JP6603137B2 - 紙葉類処理装置 - Google Patents

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Description

ここに開示する技術は、紙幣等の紙葉類を処理する紙葉類処理装置に関する。
特許文献1には、紙幣端縁の整列装置の構成が開示されている。この装置では、紙幣集積部の制御に関し、載置部材上に積層された紙幣の端縁を整列させるための可動整列手段を、紙幣の金種に応じて位置変更している。
特許第2662914号公報
ところが、特許文献1に記載の装置は、可動整列手段の位置を、紙幣の金種に応じて変更するのみであり、その他の載置部材や搬送機構については、設定変更はなされていない。また、紙幣の金種以外の条件、例えば、装置の使用環境や使用状況に関しても、考慮されていない。すなわち、紙幣集積部の制御に関して、様々な条件に応じた柔軟な最適設定を実現できていない。
ここに開示する技術は、かかる点に鑑みてなされたものであり、紙葉類処理装置において、紙葉類集積部の制御に関して、様々な条件に応じて、柔軟な設定を可能にすることを目的とする。
ここに開示する技術は、紙葉類集積部を備えた、または、紙葉類集積部を着脱可能な紙葉類処理装置であって、前記紙葉類集積部の動作に関する複数種類の設定項目についてそれぞれ設定値を定めた制御パターンを記憶するとともに、前記紙葉類集積部と前記制御パターンとの対応関係を記憶する記憶部と、前記記憶部を参照し、前記紙葉類集積部を、これに対応する前記制御パターンに従って、動作させる制御部と、所定の条件に基づいて、前記記憶部に記憶されている、前記制御パターンの内容、および、前記対応関係のうち少なくともいずれか一方を、設定する設定部とを備えている。そして、前記紙葉類集積部は、上下移動可能な集積台上に紙葉類を積層させる構成を有し、前記制御パターンは、前記設定項目として、前記集積台の待機位置、紙葉類集積時における前記集積台の位置、並びに、前記集積台を上下に動作させる圧縮動作の頻度および回数、のうち少なくとも1つを含む。
この構成によると、紙葉類集積部の動作に関する複数種類の設定項目についてそれぞれ設定値を定めた制御パターンが、記憶部に記憶されている。また、紙葉類集積部と制御パターンとの対応関係も、記憶部に記憶されている。そして、制御部は、記憶部を参照し、紙葉類集積部を、これに対応する制御パターンに従って動作させる。そして、設定部は、記憶部に記憶されている、制御パターンの内容、および、紙葉類集積部と制御パターンとの対応関係のうち少なくともいずれか一方を、所定の条件に基づいて、設定する。これにより、紙葉類集積部の制御に用いられる複数種類の設定項目についての設定値が、所定の条件に基づいて設定されるので、紙葉類集積部の制御に関して、様々な条件に応じた柔軟な設定が可能になる。
また、ここに開示する技術は、紙葉類集積部を備えた、または、紙葉類集積部を着脱可能な紙葉類処理装置であって、前記紙葉類集積部の動作に関する複数種類の設定項目についてそれぞれ設定値を定めた制御パターンを記憶するとともに、前記紙葉類集積部と前記制御パターンとの対応関係を記憶する記憶部と、前記記憶部を参照し、前記紙葉類集積部を、これに対応する前記制御パターンに従って、動作させる制御部と、所定の条件に基づいて、前記記憶部に記憶されている、前記制御パターンの内容、および、前記対応関係のうち少なくともいずれか一方を、設定する設定部とを備えている。そして、前記制御パターンは、前記設定項目として、紙葉類繰出時における、繰出不良検知の有効/無効、および、繰出不良検知の検知時間、のうち少なくとも1つを含む。
この構成によると、紙葉類集積部の動作に関する複数種類の設定項目についてそれぞれ設定値を定めた制御パターンが、記憶部に記憶されている。また、紙葉類集積部と制御パターンとの対応関係も、記憶部に記憶されている。そして、制御部は、記憶部を参照し、紙葉類集積部を、これに対応する制御パターンに従って動作させる。そして、設定部は、記憶部に記憶されている、制御パターンの内容、および、紙葉類集積部と制御パターンとの対応関係のうち少なくともいずれか一方を、所定の条件に基づいて、設定する。これにより、紙葉類集積部の制御に用いられる複数種類の設定項目についての設定値が、所定の条件に基づいて設定されるので、紙葉類集積部の制御に関して、様々な条件に応じた柔軟な設定が可能になる。
また、前記紙葉類処理装置は、紙葉類として、紙幣を処理するものであり、前記設定部は、前記所定の条件として、当該紙葉類集積部に集積される紙幣の金種を用いる、としてもよい。
この構成によると、集積される紙幣の金種に基づいて、紙葉類集積部の制御に用いられる複数種類の設定項目について、設定値を設定することが可能になる。
また、ここに開示する技術は、紙葉類集積部を備えた、または、紙葉類集積部を着脱可能な紙葉類処理装置であって、前記紙葉類集積部の動作に関する複数種類の設定項目についてそれぞれ設定値を定めた制御パターンを記憶するとともに、前記紙葉類集積部と前記制御パターンとの対応関係を記憶する記憶部と、前記記憶部を参照し、前記紙葉類集積部を、これに対応する前記制御パターンに従って、動作させる制御部と、所定の条件に基づいて、前記記憶部に記憶されている、前記制御パターンの内容、および、前記対応関係のうち少なくともいずれか一方を、設定する設定部とを備えている。そして、前記設定部は、前記所定の条件として、前記紙葉類集積部におけるエラー履歴を用いるものであり、前記エラー履歴が示す不良発生度合が所定の基準を超えたとき、前記紙葉類集積部に対応する前記制御パターンの内容を補正する
この構成によると、紙葉類集積部の動作に関する複数種類の設定項目についてそれぞれ設定値を定めた制御パターンが、記憶部に記憶されている。また、紙葉類集積部と制御パターンとの対応関係も、記憶部に記憶されている。そして、制御部は、記憶部を参照し、紙葉類集積部を、これに対応する制御パターンに従って動作させる。そして、設定部は、記憶部に記憶されている、制御パターンの内容、および、紙葉類集積部と制御パターンとの対応関係のうち少なくともいずれか一方を、所定の条件に基づいて、設定する。これにより、紙葉類集積部の制御に用いられる複数種類の設定項目についての設定値が、所定の条件に基づいて設定されるので、紙葉類集積部の制御に関して、様々な条件に応じた柔軟な設定が可能になる。そして、不良発生度合が所定の基準を超えたとき、紙葉類集積部に対応する制御パターンの内容を補正することが可能になる。
さらに、前記エラー履歴は、紙葉類繰出時に生じた繰出不良、および、紙葉類集積時に生じた集積不良のうち少なくとも1つを含む、としてもよい。
また、ここに開示する技術は、紙葉類集積部を備えた、または、紙葉類集積部を着脱可能な紙葉類処理装置であって、前記紙葉類集積部の動作に関する複数種類の設定項目についてそれぞれ設定値を定めた制御パターンを記憶するとともに、前記紙葉類集積部と前記制御パターンとの対応関係を記憶する記憶部と、前記記憶部を参照し、前記紙葉類集積部を、これに対応する前記制御パターンに従って、動作させる制御部と、所定の条件に基づいて、前記記憶部に記憶されている、前記制御パターンの内容、および、前記対応関係のうち少なくともいずれか一方を、設定する設定部とを備えている。そして、前記設定部は、前記所定の条件として、当該紙葉類処理装置の動作環境における温度および湿度のうち少なくとも1つを用いる
この構成によると、紙葉類集積部の動作に関する複数種類の設定項目についてそれぞれ設定値を定めた制御パターンが、記憶部に記憶されている。また、紙葉類集積部と制御パターンとの対応関係も、記憶部に記憶されている。そして、制御部は、記憶部を参照し、紙葉類集積部を、これに対応する制御パターンに従って動作させる。そして、設定部は、記憶部に記憶されている、制御パターンの内容、および、紙葉類集積部と制御パターンとの対応関係のうち少なくともいずれか一方を、所定の条件に基づいて、設定する。これにより、紙葉類集積部の制御に用いられる複数種類の設定項目についての設定値が、所定の条件に基づいて設定されるので、紙葉類集積部の制御に関して、様々な条件に応じた柔軟な設定が可能になる。そして、動作環境における温度や湿度に基づいて、紙葉類集積部の制御に用いられる複数種類の設定項目について、設定値を設定することが可能になる。
また、前記紙葉類処理装置は、前記制御パターンに関する設定を入力するための設定入力部を備え、前記設定部は、前記設定入力部を介して前記紙葉類集積部に対して所定の制御パターンが設定されたとき、前記所定の条件にかかわらず、前記紙葉類集積部に前記所定の制御パターンが対応するものとして、前記記憶部に設定する、としてもよい。
この構成によると、紙葉類集積部の制御に用いられる複数種類の設定項目について、所定の条件に基づく設定よりも、設定入力部を介してユーザにより入力された設定を優先させることが可能になる。
また、前記紙葉類処理装置は、前記紙葉類集積部を、複数個、備えており、または、複数個、着脱可能であり、前記記憶部は、複数の前記紙葉類集積部と前記制御パターンとの対応関係を記憶する、としてもよい。
この構成によると、複数の紙葉類集積部の制御に用いられる、複数種類の設定項目についての設定値が、所定の条件に基づいて設定されるので、複数の紙葉類集積部の制御に関して、様々な条件に応じた柔軟な設定が可能になる。
本開示によると、紙葉類処理装置において、紙葉類集積部の制御に関して、様々な条件に応じた柔軟な設定が可能になる。
紙葉類処理装置の例である紙幣処理装置の外観図 紙幣処理装置の内部構成図 収納カセットの外観図 収納カセットの内部構成図 紙幣処理装置の機能構成を示すブロック図 制御パターン情報の例 設定情報の例 制御パターンを最終設定する処理を示すフローチャート 自動補正処理に用いるエラーテーブルの例 連続エラーカウンタの例
以下、実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。以下の説明では、紙葉類処理装置の一例として、紙幣処理装置を例にとって説明を行う。ただし、以下の説明は、例示である。この紙幣処理装置は、例えば銀行等の金融機関に設置されかつ、入金処理及び出金処理を含む各種の処理を実行する装置である。なお、ここに開示する紙幣処理装置は、金融機関に設置する以外の用途にも用いることが可能である。
(紙幣処理装置の全体構成)
図1及び図2に、紙幣処理装置1の全体構成の一例を示す。この紙幣処理装置1は、いわゆる循環式の入出金装置である。紙幣処理装置1が出金処理時に払い出す紙幣には、入金処理時に収納部3に収納した紙幣が含まれる。以下においては、説明の便宜上、図1における右手前側を紙幣処理装置1の前側、左奥側を紙幣処理装置1の後側と呼ぶ。
紙幣処理装置1は、上部の処理部11と、下部の金庫部13とに大別される。処理部11を構成する上部筐体111内には、入金口211を有する入金部21と、出金口231を有する出金部23と、紙幣の識別を行う識別部27と、一時的に紙幣を収納する一時保留部32と、ループ搬送路411を含む搬送部41と、が配設されている。ループ搬送路411は、入金部21、出金部23、識別部27及び一時保留部32を相互に連結する。なお、一時保留部32は、着脱可能なオプション機器であり、紙幣処理装置1に設けられない場合もある。金庫部13を構成する防護筐体131は、収納部3を格納している。防護筐体131は、所定以上のセキュリティレベルで収納部3を防護するように構成されている。
防護筐体131の後面には防護筐体131の内外を連通する開口部1311が設けられており、図2には明示していないが、防護筐体131の後面には、開口部1311を開閉可能な開閉扉が取り付けられている。開閉扉には、例えば電子錠が設けられる。電子錠の解錠により、開閉扉を開放して、防護筐体131内に格納している収納部3にアクセス(つまり、接触)することが可能になる。
入金口211は、例えば入金処理の際に入金する紙幣を投入するための口である。入金口211は、上部筐体111の前側の上面において上向きに開口している。入金部21は、上部筐体111の表面から凹陥している。入金部21は、重ねた状態の複数枚の紙幣を一度に受け入れ可能に構成されている。入金部21はまた、図示は省略するが、繰り出し機構を備えている。繰り出し機構は、入金口211に入れられた複数枚の紙幣を、一枚ずつ、ループ搬送路411に繰り出す。
出金口231は、例えば出金処理の際に紙幣を払い出すための口である。出金口231は、入金口211よりも前側で、上部筐体111の上面において上向きに開口している。出金部23は、スライド式シャッター24を有している。スライド式シャッター24は、出金口231を開閉する。出金部23は、上部筐体111の表面から凹陥している。出金部23は、筐体111内から搬送されてきた紙幣を、集積するように構成されている。
識別部27は、ループ搬送路411上に配設されている。識別部27は、ループ搬送路411に沿って搬送される紙幣の一枚一枚について、少なくともその真偽及び金種を識別するように構成されている。識別部27はまた、紙幣の正損を識別するように構成してもよい。識別部27は、紙幣に印字されている記番号を光学的に読み取る機能を有していてもよい。
搬送部41は、上部筐体111内においてエンドレスに設けられたループ搬送路411を備えている。紙幣は、このループ搬送路411に沿って図2における時計回り方向及び反時計回り方向に搬送される。このループ搬送路411は、図示は省略するが、多数のローラ、複数のベルト、これらを駆動するモータ、搬送される紙幣を検出するセンサ及び複数のガイドの組み合わせによって構成されている。ループ搬送路411は、その搬送路に沿って、紙幣と紙幣との間に所定間隔を隔てた状態で、紙幣を一枚ずつ短手搬送する。ループ搬送路411と、入金部21、出金部23、第1〜第5の5つの収納カセット5、及び、一時保留部32はそれぞれ、接続路412、413、414、415を介して互いに接続されている。
収納部3は、図2の例では、第1〜第5のスタック式の収納カセット5を含んで構成されている。収納カセット5は、紙葉類集積部の一例である。以下の説明において、各々の収納カセットを総称する場合には、符号「5」を付し、第1、第2、第3…の、各々の収納カセットを区別する場合には、符号「5−1、5−2、5−3…」を付す。なお、収納カセット5の数は特に限定されず、適宜の数にすればよい。第1〜第5収納カセット5−1〜5−5の内、第4収納カセット5−4は、その内部に仕切りが設けられている。これによって、第4収納カセット5−4は、上側の第4収納カセット上部5−4Uと、下側の第4収納カセット下部5−4Lに分割されている。各収納カセット5内には、集積台51が設けられている。各収納カセット5は、集積台51上に、下から上の順に紙幣を積み重ねて収納する。収納カセット5の構成の詳細は、後述する。
第1〜第5収納カセット5−1〜5−5は、防護筐体131内において、装置の前後方向に並んで配設されている。図2に仮想的に示すように、収納部3は、金庫部13の開閉扉を開けた状態で、装置の後側に引き出すことができる(図2の矢印参照)。各収納カセット5は、トレイ132に取り付けられている。トレイ132は、防護筐体131に対して前後方向にスライド移動が可能に設けられている。収納部3を装置の後側に引き出した状態で、各収納カセット5は、トレイ132に対して着脱される(図2の矢印参照)。
一時保留部32は、例えば出金処理時に発生したリジェクト紙幣を一時的に収納する収納部である。一時保留部32は、スタック式の収納カセット5等とは異なり、巻き取り方式に構成されている。
また、上部筐体111の表面に、タッチパネル6が設けられている。図1の構成では、タッチパネル6は、入金口211と出金口231との間に配置されている。タッチパネル6は例えば、紙幣処理装置1の操作を行ったり、各種の設定を行ったりするのに用いられる。また、タッチパネル6は、エラーメッセージ等の情報を出力するためにも用いられる。
(収納カセットの構成)
図3は、収納カセット5の外観を示している。また図4は、収納カセット5の内部における上部付近の構成を、簡略化して示している。収納カセット5は、矩形箱状である。収納カセット5の側部には、扉52が取り付けられている。扉52は、収納カセット5の本体にヒンジ結合されている。扉52を開けると、収納カセット5の内部が開放される。扉52には、鍵521が取り付けられている。
収納カセット5の上面には、紙幣100が通過する通過口53が形成されている。通過口53は、収納カセット5の内外を連通する。前述したように短手搬送される紙幣100は、長手の端を前端にして通過口53を通過する。収納カセット5内に進入した紙幣100は、図3における紙面右奥から紙面左手前の方向に移動をして、集積台51の上に載置される。通過口53には、紙幣の通過を検知するために、透過型光電センサであるSS1が設けられている。以下の説明では、便宜上、図3における紙面右奥から紙面左手前の方向を、紙幣の進入方向と呼ぶ。
収納カセット5の内部には、前述したように集積台51が設けられている。集積台51は、積み重なっている紙幣100の量に応じて上下方向に移動をする。具体的に、集積台51は、積み重なっている紙幣100の上面が、収納カセット5内における所定の高さ位置となるように、上下方向の位置を変更する。紙幣100の上面の位置は、例えば、透過型光電センサであるセンサSS2によって検知される。また、収納カセット5の側面55には、集積台51の下降を検知するためのセンサ孔551が設けられている。
収納カセット5の内部にはまた、取込部54が設けられている。取込部54は、通過口53を通過した紙幣100を、集積台51の上に積み重ねる。取込部54は、フィードローラ541、ゲートローラ542、キッカローラ543、羽根車544、及び送り込みガイド545を有している。
フィードローラ541は、通過口53を通過して収納カセット5内に進入してきた紙幣100を、集積台51に送る。フィードローラ541はまた、収納カセット5内の紙幣100を、通過口53を通じて外に繰り出す。フィードローラ541は、図4における紙面に直交する回転軸を中心として、時計回り方向及び反時計回り方向の両方向に回転可能に構成される。フィードローラ541は、紙幣が収納カセット5内に進入するときには、図4における時計回り方向に回転する。フィードローラ541は、紙幣を収納カセット5内から繰り出すときには、図4における反時計回り方向に回転する。
ゲートローラ542は、フィードローラ541に対向すると共に、フィードローラ541に圧接するように設けられる。ゲートローラ542には、図示を省略するワンウェイクラッチが設けられている。ワンウェイクラッチは、ゲートローラ542が、紙幣100の繰り出し方向とは逆方向(図4における反時計回り方向)へ回転することを許容し、繰り出し方向(図4における時計回り方向)に回転することを禁止する。紙幣100が、外から内へと通過口53を通過するときには、ゲートローラ542は、フィードローラ541に連れ回って紙幣100の進入方向に回転をする。紙幣100が、内から外へと通過口53を通過するときには、ゲートローラ542は、ワンウェイクラッチによって回転しない。これにより、収納カセット5内の紙幣100を繰り出すときには、フィードローラ541とゲートローラ542との間で紙幣100が一枚ずつに分離される。
キッカローラ543は、その外周面の一部にゴム部材等からなる摩擦部5431が形成されている。キッカローラ543は、集積台51に積み重なっている紙幣100を繰り出すときに、最上位の紙幣100を一枚ずつ繰り出す。キッカローラ543が、図4における反時計回り方向に回転をすると、摩擦部5431が最上位の紙幣100の表面に当たることで、紙幣100が進入方向とは逆方向に移動するようになり、その最上位の当該紙幣100が、フィードローラ541とゲートローラ542との間に蹴り出される。
羽根車544は、可撓性を有する複数の羽根5441を有している。複数の羽根5441は、等角度で放射状に設けられている。羽根車544は、紙幣100を集積台51に積み重ねるときに、図4における反時計回り方向に回転をする。このことで、羽根5441が、紙幣100の後端部を叩いて、紙幣100を下にはたき落とす。紙幣100が収納カセット5内に連続的に進入する場合でも、後の紙幣100が先の紙幣100の後端部に入り込むことを防止し、紙幣100を1枚ずつ順に積み重ねていくことができる。収納カセット5内の紙幣100を繰り出すときには、羽根車544は、繰り出される紙幣100に羽根5441が干渉しない位置に退避する。
送り込みガイド545は、進入方向に対して斜め下向きに配置されたガイド面5451を有している。送り込みガイド545は、集積台51上に紙幣100を積み重ねるときに、フィードローラ541によって送り込まれた紙幣100を下向きに案内する。送り込みガイド545によって案内された紙幣100は、集積台51上に、順次、積み重なる。収納カセット5内の紙幣100を繰り出すときには、送り込みガイド545は、キッカローラ543の下部が露出する位置に退避する。
(制御パターンの設定)
本実施形態では、紙幣処理装置1は、収納カセット5を動作させるための複数種類の制御設定値を含む制御パターンを、収納カセット5毎に、設定する構成を有している。
図5は紙幣処理装置1の機能的な構成を示すブロック図であり、制御パターンを設定する構成に関わる部分を中心に示している。図5において、制御部61は、各収納カセット5の動作を制御する。具体的には例えば、集積動作や繰出動作を行う際に、集積台51(リフト)を上下に動かしたり、フィードローラ541等のローラをモータ駆動したり、センサSS1等のセンサの出力を用いてエラー判定を行ったりする。
記憶部62は、制御パターンを規定する制御パターン情報D1、収納カセット5に対する制御パターンを設定する設定情報D2、および、紙幣処理装置1のエラー履歴を含む動作履歴D3を記憶する。詳細については後述する。
設定部63は、所定の条件に応じて、あるいは、設定入力部64からの指示に従って、記憶部62に、制御パターンを設定する。また、設定部63は、情報出力部65に、制御パターンに関わる情報等を提示する。本実施形態では、タッチパネル6によって、設定入力部64および情報出力部65が実現されている。
なお、制御部61や設定部63の機能の一部または全部は、ハードウェアまたはソフトウェアによって実現される。例えば、紙幣処理装置1内に設けられた制御基板上に構成された回路や、記録されたプログラムを実行するマイクロコンピュータ等によって、制御部61は実現可能である。また、制御部61は、紙幣処理装置1内の他の制御部と別個に構成されてもよいし、一体に構成されてもかまわない。
図6は記憶部62に格納されている制御パターン情報D1の一例である。図6では、収納カセット5の動作に関する複数種類の設定項目が、設定可能範囲およびデフォルト値とともに、示されている。以下、各設定項目について、説明する。
集積制御、すなわち、集積動作に関する制御に関しては、ここでは、ステージ位置、カセット内搬送監視の有効無効および監視時間、並びに、圧縮の頻度および回数が設定される。「ステージ位置」は、集積時における集積台51の高さのことであり、集積台51に集積された紙幣100の最上面と、収納カセット5の中の天面との間の距離で規定する。例えば、紙幣表面の凹凸が大きい金種は、集積時に後続紙幣が集積された紙幣とぶつかりやすいため、ステージ位置は低めに設定することが好ましい。ステージ位置は、例えばセンサSS2の検出出力に基づいて集積台51の高さを調整することによって、制御される。「カセット内搬送監視」は、収納カセット5内での紙幣100の滞留を検知するものであり、例えばセンサSS1によって検出する。カセット内搬送監視を有効に設定した場合は、センサSS1が、監視時間として設定された時間の間遮光されていたとき、エラーと判定する。「圧縮」は、集積された紙幣100の状態を整えるために集積台51を上下させる動作のことである。収納カセット5に紙幣100が、「頻度」として設定された枚数分集積される度に、「回数」として設定された回数だけ、圧縮動作を行う。
繰出制御、すなわち、繰出動作に関する制御に関しては、ここでは、繰出不良検知1、繰出不良検知2、および、リトライ回数が設定される。「繰出不良検知1」は、通過検知センサの位置を前の紙幣が通過してから、所定時間以上経過しても次の紙幣が通過しないとき、繰出不良と判定するものである。例えば、センサSS1が、前の紙幣の通過によって遮光されてから、「検知時間」として設定された時間を経過しても遮光されないとき、エラーと判定する。「繰出不良検知2」は、通過検知センサが遮光された状態が、所定時間以上続いたとき、繰出不良と判定するものである。例えば、センサSS1が、「検知時間」として設定された時間以上の間遮光されていたとき、エラーと判定する。「リトライ回数」は、リトライ動作、すなわち、繰出不良を検知したとき、繰出を止めて逆転動作を行い、再繰出する動作を、繰り返し行う場合の上限回数である。
イニシャル制御は、動作開始時における制御のことであり、ここでは、待機位置、および、リトライ回数が設定される。「待機位置」は、動作開始時において集積台51が待機する位置について、集積動作向けの位置か繰出動作向けの位置かを設定する。「リトライ回数」は、待機位置動作でタイムアップした場合に、再度、待機位置動作を行う回数の上限である。
自動補正は、各制御設定値を自動的に補正する機能を有効にするか無効にするかを設定する。自動補正の例については、後述する。
そして、図6の例では、上述した複数種類の設定項目について、設定値をそれぞれ定める制御パターンが、複数パターン(ここではパターン1〜4)、準備されている。例えば、パターン1では、集積制御について、ステージ位置:−5mm、カセット内搬送監視:無効、圧縮頻度:300枚毎、圧縮回数:1回、と設定されている。
図7は記憶部62に格納されている設定情報D2の例である。ここでは、設定情報D2は、収納カセット5別の制御パターン設定を示すデータD21、金種別の制御パターン設定を示すデータD22、収納カセット5別の金種設定を示すデータD23、および、収納カセット5別の制御パターン最終設定を示すデータD24を含む。データD21,D22,D23は、設定入力部64を介して設定される。そして、設定部63が、データD21,D22,D23に基づいて、データD24を設定する。データ24は収納カセット5と制御パターンとの対応関係を表している。制御部61は、各収納カセット5について、データD24の設定に従って制御パターンを特定し、制御パターン情報D1に含まれた、特定した制御パターンの情報に基づいて、当該収納カセット5の制御を行う。
図7において、データD21では、収納カセット5−4Uに対してパターン4が設定されており、他の収納カセット5については、制御パターンは設定されていない。データD22では、第1〜第3金種にはパターン2が設定されており、第4〜第9金種にはパターン1が設定されており、第10金種にはパターン3が設定されている。データD23では、収納カセット5−5以外の収納カセット5には特定の単金種が設定されており、収納カセット5−5には全金種が設定されている。
図8は設定部63が制御パターンを最終設定する処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、紙幣処理装置1に電源が投入されたときや、ユーザによる設定入力部64を介した操作によってデータD21等の設定が変更されたとき等に実行される。
制御パターンを最終設定する収納カセット5について、まず、データD21において制御パターンの設定がなされているか否かをチェックする(S11)。データD21において制御パターンの設定がなされている場合は、その制御パターンを当該収納カセット5の制御パターンとして最終設定する(S12)。一方、データD21において制御パターンの設定がなされていない場合は、データD23において、当該収納カセット5に単金種が設定されているか否かをチェックする(S13)。単金種が設定されているときは、データD22を参照し、その単金種に対して制御パターンが設定されているか否かをチェックする(S14)。そして、データD22において制御パターンが設定されている場合は、その制御パターンを、当該収納カセット5の制御パターンとして最終設定する(S15)。一方、当該収納カセット5に単金種が設定されていないとき、または、単金種が設定されているが、その金種に対してデータD22において制御パターンが設定されていないときは、デフォルト値からなる制御パターンを設定する(S16)。
このような動作によって、収納カセット5に最終設定された制御パターンを示すデータD24が得られる。制御部61は、制御対象の収納カセット5について、データD24を参照して、最終設定された制御パターンを特定し、当該制御パターンの制御設定値を制御パターン情報D1から読み出し、制御を行う。
このように本実施形態によると、収納カセット5の動作に関する複数種類の設定項目についてそれぞれ設定値を定めた制御パターンが、制御パターン情報D1として、記憶部62に記憶されている。また、収納カセット5と制御パターンとの対応関係も、設定情報D2として、記憶部62に記憶されている。そして、制御部61は、記憶部62を参照し、収納カセット5を、これに対応する制御パターンに従って動作させる。そして、設定部63は、記憶部62に記憶されている、制御パターンの内容、および、収納カセット5と制御パターンとの対応関係のうち少なくともいずれか一方を、所定の条件に基づいて、設定する。これにより、収納カセット5の制御に用いられる複数種類の設定項目についての設定値が、所定の条件に基づいて設定されるので、収納カセット5の制御に関して、様々な条件に応じた柔軟な設定が可能になる。
なお、設定部63が、収納カセット5に対して制御パターンを最終設定する処理は、ここで示したものに限られるものではない。例えば、ここでは、設定部63は、所定の条件の一例として、収納カセット5に集積される紙幣の金種を用いて、制御パターンの設定を行うものとしたが、紙幣の金種以外の条件を用いてもかまわない。例えば、収納カセット5に集積される紙幣の正損を、制御パターン設定の条件としてもよいし、あるいは、紙幣処理装置の動作環境における温度や湿度を、制御パターン設定の条件としてもかまわない。
また、図8の処理では、データD21において制御パターンの設定がなされている場合は、これを優先するものとしている。すなわち、収納カセット5の制御に用いられる複数種類の設定項目について、所定の条件に基づく設定よりも、設定入力部64を介してユーザにより入力された設定を優先させることが可能になる。ただし、ユーザにより入力された設定を優先しないようにしてもかまわない。
(制御パターンの自動補正)
本実施形態では、収納カセット5におけるエラー履歴に従って、制御パターンにおける設定値を自動的に補正するようにしてもよい。この機能は、図6における設定項目「自動補正」によって、有効か無効かを設定することができる。
図9は自動補正処理に用いるエラーテーブルの一例を示す図である。このエラーテーブルは、設定情報D2の一部として記憶部62に保存される。図9では、収納カセット5において発生するエラーを、リフトエラー、繰出不良、集積不良の3つに分類している。「リフトエラー」は、リフトUPエラーと、リフトDOWNエラーとを含む。「リフトUPエラー」は、集積台51が所定の位置まで上がりきらないエラーであり、例えばセンサSS2によって検出される。「リフトDOWNエラー」は、集積台51が所定の位置まで下がりきらないエラーであり、例えば光軸がセンサ孔551を通るように、本体側に設けられた光電センサによって検出される。
繰出不良」は、紙幣繰出時に生じるエラーであり、繰出エラー、繰出部残留エラー、モータ回転エラー、および、センサエラーを含む。「繰出エラー」は、図6の「繰出不良検知1」に対応するものであり、例えばセンサSS1が、前の紙幣の通過によって遮光されてから、検知時間として設定された時間を経過しても遮光されないときのエラーである。「繰出部残留エラー」は、図6の「繰出不良検知2」に対応するものであり、例えばセンサSS1が遮光された状態が、所定時間以上続いたときのエラーである。「モータ回転エラー」は、繰出動作中に、集積台51やローラを駆動するモータの回転異常が生じたときのエラーである。「センサエラー」は、繰出動作中に、収納カセット5内のセンサSS2等の光電センサが、所定時間を超えて遮光状態が続いたときのエラーである。
「集積不良」は、紙幣集積時に生じるエラーであり、繰出部残留エラー、モータ回転エラー、および、センサエラーを含む。「繰出部残留エラー」は、図6の「カセット内搬送監視」に対応するものであり、例えばセンサSS1が遮光された状態が、所定時間以上続いたときのエラーである。「モータ回転エラー」は、集積動作中に、集積台51やローラを駆動するモータの回転異常が生じたときのエラーである。「センサエラー」は、集積動作中に、収納カセット5内のセンサSS2等の光電センサが、所定時間を超えて遮光状態が続いたときのエラーである。
そして図9では、各分類毎に、制御パターンを補正する内容が規定されている。リフトエラーの場合は、イニシャル制御におけるリトライ回数を1回増やす。繰出不良の場合は、集積制御における圧縮について、頻度を100枚減じ、回数を1回増やす。加えて、繰出不良検知2の検知時間を1.5倍にし、リトライ回数を1回増やす。集積不良の場合は、集積制御における圧縮について、頻度を100枚減じ、回数を1回増やす。加えて、カセット内搬送監視を無効に設定する。
本実施形態では、設定部63は、収納カセット5におけるエラー履歴が示す不良発生度合が、所定の基準を超えたとき、当該収納カセット5に対応する制御パターンの内容を、自動的に補正する。例えば、ある収納カセット5について、入出金枚数が所定枚数、例えば5000枚に達するまでに、同一分類のエラーが所定回数、例えば3回発生したとき、図9に示す当該分類に規定された内容の自動補正を行うものとする。制御部61は、収納カセット5においてエラーが発生したとき、エラーが発生した収納カセット5の番号、エラーコード、発生時刻等の情報を動作履歴D3として記憶部62に保存する。
そして、図10に示すような連続エラーカウンタを設けて、収納カセット5毎、かつ、エラー分類毎に、エラーの発生状況を管理する。カウント値は、当該収納カセット5の入出金枚数が所定枚数に達するとリセットされる。図10の状態では、収納カセット5−2において、入金枚数が5000枚に達するまでに、「繰出不良」が3回発生している。そこで、設定部63は、収納カセット5−2に対応する制御パターンの内容を、図9の「繰出不良」の補正内容に従って自動的に補正する。
これにより、収納カセット5における不良発生度合が所定の基準を超えたとき、この収納カセット5に対応する制御パターンの内容、すなわち、制御に用いる設定値を自動的に補正することが可能になる。このとき、自動補正を行っている旨とその補正内容を、情報出力部65に出力してもよい。あるいは、紙幣処理装置1の上位サーバーに通知するようにしてもよい。また、不良発生の原因が特定でき、これを除去したときは、設定入力部64を介して自動補正を解除すればよい。
なお、紙幣処理装置1の保守時に、保守員が設定入力部64にログインした際には、自動補正された補正内容が情報出力部65に表示され、保守員が設定入力部64を介して自動補正を解除し、自動補正前の制御パターンの設定値に戻すことが出来ることが望ましい。
(他の実施形態)
上述した実施形態では、紙幣処理装置1は、紙葉類集積部として、上下移動可能な集積台51上に紙幣100を積層させる構成を有する収納カセット5を、5個備えたものとしたが、これに限られるものではない。例えば、紙葉類集積部の個数は1個でもよいし、また、紙葉類集積部の方式は、テープ式であってもよい。なお、紙葉類集積部の方式に応じて、制御パターンに定める設定項目の内容を、適宜設定すればよい。
また、上述した実施形態では、紙幣処理装置1は、収納カセット5が着脱可能であるものとしたが、本開示を適用する紙葉類処理装置は、紙葉類集積部を備えたものであってもよい。
また、上述した実施形態では、紙幣処理装置1を例にとって説明を行ったが、紙幣以外の紙葉類、例えば有価証券等を処理する紙葉類処理装置にも、本開示の内容は適用可能である。
1 紙幣処理装置(紙葉類処理装置)
5 収納カセット(紙葉類集積部)
51 集積台
61 制御部
62 記憶部
63 設定部
64 設定入力部

Claims (8)

  1. 紙葉類集積部を備えた、または、紙葉類集積部を着脱可能な紙葉類処理装置であって、
    前記紙葉類集積部の動作に関する複数種類の設定項目についてそれぞれ設定値を定めた制御パターンを記憶するとともに、前記紙葉類集積部と前記制御パターンとの対応関係を記憶する記憶部と、
    前記記憶部を参照し、前記紙葉類集積部を、これに対応する前記制御パターンに従って、動作させる制御部と、
    所定の条件に基づいて、前記記憶部に記憶されている、前記制御パターンの内容、および、前記対応関係のうち少なくともいずれか一方を、設定する設定部と
    を備え、
    前記紙葉類集積部は、上下移動可能な集積台上に紙葉類を積層させる構成を有し、
    前記制御パターンは、前記設定項目として、前記集積台の待機位置、紙葉類集積時における前記集積台の位置、並びに、前記集積台を上下に動作させる圧縮動作の頻度および回数、のうち少なくとも1つを含む
    ことを特徴とする紙葉類処理装置。
  2. 紙葉類集積部を備えた、または、紙葉類集積部を着脱可能な紙葉類処理装置であって、
    前記紙葉類集積部の動作に関する複数種類の設定項目についてそれぞれ設定値を定めた制御パターンを記憶するとともに、前記紙葉類集積部と前記制御パターンとの対応関係を記憶する記憶部と、
    前記記憶部を参照し、前記紙葉類集積部を、これに対応する前記制御パターンに従って、動作させる制御部と、
    所定の条件に基づいて、前記記憶部に記憶されている、前記制御パターンの内容、および、前記対応関係のうち少なくともいずれか一方を、設定する設定部と
    を備え、
    前記制御パターンは、前記設定項目として、紙葉類繰出時における、繰出不良検知の有効/無効、および、繰出不良検知の検知時間、のうち少なくとも1つを含む
    ことを特徴とする紙葉類処理装置。
  3. 請求項1または2記載の紙葉類処理装置において、
    紙葉類として、紙幣を処理するものであり、
    前記設定部は、前記所定の条件として、当該紙葉類集積部に集積される紙幣の金種を用いる
    ことを特徴とする紙葉類処理装置。
  4. 紙葉類集積部を備えた、または、紙葉類集積部を着脱可能な紙葉類処理装置であって、
    前記紙葉類集積部の動作に関する複数種類の設定項目についてそれぞれ設定値を定めた制御パターンを記憶するとともに、前記紙葉類集積部と前記制御パターンとの対応関係を記憶する記憶部と、
    前記記憶部を参照し、前記紙葉類集積部を、これに対応する前記制御パターンに従って、動作させる制御部と、
    所定の条件に基づいて、前記記憶部に記憶されている、前記制御パターンの内容、および、前記対応関係のうち少なくともいずれか一方を、設定する設定部と
    を備え、
    前記設定部は、前記所定の条件として、前記紙葉類集積部におけるエラー履歴を用いるものであり、前記エラー履歴が示す不良発生度合が所定の基準を超えたとき、前記紙葉類集積部に対応する前記制御パターンの内容を補正する
    ことを特徴とする紙葉類処理装置。
  5. 請求項4記載の紙葉類処理装置において、
    前記エラー履歴は、紙葉類繰出時に生じた繰出不良、および、紙葉類集積時に生じた集積不良のうち少なくとも1つを含む
    ことを特徴とする紙葉類処理装置。
  6. 紙葉類集積部を備えた、または、紙葉類集積部を着脱可能な紙葉類処理装置であって、
    前記紙葉類集積部の動作に関する複数種類の設定項目についてそれぞれ設定値を定めた制御パターンを記憶するとともに、前記紙葉類集積部と前記制御パターンとの対応関係を記憶する記憶部と、
    前記記憶部を参照し、前記紙葉類集積部を、これに対応する前記制御パターンに従って、動作させる制御部と、
    所定の条件に基づいて、前記記憶部に記憶されている、前記制御パターンの内容、および、前記対応関係のうち少なくともいずれか一方を、設定する設定部と
    を備え、
    前記設定部は、前記所定の条件として、当該紙葉類処理装置の動作環境における温度および湿度のうち少なくとも1つを用いる
    ことを特徴とする紙葉類処理装置。
  7. 請求項1〜6のうちいずれか1項記載の紙葉類処理装置において、
    前記制御パターンに関する設定を入力するための設定入力部を備え、
    前記設定部は、前記設定入力部を介して前記紙葉類集積部に対して所定の制御パターンが設定されたとき、前記所定の条件にかかわらず、前記紙葉類集積部に前記所定の制御パターンが対応するものとして、前記記憶部に設定する
    ことを特徴とする紙葉類処理装置。
  8. 請求項1〜7のうちいずれか1項記載の紙葉類処理装置において、
    前記紙葉類集積部を、複数個、備えており、または、複数個、着脱可能であり、
    前記記憶部は、複数の前記紙葉類集積部と前記制御パターンとの対応関係を記憶する
    を備えた紙葉類処理装置。
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