22は、図4に示されるように、互いに平行に配列された複数本の補強コード23aがゴム被覆されたコードゴム被覆シートである補強シート23に、シート状のインナライナ補修ゴム部材24を貼り付け予め一体化したものであり、未加硫状態にあって、台形形状をしている。
先の工程で、内側補修凹部12は、この内側パッチ部材22の形状に合わせた所要形状に削り出されてもよい。
内側パッチ部材22の補強シート23における補強コード23aを被覆するゴムの素材は、天然ゴム,合成ゴム,カーボンブラックなどが用いられ、特にカーカスプライ3に使用するゴムと同じであることが好ましいが、異なる素材のゴムを使用してもよい。
また、補強コード23aは、断絶したカーカスプライ3を補強するコードであればよく、撚られたコードおよび単一のフィラメントや複数本のフィラメントを引き揃えたものであってもよい。
なお、補強コード23aは、カーカスプライ3のプライコードよりも細いことが好ましい。
カーカスプライ3のプライコードと同じ素材で同じ径にすると、補強コード23aが張力を負担し過ぎて、端部が離れ易いためである。
内側パッチ部材22のインナライナ補修ゴム部材24は、インナライナ部4と同様に、気密性の高いブチル系ゴムを素材とすることが好ましい。
こうして、インナライナ部4の欠損した内側補修凹部12は、内側パッチ部材22により完全に埋められ、その内側表面はインナライナ補修ゴム部材24により耐空気透過性が確保される。
図3に示されるように、サイドウォール部7のインナライナ部4の内側補修凹部12に貼り付けられた内側パッチ部材22の補強シート23は、カーカスプライ3の欠損部およびその周辺を覆う。
内側パッチ部材22の補強シート23の補強コード23aは、カーカスプライ3のプライコードと略平行であり、カーカスプライ3のプライコードの欠損箇所を補うように配設される。
次に、図5を参照して、外側補修凹部11に、補修材であるサイド補修ゴムをタイヤ外側から充填してサイド補修ゴム部25とする。
サイド補修ゴムは、未加硫ゴムであり、外側補修凹部11の空いている凹部を埋め、サイド補修ゴム部25を形成する。
サイド補修ゴム部25は、サイドウォール部7と同じ素材であることが好ましいが、異なる素材を用いてもよい。
こうして建設車両用タイヤ1のサイドウォール部7における損傷部位10に、未加硫の補修材である内側パッチ部材22およびサイド補修ゴム部25が埋め込まれて配置される(図5参照)。
なお、建設車両用タイヤ1の内側から内側パッチ部材22を配置し、サイド補修ゴム部25を充填したが、損傷の程度によっては、図6に示すように、建設車両用タイヤ1の内側から内側パッチ部材22を配置するとともに、外側からも補強コード21aをゴム被覆した補強シートである外側パッチ部材21を配置した後に、サイド補修ゴム部25を充填してもよい。
図7に示されるように、建設車両用タイヤ1の側面視で、サイドウォール部7の損傷部位10に充填されたサイド補修ゴム部25が露出している。
このサイド補修ゴム部25および内側パッチ部材22の補修材が配置されているタイヤ周方向に区画されたタイヤ周方向部位1aを、図7において散点模様で示す。
次に、図9を参照して、建設車両用タイヤ1のタイヤ周方向部位1aにおける損傷部位10の外側補修凹部11に充填されたサイド補修ゴム部25の表面およびサイド補修ゴム部25の周辺のタイヤ外表面(サイドウォール部7の表面)に、外側電熱パッド31を配置するとともに、損傷部位10の内側補修凹部12に貼り付けられた内側パッチ部材22の表面および内側パッチ部材22の周辺のタイヤ内表面(インナライナ部4の表面)に、内側電熱パッド32を配置する。
そして、図8および図9を参照して、建設車両用タイヤ1の補修材(内側パッチ部材22,サイド補修ゴム部25)が配置されたタイヤ周方向部位1aおよびその周辺の部位のタイヤ内側に、詰め物部材として木片40が詰め込まれる。
木片40は内側電熱パッド32の内側に詰め込まれる。
木片40は、ほぼ円柱をなす棒状のものが用いられる。
外径の異なる多数の木片40が、建設車両用タイヤ1のタイヤ周方向部位1aおよびその周辺の部位のタイヤ内側に詰め込まれる。
棒状をなす木片40は、建設車両用タイヤ1の内側における内側電熱パッド32の内側に、タイヤ幅方向断面(タイヤ回転中心軸を含む平面で切断したときの断面)に垂直な方向を長手方向とする姿勢で、詰め込まれる。
図9は、建設車両用タイヤ1のタイヤ幅方向断面図であり、タイヤ内側に詰め込まれた木片40は横断面が示されている。
図9に示されるように、詰め込まれた木片40のうちで、内側電熱パッド32の周辺に詰め込まれるパッド周辺木片40sは、その他の木片40よりもタイヤ幅方向断面の断面積が小さい。
したがって、タイヤの内周面の補修材である内側パッチ部材22を覆う内側電熱パッド32の周辺の不規則な形状の表面に、断面積の小さいパッド周辺木片40sを多数きめ細かに配置することができる。
図9に示されるように、建設車両用タイヤ1のタイヤ周方向部位1aのタイヤ内側には、互いに対向するビード部8,8の間の開口から溢れるように木片40が詰め込まれ、溢れ出た木片40の上に板状の押え部材41があてがわれ、また、損傷部位10の外側補修凹部11に充填されたサイド補修ゴム部25に配置された外側電熱パッド31をその周囲を含めカバーシート42が大きく覆う。
次いで、図8および図9に示されるように、建設車両用タイヤ1の木片40が詰め込まれたタイヤ周方向部位1aおよびその周辺の部位を、押え部材41およびカバーシート42の外側からバンド45で巻き付けて締め付ける。
4本のバンド45を巻き付け、各バンド45はバンド45の一端に固着されたバックル46にバンド45の他端を通して締付け固定する(図8参照)。
4本のバンド45の締め付けにより建設車両用タイヤ1のタイヤ内側に詰め込まれた木片40は、ビード部8,8の間の木片40が押え部材41により押圧され、順次タイヤの内側の木片40に圧力が伝達し、内側から膨張させる圧力がタイヤ内周面のインナライナ部4に加わる。
建設車両用タイヤ1の外側からは4本のバンド45の締め付けによる圧力がタイヤ外周面のトレッド部6およびサイドウォール部7に加わる。
したがって、損傷部位10の外側補修凹部11に充填されたサイド補修ゴム部25は、外側電熱パッド31を介して加圧され、損傷部位10の内側補修凹部12に貼り付けられた内側パッチ部材22は、木片40により内側電熱パッド32を介して加圧される。
なお、本実施の形態では、4本のベルト状のバンド45により補修部を締め付けているが、補修部の大きさや位置によって適宜バンドの本数やバンドの幅を変更することができ、場合によれば、補修部を十分覆う幅広の帯1本で締め付けることも可能である。
次に、外側電熱パッド31と内側電熱パッド32に電流を流して発熱させることで、未加硫ゴムからなる補修材であるサイド補修ゴム部25および内側パッチ部材22を加熱し加硫すると同時に、サイド補修ゴム部25および内側パッチ部材22の補修材とその周辺の加硫済みゴムとを接合する。
こうして、建設車両用タイヤ1の損傷部位10の補修が終了する。
以上、詳細に説明した本発明に係るタイヤの補修方法の第1の実施の形態では、以下に記す効果を奏する。
図9に示されるように、詰め物部材である木片40のうち内側電熱パッド32の周辺に詰め込まれるパッド周辺木片40sは、その他の木片40よりも、タイヤ回転中心軸を含む平面で切断したときの断面積が小さいので、タイヤの内周面の内側パッチ部材22を覆う内側電熱パッド32の周辺の不規則な形状の表面に、断面積の小さいパッド周辺木片40sを多数きめ細かに配置して内側電熱パッド32に圧力を均一に加えることができ、内側パッチ部材22を変形させずに適切な補修をすることができる。
また、パッド周辺木片40s以外の木片40は、断面積を大きくすることができるので、タイヤの内側に詰め込まれる木片40の数を減らすことができ、詰め込み作業を容易にする。
さらに、タイヤの内側に詰め込まれる木片40は、再利用できるので、コストの削減を図ることができる。
図8および図9に示されるように、棒状の木片40は、長手方向をタイヤ幅方向断面に垂直な方向に指向させてタイヤ内側に詰め込まれるので、木片40の1本1本が損傷部位10に配置された内側パッチ部材22をタイヤ幅方向断面に垂直な方向の幅全長に亘って加圧することができるため、タイヤ内側に詰め込まれる木片40の数量を少なくすることができ、詰め込み作業を容易にする。
図8および図9に示されるように、木片40が詰め込まれたタイヤ周方向部位1aおよびその周辺の部位にバンド45を巻き付けて締め付けるので、損傷部位10に配置された補修材である内側パッチ部材22,サイド補修ゴム部25を内側から支えてタイヤの形状を維持する木片40が詰め込まれた建設車両用タイヤ1のタイヤ周方向部位1aを、バンド45により効率良く締め付けて、補修材およびその周辺を簡単に加圧することができる。
本第1の実施の形態では、タイヤ内側に詰め込まれる詰め物部材として木片を用いたが、木片に限らず、タイヤの形状を維持しつつ損傷部位に埋め込まれた補修材を加圧することができ、熱変形しない部材であれば使用することができる。
なお、木片等の詰め物部材の断面形状は、ほぼ円形でなくともよく、例えば、楕円や半円,三角形や四角形などの多角形および多角形と円弧を組み合わせたような形状でもよい。
次に、第2の実施の形態に係るタイヤの補修方法を、図10に従って、以下説明する。
前述の第1の実施の形態では、建設車両用タイヤ1のタイヤ内側における内側電熱パッド32の内側に、詰め物部材として木片40が詰め込まれたが、本第2の実施の形態では、詰め込む場所によって熱伝導率の異なる詰め物部材を用いるもので、それ以外は第1の実施の形態と同じである。
したがって、詰め物部材以外の部材は、同じ部材で同じ符号を付して示す。
本第2の実施の形態における詰め物部材は、ほぼ円柱をなす棒状の木片50と木片50より熱伝導率の大きい鉄製の円柱状の鉄棒51の2種類である。
図10を参照して、補修材である内側パッチ部材22に内側電熱パッド32を介して対応し内側パッチ部材22を加圧する中央詰め物部材として木片50(図10において白抜きの円形断面)を使用し、内側パッチ部材22の外周のタイヤ部分に内側電熱パッド32を介して対応し内側パッチ部材22の外周のタイヤ部分を加圧する外周詰め物部材として鉄棒51(図10において散点模様を施した円形断面)を使用する。
補修工程も第1の実施の形態と同じであり、ただ建設車両用タイヤ1のタイヤ内側における内側電熱パッド32の内側に、詰め物部材を詰め込む工程で、図10に示されるように、タイヤ内側における内側パッチ部材22に内側電熱パッド32を介して対応する箇所に、断面積の小さい木片50を分布させ、内側パッチ部材22の外周のタイヤ部分に内側電熱パッド32を介して対応する箇所に、断面積の小さい木片50と同じ程度の小さい断面積の鉄棒51を分布させ、その他のタイヤの内側空間には断面積が大きい木片50を詰め込む。
なお、詰め物部材はタイヤ幅方向断面に垂直な方向を長手方向とする姿勢で詰め込まれるので、内側パッチ部材22を跨ぐような位置では、短尺の木片50の両側に短尺の鉄棒51を配置するように詰め込まれる。
バンド45によるタイヤ周方向部位1aの締め付けにより損傷部位10の補修凹部に埋め込まれた補修材である内側パッチ部材22,サイド補修ゴム部25が、内側電熱パッド32および外側電熱パッド31を介して加圧される。
そして、外側電熱パッド31と内側電熱パッド32に電流を流して発熱させることで、未加硫ゴムからなる補修材であるサイド補修ゴム部25,内側パッチ部材22を加熱し加硫すると同時に、補修材とその周辺の加硫済みゴムとを接合する。
この加熱加硫工程では、タイヤの損傷部位10に配置された補修材(内側パッチ部材22,サイド補修ゴム部25)は、熱伝導率の小さい木片50により内側電熱パッド32を介して加圧されて、放熱が抑制されることで補修材(内側パッチ部材22,サイド補修ゴム部25)の未加硫ゴムの加硫が促進され、他方、補修材の外周のタイヤ部分は、熱伝導率の大きい鉄棒51により内側電熱パッド32を介して加圧されて、放熱が促進されて加硫が抑制される。
そのため、補修材(内側パッチ部材22,サイド補修ゴム部25)の未加硫ゴムを短時間に加硫し、同補修材とその周辺の加硫済みゴムとを互いに接合するとともに、補修材の周辺の加硫済みゴムの過加硫を抑制することができる。
タイヤの内側に詰め込まれる詰め物部材としては、木片および鉄棒に限らず、タイヤの形状を維持しつつ損傷部位に埋め込まれた補修材を加圧することができ、熱変形しない部材であればよく、かかる詰め物部材の熱伝動率の異なる2種類の部材を用いることができる。
以上の第1,第2の実施の形態では、建設車両用タイヤ1のサイドウォール部7に損傷を受けた場合の補修方法について説明したが、次にトレッド部に損傷を受けた場合における第3の実施の形態の補修方法について図11に基づいて説明する。
なお、本第3の実施の形態において、第1の実施の形態で使用した部材と同じ部材は同じ符号を用いて示すこととする。
本第3の実施の形態は、建設車両用タイヤ1のトレッド部6がカット受傷されるとともに、トレッド部6の内側のベルト層5およびカーカスプライ3が切断される損傷を受けた場合の補修方法である。
はじめに、トレッド部6における損傷部位10の周辺のゴムをカーカスプライ3が露出するまでタイヤ外側から削り取るように除去するとともに、インナライナ部4における損傷部位10の周辺のゴムをカーカスプライ3が露出するまでタイヤ内側から除去する。
次に、カーカスプライ3の露出した部分に、内側から内側パッチ部材22を貼り付けて、内側パッチ部材22は、カーカスプライ3の欠損部およびその周辺を覆う。
内側パッチ部材22は、複数本の補強コードがゴム被覆されたコードゴム被覆シートである補強シート23に、シート状のインナライナ補修ゴム部材24を貼り付け予め一体化したものである。
ベルト層5まで損傷しているので、補強シート23のコードゴム被覆シートは、一方向に指向して平行に配列された補強コードを被覆したゴムシート層を重ねた積層体であり、重なり合うゴムシート層は、埋設された補強コードが互いに直角に交差するように構成して、損傷したベルト層5を補強するようにしている。
この補強コードは、互いに直角に交差しなくてもよい。
なお、補強シート23を貼り付けた上に、インナライナ補修ゴム部材24を貼り付けるようにしてもよい。
次に、カーカスプライ3が露出するまでタイヤ外側から削り取った外側補修凹部に、未加硫の軟質ゴムを補充するようにしてトレッド部6の欠損した箇所を欠損前の形状に修復した修復ゴム部60により元のトレッドパターンを形成する。
そして、未加硫の軟質ゴムにより修復した修復ゴム部60の形状を保つための型材61として、粉末状の焼石膏を基剤として水を混練した石膏スラリ(石膏泥漿)を用い、該型材61を修復ゴム部60およびその周辺のトレッドパターンの溝部を埋めるように流し込み、型材61の表面を陸部の表面と略面一となるようにする。
このように溝部に流し込んだ流動性のある型材61を放置して硬化させ、乾燥させながら型材61内に含まれる余剰水分を除去する。
型材61が硬化し乾燥した後に、図11に示されるように、建設車両用タイヤ1のトレッド部6の損傷部位の修復ゴム部60およびその周辺のトレッド面に、外側電熱パッド31を配置するとともに、タイヤ内側のインナライナ補修ゴム部材24およびその周辺のインナライナ部4に、内側電熱パッド32を配置する。
次に、図11を参照して、建設車両用タイヤ1の補修材(内側パッチ部材22,修復ゴム部60)が配置されているタイヤ周方向に区画されたタイヤ周方向部位1bおよびその周辺の部位のタイヤ内側に、前記第1の実施の形態と同様に、詰め物部材として木片40が詰め込まれる。
木片40は内側電熱パッド32の内側に詰め込まれる。
詰め込まれた木片40のうちで、内側電熱パッド32の周辺に詰め込まれるパッド周辺木片40sは、その他の木片40よりもタイヤ幅方向断面の断面積が小さい。
そして、前記第1の実施の形態と同様に、建設車両用タイヤ1のタイヤ周方向部位1bのタイヤ内側に、図示しないが、互いに対向するビード部8,8の間の開口から溢れるように木片40が詰め込まれ、溢れ出た木片40の上に板状の押え部材41があてがわれ、また、損傷部位10の外側補修凹部11に充填されたサイド補修ゴム部25に配置された外側電熱パッド31をその周囲を含めカバーシート42が大きく覆う。
次いで、建設車両用タイヤ1の木片40が詰め込まれたタイヤ周方向部位1bおよびその周辺の部位を、押え部材41およびカバーシート42の外側からバンド45で巻き付けて締め付ける。
次に、外側電熱パッド31と内側電熱パッド32に電流を流して発熱させることで、未加硫ゴムからなる補修材である修復ゴム部60,内側パッチ部材22を加熱し加硫すると同時に、補修材とその周辺の加硫済みゴムとを互いに接合する。
加硫が終了した後には、バンド45を取外し、カバーシート42および外側電熱パッド31を剥がし、押え部材41を取り、タイヤの内側の木片40を取り除き、内側電熱パッド32を剥がした後に、トレッドパターンの溝部を埋めて硬化した型材61を取り除くことで、建設車両用タイヤ1の損傷部位の補修作業が終了する。
図11に示されるように、詰め物部材である木片40のうち内側電熱パッド32の周辺に詰め込まれるパッド周辺木片40sは、その他の木片40よりも、タイヤ幅方向断面の断面積が小さいので、タイヤの内周面の内側パッチ部材22を覆う内側電熱パッド32の周辺の不規則な形状の表面に、断面積の小さいパッド周辺木片40sを多数きめ細かに配置して内側電熱パッド32に圧力を均一に加えることができ、トレッド部6の損傷部位に埋め込まれた内側パッチ部材22を変形させずに適切な補修をすることができる。
本第3の実施の形態においても、内側パッチ部材22の外周のタイヤ部分に内側電熱パッド32を介して対応し内側パッチ部材22の外周のタイヤ部分を加圧する外周詰め物部材として鉄棒を使用してもよい。
補修材(内側パッチ部材22,修復ゴム部60)の外周のタイヤ部分は、熱伝導率の大きい鉄棒により内側電熱パッド32を介して加圧され、放熱が促進されて、補修材の周辺の加硫済みゴムの加硫が抑えられ過加硫が抑制される。
以上の実施の形態では、損傷部位がカーカスプライまで達したタイヤを修理したが、本発明のタイヤの修理方法では、損傷部位がカーカスプライまたはベルト層まで達しないような損傷状態のタイヤの場合でも、補修凹部に補修ゴムを充填することで、同様にタイヤの修理をすることができる。
以上の実施の形態において、パッチ部材等の補修ゴム部およびその周辺の表面に配置した電熱パッドの外側に熱伝導率の小さい空気袋を設けてもよい。
空気袋による加圧が修理箇所の未加硫ゴムにさらに加わり、空気袋の断熱効果もあって、修理箇所の未加硫ゴムの加硫を促進することができる。
なお、この空気袋の外側に、保護のためのコンベアベルトのようなゴムシート等の断熱材を設けてもよい。
以上、本発明に係る各実施の形態に係るタイヤの補修方法について説明したが、本発明の態様は、上記実施の形態に限定されず、本発明の要旨の範囲で、多様な態様で実施されるものを含むものである。
例えば、本発明のタイヤ補修方法は、大型の建設車両用タイヤに限らず空気入りタイヤならば中小型のタイヤにも適用できる。
1…建設車両用タイヤ、1a,1b…タイヤ周方向部位、2…ビードリング、3…カーカスプライ、4…インナライナ部、5…ベルト層、6…トレッド部、7…サイドウォール部、8…ビード部、
10…損傷部位、11…外側補修凹部、12…内側補修凹部、
21…外側パッチ部材、22…内側パッチ部材、23…補強シート、23a…補強コード、24…インナライナ補修ゴム部材、25…サイド補修ゴム部、
31…外側電熱パッド、32…内側電熱パッド、
40…木片、40s…パッド周辺木片、41…押え部材、42…カバーシート、45…バンド、46…バックル、
50…木片、51…鉄棒、
60…修復ゴム部、61…型材。

Claims (5)

  1. 損傷したタイヤの損傷部位に少なくとも未加硫ゴムからなる補修材を配置し、
    タイヤの損傷部位に配置された前記補修材の表面に加熱パッドを配置し、
    前記補修材が配置されているタイヤ周方向に区画されたタイヤ周方向部位のタイヤ内側に、異なる形状の複数の詰め物部材を詰め込み、
    前記タイヤ周方向部位を周囲から締め付けて加圧し、
    前記加熱パッドにより補修箇所を加熱して前記補修材の未加硫ゴムを加硫することを特徴とするタイヤの補修方法。
  2. 前記詰め物部材のうちタイヤ内側に設けられた前記加熱パッドの周辺に詰め込まれるパッド周辺詰め物部材は、その他の詰め物部材よりも、タイヤ幅方向断面の断面積が小さいことを特徴とする請求項1記載のタイヤの補修方法。
  3. 前記詰め物部材は、前記補修材に対応して前記補修材を加圧する中央詰め物部材より前記補修材の外周のタイヤ部分に対応して前記補修材の外周のタイヤ部分を加圧する外周詰め物部材の方が、熱伝導率が大きいことを特徴とする請求項1または請求項2記載のタイヤの補修方法。
  4. 前記詰め物部材は、棒状をしており、
    タイヤ幅方向断面に垂直な方向を長手方向とする姿勢で、タイヤ内側に詰め込まれることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項記載のタイヤの補修方法。
  5. 前記詰め物部材が詰め込まれた前記タイヤ周方向部位に、バンドを巻き付けて締め付けることにより加圧することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項記載のタイヤの補修方法。
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