JP6602655B2 - 鉄道車両および鉄道車両加工方法 - Google Patents
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Description
図2は本発明の実施の形態1に係る側構体3を構成するダブルスキン構造から放射される放射音の発生メカニズムを説明する断面図である。図2(a)を用いてダブルスキン構造を説明する。ダブルスキン構造は車外空間側の外板3a、車内空間側の内板3b、外板3aと内板3bを連結するトラス3c、外板3aとトラス3cで囲まれた車外側空洞部3d、および内板3bとトラス3cで囲まれた車内側空洞部3eから構成されている。屋根構体2および床構体4を構成するダブルスキン構造においても側構体3と同様な構造となっている。
図5は本発明の実施の形態2に係る側構体3に空孔を設け、吸音材を側構体3の空洞部に配置した斜視図である。第2の吸音材21は側構体3の内板3bとトラス3cで囲まれた車内側空洞部3eに配置されている。側構体3の内板3bには第1の空孔3fが設けられている。屋根構体2および床構体4においても、側構体3と同様に吸音材が配置され、空孔が設けられた構造をとることが可能である。
図8は本発明の実施の形態3に係る側構体3に空孔を設け、吸音材を側構体3の空洞部に配置した斜視図である。第2の吸音材21は側構体3の内板3bとトラス3cで囲まれた車内側空洞部3eに配置されている。第3の吸音材22は側構体3の外板3aとトラス3cで囲まれた車外側空洞部3dに配置されている。側構体3の内板3bには第1の空孔3fが、トラス3cには第2の空孔3gが設けられている。屋根構体2および床構体4においても、側構体3と同様に吸音材が配置され、空孔が設けられた構造をとることが可能である。
図10は本発明の実施の形態4に係る側構体3に小径空孔を設け、吸音材を側構体3の空洞部に配置した斜視図である。第2の吸音材21は側構体3の内板3bと該トラス3cで囲まれた車内側空洞部3eに配置されている。側構体3の内板3bには第1の小径空孔3hが多数設けられている。第1の小径空孔3hは複数個で第1の空孔3fの面積と等しくなる直径とする。これにより音波が入射する空孔の数が増えるため、音波は第1の空孔3fを設けた場合よりも車内側空洞部3eに入射し易くなる。これにより、第2の吸音材に吸収される音波の量が増加する。屋根構体2および床構体4においても、側構体3と同様に吸音材が配置され、空孔が設けられた構造をとることが可能である。
図11は本発明の実施の形態5に係る側構体3に空孔を設け、吸音材を側構体3の空洞部に配置した斜視図である。側構体3の強度が不足する箇所には、内板3bあるいは、トラス3cに空孔を設けず、一方、側構体3の強度が過剰な箇所には、側構体3の内板3bあるいは、トラス3cに空孔を設けた場合である。第2の吸音材21は側構体3の内板に第1の空孔3fが設けられた内板3bとトラス3cで囲まれた車内側空洞部3eに配置されている。屋根構体2および床構体4においても、側構体3と同様に吸音材が配置され、空孔が設けられた構造をとることが可能である。
図12は本発明の実施の形態6に係る側構体3に空孔を設け、吸音材を側構体の空洞部に配置した斜視図である。側構体3の強度が不足する箇所では、内板3bあるいは、トラス3cの空孔直径を小さくし、一方、側構体3の強度が過剰な箇所では、側構体3の内板3bあるいは、トラス3cに設ける空孔直径を大きくした場合である。第2の吸音材21は側構体3の内板に第1の空孔3fが設けられた内板3bとトラス3cで囲まれた車内側空洞部3eに配置されており、第4の吸音材23は側構体3の内板3bに第3の空孔3iが設けられた内板3bとトラス3cで囲まれた車内側空洞部3eに配置されている。第2の吸音材21と第4の吸音材23を吸音性能の異なる材質とすることで、音波における広範囲の周波数成分を吸収することが可能となる。第3の吸音材22と第5の吸音材24は交互に側構体3の外板3aとトラス3cで囲まれた車外側空洞部3dに配置されている。第3の吸音材22と第5の吸音材24を吸音性能の異なる材質とすることで、音波における広範囲の周波数成分を吸収することが可能となる。屋根構体2および床構体4においても、側構体3と同様に吸音材が配置され、空孔が設けられた構造をとることが可能である。
図13は本発明の実施の形態7に係る吸音材を側構体3の空洞部に配置する方法を説明した斜視図である。側構体3のトラス3cの断面形状と同様な形状をした第1の吸音材21を鉄道車両構体1の長手方向に向かって挿入する。屋根構体2および床構体4においても、同様に吸音材を配置することが可能である。
図14は本発明の実施の形態8に係る側構体3に空孔を形成する方法を説明した斜視図である。側構体3に吸音材が配置された後に、ドリル8により側構体3の内板3bに空孔を加工する。これにより、ドリル加工時に発生する切粉を吸音材が保持することになり、切粉処理等を省くことができる。屋根構体2および床構体4においても、同様に空孔を形成することが可能である。
図15は本発明の実施の形態9に係る側構体3に空孔を形成する方法を説明した断面図である。側構体3に吸音材が配置された後に、ドリル8により側構体3の内板3bに空孔を加工する。その際に、空孔の縁部に形成されるバリ3jを残しておくことで、空孔周りの強度を向上させる。屋根構体2および床構体4においても、同様に空孔を形成することが可能である。
図16は本発明の実施の形態10に係る側構体3に空孔を形成する方法を説明した断面図である。側構体3のトラス3cの空孔は、図の上下方向からのドリル加工により形成される。屋根構体2および床構体4においても、同様に空孔を形成することが可能である。
図17は本発明の実施の形態11に係る側構体3を溶接する方法を説明した断面図である。側構体3の内板3bおよびトラス3cに空孔を形成した後に、側構体3同士を溶接する。屋根構体2および床構体4においても、同様に溶接することが可能である。
図18は本発明の実施の形態12に係る側構体に空孔を形成する方法を説明した断面図である。側構体3の内板3bの面外方向から斜めにドリル加工することで、内板3bおよびトラス3cに空孔を形成する。屋根構体2および床構体4においても、同様に空孔を形成することが可能である。
Claims (7)
- 外板、内板、トラス部とそれに囲まれる空洞部で構成されるダブルスキン構体を有する鉄道車両において、
該ダブルスキン構体における車外側の該外板および該トラス部により囲まれる各車外側空洞部と、該ダブルスキン構体における車内側の該内板および該トラス部により囲まれる各車内側空洞部とにそれぞれ第1の吸音材を配置し、該ダブルスキン構体の該内板および該トラス部の両方に対して空孔部をそれぞれ形成し、該ダブルスキン構体の該内板および内装パネル間に第2の吸音材を配置した
ことを特徴とする鉄道車両。 - 請求項1に記載の鉄道車両において、
該ダブルスキン構体における各車外側空洞部には、交互に吸音性能の異なる材質の該第1の吸音材が配置された
ことを特徴とする鉄道車両。 - 請求項1または請求項2に記載の鉄道車両において、
該空孔部は該トラス部で区切られる該内板に対して二つ以上設けられている
ことを特徴とする鉄道車両。 - 請求項1または請求項2に記載の鉄道車両において、
該内板および該トラス部に形成される該空孔部は該ダブルスキン構体の強度によって一定の間隔で形成される
ことを特徴とする鉄道車両。 - 請求項1または請求項2に記載の鉄道車両において、
該内板および該トラス部に形成される該空孔部が小径であり多数形成される
ことを特徴とする鉄道車両。 - 請求項1または請求項2に記載の鉄道車両において、
該内板および該トラス部に形成される該空孔部は該ダブルスキン構体の強度によって該空孔部の直径が変更されて形成される
ことを特徴とする鉄道車両。 - 請求項1または請求項2に記載の鉄道車両において、
該ダブルスキン構体の該車外側空洞部及び該車内側空洞部への該第1の吸音材の封入方法と、該空孔部の形成方法に関して、はじめに該車外側空洞部及び該車内側空洞部に対して該第1の吸音材を封入したうえで、内板に対して車室内側から押しぬき加工にて該空孔部を設け、その際あえて、加工時に発生するバリが発生するように実施する
ことを特徴とする加工方法。
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