JP6604864B2 - 電子機器およびその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ビューファインダ機能を提供するライブビュー表示および撮影した静止画像を確認するためのレビュー表示を行う電子機器およびその制御方法に関する。
一般に、デジタルカメラなどの撮像装置は、撮影画像を連続的にLCDなどの表示部にスルー表示するライブビュー表示機能や、ユーザによる撮影操作の直後にその撮影操作によって撮影された静止画像を表示するレビュー表示機能を備えている。ユーザは、ライブビュー表示を見ながら、撮影のためのフレーミングを行うことができる。また、ユーザは、レビュー表示により、ユーザが撮影した静止画像を即時に確認することができる。なお、このようなレビュー表示はレックレビューまたはクイックレビューとも呼ばれる。
また、撮影操作のためのスイッチは、被写体を決定して、露出やピントを決定しロックするための撮影準備操作と、実際の撮影動作を実行させる撮影指示操作との2段階で指示を発生するように構成されているのが一般的である。たとえば、撮影操作のためのスイッチとして、半押しと全押しのそれぞれで信号を発生するシャッターボタンが用いられる。この場合、シャッターボタンの半押しに撮影準備操作が、シャッターボンタンの全押しに撮影指示操作が割り当てられる。このような撮像装置では、撮影準備操作によるロック状態を維持したまま、撮影指示操作を繰り返すことによって、同一露出・ピント条件での撮影を連続して行うことが可能である。
また、一般に、撮像装置は、一つの表示部にライブビュー表示や撮影確認のためのレビュー表示を行うように構成されている。レビュー表示を縮小してライブビュー表示にスパーインポーズで表示する撮像装置も存在するが、縮小されたレビュー表示では撮影画像に関して詳細な確認を行うことが困難であり、不便である。そのため、一般的な撮像装置は、撮影後の所定期間の間はレビュー表示を行い、その後、ライブビュー表示を行うというように、レビュー表示とライブビュー表示を一つの表示部に交互に表示するようにしている。また、このような撮像装置では、レビュー表示をオフしたり、レビュー表示の表示時間を設定したりする機能により、ユーザの好みに合わせてビュー表示を実行させることが可能になっている。
特許文献1には、撮影終了後のレリーズスイッチの全押し解除後に半押しがされていないときには2〜3秒程度のレビュー表示を行い、撮影終了後のレリーズスイッチの全押し解除後に半押しされたときにはライブビュー表示に復帰する撮像装置が記載されている。
特開平10−191119号公報
しかしながら、特許文献1の撮像装置においては、撮影後に撮影準備操作を維持した場合、撮影準備操作を維持している間にはレビュー表示が行われないため、ユーザは撮影が意図通りに行われたかをすばやく確認することができない。一方で、撮影後に撮影準備操作を維持した場合に、通常の2〜3秒程度のレビュー表示を行ってしまうと、レビュー表示が行われている間はライブビュー表示を見ることができず、次の撮影のための被写体の確認を行うことができない。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、撮影後に撮影準備操作を維持したまま撮影画像の確認のためのレビュー表示を行う場合にも、素早く次の撮影のための被写体の確認を行うことが可能な表示制御を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の一態様による電子機器は以下の構成を備える。すなわち、
撮像部と、
前記撮像部による撮影準備の開始を指示する撮影準備操作と、撮影の開始を指示する撮影指示操作とを受け付ける操作手段と、
前記撮影指示操作に応じて前記撮像部により撮影を行った後、該撮影指示操作に応じて撮影された撮影画像を、表示部にレビュー表示する表示制御手段と、を備え、
前記表示制御手段は、
前記撮影指示操作の解除から所定時間が経過する前に前記撮影準備操作が解除された場合、前記撮影画像の前記レビュー表示を設定時間以上行った後にライブビュー表示を開始し、
前記撮影指示操作の解除から所定時間が経過しても前記撮影準備操作が維持されている場合、前記レビュー表示の開始から前記設定時間が経過する前であっても前記所定時間の経過に応じて前記撮影画像の前記レビュー表示を終了して、ライブビュー表示を開始する。
本発明によれば、撮影後に撮影準備操作を維持したまま撮影画像の確認のためのレビュー表示を行う場合にも、素早く次の撮影のための被写体の確認を行うことが可能となる。
実施形態に係る撮像装置の外観図。 実施形態に係る撮像装置の構成例を示すブロック図。 実施形態に係る撮像装置のスイッチ検出方法を示す図。 実施形態に係る撮像装置の撮影動作を示すフローチャート。 実施形態に係る撮像装置の撮影動作を示すフローチャート。 実施形態に係る撮像装置の撮影動作を示すタイミングチャート。 実施形態に係る撮像装置の撮影動作を示すタイミングチャート。 実施形態に係る撮像装置の撮影動作を示すタイミングチャート。
以下、添付の図面を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。
図1は、本実施形態による撮像装置の一例としてのデジタルカメラ100の外観図を示す。表示部28は、たとえばLCD表示器を有し、撮影画像や各種情報を表示する。シャッターボタン61は、撮像部22(図2)による撮影準備の開始を指示する撮影準備操作と、撮影の開始を指示する撮影指示操作とを受け付けるための操作部材である。シャッターボタン61の半押しが撮影準備操作に割り当てられ、全押しが撮影指示操作に割り当てられている。モード切替スイッチ60は各種モードを切り替えるための操作部材である。コネクタ112は、パーソナルコンピュータやプリンタなどの外部機器と接続するための接続ケーブル111を接続する。操作部70はユーザからの各種操作を受け付ける各種スイッチ、ボタン、タッチパネル等を含む。コントローラホイール73は操作部70に含まれる回転操作可能な操作部材である。電源スイッチ72は、電源オン、電源オフを切り替えるための押しボタンである。
記録媒体200はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体スロット201は記録媒体200を格納するためのスロットである。記録媒体スロット201に格納された記録媒体200は、デジタルカメラ100との通信が可能となる。これにより、デジタルカメラ100は、記録媒体200へ画像を記録したり、記録媒体200に記録されている画像を読み出し、再生したりすることが可能となる。蓋202は記録媒体スロット201の蓋である。図1においては、蓋202を開けて記録媒体スロット201から記録媒体200を取り出して一部を露出させた状態が示されている。
図2は、本実施形態によるデジタルカメラ100の構成例を示すブロック図である。図2において、撮影レンズ103はズームレンズ、フォーカスレンズを含むレンズ群である。シャッター101はシャッター機能と絞り機能を備える。撮像部22はCCDやCMOS素子等で構成される撮像素子を含み、光学像を電気信号に変換する。A/D変換器23は、撮像部22から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換する。バリア102は、撮影レンズ103、シャッター101、撮像部22を含む撮像系を覆うことにより、撮像系の汚れや破損を防止する。
画像処理部24は、A/D変換器23からのデータ、又は、メモリ制御部15からのデータに対してリサイズ処理(画素補間処理や縮小処理)や色変換処理を行う。また、画像処理部24は、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行う。システム制御部50は、この演算処理により得られた演算結果に基づいて露光制御、測距制御、ホワイトバランス制御を行う。これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理が実現される。
A/D変換器23からの出力データは、画像処理部24及びメモリ制御部15を介して、或いは、メモリ制御部15を介してメモリ32に書き込まれる。メモリ32は、撮像部22によって得られA/D変換器23によりデジタルデータに変換された画像データや、表示部28に表示するための画像データを格納する。メモリ32は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像および音声を格納するのに十分な記憶容量を備えている。
また、メモリ32は画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。D/A変換器13は、メモリ32に格納されている画像表示用のデータをアナログ信号に変換して表示部28に供給する。こうして、メモリ32に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器13を介して表示部28により表示される。
表示部28は、LCD等の表示器上に、D/A変換器13からのアナログ信号に応じた表示を行う。A/D変換器23により一度A/D変換されメモリ32に蓄積されたデジタル信号を、D/A変換器13においてアナログ変換し、表示部28に逐次転送して表示することで、表示部28はライブビュー表示を行う。このようなライブビュー表示を行うことにより、表示部28は電子ビューファインダとして機能する。
撮像部22は、静止画像記録用の全画素読み出し駆動や、ライブビュー表示用の低速間引き読み出し連続駆動、オートフォーカス動作用の高速間引き読み出し連続駆動など、目的に応じた複数の動作モードで動作する。システム制御部50は、撮像部22のこれら動作モードを、デジタルカメラ100の動作状態に応じて使い分ける。
不揮発性メモリ56は、電気的に消去・記録可能な記録媒体としてのメモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。不揮発性メモリ56には、システム制御部50の動作用の定数、プログラム等が記憶される。ここでいう、プログラムとは、本実施形態にて後述する各種フローチャートを実行するためのコンピュータプログラムである。
システム制御部50は、デジタルカメラ100全体を制御する。システム制御部50は、不揮発性メモリ56に記録されたプログラムを実行することで、後述する本実施形態の各処理を実現する。システムメモリ52は、RAMで構成され、システム制御部50の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ56から読み出したプログラム等が展開される。また、システム制御部50は、メモリ32、D/A変換器13、表示部28等を制御するための表示制御を行う。
システムタイマー53は各種制御に用いる時間や、内蔵された時計の時間を計測する。モード切替スイッチ60、シャッターボタン61、操作部70はシステム制御部50にユーザからの各種の動作指示を入力する。モード切替スイッチ60は、デジタルカメラ100の動作モードを静止画撮影モード、動画撮影モード、再生モード等のいずれかに切り替える。また、静止画撮影モードに含まれるモードとして、オート撮影モード、オートシーン判別モード、マニュアルモード、撮影シーン別の撮影設定となる各種シーンモード、プログラムAEモード、カスタムモード等がある。モード切替スイッチ60は、静止画撮影モードに含まれるこれらのモードのいずれかに直接切り替えることができる。あるいは、モード切替スイッチ60で静止画撮影モードに切り換えた後、他の操作部材を用いて、静止画撮影モードに含まれる上記モードのいずれかに切り替えるようにしてもよい。同様に、動画撮影モードにも複数のモードが含まれていてもよい。
第1シャッタースイッチ62は、デジタルカメラ100に設けられたシャッターボタン61の操作途中、いわゆる半押し(撮影準備操作)でオンとなり第1シャッタースイッチ信号SW1を発生する。第1シャッタースイッチ信号SW1により、システム制御部50は、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の撮影準備のための動作を開始する。第2シャッタースイッチ64は、シャッターボタン61の操作完了、いわゆる全押し(撮影指示操作)でオンとなり、第2シャッタースイッチ信号SW2を発生する。システム制御部50は、第2シャッタースイッチ信号SW2により、撮像部22からの信号読み出しから記録媒体200に画像データを書き込むまでの一連の撮影動作を開始する。
操作部70の各操作部材は、表示部28に表示される種々の機能アイコンを選択操作することなどにより、場面ごとに適宜機能が割り当てられ、各種機能ボタンとして作用する。機能ボタンとしては、例えば終了ボタン、戻るボタン、画像送りボタン、ジャンプボタン、絞込みボタン、属性変更ボタン等がある。例えば、メニューボタンが押されると各種の設定可能なメニュー画面が表示部28に表示される。利用者は、表示部28に表示されたメニュー画面と、上下左右の4方向ボタンやSETボタンとを用いて直感的に各種設定を行うことができる。
また、コントローラホイール73(図1)は、操作部70に含まれる回転操作可能な操作部材であり、方向ボタンと共に選択項目を指示する際などに使用される。コントローラホイール73を回転操作すると、操作量に応じて電気的なパルス信号が発生し、このパルス信号に基づいてシステム制御部50はデジタルカメラ100の各部を制御する。このパルス信号によって、システム制御部50は、コントローラホイール73が回転操作された角度や、何回転したかなどを判定することができる。なお、コントローラホイール73は回転操作が検出できる操作部材であればどのようなものでもよい。例えば、ユーザの回転操作に応じてコントローラホイール73自体が回転してパルス信号を発生するダイヤル操作部材であってもよい。また、コントローラホイール73をタッチセンサよりなる操作部材で構成し、コントローラホイール73自体は回転せず、コントローラホイール73上でのユーザの指の回転動作などを検出するものであってもよい。
電源制御部80は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成される。電源制御部80は、電池の装着の有無、装着されている電池(電源部30)の種類や電池残量を検出することができる。また、電源制御部80は、その検出結果及びシステム制御部50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体200を含む各部へ供給する。電源部30は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる。
記録媒体I/F18は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体200とのインターフェースである。記録媒体200は、撮影された画像を記録するためのメモリカード等の記録媒体であり、半導体メモリや光ディスク、磁気ディスク等から構成される。
通信部54は、無線または有線ケーブルによって接続し、映像信号や音声信号等の送受信を行う。通信部54は無線LAN(Local Area Network)やインターネットとも接続可能である。通信部54は撮像部22で撮像した画像(スルー画像を含む)や、記録媒体200に記録された画像を外部機器へ送信可能であり、また、外部機器から画像データやその他の各種情報を受信することができる。
姿勢検知部55は重力方向に対するデジタルカメラ100の姿勢を検知する。システム制御部50は、姿勢検知部55で検知された姿勢に基づいて、撮像部22で撮影された画像が、デジタルカメラ100を横に構えて撮影された画像であるか、縦に構えて撮影された画像なのかを判別可能である。また、システム制御部50は、姿勢検知部55で検知された姿勢に応じた向きの情報を撮像部22で撮像された画像の画像ファイルに付加したり、画像を回転して記録したりすることができる。姿勢検知部55としては、加速度センサやジャイロセンサなどを用いることができる。
次に、図3〜図7を用いて、本実施形態によるデジタルカメラ100のライブビュー表示とレビュー表示の動作について説明する。デジタルカメラ100において、ユーザは、レビュー表示の設定として、「切」「2秒」「クイック」の3種類を選択することが可能となっている。レビュー表示の設定の選択内容に応じて、撮影後の動作仕様が異なるが、それらの詳細については図4A、図4B等により後述する。さらに、本実施形態のデジタルカメラ100は、レビュー表示として、以下に説明する簡易レビュー表示と本レビュー表示の2種類の表示を有する。
静止画撮影では、撮像部22から読み出した静止画像データがA/D変換器23でデジタル化され、画像処理部24により逐次現像されてメモリ32に記録される。画像処理部24は、このデータの現像の過程でレビュー表示用の画像データを生成する。すなわち、画像処理部24は、現像されたデータの記録と同時に、レビュー表示用の画像形式に変換した表示用画像データをメモリ32に記録する。したがって、撮像部22からの信号の読み出しとほぼ同時に現像されたデータの記録と表示用画像データの記録が進行していく。簡易レビュー表示では、この表示用画像データを表示部28に表示する。また、画像処理部24は、メモリ32に記録された現像済みのデータについて、ノイズ除去処理や、より詳細な画質調整を施し、JPEG符号化する。本レビュー表示では、このようにして得られたJPEG符号化データを画像に復元してレビュー表示用の画像データを生成し、表示部28に表示する。
また、本実施形態のデジタルカメラ100は、撮影準備操作によるロック状態を維持したまま、撮影指示操作を繰り返すことによって、同一露出・ピント条件での撮影を連続して行う連続撮影が可能である。システム制御部50は、このような連続撮影をユーザが意図しているか否かを判定するために、撮影準備操作がホールド状態であるか否かを判定する。撮影準備操作のホールド状態は、撮影開始後の影指示操作の解除から所定時間が経過しても撮影準備操作が維持されているか否かにより判定される。本実施形態では、第2シャッタースイッチ64をオフしてから所定時間の間に第1シャッタースイッチ62のオフが検出されなかった場合に、第1シャッタースイッチ62がホールド状態であると判定される。
図3は、第1シャッタースイッチ62(SW1)のホールド状態の検出を説明する図である。時刻t1〜t4の動作は、撮影の後に短い時間でシャッターボタン61の半押し(SW1)が解除された場合の例である。時刻t1でシャッターボタン61が半押し(SW1がオン)されると、AF、AEなどの撮影準備動作を行う。
時刻t2でシャッターボタン61が全押し(SW2がオン)されると、デジタルカメラ100は撮影(露光)を行う。時刻t3で、シャッターボタン61の全押しが解除され(SW2がオフ)、半押しの状態で保持(SW1がオン)されたとする。このt3において、所定時間T以上にわたって第1シャッタースイッチ62のオンが継続したかを判定するために、システム制御部50はシステムタイマー53により時間計測を開始する。なお、時刻t2で開始した露光が終了し、レビュー表示の準備を終えると、システム制御部50は、SW2の解除を待たずにレビュー表示を開始する(レビュー表示の設定が「切」以外の場合)。
時刻t4でシャッターボタン61の半押しが解除(SW1オフ)された場合、時刻t3から時刻t4の期間は所定時間T(例えば200msec)よりも短いため、SW1がホールドされた状態とは判定されない。SW1がホールドされた状態と判定されなかった場合は、所定の設定時間が経過するまでレビュー表示が行われ、設定時間が経過するとライブビュー表示となる。
時刻t5〜t9の動作は、撮影の後に、ユーザがシャッターボタン61の半押しを解除せずに継続したことによって、第1シャッタースイッチ62(SW1)のホールド状態が検出される場合の例である。時刻t5でシャッターボタン61が半押し(SW1オン)されると、システム制御部50は、AF、AEなどの撮影準備動作を行う。時刻t6でシャッターボタン61が全押し(SW2オン)されると、システム制御部50は、撮影(露光)を行う。露光が終了し、レビュー表示の準備を終えると、システム制御部50は、レビュー表示を開始する(レビュー表示の設定が「切」以外の場合)。
時刻t7でシャッターボタン61の全押しが解除され(SW2オフ)、半押しの状態が保持(SW1オン)されたとする。この時刻t7から所定時間T以上第1シャッタースイッチ62のオンが継続したかを判定するために、システム制御部50はシステムタイマー53による時間計測を開始する。この際の表示は、設定時間が経過していなければレビュー表示であり、設定時間が経過していればライブビュー表示となる。
シャッターボタン61の半押しが解除されないまま、システムタイマー53での計測時間が所定時間Tに達すると(時刻t8)、システム制御部50は、SW1がホールド状態であると判定し、SWホールドフラグをオンとする。これに伴い、システム制御部50は、レビュー表示の実行中であればそれを中断し、時刻t5〜t6で行われた撮影準備により調整された撮影設定を保持したまま(AF、AEをロックしたまま)、ライブビュー表示に切替える。これによって、ユーザはライブビュー表示を見ながらフレーミングを決定でき、時刻t5〜t6で行われた撮影準備の結果を適用した撮影が可能となる。
時刻t8〜t9の間でシャッターボタン61が全押しの状態になると(SW2オン)、静止画の撮影が実行される。また、時刻t9でシャッターボタン61の半押しが解除される(SW1オフ)と、システム制御部50は、SWホールド状態は解除されたものと判定し、SWホールドフラグをオフにする。また、時刻t5〜t6で行われた撮影準備の結果のロックも解除される。
次に、実施形態によるデジタルカメラ100の撮影モード処理について図4A、図4Bのフローチャートを用いて説明する。この処理は、不揮発性メモリ56に記録されているプログラムを、システムメモリ52に展開してシステム制御部50が実行することにより実現される。なお、図4A、図4Bの処理は、デジタルカメラ100が撮影モードで起動されると開始される。
S401において、システム制御部50は、撮影レンズ103、シャッター101、バリア102を制御して、撮像部22に被写体像が投影される状態にする。そして、システム制御部50は、撮像部22や画像処理部24を駆動させ、AE・AFを継続的に動作させながら、表示部28へのライブビュー表示(LV表示)を行う。ユーザは、このライブビュー表示によりフレーミングを行うことが可能になる。
S402において、システム制御部50は、SW1がオンになったか(シャッターボタン61が半押しされたか)否かを判定する。SW1がオンになったと判定された場合、処理はS406に進み、そうでない場合、処理はS403に進む。
S403において、システム制御部50は、ユーザによる設定操作が行われたか否かを判定する。より具体的には、ユーザにより、操作部70に含まれるメニューボタンの押下により開かれたメニュー画面から各種の設定操作が行われたか否かを判定する。あるいは、露出、シャッタースピード、絞り値、ストロボ発光、マクロ、セルフタイマー、撮影モードなどの各種設定を変更するメニューボタン以外からの設定操作があったか否かを判定する。設定操作が行われたと判定した場合、処理はS404に進み、そうでない場合、処理はS405に進む。
S404では、システム制御部50は、設定操作に応じた設定処理を行う。例えば、メニューボタンの押下により開かれたメニュー画面のうち、レビュー表示の設定が選択されたとする。この場合、レビュー表示のための設定画面が表示され、たとえば、レビュー表示に関して設定可能な、「切」、「2秒」、「クイック」の3つの選択肢が表示される。これらのうちユーザによって選択された設定が、レビュー表示設定として不揮発性メモリ56に記録される。ここで、「切」はレビュー表示を行わない設定である。「クイック」は簡易レビュー表示のみを行う設定である。「2秒」は、撮影動作後に簡易レビューを開始し、現像・符号化完了後に2秒間にわって本レビューを表示する設定である。
なお、上述のレビュー表示に関する3つの選択肢は一例であり、これらに限られるものではない。たとえば、上記3つの選択肢の他に、「3〜10秒(秒数は任意設定可能)」、「ホールド」などが設定可能であっても良い。なお、「ホールド」では、システム制御部50は、撮影からの時間に関わらずレビュー表示を継続し、ユーザからのライブビューへの復帰操作(LV復帰操作(例えばSW1のオン))があった場合にレックビューを解除する。
S405では、撮影モード処理の終了イベントがあったか否かを判定する。終了イベントとしては、電源オフ、再生モードなどの他の撮影モードへの遷移などがある。終了イベントがあった場合は処理を終了し、無かった場合はS401へ戻って処理を繰り返す。
S406では、システム制御部50は、AF,AEなどの撮影準備処理を行う。このとき、システム制御部50は、撮像部22をAFに適した、間引き高速読み出し駆動に切り替えて動作させる。ここで実行されたAFによって設定されたフォーカス位置、露出設定は、コンティニュアスAFに設定されていない場合、SW1が保持されている限り保持される。
S407では、システム制御部50は、SW2がオンとなったか否か(シャッターボタン61が全押しされたか否か)を判定する。SW2がオンとなった場合、処理はS409に進み、そうでない場合、処理はS408に進む。S408では、システム制御部50は、SW1のオンが維持されたままか否か(ユーザがシャッターボタン61を半押ししたままとしているか否か)を判定する。SW1のオンが維持されている場合には処理はS407に戻り、S407とS408の処理を繰り返す。また、SW1がオフとなった(シャッターボタン61の半押しが解除された)場合、処理はS401に戻り、システム制御部50は、撮影待機画面としてライブビュー表示を行う。
S409では、システム制御部50は、静止画撮像動作に遷移し、撮像部22をフル画素読み出しに切り替え、設定された露出(シャッター速度、絞り)での露光と読み出し動作、すなわち、本撮影処理を行う。露光を行っている最中は、表示部28に撮像画像が表示されないブラックアウト期間となる。先に述べたように、画像処理部24は、読み出し動作とほぼ並行して現像を実行し、静止画像データをメモリ32に記録すると同時に、簡易レビュー用の画像をメモリ32に記録する。
S410では、システム制御部50は、不揮発性メモリ56の設定情報を参照し、レビュー表示設定が「切」に設定されているか否かを判定する。レビュー表示設定が「切」に設定されている場合、処理はS411に進み、システム制御部50は、ブラックアウト期間(S409)の後、レビュー画像を表示することなくライブビュー表示を行う。
次に、S412において、システム制御部50は、SW2のオンが維持されているか(S407でYESとなって以来、ユーザがシャッターボタン61を全押し状態で保持しているか)否かを判定する。SW2のオンが維持されている場合には処理はS412に留まる。他方、SW2がオフであれば(シャッターボタン61の全押しが解除されれば)処理はS408に戻る。このとき、SW1がオンに維持されていればAF、AEなどの撮影条件はロックした状態が維持される。そして、SW1がオフになることなく再びSW2がオンになると(シャッターボタン61の半押しが解除されることなく再度全押しされると)、最初にSW1をオンとした際の撮影準備動作で調整した撮影設定(パラメータなど)を用いた撮影が実行される。
S410においてレビュー表示設定が「切」で無いと判定された場合(すなわち、「2秒」または「クイック」の場合)には、処理はS413に進む。S413では、システム制御部50は、S409でメモリ32に記録されたレビュー表示用の画像を表示部28に表示することにより簡易レビュー表示を行う。本実施形態では、画像処理部24によって圧縮符号化(JPEG符号化)が完了し、符号化データから本レビュー用の画像データが生成されるまでの期間(S415でYESとなるまでの期間)、簡易レビュー表示が実行される。
S414では、システム制御部50は、SW2のオン状態が保持されているか(S407でYESと判定されて以来ユーザがシャッターボタン61を全押し状態で維持しているか)否かを判定する。SW2のオン状態が維持されている場合、処理はS415に進み、そうでない場合(シャッターボタン61の全押しが解除された場合)、処理はS419に進む。なお、図4Aのフローチャートでは、S413の簡易レビュー表示の後に、S414にてSW2オンであるか否かを判定している。しかしながら、S409で開始された撮影動作の露光時間が長い場合には、S409の露光・読み出しが終わる前にSW2がオフされることもある。そのような場合には、システム制御部50は、簡易レビュー表示の開始(S413)を待つことなく、処理をS419へ進める。
S415では、システム制御部50は、画像処理部24による、S409で撮像した画像の現像・圧縮符号化処理が完了したか否かを判定する。完了したと判定された場合、処理はS416に進み、完了していないと判定場合、処理はS414に戻る。なお、現像・部号か完了した場合、圧縮符号化された静止画の画像ファイルが記録媒体200に記録される。
S416では、システム制御部50は、不揮発性メモリ56を参照し、レビュー表示設定が「クイック」となっているか否かを判定する。レビュー表示設定が「クイック」に設定されている場合、処理はS417に進む。他方、レビュー表示設定が「クイック」以外の場合(「切」でも「クイック」でも無い場合であり、「2秒」などの固定時間が設定されている場合あるいは「ホールド」の場合となる)、処理はS418に進む。
S417では、システム制御部50は、SW2のオン状態が維持されているか(S407でYESとなって以来、ユーザがシャッターボタン61を全押し状態を保持しているか)否かを判定する。SW2のオン状態が維持されている間、S417の処理が繰り返される。SW2のオン状態が維持されていない場合(シャッターボタン61の全押しが解除された場合)、処理はS422に進む。S422において、システム制御部50は、表示部28の表示をレビュー表示からライブビュー表示に切り替え、処理をS408へ戻す。
S418では、システム制御部50は、画像処理部24によって、S409で撮像した画像の現像・圧縮符号化処理が施された後の画像を、簡易レビューに代えて本レビューとして表示部28に表示する。そして、レビュー表示のための設定時間(本レビュー表示を行うレビュー時間(本例では2秒))の計測を開始する。つまり、レビュー表示設定が「2秒」であった場合、簡易レビューの表示時間(現像・符号化にかかる時間)と本レビューの表示時間(ここでは2秒)の合計がレビュー表示の時間となる。なお、簡易レビューと本レビューはユーザから見てほとんど差の無い画像の表示であり、S413で表示した簡易レビューをこのS418で本レビューに切り替えてもユーザが気付くレベルの変化は無い。本レビュー表示になると、操作部70を用いた所定の操作入力に応じてレビュー表示をホールド状態とすることができ、さらに、拡大縮小、削除などの操作が行えるようになる。簡易レビューではこれらの操作は行えない。
S419では、システム制御部50は、S414でSW2がオフとなった(シャッターボタン61の全押しが解除された)ことに応じて、SW1がホールド状態か否かを判定するための所定時間Tの計測を開始する。所定時間Tはユーザが意図的にシャッターボタン61の半押しを継続したと判断できる長さの時間であり(50msec以上)、かつ、ライブビューに復帰して次の撮影を行うのが遅くならないようにした時間(長くともレビュー時間の2秒未満)である。所定時間Tとしては、50msec〜1000msec(1秒)程度が好ましく、本実施形態では所定時間T=200msecとする。
S420では、システム制御部50は、SW1のオンが保持されたままか否か(ユーザがシャッターボタン61を半押ししたままとしているか否か)を判定する。SW1のオンが維持されている場合、処理はS421に進み、SW1がオフであった(シャッターボタン61の半押しが解除された)場合、処理はS427に進む。なお、SW1がオフとなって処理がS427に進む場合は、所定時間Tの計測は中止され、その計測値はリセットされる。
S421では、システム制御部50は、S419で時間の計測が開始されてから上述の所定時間Tが経過したか(すなわち、シャッターボタン61の全押しが解除されてから、半押しが保持された状態が所定時間T継続したか)否かを判定する。所定時間Tが経過したと判定された場合、SW1はホールド状態であると判定され、処理はS422に進む。そうでない場合、処理はS423に進む。
S422では、シャッターボタンの全押しを解除して半押しを保持した状態が所定時間Tにわたって継続したため、システム制御部50は、SW1がホールド状態であると判定する。これにより、システム制御部50は、撮影条件をロックした連続撮影をユーザが意図しているものと判定し、表示部28においてレビュー表示を中断してライブビュー表示を復帰させる。この時、SW1がオフとなっていなければAF、AEなどの撮影条件はロックされた状態(設定維持)である。したがって、その後SW1がオフになることなくSW2がオンになれば(ユーザが半押しを解除することなく再度全押しすれば)、最初にSW1をオンとした際の撮影準備動作で調整されたパラメータを用いた繰り返し撮影を行うことができる。システム制御部50は、このようにSW1がホールド状態であると判定した場合には、レビュー表示を行う設定時間(以下、レビュー時間=2秒)の満了前に(本例ではT=200msecで)ライブビュー表示を復帰させる。その結果、ユーザは、AF、AEなどの撮影条件を維持したまま、素早く被写体の状況(フレーミング)を確認し、次の撮影を行うことができる。
S423では、システム制御部50は、本レビューの開始からレビュー時間(2秒)が経過したか否かを判定する。レビュー時間が経過したと判定された場合、システム制御部50は、S422でレビュー表示を終了してライブビュー表示を開始する。レビュー時間が経過していないと判定された場合、処理はS424に進む。
S424では、システム制御部50は、S409で撮像した画像に対する画像処理部24による圧縮符号化処理が完了したか否かを判定する。ただし、S424では、圧縮符号化処理の完了が最初に判定された場合にYESと判定され、他の場合(未完了の場合または完了済みで既に本レビューとレビュー時間の計測が開始されている場合)にはNOと判定される。S424でYESと判定された場合、処理はS425に進み、NOと判定された場合、処理はS420に戻る。S425、S426の処理はS416、S418の処理と同様である。
S427では、システム制御部50は、レビュー表示中に、SW1が再度オンになったか否か(レビュー表示中に一旦解除されたシャッターボタン61の押下が再び行われたか)を判定する。S427でSW1が再度オンになったと判定された場合、処理はS428に進む。S428において、システム制御部50は、レビュー表示を停止してライブビュー表示を復帰させ、処理をS406に戻す。S406において、システム制御部50は、撮影準備処理をやり直す。
S427でSW1がオンになっていないと判定された場合、処理はS429に進む。S429、S430、S431、S432の処理は、S423、S424、S425、S426の処理と同様である。但し、S429でレビュー時間が経過したと判定された場合、システム制御部50は処理をS401に戻す。S401で、システム制御部50は、レビュー表示を終了させて、ライブビュー表示を実行し、デジタルカメラ100を撮影待機状態に復帰させる。なお、本実施形態では本レビュー表示の開始に応じてレビュー時間の計測を開始しており(S418、S426、S432)S423、S429でレビュー時間の経過によりレビュー表示が停止され場合は、本レビュー表示が設定時間行われることになる。したがって、簡易レビュー表示を含めたレビュー表示は設定時間よりも長く行われることになる。もちろんレビュー表示の期間の制御はこのような形態に限られるものではなく、簡易レビュー表示の開始(S413)に応じてレビュー時間の計測を開始するようにしてもよい。すなわち、S423、S429でレビュー時間の経過によりレビュー表示が停止された場合には、レビュー表示が設定時間以上行われるようにすればよい。
以上説明した図4A、図4Bの処理によれば、撮影後にシャッターボタン61の半押しが保持され、ホールド状態が検出されると、表示部28の表示が素早くライブビュー表示に復帰する。そのため、同じ撮影条件(AF、AE)での撮影をユーザが所望するシャッタータイミングで繰り返し行うことができる。すなわち、撮影条件を維持して繰り返し撮影(上記の連続撮影)するというユーザの撮影意図に合わせ、速やかにファインダー機能優先の動作に切り替わることが可能となり、利便性が向上する。
一方、レビュー表示の表示期間にシャッターボタンの半押しが一度解除(S420でNO)された後に再度オンになった場合(S427でYES)、システム制御部50はライブビュー表示を開始して(S428)、撮影準備処理(AF、AE)を行う。たとえば、ユーザは、レビュー表示で撮影画像を確認してピントが合っていないことを認識した場合に、シャッターボタン61を半押しすると、表示部28は直ちにライブビュー表示となる。これにより、ユーザは、AFのやり直しての画像の撮影を素早く行うことができる。
また、ビュー表示の状態で、シャッターボタンの全押しが継続されている限り(S414でYESまたはS417でYES)、設定時間(レビュー時間)に関わらずレビュー表示が継続する。すなわち、ユーザは、シャッターボタン61の全押し状態を維持することによりレビュー表示を維持させ、撮影画像をじっくりと確認することができる。
ライブビュー表示とレビュー表示の切換え制御についての更なる理解のために、図5〜図7のタイミングチャートを用いて説明する。図5は、本実施形態におけるデジタルカメラ100の、レビュー表示設定が「切」の場合の動作のタイミングチャートを示す。時刻t01でSW1がオンとなると、システム制御部50は、撮像部22の駆動を高速間引き読み出しに切り替えてAF(One Shot AF)を行う。時刻t02でSW2がオンになると、システム制御部50は、撮像(露光及びフル画素読み出し)を実行し、表示部28の表示をブラックアウトにする。t05で撮像データの読み出しが完了すると、レビュー表示設定が「切」であるため、システム制御部50は、表示部28の表示をライブビュー表示に復帰させる(S409、S410YES、S411)。なお、図5のタイミングチャートでは、SW2がオフになってからSW1がオフになるまでの期間(t05−t04)が所定時間Tよりも短く、システム制御部50は、SW1がホールド状態とは判定しない。
図6に、レビュー表示設定が「2秒」に設定されており、SW2のオンによる撮影の後に素早く(所定時間Tの経過前に)シャッターボタン61を離した(半押しも解除された)場合のデジタルカメラ100の動作のタイミングチャートを示す。時刻t11とt12の動作は、図5の時刻t01とt02の動作と同様である。時刻t13でSW2がオフとなるので所定時間Tの計測を開始するが、時刻t14で所定時間Tが経過する前にSW1がオフ(シャッターボタン61の半押しが解除)となる。従って時刻t15で撮像データの読み出しが完了すると、システム制御部50は、簡易レビュー表示を開始する。その後、時刻t16で現像・符号化が完了すると、システム制御部50は、表示部28における表示を本レビュー表示に切り替える。本レビュー表示に切り替えてからレビュー時間(2秒)が経過すると(t17)、システム制御部50は、表示部28の表示をライブビュー表示に復帰する。
図7は、レビュー表示設定が「2秒」に設定されており、SW2のオンによる撮影の後にシャッターボタン61の半押しを解除することなく保持した場合の、デジタルカメラ100の動作のタイミングチャートを示す。時刻t21、t22の動作は図5の時刻t01、t02の動作と同様である。時刻t23でSW2がオフになると所定時間Tの計測を開始する。ここで、シャッターボタン61の全押しが解除され、半押し状態が維持される間、所定時間Tの計測が継続する。時刻t24で撮像データの読み出しが完了すると簡易レビュー表示を開始する。時刻t25で、SW1オンが維持されたまま(シャッターボタン61の半押しが維持されたまま)所定時間Tが経過したため、システム制御部50は、SW1のホールド状態を検出する。システム制御部50は、このホールド状態の検出に応じて、レビュー時間(2秒)の経過前であっても、表示部28におけるレビュー表示を中断してライブビュー表示を復帰させる。
なお、図4A、図4B、図5〜図7で説明した例では、レビュー表示設定が「切」以外の場合(S410でNO)には、S413で必ず簡易レビュー表示を行うものとしている。しかしながら、撮影のための露光時間が長くなると、S409での露光・読み出しの実行中にSW2がオフされ、ブラックアウト期間中に所定時間Tが経過してしまうこともある。そのような場合、システム制御部50は、レビュー表示の設定時間(レビュー時間)よりも短い期間だけ簡易レビュー表示を行い、直ちにライブビュー表示に復帰するようにしてもよい。このようにすることで、ユーザは、S409による撮影が行われたこと、および、その完了を確認することができる。
たとえば、システム制御部50は、ブラックアウト期間中に所定時間Tが経過した場合に、少なくとも1フレーム分(30fpsで画面更新していた場合は少なくとも1/30秒)の間、簡易レビューを行うようにしてもよい。あるいは、システム制御部50は、ブラックアウト期間中に所定時間Tが経過した場合に、S409の露光・読み出しの完了後から、ライブビュー表示に復帰するまでの処理時間分だけ簡易レビュー表示を行うようにしてもよい。ライブビュー表示に復帰するまでの処理時間とは、たとえば、撮像部22がライブビュー表示に切り替わるのに要する準備時間を含む。このような制御によれば、ライブビュー表示への復帰までの時間を長くすることなくレビュー表示を行うことができる。なお、ブラックアウト期間中に所定時間Tが経過してしまった場合に、簡易レビューを表示することなくライブビュー表示に復帰するようにしてもよい。
上述した実施形態によれば、撮影後に撮影準備操作を維持したまま撮影画像の確認のためのレビュー表示を行う場合にも、素早く次の撮影のための被写体の確認を行うことが可能となる。また、撮影条件をロックして連続撮影を行う場合に、撮影画像の確認のためのレビュー表示と、ファインダーとしての機能のためのライブビュー表示を適切に切り替える表示制御が実現される。すなわち、撮影条件をロックして連続撮影を行う場合に、ユーザによる撮影画像の確認と、ライブビューの消失時間の短縮を両立することができる。
なお、システム制御部50の制御は1つのハードウェアが行ってもよいし、複数のハードウェアが処理を分担することで、装置全体の制御を行ってもよい。また、上記実施形態では、レビュー表示において最初に簡易レビューを表示し、撮影画像の符号化を終えると本レビューを表示するようにしたがこれに限られるものではない。撮影画像の符号化の完了後も、簡易レビューの表示を継続するようにしてもよい。
また、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。さらに、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
また、上述した実施形態においては、本発明を撮像装置(デジタルカメラ)に適用した場合を例にして説明したが、これはこの例に限定されず、撮像部を備えた電子機器であれば適用可能である。すなわち、本発明は、撮像部と表示部を有するパーソナルコンピュータやPDA、携帯電話端末や携帯型の画像ビューワ、音楽プレーヤー、ゲーム機、電子ブックリーダーなどに適用可能である。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100:デジタルカメラ、22:撮像部、24:画像処理部、28:表示部、32:メモリ、システム制御部50、52:システムメモリ、61:シャッターボタン、62:第1シャッタースイッチ、64:第2シャッタースイッチ

Claims (13)

  1. 撮像部と、
    前記撮像部による撮影準備の開始を指示する撮影準備操作と、撮影の開始を指示する撮影指示操作とを受け付ける操作手段と、
    前記撮影指示操作に応じて前記撮像部により撮影を行った後、該撮影指示操作に応じて撮影された撮影画像を、表示部にレビュー表示する表示制御手段と、を備え、
    前記表示制御手段は、
    前記撮影指示操作の解除から所定時間が経過する前に前記撮影準備操作が解除された場合、前記撮影画像の前記レビュー表示を設定時間以上行った後にライブビュー表示を開始し、
    前記撮影指示操作の解除から所定時間が経過しても前記撮影準備操作が維持されている場合、前記レビュー表示の開始から前記設定時間が経過する前であっても前記所定時間の経過に応じて前記撮影画像の前記レビュー表示を終了して、ライブビュー表示を開始する、ことを特徴とする電子機器。
  2. 前記撮影準備操作が解除されるまでは、当該撮影準備操作に応じて調整された撮影設定を保持することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記表示制御手段は、前記撮影指示操作に応じて撮影動作が開始され、前記撮影指示操作が解除され、かつ、前記撮影準備操作が維持されたまま、前記撮影動作が完了する前に前記所定時間が経過した場合、前記撮影動作の完了後に前記設定時間よりも短い期間で前記レビュー表示を行った後、ライブビュー表示を開始することを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。
  4. 前記所定時間よりも短い前記期間は、前記撮像部が、前記撮影動作の後にライブビュー表示を行うための動作へ切り換わるのに要する準備時間を含むことを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
  5. 前記表示制御手段は、前記撮影指示操作に応じて撮影動作が開始され、前記撮影指示操作が解除され、かつ、前記撮影準備操作が維持されたまま、前記撮影動作が完了する前に前記所定時間が経過した場合、前記撮影動作の完了後に直ちにライブビュー表示を開始することを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。
  6. 前記表示制御手段は、前記撮影指示操作が維持されている間、前記レビュー表示を継続し、ライブビュー表示を開始しないことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の電子機器。
  7. 前記所定時間は前記設定時間よりも短いことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の電子機器。
  8. 前記表示制御手段は、前記レビュー表示において、まず、前記撮像部から読み取られたデータを現像する過程で生成された表示用の画像データを用いて簡易レビュー表示を行い、符号化データが生成されると、該符号化データから生成された表示用画像データを用いて本レビュー表示を行う、ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の電子機器。
  9. 前記表示制御手段は、前記レビュー表示について第1のモードが設定されている場合、前記本レビュー表示を前記設定時間行うことを特徴とする請求項8に記載の電子機器。
  10. 前記表示制御手段は、前記レビュー表示について第2のモードが設定されている場合、前記符号化データの生成の完了に応じて前記レビュー表示を終了することを特徴とする請求項8または9に記載の電子機器。
  11. 撮像部と、
    前記撮像部による撮影準備の開始を指示する撮影準備操作と、撮影の開始を指示する撮影指示操作とを受け付ける操作手段と、を備える電子機器の制御方法であって、
    前記撮影指示操作に応じて前記撮像部により撮影を行った後、該撮影指示操作に応じて撮影された撮影画像を、表示部にレビュー表示する表示制御工程と、を有し、
    前記表示制御工程では、
    前記撮影指示操作の解除から所定時間が経過する前に前記撮影準備操作が解除された場合、前記撮影画像の前記レビュー表示を設定時間以上行った後にライブビュー表示を開始し、
    前記撮影指示操作の解除から所定時間が経過しても前記撮影準備操作が維持されている場合、前記レビュー表示の開始から前記設定時間が経過する前であっても前記所定時間の経過に応じて前記撮影画像の前記レビュー表示を終了して、ライブビュー表示を開始する、ことを特徴とする電子機器の制御方法。
  12. コンピュータを、請求項1乃至10のいずれか1項に記載された電子機器の各手段として機能させるためのプログラム。
  13. コンピュータを、請求項1乃至10のいずれか1項に記載された電子機器の各手段として機能させるためのプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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