JP6604990B2 - コネクタユニット、およびコネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、電気的接続に用いられるコネクタユニットに関する。また、コネクタユニットを構成するコネクタに関する。
電気的接続に用いられるコネクタユニットとしては、導電性のピンを備える第1コネクタと、ピンを挿入可能な導電性のソケット部を備える第2コネクタと、を有するものが知られている。特許文献1に記載のコネクタユニットでは、第2コネクタのソケット部は、厚み方向に積層された2枚の板バネと、これら2枚の板バネを収容するハウジングとを備える。2枚の板バネは、波状であり、ハウジング内において、互いの波の位相が反対となるようにして積層されている。2枚の板バネは、ピンの挿入方向の離間した2か所に互いに接触する接点部を備え、接点部の前後に互いに離間する離間部を備える。
第1コネクタと第2コネクタとの接続に際して、第1コネクタのピンは、第2コネクタのソケット部の2枚の板バネの間に進入する。そして、2か所の接点部において、2枚の板バネに挟持される。これにより、第1コネクタと第2コネクタとの電気的な接続が確保される。
実開平5−43479号公報
特許文献1のコネクタユニットでは、第1コネクタと第2コネクタとを接続する際に、接点部において、第1コネクタのピンと第2コネクタの板バネとが摺接する。従って、第1コネクタと第2コネクタとの接続と接続の解除とを繰り返すと、接点部(電気的な接点)が摩耗してしまうという問題がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、電気的な接点が摩耗してしまうことを防止できるコネクタユニットを提供することにある。また、このようなコネクタユニットを構成するためのコネクタを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のコネクタユニットは、外周面に環状の外周面部分を備える第1コネクタと、前記外周面部分に外周側から着脱可能に装着される第2コネクタと、を有し、前記第1コネクタは、前記外周面部分に導通部を有する筒状の導電性部材を備え、前記第2コネクタは、前記外周面部分に外周側から接触可能な円弧形状部分を有する導電性の弾性部材と、前記弾性部材を、前記1コネクタに対向する内側面が前記導通部に接触する導通位置と当該内側面が前記導通部から外周側に離間する離間位置との間で変位させる開閉機構と、を備えることを特徴とする。
本発明では、第1コネクタの外周面部分の導通部と第2コネクタの導電性の弾性部材とが第1コネクタと第2コネクタとの間を電気的に接続する接点を構成する。ここで、第2コネクタの弾性部材は、開閉機構によって、内側面が導通部から外周側に離間する離間位置に変位させることができる。従って、第1コネクタと第2コネクタとを接続する際には、第2コネクタの弾性部材が第1コネクタの外周面部分の外周側に配置されるまでの間、
開閉機構によって弾性部材を離間位置に変位させておけば、第1コネクタの導通部と第2コネクタの弾性部材とが摺接することを回避できる。また、第1コネクタと第2コネクタとの接続を解除する際には、開閉機構によって第2コネクタの弾性部材を離間位置に変位させた後に、第1コネクタと第2コネクタとを離間させれば、第1コネクタの導通部と第2コネクタの弾性部材とが摺接することを回避できる。よって、第1コネクタと第2コネクタとの接続と接続の解除を繰り返しても、これらの電気的な接点が摩耗することを防止できる。
また、本発明では、前記第1コネクタは、前記外周面部分を備える筒状の導電性部材を備え、前記弾性部材は、前記導電性部材に外周側から接触可能な円弧形状部分を備え、前記開閉機構は、前記円弧形状部分の内径寸法を変化させる第1コネクタにおいて導通部が設けられている部材が筒状の導電性部材なので、第1コネクタの側の配線を導電性部材の内側から当該導電性部材に接続することができる。従って、配線と電気的な接点とが干渉することを回避できる。また、弾性部材が円弧形状部分を備え、開閉機構が円弧形状部分の内径を変化させるものであれば、開閉機構によって弾性部材を導電性部材の外周面に密着させること、および、弾性部材を導電性部材の外周面から離間させることが容易である。また、このようにすれば、第2コネクタの接点である弾性部材の円弧形状部分の内側に異物が侵入した場合でも、その異物は弾性部材の円弧形状部分の軸線方向に脱落しやすい。よって、2つのコネクタの電気的な接点の間に異物が進入しやすい環境下でコネクタユニットを使用した場合でも、第1コネクタと第2コネクタとを確実に接続することができる。
さらに、本発明では、前記弾性部材は、導電性の金属からなる板バネであり、前記円弧
形状部分において、その厚み方向を前記導電性部材の軸線と直交する方向に向けており、前記弾性部材が前記導通位置に変位したときに、前記導電性部材と前記弾性部材とは、面で接触するこのようにすれば、第1コネクタと第2コネクタとの電気的な接点が面で構成されるので、第1コネクタと第2コネクタとの間に大電流を流すことが可能となる。
また、本発明では、前記外周面部分には、凸部および凹部のいずれか一方が設けられており、前記円弧形状部分には、その内側面に前記凸部および前記凹部のいずれか他方が設けられており、前記弾性部材が前記導通位置に変位したときに、前記外周面部分に設けられた凸部および凹部のいずれか一方と、前記円弧形状部分に設けられた前記凸部および前記凹部のいずれか他方とが嵌合するこのようにすれば、円弧形状部分の軸線方向において第1コネクタと第2コネクタとを離間させる力が加わった場合でも、凹部と突部との嵌合により、第1コネクタが第2コネクタから抜けることを防止できる。
本発明において、前記第1コネクタは、前記外周面部分の軸線方向の一方側に絶縁性を備える環状の第1外周面部分を備え、他方側に絶縁性を備える環状の第2外周面部分を備え、前記第2コネクタは、前記弾性部材を内部に収容するハウジングを備え、前記ハウジングは、前記円弧形状部分の内側を経由して当該ハウジングを前記軸線方向に貫通する貫通穴と、前記軸線方向における前記弾性部材の一方側で前記貫通穴の内壁面に取り付けられた環状の第1シール部材と、前記軸線方向における前記弾性部材の他方側で前記貫通穴の内壁面に取り付けられた環状の第2シール部材と、を備え、前記第1コネクタが前記貫通穴に挿入されて前記外周面部分が前記円弧形状部分の内周側に位置したときに、前記第1シール部材が前記第1外周面部分に当接して当該第1外周面部分と前記ハウジングとの間をシールし、前記第2シール部材が前記第2外周面部分に当接して当該第2外周面部分と前記ハウジングとの間をシールするものとすることができる。このようにすれば、水中においても、第1コネクタおよび第2コネクタの電気的な接続と接続の解除を安全に行うことが可能となる。
本発明において、前記第1コネクタとして、前記外周面部分の軸線方向に同軸に配列された複数の前記第1コネクタを備え、前記第2コネクタとして、複数の前記第1コネクタと同数の複数の前記第2コネクタを備え、複数の前記第2コネクタは、前記軸線方向に配列されており、各第2コネクタが複数の前記第1コネクタのそれぞれに着脱可能に装着されるものとすることができる。このようにすれば、電気的な接点を複数備える多チャンネルのコネクタユニットを構成できる。
本発明において、複数の前記第2コネクタの各開閉機構を同期して動作させるリンク機構を有することが望ましい。このようにすれば、第2コネクタの導電性の各弾性部材を同期して変位させることができる。
本発明のコネクタユニットによれば、電気的な接続と接続の解除を繰り返した場合でも、接点が摩耗してしまうことを防止できる。
本発明を適用したコネクタユニットの斜視図である。 第1コネクタの説明図である。 第2コネクタの説明図である。 開閉機構およびリンク機構の説明図である。 コネクタユニットの接続解除状態および接続状態の説明図である。 コネクタユニットの接続状態の説明図である。 変形例のコネクタユニットの説明図である。 変形例のコネクタユニットの接続状態の説明図である。 第1コネクタの導電性部材と第2コネクタの板バネの変形例の説明図である。 第2コネクタの変形例の説明図である。
以下に、図面を参照して、本発明を適用したコネクタユニットを説明する。
(全体構成)
図1は本発明を適用したコネクタユニットの斜視図である。図1(a)はコネクタの接続が解除されている状態であり、図1(b)はコネクタが接続されている状態である。本発明のコネクタユニット1は、複数の配線を電気的に接続する多チャンネルのコネクタユニットである。図1(a)に示すように、コネクタユニット1は、第1コネクタ3と、第1コネクタ3に着脱可能に接続される第2コネクタ4と、を備える。コネクタユニット1は、第1コネクタ3に接続された3本の第1配線5と、第2コネクタ4に接続された3本の第2配線6とを接続する。
第1コネクタ3は、円柱形状をしており、軸線方向の一方側から他方側に向かって小径軸部11と小径軸部11よりも外径寸法が大きい大径軸部12を備える。小径軸部11における大径軸部12とは反対側は先細りの形状とされている。小径軸部11には、軸線L
方向で離間する3か所に導通部14を備える。3つの導通部14は第1コネクタ3の軸線L方向で等間隔に設けられている。また、3つの導通部14のZ軸方向の両側には、それぞれ絶縁性を有する環状の絶縁性外周面部分11aが設けられている。
第2コネクタ4は、第1コネクタ3の軸線L方向に配列された3つのコネクタモジュール15と、各コネクタモジュール15を同期して操作するための操作部材16を備える。各コネクタモジュール15は偏平な直方体形状のハウジング18を備えており、各ハウジング18が軸線L方向に積層されて、一体とされている。ハウジング18は、第1コネクタ3の小径軸部11を貫通させる接続用貫通穴18aを備える。また、ハウジング18は、操作部材16を貫通させる操作用貫通穴18bを備える。なお、以下の説明では、第1コネクタ3の軸線L方向をZ軸方向とし、小径軸部11が位置する側を−Z方向、大径軸部12が位置する側を+Z方向とする。
(第1コネクタ)
図2を参照して第1コネクタを説明する。図2(a)は第1コネクタ3の断面図であり、図2(b)は、第1コネクタ3の電気的な接点となる導電性部材23の斜視図である。第1コネクタ3は、小径軸部11および大径軸部12を備える棒状部材21を備える。棒状部材21は絶縁性を備える。小径軸部11の外周面には、軸線L方向で等間隔に離間する3か所に環状凹部22が設けられている。環状凹部22には、図2(b)に示す筒状の導電性部材23が取り付けられている。3つの導電性部材23は、小径軸部11と同軸であり、互いに同軸に配列されている。導電性部材23の外周面において径方向の外側を向く外周面部分(導通部14)は、小径軸部11の外周面と段差なく連続する。
大径部分の+Z方向の端面には、円形凹部25が設けられている。また、大径軸部12および小径軸部11には、円形凹部25から小径軸部11の環状凹部22のそれぞれに連通する配線経路26が設けられている。ここで、円形凹部25には、+Z方向から弾性のシール部材27が挿入されている。シール部材27には3本の第1配線5を貫通させる貫通穴28が設けられている。各第1配線5は、シール部材27を貫通した後に、配線経路26を通過して、各導電性部材23の内側面に電気的に接続されている。
(第2コネクタおよび操作部材)
図3は第2コネクタ4の説明図である。図3(a)はコネクタモジュール15を+Z方向から見た場合の平面図であり、図3(b)は図3(a)のA−A線断面図であり、図3(c)は図3(a)のB−B線断面図であり、図3(d)は導電性弾性部材の平面図である。図4は操作部材16の斜視図である。第2コネクタ4を構成する各コネクタモジュール15は、ハウジング18と、ハウジング18内に収容された板バネ31(導電性の弾性部材)と、板バネ31を変位させる開閉機構32(図4参照)を備える。
板バネ31は銅製などの金属製である。図3(d)に示すように、板バネ31は、円弧形状部分34と、円弧形状部分34の両端(解放端)から外周側に延びる2本の操作部分35と、2本の操作部分35それぞれの端から互いに離間する方向に延びる延設部分36とを備える。板バネ31をZ軸方向から見た場合の形状は、円弧形状部分34の中心を通過して2本の操作部分35の中心を通過する仮想線を中心とした線対称である。
円弧形状部分34はC字形状をしている。すなわち、円弧形状部分34は、180°よりも大きな角度範囲に渡って湾曲している。板バネ31は、円弧形状部分34において、その厚さ方向を径方向に向けている。また、板バネ31は、図3(b)および図3(c)に示すように、軸線L方向の高さ寸法が軸線Lと直交する径方向の厚さ寸法よりも長い。ここで、自然状態における円弧形状部分34の内径寸法D0は、第1コネクタ3の小径軸部11および導電性部材23の外径寸法F1(図5参照)よりも短い。2つの延設部分3
6のうちの一方の延設部分36には、第2配線6が接続されている。第2配線6は、ハウジング18に設けられた配線用穴を介して、ハウジング18の外部から内部に導入されている。
ハウジング18は、Z軸方向で対向する底板部41および天井板部42と、Z方向で底板部41と天井板部42との間に位置する枠状部43を備える。ハウジング18の内部には、底板部41、天井板部42、および枠状部43により板バネ収容空間44が区画されている。接続用貫通穴18aおよび操作用貫通穴18bは底板部41をZ方向に貫通し、板バネ収容空間44を経由して、天井板部42をZ軸方向に貫通する。板バネ31は、板バネ収容空間44内において、接続用貫通穴18aの中心と円弧形状部分34の中心とがほぼ一致するようして配置される。従って、接続用貫通穴18aは、板バネ31の円弧形状部分34の内側を経由して、ハウジング18をZ軸方向に貫通している。また、板バネ31は、板バネ収容空間44内において、操作用貫通穴18bの中心が、平行に延びる2本の操作板部分の間に位置するようにしてハウジング18内に支持される。従って、操作用貫通穴18bは、2本の操作板部分の間を経由して、ハウジング18をZ軸方向に貫通している。ここで、板バネ31は、板バネ収容空間44に遊嵌した状態で収容されている。すなわち、板バネ31は、板バネ収容空間44内において変形可能な状態でハウジング18に支持されている。
各コネクタモジュール15の開閉機構32は、図4に示すように、操作部材16の一部分として構成されている。操作部材16は、絶縁性の部材であり、各コネクタモジュール15の開閉機構32を、接続部48(リンク機構)を介して、Z軸方向に連結したものである。操作部材16は、Z軸方向に等間隔で配列された3つの開閉機構32と、Z軸方向で隣り合う開閉機構32を接続する2つの接続部48と、Z軸方向に配列された3つの開閉機構32の+Z方向の端部分に設けられたハンドル49と、Z軸方向に配列された3つの開閉機構32の−Z方向の端部分に設けられたストッパ部50とを備える。
開閉機構32は、操作部材16が各コネクタモジュール15のハウジング8の操作用貫通穴18bを貫通した状態とされることにより、板バネ31の2本の操作部分35の間に構成される。開閉機構32(操作部材16)は板バネ31に対してZ軸方向に相対移動して、これら2本の操作部分35の間隔を変化させる。また、開閉機構32(操作部材16)は、板バネ31の2本の操作部分35の間隔を変化させることにより、円弧形状部分34を変形させて(開閉して)、円弧形状部分34の内径寸法を変化させる。
各開閉機構32は、Z軸方向に延びる小径柱部51と、小径柱部51の−Z方向の端から−Z方向に向かって外周側に広がるテーパー部52と、テーパー部52の−Z方向の端から−Z方向に延びる大径柱部53と、を備える。小径柱部51の外径寸法は、板バネ31が自然状態にあるときの2本の操作部分35の隙間の間隔と実質的に同一か、当該間隔よりも短い。従って、小径柱部51が2本の操作部分35の間に位置するときに、小径柱部51と2本の操作部分35との当接によって板バネ31の円弧形状部分34が外側に開くことはない。大径柱部53の外径寸法は、小径柱部51分の外径寸法よりも大きい。従って、操作部材16がZ軸方向に移動して、大径柱部53が2本の操作部分35の間に位置すると、大径柱部53が2本の操作部分35を互いに離間する方向に押し広げる。これにより、板バネ31の円弧形状部分34は外側に開かれる。換言すれば、大径柱部53が2本の操作部分35の間に位置すると、小径柱部51が2本の操作部分35の間に位置する場合と比較して、円弧形状部分34の内径寸法が長くなる。
次に、操作部材16の接続部48は、−Z方向の端に位置する開閉機構32の小径柱部51の+Z方向の端部分と、中間に位置する開閉機構32の大径柱部53とを接続する。また、操作部材16の接続部48は、中間に位置する開閉機構32の小径柱部51の+Z
方向の端部分と、+Z方向の端に位置する開閉機構32の大径柱部53とを接続する。操作部材16のハンドル49は、+Z方向の端に位置する開閉機構32の小径柱部51の先端部分が接続されるストッパ部分49aと、ストッパ部分49aから+Z方向の側に延びる把持部分49bとを備える。操作部材16のストッパ部50は、−Z方向の端に位置する開閉機構32の大径柱部53の−Z方向の側に当該大径柱部53と同軸に設けられている。
(第1コネクタと第2コネクタとの接続)
図5(a)は第1コネクタ3と第2コネクタ4との接続解除状態の説明図であり、図5(b)は第1コネクタ3と第2コネクタ4との接続状態の説明図である。図5(a)および図5(b)の上段の図は、第2コネクタ4を操作用貫通穴18bの中心を通過する平面で切断した縦断面図である。図5(a)および図5(b)の下段の図は、コネクタモジュール15を、軸線Lと直交してコネクタモジュール15の中心を通過する平面で切断した横断面図である。図6は第1コネクタ3と第2コネクタ4との接続状態を第1コネクタ3の軸線Lを通過する平面で切断したコネクタユニット1の縦断面図である。
第1コネクタ3と第2コネクタ4とを接続する前の状態は、図1(a)に示す状態である。この状態では、図5(a)の上段の図に示すように、第2コネクタ4の操作部材16は、ストッパ部50が−Z方向の端に位置するコネクタモジュール15のハウジング18に−Z方向から当接する開位置16Aにある。
また、この状態では、図5(a)の上段の図に示すように、3つの開閉機構32のそれぞれの大径柱部53が、各コネクタモジュール15の板バネ31の2本の操作部分35の間に位置している。ここで、大径柱部53が板バネ31の操作部分35の間に位置する状態では、板バネ31の操作部分35の間は板バネ31が自然状態にあるときよりも広がるので、円弧形状部分34も、板バネ31が自然状態にあるときよりも、広がっている。従って、板バネ31の円弧形状部分34は、自然状態のときの内径寸法D0よりも長い内径寸法D1を備える。ここで、図5(a)の下段の図に示すように、円弧形状部分34の内径寸法D1は、第1コネクタ3の棒状部材21の小径軸部11の外径寸法F1よりも長い寸法である。
また、大径柱部53が板バネ31の操作部分35の間に位置すると、板バネ31は、その円弧形状部分34が接続用貫通穴18aの外周側に位置する離間位置31Aに配置される。板バネ31が離間位置31Aに配置されると、板バネ31は、ハウジング18の接続用貫通穴18aから内側に露出しない状態となる。
第1コネクタ3と第2コネクタ4とを接続する際には、第1コネクタ3の小径軸部11を、第2コネクタ4の各コネクタモジュール15の接続用貫通穴18aに貫通させる。そして、図1(b)に示すように、大径軸部12を、+Z方向の端に位置するコネクタモジュール15のハウジング18に当接させる。
大径軸部12を+Z方向の端に位置するコネクタモジュール15のハウジング18に当接させると、各コネクタモジュール15の板バネ31は、第1コネクタ3の導通部14(導電性部材23)の外周側に位置した状態となる。ここで、第1コネクタ3の小径軸部11を第2コネクタ4のハウジング18の接続用貫通穴18aを貫通させる際には、板バネ31は、その円弧形状部分34が接続用貫通穴18aの外周側に変位した離間位置31Aに配置されている。従って、第1コネクタ3の導通部14と板バネ31の円弧形状部分34とは離間しており、これらが接触することはない。
次に、操作部材16のハンドル49の把持部分49bを把持して、操作部材16を、第
2コネクタ4に対して−Z方向に押し込む。そして、操作部材16を、ハンドル49のストッパ部分49aが+Z方向の端に位置するコネクタモジュール15のハウジング18当接する閉位置16Bに配置する。
操作部材16が閉位置16Bに配置された状態では、図5(b)に示すように、操作部材16の小径柱部51(開閉機構32の小径柱部51)が各コネクタモジュール15の板バネ31の操作部分35の間に位置する。従って、板バネ31は、その弾性復帰力により、円弧形状部分34の内径寸法が第1コネクタ3の小径軸部11の外径寸法F1よりも短い自然状態に復帰しようとする。この結果、板バネ31は、円弧形状部分34の内径寸法が第1コネクタ3の小径軸部11の外径寸法F1と同一となる導通位置31Bに配置される。図6に示すように、導通位置31Bでは、板バネ31は、その円弧形状部分34の内周面が、第1コネクタ3の導通部14(導電性部材23の外周面)に面で接触した状態となる。よって、第1コネクタ3と第2コネクタ4とが電気的に接続される。すなわち、第1コネクタ3の3本の第1配線5と第2コネクタ4の3本の第2配線6とが接続される。
次に、第1コネクタ3と第2コネクタ4との接続を解除する際には、閉位置16Bに配置されている操作部材16を、+Z方向に移動させて開位置16Aに配置する。操作部材16が開位置16Aに配置されると、図5(a)に示すように、操作部材16に構成されている3つの開閉機構32のそれぞれの大径柱部53が、各コネクタモジュール15の板バネ31の2本の操作部分35の間に位置する。
大径柱部53が板バネ31の2本の操作部分35の間に位置すると、図5(a)の下側の図に示すように、円弧形状部分34の内径寸法D1が第1コネクタ3の棒状部材21の小径軸部11の外径寸法F1よりも長くなる。また、板バネ31は、その円弧形状部分34が接続用貫通穴18aの外周側に位置する離間位置31Aに配置され、ハウジング18の接続用貫通穴18aから外側にオフセットされる。これにより、第1コネクタ3と第2コネクタ4との電気的な接続が解除される。
その後、第1コネクタ3と第2コネクタ4とをZ軸方向で離間する方向に相対移動させて、第1コネクタ3と第2コネクタ4とを分離する。ここで、第1コネクタ3の小径軸部11を第2コネクタ4のハウジング18の接続用貫通穴18aから抜き出す際には、板バネ31は、その円弧形状部分34が接続用貫通穴18aの外周側に変位した離間位置31Aに配置されている。従って、第1コネクタ3の導通部14と板バネ31の円弧形状部分34とは離間しており、これらが接触することはない。
(作用効果)
本例では、第1コネクタ3と第2コネクタ4とを接続する際には、第2コネクタ4の板バネ31が第1コネクタ3の導通部14の外周側に配置されるまでの間、開閉機構32によって板バネ31を離間位置31Aに変位させておくことにより、第1コネクタ3の導通部14と第2コネクタ4の板バネ31とが摺接することを回避できる。また、第1コネクタ3と第2コネクタ4との接続を解除する際には、開閉機構32によって第2コネクタ4の板バネ31を離間位置31Aに変位させた後に、第1コネクタ3と第2コネクタ4とを離間させることにより、第1コネクタ3の導通部14と第2コネクタ4の板バネ31とが摺接することを回避できる。よって、第1コネクタ3と第2コネクタ4との接続と接続の解除を繰り返しても、電気的な接点を構成する導通部14(導電性部材23)と板バネ31とが摩耗することを防止できる。
また、本例では、開閉機構32が第2コネクタ4の側の接点となる板バネ31の円弧形状部分34の内径寸法を変化させている。従って、開閉機構32によって板バネ31を導電性部材23の外周面に密着させること、および、板バネ31を導電性部材23の外周面
から離間させることが容易である。
さらに、第2コネクタ4の側の接点が板バネ31であり、コネクタユニット1を接続したときに、第1コネクタ3の接点である筒状の導電性部材23の外周面(導通部14)と面で接触する。従って、第1コネクタ3と第2コネクタ4との間に大電流を流すことができる。
また、第2コネクタ4の側の電気的な接点である板バネ31の円弧形状部分34が、第1コネクタ3の電気的な設定である導通部14の外周側に位置するので、2つのコネクタ3、4の電気的な接点の間に異物が侵入した場合でも、その異物はZ軸方向に脱落しやすい。よって、2つのコネクタ3、4の間に異物が進入しやすい環境下でコネクタユニット1を使用した場合でも、第1コネクタ3と第2コネクタ4とを確実に接続することができる。
さらに、本例では、第2コネクタ4は、操作部材16が各コネクタモジュール15の開閉機構32を同期して動作させる接続部48(リンク機構)を有する。これにより、第2コネクタ4の各板バネ31を同期して変位させることができる。よって、操作部材16の1回の操作によって、3つのコネクタモジュール15の板バネ31と、第1コネクタ3の3つの導通部14との電気的な接続を一度に行うことができる。
(変形例)
図7は変形例のコネクタユニットの説明図である。なお、図7に示す変形例のコネクタユニット1Aは上記のコネクタユニット1と対応する構成を備えるので、対応する部分には同一の符号を付して、その説明を省略する。図7(a)は変形例のコネクタユニット1Aの第2コネクタ4のコネクタモジュール15を、接続用貫通穴18aの中心をZ軸方向に通過する平面で切断した断面図である。図7(a)はコネクタユニット1における図3(b)の断面図に対応する。図7(b)は変形例のコネクタユニット1Aの第2コネクタ4のコネクタモジュール15を、操作用貫通穴18bの中心をZ軸方向に通過する平面で切断した断面図である。図7(b)はコネクタユニット1における図3(c)の断面図に対応する。
本例では、第2コネクタ4の各コネクタモジュール15は、ハウジング18に、第1シール部材55と第2シール部材56とを備える。第1シール部材55および第2シール部材56は、絶縁性の環状の弾性部材であり、本例では、Oリングである。図7(a)に示すように、第1シール部材55は、底板部41において接続用貫通穴18aを規定している底板部側接続用貫通穴部分59の内壁面に形成された底板部側環状溝59aに挿入されて固定されている。また、第2シール部材56は、天井板部42において接続用貫通穴18aを規定している天井板部側接続用貫通穴部分60の内壁面に形成された天井板部側環状溝60aに挿入されて固定されている。第1シール部材55は板バネ31の−Z方向の側に位置し、第2シール部材56は板バネ31の+Z方向の側に位置する。
また、第2コネクタ4の各コネクタモジュール15は、ハウジング18に、第3シール部材57と第4シール部材58とを備える。第3シール部材57および第4シール部材58は、絶縁性の環状の弾性部材であり、本例では、Oリングである。図7(b)に示すように、第3シール部材57は、底板部41において操作用貫通穴18bを規定している底板部側操作用貫通穴部分61の内壁面に形成された底板部側環状溝61aに挿入されて固定されている。また、第4シール部材58は、天井板部42において操作用貫通穴18bを規定している天井板部側操作用貫通穴部分62の内壁面に形成された天井板部側環状溝62aに挿入されて固定されている。第3シール部材57は板バネ31の−Z方向の側に位置し、第4シール部材58は板バネ31の+Z方向の側に位置する。
ここで、本例では、図7(b)に示すように、底板部側操作用貫通穴部分61の内径寸法は、天井板部側操作用貫通穴部分62の内径寸法よりも大きい。すなわち、底板部側操作用貫通穴部分61は、操作部材16の大径柱部53の外径寸法に対応する内径寸法を備えており、当該底板部側操作用貫通穴部分61の内壁面と大径柱部53とはごく僅かな隙間を開けて対向している。また、天井板部側操作用貫通穴部分62は、操作部材16の小径柱部51外径寸法に対応する内径寸法を備えており、当該天井板部側操作用貫通穴部分62の内壁面と小径柱部51とはごく僅かな隙間を開けて対向している。従って、底板部側環状溝61aに固定される第3シール部材57の径寸法は、天井板部側環状溝62aに固定される第4シール部材58の径寸法よりも大きい。
第3シール部材57は、操作部材16が開位置16Aと閉位置16Bとの間を移動する間、操作部材16の大径柱部53(開閉機構32の大径柱部53)に摺接して、大径柱部53とハウジング18との間を液密にシールする。また、第4シール部材58は、操作部材16が開位置16Aと閉位置16Bとの間を移動する間、操作部材16の小径柱部51(開閉機構32の小径柱部51)に摺接して、小径柱部51とハウジング18との間を液密にシールする。
なお、本例では、ハウジング18は、天井板部42の+Z方向の端面に、円形凹部63を備える。円形凹部63は、操作用貫通穴18bと同軸で、底板部側操作用貫通穴部分61の内径寸法と同一の内径寸法を備える。円形凹部63は、操作部材16が閉位置16Bに配置されたときに、当該コネクタモジュール15の+Z方向に位置するコネクタモジュール15の開閉機構32の大径柱部53の−Z方向の端部分を受け入れる。また、本例では、ハウジング18に設けられた配線用穴と第2配線6との間が、ブッシュ、テープ、或いは、塗布剤などを用いて液密に封鎖されている。
(第1コネクタと第2コネクタとの接続)
第1コネクタ3と第2コネクタ4とを接続する際には、第2コネクタ4の操作部材16を開位置16Aに配置して、板バネ31を離間位置31Aに配置する。また、この状態で、第1コネクタ3の小径軸部11を、第2コネクタ4の各コネクタモジュール15の接続用貫通穴18aに貫通させて、大径軸部12を、+Z方向の端に位置するコネクタモジュール15のハウジング18に当接させる。
大径軸部12をハウジング18に当接させると、離間位置31Aに配置された各コネクタモジュール15の板バネ31の円弧形状部分34の内周側に、第1コネクタ3の各導通部14(導電性部材23)が位置する。また、第1シール部材55は、第1コネクタ3の導通部14の軸線方向の−Z方向の側に設けられた絶縁性環状外周面部分11a(第1外周面部分)に当接して、絶縁性環状外周面部分11aとハウジング18との間を液密にシールする。また、第2シール部材56は、第1コネクタ3の導通部14の軸線方向の+Z方向の側に設けられた絶縁性環状外周面部分11a(第2外周面部分)に当接して、絶縁性環状外周面部分11aとハウジング18との間を液密にシールする(図8参照)。
その後、操作部材16を−Z方向に押し込んで閉位置16Bに配置する。これにより、操作部材16の小径柱部51(開閉機構32の小径柱部51)が各コネクタモジュール15の板バネ31の操作部分35の間に位置するので、板バネ31は、円弧形状部分34の内径寸法が第1コネクタ3の小径軸部11の外径寸法F1と同一となる導通位置31Bに配置される。この結果、板バネ31は、その円弧形状部分34の内周面が、第1コネクタ3の導通部14(導電性部材23の外周面)に面で接触した状態となる。よって、第1コネクタ3と第2コネクタ4とが電気的に接続される。すなわち、第1コネクタ3の3本の第1配線5と第2コネクタ4の3本の第2配線6とが接続される。
ここで、本例では、図8に示すように、電気的な接続を行う際に、電気的な接点を構成する導通部14(導電性部材23)と板バネ31とは、小径軸部11、ハウジング18、第1シール部材55および第2シール部材56によって液密に区画された空間内に位置する。また、板バネ31は、その全体が、小径軸部11、ハウジング18、第1シール部材55、第2シール部材56、第3シール部材57、および、第4シール部材58によって液密に区画された空間内に位置する。従って、本例のコネクタユニット1Aによれば、水中においても、第1コネクタ3および第2コネクタの電気的な接続を安全に行うことができる。
次に、第1コネクタ3と第2コネクタ4との接続を解除する際には、閉位置16Bに配置されている操作部材16を開位置16Aに配置する。これにより、操作部材16に構成されている3つの開閉機構32のそれぞれの大径柱部53が、各コネクタモジュール15の板バネ31の2本の操作部分35の間に位置する。従って、板バネ31は、円弧形状部分34が接続用貫通穴18aの外周側に位置する離間位置31Aに配置される。これにより、第1コネクタ3と第2コネクタ4との電気的な接続が解除される。その後、第1コネクタ3と第2コネクタ4とをZ軸方向で離間する方向に相対移動させて、第1コネクタ3と第2コネクタ4とを分離する。
ここで、電気的な接続の解除が行われる際に、電気的な接点を構成する導通部14(導電性部材23)と板バネ31とは、小径軸部11、ハウジング18、第1シール部材55および第2シール部材56によって液密に区画された空間内に位置する。また、板バネ31は、その全体が、小径軸部11、ハウジング18、第1シール部材55、第2シール部材56、第3シール部材57、および、第4シール部材58によって液密に区画された空間内に位置する。従って、本例のコネクタユニット1Aによれば、水中においても、第1コネクタ3および第2コネクタの電気的な接続の解除を安全に行うことができる。
また、本例のコネクタユニット1Aにおいても、上記のコネクタユニット1と同様の作用、効果を得ることができる。
(導電性部材および板バネの変形例)
図9(a)は第1コネクタ3に用いることができる変形例の導電性部材23aであり、図9(b)は第2コネクタ4に用いることができる変形例の板バネ31aである。図9に示す例では、導電性部材23aの軸線L方向の途中位置に円環状凹部68を設け、板バネ31aの円弧形状部分34の内周面の軸線L方向の途中位置に円環状凹部68に嵌合する円弧形状凸部69(凸部)を設けている。円環状凹部68と円弧形状凸部69とは、導電性部材23aの外周側に配置された板バネ31aが開閉機構32によって導通位置31Bに配置されると、互いに嵌合する。
このようにすれば、第1コネクタ3と第2コネクタ4とを接続した後に、これらを離間させる方向の力が加わった場合でも、円環状凹部68と円弧形状凸部69との嵌合により、第1コネクタ3(導電性部材23a)が第2コネクタ4(板バネ31a)から抜け落ちることを防止できる。
なお、本例では、板バネ31aが開閉機構32によって離間位置31Aに配置されたときに、円弧形状凸部69における内径寸法が、第1コネクタ3の小径軸部11の外径寸法Fよりも長くなるように構成する。このようにすれば、接続用貫通穴18aを第1コネクタ3の小径軸部11が貫通する際に、板バネ31aと小径軸部11とが接触することを回避することができる。ここで、導電性部材23の軸線L方向の途中位置に円環状の凸部を設け、板バネ31の円弧形状部分34の内周面の軸線L方向の途中位置に凸部に嵌合する
円弧形状の凹部を設けてもよい。なお、凸部および凹部は、円弧形状、或いは、円環状ではなく、周方向の一部分に設けられた凸部および凹部とすることもできる。
また、第2コネクタ4は、ハウジング18内に、板バネ31を円弧形状部分34の内径寸法が小さくなる方向に付勢する付勢部材を備えてもよい。このようにすれば、板バネ31の弾性復帰力と付勢部材の付勢力とによって、板バネ31を導電性部材23に確実に密着させることができる。
なお、上記のコネクタユニット1は、複数本の配線5、6を電気的に接続する多チャンネルのコネクタユニットであるが、コネクタユニットのチャンネル数は1つでもよい。すなわち、コネクタユニット1は、第1コネクタ3に筒状の導電性部材23を1つ備え、第2コネクタ4は、コネクタモジュール15を一つ備えるものとすることができる。すなわち、1つのコネクタモジュール15を第2コネクタ4とすることができる。
(開閉機構の別の例)
図10は、別の開閉機構を搭載した変形例のコネクタモジュールの説明図である。図10(a)は変形例1のコネクタモジュール15Aの説明図であり、図10(b)は変形例2のコネクタモジュール15Bの説明図である。図10(a)および図10(b)において、左側の図は板バネ31が離間位置31Aに位置する状態であり、右側の図は板バネ31が導通位置31Bに位置する状態である。
図10(a)に示すコネクタモジュール15Aは、開閉機構32Aとして、Z軸と平行な軸線L回りに回転可能な状態でハウジング18に固定された操作部材71を備える。操作部材71は、Z軸方向から見た場合に、楕円形状の開閉部72と、開閉部72の+Z方向に同軸に接続された摘み部73と、を備える。開閉部72は、コネクタモジュール15Aのハウジング18内において、板バネ31の2本の操作部分35の間に挿入されている。摘み部73はハウジング18の外側に位置する。本例の開閉機構32では、摘み部73を回転させると、板バネ31の2本の操作部分35の間で楕円形状の開閉部72が回転して、2本の操作部分35の間の距離を変化させる。これにより、円弧形状部分34の内径寸法を変化させることができるので、板バネ31を離間位置31Aと導通位置31Bとの間で変位させることができる。
図10(b)に示すコネクタモジュール15Bでは、板バネ31は、自然状態において、円弧形状部分34の内径寸法が第1コネクタ3の小径軸部11の外径寸法よりも大きいD1となっている。また、一対の操作部分35は、円弧形状部分34から離れるのに従って互いに離間する方向に延びている。一方、開閉機構32Bは、Z軸と平行な軸線L回りに回転可能な状態でハウジング18に固定された操作部材75を備える。操作部材75は、ハウジング18内において板バネ31の2本の操作部分35の外側に配置された一対の開閉操作部76と、板バネ31の+Z方向の側および−Z方向の側において一対の開閉操作部76を接続する接続部77とを備える。本例では、操作部材75を、接続部77の中心をZ軸方向に延びる軸線回り回転させて、一対の開閉操作部76の軸線回りの角度位置を変更することにより、板バネ31の2本の操作部分35を接近する方向および離間する方向に変位させることができる。これにより、円弧形状部分34の内径寸法を変化させることができるので、板バネ31を離間位置31Aと導通位置31Bとの間で変位させることができる。
1・1A…コネクタユニット、3…第1コネクタ、4…第2コネクタ、5…第1配線、6…第2配線、8…ハウジング、11…小径軸部、11a…絶縁性外周面部分(第1外周面部分、第2外周面部分)、12…大径軸部、14…導通部、15…コネクタモジュール、
16…操作部材、16A…開位置、16B…閉位置、18…ハウジング、18a…接続用貫通穴、18b…操作用貫通穴、21…棒状部材、22…環状凹部、23・23a…導電性部材、25…円形凹部、26…配線経路、27…シール部材、28…貫通穴、31・31a…板バネ(導電性の弾性部材)、31A…離間位置、31B…導通位置、32…開閉機構、34…円弧形状部分、35…操作部分、36…延設部分、41…底板部、42…天井板部、43…枠部、44…板バネ収容空間、48…接続部(リンク機構)、49…ハンドル、49a…ストッパ部分、49b…把持部分、50…ストッパ部、51…小径柱部、52…テーパー部、53…大径柱部、55…第1シール部材、56…第2シール部材、57…第3シール部材、58…第4シール部材、59…底板部側接続用貫通穴部分、60…天井板部側接続用貫通穴部分、61…底板部側操作用貫通穴部分、62…天井板部側操作用貫通穴部分、64…円形凹部、68…円環状凹部、69…円弧形状凸部、71…操作部材、72…開閉部、73…摘み部、75…操作部材、76…開閉操作部、77…接続部、L…軸線

Claims (4)

  1. 外周面に環状の外周面部分を備える第1コネクタと、
    前記外周面部分に外周側から着脱可能に装着される第2コネクタと、を有し、
    前記第1コネクタは、前記外周面部分に導通部を有する筒状の導電性部材を備え
    前記第2コネクタは、前記外周面部分に外周側から接触可能な円弧形状部分を有する導電性の弾性部材と、前記弾性部材を、前記1コネクタに対向する内側面が前記導通部に接触する導通位置と当該内側面が前記導通部から外周側に離間する離間位置との間で変位させる開閉機構と、を備え、
    前記弾性部材は、導電性の金属からなる板バネであり、前記円弧形状部分において、その厚み方向を前記導電性部材の軸線と直交する方向に向けており、
    前記外周面部分には、凸部および凹部のいずれか一方が設けられており、
    前記円弧形状部分には、その内側面に前記凸部および前記凹部のいずれか他方が設けられており、
    前記開閉機構は、前記円弧形状部分の内径寸法を変化させ、
    前記弾性部材が前記導通位置に変位したときに、前記導電性部材と前記弾性部材とは、面で接触するとともに、前記外周面部分に設けられた凸部および凹部のいずれか一方と、前記円弧形状部分に設けられた前記凸部および前記凹部のいずれか他方とが嵌合することを特徴とするコネクタユニット。
  2. 前記第1コネクタは、前記外周面部分の軸線方向の一方側に絶縁性を備える環状の第1外周面部分を備え、他方側に絶縁性を備える環状の第2外周面部分を備え、
    前記第2コネクタは、前記弾性部材を内部に収容するハウジングを備え、
    前記ハウジングは、前記円弧形状部分の内側を経由して当該ハウジングを前記軸線方向に貫通する貫通穴と、前記軸線方向における前記弾性部材の一方側で前記貫通穴の内壁面に取り付けられた環状の第1シール部材と、前記軸線方向における前記弾性部材の他方側で前記貫通穴の内壁面に取り付けられた環状の第2シール部材と、を備え、
    前記第1コネクタが前記貫通穴に挿入されて前記外周面部分が前記円弧形状部分の内周側に位置したときに、前記第1シール部材が前記第1外周面部分に当接して当該第1外周面部分と前記ハウジングとの間をシールし、前記第2シール部材が前記第2外周面部分に当接して当該第2外周面部分と前記ハウジングとの間をシールすることを特徴とする請求項1に記載のコネクタユニット。
  3. 前記第1コネクタとして、前記外周面部分の軸線方向に同軸に配列された複数の前記第1コネクタを備え、
    前記第2コネクタとして、複数の前記第1コネクタと同数の複数の前記第2コネクタを備え、
    複数の前記第2コネクタは、前記軸線方向に配列されており、各第2コネクタが複数の前記第1コネクタのそれぞれに着脱可能に装着されることを特徴とする請求項1または2に記載のコネクタユニット。
  4. 複数の前記第2コネクタの各開閉機構を同期して動作させるリンク機構を有することを特徴とする請求項3に記載のコネクタユニット。
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