JP6603328B2 - 梱包済みフィルタ・トウ・ベールを製造するための方法 - Google Patents

梱包済みフィルタ・トウ・ベールを製造するための方法 Download PDF

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Description

本発明は、高度に密集したフィルタ・トウ材料の梱包済みベールを製造するための方法に関する。本願は、EP特許出願第15165662.6号の優先権を主張し、その内容全体が、参照によりあらゆる目的のために本願に組み込まれる。
今日使用されているたばこフィルタの大部分は、継ぎ目なしのセルロース−2,5−アセテートフィラメントから成るフィルタ・トウ材料から作られる。紡糸工程の後、個々のフィラメントは組み合わされて帯になり、その後スタッファボックスにおいて巻縮される。製品は、その後乾燥され、次いで数メートルの高さを有する充填缶にゆるく置かれる。この工程中に、堆積ユニットの動きが長手方向および横方向に変化することによって、フィルタ・トウ材料は、充填缶の断面エリアにわたって均一に分配される。フィルタ・トウ梱包が充填缶の中で所望の大きさおよび高さに到達するまで、層は互いに重ねられる。当分野における従来の梱包重量は、数百kgに上る。その後、充填缶内に置かれたフィルタ・トウ材料は、圧縮されてフィルタ・トウ・ベールになり、最終的には、フィルタまたはたばこ製造業者に輸送するために梱包される。
ベール形式に応じて、たばこフィルタに加工されることになるベールは、350〜650kgの重量を有し、例えば公報US4,577,752Aに記述されているタイプの最大900kgの重量を有する非常に密度の高いベール、すなわち、いわゆる「高密度トウ・ベール」も、例外的に利用可能である。
梱包済みフィルタ・トウ・ベールが、フィルタまたはたばこ製造業者に輸送された後、フィルタ・トウ材料はベールから引き出され、例えば公報US5,460,590Aに記述されているタイプのフィルタ・ロッド機械でフィルタ・ロッドに加工される。
フィルタ・トウ材料をフィルタ・ロッド機械でフィルタ・ロッドに加工している間、フィルタ・トウ材料は、調整区分において可能な限りふわりと膨らまされる。フィルタ・トウ材料を膨らませるために、典型的にはフィルタ・トウ材料は、空気で動作する拡散器ノズルによって引き離され、引き出しローラのシステム、特にねじ山の付いた、またはねじ状の表面で引き出される。その後、拡散されたフィルタ・トウ材料は、トリアセチン噴射ボックスに供給され、その中でフィルタ・トウ材料のアセテート表面が溶解され、粘着性が増大される。フィルタ・トウ帯は、フィルタ・ロッド機械の成型区分において、未来のフィルタ・ロッドの断面になるように集められ、圧縮される。この工程中に、フィラメントは合着し、さらなる加工および消費者にとって所望のフィルタ硬さを有する3次元網目構造を形成する。
これに関して、フィルタまたはたばこ製造業者にとって重要な品質特性は、引張強度に関する均一性であり、それは、喫煙者の味覚およびフィルタリング性能が、引張強度の均一性によって影響され得るからである。それでもなお許容可能な引張強度のばらつきは、引張強度の絶対値に依存する。
フィルタ・ロッドまたは引張強度の均一性は、フィルタ・トウ材料の品質およびフィルタ・ロッド機械の加工方法だけによって定められるのではなく、特にフィルタ・トウ材料の梱包のタイプによっても定められる。これに関して、フィルタ・トウ材料の梱包のタイプは、典型的にはフィルタ・トウ・ベールからフィルタ・トウ材料が途切れずに引き出され、それがフィルタ・ロッド機械に輸送されることに対して、決定的な影響を及ぼす。
引き出しに関する問題は、特に、高いパッキング密度を有するフィルタ・トウ・ベール、およびその材料に(例えば圧縮工程中、または紐掛けによって局所的に)過度に高い圧縮力が加わったフィルタ・トウ・ベールを加工するとき、フィルタ・ロッド機械において頻繁に発生する。フィルタ・トウ・ベールからのフィルタ・トウ材料の引き出し中に、引張力が変化することによって、フィルタ・ロッド機械への取込み部においてフィルタ・トウ材料のプレストレスが不均一になり、したがって材料強度および引張強度が変動することになる。
フィルタ・トウ材料から製造されるフィルタ・ロッドが常に同じ高品質を有することを保証するためには、したがって、フィルタ・トウ・ベールからフィルタ・ロッド機械へ、その後フィルタ・トウ材料が輸送される間に過度な材料強度または引張強度の変動が生じないように、特にフィルタ・トウ材料が梱包されるときに特定の条件を考慮しなければならない。
一方では、充填缶内に置かれたフィルタ・トウ材料の圧縮中には、最大圧縮力を越えてはならず、その理由は、フィルタ・トウ材料から製造されたフィルタ・ロッドが、フィルタまたはたばこ製造業者にとって許容可能な引張強度の変動をもはや有さないことになるので、このことがフィルタ・トウ材料の品質に必然的に悪影響を及ぼすからである。
それに加えて、梱包済みフィルタ・トウ・ベールに紐掛けを用いることは、可能な場合には常に避けるべきであり、その理由は、そのような紐掛けによって必然的に締付けおよび局所的な欠陥が生じることになり、この場合もやはりフィルタ・トウ材料から製造されたフィルタ・ロッドの引張強度のばらつきが、フィルタまたはたばこ製造業者にとって許容不可能なものになるからである。
フィルタ・トウ製造業者においてフィルタ・トウ材料を梱包するために用いられる方法が、フィルタまたはたばこ製造業者のフィルタ・ロッド機械で梱包済みフィルタ・トウ材料から製造されるフィルタ・ロッドの品質に与える影響は、先行技術から知られている現在使用されている梱包方法では、考慮されていない、または少なくとも充分には考慮されていない。
充填缶を最適に充填する方法が、公報WO02/32238A2に記述されている。しかし、この先行技術は、充填缶の中に最適に置かれなかったフィルタ・トウ材料が原因で生じる問題を、後にフィルタまたはたばこ製造業者において防止する、または少なくとも低減させるように、フィルタ・トウ材料を充填缶に充填することだけに主に関係している。
その後の梱包工程が、フィルタ・トウ材料の品質に与える影響は、この先行技術では充分に考慮されていない。これに関して、梱包工程は、一方では充填缶内に置かれたフィルタ・トウ材料の圧縮を含み、他方では、その後、圧縮済みフィルタ・トウ材料を梱包して、梱包済みフィルタ・トウ・ベールにすることを含む。
フィルタ・トウ材料が充填缶内に置かれた後、通常フィルタ・トウ材料は、前に充填缶の中に置かれたフィルタ・トウ材料の積層方向に、ベーリング・プレスにおいて圧縮される。圧縮工程中、ベーリング・プレスのプレス・ラム10、10’は、フィルタ・トウ材料上にその積層方向に作用し、それにより充填缶内に置かれた層状のフィルタ・トウ材料の最初の高さが低減し得る。
圧縮工程中に、フィルタ・トウ材料は、完全に弾性のある(可逆の)態様で挙動するわけではなく、それは、充填缶の中に置かれた層状のフィルタ・トウ材料は、ベーリング・プレスのプレス・ラム10、10’が、対応する圧縮力をフィルタ・トウ材料層上に垂直方向に加えなくなったときに、その元の高さまで再び膨張しないからである。実際、ベーリング・プレスのプレス・ラム10、10’によって加えられる圧縮力がフィルタ・トウ材料に作用しなくなったときに、フィルタ・トウ材料が再び膨張する高さは、特にその前の圧縮工程の持続時間および圧縮力に依存する。
充填缶内で圧縮されたフィルタ・トウ材料を梱包するために、まだ圧縮ストレスがかかった状態で、パッキング材料(梱包材料)を用いて特にプレス内で、フィルタ・トウ梱包を包装することが、一般的なやり方である。ベーリング・プレス内で製造された圧縮済みフィルタ・トウ・ベールが包装された後、通常ベーリング・プレスが開かれ、それによりフィルタ・トウ梱包には、それ以上いかなる圧縮ストレスもかからなくなる。
前の圧縮工程の後、フィルタ・トウ材料は、比較的小さい弾性、または緩み復元成分しか有さず、その強度は、圧縮時間および/または圧縮力に特に依存するので、フィルタ・トウ梱包は、ベーリング・プレスから解放された後に、具体的にはフィルタ・トウ材料の層に垂直に、ベーリング・プレスによって加えられた元の圧縮力と反対方向に膨張する傾向にある。
充填缶の中でフィルタ・トウ・ベールが圧縮されている間の圧縮時間が長い程、および圧縮力が高い程、フィルタ・トウ材料のこの弾性(緩み)復元成分は低くなる。ベーリング・プレスから解放された後、ベールを一体に保持するために、フィルタ・トウ梱包のパッキング材料が吸収しなくてはならない弾性復元力は、緩み復元成分によってのみ表される。
従来の梱包材料は、紐掛けまたは接着剤接合によって機械的に一体に保持される厚紙要素、または例えばベルクロ(登録商標)・ファスナによって閉じられるプラスチックの布である。
接着剤梱包の例が、公報DE7635849U1に記述されている。プラスチックの布を有するフィルタ・トウ梱包についての情報は、Engesserstrasse 8,D−79108 フライブルクにあるRHODIA Acetow社の会社概要「Some Useful Information about the reusable Packaging for Rhodia Filter Tow(Rhodiaフィルタ・トウのための再利用可能な梱包についてのいくつかの有用な情報)」に見ることができる。
後者2つの梱包タイプは、いかなる追加的な紐掛けも必要とせず、したがって締付けのリスク、およびそれによって生じる、フィルタ・トウ材料から最終的に製造されるフィルタ・ロッドの引張強度のばらつきが、最小限になることから、有利である。
しかし、これら後者2つの梱包タイプは、圧縮済みベールを解放した後に作用する緩み復元成分、すなわちフィルタ・トウ材料の弾性復元力が、梱包材料によって吸収されるという欠点を有する。このことは、ベールの上側および下側に好ましくない出っ張りを必然的に生じさせる。これらの出っ張りは、フィルタ・ロッド機械においてフィルタ・ロッドを製造する際に意図されたフィルタ・トウ材料の使用を妨げることはないが、このように製造されたフィルタ・トウ・ベールを安全に積み重ねることを不可能にする。
先行技術によれば、この問題は、ベールを横方向に積むか、前述したRHODIA Acetow社の会社概要に記述されているタイプの特別なパレットを使用するかのいずれかによって解決される。
ベーリング・プレス内で圧縮されたフィルタ・トウ材料に、フィルタ・トウ・ベールを圧縮状態で完全に封入する気密梱包スリーブを提供することが、さらに公報WO2003/089309A2から知られている。気密封入を有するそのようなベールがベーリング・プレスから解放されるとき、高度に密集したベールが増大するにつれて、フィルタ・トウ材料の緩み復元成分によってベール内部に真空が生成され、前記真空は、フィルタ・トウ材料の弾性復元力を少なくとも部分的に均等にする。このように、梱包材料は、フィルタ・トウ材料の弾性復元力のより小さい成分を吸収すればよいだけなので、ベールの上側および下側の望ましくない出っ張りが、少なくとも低減され得る。
ベーリング・プレス内で圧縮されたフィルタ・トウ材料が梱包材料で気密封止され、それによりフィルタ・トウ材料の緩み復元成分が、ベーリング・プレスからフィルタ・トウ・ベールが解放された後に、ベール内部で生成される真空によって少なくとも部分的に均等にされるという、後者の梱包タイプでは、特にフィルタ・トウ・ベールの高さがわずかにしか増大し得ず、それによりベール内部で生成された真空が、フィルタ・トウ材料の弾性復元力を効果的に適切に均等化するには不十分である場合に、ベーリング・プレスからベールが解放された後でベールが破裂して開くという高いリスクがあることが、問題である。
フィルタ・トウ製造業者の間で、フィルタ・トウ材料をある方法で梱包するための取組みが高まっており、その方法は、フィルタ・トウ・ベールから引き出されるフィルタ・トウ材料の品質に関する、フィルタまたはたばこ製造業者の要求が満たされるとともに、「ベール破裂」のリスクがフィルタ・トウ製造業者によって効果的に最小化されるという趣旨の「最適化」がされている。
公報WO2003/089309A2から知られている梱包タイプでは、高度に密集したフィルタ・トウ材料の梱包済みベールを製造している間の失敗率、すなわちベーリング・プレスから解放された後のベール破裂のリスク、を低減させるために、異なる方策が基本的に取られ得る。
ベーリング・プレスからベールが解放された後に作用する緩み復元成分、すなわちフィルタ・トウ材料の弾性復元力は、一方では、ベールの充填量を適宜下げることによって、低減し得る。しかしこの方策は、ベールの充填量が減ったことから、ベールのフィルタ・トウ材料がその後の加工中に、特にフィルタ・ロッド機械で、比較的早くなくなり、それにより新しいフィルタ・トウ・ベールがフィルタ・ロッド機械に装填されなくてはならないという欠点を有する。このことは、フィルタ・ロッドの製造を比較的頻繁に妨げることにつながり、したがってフィルタ・ロッド製造業者にとっては受け入れられないことである。
ベーリング・プレスから解放された後に、フィルタ・トウ材料の緩み復元成分を低減させるための別の方策は、ベーリング・プレス内でフィルタ・トウ材料の圧縮中に加えられる圧縮力を増大させることから成る。しかし、このことは、圧縮済みフィルタ・トウ材料の品質欠陥につながり、したがってフィルタ・トウ材料から製造されるたばこフィルタの品質欠陥につながる。加えて、圧縮力を増大させると、フィルタ・ロッド機械においてベールからフィルタ・トウ材料を引き出すことに悪影響を及ぼす。
ベーリング・プレスから解放された後に、フィルタ・トウ材料の緩み復元成分を低減させるための別の方策は、緩み復元成分を減らして、フィルタ・トウ材料の不可逆的な(すなわち、非弾性の)復元成分を増大させるために、圧縮時間を適宜長くすることから成る。しかし、長い圧縮時間は必然的にプレス・スループットを低下させ、したがってフィルタ・トウ製造業者にとって受け入れられないものである。
これらの状況に鑑み、本発明は、高度に密集したフィルタ・トウ材料の梱包済みベールを製造するための方法であって、製造された梱包済みベールの失敗率が低減され、好ましくは1%未満であり、上述した先行技術の欠点が同時に解消される方法を、開示するという目的に基づいている。
特に方法は、フィルタ・ロッド製造業者にとってなお許容可能である最低量を、ベールの充填量が下回ることのないフィルタ・トウ・ベールを製造するためにも好適でなくてはならず、その方法では、圧縮工程中のフィルタ・トウ材料の品質欠陥のリスクが同時に最小限にされ、フィルタ・ロッド機械においてベールからフィルタ・トウ材料を引き出すことが妨げられない。
さらに、方法は、フィルタ・トウ材料の製造業者がこれまでのところ達成されている従来のプレス・スループットを実現できるようにもすべきである。
本発明によれば、この目的は、特に独立請求項1の対象によって達成され、請求項1による製造方法の有利な拡充が、従属請求項において開示される。
高度に密集したフィルタ・トウ材料の梱包済みベールを製造するための本発明の方法によれば、直方体形状のフィルタ・トウ・ベールが、最初にベーリング・プレス内で圧縮され、その後、圧縮済みフィルタ・トウ・ベールを完全に封入する気密梱包スリーブで、圧縮済みフィルタ・トウ・ベールが包装される。梱包ステップ中に、梱包スリーブの少なくとも80%、好ましくは少なくとも90%、特に少なくとも95%が、高度に密集したフィルタ・トウ材料に直接隣接する、したがって接触する、または高度に密集したフィルタ・トウ材料から15mm未満少なくとも離間するように、圧縮済みフィルタ・トウ・ベールに梱包スリーブが適用される。
梱包工程中に圧縮済みフィルタ・トウ・ベールの輪郭の外側に封入された空気体積は、圧縮力が停止した直後のベールの膨張特性に決定的な影響を与え得る。
この比較的簡単な方策は、このように梱包された圧縮済みフィルタ・トウ・ベールが、ベーリング・プレスから解放された後に破裂して開くというリスクを、具体的には、例えば公報WO2003/089309A2に概して記述された梱包タイプで製造されたベールに比べて、驚くべきことに著しく低減させることができる。本発明の方法で製造されたベールに関しては、特に1%よりも相当少ない失敗率が実現される。
これに関して、梱包済みベールがベーリング・プレスから解放された後にベールの破裂が発生する原因は、主に圧縮済みフィルタ・トウ・ベールの実際の梱包工程にあることが、調査によって示された。このことは、ベールの充填量、圧縮工程中に加えられる圧縮力、および圧縮時間にはほとんど無関係である。その結果、本発明の方法は、例えば公報WO2003/089309A2に概して記述されているタイプの梱包工程において、いかなる問題もなく実施することができる。
その結果、梱包済みフィルタ・トウ・ベールがベーリング・プレスから解放された後のベール破裂のリスクが、具体的にはベールの充填量が一定であるにも関わらず、著しく低減され得る。通常用いられる圧縮工程(圧縮力および圧縮時間)も変更する必要がなく、したがってフィルタ・トウ材料の高度に密集したベールを製造するための従来型のベーリング・プレスおよびプレス順序を用いて、本発明の方法を実行することができる。
本発明の方法は、失敗率を低減させるだけではなく、圧縮工程中のフィルタ・トウ材料の品質欠陥のリスクも低減させ、フィルタ・ロッド機械においてたばこまたはフィルタ製造業者にとって望ましい、ベールからのフィルタ・トウ材料の引き出しが、同時に悪影響を受けることもない。
本発明の製造方法で達成される別の重要な利点は、フィルタ・トウ・ベールがベーリング・プレスから解放された後の、その高さの増大が、事前定義された事象順序に従って生じ、特に最大高さの変化も制限されるという点に見ることができる。
このように、ベーリング・プレスから解放された後の完成した梱包済みフィルタ・トウ・ベールの最終的な最大高さは、事前定義された最大値に合わせて予め調節することができる。
ベーリング・プレスから解放された完成したフィルタ・トウ・ベールの上側および下側の邪魔な出っ張りが、フィルタ・トウ・ベールを完全に封入する気密梱包スリーブを用いることによって防止されるので、本発明の方法により製造されたベールは、いかなる問題もなく積み重ねることもできる。本発明の方法は、ベーリング・プレスから解放された完成したベールの最大高さを予め定めることも可能にするので、標準コンテナに2層に積み重ねることができるベールを製造し、それにより利用可能な空間を最適に活用することが可能である。
先行技術から知られている梱包方法、例えば公報WO2003/089309A2に記述されている梱包方法では、このタイプの2層の積層性を実現することが不可能であり、したがって標準コンテナの高さ、または標準コンテナのドア開口部の高さが完全には活用されない。
本明細書において使用される「高度に密集したフィルタ・トウ材料」という用語は、特に300kg/m以上800kg/m以内のパッキング密度を有するフィルタ・トウ材料のことを指す。
フィルタ・トウ製造において使用される従来型のベーリング・プレスは、圧縮済みフィルタ・トウ・ベールを製造するのに好適である。これは、少なくとも100t/mの圧縮力を有するベーリング・プレスに関するが、最大圧縮力は600t/mを超過すべきではない。圧縮済みフィルタ・トウ・ベールは、少なくとも100t/mの圧縮力で少なくとも4分〜20分、好ましくは5分〜15分の圧縮時間の間、圧縮されることによって、ベーリング・プレスで製造されることが好ましい。
梱包スリーブの少なくとも80%がフィルタ・トウ材料に直接隣接する、またはフィルタ・トウ材料から15mm未満少なくとも離間するように、本発明の製造方法の梱包ステップ中に梱包スリーブが圧縮済みフィルタ・トウ・ベールに適用されることを確実にするために、別の解決策が考えられてもよい。
少なくとも1つの非接触センサユニットを有する測定装置が、この目的のために特に好適であり、このセンサユニットは、少なくとも1つの距離センサ、特に少なくとも1つの2D距離センサ・アレイを特徴とすることが好ましい。少なくとも1つの距離センサまたは少なくとも1つの2D距離センサ・アレイは、一方では高度に密集したフィルタ・トウ材料と間の距離、および他方では梱包スリーブの梱包材料との間の距離を、それぞれ正確に判定することを可能にする。
これに関して、例えば、一方では少なくとも1つの非接触距離センサまたは少なくとも1つの非接触2D距離センサ・アレイと、フィルタ・トウ材料との間の距離、および他方では少なくとも1つの非接触距離センサまたは少なくとも1つの非接触2D距離センサ・アレイと、梱包スリーブとの間の距離は、測定装置によって判定され、その場合、梱包スリーブとフィルタ・トウ材料との間の実際の距離は、梱包スリーブの厚さを考慮して判定され得る。
これに関して、非接触距離センサまたは非接触2D距離センサ・アレイは、少なくとも1つの光センサ、赤外線放射センサ、電波センサ、マイクロ波センサ、T線センサ、または超音波センサを特徴とすることが特に考えられる。
フィルタ・トウ材料と梱包スリーブとの間の距離測定は、電波、光、赤外線、または超音波を用いて経過時間および位相位置測定の形態で実現され得ることが好ましい。距離測定は、さらに三角測量によって実現されてもよい。
その代わりに、またはそれに加えて、2次元距離測定を実行することも考えられる。例えば、センサ・デバイスとフィルタ・トウ材料との間の距離は、圧縮済みフィルタ・トウ・ベールを梱包する前に2D距離測定方法で判定され得、梱包スリーブの適用後に再度2D距離測定が実行されるが、この距離測定は、センサ・デバイスと梱包スリーブとの間の距離に関して実行される。適用された梱包スリーブとフィルタ・トウ材料との間の実際の距離は、記録された2つの2D距離測定値を比較することによっていかなる問題もなく判定され得る。
本発明によれば、梱包済みフィルタ・トウ・ベールをベーリング・プレスから解放した後のベール破裂のリスクを低減させるならば、梱包スリーブと、高度に密集したフィルタ・トウ材料との間に封入される空気の量が、最大値を超えてはならないことが特に判明した。このことは、梱包スリーブと高度に密集したフィルタ・トウ材料との間に封入された空気の量は、包装された気密フィルタ・トウ・ベールがベーリング・プレスから解放されたときに、ベール高さをさらに増大させる決定的な要因であるという認識に基づいている。
しかし、フィルタ・トウ材料の膨張から生じる過度な力を梱包材料が吸収しなくてはならないということを、効果的に防止するためには、ベーリング・プレスからベールを解放している間の高さの増大は、最大値を超えてはならない。このことは、完成したベールの上側および下側の平坦さに悪影響を及ぼすだけでなく、梱包材料も、これらの力を吸収することができるように設計されなくてはならない。
ベーリング・プレスから解放された後でフィルタ・トウ材料の膨張中に生じる膨張力の大部分が、梱包材料によってさらに吸収される場合には、特に完成したベールがハンドリングされるときに梱包スリーブが不注意により損傷を受けた場合に、ベール破裂のリスクが増大する。
圧縮済みフィルタ・トウ・ベールを完全に封入する気密梱包スリーブで、圧縮済みフィルタ・トウ・ベールが包装されるときに、温度20℃において、梱包スリーブと高度に密集したフィルタ・トウ材料との間に封入される空気が、50リットル以下、好ましくは30リットル以下、特に10リットル以下になるように、気密梱包スリーブが圧縮済みフィルタ・トウ・ベールの周りに適用されると、フィルタ・トウ・ベールの製造中の失敗率が1%未満まで効果的に低減され得ることが、調査によって示された。梱包スリーブと高度に密集したフィルタ・トウ材料との間に封入された空気の体積が、後者の体積である場合には、フィルタ・トウ・ベールの製造における失敗率は、さらに0.2%未満まで効果的に低減され得る。
圧縮済みフィルタ・トウ・ベールを包装している間に梱包スリーブと高度に密集したフィルタ・トウ材料との間に封入された空気の量は、梱包スリーブと高度に密集したフィルタ・トウ材料との間の距離測定によって間接的に判定され得る。この距離測定には、上述した光学測定方法が特に考えられ得る。
本発明の方法の好ましい実現化において、ベーリング・プレスで圧縮されるフィルタ・トウ・ベールは、輸送パレット、特にユーロプール(Europool)パレットの寸法に適合した、少なくとも6,500cm、好ましくは少なくとも8,500cmの大きさがある好ましくは矩形の底部と、少なくとも75cm、好ましくは少なくとも85cmの高さとを有する直方体形状を有するように実現化される。この場合、ベーリング・プレスで圧縮されるフィルタ・トウ・ベールは、少なくとも300kg/mのベール密度を有するように製造されるべきである。
温度20℃において、梱包スリーブによって封入される体積内に含まれる空気が、合わせて650リットル以下、好ましくは450リットル以下、特に400リットル以下になるように、その後の梱包ステップ中に梱包スリーブが圧縮済みフィルタ・トウ・ベールに適用されるならば、いくつかの相乗効果を実現することができる。
一方では、このように製造されたベールをベーリング・プレスから解放した後のベール破裂が、事実上防止されることが確実になる(失敗率は0.5%よりも相当少ない)。
他方では、ベーリング・プレスから解放されたベールの上側および下側の邪魔な出っ張りが効果的に防止され、それによりベールの積層性が保証される。
しかし特に、本発明の方法のこの拡充によって、フィルタ・トウ材料の梱包に用いられる従来の圧縮力および圧縮時間がさらに低減され得る高度に密集したフィルタ・トウ・ベールを製造することが可能になる。
梱包スリーブの材料は、特にプラスチック・フィルムから成ってもよい。フィルムは、好ましくはポリエチレン、特にLDPE、または変性ポリエチレン(LLDPE)、またはポリアミド層とポリエチレン層を有する複合材フィルムから作られることが好ましい。
梱包フィルムとして、特に広告目的および/または審美目的で、着色済みまたは印刷済みのフィルムが用いられてもよい。このことは、梱包されるフィルタ・トウ材料が光に敏感である場合には、実用的でもある。
梱包フィルムは、輸送用梱包としての役割を同時に果たすことができるように、100〜400μmの厚さを有することが好ましい。すでに上で述べたように、本発明の方法により製造されるベールは、厚紙要素、プラスチックの布などから成る別の輸送用梱包をベールの梱包フィルムの周りに加えることを必要としない。
同様に、本発明によって提案される特別な梱包ステップがあることにより、ベールが破裂して開くリスクが事実上なくなるので、完成したベールに追加的なまたは代替的な紐掛けを提供する必要もない。
立方体形状の圧縮済みフィルタ・トウ・ベールは、先行技術から知られているベーリング・プレスを用いて概して製造される。本発明の方法は、最初に梱包されることになるフィルタ・トウ材料の量が機械的に圧縮され、次いで梱包スリーブによって包装され、全体の製造工程を1つのロケーションで実行することができるように、好ましくは梱包スリーブがベーリング・プレス内で気密封止される、というやり方で実行されてもよい。
しかし、別のステーションにおいてフィルタ・トウ材料の予備圧縮を実行することも当然ながら可能である。この場合、圧縮済みフィルタ・トウ・ベールは、例えば保持クランプから成り得る「補助的な梱包」で梱包ステーションに供給され、前記梱包ステーションにおいて補助的な梱包が取り除かれ、圧縮済みフィルタ・トウ・ベールが気密梱包フィルムで包装される。この実施形態は、全工程がベーリング・プレスで実行されるわけではなく、したがってベーリング・プレスの利用可能性が高まるという利点を有する。それに加えて、プレス周期が短くなり、梱包ステーションの全面から圧縮済みベールにアクセスすることができるので、梱包スリーブの適用に関していくらかの自由度が実現される。
本発明の梱包方法の別の態様によれば、梱包済みフィルタ・トウ・ベールがベーリング・プレスから解放された後に、梱包スリーブによって封入された体積が、梱包スリーブの材料を拡張または伸張させることなく、少なくとも32リットル、好ましくは少なくとも70リットルだけ増大し得るように、圧縮済みフィルタ・トウ・ベールが梱包ステップ中に梱包スリーブによって包装されることが、特に提案される。
このように、圧縮済みフィルタ・トウ材料の梱包工程中に圧縮済みベールを囲む梱包材料に、「伸び代」が意図的に設けられている。この梱包材料のこの伸び代は、例えば折り畳まれた領域が意図的に一定のエリアで梱包材料に設けられることによって実現され得、この折り畳まれた領域は、梱包済みベールが解放されたときに広がり、それにより、折り畳み領域によって事前定義されたベールの最終高さまで、ベール高さが予測通りに増大することが可能になる。
フィルタ・トウ材料がベーリング・プレスから解放された後で膨張する間に、それにより生成されたベール内部の真空が、フィルタ・トウ材料の復元力を最大限可能な程度まで均等化するのに充分な程、外気圧に対して高くなるまで、気密梱包スリーブによって封入された体積が増大し得るように、折り畳まれた領域によって実現される伸び代が選択されることが好ましく、梱包スリーブの材料は、この工程中には拡張も伸張もされず、梱包材料は、ごくわずかな力だけを吸収すればよい、または全く力を吸収しなくてもよい。
本発明の方法の特に好ましい実現化において、ベーリング・プレスで圧縮された直方体のフィルタ・トウ・ベールは、圧縮済みフィルタ・トウ・ベールを気密梱包スリーブで包装する前に、カバー・フィルム区分と下部フィルム区分との間で製造され、圧縮済みフィルタ・トウ・ベールを完全に封入する気密梱包スリーブは、2つのフィルム区分を接着または溶接することによって次の梱包ステップで製造されることが、提案される。
これに関して、梱包ステップにおいて、圧縮済みフィルタ・トウ・ベールの側面にスリーブ・フィルム区分を適用することが、特に考えられる。その後、スリーブ・フィルムの対向する端部領域が、面上で合わされて互いに連結される。それに加えて、スリーブ・フィルム区分の表面エリアは、圧縮済みフィルタ・トウ・ベールを完全に封入する気密梱包スリーブが、全体で最終的に形成されるように、下部フィルム区分およびカバー・フィルム区分に連結される。
この場合、スリーブ・フィルム区分の表面エリアの少なくとも80%、好ましくは少なくとも90%、特に少なくとも95%が、高度に密集したフィルタ・トウ材料に直接隣接する、したがって接触する、または高度に密集したフィルタ・トウ材料から15mm未満少なくとも離間するように、圧縮済みフィルタ・トウ・ベールの側面にスリーブ・フィルムを適用することが、特に好ましい。
これに関して、「スリーブ・フィルム区分の表面エリア」という用語は、スリーブ・フィルム区分が覆うエリアを指し、その区分は、ベーリング・プレスから解放された後のフィルタ・トウ・ベールの完成状態で、フィルタ・トウ材料の方向を向くまたはそれに接触している。「フィルタ・トウ材料に接触する」という用語は、梱包スリーブの少なくとも80%、好ましくは少なくとも90%、特に少なくとも95%が、高度に密集したフィルタ・トウ材料に直接隣接する、したがって接触する、または高度に密集したフィルタ・トウ材料から15mm未満少なくとも離間することを指す。
本発明の方法のこの実施形態では、スリーブ・フィルム区分が平坦なフィルムの形状で実現されるならば、特に有利である。
原則的には梱包スリーブは、最大ガス透過性が、具体的には23℃および75%相対湿度の空気中で実行された、DIN2000−07によるそれぞれの測定(出願日時点)において、10,000cm/(m×d×bar)、好ましくは約200cm/(m×d×bar)以下、特に約20cm/(m×d×bar)以下であるべきである。
梱包スリーブの材料は、引裂強度が、具体的にはDIN EN ISO 527−1「プラスチックの引張特性の試験法:通則」によるそれぞれの測定、またはDIN EN ISO 527−3「フィルムおよびシートの試験条件」による測定(それぞれ出願日時点)において、少なくとも10N/15mm、好ましくは少なくとも100N/15mm、特に少なくとも200N/15mmであるべきである。
これに関して、梱包スリーブの材料の引裂強度に関する前述の要件は、圧縮済みフィルタ・トウ・ベールを完全に封入する気密梱包スリーブで圧縮済みフィルタ・トウ・ベールが包装されるときに、梱包スリーブとしての役割を果たす材料にプレストレスを施すことが好ましいことから、必要なだけであり、そのプレストレスにより、梱包スリーブの少なくとも80%、好ましくは少なくとも90%、特に少なくとも95%が、高度に密集したフィルタ・トウ材料に直接隣接する、したがって接触する、または高度に密集したフィルタ・トウ材料から15mm未満少なくとも離間するように、圧縮済みフィルタ・トウ・ベールに梱包スリーブが適用され得ることに、留意すべきである。
梱包スリーブとしての役割を果たす材料の伸張性は、DIN EN ISO 527による測定(上記を参照)において1000mm/15mm以下になるべきである。長手方向の伸張10%における降伏強さは、DIN EN ISO 527による測定(上記を参照)において38〜47N/15mm以下になるべきである。
梱包スリーブは、フィルタ・トウ・ベールの輸送梱包でもあることが好ましいので、これに関して、梱包スリーブ材料の特定の穿刺抵抗が、DIN EN 14477(2004−06版)による0.8mmの軸を参照して、少なくとも8Nであるならば、特に有利である。
梱包スリーブとしての役割を果たす材料の前述した最大ガス透過性は、該当する場合には引用した最小穿刺抵抗と組み合わされて、ベーリング・プレスから解放された後のベール内部で(フィルタ・トウ材料の自己膨張により)生じる、外気圧に対する真空が、充分に長く維持されることを保証する。
これに関して、「充分に長く」とは、少なくとも24時間、および好ましくは、梱包済みベール材料をさらに加工するためにフィルタ・ロッド機械で梱包ベールが意図的に開封されるまで、を意味する。
しかし、例えばフィルタ・トウ材料をさらに加工するためにフィルタ・ロッド機械に輸送している間に、不注意によりベールの梱包スリーブに孔があいた場合にも、害のないことが判明した。しかし、フィルタ・ロッド機械でベールが意図的に開封されるまで、梱包スリーブの気密性がほぼ確保されていることが有利である。
これらの要件、特に引裂強度および伸張性に関する要件を満たすスリーブ・フィルム区分を用いるとき、圧縮済みフィルタ・トウ・ベールの側面にスリーブ・フィルム区分を適用した後に、スリーブ・フィルム区分にプレストレスを施すことが有利である。
このことは、少なくとも50N、特に少なくとも75Nの平均プレストレス力で実現されることが好ましい。このように、梱包スリーブ(特にスリーブ・フィルム区分)と圧縮済みフィルタ・トウ材料との間で梱包ステップにおいて、スリーブ・フィルム区分の20%以下がフィルタ・トウ材料に直接隣接しないことを、容易であるが効果的に確実にすることができる。
本発明の方法を実現化するための異なる選択肢の例が、添付図面を参照しながら以下に記述される。
高度に密集したフィルタ・トウ材料の梱包済みベールを製造するための本発明の方法の例示的な実施形態において、圧縮工程前にベーリング・プレスまたは充填缶にある、梱包されることになるフィルタ・トウ材料の概略図である。 具体的には図1aによる本発明の方法の例示的な実施形態において、ベーリング・プレスまたは充填缶内で圧縮された後の、梱包されることになるフィルタ・トウ材料の概略図である。 図1bによる圧縮済みフィルタ・トウ・ベールの側面に、スリーブ・フィルム区分を適用する様子を示す概略図である。 図に示される例示的な梱包方法において、スリーブ・フィルム区分の表面エリアを、下部フィルム区分およびカバー・フィルム区分に連結する様子を示す概略図である。
本発明の方法の例示的な実施形態において、フィルタ・トウ材料1は、図1aに概略的に示されるようにベーリング・プレス内に置かれる。フィルタ・トウ材料1は、例えば300〜400tの圧縮力を有するベーリング・プレス内で所望のパッキング寸法(図1bを参照)に圧縮される。
圧縮工程は、ベーリング・プレス内で圧縮されるフィルタ・トウ・ベールが、少なくとも250kg/mのパッキング密度、特に少なくとも300kg/mのパッキング密度を有するように、実行されることが好ましい。さらに、ベーリング・プレス内で圧縮されるフィルタ・トウ・ベールが、700kg/m以下のパッキング密度、特に600kg/m以下のパッキング密度を有するように、圧縮工程を実行することがさらに好ましい。
パッキング寸法、すなわちベーリング・プレス内で圧縮されるフィルタ・トウ・ベールの高さは、少なくとも700mmになることが好ましい。最初に述べたように、ベーリング・プレス内で圧縮済みフィルタ・トウ・ベールを製造することによって、フィルタ・トウ材料の弾性復元特性が低減されるように、フィルタ・トウ材料1が圧縮される。
図1aおよび図1bに概略的に示される実施形態では、ベーリング・プレスのプレス・ラム10、10’は、フィルタ・トウ材料をベーリング・プレス内に置く前、またはフィルタ・トウ材料をベーリング・プレスの充填缶内に置く前に、適宜用意される。図に概略的に示される実施形態では、ベーリング・プレス内でのフィルタ・トウ材料の圧縮が、カバー・フィルム区分11と、下部フィルム区分12との間で行われることが、特に提案される。
図に概略的に示される実施形態では、フィルタ・トウ材料を圧縮する前に、およびフィルタ・トウ材料を充填缶内に置く前に、この目的のために、充填缶の下部に下部フィルム区分12があしらわれている。圧縮されることになるフィルタ・トウ材料1は、このように用意された充填缶の中に、その後置かれる。
ベーリング・プレス上の充填缶下部を含む、満充填された充填缶の内容物をプレス・チャンバに押し込む前に、ベーリング・プレスの上側プレス・ラム10にも、同様にフィルム区分(カバー・フィルム区分11)があしらわれる。
カバーおよび下部フィルム区分11、12が含まれていることから、その後の下部およびカバー・フィルムは、フィルタ・トウ材料の圧縮前にすでに(ベールの上下に)正しく位置付けられている。
このように用意されたフィルタ・トウ材料1は、次いでベーリング・プレス内で圧縮されてフィルタ・トウ・ベールになる(図1bを参照)。実際の圧縮工程は、先行技術から知られている従来の圧縮工程に対応し、本明細書において開示される発明の一部ではない。
原則的には、ベーリング・プレス内でのフィルタ・トウ材料の圧縮が、事前定義されたプログラム順序に従って行われ、それにより、圧縮済みフィルタ・トウ・ベールの緩み復元成分が、事前定義されたまたは事前定義可能な事象順序に従って同様に低減されるならば、有利である。これに関して、フィルタ・トウ材料の緩み復元成分を充分に低減させるために、圧縮工程が少なくとも4分間、好ましくは少なくとも5分間、継続されるならば、有利である。
その結果、直方体形状の圧縮済みフィルタ・トウ・ベールは、図1bに概略的に示されるように、カバー・フィルム区分11と下部フィルム区分12との間で、ベーリング・プレス内で製造される。その後のステップで、圧縮済みフィルタ・トウ・ベールは、圧縮済みフィルタ・トウ・ベールを完全に封入する気密梱包スリーブで包装される。
図1cの概略図によれば、スリーブ・フィルム区分13はこの目的のために、本発明の方法の例示的な実施形態においては圧縮済みフィルタ・トウ・ベールの側面に適用され、スリーブ・フィルム区分13は、2つの対向する端部領域をもつ表面エリアを有する。その後、スリーブ・フィルム区分13の対向する端部領域が、面上で合わされて互いに連結される。
さらに、スリーブ・フィルム区分13の表面エリアは、図1dに概略的に示されるように、下部フィルム区分12およびカバー・フィルム区分11に連結される。スリーブ・フィルム区分13の端部領域同士の連結、ならびにスリーブ・フィルム区分13の表面エリアと下部フィルム区分12およびカバー・フィルム区分11との連結は、圧縮済みフィルタ・トウ・ベールを完全に封入する気密梱包スリーブが、全体で最終的に形成されるように、生成される。
図に概略的に示される本発明の方法では、スリーブ・フィルム区分13の表面エリアの少なくとも80%、好ましくは少なくとも90%、特に少なくとも95%が、高度に密集したフィルタ・トウ材料に直接隣接する、したがって接触する、または高度に密集したフィルタ・トウ材料から15mm未満少なくとも離間するように、圧縮済みフィルタ・トウ・ベールの側面にスリーブ・フィルム区分13が適用される。
ベール破裂のリスクを低減させるために、ベーリング・プレスで製造される圧縮済みフィルタ・トウ・ベールが、輸送パレット、特にユーロプール・パレットの寸法に適合した、少なくとも6,500cm、好ましくは少なくとも8,500cmの大きさがある好ましくは矩形の底部と、少なくとも75cm、好ましくは少なくとも85cmの高さ(パッキング寸法)とを有する直方体形状を有するならば、特に有利である。例示的な実施形態では、ベーリング・プレスで製造されるこれらの寸法を有する圧縮済みフィルタ・トウ・ベールは、少なくとも300kg/mのベール密度を有する。
本明細書において使用される「輸送パレットの寸法」という用語は、特に一般に使用される輸送パレットの寸法を指す。これは特に、標準コンテナ寸法に適合された、ユーロプール・パレットなどの輸送パレットに関する。
ユーロプール・パレットは、400mm×600mmの基本モジュールに基づいている。このサイズのパレットは、「1/4ユーロプール・パレット」とも呼ばれ、いわゆるVDAボックスのサイズに対応する。長年にわたって一般に使用されている木製のユーロプール・パレットEURは、800×1200×144mmの大きさがある。800mm×600mmのサイズを有するこれらの半分のユーロプール・パレットは、ディスプレイ・パレットとも呼ばれる。EPALでは、それらは「EUR6パレット」と呼ばれ、デュッセルドルフ・パレットとも呼ばれる。
いわゆる工業パレット(1000×1200×144mm)はわずかに大きく、また幅広く使用されており、これらの工業パレットは、「EUR3パレット」として、または強化された形態の「EUR2パレット」として、EPALによりそれぞれ標準化されている。
大型の非標準的なパレットは、工業サイズの2倍のサイズを有することが多く、すなわち、2000×1200mmまたは2000×1250mmの大きさがある。
アメリカ大陸、および中国の一部でも一般に使用されているパレットは、48×40インチのサイズを有し、すなわちそれらは、1219.2mm×1016mmの大きさがあり、したがって、工業パレット(1,200mm×1,000mm)にほぼ対応し、アジアでは、1,100mm×1,100mmまたは1,140mm×1,140mmのサイズのパレットが一般的に使用されている。
この例示的な実施形態では、温度20℃において、スリーブ・フィルム区分13、カバー・フィルム区分11、および下部フィルム区分12によって封入される体積内に含まれる空気が、合わせて650リットル以下、好ましくは450リットル以下、特に400リットル以下になるように、圧縮済みフィルタ・トウ・ベールの側面にスリーブ・フィルム区分13が適用される。
記述の概略部分ですでに述べたように、気密封入されたベールをベーリング・プレスから解放した後のベール破裂のリスクは、それにより、1%よりも相当少なくなるまで効果的に低減される。
フィルタ・トウ材料の圧縮前に、下部フィルム区分12およびカバー・フィルム区分11がベーリング・プレスにあしらわれ、その後圧縮済みベールの側面にスリーブ・フィルム区分13が適用される、図に概略的に示される例示的な実施形態では、温度20℃において、スリーブ・フィルム区分の表面エリアと高度に密集したフィルタ・トウ材料との間に封入される空気が、50リットル以下、好ましくは30リットル以下、特に10リットル以下になるように、圧縮済みフィルタ・トウ・ベールの側面にスリーブ・フィルム区分が適用されるならば、有利である。
このことは、例えば少なくとも50N、好ましくは少なくとも75Nの平均適用プレストレスで、圧縮済みフィルタ・トウ・ベールの側面にスリーブ・フィルム区分13を適用することによって、実現することができる。この適用プレストレスは、ひずみゲージまたは同様のセンサによって容易に制御および監視することができる。
図に概略的示される実施形態において気密梱包スリーブを形成するために、スリーブ・フィルム区分13の対向する端部領域が面上で合わされるときに形成される鉛直方向の重複領域に、鉛直方向に延在する溶接シーム、特にひれ付きシームを生成することが提案される。
その後、スリーブ・フィルム区分には、鉛直方向に延在する溶接シームの方向にプレストレスが施され、クランプまたは同様の固定手段を用いて、特に一時的に、スリーブ・フィルム区分が固定される。例示的な実施形態では、その後、スリーブ・フィルム区分13の上端領域と、カバー・フィルム区分11の周縁領域との間に、周囲水平方向重複領域を生成することが提案される。スリーブ・フィルム区分13の下端領域と、下部フィルム区分12の周縁領域との間の周囲水平方向重複領域が、同じく生成される。次いで周囲溶接シーム、特にひれ付きシームが、周囲水平方向重複領域にそれぞれ生成される。
この場合、鉛直方向に延在する溶接シーム、および周囲水平方向重複領域の周囲溶接シームは、下部フィルム区分12、カバー・フィルム区分11、およびスリーブ・フィルム区分13が全体で、圧縮済みフィルタ・トウ・ベールを完全に封入する気密梱包スリーブを形成するように、生成される。
周囲水平方向重複領域を生成するために、カバー・フィルム区分11および下部フィルム区分12のそれぞれの縁部領域が、外向きにベールから離れるように引き出されるならば、有利である。
例示的な実施形態によれば、鉛直方向の重複領域が、好ましくはフィルタ・トウ・ベールの2つの鉛直方向に延在する隅縁部間の中央に配置されるように、フィルタ・トウ・ベールの側面にスリーブ・フィルム区分13が適用される。次いで、鉛直な溶接シームの方向にスリーブ・フィルム区分13にプレストレスを施すために、スリーブ・フィルム区分13のフィルム材料が、好ましくは鉛直な溶接シームの方向に手動で変位され得、それにより重複領域が水平方向に拡大される。これに関して、スリーブ・フィルム区分13に、少なくとも50N、特に少なくとも75Nの平均プレストレス力でプレストレスが施されるならば、有利である。このプレストレスは、例えばそれに対応して配置されたひずみゲージで、容易に監視され得る。
本発明の方法により、周囲水平方向重複領域に周囲溶接シームを生成するとき、事前定義されたまたは事前定義可能なベールからの最短距離で、それぞれの周囲水平方向重複領域に周囲溶接シームを生成することが有利である。この事前定義されたまたは事前定義可能な最短距離は、2〜20cmの範囲、好ましくは5〜10cmの範囲にある。ベールと溶接シームとの間のこの距離は、ベーリング・プレスからベールが解放されたときに、完成したベールが梱包区分にストレスを加えることなく膨張することができる寸法を、最終的には表している。
したがって、一般的には、周囲溶接シームとベールとの間の事前定義されたまたは事前定義可能な最短距離は、ベーリング・プレスから解放された後の圧縮済みフィルタ・トウ材料の弾性復元特性に応じて選択されるべきである。
圧縮済みフィルタ・トウ・ベールは、気密梱包された後で、ベーリング・プレスから解放される。フィルタ・トウ材料の段階的な膨張を可能にするために、ベーリング・プレスの上側プレス板と下側プレス板の間の距離を段階的に広げることによって、これを実現させることが好ましい。ストレスのピークがこれにより防止される。
これに関して、上側プレス板と下側プレス板の間の距離が、第1のステップでは10〜35mm、好ましくは15〜30mm、特に20〜25mmだけ広げられるならば、有利である。次いで、上側プレス板と下側プレス板の間の距離が、第2のステップで少なくとも1,200mmまで広げられ、これは第1のステップから一定の時間が経過してから実行される。
図に概略的に示される梱包方法の特徴は、以下のように簡単にまとめることができる。
ステップi)ベーリング・プレス内で直方体形状の圧縮済みフィルタ・トウ・ベールを製造する、
ステップii)圧縮済みフィルタ・トウ・ベールを完全に封入する気密梱包スリーブで、圧縮済みフィルタ・トウ・ベールを包装する、
ステップiii)気密梱包スリーブで完全に封入されたフィルタ・トウ・ベールを、ベーリング・プレスから解放する。
本発明によれば、梱包スリーブの少なくとも80%、好ましくは少なくとも90%、特に少なくとも95%が、高度に密集したフィルタ・トウ材料に直接隣接する、したがって接触する、または高度に密集したフィルタ・トウ材料から15mm未満少なくとも離間するように、圧縮済みフィルタ・トウ・ベールに梱包スリーブがステップii)において適用されることが提案される。
これに関して、温度20℃において、スリーブ・フィルム区分13の表面エリアと高度に密集したフィルタ・トウ材料との間に封入される空気が、50リットル以下、好ましくは30リットル以下、特に10リットル以下になるように、圧縮済みフィルタ・トウ・ベールの周りに梱包スリーブがステップii)において適用されるならば、特に有利である。
本発明の梱包方法の好ましい実現化において、ベーリング・プレスで圧縮されるフィルタ・トウ・ベールは、ステップi)において、少なくとも6,500cm、好ましくは少なくとも8,500cmの大きさがある好ましくは矩形の底部と、少なくとも75cm、好ましくは少なくとも85cmの高さとを有する直方体形状を有しており、特にフィルタ・トウ・ベールは、ステップi)において、ベーリング・プレスで圧縮されるフィルタ・トウ・ベールが、少なくとも300kg/mのベール密度を有するように、製造される。
これに関して、温度20℃において、梱包スリーブによって封入される体積内に含まれる空気が、合わせて650リットル以下、好ましくは450リットル以下、特に400リットル以下になるように、圧縮済みフィルタ・トウ・ベールに梱包スリーブが次いでステップii)において適用されるならば、有利である。
その代わりに、またはそれに加えて、ベーリング・プレスで圧縮された直方体形状のフィルタ・トウ・ベールが、ステップi)において、カバー・フィルム区分11と下部フィルム区分12との間で製造され、圧縮済みフィルタ・トウ・ベールを完全に封入する気密梱包スリーブが、その後、2つのフィルム区分を合わせて接着するまたは溶接することによってステップii)で製造されることも考えられる。
図に概略的に示される梱包方法にも組み込まれている本発明の態様によれば、ベーリング・プレスで圧縮された直方体形状のフィルタ・トウ・ベールが、ステップi)において、カバー・フィルム区分11と下部フィルム区分12との間で製造されることが提案される。それに続くステップii)に関して、このステップが、以下の手順を備えることが提案される。すなわち、
a)圧縮済みフィルタ・トウ・ベールの側面にスリーブ・フィルム区分13を適用することであって、スリーブ・フィルム区分13は、2つの対向する端部領域をもつ表面エリアを有する、適用するステップ、
b)スリーブ・フィルム区分13の対向する端部領域を面上で合わせるステップ、および
c)圧縮済みフィルタ・トウ・ベールを完全に封入する気密梱包スリーブが最終的に全体で形成されるように、スリーブ・フィルム区分13の対向する端部領域を互いに連結し、スリーブ・フィルム区分13の表面エリアを、下部フィルム区分12およびカバー・フィルム区分11に連結するステップ、である。
本発明の梱包方法のこの例示的な実施形態の拡充によれば、ベーリング・プレスで圧縮されるフィルタ・トウ・ベールは、ステップi)において、少なくとも6,500cm、好ましくは少なくとも8,500cmの大きさがある好ましくは矩形の底部と、少なくとも75cm、好ましくは少なくとも85cmの高さとを有する直方体形状を有し、フィルタ・トウ・ベールは、ステップi)において、ベーリング・プレスで圧縮されるフィルタ・トウ・ベールが、少なくとも300kg/mのベール密度を有するように製造されることが、提案される。
これに関して、温度20℃において、スリーブ・フィルム区分13、カバー・フィルム区分11、および下部フィルム区分12によって封入される体積内に含まれる空気が、合わせて650リットル以下、好ましくは450リットル以下、特に400リットル以下になるように、圧縮済みフィルタ・トウ・ベールの側面にスリーブ・フィルム区分13がステップa)において適用されることが、提案される。
その代わりに、またはそれに加えて、温度20℃において、スリーブ・フィルム区分13の表面エリアと高度に密集したフィルタ・トウ材料との間に封入される空気が、50リットル以下、好ましくは30リットル以下、特に10リットル以下になるように、圧縮済みフィルタ・トウ・ベールの側面にスリーブ・フィルム区分13がステップa)において適用されることも、考えられる。
この目的のために、少なくとも50N、特に少なくとも75Nの平均適用プレストレスで、圧縮済みフィルタ・トウ・ベールの側面の周りにスリーブ・フィルム区分13がステップa)において適用されることが、特に提案される。
後者の実施形態の拡充によれば、ステップii)は、さらに以下の手順を備えることが提案される。すなわち、
d)スリーブ・フィルム区分13の対向する端部領域が面上で合わされるときに形成される鉛直方向の重複領域に、鉛直方向に延在する溶接シーム、特にひれ付きシームを生成するステップ、
e)鉛直方向に延在する溶接シームの方向に、スリーブ・フィルム区分13にプレストレスを施し、プレストレスが施された状態でスリーブ・フィルム区分13を、特に一時的に固定するステップ、
f)スリーブ・フィルム区分13の上端領域と、カバー・フィルム区分11の周縁領域との間に周囲水平方向重複領域を生成し、スリーブ・フィルム区分13の下端領域と、下部フィルム区分12の周縁領域との間に周囲水平方向重複領域を生成するステップ、および
g)周囲溶接シーム、特にひれ付きシームを、周囲水平方向重複領域にそれぞれ生成するステップ、である。
これに関して、鉛直方向に延在する溶接シーム、および周囲水平方向重複領域の周囲溶接シームは、下部フィルム区分12、カバー・フィルム区分11、およびスリーブ・フィルム区分13が、圧縮済みフィルタ・トウ・ベールを完全に封入する気密梱包スリーブを形成するように、生成されることが、特に提案される。
周囲水平方向重複領域をステップf)において生成するために、カバー・フィルム区分11および下部フィルム区分12のそれぞれの縁部領域が、外向きにベールから離れるように引き出されることが好ましい。他方では、少なくとも50N、特に少なくとも75Nの平均プレストレス力で、スリーブ・フィルム区分13にステップe)においてプレストレスが施されるのであれば、それも有利である。
後者の実施形態の好ましい実現化において、鉛直方向の重複領域が、好ましくはフィルタ・トウ・ベールの2つの鉛直方向に延在する隅縁部間の中央に配置されるように、フィルタ・トウ・ベールの側面にスリーブ・フィルム区分13がステップa)において適用され、次いで鉛直な溶接シームの方向にスリーブ・フィルム区分13にプレストレスを施すために、スリーブ・フィルム区分13のフィルム材料が、好ましくは鉛直な溶接シームの方向に手動で変位され、それにより重複領域が水平方向に拡大されることが、提案される。
原則的には、事前定義されたまたは事前定義可能なベールからの最短距離で、周囲水平方向重複領域に周囲溶接シームがステップg)において生成されるのであれば、有利である。この事前定義されたまたは事前定義可能な最短距離は、2〜20cmの範囲、好ましくは5〜10cmの範囲にあるべきである。周囲溶接シームとベールとの間のこの事前定義されたまたは事前定義可能な最短距離は、ベーリング・プレスから解放された後の圧縮済みフィルタ・トウ材料の弾性復元特性に応じて選択されるべきである。
後者の実施形態の好ましい実現化によれば、スリーブ・フィルム区分13は、ステップe)において、具体的には鉛直方向の重複領域の上に横方向に折り畳まれ、折り畳まれた重複領域をベール上に、好ましくは粘着テープまたは同様の取り外し可能な固定手段で固定することによって、プレストレスが施された状態で、特に一時的に固定されることが、提案される。
その代わりに、またはそれに加えて、スリーブ・フィルム区分13が、ステップa)において、水平方向に一定のプレストレスのある状態で、フィルタ・トウ・ベールの側面に適用されるのであれば、それも有利である。これに関して、スリーブ・フィルム区分13が、ステップa)において、カバー・フィルム区分11および下部フィルム区分12に対して位置付けられ、位置付けられた状態で一時的に固定されることが、特に考えられる。スリーブ・フィルム区分13を位置付け、一時的に固定するために、スリーブ・フィルム区分13の上側および/または下側縁部領域が、拘束具によってベーリング・プレスに保持されることが好ましい。
これに関して、ベーリング・プレスが、上側および下側プレス板を特徴としており、それらの間で圧縮済みフィルタ・トウ・ベールがステップi)において製造され、スリーブ・フィルム区分13を位置付け、一時的に固定するために、ベーリング・プレスの上側プレス板に配置された拘束具によって、スリーブ・フィルム区分13の上縁領域が保持される、特にクランプされるならば、特に有利である。この場合、一時的に固定されたスリーブ・フィルム区分13は、特にステップf)において周囲水平方向重複領域が生成される直前に、解放されるべきである。
本発明の態様によれば、ステップi)は、以下の手順を備える。すなわち、
− 充填缶の下部に下部フィルム区分12をあしらうことによって、充填缶を用意するステップ、
− プレス・ラム10にカバー・フィルム区分11をあしらうことによって、ベーリング・プレスのプレス・ラム10を用意するステップ、
− 梱包されることになるフィルタ・トウ材料を、用意された充填缶の中に置くステップ、および
− 用意されたプレス・ラム10を、上方から充填缶の中に移動させることによって、用意された充填缶の中に置かれたフィルタ・トウ材料を圧縮するステップ、である。
その代わりに、ステップi)が以下の手順を備えることが考えられる。すなわち、
− プレス・ヨークにカバー・フィルム区分11をあしらうことによって、静止プレス・ヨークを用意するステップ、
− プレス・ラム10’に下部フィルム区分12をあしらうことによって、ベーリング・プレスのプレス・ラム10’を用意するステップ、
− 用意されたプレス・ヨークとプレス・ラム10’の間に、梱包されることになるフィルタ・トウ材料を配置するステップ、および
− 用意されたプレス・ラム10’を、下方からプレス・ヨークの方向に変位させることによって、フィルタ・トウ材料を圧縮するステップ、である。
ステップiii)に関して、ベーリング・プレスが、上側および下側プレス板を特徴としており、上側プレス板と下側プレス板の間の距離を段階的に広げることによって、ベーリング・プレスからフィルタ・トウ・ベールが解放されることが、特に提案される。これに関して、上側プレス板と下側プレス板の間の距離が、第1のステップでは10〜35mm、好ましくは15〜30mm、特に20〜25mmだけ広げられることが、特に提案される。次いで、上側プレス板と下側プレス板の間の距離は、第2のステップで少なくとも1,200mmまで広げられ、これは第1のステップから一定の時間が経過してから実行される。
ステップii)で気密梱包スリーブによって完全に封入されたフィルタ・トウ・ベールを解放する前に、少なくとも300kg/mのベール密度が実現されるように、少なくとも180s、特に少なくとも250sの間、ベーリング・プレス内でフィルタ・トウ・ベールを圧縮することが、特に有利である。これにより、フィルタ・トウ材料の弾性復元特性が充分に低減されることが確実になる。本発明は、図に示された本発明の梱包方法の例示的な実施形態に限定されるものではなく、本明細書において開示されるあらゆる特徴の概要から生じるものである。
本発明は、本発明の方法により製造される、少なくとも250kg/mの梱包密度を有する立方体形状のフィルタ・トウ・ベールにも関する。
本願が参照する任意の特許、特許出願、および公報の内容が、抵触によって本願の定義があいまいになるという趣旨で、本願の内容に抵触する場合には、本願が優先権を有する。

Claims (15)

  1. 高度に密集したフィルタ・トウ材料の梱包済みベールを製造するための方法であって、
    i)ベーリング・プレス内で直方体形状の圧縮済みフィルタ・トウ・ベールを製造するステップと、
    ii)前記ベーリング・プレス内で、該圧縮済みフィルタ・トウ・ベールを完全に封入する気密梱包スリーブで、該圧縮済みフィルタ・トウ・ベールを包装するステップとを備え、
    該梱包スリーブの少なくとも80%、該高度に密集したフィルタ・トウ材料に直接隣接する、したがって接触する、または該高度に密集したフィルタ・トウ材料から15mm未満少なくとも離間するように、該圧縮済みフィルタ・トウ・ベールに該梱包スリーブがステップii)において適用され
    前記梱包済みフィルタ・トウ・ベールが前記ベーリング・プレスから解放された後に、前記梱包スリーブによって封入された前記体積が、該梱包スリーブの材料を拡張または伸張させることなく、少なくとも32リットルだけ増大し得るように、前記圧縮済みフィルタ・トウ・ベールが該梱包スリーブでステップii)において包装される、方法。
  2. 温度20℃において、前記梱包スリーブと前記高度に密集したフィルタ・トウ材料との間に封入される空気が、50リットル以下なるように、前記圧縮済みフィルタ・トウ・ベールの周りに該梱包スリーブがステップii)において適用される、請求項1記載の方法。
  3. 前記ベーリング・プレスで圧縮される前記フィルタ・トウ・ベールが、ステップi)において、輸送パレット寸法に適合した、少なくとも6,500cm 大きさがある形の底部と、少なくとも75cm高さとを有する直方体形状を有し、該ベーリング・プレスで圧縮される該フィルタ・トウ・ベールが、少なくとも300kg/mのベール密度を有するように、該フィルタ・トウ・ベールがステップi)において製造され、温度20℃において、前記梱包スリーブによって封入される体積内に含まれる空気が、合わせて650リットル以下なるように、該圧縮済みフィルタ・トウ・ベールに該梱包スリーブがステップii)において適用される、請求項1または2記載の方法。
  4. 前記ベーリング・プレスで圧縮される直方体形状の前記フィルタ・トウ・ベールが、ステップi)において、少なくとも1つのカバー・フィルム区分と1つの下部フィルム区分との間で製造され、前記圧縮済みフィルタ・トウ・ベールを完全に封入する前記気密梱包スリーブが、ステップii)において、該フィルム区分を合わせて接着するまたは溶接することによって生成される、請求項1からのいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記ベーリング・プレスで圧縮される直方体形状の前記フィルタ・トウ・ベールが、ステップi)において、カバー・フィルム区分と下部フィルム区分との間で製造され、ステップii)が、
    a)前記圧縮済みフィルタ・トウ・ベールの側面にスリーブ・フィルム区分を適用することであって、該スリーブ・フィルム区分が、2つの対向する端部領域をもつ表面エリアを有する、適用するステップと、
    b)該スリーブ・フィルム区分の該対向する端部領域を合わせるステップと、
    c)該圧縮済みフィルタ・トウ・ベールを完全に封入する気密梱包スリーブが最終的に全体で生成されるように、該スリーブ・フィルム区分の該対向する端部領域同士を互いに連結し、該スリーブ・フィルム区分の該表面エリアを、該下部フィルム区分および該カバー・フィルム区分に連結するステップ、
    という手順を備え、
    該スリーブ・フィルム区分の該表面エリアの少なくとも80%、前記高度に密集したフィルタ・トウ材料に直接隣接する、したがって接触する、または該高度に密集したフィルタ・トウ材料から15mm未満少なくとも離間するように、該圧縮済みフィルタ・トウ・ベールの該側面に該スリーブ・フィルム区分がステップa)において適用され、該スリーブ・フィルム区分が、平坦なフィルムの形状で実現される、請求項1からのいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記ベーリング・プレスで圧縮される直方体形状の前記フィルタ・トウ・ベールが、ステップi)において、輸送パレット寸法に適合した、少なくとも6,500cm 大きさがある形の底部と、少なくとも75cm高さとを有する直方体形状を有し、
    該ベーリング・プレスで圧縮される該フィルタ・トウ・ベールが、少なくとも300kg/mのベール密度を有するように、該フィルタ・トウ・ベールがステップi)において製造され、
    温度20℃において、前記スリーブ・フィルム区分、前記カバー・フィルム区分、および前記下部フィルム区分によって封入される体積内に含まれる空気が、合わせて650リットル以下なるように、前記圧縮済みフィルタ・トウ・ベールの前記側面に前記梱包スリーブがステップii)において適用される、請求項記載の方法。
  7. 温度20℃において、前記スリーブ・フィルム区分の前記表面エリアと前記高度に密集したフィルタ・トウ材料との間に封入される空気が、50リットル以下なるように、前記圧縮済みフィルタ・トウ・ベールの前記側面に該スリーブ・フィルム区分がステップa)において適用される、請求項5または6記載の方法。
  8. 前記スリーブ・フィルム区分が、ステップa)において、少なくとも50N平均適用プレストレスで、前記圧縮済みフィルタ・トウ・ベールの前記側面に適用される、請求項からのいずれか一項に記載の方法。
  9. ステップii)が、
    d)前記スリーブ・フィルム区分の前記対向する端部領域が面上で合わされるときに形成される鉛直方向の重複領域に、鉛直方向に延在する溶接シーム生成するステップと、
    e)該鉛直方向に延在する溶接シームの方向に、該スリーブ・フィルム区分にプレストレスを施し、プレストレスが施された状態で該スリーブ・フィルム区分固定するステップと、
    f)該スリーブ・フィルム区分の上端領域と、前記カバー・フィルム区分の周縁領域との間に周囲水平方向重複領域を生成し、該スリーブ・フィルム区分の下端領域と、前記下部フィルム区分の周縁領域との間に、周囲水平方向重複領域を生成するステップと、
    g)該周囲水平方向重複領域に、周囲溶接シーム、それぞれ生成するステップという手順をさらに備え、
    前記圧縮済みフィルタ・トウ・ベールを完全に封入する気密梱包スリーブを、該下部フィルム区分、該カバー・フィルム区分、および該スリーブ・フィルム区分が形成するように、該鉛直方向に延在する溶接シーム、および該周囲水平方向重複領域の該周囲溶接シームが生成され、該スリーブ・フィルム区分に、ステップe)において、少なくとも50N平均プレストレス力で、レストレスが施される、請求項からのいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記周囲溶接シームがステップg)において、記ベールから2〜20cmの範囲の最短距離で前記周囲水平方向重複領域に生成されおよび/または該周囲溶接シームと該ベールとの間の短距離は、前記ベーリング・プレスから解放された後の前記圧縮済みフィルタ・トウ材料の弾性復元特性に依存する、請求項記載の方法。
  11. 前記スリーブ・フィルム区分が、ステップa)において、水平方向に一定のプレストレスのある状態で、前記フィルタ・トウ・ベールの前記側面に適用される、請求項から10のいずれか一項に記載の方法。
  12. ステップi)が、
    前記下部フィルム区分を充填缶の下部にあしらうことによって、該充填缶を用意するステップと、
    前記カバー・フィルム区分をプレス・ラムにあしらうことによって、前記ベーリング・プレスの該プレス・ラムを用意するステップと、
    梱包されることになる前記フィルタ・トウ材料を、用意された該充填缶の中に置くステップと、
    該ベーリング・プレス内の用意された該充填缶の中に置かれた該フィルタ・トウ材料を圧縮するステップとを備え、
    またはステップi)が、
    該カバー・フィルム区分をプレス・ヨークにあしらうことによって、該静止プレス・ヨークを用意するステップと、
    該下部フィルム区分をプレス・ラムにあしらうことによって、該ベーリング・プレスの該プレス・ラムを用意するステップと、
    用意された該プレス・ヨークと該プレス・ラムの間に、梱包されることになる該フィルタ・トウ材料を配置するステップと、
    用意された該プレス・ラムを、下方から該プレス・ヨークの方向に変位させることによって、該フィルタ・トウ材料を圧縮するステップとを備える、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記カバー・フィルム区分および/もしくは前記下部フィルム区分が、平坦なフィルム形状で実現され、ならびに/または該カバー・フィルム区分および該下部フィルム区分が、前記圧縮済みフィルタ・トウ・ベールの周囲水平方向縁部の長さよりも少なくとも10c長い縁部の長さを有する矩形の平坦なフィルムの形状で、それぞれ実現される、請求項12記載の方法。
  14. 前記梱包スリーブが、ポリエチレン、DPE、または変性ポリエチレン(LLDPE)を備えるプラスチック材料の少なくとも1つのフィルム区分を特徴とる、請求項1から13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 請求項1から14のいずれか一項に記載の方法によりフィルタ・トウ・ベールが製造されることを特徴とする直方体形状の梱包済み前記フィルタ・トウ・ベール。
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