JP6603093B2 - 車載エンジンの吸気ダクト - Google Patents

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Description

本発明は、車載エンジンに空気を案内する吸気ダクトに関するものである。
自動車などの車両の前端にはフロントグリルを有するフロントバンパーが設けられている。このフロントバンパーの車両後方側には、車両前方に向けて開口する態様で、エンジンに空気を案内する吸気ダクトが設けられている。この吸気ダクトには、エンジンルーム内に流入する空気の一部が流入する。
特許文献1には、吸気ダクトの開口がフロントバンパーの開口であるフロントグリルよりも車両上方側に配置された車両において、吸気ダクトの下方に、フロントバンパーとの隙間を埋めるように延びて吸気ダクトの開口とフロントグリルとの間を仕切るシールプレートを設けることが提案されている。こうした車両では、フロントグリルからエンジンルーム内に流入した水が車両上方に巻き上げられた場合であっても、シールプレートによって水が堰き止められ、その水のシールプレートよりも車両上方側への移動が規制されるため、吸気ダクト内への水の侵入が抑えられて、エンジンへの水の吸入が抑えられるようになる。
特開2007−314008号公報
ここで、吸気ダクトが、その開口の高さとフロントグリルの高さとが略同一になる状態で配置される場合がある。こうした場合に、上記のように吸気ダクトの開口とフロントグリルとの間を仕切るシールプレートを設けると、吸気ダクトをシールプレートで塞ぎ、吸気ダクトへの空気の流入を阻害することになってしまう。そのため、こうした場合には、上記のようにシールプレートを設けることができない。また、冠水路を走行する場合のように、吸気ダクトの開口の位置まで水面が到達するような場合には、吸気ダクトの開口とフロントグリルとの間にシールプレートを設けていたとしても、吸気ダクトへの水の浸入を回避することはできない。
本発明は、そうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、吸気ダクト内に水が侵入する場合であってもエンジンへの水の吸入を抑えることのできる車載エンジンの吸気ダクトを提供することにある。
上記課題を達成するための車載エンジンの吸気ダクトは、車両幅方向に延びる形状の吸気経路部と、前記吸気経路部における、車両前後方向において互いにオーバーラップする位置に設けられており、車両前方側に向けて開口する前方開口および車両後方側に向けて開口する後方開口と、前記吸気経路部の、前記前方開口および前記後方開口が設けられている位置から車両幅方向に離間した位置に接続されており、同吸気経路部内の空気をエンジンに案内する接続経路部と、を備えて、前記エンジンに空気を案内する。吸気ダクトは、吸気経路部の内部の、車両幅方向における前記接続経路部が接続されている位置から前記前方開口が設けられている位置までの間の位置に設けられており、前記前方開口の下端部よりも高く、車両前後方向に延びて車両幅方向において互いに対向する一対の壁部を備える。一対の壁部のうち、前記接続経路部側に位置する第1壁部は前記吸気経路部の内部の車両前後方向全体に亘って設けられており、前記前方開口側に位置する第2壁部は前記吸気経路部の内部の車両前後方向前端から延びている。
上記構成では、冠水路を走行する場合のように、水が前方開口から吸気ダクトの内部に流入する場合に、その水は、流勢によって車両後方に流れ、後方開口から排出されるようになる。このとき水位が第2壁部よりも低ければ、水は第2壁部に沿って流れて車両後方側に案内され接続経路部側への流入が抑制される。このように上記構成によれば、前方開口から吸気ダクトの内部に流入した水は、吸気ダクトを通過して後方開口から同吸気ダクトの外部に流出するようになる。しかも上記構成では、第2壁部よりも接続経路部側の部分に吸気経路部の内部の車両前後方向全体に亘って延びる第1壁部が設けられている。そして、前方開口と接続経路部との間に、互いに対向する第1壁部と第2壁部とによって区画された空間が形成されている。そのため、前方開口から吸気ダクトに流入した水の一部が第2壁部を乗り越えて接続経路部側に流出する場合であっても、その水を上記空間内に溜めることができ、同空間よりも接続経路部側に水が侵入することを抑えることができる。その一方で、吸気ダクトに流入した空気の一部は、接続経路部を介して吸気経路部に作用する吸気負圧によって吸引されて第2壁部および第1壁部を乗り越えて接続経路部に流入し、同接続経路部を介してエンジンに吸入されるようになる。このように上記構成によれば、吸気ダクト内に水が侵入するとはいえ、その水を外部に排出しつつ空気は接続経路部に吸引するといったように、接続経路部に空気を流入させる一方、エンジンへの水の吸入を抑えることができる。
一実施形態の吸気ダクトが搭載された車両のエンジンルームの概略構成を示す略図。 吸気ダクトの上面図。 図2の矢印3方向から見た吸気ダクトの側面図。 後方開口を後方側から見た吸気ダクトの側面図。 吸気ダクトの突出部周辺の縦断面図。 吸気ダクトの突出部周辺の横断面図。 前方開口から水が流入した状態の吸気ダクトの突出部周辺の横断面図。 空間に水が流出した状態の吸気ダクトの突出部周辺の横断面図。 前方開口が水没した状態の吸気ダクトの突出部周辺の横断面図。
以下、車載エンジンの吸気ダクトの一実施形態について説明する。
図1に示すように、車両10の前部はエンジン11が載置されたエンジンルーム12になっている。車両10の前方側(図1の下方側)の端部にはフロントバンパー13が取り付けられている。このフロントバンパー13の開口(フロントグリル14)を介してエンジンルーム12内に空気が流入する。エンジンルーム12の内部には、フロントバンパー13(詳しくは、フロントグリル14)の車両前後方向の後方側における同フロントバンパー13に隣接する位置に、吸気ダクト20が取り付けられている。吸気ダクト20は、エアクリーナー15および吸気マニホールド16を介してエンジン11に接続されている。フロントグリル14を介してエンジンルーム12内に流入した空気は、吸気ダクト20、エアクリーナー15、および吸気マニホールド16といった順に通過してエンジン11に案内される。
以下、吸気ダクト20の構造について詳しく説明する。
図2および図3に示すように、吸気ダクト20は、内部を空気が通過する経路として、車両幅方向(図2および図3における左右方向)に延びる形状の吸気経路部21を有している。吸気経路部21の一方側(図2および図3における左側)の端部は、車両上下方向における下方側に突出した形状の突出部22(図3)になっている。吸気経路部21の下方側の壁部(底壁部23)における突出部22にあたる部分は、車両前後方向においてほぼ同一の高さで延びる形状である。
突出部22は、車両前後方向における前方側に向けて開口する前方開口24(図3)と、後方側に向けて開口する後方開口25とを有している。これら前方開口24および後方開口25は、車両前後方向において互いにオーバーラップする位置に設けられている。また、図4に示すように、前方開口24の車両上下方向における上方側の端部(上端部24A)よりも後方開口25の上方側の端部(上端部25A)の方が高い位置になるように、前方開口24および後方開口25は設けられている。
図2および図3に示すように、吸気ダクト20は、内部を空気が通過する経路として、吸気経路部21における突出部22と反対側(図2および図3における右側)の端部近傍に連通された接続経路部26を有している。この接続経路部26は、吸気経路部21の前方開口24(図3)および後方開口25が設けられている位置から車両幅方向に離間した位置に接続されている。接続経路部26の吸気流れ方向下流側の端部はエアクリーナー15(図1参照)に接続される。
吸気ダクト20は、突出部22に設けられた前方開口24および後方開口25を介して空気を内部に取り込むとともに、接続経路部26を介して吸気経路部21内の空気をエンジン11に案内する構造になっている。
図5および図6に示すように、吸気経路部21の内部には、車両前後方向(図6の上下方向)に延びて車両幅方向(図6の左右方向)において互いに対向する一対の壁部(第1壁部27および第2壁部28)が設けられている。これら第1壁部27および第2壁部28は、詳しくは、吸気経路部21の内部の、車両幅方向における接続経路部26が接続されている位置から前方開口24が設けられている位置までの間の位置に設けられている。また、第1壁部27の上端部27A(図5)および第2壁部28の上端部28Aは、前方開口24の下方側の端部(下端部24B)および上端部24Aよりも高い位置になっている。
第1壁部27は、第2壁部28よりも接続経路部26側に位置しており、吸気経路部21の前方側の壁部(前方壁部29[図6])と後方側の壁部(後方壁部30)とを繋ぐように、吸気経路部21の内部の車両前後方向全体に亘って設けられている。また第1壁部27は、突出部22の接続経路部26に接続される部分側の側壁を構成している。詳しくは、吸気経路部21の底壁部23は、突出部22にあたる部分が低く同突出部22よりも接続経路部26に接続される部分側が高い段差形状になっており、その段差形状における車両上下方向に延びる壁部が第1壁部27になっている。第2壁部28は、吸気経路部21の突出部22の内部において、第1壁部27と平行に、吸気経路部21の内部の車両前後方向前端(前方壁部29)から前方壁部29と後方壁部30との間の位置まで延びている。
また、吸気経路部21の底壁部23における突出部22の内面にあたる部分には、車両前後方向に延びて車両幅方向において平行な複数のリブ31が突設されている。これらリブ31の突端の車両上下方向における高さは、第1壁部27の上端部27Aや第2壁部28の上端部28Aよりも低くなっている。
さらに、吸気経路部21は、その車両幅方向における突出部22側の先端を構成する壁部(側壁部32)に、車両10の側方(図5および図6の左側)へ向けて開口する側方開口33が設けられている。この側方開口33は、その下端部33Aが前方開口24の上端部24Aよりも高くなる形状に形成されている。
以下、吸気ダクト20を車両10(図1)に取り付けることによる作用について説明する。
車両10が冠水路を走行した場合に、路面に溜まった水が、フロントバンパー13によって持ち上げられるとともにフロントグリル14からエンジンルーム12の内部に流入することがある。そして、この場合に、フロントグリル14からエンジンルーム12内に流入した水が、吸気ダクト20の前方開口24を介して同吸気ダクト20の内部に流入することがある。
図3に示すように、吸気ダクト20には、車両前後方向において互いにオーバーラップする位置に前方開口24と後方開口25とが設けられている。そのため図6中に矢印で示すように、前方開口24から吸気ダクト20の内部に水が流入した場合であっても、その水は、流勢によって後方に流れて、後方開口25から吸気ダクト20の外部に排出されるようになる。このとき図7に示すように、吸気ダクト20内における水位が第2壁部28の上端部28Aよりも低ければ、水は第2壁部28に沿って流れて後方側に案内されるため、接続経路部26側への水の流入が抑制される。このように、前方開口24から吸気ダクト20の内部に流入した水は、吸気ダクト20を通過して後方開口25から吸気ダクト20の外部に流出するようになる。
なお、図6および図7に示すように、吸気経路部21の底壁部23における突出部22の内面にあたる部分には、車両前後方向に延びる複数のリブ31が設けられている。これらリブ31は車両前後方向における水の流れを整える整流板として機能するため、リブを有していない吸気ダクトが採用される場合と比較して、吸気ダクト20の内部における水の流れが後方に好適に案内されるようになる。またリブ31は吸気ダクト20を補強する補強部材としても機能するため、リブを有していない吸気ダクトと比較して、吸気ダクト20の強度が高くなる。
ここで、吸気ダクト20内の水位が第2壁部28の上端部28Aよりも低くなる状況であっても、図8に示すように、車両10の揺れに起因して水面が波打つ等した場合には、吸気ダクト20内の水の一部が第2壁部28を乗り越えて接続経路部26側(図8における右側)に流出することがある。
吸気ダクト20には、第2壁部28よりも接続経路部26側の位置に、吸気経路部21の内部の車両前後方向全体に亘って延びる第1壁部27が設けられている。そして、前方開口24と接続経路部26との間に、互いに対向する第1壁部27と第2壁部28とによって区画された空間34が形成されている。この空間34の前方側は前方壁部29(図6参照)によって塞がれた状態になっている。そのため、水面が波打つ等して吸気ダクト20内の水の一部が第2壁部28を乗り越えて接続経路部26側に流出する場合であっても、その水を空間34内に溜めることができ、同空間34よりも接続経路部26側に水が侵入することを抑えることができる。
なお図6に示すように、吸気ダクト20の前方壁部29を始点に延びる第2壁部28が途中で途切れているとはいえ、吸気ダクト20内を流れる水の流勢により、水が前方側(図6の下方)に逆流することは殆ど無いため、空間34の内部に水は侵入し難い。そのため、空間34の内部が、第2壁部28の途切れた部分から流入する水によって満たされた状態になることは殆どなく、空間34によって吸気ダクト20内における第1壁部27よりも接続経路部26側への水の侵入を抑える効果を維持することができる。また、第2壁部28が途中で途切れているため、車両10が停止してフロントバンパー13による水の持ち上げがなくなる等して吸気ダクト20内に水が流入しなくなると、空間34の内部に溜まった水が第2壁部28の途切れた部分を介して空間34の外部に流出するようになる。このように、吸気ダクト20では、空間34の内部に侵入した水を同空間34の外部に排出して除去することができる。
そして、吸気ダクト20によれば、前方開口24などを介して内部に流入した空気の一部が、接続経路部26を介して吸気経路部21に作用する吸気負圧によって吸引されて第2壁部28および第1壁部27を乗り越えて接続経路部26に流入し、同接続経路部26を介してエンジン11に吸入されるようになる。
このように車両10では、吸気ダクト20内に水が侵入することがあるとはいえ、その水を外部に排出しつつ空気は接続経路部26に吸引するといったように接続経路部26に空気を流入させる一方で、エンジン11への水の吸入を抑えることができる。
また、吸気ダクト20は、前方開口24が水没した場合であっても、エンジン11に空気を送ることの可能な構造になっている。
上述したように、車両10(図1)の冠水路の走行に際して、路面の水が、フロントバンパー13によって持ち上げられるとともにフロントグリル14を介してエンジンルーム12内に流入する。そのため、エンジンルーム12におけるフロントグリル14に隣接する部分、すなわち吸気ダクト20の前方側の部分では水位が高くなる。その一方で、フロントグリル14からエンジンルーム12に流入した水は、エンジンルーム12の内部において下方側に流れ落ちる。そのため、エンジンルーム12におけるフロントグリル14から後方に離間した部分では水位はさほど高くならない。したがって、図9に示すように、吸気ダクト20の前方壁部29に形成された前方開口24が水没する状態になっても、吸気ダクト20の後方壁部30に形成された後方開口25は水没し難い。
ここで、車両10の前進に伴って吸気ダクト20の内部を流れる水は前方開口24から流入するため、吸気ダクト20の内部における水位は前方開口24の上端部24Aとほぼ同じ高さ(図9に示す高さ)に制限されやすい。そして、吸気ダクト20では、後方開口25の上端部25Aが前方開口24の上端部24Aよりも高くなっている。そのため、吸気ダクト20では、前方開口24が水没した場合であっても、吸気ダクト20内の水面と後方開口25の上端との間に隙間(図9にSで示す)が形成される。したがって吸気ダクト20では、前方開口24が水没した場合に、後方開口25(詳しくは、上記隙間S)を介して、吸気ダクト20の内部に空気を流入させることができ、吸気ダクト20の吸気経路部21および接続経路部26を通じたエンジン11への空気の供給が可能になる。
また、上述したように、車両10(図1)の冠水路の走行時には、エンジンルーム12内における吸気ダクト20の前方側の水位が高くなるものの、フロントグリル14から後方に離間した部分の水位はさほど高くならない。そのため、図9に示すように、吸気ダクト20の側壁部32に側方開口33が形成されているとはいえ、フロントバンパー13によって持ち上げられた水は側方開口33に到達し難く、同側方開口33を介して吸気ダクト20内部に侵入し難いと云える。しかも、吸気ダクト20では、前方開口24の上端部24Aよりも、側方開口33の下端部33Aが高くなっている。そのため、前方開口24が水没するほどエンジンルーム12の前端における水位が高くなった場合であっても、水が側方開口33に到達し難く、同側方開口33を介して吸気ダクト20内部に侵入し難くなっている。こうしたことから、側方開口33を通じて吸気ダクト20の内部に空気を流入させることができるようになる。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下に記載する効果が得られる。
(1)吸気ダクト20内に水が侵入するとはいえ、その水を外部に排出しつつ空気は接続経路部26に吸引するといったように接続経路部26に空気を流入させる一方で、エンジン11への水の吸入を抑えることができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・第2壁部28を、吸気経路部21の内部の車両前後方向全体に亘って延びる形状、言い換えれば、前方壁部29と後方壁部30とを繋ぐ形状にしてもよい。こうした構成によっても、水面が波打つ等して前方開口24から吸気ダクト20に流入した水の一部が第2壁部28を乗り越えて接続経路部26に接続された部分側に流出する場合であっても、その水を空間34内に溜めて、同空間34よりも接続経路部26側に水が侵入することを抑えることができる。
・吸気経路部21における接続経路部26が接続された部分と第1壁部27とが隣接するように、吸気ダクトを構成してもよい。吸気経路部21における接続経路部26が接続された部分と第1壁部27との距離が近くなるほど、吸気ダクトの車両幅方向における長さを短くすることが可能になるため、同吸気ダクトをコンパクトな構造にすることができる。
・吸気経路部21内に形成されたリブ31を省略してもよい。
・前方開口24の上端部24Aを後方開口25の上端部25A以上の高さにしてもよい。こうした構成によれば、前方開口24が水没せず、吸気ダクト内の水位が後方開口25の上端部25Aの高さ以下になる状況であれば、水の流れが後方壁部30に突き当たることによって吸気ダクトの外部への水の排出が妨げられることがないため、水位の上昇を招くことなく吸気ダクト内から水を排出することができる。また、このとき前方開口24の上端部24Aと水面との隙間を介して吸気ダクト内に空気を流入させることもできる。
・第1壁部27の上端部27Aの高さや第2壁部28の上端部28Aの高さを、前方開口24の上端部24Aの高さ以下にしてもよい。こうした構成では、吸気ダクト内の水位が第1壁部27の上端部27Aや第2壁部28の上端部28Aよりも高くなるおそれがある。とはいえ、吸気ダクト内の水位が第1壁部27の上端部27Aよりも低い場合には、吸気経路部21における第1壁部27よりも接続経路部26側への水の流入を抑えることができる。また、吸気ダクト内の水位が第2壁部28の上端部28Aよりも低い場合には、空間34を利用して、吸気経路部21における第1壁部27よりも接続経路部26側への水の流入を好適に抑えることができる。
・前方開口24および後方開口25が形成される部分を、吸気経路部21における下方側に突出した形状にしなくてもよい。この場合には、第1壁部27が、吸気経路部21の底壁部23から突出する部分の一方の側面が空間34の一部をなすとともに、他方の側面が第1壁部27よりも接続経路部26側の部分の内面の一部をなす形状になる。
・側方開口33の下端部33Aの高さを前方開口24の上端部24Aの高さ以下にしてもよい。こうした構成であっても、側方開口の上方側の端部(上端部)が前方開口24の上端部24Aよりも高い場合には、前方開口24が水没した場合であっても側方開口は水没しない可能性が高い。そして、側方開口が水没しないのであれば、同側方開口を介して吸気ダクト内に空気を流入させることができる。
・側方開口33を省略してもよい。こうした構成によっても、前方開口24や後方開口25を介して吸気経路部21内に空気を流入させることができ、エンジン11に空気を供給することができる。
10…車両、11…エンジン、12…エンジンルーム、13…フロントバンパー、14…フロントグリル、15…エアクリーナー、16…吸気マニホールド、20…吸気ダクト、21…吸気経路部、22…突出部、23…底壁部、24…前方開口、24A…上端部、24B…下端部、25…後方開口、25A…上端部、26…接続経路部、27…第1壁部、27A…上端部、28…第2壁部、28A…上端部、29…前方壁部、30…後方壁部、31…リブ、32…側壁部、33…側方開口、33A…下端部、34…空間。

Claims (1)

  1. 車両幅方向に延びる形状の吸気経路部と、
    前記吸気経路部における、車両前後方向において互いにオーバーラップする位置に設けられており、車両前方側に向けて開口する前方開口および車両後方側に向けて開口する後方開口と、
    前記吸気経路部の、前記前方開口および前記後方開口が設けられている位置から車両幅方向に離間した位置に接続されており、同吸気経路部内の空気をエンジンに案内する接続経路部と、を備え、前記エンジンに空気を案内する車載エンジンの吸気ダクトであって、
    前記吸気経路部の内部の、車両幅方向における前記接続経路部が接続されている位置よりも前記前方開口側であって前記前方開口よりも前記接続経路部側の位置に設けられており、前記前方開口の下端部よりも高く、車両前後方向に延びて車両幅方向において互いに対向する一対の壁部を備え、
    前記一対の壁部のうち、前記接続経路部側に位置する第1壁部は前記吸気経路部の内部の車両前後方向全体に亘って設けられており、前記前方開口側に位置する第2壁部は前記吸気経路部の内部の車両前後方向前端から延びていることを特徴とする吸気ダクト。
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