JP2010047168A - 吸音構造を備えた軌条車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】製作コストを低減し、対象周波数帯域の吸音率を大きくすることができる吸音構造を備えた軌条車両を提供する。
【解決手段】第1吸音材15に積層して第2吸音材20が配置され、第2吸音材20の周面部に対応して床下車輪室内で発生した騒音に曝される吸音材の表面積が拡大され、拡大された表面積の近傍に位置する固定具50の頂部50aが音の反射部材として機能する。このため、反射部材で反射した後、吸音材に入射して吸音(減衰)する音波の割合が増大するので、f1〜f2間の周波数帯域での吸音率を高めることができる。また、軌条車両の音源側表面を与える枠18に対する吸音材の全体的な厚み(垂直方向高さ)が大きくされており、低周波数帯域の吸音率を高めることができる。部品点数の増加を極力抑えつつ、製作コストの上昇を最低限に抑え、吸音対象とする周波数域の吸音率の向上を図ることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、台車、各種機器から生じる騒音を抑制することができる吸音構造を備えた軌条車両(鉄道車両、路面電車、モノレール車両、新交通システム等の軌条に案内されて走行する車両)に関する。
吸音構造を備えた従来の軌条車両の一例として、図8〜図12に示す跨座型モノレール車両がある。図8〜図12は、跨座型モノレール車両の吸音構造とその吸音特性を示す図であって、図8は跨座型モノレール車両の側面図、図9は図8に示す跨座型モノレール車両をA−Aで切断した台車部についての断面図、図10は図8に示す跨座型モノレール車両をB−Bで切断した断面図であり妻部についての正面図、図11は図10に示す妻部をC−Cで切断した断面図、図12(a)、(b)は図11に示す吸音構造の模式図とその吸音特性を示すグラフである。
図8及び図9に示すように、跨座型モノレールは、車体1と、当該車体1が桁11上を走行するために、走行輪4、案内輪5、安定輪6等から構成される台車とを有している。車体1と台車を結ぶ支持装置として、台車の前後方向の牽引力を車体に伝達する牽引装置(図示しない)や、車体1の荷重を支持する空気バネ3を備えている。台車に備わる台車枠2には、走行輪4を駆動する主電動機11及び減速機12が搭載されている。跨座型モノレールの走行時には、床下車輪室内において、上記走行輪4等のタイヤの回転振動による騒音や主電動機11及び減速機12による騒音が発生し、床下車輪室内で発生したこのような騒音が車外へと放射される。
車外へ放射される騒音レベルを低減するために、車体1の下部には、音源である台車の周囲を上スカート7及び下スカート8、妻部9、仕切り部10等で取り囲んで構成される車輪室を設けている。上スカート7と下スカート8、妻部9及び仕切り部10は、主に板材から構成されており、その表面に吸音材が施工されている。こうした吸音材を備えた板材構造によって車輪室を構成することにより、台車から生じた騒音は板材で遮蔽されると共に板材に備えられた吸音材により吸収され、その結果、台車近傍の騒音レベルを低減することができる。
図10及び図11に吸音材で構成された吸音構造を示す。図10及び図11に示される吸音構造は、車輪室を構成する上下スカート7,8、妻部9及び仕切り部10の台車側(騒音に曝される側)の面にグラスウール、ウレタン等の吸音材を施工することで構成されている。当該吸音構造は、その吸音率を高めるために、第1吸音材15の上面に複数の角柱型吸音材19(50mm×100mm×1000mm程度)を配置して、吸音材の表面積を拡大した櫛型吸音構造に構成している。図11は、かかる櫛型吸音構造の模式図である。
図12(a)に妻部9に備えられる櫛型吸音構造90を示す。なお、櫛型吸音構造90は、妻部9および仕切り部10の台車側の面に備えられる。また、櫛型吸音構造90は上下スカート7、8の台車側の面に備えてもよい。櫛型吸音構造90は、吸音材を固定するための固定具50を備えた枠18等から構成される。枠18は、軌条車両の音源側表面にとなっており、第1吸音材15はその一方の面で枠18に当接されている。ここで、枠18は、車体1の床部14より台車側に置かれた部材であって、騒音に曝される表面を有している。また、固定具50は、第1吸音材15を固定することを目的に設けられた部材であって、車輪室を構成する妻部9の強度部材ではない。固定具50は、長手方向に対する垂直断面形状がL型又はT型等の汎用的なアングル材等の部材から成り、枠18に垂直に延びる部分と当該部分の先端から一体的に枠18に平行に延びる頂部50aとを備えており、第1吸音材15をその周縁部において枠18に把持している。固定具50は、断続溶接又はリベット等の任意の方法で枠18に固定されている。
第1吸音材15は、枠18に固定された上記の固定具50によって形成される空間に収まる大きさに成形されている。第1吸音材15を当該空間に収納した後、開口率30パーセント以上の多孔板22aを用いて第1吸音材15の他方の面を覆い、多孔板22aの周縁をリベット等で固定具50の頂部50aに締結することで固定する。こうすることで、第1吸音材15の上記空間からの抜出しが防止される。
第1吸音材15を覆う多孔板22aの上面に複数本の角柱型吸音材19が平行に並置され、これらの角柱型吸音材19の外側が多孔板22bで覆われている。多孔板22bは、その周縁を固定具50の頂部50aにリベット等(図示なし)で固定されている。角柱型吸音材19を多数配置することにより、吸音材の表面積が拡大されている。
しかしながら、櫛型吸音構造90の周波数帯域の吸音率を調べると、図12(b)のグラフに示すように、複数の角柱型吸音材19によって吸音材の表面積を拡大しているにも拘わらず、f1からf2に渡る周波数帯域における吸音率α1については、僅かに高められているが十分な吸音率α2まで高めることができていないことが判明した。また、吸音材の表面積を増やすために、所定の間隔を置いて角柱型吸音材19を第1吸音材15の上に配置しているため、吸音構造全体としては、吸音材の厚みを大きくすることができないので、低周波数帯域においても吸音率が向上していないことが判明した。このように、櫛型吸音構造90では、広い周波数帯域で吸音率を高めることまでには至っていない。なお、参考のため、第1吸音材15のみの吸音特性を図12(b)中に1点鎖線で示す。
吸音構造を備えた軌条車両として、従来、例えば特許文献1に記載されたモノレール車両がある。
特公昭62−12067号公報
このため、従来の櫛型吸音構造は、多くの部品点数に付随して製作コストが高くなっている。また、吸音対象とする周波数域の吸音率についてもその向上を図る等の改善すべき点がある。したがって、吸音構造を備えた軌条車両として、製作コストを低減させる点、及び対象周波数帯域の吸音率を大きくする点において、解決すべき課題がある。
上記課題を解決するため、この発明による吸音構造を備えた軌条車両は、軌条車両の音源側表面に沿って配置された吸音材、及び前記軌条車両に備えられており前記吸音材をその周縁部において前記音源側表面に保持する固定具を備え、前記吸音材の形状を凸状に変更することにより又は前記吸音材に沿って別の吸音材を配置することにより吸音材の表面積を拡大し、前記固定具の頂部を拡大された前記表面積の近傍において音を反射する反射部材としていること、を特徴としている。また、この発明による吸音構造を備えた軌条車両は、軌条車両の音源側表面に沿って配置された吸音材、及び前記軌条車両に備えられており前記吸音材をその周縁部において前記音源側表面に保持する固定具を備え、前記吸音材の形状を凸状に変更することにより又は前記吸音材に沿って別の吸音材を配置することにより前記音源側表面からの吸音材全体の厚さを増大させていること、を特徴としている。
以上のように構成された吸音構造を備えた軌条車両によれば、床下車輪室内で発生した騒音に曝される吸音材の表面積が拡大され、しかも、拡大された表面積の近傍に音を反射する反射部材として固定具の頂部が配置されているので、吸音材の近傍に位置する反射部材に反射した後、吸音材に入射する音波を吸音することができるので、広い周波数帯域での吸音率を高めることができる。また、音源側表面に垂直方向の高さとしての吸音材の厚みを大きくしていることにより、低周波数帯域の吸音率を高めることができる。このように、吸音材の形状の変更や個数の増加という、比較的に部品点数を多くすることなく、製作コストの上昇を最低限に抑えつつ、吸音対象とする周波数域の吸音率の向上を図ることができる。したがって、吸音構造を備えた軌条車両として、製作コストを低減させるとともに対象周波数帯域の吸音率を大きくすることができる。
以下、図面を参照して、本発明による吸音構造を備えた軌条車両の実施例を説明する。
図1は本発明による吸音構造の第1実施例である車輪室を構成する妻部に備えられた積層型吸音構造の平面図であり、図2は図1に示す積層型吸音構造の断面図(図1におけるD−D断面図)である。図3(a),(b)は、それぞれ図1及び図2に示す積層型吸音構造の模式図(断面図)とその吸音特性を示すグラフである。
第1実施例においては、妻部9、第1吸音材15、頂部50aを有する固定具50及び多孔板22aについては、図10〜図12に示す従来の櫛型吸音構造90に用いられている構造と同等であるので、これらについての再度の説明を省略する(第2実施例、第3実施例についても同様である)。ただし、第1吸音材15、多孔板22aは、本発明の実施例においては、平板型の第1吸音材、内側多孔板として用いられている。第1実施例は、固定具50によって形成される空間内に配置される第1吸音材15と、当該第1吸音材15とほぼ同じ大きさを有し第1吸音材15の他方の面の側で積層配置される平板型の第2吸音材20とを備えている。第2吸音材20は、第1吸音材15に対して直接的ではなく、多孔板22a上に積層される。第2吸音材20の第1吸音材15側を向いた一方の面の周縁は、固定具50の頂部50aに対向している(当接していてもよい)。第1実施例では、外側の多孔板22bはハット状に成形されており、多孔板22bは第2吸音材20の他方の面、即ち、第1吸音材15側とは反対側の面と、第2吸音材20の周面部とを覆っている。多孔板22bは、その縁部においてリベット等で固定具50の頂部50aに固定されている。なお、内側多孔板として用いられる多孔板22aは省略することもできる。
一般に、f1〜f2間の周波数帯域での吸音率をα1からα2まで高めるためには、騒音に曝される吸音材の表面積を拡大することが効果的である。また、低周波数帯域(f1より低い周波数帯域)の吸音率を高めるためには、吸音材の厚みを大きくすることが効果的であることが知られている。吸音材の厚みは、軌条車両の音源側表面(音源から発生する騒音に曝される表面)を提供している枠18に対する垂直方向の高さとして定められる。ただし、表面積を拡大することにより吸音率を高める場合には、拡大された表面積の近傍に音を反射する部材(反射部材)が配置されている方が望ましいことも一連の実験により判明した。その理由は、吸音材の近傍に反射部材が配置されることで、この反射部材で反射した音波が吸音材に入射する割合が増大するため、吸音材の吸音効果が高まるためであると推察している。
図3(a)に示した積層型吸音構造の場合、第2吸音材20の一方の面の周縁は固定具50の頂部50aに対向(当接)されるので、第2吸音材20の周縁部にとっては、固定具50の頂部50aが反射部材として機能する。そして、頂部50aで反射した音波150が第2吸音材20に入射し、第2吸音材を通過する過程で吸音される(減衰する)。このため、その近傍に反射部材を有す吸音材の表面積拡大効果により、図3(b)に示すように、周波数f1からf2に至る帯域の吸音率をα1からα2に高めることができる。更に、吸音材の厚さが大きくなるため、f1より低い周波数帯域(図3(b)の点線丸印)の吸音率を大きくすることができる。図3には、第1吸音材15と第2吸音材20を2段に積層した1組の積層型吸音構造を示したが、図1に示すように任意の大きさの積層型吸音材を複数組み合わせて使用することもできる。更に、車輪室に吸音構造を備えるためにより大きな空間がある場合は、3段或いは4段に吸音材を積層した吸音構造を構成してもよい。これらの点は以下に記す全ての実施例に共通する事項である。
図10〜図12に示した櫛形構造90においては、角柱型吸音材19を多数配置することにより、その表面積を拡大しているものの、その近傍では固定具50の頂部50aではなく、第1吸音材15上に多孔板22aを介して重ねている。このため、櫛型吸音構造90に入射する音波は、角柱型吸音材19または第1吸音材15のいずれかによって、音波の大部分が吸音(減衰)されることに加えて、吸音材の表面積を拡大するために配設された角柱型吸音材19の近傍に反射部材が無いなどの理由で吸音率を大きくするに至っていない。図10〜図12に示した角柱型吸音材19及び角柱型吸音材19を固定するための複雑な多孔板22bを準備しているが、実施例1に示した積層型吸音構造では、多孔板22bを櫛型に成形することを必要としないので、少ない製作工数で大きな吸音率を得ることができる。
図4(a),(b)に、本発明の実施例2を示す。実施例2においては、枠18に備えられた固定具50によりその周縁を保持された第1吸音材15と第2吸音材20との間、即ち、第1吸音材15の他方の面と第2吸音材20の一方の面との間に、空気層60が設けられている。この場合、多孔板22bの剛性を利用して、側壁を高くしてハット状に成形された多孔板22bの側壁高さ(枠18に垂直な方向)を大きくすると共に、多孔板22bに第2吸音材20を把持することにより第1吸音材15と第2吸音材20との間に空気層60が形成されている。
実施例2は、実施例1に示した積層型吸音構造に比較して、吸音材15,20が空気層60を置いて互いに対向しているので、対向する面の分だけ表面積が増大する点に特徴がある。実施例2に示された積層した吸音材15,20の間に空気層60を備えた積層吸音構造は、実施例1と同様に、吸音材等の部品点数が少ないので、図10〜図12に示す従来の櫛型吸音構造90に比較して少ない製作コストで大きな吸音率を得ることができるメリットを有する。
図5(a),(b)に、実施例3を示す。実施例3においては、第2吸音材20は、平板状の第1吸音材15の周縁を囲むように角柱型吸音材を立設する、即ち、その周縁部において固定具50の頂面に向かって突出する突出部20aを備えることにより、構成されている。平板状の第1吸音材15と第2吸音材20とを突出部20aを介して積層することにより、空気層60を内在する吸音構造が構成されている。具体的には、枠18に備えられた固定具50の頂部50aに対して、側壁を高くしてハット状に成形された多孔板22bがその周縁においてリベット等で固定されており、多孔板22bのハット状の内部に第2吸音材20が把持されている。第2吸音材20の突出部20aは、吸音材の表面積の拡大に寄与しており、突出部20aは反射部材として機能する固定具50の頂部50aに対して対向して配置されている。さらに、突出部20aは第2吸音材20を安定的に支持できる利点がある。
実施例3では、実施例2に示した吸音構造に比較して、第1吸音材15と第2吸音材20との間であって、且つ、第1吸音材15及び第2吸音材20の周縁部にも吸音材(第2吸音材20の一部としての突出部20a)が配置されるため、吸音材の表面積をより大きくすることができ、しかも拡大された表面積の近傍に音の反射部材として機能する固定具50の頂部50aを配置している。そして、先に記した実施例2とほぼ同等の吸音特性を得ることができる。しかし、先の実施例に比較して、本実施例は第2吸音材20を前述の形状に成形するため、製作コストが大きくなる傾向がある。このため、費用対効果の観点から、実施例3に示した吸音構造の採用に際して、吸音対象とする騒音スペクトルの特徴と吸音率の関係を明確にする必要がある。
図6(a),(b)に、実施例4を示す。実施例4においては、頂部50aを有する固定具50については、図10〜図12に示す従来の櫛型吸音構造90に用いられている構造と同等であるので、これについての再度の説明を省略する。本実施例では、第1吸音材15は、下部と周縁部を除いたそれよりも一回り小さい上部とから成る段付平板状に成形されている。一塊の吸音材から上述した形状に第1吸音材15を成形しても良いし、下部の吸音材と上部の吸音材を別々に成形した後、下部と上部の各吸音材を貼り合せて第1吸音材15としてもよい。第1吸音材15は、軌条車両の音源側表面を与える枠18に対して当接した状態で、その下部が周縁部において固定具50によって把持されている。第1吸音材15の上部は、固定具50よりも上方に突出しており当該上部に倣って形成された多孔板22bによって覆われている。多孔板22bは、その周縁部において固定具50の頂部50aにリベット等(図示なし)で固定されている。
実施例4である段付き平板型吸音構造に用いられる吸音材の総体積は、図10〜図12に示す従来の櫛型吸音構造90よりも大きい。しかし、実施例4では、反射部材をその近傍に置いた吸音材部分が増加しているわけではないので、f1からf2に至る周波数帯域の吸音率はそれほど大きくなっていない。けれども、段付き平板型吸音構造では、吸音材の厚みを大きくしているので、f1より低い周波数帯域において、吸音率を高くすることができる。f1より低い周波数帯域の騒音レベルが顕著な音源を対象とする場合、本実施例は段付き平板状の第1吸音材15のみで構成されているので、比較的低コストで吸音構造を構成することができる。
図7(a),(b)に、実施例5を示す。本実施例は、実施例1における吸音構造と同様に、枠18に備えられた固定具50の頂部50aには内側の多孔板22aの周縁が締結されており、多孔板22aの上面と頂部50aとには平板型吸音材である第2吸音材20の一方の面が対向して配置されている。第2吸音材20の他方の面とその周面部とはハット状に形成された外側の多孔板22bで覆われており、多孔板22bはその周縁において固定具50の頂部50aに締結されている。本実施例は、内側の多孔板22aの下方、即ち、多孔板22a、枠18及び枠18に備えられた固定具50により形成される空間に、実施例1で用いられていた第1吸音材15を配設していないことに特徴がある。
図12(a)、(b)に示されるように、第1吸音材15のみを枠18と固定具50に囲まれる空間に配設した場合、第1吸音材15の周縁部は固定具50の周縁部と固定具50の頂部50aとに覆われため、この周縁部における吸音材の効果を期待することが難しい。これに対して、本実施例では、第2吸音材20を枠18に対向する一方の面の側で、多孔板22aと固定具50の頂部50aに対向(当接しても可)して配設するため、図12に示した第1吸音材として機能することが難しかった部位(第2吸音材20の一方の面)が新たに騒音に曝される表面積となる。しかも、前述の部位の近傍には、反射部材となる固定具50の頂部50aが位置する。これらの効果により、図7(b)に示されるように、実質的に吸音材の厚みが増加していないのでf1より低い周波数帯域の吸音率の向上は期待できないが、f1からf2の周波数帯域において吸音率をα1からα2まで高めることが可能となる。吸音対象とする騒音の卓越したピークがf1より低い周波数帯域にない場合は、製作コストが小さい本実施例による吸音構造を採用すれば、費用対効果の点で大きなメリットを得ることができる。
更に、実施例5に示される吸音構造は、第2吸音材20と枠18との間の空間は空気層となっており、この空気層に配管・電線120等を備えることができる。空気層体積に比較して、配管・配線120の体積は小さいので、空気層の効果を阻害することはない。
先に述べた実施例1〜5に用いられた第1吸音材15、第2吸音材20にはグラスウールやロックウール、ウレタン等の多孔質材料を任意に選定すればよい。また、各実施例では説明をしていないが、多孔板22aと多孔板22bを共通のリベット等で固定しても良い。
車輪室内を構成する妻部に備えられたこの発明による吸音構造を備えた軌条車両に適用されている積層型吸音構造の一例を示す平面図。 図1に示す積層型吸音構造のD−D断面図。 図1に示す積層型吸音構造の模式図との吸音特性を示すグラフ。 この発明による吸音構造を備えた軌条車両に適用されている別の積層型吸音構造の模式図とその吸音特性を示すグラフ。 この発明による吸音構造を備えた軌条車両に適用されている更に別の積層型吸音構造の模式図とその吸音特性を示すグラフ。 この発明による吸音構造を備えた軌条車両に適用されている更に別の吸音構造の模式図とその吸音特性を示すグラフ。 この発明による吸音構造を備えた軌条車両に適用されている単層平板型吸音構造とその吸音特性を示すグラフ。 モノレール車両の側面図 図8に示すモノレール車両をA−Aで切断した台車の縦断面図。 図8に示すモノレール車両をB−Bで切断した車輪室内を構成する妻部に備えられた吸音構造の断面図。 図10に示す車輪室妻部に備えられた吸音構造のC−C断面図。 従来の櫛型吸音構造の模式図とその吸音特性を示すグラフ。
符号の説明
1:車体 2:台車枠
3:空気バネ 4:走行輪
5:案内輪 6:安定輪
7:上スカート 8:下スカート
9:妻部 10:仕切り部
11:桁 12:主電動機
13:減速機、 14:床部
15:第1吸音材 17:段付き平板型吸音材
18:枠 19:角柱型吸音材
20:第2吸音材 22a、22b:多孔板
24:リベット
50:固定具 50a:固定具の頂部
60:空気層
80:積層型吸音構造 90:櫛型吸音構造
120:配管、配線 150:反射部材で反射した後吸音材に入射する音波

Claims (12)

  1. 軌条車両の音源側表面に一方の面で当接された第1吸音材、及び前記軌条車両に備えられており前記第1吸音材をその周縁部において前記音源側表面に把持する固定具を備えており、
    前記第1吸音材に他方の面の側で第2吸音材を積層配置し、
    前記第1吸音材の前記他方の面に対向する前記第2吸音材の一方の面の周縁を前記固定具に対向させ、更に
    前記第2吸音材の他方の面とその周面部とを覆う多孔板を設け、前記多孔板を前記固定具に固定したこと、
    を特徴とする吸音構造を備えた軌条車両。
  2. 請求項1に記載の吸音構造を備えた軌条車両において、
    前記第1吸音材の前記他方の面と前記第2吸音材の前記一方の面との間に、空気層を備えること、
    を特徴とする吸音構造を備えた軌条車両。
  3. 請求項1又は2に記載の吸音構造を備えた軌条車両において、
    前記第2吸音材は、その周縁部において前記固定具の頂面に向かって突出する突出部を備えていること、
    を特徴とする吸音構造を備えた軌条車両。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の吸音構造を備えた軌条車両において、
    前記第1吸音材の前記他方の面を覆う内側多孔板を備えており、
    前記内側多孔板の周縁が前記固定具に締結されていること、
    を特徴とする吸音構造を備えた軌条車両。
  5. 軌条車両の音源側表面に一方の面で当接された吸音材、及び
    前記軌条車両に備えられており前記吸音材をその周縁部において前記車外側面に把持する固定具を備えており、
    前記吸音材は、下部が前記固定具によって把持されて上部が前記固定具よりも上方に突出する段付平板状に成形されていること、
    を特徴とする吸音構造を備えた軌条車両。
  6. 請求項5に記載の吸音構造を備えた軌条車両において、
    前記吸音材の前記上部を覆う多孔板を備えており、
    前記多孔板の周縁が前記固定具に締結されていること、
    を特徴とする吸音構造を備えた軌条車両。
  7. 軌条車両の音源側表面に沿って配置された吸音材、及び
    軌条車両の音源側表面に備えられた固定具を備え、
    前記吸音材は、前記音源側表面に対向する一方の面の周縁において前記固定具に対向し、
    前記吸音材の他方の面とその周面部とを覆い且つ前記固定具に固定される多孔板を備えること、
    を特徴とする吸音構造を備えた軌条車両。
  8. 請求項7に記載の吸音構造を備えた軌条車両において、
    前記固定具には、前記吸音材の前記音源側表面に沿って配置された内側多孔板がその周縁で締結されていること、
    を特徴とする吸音構造を備えた軌条車両。
  9. 請求項8に記載の吸音構造を備えた軌条車両において、
    前記軌条車両の前記音源側表面、前記固定具及び前記内側多孔板で囲まれる空間には、配管・配線が通されていること、
    を特徴とする吸音構造を備えた軌条車両。
  10. 軌条車両の音源側表面に沿って配置された吸音材、及び
    前記軌条車両に備えられており前記吸音材をその周縁部において前記音源側表面に保持する固定具を備え、
    前記吸音材の形状を凸状に変更することにより又は前記吸音材に沿って別の吸音材を配置することにより吸音材の表面積を拡大し、前記固定具の頂部を拡大された前記表面積の近傍において音を反射する反射部材としていること、
    を特徴とする吸音構造を備えた軌条車両。
  11. 軌条車両の音源側表面に沿って配置された吸音材、及び
    前記軌条車両に備えられており前記吸音材をその周縁部において前記音源側表面に保持する固定具を備え、
    前記吸音材の形状を凸状に変更することにより又は前記吸音材に沿って別の吸音材を配置することにより前記音源側表面からの吸音材全体の厚さを増大させていること、
    を特徴とする吸音構造を備えた軌条車両。
  12. 請求項10又は11に記載の吸音構造を備えた軌条車両において、
    跨座型モノレールに備わる台車の周囲を取り囲む床下車輪室の内側表面に適用されていること、
    を特徴とする吸音構造を備えた軌条車両。
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